修善寺 

 2012.11.22〜23
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 秋も深まったある日、伊豆長岡へ、女三人で一泊旅行をする事になりました。
私を除いた二人は東京西郊外から車で行くとの事、私は新幹線で、 
東京→三島→伊豆長岡ですが、温泉だけでは芸が無いし・・・・
ソウダッ!修善寺はまだ行った事がないので伊豆箱根鉄道の終点まで行ってみよう
・・・・・紅葉が綺麗かもしれない・・・・・と言うことになりました。
 


 
伊豆箱根鉄道三島駅
9:35

東京08:26発こだま639号で三島に到着。
これから伊豆箱根鉄道で修善寺まで
 
新幹線からの乗り継ぎだと、突然ローカルっぽく感じられます。

 
 

 

乗客もまばらでのどかです
 
終点の修善寺駅に到着
10:25
 


修善寺駅前

さて、ここから修禅寺まで歩いて行くつもりですが、
どっちに行ったら良いかな〜?

客待ちのタクシーの運転手さんに聞くと、
赤い橋を渡って真っ直ぐ道なりだと教えてくれました。
 
駅の観光案内所にあったマップだけを頼りに歩きますが、
結構な上り坂の道路で歩いている人なんて誰もいない。
ちょっと不安・・・・


 
 

 
10:57

やっと、修禅寺温泉駅のバス乗り場に到着
フゥーーッ!

凄く歩いたと思ったけど30分位しか歩いて無いですね。

 
 
 
 

ここからは道が狭くなり昔の宿場町っぽくなりました。
両側に古い店が並んでいます。

ここは椎茸の老舗のようです。
椎茸しか置いてません。
 
  
 
日枝神社
11:00
町の中に日枝神社の鳥居を見つけました。
ちょっと中に入ってみます。

日枝神社は修禅寺の鬼門鎮守の為に
弘法大師空海が勧請したと伝えられているそうです。
 

 
 
 
 
 
ワッ!英語、中国語、ハングルと後は何語?
国際的ですね〜!

源頼朝から謀反の疑いを架けられた
源範頼が幽閉され切腹した信功院の跡地です。

 


 
 
日枝神社境内

日枝神社って全国各地に有りますがウィキペディアによると
「山王信仰に基づき比叡山麓の日吉大社よ観請を受けた神社の社号である。」
・・・・ということです・・・


 
 
 
 
一位樫(イチイカシ)

境内にあるイチイカシは樹高25m、
根回り5.5m、目通り4.5mの巨木で昭和32年に
静岡県指定天然記念物に指定されています。

イチイカシは九州地方に生育する木で伊豆には珍しいそうです。 
 
   
 
 
子宝の杉

根元が一つになった杉の大木。
赤ちゃんが欲しい人が
この杉の間を通ると子供に恵まれるそうです。
 
 

 
  

修禅寺
11:07

やっと修禅寺に到着!

地名を修善寺(しゅぜんじ)、寺院を修禅寺(しゅうぜんじ)
と呼ぶのが正しいと認識されていることが多いが、
正確には両方とも「しゅぜんじ」と読むそうです。

オーーッ!紅葉が素晴らしいじゃないですか〜!
間の良い事に、
車組みが直ぐ側に来ていると連絡が入りました。
良かった〜!もう歩きたくな〜い・・・・


 
 
 
 
修禅寺山門

エーーーッ?
なんて書いてあるの?読めなーーい!

平安時代に弘法大師空海が開基となって以来、真言宗
鎌倉時代には臨済宗、室町時代になって曹洞宗となり現在に至っています。

時代の変革を受け止め続けて来たんですね〜!

そう思って庭に佇んでいると感慨深い物があります。



修禅寺境内

車組と感激の対面を果たし・・・・

境内の紅葉を堪能した後

普段は非公開の修禅寺方丈の庭園が
今年も今日から公開されるとの事、行って見ましょう




 
 

方丈の庭園
 
明治40年に大正天皇が
「東海一の庭園」と絶賛したことから、
東海第一園と呼ばれるようになりました。

背後の山を借景に、大小の石を積み、
奥行と高低の変化に富んだ回遊式庭園です。
 

 
 
 
  
  
 
庭園の池に流れる水は
達磨山山麓から引いたものだそうです。

庭園の公開は12月2日までです。

 

 
  
 
庭園には赤く実った万両の実や、
リンドウ花が咲いて池には沢山の鯉が泳いでいます。

 
 
 
庭園を後にして修禅寺境内に戻ってみて気がつきました。
松の木の下に有る石は何だろうと思って近寄ってみると・・・

 
 
 
 


達磨石

顔の付いた石・・・・なんでここに達磨さん?
顔チョー怖いから〜!! 

 
紅葉真っ盛り
 
この後、修禅寺「奥の院」まで車でGO!

後で気が付いたのだけれど、
河原に有る「どっこの湯」を通り過ぎてしまった。
残念!


