| |||
原題 | La corrispondenza | ||
監督 | ジュゼッペ・トルナトーレ | ||
製作 | イザベラ・コクッツァ/アルトゥーロ・パーリャ | ||
製作総指揮 | マルコ・パトリーツィ | ||
脚本 | ジュゼッペ・トルナトーレ | ||
撮影 | ファビオ・ザマリオン | ||
音楽 | エンニオ・モリコーネ | ||
出演 | ジェレミー・アイアンズ(エド)/オルガ・キュリレンコ(エイミー)/サイモン・アントン・ジョンズ(ジェイソン)/ジェームズ・ウォーレン(リック)/ショーナ・マクドナルド(ヴィクトリア) | ||
あらすじ | 天文学者エドとその教え子エイミーは、人知れず密会を重ね、二人だけの通信手段としてお互いの名前を11回打って送信すれば、PC上で話が出来た。突然連絡が取れなくなり慌てるエイミーだったがエドからの手紙は届くしそれほど心配してなかったが、エドの講義に他の教授が代わりに教壇に立ちエドの死を知る。それでもエドからのプレゼントは届くしメールも届くのでエイミーはエドの足跡を尋ねる旅に出る。エドと一緒に来た海に浮かぶ島の別荘。行く先々でエドから指示されていたという手紙とDVDとプレゼントがエイミー宛に届く。卒業論文を控えて筆の進まないエイミーを心配するエド。エドはこのような僕からの手紙やコメントがわずらわしくなって、僕を忘れたくなったらエドの名前を11回打って送信すればそれで終わると教えられていた。エイミーはエドから送られてきたDVDにエイミーが自分の過去を絶対話さない意味が分かった。田舎の母親を訪ねて始めて知ったと言う話の途中でカッとなってDVDを暖炉に投げ入れたが、その後の話を聞きたくなり再生できないか奔走する。エイミーは、自分をこの世から消したいと思うほどの後悔の思いを持っていて、危険なスタントの仕事を続け、皆から「カミカゼ」と呼ばれていた。エドもPCで話す時は「ハーイ、カミカゼ」と挨拶するのが常だった。しかしエドにも心の底は打ち明けることはしなかった。エドにとってはそれが不思議だった。エイミーは20歳にならないとき父親の車を運転中に事故を起こし父親が死んでしまいそれを自分のせいだと思い、母親からも離れて自分をいじめていた。エドの携帯に電話すると女の声がした。何度目かにやっとその女と会う。娘だったがエイミーのことを知っていた。恨んでいたと冷たく接しられたが、父がこれほどまでに愛する女性が羨ましかったとも言った。エドを知る人達はエイミーのことを知らされていた。エドが全て手を回しエイミーがこの後生きていけるように取り計らっていた。やっとDVDの再生が不完全ながらエドの話が聞けてエドの愛の深さに泣いた。エドは島の別荘をエイミーに残して贅沢しなければ生きていけるお金を残した。エイミーはエドが危険だから止めろといっていたスタントの仕事を辞めた。どんなに危険でも監督は自分の作品のことしか考えてない。そうしてエイミーの論文は優秀賞を取る。 | ||
感想 | 是ほど愛されたら、この後できるかもしれないボーイフレンドは大変だろうな。女としてうらやましい。せつない映画だった。 | ||
日本初公開 | 2016.9.22 | ||
観賞日 | 2017.5.22 |
| |||
原題 | Woman in Gold | ||
監督 | サイモン・カーティス | ||
製作総指揮 | サイモン・カーティス | ||
製作 | デヴィッド・M・トンプソン/クリス・サイキエル | ||
脚本 | アレクシ・ケイ・キャンベル | ||
撮影 | ロス・エメリー | ||
音楽 | マーティン・フィップス/ハンス・ジマー | ||
出演 | ヘレン・ミレン(マリア・アルトマン)/ライアン・レイノルズ(ランディ・シェーンベルク)/ダニエル・ブリュール(フベルトゥス・チェルニン)/ケイティ・ホームズ(パム・シェーンベルク)/タチアナ・マズラニー(若き日のマリア・アルトマン)/マックス・アイアンズ(フリッツ) | ||
