岩岳トレッキング |
2014.05.10 |
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目に青葉、山ホトトギス・・・・の晴れた一日、八方スキー場の隣のゲレンデ「岩岳スキー場」の トレッキングコースを歩いてみました。「信濃路自然歩道岩岳ルート」と言うのですが、全コースを歩くとかなり距離がありそうですが・・・・ |
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9:00 どんぐり村の別荘地を過ぎた所に駐車場がありました。 車は一台も停まっていません。ここから林道を歩いて 岩岳山頂を目指します。 |
本来の岩岳コースは西山村落から始まりますが・・・・ この林道コースは少しショートカットする事になります。 |
広くて歩きやすい道です。 この分なら車で上まで行けそうですが・・・・ |
白馬連峰は、まだ雪が沢山残っています。 |
コブシの花があちこちに咲いています。 |
10:00 岩岳スキー場に出ました。ここで本来のコースに合流します。 |
一番右から白馬、杓子岳、白馬槍ヶ岳、等々青空にくっきりと絶景です。 この場所は急に風が強くなって・・・・風の通り道です。 |
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足元には可憐な花が・・・ |
タテヤマリンドウ |
「片栗の花」も咲いていました。 |
ゲレンデのあちこちに ユリの花の新芽が顔を出しています。 |
良く見れば一面ユリの新芽です。 ユリの咲く夏になれば、さぞかし綺麗でしょうね。 |
10:40 もう山頂到着 スキーシーズンには大勢のスキーヤー、 ボーダーで賑わうのでしょう・・・・が この時期は廃屋のような雰囲気でわびしいですね! |
矢印の方向を見ると・・・ |
幸せの鐘 この鐘を鳴らすと幸せになれるとか・・・・ |
なんと!フキノトウの群生です。 しかも、子供の拳骨大の大きさです。 |
こんな大量のフキノトウ、しかも大きい・・・ |
11:20 ビュー自然探勝路の標識が有りました。 |
矢印に沿って歩いてみます。 |
おーーーッ! 白馬が目の前にドーンと聳えています。見ごたえありますね〜! この場所はビューポイントです。木を切り倒して山が良く見えるようになっています。 |
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さらに進むと残雪があちこちに・・・・ |
少し小高くなっています・・・ |
オヤ!ここにも片栗の花が・・・・ |
と、言うより、この辺は片栗の花だらけ・・・・ 道にもいっぱい咲いているので花をよけながら歩きます。 |
こんな片栗の花が沢山咲いているのは、初めてです 景色に見とれていたら花を踏んでしまうので 足元を見ながら慎重に歩きます。 |
芽吹いたばかりの木々の間から白馬連峰が見え隠れします。 |
12:30 良い所に吾妻屋がありました。ここにリュックを置いてぐるっと一回り出来そう・・・ 矢印にそって一巡し、一足先に吾妻屋に戻るつもりだったのに、いくら歩いても吾妻屋にたどり着きません。 元の道に出たとき、右に行くべき所、左に行ってしまい、結局、同じルートを2回廻ったったようです。 |
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ワーーッ凄い木です! |
根は一つですよね |
裏側もまた変わっています。 |
ネズコって言うんだ・・・・ |
12:50 自然歩道はまだまだ先が長いのですが、車の所まで戻らなければなりませんので、 今日はこの辺で引き返す事にしました。元のゲレンデを下ります。又、凄い風で寒い・・・ |
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ゲレンデの左奥は栂池、そのさらに奥に見える雪山は、黒姫か妙高か?・・・・ まだ、おにぎり食べてないですが、余りにも風が強いのでもっと下って風のない場所で休憩しましょう・・・ |
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トレッキングと言っても歩いたのは4時間ほどでした。 それでも、残雪の白馬連峰の素晴らしさと、フキノトウ、片栗の花と意外な収穫がありました。 それと、もう一つ、白馬村で泊まったホテルの窓から見えたものに感動しました。 |
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翌朝、ホテルの窓から見える木のてっぺんに鳥の巣のようなものが見えました。 分かりますか?画像の中央です。 |
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カメラの望遠を最大にしてみると二羽の鳥がいます。かなり大きい鳥ですよね。 |
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一羽が飛び飛びたち・・・ |
又戻ってくると巣の中に子供がいるみたいです。 |
ホテルのご主人に聞いてみると、この大きな鳥は「アオサギ」らしいです。 近くにニジマスの養殖場や、釣堀が有って、そこの魚を目当てに、毎年この時期になると、あちこちの木の上に巣を作るそうですが、 養殖場は魚を食い荒らされるし、巣の近くの住民は、アオサギの糞害や鳴き声がうるさいので、条例が出来て 2〜3年に一度、アオサギの駆除が行われるようです。地元猟友会の人が銃でパッと狙い撃ちだそうです! それを聞いた私は、エーーーーッ?そんな酷い事して、”日本野鳥の会”から文句来ないんだろうかと思うのですが、 アオサギは、安曇野の方でも田んぼを荒らされるので「有害鳥」に指定されて、駆除の対象になっているそうです。 住民には死活問題かもしれないけど、可哀想なアオサギ・・・・ 同じように、白馬村に”コウノトリ”が飛来した時は、カメラマンや野鳥の会の人達で、大騒ぎになって、 連日大賑わいだったそうですが、それに比べて可哀想なアオサギ・・・・朱鷺の二の舞にならなければ良いけど・・・・ ・・・・・・・な〜んて、今回のトレッキングには、複雑な思いも有ったりしました・・・・ ─ 完 ─ |