奥多摩御前山(ごぜんやま) 1405m |
2005.12.17 |
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今年は秋の山に行ってなかったので、遅ればせながら師走の晴れた日に奥多摩の御前山に行って見ました。御前山は以前に登ったことがありますが、丁度、カタクリの花が全山を覆って、それは感動的な思い出があります。あれから随分年月が経ってしまい、遠い記憶を辿りながら、登山道のそこかしこに若き日の自分を探した一日でした。 |
09:30駐車場出発 まだ、真っ暗な早朝自宅を発って、御前山を見上げる小河内ダムに着いた時は、すっかり日も昇り快晴の予感!駐車場に車を止め身支度をして湖面を横切る堤防を渡り、そのまま指道標に従って登山道に分け入る。いきなり急斜面で、30分も登ると、今渡ってきたダムが木の間隠れに、あんな下に見えた。10:30 |
10:44 辺りに登山者の気配も無く、人跡も感じられない。少し不安になってくる。ほんとにこの道で良いの? 更に登るとサス沢山の電波塔のある場所に出た。ここからの眺めは素晴らしい。風も無く湖面が鏡のように輝いて見える。 明るい尾根道に出たと思ったら右手に富士山が見えた。 ここが大ブナ尾根だ。尾根に出た途端、右から吹き上げてくる風が強くなって右の頬が冷たい。 持っていたバンダナで覆面をした。アヤシイ〜! |
11:51 又すぐに急坂となり、道はジグザグに上に向かって伸びている。登るにつれ登山道脇の雪が少しずつ多くなっていく。軽アイゼンを荷物に入れてこなかったので、これ以上雪が多くなれば引き返すことも念頭に有った。 この上りに来てやっと思い出した!以前来た時は、登山道までカタクリの花で覆われて、花を踏みながら登るしかなかったし、登山者が多くて渋滞して中々上に行けなかった事を・・・・ |
12:05雑木林を登りきったと思ったら、不思議に平らな場所に出た。頂上?と思ったら違った。御前山頂上はまだ先だった。 今日は何時に無く上りが苦しい! このところ運動不足だったからかな〜!イカンナ〜! |
12:06 ここには「惣岳山頂上」の指標が有った。雑木林に囲まれて広々としているが、御前山への通過地点でしかないって感じで気の毒ではある。 指標の横のドラム缶は何が入っているのだろう。美観を損ねる! |
12:28 やっと午前山の頂上に到着! ここも同じように広々としていて、取り立てて頂上らしさは無い。木々の間から眺めると、奥多摩の山並みが青空の下に続き、風が無ければ気持ちいいかもしれないけど・・・寒い!鼻水ジョロジョロ出てきた。 そそくさと頂上を後にして下山に着く。 地図 |
頂上より少し外れた場所にベンチがあって、ここの方が見晴らしは良い! 富士山が見えた。 富士は、何時どこから見ても嬉しい!得した気分! 30分ほど下ったところの岩陰に身を寄せて風を避けお湯を沸かしてカップラーメンを作った。こんな寒いときは暖かいものが一番!有難い! |
奥多摩の山は、このところ余りチャンスが無く何年ぶりかで登った御前山でした。東京都で有りながら、随分と田舎に分け入って来た感じのするこの土地柄は、有る面貴重な物なのかも知れない。都会の雑踏を抜け出し、ホット自分を取り戻した師走の山行でした。 雪道の下山で滑らないように慎重に気を使って下りたから疲れた〜! |