あらすじ | 1998年、マリアは友人の息子ランディが弁護士だと聞いて、ナチスに奪われた叔母アデーレの肖像画が現在、ウィーンのベルベデーレ宮殿の美術館にあるので文化財変換を求める裁判を起こす。申請は一言の元に却下される。オーストリアで裁判に持ち込むのは途方も無く至難の業だと聞いて気持ちが萎えてくる。マリアは声楽家の夫と共に両親をオーストリアに残しアメリカに逃げたことを負い目として持っている反面ナチスに媚を売り両手を広げてナリスを受け入れ、花を投げて歓迎したオーストリア国民を今でも許せない気持を持っている。一度は諦めてアメリカのに戻ったがランディは諦められなかった。色々文献を調べ法律を調べ過去の返還問題を調べて、オーストリアが自国の所有物だと主張する証拠は伯母アデーレの遺言で、私の死後この絵はオーストリアの美術館に寄贈するというものだった。ランディは個人でオーストリア政府を相手にするのは困難だのでアメリカの美術品返還機関に訴えアメリカが返還を申請すると言う形をとったが・・・・ | ||
感想 | ☆実際に「ノイエ・ガレリエ」に行って肖像画を見たい。名画にはその裏にある歴史と物語が名画たるゆえんの一つなのかも・ | ||
日本初公開 | 2015.11.27 | ||
観賞日 | 2016.12.23 |
| |||
原題 | When a Man Loves a Woman | ||
監督 | ルイス・マンドーキ | ||
製作 | ジョン・アヴネット/ジョーダン・カーナー | ||
脚本 | ロン・バス/アル・フランケン | ||
撮影 | ラヨシュ・コルタイ | ||
音楽 | ズビグニエフ・ペリズネル | ||
出演 | アンディ・ガルシア(マイケル)/メグ・ライアン(アリス)/エレン・バースティン(エミリー)/ティナ・マジョリーノ(ジェス)/メイ・ホイットマン(ケイシー)/ローレン・トム | ||
あらすじ | 妻アリスがアルコール依存症になり、リハビリ施設から戻ってきたが、 アリスはリハビリ施設で知り合った仲間といるときらきらと輝き生き生きとしている。マイケルは自分といる時のアリスと後外に愕然とする。退院してからもアリスはマイケルに以前のようには心を開いてくれない。マイケルがいなくなってからは落ち着いた日々がきてアリスの心も平安を取り戻し、入所して6ヶ月したら自分の気持ちを発表する恒例の会でアリスは夫への愛と子供たちへの愛を話した。其処にマイケルがやり直そうと迎に来る。 | ||
感想 | ☆裕福で二人の子供の母親で何不自由ない毎日の中でなのに、酒に逃げ道を求めるなんて贅沢で無責任。こんな女に振り回される男がかわいそうと思った。一番の被害者は幼い二人の子供特に上の女の子はマイケルがホントの父親でない事を知っているのでマイケルに遠慮があって子供らしい我侭もいえなかったりして可愛そうだった。 | ||
日本初公開 | 1994.9.3 | ||
観賞日 | 2009.11.24 |
| |||
原題 | Carol | ||
監督 | トッド・ヘインズ | ||
製作総指揮 | ボブ・ワインスタイン/ハーヴェイ・ワインスタイン/ケイト・ブランシェット | ||
製作 | エリザベス・カールセン/スティーヴン・ウーリー/クリスティン・ヴァション | ||
脚本 | フィリス・ナジー | ||
撮影 | エドワード・ラックマン | ||
音楽 | カーター・バーウェル | ||
出演 | ケイト・ブランシェット(キャロル・エアード)/ルーニー・マーラ(テレーズ・ベリヴェット)/サラ・ポールソン(アビー)/ジェイク・レイシー(リチャード)/カイル・チャンドラー(ハージ) | ||
あらすじ | 1952年の歳末、NYの高級百貨店でアルバイトをしているテレーズは、クリスマスプレゼントを探しに店を訪れた優雅で上品な人妻キャロルが買い物の後手袋をショーケースの上に忘れて帰ったので、後日配送伝票の住所に手袋を送った。その後夫人からクリスマスに家に招待される。 美しく優雅な夫人はキャロルと言い、可愛い娘を命より大切にしているが、離婚を目の前にしていることなどを知る。クリスマスに突然夫が娘を夫の実家に連れて行った。キャロルから年末休暇にドライヴ旅行に誘われたテレーズは恋人と喧嘩してキャロルと旅行に出たが・・・・ | ||
感想 | 切ない恋愛だけど女同士でこんな気持になるのが不思議。ケイト・ブランシェットが優雅で魅力的な夫人を演じていて素敵だった。 彼女意外にキャロル役は想像出来ない。 | ||
日本初公開 | 2016.2.11 | ||
観賞日 | 2017.1.30 |
| |||
原題 | Love the Coopers | ||
監督 | ジェシー・ネルソン | ||
製作 | マイケル・ロンドン/ジャニス・ウィリアムズ/ジェシー・ネルソン | ||
製作総指揮 | キム・ロス/アンナ・カルプ/テッド・ギドロウ/スティーヴン・ロジャース/ダイアン・キートン | ||
