四阿山、根子岳 (あずまやさん) (ねこだけ) 2354m 2207m |
2012.07.29〜7.30 |
山の目次に戻る |
四阿山(あずまやさん)は長野県と群馬県の境に位置し、日本百名山の一つでもある。 登山コースも沢山有り、頂上からの展望も素晴らしいと聞いて、梅雨の開けた暑い日、 朝4時過ぎに車で家を出て、関越道を抜け、菅平高原へ・・・・ 数ある登山ルートの中から、菅平牧場コースを取り、四阿山と根子岳の二山に挑戦しました。 |
菅平牧場のゲートで入山料金一人200円を払い800m程登った駐車場に向かいます。 | |
菅平牧場駐車場 8:13 朝早いのに、一番上の駐車場は満杯で、一つ下に停めました。 菅平は学生の夏合宿のメッカなんですね。小学生から大学生まで賑やかです。 合宿のトレーニングの一つに登山も含まれていて、頂上までのタイムトライアルをやっているらしいです。 身体は若いうちに鍛えないとね・・・・ 高校生の団体に混じって歩き始め、高校生は根子岳方面へ進んで行ったのでバイバ〜イ! 40人位の小学生に先生が登山の注意を大声で叫んでいました。 「トイレは上にはないから今済まして置けよ〜!」・・・・ エッ?そうなの?じゃあ私も・・・・ |
|
四阿山登山口 8:28 トイレの建物を起点にして右に行けば四阿山、左に行けば根子岳 と、どちらを先に上るか迷いますね! 私たちは、まず、四阿山から先に上り体力に余裕があれば根子岳に 登って下る計画です。 |
入山者カウンター 登山口を入って直ぐの所に入山者カウンターが設置されていました。 こんな器械はじめてみました。 私は一度通り過ぎ、 写真を撮る為に引き返したので2回カウントされてしまいました・・・ ・・・・ごめんなさい・・・・ |
イチヤクソウ |
|
|
ホタルブクロ |
アザミ この山のアザミの花の色は特別綺麗でした。 |
登山道には想像したよりも沢山の花が咲いています。 花を楽しみながら、良く整備された歩きやすい道を ゆっくり登ります。 |
ミネウスユキソウ |
これはなんでしょうか? |
|
ハクサンフウロ |
9:47 稜線に出ました。 晴れているのに山には雲が掛かっています。 |
マルバタケフキの新芽? ナンか変ですよね! |
|
エゾシオガマ |
イブキジャコウソウ |
ヤブキショウマ |
コケモモの実 |
|
10:27 晴れているのは嬉しいけれど暑い! |
ゴゼンタチバナ |
やっと四阿山頂上が見えてきました。でも、まだまだ遠いですね〜! 10:58 |
|
ああ、頂上が直ぐそこに・・・・ こんなリッパな木の階段が・・・・ あと少しだ・・・祠も有るのでやっと頂に出たと思ったら 頂上はまだこの先ですよと言われた。 上州祠と呼んでいて嬬恋村方面に向いているそうです。 |
四阿山頂上 11:26 上州祠を通り過ぎて間もなく、 沢山の登山者が居る場所に着きました。 こちらが2354mの四阿山頂上です。 木陰が少ないので傘を開いている人も居ますね。 |
四阿山頂上の信州祠 祠の前で手を合わせている登山者も 居ました。でも、こんな沢山の登山者何処から来たの? そうだ、ここは5つもの登山コースが有るんだった。 例によって団体さんが多いですね〜! 天気も良く暑いので、やっと探した木陰に座って後から来る連れを待ちます。 |
石室 40分も待ってやっと連れが到着。 頂上には木陰も無く狭いので 少し戻った上州祠前で食事をすることにしました。 二つの祠の中間には石祠を祭った石室がありました。 |
こっちも木陰が無くておにぎりを手に持ったまま木陰を探してウロウロ・・・ やっと座る場所を見つけておにぎりにかぶりついていると、 気が付いたら登山靴の紐にトンボがとまっています。 こっそりカメラを取り出し逃げられないようにシャッターを切ります。 |
カメラを3cmまで近づけてもじっとしています。 こんな近くでトンボの顔を見たのは始めてかも・・・ 古い映画で見たハエ男の顔とそっくり! 頭の後ろに毛が生えてるのもなんだか可愛い〜 |
下山開始 12:51 こっち側から下山する人は少ないですね 根子岳に行く人は居ないのかな〜 |
根子岳への分岐 13:00 左に下れば登ってきた道 右に行けば根子岳を経て牧場に戻る道 |
分岐付近から見た根子岳 根子岳が見えてきました。 これから一旦下って根子岳に登り返します。 この下りが思ったより急で、逆コースを取らなくてほんとに良かった・・・・ 中年のご夫婦2人とすれ違っただけで登山者は少ないです。 |