 
 


 奥の院(正覚院)
12:10

のどかな田園風景の奥に佇む「奥の院」は
延暦10年(791)に
18歳の弘法大師が修行した場所といわれています。



 


「奥の院」境内入り口

なんだか「奥の院」らしくない佇まい??

奥の院境内には、馳籠の窟(かりごめのいわや)という岩洞があり、
その岸壁には阿吽の滝と呼ばれる滝がかかっています。
滝の横には弘法大師降魔壇(こうまだん)という修行石があります。

大師は修行の適地としてこの場所を選んだが、
天魔地妖(てんまちよう)が多く修行の妨げとなり、
住民も煩わすので、天空に向かって
大般若の魔事品(まじほん)を書いたところ、
金色の経文が空中に現れ、天魔地妖は窟に閉じ込められた。
その後、仏法が広まり国土が治まったと伝えられています。

・・・・・・と言うことです・・・・・


 
  
 

 
木まで摩訶不思議・・・・
 
 
 

 
この上が弘法大師が修行した場所ですね!
階段を登ってみましょう
 

 
  
 


馳籠の窟(かりごめのいわや)

居た!居た!弘法大師が・・・・
 
なんとなく霊気を感じるのは気のせい??
 

 
   
 
阿吽の滝と弘法大師降魔壇(こうまだん)という修行石

 
 

   
 
 

沢山の石仏も・・・  
 
奥の院境内の鯉

手を叩くと寄って来るのは何処の鯉も同じでした。

 
 
 

奥の院本堂

本堂は簡素な感じで少し拍子抜け・・・・
 
 

 
  
 
「虹の郷」ゲート
12:45

さて、次は奥の院から車で20分ほど走って
自然と文化のテーマパーク「虹の郷」に来ました。
入場料は¥1000の所、割引券を使って¥900

ゲートをくぐると突然イギリスの田舎町が現われます・・・・
 
 

 
 


入場チケット
    


紅葉のトンネルの階段を下ると・・・・
 


伊豆の村

まるで時代劇の世界に迷い込んだようです。
海の幸や伊豆の特産品を並べた店が軒を連ねています。
 
 お昼をまだ食べてなかったので、ズガニ汁(¥300)を
買って、持ってきたおにぎりを外の縁台で食べました。
ズガニは伊豆の特産なんですね。知らなかった・・・

暖かいズガニ汁は美味しかった・・・ 
 

 
 
 


お腹も膨れたので、園内ウォッチに出発。

これは「ピラカンサ」ですが
オレンジと赤の実が一本の木に同時に付いていました。

こんな木が何本も並んでいると見事ですね! 
 
日本庭園

日本庭園には四季折々の花々が有ります。
紅葉も見事ですね 

 
  
 
日本庭園

池の中ノ島には今を盛りの菊の花が植え込まれています 
 
 
 

 

 
日本庭園

池の周りを回遊して、錦橋の上からの眺めです 
 

 
  
 

 
フェアリーガーデンのバラ

妖精が遊んでいるようなフェアリーガーデンは
年間を通じて美しい花が見られるそうです。

沢山の種類のバラが咲いていました。
 

 
  
 
辺りにはバラの香りが立ち込めて
幸せな気持ちになります。
 
サトウカエデの実

次はカナダ村に着きました。

メープルシロップはこの木の樹液から作るんですね!
 

 
 
 
 
 

綺麗だったのでつい・・・  
 
カナダ村の可愛い店の前のバラです

これぞ、バラって感じでしょ!
 
 

 
奥に見えるのが
虹の郷の園内交通「ロムニー鉄道」のネルソン駅です。

伊豆市は、カナダのブリティッシュコロンビア州と
姉妹都市になっているのでここはネルソン市の
古い町並みを再現しています。


 
 
 
 
 

カナディアンメープルコーヒー
14:30

歩き疲れたのでカナダ村の可愛いお店に入って休憩

苦めのコーヒーと甘いクリームが溶け合って
とっても美味しかったです。
¥580

メープルの香りは今一だったかな・・・・ 
 
 
 


ロムニー鉄道

東京ドーム約10個分の広さの「虹の郷」園内を走って、
イギリス村とカナダ村を結んでいます。

日本で唯一の英国製15インチゲージのレールって
普通のレール幅の三分の一位でしょうか?
片道¥400
 

 
  
 

 
ラクウショウ

杉のようですが、
葉は「ねむの木」に似ていました。
 

 
  
 
 
なるほど・・・・
  「虹の郷」で童心に返って遊んだ後
今夜の宿、伊豆長岡温泉「小松家八の坊」へ・・・・

夕食は、最近では珍しく部屋食で、仲居さんが運んでくれました。
これだけの物を三人分並べるのに
仲居さんが大汗かいて20分も掛かりました。
あっという間に食べてしまっては申し訳ないので
ゆっくりと味わっていただきました。

ご馳走さま〜!

秋の一日、女三人のんびりと命の洗濯でした!
明日から又頑張ろう!! 
 
 
 

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