脚本 | スティーヴン・ロジャース | ||
撮影 | エリオット・デイヴィス | ||
音楽 | ニック・ウラタ | ||
出演 | ジョン・グッドマン(サム)/ダイアン・キートン(シャーロット(サムの妻))/アラン・アーキン(バッキー[シャーロットの父])/エド・ヘルムズ(ハンク[サム夫婦の息子])/オリヴィア・ワイルド(エレノア[夫婦の娘])/マリサ・トメイ(エマ[シャーロットの妹])/ジューン・スキッブ(フィッシー[サムの叔母])/アマンダ・セイフライド(ルビー)/アンソニー・マッキー(ウィリアムズ巡査)/ジェイク・レイシー(ジョー[兵隊])/スティーヴ・マーティン(ナレーション[犬役]) | ||
あらすじ | サムとシャーロットの夫婦は今年も子供達がクリスマスに集まるのを楽しみにしていた。長男のハンクは妻が家を出てしまった上に現在失業中、長女エレノアはクリスマスに実家に帰る途中、なるべくぎりぎりに実家に帰りたくて空港で時間を潰している時隣に座った兵隊と話を始めすっかり意気投合したが、自分は家庭のある男と不倫中で結婚願望はないけど毎年両親の哀れむような表情から逃れるために、偽の恋人として一緒に実家に行ってクリスマスの一晩を過ごしてほしいと頼む。祖父バッキーは不味いレストランのウェイトレス、ルビー と一言二言話すのが楽しみで毎日通う。ルビーは他人と話すのが苦手だが毎日来る老人バッキーにだけは気を許していた。しかしバッキーに客以上の感情を持ち始めたことに気が付いてバッキーから離れようと店を辞めることにした。バッキーはその話をルビーが同僚としているのを聞いて愕然となり、我を忘れて厨房のルビーに今の感情をぶちまける。厨房にいた料理人たちは思わずもらい泣きする。シャーロットの妹エマは姉にクリスマスプレゼントを選ぶために入った店で思わずブローチを口に入れて見つかりパトカーで警察に連れて行かれる途中運転している警官に話しかける。寡黙でゲイだということを隠していた警官はついついエマの話術にはマリ自分の心の内を話してしまう。そうして警官はエマをサムの家の前で解放した。そうしてクリスマスに集まった人々は・・・・・ | ||
感想 | クリスチャンの家庭にとってクリスマスは大事な行事。これが大きく日本と違う所だ。何を置いてもクリスマスには実家に全員が集まると言うのも理解できないけど、そんな家族になってみたい気もする。 | ||
日本初公開 | 2016.2.19 | ||
観賞日 | 2016.12.23 |
| |||
原題 | Bolgen | ||
監督 | ローアル・ウータウグ | ||
製作 | オーレ・ハイデンストローム/マーティン・サンドランド | ||
脚本 | ヨン・コーレ・ラーケ/ハラール・ローセンローヴ=エーグ | ||
撮影 | ヨン・クリスティアン・ローセンルン | ||
音楽 | マグヌス・ベイテ | ||
出演 | クリストッフェル・ヨーネル(クリスチャン)/アーネ・ダール・トルプ(イドゥン[クリスの妻])/ヨーナス・ホフ・オフテブロ(ソンドレ[息子])/エーディト・ホーゲンルート・サンデ(ユリア[娘])/フリチョフ・ソーハイム(アルヴィド[津波警戒所長])/ライラ・グーディ(マルゴット[女性所員])/アルトゥール・ベルニング(ヤコブ[所員])/ヘルマン・バーンホフト(ゲオルグ[所員])/アイリ・ハーボー(ビベーケ[ホテルの受付嬢]) | ||
あらすじ | ノルウェー、クリスチャンはガイランゲルフィヨルドの岩盤監視センターに勤めていたが、町の大手石油会社に引き抜かれ転職する事になり、ホテルに勤める妻イドゥンと長男ソンドレ、娘のユリア共々引っ越しの準備は終わり住み慣れた家を出て、同僚とささやかな送別会をして、今まで、独自に集めたフィヨルドの岩盤のデーターを悩みながら捨てる決心をした。僅かな岩盤の移動で地層がずれて海面に崩れ落ちると巨大な津波を引き起こす恐れがあるのでセンターでは24時間監視をしていたのだったが岩盤は大きく崩れだした。巨大津波が来るまで後10分しかない。クリスの妻イドゥンはホテルの客を避難させたが息子の姿が無い、息子を探してホテル中を見て回るが・・・・ | ||
感想 | ☆妻イドゥンが強い。息子は大きいのに頼りないわ。しかし、フィヨルドは風光明媚で観光客も大勢来るけど自然災害の危険も含んでいる事を忘れてはならない。 | ||
日本初公開 | 2016.6.25 | ||
観賞日 | 2016.12.22 |
| |||