|
根子岳 13:34 一面熊笹に覆われた気持ちの良い道が頂上まで続いています。 ここまで来ると四阿山であんなに沢山居た登山者は誰一人居なくなりました。 百名山から洩れた山は静かで良いな〜! 百名山なんて全然意識下に無い私って変わってるのかな〜・・・・ |
|
根子岳に登る登山道でオンタデの花の蜜を吸っているアサギマダラ | |
カメラを近づけても一心不乱に蜜を吸っていました。 綺麗だ〜! |
あんまり綺麗なのでもう一枚・・・ |
ミネウスユキソウ |
|
14:03 笹に覆われた気持ちの良い道を30分ほど登って振り返ると、四阿山が見えました。 展望は今一です・・・・・静寂が辺りを覆っていました。鳥の囀りだけが聞こえてきます。 |
|
四阿山を望む |
ヒメシャジン |
|
|
根子岳頂上 14:25 根子岳頂上に付きました。祠の前に若い男性が一人で腰掛けていました。 四阿山までどのくらい時間が掛かるか聞かれたので約2時間だと答えると、往復か片道か聞くので 片道約二時間掛かるよ、と答えると、6時のバスで帰るので大丈夫かと聞くので 四阿山から真っ直ぐ下りれば多聞大丈夫だと思ったので、行けるよと言ったら立ち上がって行き掛けたのに 途中で考え中の様子。そこに遅れて登ってきた私の連れに又聞いているようで、連れは地図を広げてしきりに説明していた。 すると引き返してきて、私達と同じ道を帰りだした。考えたら無理みたいだと明日は仕事だし・・・と言っていた。地図も持ってない様子なので ここで下った方が安全かも・・・・バングラデシュから来てるって言ってたけど・・・・ 山で外人に会うのは珍しい・・・・ |
|
テガタチドリ |
|
|
|
やっと駐車場が見えてきました。もう少しだ。 15:37 |
|
|
ヤナギラン |
菅平牧場 15:50 思ったより早く下りて来ました。売店でソフトクリームを買いました。すると途中から見えなくなっていた バングラデシュからの若者も売店に入って来ました。 アラ〜!又逢えたのね・・・・ 私たちは予約した菅平のロッジに向かいます。ネットで探した初めての宿だけど、どんな所だろう、ちょっと心配。 これから後は登山とは関係ないけれど・・・・・ |
|
リスの森 カーナビが旗を振って居る場所に来たけれど全然分からない。 宿に電話すると道が一本違っていた。感じの良い若いご夫婦の宿だった。 他の客は、10人ほどの女性と一人の男性の組み合わせ、もう一組は三人の男性で一人は外国の人。 宿の人の説明では、子供の合宿に付き添いで来ている母親とコーチのグループらしいです。 お揃いのTシャツで団結してるんだ〜! 翌朝、散歩に出ると、トレーニング中の外人に会いました。夕べ食堂に居た男三人グループです。 朝の挨拶から会話がはずみ、付き添いママ軍団も加わって物珍しい黒くてスレンダーなアスリートに質問攻め! へーー!ケニアから来てるの?エーーッ?実業団マラソンでテレビに出るの?見る!見る!応援するッ!H通だねッ! 食後直ぐに出発。その時は他の客は皆それぞれに出かけてしまっていました。 私達は今日は蓼科にもう一泊してのんびりします。 |
|
生島足島神社 |
|
蓼科に行く途中に上田の町を通過中立派な神社を前を通りました。こんな田舎にこんな立派な神社が??と思わず目を疑い、立ち寄ってみました。 生島足島神社って読み方が分からなかったです。聞いた事も無かったから・・・・イクシマタルシマって読むそうです。 生島大神と足島大神の二神を祭っているそうで、由緒正しい神社らしいです。意外な場所で意外な物を発見でした・・・・・ そうは言っても上田は真田幸村など戦国時代に有名を馳せた武将を生んだ土地柄なので、あながち意外とも言えないのかも知れません。 今回の山旅は例年の夏山登山に比べれば標高も低く、意気込みも今一盛り上がら無かった物の、それ以外の楽しみも有ったりして、 まあまあ良かったんじゃないでしょうか・・・・ 突然ですが 今年はうなぎの幼魚が少なくて土用の丑の日にうなぎが食べれるかどうか・・・と巷を賑わしていましたが、 これから私達は長野に来れば必ずと言って良いほど行く、高遠の食堂「だるま屋」にうなぎを食べに行きます。 多聞値上がりしてるだろうな〜・・・・・でも「だるま屋」のうなぎは東京のどの店よりも美味しいんですゥ!私には・・・・ ─ 完 ─ |
|