金 時 山 (きんときやま) 1.213m 2007.05.14 |
♪あ〜しがらや〜まのや〜まおくで〜、け〜だもの あ〜つめて お〜うまのけいこ、ハイシドウドウ!ハイドウドウ!ハイシドウドウ!ハイドウドウ♪この歌の金太郎が、熊と遊んだといわれる金時山に登りました。源頼光に仕えた四天王の1人坂田金時の幼少時代を偲ぶことが出来るか、はたまた、金太郎の育ての親の山姥に出会うことになるのか・・・・・ |
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8:00 金時山への登山口は乙女峠から登るコースと、金時神社入り口のバス停からのコースと、それから少し下った所から登り始める矢倉沢コースがあるが、帰りに下り坂の道を歩いた方が楽だと考えて、矢倉沢コースを行く事にした。「一蔵」というレストランの庭に車を止めて、横断歩道を渡った向う側の登山口から登り始めました。因みに駐車料金は¥500でした。 | |
別荘地の間を抜けて10分程するとコース標識が有りました。いよいよ山道に入ります。 赤のラインが今回の登山ルートです | |
登山道の脇は土の部分が無くなって木の根があらわに、むき出しになっていました。 | |
8:25 登山道は歩きやすくて標識なども綺麗だし、 登山客が多くて人気の山だという事を感じます。 | |
8:36 明神ヶ岳への分岐点。真っ直ぐ進めば 明神ヶ岳、左に折れれば金時山。 頂上まで後40分だ。 | |
矢倉沢峠 8:37 笹で覆われた山の向こうに 一際高く見えるのが金時山。 | |
8:50 笹の間を抜けると、急に視界が開けて、左奥には箱根の地獄谷の煙が見え、右奥には芦ノ湖の湖面がが見える。今にも雨が降りそうになってきた。やばいかも〜! | |
道が急登になって来た時、登山道の整備をしている人がいました。道に階段を付けています。「ご苦労様です!」と声を掛けると「笹の根が一面に敷き詰められているので大変なんだ」とぼやいていました。 実際、この山は笹に覆われていて、笹の根が山全体を抱きかかえているかのようです。山崩れには絶対ならないかも! | |
9:10 金時神社からのコースとの合流地点 | |
9:32 【金時山頂上】 頂上は、神奈川県と静岡県にまたがり、それぞれに茶店があり、 その周りに大きな石がごろごろ有る。 まず、「天下の秀峰 金時山」と書かれた大きな看板が目を引く。 天気が良ければ、正面に富士山の優美な姿が見れるはずなのだが・・・・・ 残念! | |
頂上は広々としてはいるが、大きな岩の隙間にテーブルと椅子が置かれている。 テーブルにはこんな張り紙が・・・・エーーーーッ?いいじゃーーーん! ケチッ!何もこんなに大きく書かなくてもォ〜! 気が付けば、登山者の皆さんは全員岩の上でそれぞれ軽食を広げてのんびりしている。 ふーーーん!なるほど〜!皆お行儀良いのねッ! | |
頂上には沢山の看板が有ってそれぞれに説明が有りましたので、とりあえず紹介します。 興味のある方はクリックして大きな写真でお勉強してください。 | |
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金時茶屋 |
金時茶屋の店の中には 登山者の名前と回数が書かれた札が 沢山ぶら下がっていました。 最高はもうすぐ3000回になるそうです。 スゲーーーッ! |
金時娘のオバサンが、赤い腹掛けをした登山者の女性に 斧の持ち方を伝授している様子をキャッチ! 「そうじゃないよ〜!足は、シコを踏む感じで・・・・・!」だって! | |
10:40 富士山も見えないし、 金時娘にも会えたしで、乙女峠コースを下山。 | |
10:50 登山道は土が流れてなくなって 木の根が表面に出てしまっています。 | |
アセビ | |
ツツジ | |
テンナンショウ | |
11:05 長峰山頂上 頂上と言ってもバレーボールでも出来そうな位 広い場所で頂上の標識が無ければ、分らなくて多分そのまま通りすぎてしまいそうな所です。 それでも、ここで昼食にしましょう カップ麺、おにぎり&コーヒー | |
12:04 乙女茶屋 雰囲気のある場所ですね! 中には入らなかったけれど、 茶屋のご主人でしょうか、 屋根に上がって木の芽を摘んでいました。 今夜のオカズは木の芽の天ぷらかな! | |
茶屋の右脇にある展望台 曇ってて何にも見えなかった | |
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親孝行な乙女の墓でしょうか? |
12:13 乙女峠の脇から仙石平方面に下山 | |
登山道は杉林のなかを抜けていきます | |
12:30 土が無くなって木の根が全部出てしまっています。 必死で僅かな土にしがみついている感じです どうしてこうなるんでしょうか? 木が可哀想です! | |
12:40 国道に出ました。 ここが乙女峠コースの登山口です。 これより 朝、車を止めた場所まで車道の脇を約20分歩きます | |
天気はイマイチで富士山も見えなかったけれど、金時娘のお元気な姿に会えてよかった。実は随分以前の一月4日に金時山に登った事がありました。道が凍っていたので、滑りながらやっと頂上に立った時、 真っ白い雪を被った富士山が、目の前にドーーーんと聳えていて、 まだ登山を始めたばかりの私は感動の叫びをあげたものでした。 その頃は金時娘のお下げ髪もふさふさとしていましたが、同じようにこちらもくたびれてきた訳で、過ぎ去った年月の長さを感じさせられました。登山道で時々すれ違う登山者の中で、空身で水だけぶら下げて足早に登っている人がいましたが、あんな人が登頂記録を更新し続けている人なんでしょうね!同じ人が何千回も歩く道だもの土もなくなってしまって木の根がむき出しになる筈だわ! 山の悲鳴が聞こえそうでした。 四天王寺のうち、三人は身元を確認できているけど、坂田金時だけは、実在の証拠が無くて架空の人物らしいそうですね!という事は金太郎ってほんとはいなかったの? でも 金時山に登ってみれば、笹山のざわめきや、今にも熊や狐が出てきそうな雰囲気に、 岩の上で熊と相撲をとったと言う金太郎の話を実感せずにはいられません。 |