原題 | The Accountant | ||
監督 | ギャヴィン・オコナー | ||
製作 | マーク・ウィリアムズ/リネット・ハウエル・テイラー | ||
製作総指揮 | ギャヴィン・オコナー/ジェイミー・パトリコフ/マーティ・P・ユーイング/スティーヴン・ムニューチン | ||
脚本 | ビル・ドゥビューク | ||
撮影 | シーマス・マッガーヴェイ | ||
音楽 | マーク・アイシャム | ||
出演 | ベン・アフレック(クリス)/アナ・ケンドリック(デイナ[ロボ社経理])/J・K・シモンズ(レイ[FBI局長])/ジョン・バーンサル(ブラックス[クリスの弟])/シンシア・アダイ=ロビンソン(メリベス[FBI])/ジェフリー・タンバー(フランシス[マフィアの会計士])/ジョン・リスゴー(ラマー[ロボ社幹部])/ジーン・スマート(リタ[ラマーの妻])/アリソン・ライト((ジャスティン[クリスの……]) | ||
あらすじ | 自閉症のクリスを特殊学校に入れようとする母親に反対して、軍人だった父は家に連れ帰り、普通でないクリスが厳しい世の中を生き抜いて行けるよう厳しく育てる。格闘技をはじめ容赦なく専門の指導者をつけて鍛えられた。母親は自分では育てられないと家を出て行った。成人したクリスは会計士として企業の裏金を洗浄する仕事を請合っている。FBIではブラック企業の金の洗浄について捜査しているが、ブラック企業同士で殺し合いが頻繁に起きる中、やばい連中を相手にしている会計士が何故今まで無事でいるか不思議だった。FBIが入手した金洗浄の会合の写真には必ず同じ会計士の姿が写っているがどれも顔が見えない。一方FBI長官に面接したメリベスは自分の悪かった過去を隠して応募していたのを長官に知られて、無理やり長官直属の捜査官として会計士の身元調査に雇われる。クリスの仕事の依頼は謎の女からの「パズルは好き?」と言う言葉から始まる電話で指示される。必要な事は全てその電話の女が調査していた。そうして新しい仕事は障害者用の義足や義肢を作る会社ロボ社の社長からの以来で、経理の事務員が使途不明金を発見したのでそれについて調査の以来だった・・・・ | ||
感想 | 久しぶりのベン・アフレック。自閉症のクソ真面目な会計士と凄腕の殺し屋。ラストがおもしろい。 | ||
日本初公開 | 2017.1.21 | ||
観賞日 | 2017.6.19 |
| |||
原題 | The Water Diviner | ||
監督 | ラッセル・クロウ | ||
製作 | アンドリュー・メイソン/キース・ロジャー/トロイ・ラム | ||
脚本 | アンドリュー・ナイト/アンドリュー・スナスタシオス | ||
撮影 | アンドリュー・レスニー | ||
音楽 | デヴィッド・ハーシュフェルダー | ||
出演 | ラッセル・クロウ(ジョシュア・コナー)/オルガ・キュリレンコ(アイシェ)/ジェイ・コートニー(シリル・ヒューズ中佐)/イルマズ・アルドアン(ハーサン少佐)/チェム・イルマズ(ジェマル軍曹) | ||
あらすじ | 第1次世界大戦中、イギリス軍を支援するため、オーストラリアからも多くの志願兵たちがヨーロッパや中東に出征。激戦地となったトルコ・ガリポリの戦いでは、相当数の死傷者を出すことに。戦後の1919年になっても、3人の愛する息子たちが戦場から戻らず、悲嘆にくれる妻が自殺を遂げた後、オーストラリア人のコナーは、自らの手で息子たちの消息を突き止めるべく、単身トルコを訪れる。トルコに着くと少年が自分のホテルに泊まるようしつこく誘って、小さなホテルに行く。あちこち願い出て、元トルコ軍軍曹ジェマルとイギリス軍合同の捜索隊に加えてもらった。トルコ軍のジェマルはコナーの息子の行方をその後探してくれて捕虜になった可能性もあるという。コナーは長男が風車の下で踊っている夢を見た。長男は絶対来ていると確信したコナーは捕虜収容所のある北の法に行くジェマル軍曹の舞台に加えてもらった。ある寒村に着いたとき、コナーは、村に夢で見た風車が有るのを見て、息子は絶対この村にいるはずだと風車に上って大声で息子の名前を呼ぶ。そうして廃墟の中で息子に会えた。しかし、彼は戻らないという・・・・ | ||
感想 | ラッセル・クロウの監督作品と言うことで興味を持ってみた。彼の思い入れが強いことが良く分かった。その後コナーとアイシュはどうするのかしら。こんな戦争のことを知らなかった。なぜなら酷い戦争はいつの時代も世界のあちこちで途切れなく起きていてこれ以上の不幸な話は沢山有るだろうから。 | ||
