武尊山(ほたかやま) 2158m |
2013年7月7日 |
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今日は七夕で日曜日、天気も、朝からこの上ない快晴に恵まれ、車で家を出たのは朝の5時。関越道を過ぎ沼田に入った頃になると、空模様が信じられない位怪しくなってきたが、今日昇る武尊山の天気予報は曇り時々晴れ・・・・登山には絶好の山日和・・・・暑くなくて良いかも・・・と甘く考えていたのが大間違い。今までの登山人生で最悪、最低の登山となったのでした・・・・それには、最初から失敗が有って、車のナビが故障していたせいで、武尊山牧場に行く道を間違えてしまい、気がついたら川場温泉に居ました。武尊山牧場に行くには、途中で右に折れないと駄目だったのに標識を見落としてしまいました。 それで約一時間のロスタイムとなり、悪いことは重なる物で・・・・・今更ぶつぶつ言っても始まらないけど・・・・・・・武尊山を甘く見るなってことですよね・・・・ |
武尊山スキー場駐車場到着 9:20 雨がポツポツ降ってきました。 でも、たいした事無いでしょ・・・・ |
4回利用可能のリフト券¥1000を買い リフトに乗って上まで・・・・の〜んびり・・・・ |
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リフトの辺りには綺麗な花が沢山咲いていました。 |
このオレンジの花なんだろう ケシに似てるけどケシと違って花びらがしっかりしています。 |
9:50 二つ目のリフトを降りると、武尊山登山口に続く舗装された細い道がありますが 人っ子一人見えません。 |
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アヤメの群落 道の周りには色とりどりの花が咲いていました。 |
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ヤマオダマキ |
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武尊山登山口 10:05 登山計画書をポストに入れてサア出発、雨は大丈夫そう・・・・かな? |
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ミズバショウだァ〜と思ったら何だか種類が違うようです。葉も小さいし花も少し違いますね 調べてみたらこれは「ヒメカイウ」と言う花のようです。 ウィキペディアによると ヒメカイウ(姫海芋、Calla palustris)は、サトイモ科の植物。 本種のみでヒメカイウ属を構成する。和名はミズザゼン、ミズイモともいう。 | |
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マイズルソウ 大木の幹に根付いて咲いている逞しい生命力・・・・ 舞鶴草の名前の由来は葉の形が鶴が羽根を広げた様子に例えたらしいです。 | |
舞鶴草 | |
非難小屋 11:24 入り口の扉の開け閉めが困難でした。 |
中はこうなっています ヤカンや物干しのロープがあって一休みは出来そうです。 |
岩の上に木の根が張りめぐっています。 こんな土のない場所でも植物は成長できるのですね。 |
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樹林が途切れて初めての展望 山の中腹に所々白いものが見えます |
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アップにしてみると・・・・雪? |
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登山道はぬかるんで歩きにくい上に、巨大な倒木でふさがれて居ます。 仕方なく倒木の上に上がってこっち側に歩いて来ました。 | |
12:08 再び樹林帯が切れて周りが見渡せるようになりました。 雲が低くなってきたようです。 コバイケイソウの花も綺麗です。 | |
ゴゼンタチバナ |
登山道は登り始めてずっとこんな具合にぬかるんでいます。 なるべく端っこの方を歩いていますが・・・・ |
樹林の間に見えてきた頂は中ノ岳かな? |
まだ雪が沢山残っています。 泥足で歩くので汚れた雪だけど・・・・ |
ちょっと後ろを振り向くと・・・・ |
12:55 あの山の直下で何人かたむろしています。 |
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鎖場があるようですね! |
鎖場 団体さんが下りてくるようです。 待っている間に失礼して写真を一枚撮らせていただきました。 待っていたら次のグループが降りてきそうです。 こっちは一人だから先にちょっと登らせて下さ〜い! |
降りてきた人に頂上はもう直ぐですか? と聞いてみたら、まだまだ有りますね〜! えーーーーー?そうなの? 気持が萎えそうになる・・・・ |
またまた雪渓、さらに雲が低くなってる・・・・ |
中ノ岳分岐 13:30 左に行くと前武尊、右に行くと武尊山 |
山の地図にある「笹清水」がここかな? 「菩薩界の水」って札が有りますね | |
紅花ドウダンツツジでしょうか? | |
だんだん黒い雲が辺りを覆って・・・又雪渓・・・ 雪の上に歩いた跡がありますのでその上を歩きます。 地図によると、このあたりは細長い池が三つある場所のはず・・・・・ この雪渓の下が池? |
13:50 おっ!右上に丸い頂の武尊山が見えてきました。 この雪道が切れる所が武尊山直下の急登です。 |
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)銅像 14:00 やっぱりこの山も修験の場だったんですね! 山名の由来は、ヤマトタケルノミコト の東征の故事によるものとされています。 雪道が切れた辺りから雨がポツポツ降ってきて慌てて ヤッケをリュックから出し着たのですが・・・・ |
厳しい顔つきですよね |
雨に濡れた白い石楠花 今の私の気持のように心細げだな〜 | |
武尊山 山頂 14:11 あっという間にガスに覆われてしまって山頂では何も見えません。 お天気だと、北に至仏山、西に谷川岳、東に日光白根、少し離れて浅間山などなど 周囲の山々をぐるりと見渡せるはずなのにィ〜 いよいよ雨脚が強くなってきたのでこの写真一枚撮って、後はひたすら下るだけ・・・・ 下りの登山道はまるで川の中を歩いている状態でした。 急な下りは滝のように水が流れていて靴の中はぐしゃぐしゃ。登山道は田植えの泥田の中状態。 靴がズボッと泥に埋まりながら歩きます。 情けナーーーイ! 他の山のように、登山道に水はけの溝を切れば良いのに・・・・ 非難小屋までたどり着いて、着ている物の水を絞り、誰かが忘れていたタオルでリュックを拭き、 ああ、こんな事になるなんて・・・・ 4時半最終の下りのリフトには到底間に合いそうも無い・・・・トホホ・・・・ | |
スキー場到着 17:24 今までの天気が嘘のように、気持ちの良い晴れ間が広がっているスキー場に何とかたどり着きました。 さっきまでの悪天候は何だったの?? 今日は夕方4時半に到着の予定と宿泊先に告げて有ったので、遅れる旨をホテルに連絡し、 下りのリフトはとうにクローズなっているので、ぐるぐると大回りしている林道を歩いて下りるか、いっそのことリフトに沿って直下するか よし、リフトの下を歩いて下ろう。決心は早かった! 雪の無いスキー場を歩いて降りるのは初めて・・・・急斜面では靴のエッジを立てて・・・・ ところが、途中、工事中の為、一旦林道に出なければならない。 それからは、横目でリフトを恨めしげに見ながら仕方なく林道をぐるぐると大回りし、 やっと再び、ゲレンデに戻って少しショートカット出来た・・・ 一台だけ取り残されているマイカーに戻ったのは18時を過ぎていたので、再びホテルに19時頃になると連絡を入れた。 着ている物を全部着替えないと車に乗れない・・・・ 百名山に名前を連ねている割には登山道は整備されて無いし、 頂上まで後何分とかの表示も無く、登山者に不親切な山だという感じを受けました。 こう思うのは甘えでしょうか?多聞そうなんでしょうねぇ!! ─ 完 ─ |