日本初公開 | 2016.2.27 | ||
観賞日 | 2016.12.24 |
| |||
原題 | Fasandraberne (The Absent One) | ||
監督 | ミケル・ノルゴート | ||
製作 | ルイーズ・ヴェス/ジョナス・バガー/ピーター・オールベック・イェンセン | ||
脚本 | ニコライ・アーセル/ラスマス・ヘイスターバング | ||
撮影 | エリック・クレス | ||
音楽 | ヨハン・セーデルクヴィスト/パトリック・アンドレン/ウノ・ヘルマーソン | ||
出演 | ニコライ・リー・コス(カール・マーク)/ファレス・ファレス(アサド)/ピルー・アスベック(ディトリウ・プラム)/ダニカ・クルチッチ(キミー)/ヨハン・ルイズ・シュミット(ローセ) | ||
あらすじ | コペンハーゲン警察の特別部署「特捜部Q」で未解決事件の残務処理にあたる刑事カールと相棒のアサド、そして、そこへ新たに配属された女性秘書のローセ。 ある夕方、突然カールの前に現われた男が、20年前に二人の子供が殺された事件の再捜査をしてくれ資料は既に手元に届いている筈だと掴みかかってきた。その翌日バスタブで自殺した男が夕べの男だったと分かってカールは彼がカール宛に送ってきた資料を調べ始める。自殺したのは元刑事で二人の子供が殺された事件を捜査していたが、捕まった犯人は有能な弁護士が付いてたった三年で刑期を終えていた。服役していた割には豪邸に住み良い車を持ちリッチな生活をしていて不審に思い調べ始める。元刑事の資料から、ある全寮制の金持ちの子弟の行く学校の生徒の資料が多数見つかる。集合写真の中の一人の女生徒に赤丸が付いていた。そうして学校を調べだし女生徒キミーが浮き上がる。事件は20年前に遡る・・・・ ☆複雑だったが面白かった。スウェーデンのミステリーっておどろおどろして好きだわ。日本タイトルのキジ殺しの意味が分からないのだけど。作中にキジに関係する場面も台詞も無かったような・・・・ | ||
日本初公開 | 2016. | ||
観賞日 | 2016.12.27 |
| |||
原題 | In The Heart Of The Sea | ||
監督 | ロン・ハワード | ||
製作 | ジョー・ロス/ポーラ・ワインスタイン/ロン・ハワード | ||
脚本 | チャールズ・リーヴィット | ||
撮影 | アンソニー・ドッド・マントル | ||
音楽 | ロケ・バニョス | ||
出演 | クリス・ヘムズワース(オーウェン・チェイス)/ベンジャミン・ウォーカー(ジョージ・ポラード)/キリアン・マーフィ(マシュー・ジョイ)/トム・ホランド(トーマス・ニカーソン)/ベン・ウィショー(ハーマン・メルヴィル)/ブレンダン・グリーソン(老年期のニカーソン) | ||
あらすじ | 寂れた宿屋の主人トーマス・ニカーソンのもとに何度も手紙が届く、二カーソンが経験した話を聞かせて欲しいと言うことだったが、ニカーソンはずっと無視してきた。ある晩突然手紙の主が尋ねてきて捕鯨船エセックス号の唯一人の生き残りであるニカーソンの事故の真実の話を聞きたいと全財産を投げ出した。ニカーソンは今まで誰にも話した事が無い14歳の時の話だった。頑ななニカーソンに、妻の言葉が信じられないような話をさせるきっかけを作った。 | ||
感想 | 誰にも言わず墓場まで持って行くつもりだった。少年の時の恐ろしい体験。ハーマン・メルベルの名作「白鯨」のモデルになったとされる”捕鯨船エセックス号の悲劇”の実話の映画化。小説「白鯨」を読んでみたくなった。全てを話し終えたニカーソンが夜明けの町に出て行くメルベルを見送るトム・ホランドの表情が上手いなと思った。 | ||
日本初公開 | 2016.1.16 | ||
観賞日 | 2016.12.27 |
| |||
原題 | Mita Tova | ||
監督 | シャロン・マイモン/タル・グラニット | ||
脚本 | シャロン・マイモン/タル・グラニット | ||
撮影 | トビアス・ホフシュタイン | ||
音楽 | アヴィ・ベレリ | ||
出演 | ゼーヴ・リヴァシュ(ヨヘスケル)/レヴァーナ・フィンケルシュタイン(レヴァーナ)/アリサ・ローゼン(ヤナ)/イラン・ダール(ダニエル)/サミュエル・ウルフ(マックス) | ||
あらすじ | ヘスケルはイスラエルの老人ホームで妻のレヴァーナと余生を過ごしているが、発明好きで有名だった。ある日、入院中の親友が延命治療が苦しい、楽に死にたいと言い出し、親友の妻も夫の苦しんでいる姿を見るに付け楽にしてあげたいとの願いにヘスケルは安楽死の機械を発明する。親友は感謝してあの世に旅立ったが、何処から聞いたのか次から次に安楽死の希望者が出てきてしまい・・・・・ | ||
感想 | 人事ではなく、人生の最後どんな死を迎えるか、コロリと行くのが一番幸せなのに苦しみぬいて薬漬けで死ぬ人が多い。考えさせられる映画だった。 | ||
日本初公開 | 2015.11.28 | ||
観賞日 | 2016.12.24 |
| |||
原題 | Hrutar/RAMS | ||
監督 | グリームル・ハゥコーナルソン | ||
製作 | グリーマル・ヨンソン | ||
脚本 | グリームル・ハゥコーナルソン | ||
撮影 | ストゥルラ・ブラント・グロヴレン | ||
音楽 | アトリ・オーヴァーソン | ||
出演 | シグルヅル・シグルヨンソン(グミー)/テオドール・ユーリウソン(キディー)/シャーロッテ・ボーヴィング(カトリン) | ||
あらすじ | アイスランド、小さな村で牧畜業を営むキディーとグミーの兄弟は隣同士に住んでいながら、なぜか仲が悪く、40年も互いに口を利かない。そんなある日、キディーの飼う羊が疫病に感染しているのではないかとグミーは疑い保健所が検査して判明し、保健所は感染の恐れがある村の羊すべてをやむなく殺処分することを決定したが、兄のキディーは羊の処分が終わった後でも羊舎の清掃をしないでそのままにしているので役所も困っている。弟のグミーにお前のせいで優良な羊の血統が途絶えてしまうと殴りかかってくる。しかし、グミーは地下室に雄1頭と雌の羊を5頭こっそり残して餌をやっていた。そうして5頭の雌はおなかに子供ができた。キディーはある時雪の夜に酔っ払って外で寝ているのでグミーはショベルカーで病院に運び玄関にほおって戻ってきた。キディーは病院から戻って弟の家に行くとグミーが地下室から上がってきて地下室に羊を隠しているのを見た。知っているぞとグミーに耳打ちする。ある時役所の若い男がトイレを貸してと家に来た時、地下室で羊が暴れてばれてしまった。グミーは兄の所に助けを求める。そうしてグミーとキディーの二人は羊を山奥に隠そうと吹雪の中、羊を追い立てて高山に登る。吹雪で羊を見失い、グミーはそれを追って行方不明になる。キディーが弟を見つけたときは寒さで気を失っている。キディーは雪穴を掘って裸にさせ自分も裸になって抱き合い体温で暖めあう。そうしてもう大丈夫だと抱きしめる。 | ||
感想 | ☆兄弟どっちがどっちか顔の区別が最後まで出来なかった。二人とも髭もじゃで同じようなセーター着てるし。でも心温まるラストだった。 | ||
日本初公開 | 2015.12.19 | ||
観賞日 | 2017.5.25 |
| |||
原題 | Suite Francaise | ||
監督 | ソウル・ディブ | ||
製作 | ザヴィエル・マーチャンド/ロマン・ブレモン/マイケル・クーン | ||
脚本 | ソウル・ディブ/マット・チャーマン | ||
撮影 | エドゥアルド・グラウ | ||
音楽 | ラエル・ジョーンズ | ||
出演 | ミシェル・ウィリアムズ(リュシル・アンジェリエ)/クリスティン・スコット・トーマス(アンジェリエ夫人)/ マティアス・スーナールツ(ブルーノ・フォン・ファルク中尉)/サム・ライリー(ブノワ・ラバリ)/マーゴット・ロビー(セリーヌ・ジョゼフ) | ||
あらすじ | 1940年、フランス中部の田舎町。戦地に行った夫の留守の家で厳格な義母と2人きりの息苦しい生活を送っていたリシュル。義母の借家の集金に一緒に行くが農民は困窮し情け容赦なく取り立てる義母にリュシルも同じ目で見られるのが辛かった。屋敷がドイツ将校の宿舎になってブルーノが来た。少しでも話をすると義母は不機嫌になる。息子が戦地で戦っているのに敵兵と親しく話すことは許せ無いと言われた。音楽家志望のブルーノは物静かで紳士的だった。ブルーノとリシュルは心の中でお互いを意識するようになり・・・・ | ||
感想 | ☆映画のもととなったのは、1942年にアウシュヴィッツ強制収容所で亡くなったフランスの女性作家I・ネミロフスキーが遺した未完の小説。2004年になってようやく出版された。、中尉もリシュルとは結ばれないのだと分かっていたと思う。いつか又再会すると思う、でもそのとき君は僕に気がつかないだろうと言った。ブルーノの作曲した「フランス組曲」の旋律が美しくて切ない。 | ||
日本初公開 | 2016.1.8 | ||
観賞日 | 2016.12.23 |
| |||
原題 | Paper Man | ||
監督 | キーラン・マローニー/ミシェル・マローニー | ||
製作 | アート・スピゲル/アラ・カッツ/リチャード・N・グラッドスタイン/ガイモン・キャサディ | ||
製作総指揮 | ダン・ファイアマン/ダリン・フリードマン/アンドリュー・スペルマン/リラ・ヤコブ | ||
脚本 | キーラン・マローニー/ミシェル・マローニー | ||
撮影 | アイジル・ブリルド | ||
音楽 | マーク・マクアダム | ||
出演 | ジェフ・ダニエルズ(リチャード)/エマ・ストーン(アビー)/リサ・クドロー(クレア[リチャードの妻])/キーラン カルキン(クリス[アビーの恋人])/ハンター・パリッシュ(ブライス[アビーの不良仲間])/ライアン・レイノルズ(キャプテン・エクセレント) | ||
あらすじ | リチャードは外科医の妻と離れて新作を執筆するつもりで海辺のコテージにやってきた。妻がコンピューターを買ってくれたのにタイプライターで打つと言って使わない。コテージに有った子供用の自転車に乗って町に原稿用紙を買いに行った時、ベビーシッターを探しているといって少女アビーを誘う。アビーは子供の時双子の妹が死んだのは自分の責任だとずっと思って居る。リチャードは空想の分身にキャプテンエクセレントと名付けて会話している。お互いに大人になりきれないリチャードとアビーは始めて心を許しあうが、時たま尋ねてくる妻クリアには理解できない。そうして夏の休暇が終わった時二人は・・・・ | ||
感想 | ☆なんとなく切ない映画だったけどリチャードのような大人になりきれない男って居るのかも。妻クレアがしっかりしすぎて頼りきってる感じ。収入もクレアに頼っているのだろう。 | ||
日本初公開 | 劇場未公開 | ||
観賞日 | 2016.12.22 |
| |||
原題 | Genius | ||
監督 | マイケル・グランデージ | ||
製作 | ジェームズ・ビアマン/マイケル・グランデージ/ジョン・ローガン | ||
製作総指揮 | ディーパック・ナヤール/ニック・バウアー/ジェームズ・J・バッグリー/A・スコット・バーグ/ティム・ビーヴァン/スティーヴ・クリスチャン/アイヴァン・ダンリーヴィー/アリエル・テッパー・マドヴァー | ||
原作 | A・スコット・バーグ | ||
脚本 | ジョン・ローガン | ||
撮影 | ベン・デイヴィス | ||
音楽 | アダム・コーク | ||
出演 | コリン・ファース(マックス)/ジュード・ロウ(トマス)/ニコール・キッドマン(アリーン)/ローラ・リニー(ルイーズ[マックスの妻])/ガイ・ピアース(フィッツジェラルド)/ドミニク・ウェスト(ヘミングウェイ) | ||
あらすじ | 編集者のマックスのもとに持ち込まれたトマスの原稿は、マックスの興味をそそり、トマスはマックスと出合った。出版するに当たってマックスは大幅に原稿を縮小した。トマスの表現は余りにも長くて、始めてであった女性が青い目だったと言うだけを50ページもかけて表現していた。マックスとトマスの共同作業で日の目を見た小説でトマスは売れっ子になった。売れないトマスを支えてきたアリーンは家庭も子供も全て捨ててトマスと一緒に暮らしてきたがトマスがマックスと知り合うとアリーンはマックスにトマスを取られたと思うようになる。そんなアリーンにトマスはお手上げ状態になる。マックスは、「グレートギャツビー」以来心を患った妻を抱えながら全くかけなくなったフィッツジェラルドに金銭的に援助する。マックスのお陰で有名になったトマスは自分ひとりでも書ける事を証明したいとマックスから離れていく。しかし、旅先で倒れて、脳に結核菌が入り無数の腫瘍で冒されマックスと再会することも無く死んだが、死後マックス宛に手紙が届いた。僕の気持は始めて君と会ったあの日と全く同じに、君を尊敬し愛している。マックスは始めて涙を流した。 | ||
感想 | ☆マックスはいつでも帽子をかぶっていて、家に帰っても食事中でも帽子を脱ぐことは無かった。子供たちも妻も誰もこのことに言及しなかったが、トマスの死後届いた手紙を読むとき始めて帽子をとり泣いた。 コリン・ファース良いね! | ||
日本初公開 | 2016.10.7 | ||
観賞日 | 2017.5.22 |
| |||
原題 | Belle et Sebastien | ||
監督 | ニコラ・ヴァニエ | ||
製作 | フレデリック・ブリヨン/ジル・ルグラン | ||
脚本 | ジュリエット・サレ/ファビアン・スアレ/ニコラ・ヴァニエ | ||
撮影 | クリストフ・グライヨ | ||
音楽 | アルマン・アマール | ||
出演 | フェリックス・ボシュエ(セバスチャン)/チェッキー・カリョ(セザール)/マルゴ・シャトリエ(アンジェリーナ)/ディミトリ・ストロージュ(ギョーム)/ティラーヌ・ブロンドー(アンドレ)/ジョゼフ・マレルバ(エスター) | ||
あらすじ | ドイツ占領下のフランスのアルプスの小さな村。セバスチャンは、老人セザールと暮らしているが。ある日、汚い大きな犬と出合った。それは村人が野獣と呼んで恐れている野犬だったがセバスチャンには野獣には思えず次第に心を通わせて行くがドイツ軍の兵士を襲った為に山狩りをしてまで野獣を退治する事になり、セバスチャンは、ベルと名づけた犬を隠れ家に匿うが・・・・ | ||
感想 | アルプスの景色が素晴らしかった。セバスチャンも可愛いし、こんな利口で人間の言うことが全て理解できる犬っているのかしら。 | ||
日本初公開 | 2015.9.19 | ||
観賞日 | 2016.12.21 |
| |||
原題 | Belle et Sebastien, l’aventure continue | ||
監督 | クリスチャン・デュゲイ | ||
製作 | フレデリック・ブリヨン/ジル・ルグラン | ||
脚本 | ジュリエット・サレ/ファビアン・スアレ | ||
撮影 | クリストフ・グライヨ | ||
音楽 | アルマン・アマール | ||
出演 | フェリックス・ボシュエ(セバスチャン)/チェッキー・カリョ(セザール)/マルゴ・シャトリエ(アンジェリーナ)/ティエリー・ヌーヴィック(ピエール)/ティラーヌ・ブロンドー(ガブリエレ)/ジョゼフ・マレルバ(アルフォンソ) | ||
あらすじ | 野獣と恐れられていたベルが、実はそうではなくて羊を襲っていた狼を追い払ったことで祖父代わりのセザールの誤解も解け、セバスチャンは学校にも行くようになり楽しい毎日を送り2年が経った時、セザールの姪のアンジェリーナの飛行機が墜落したとの知らせに、ベルと一緒にアンジェリーナを探しに行く。飛行機乗りのピエールとの出会いで又新しい未来が待っていた。 | ||
感想 | アンジェリーナがあの事故で生きていたことが奇跡だ。やっぱりベルは利口な犬で今回も面白かった。セバスチャン少年が可愛い。 | ||
日本初公開 | 劇場未公開 | ||
観賞日 | 2016.12.21 |
| |||
原題 | Me and Earl and the Dying Girl | ||
監督 | アルフォンソ・ゴメス=レホン | ||
製作 | スティーヴン・レイルズ/ダン・フォーゲルマン/ジェレミー・ドーソン | ||
脚本 | ジェシー・アンドリュース | ||
撮影 | チョン・ジョンフン | ||
音楽 | ブライアン・イーノ | ||
出演 | トーマス・マン(グレッグ)/オリヴィア・クック(レイチェル)/RJ・サイラー(アール)/ニック・オファーマン(グレッグの父親)/モリー・シャノン(デニース)/キャサリン・ヒューズ(マディソン) | ||
あらすじ | ピッツバーグ。高校三年生のグレッグは校内では目立たず敵を作らないことをモットーに今まで唯一の親友はアフリカ系男子のアールだけだった。 ある日母親から、知り合いのシングルマザーの娘レイチェルが白血病になったので彼女の見舞いに行くように言われて、母親の強引なお願いに仕方なくレイチェルの家に行くがレイチェルもグレッグの見舞いに何で?と思う。抗がん剤治療が始まると髪の毛は抜けて帽子を手放せなくなったレイチェル。クラスの女の子からレイチェルに彼女の映画を作ってあげたらと言われた。クラスの皆からのレイチェルへのメッセージを撮影したけど、言い合わせたように、君は必ず治ると信じていると同じ言葉の物ばかりでがっかりした。グレッグは大学に願書を出して良い返事を貰って安心していたが、成績が下がってしまい大学から合格通知の変更メールが来てしょっくで落ち込んだグレッグ。レイチェルは全然良くならないし悪くなるばかりだから、もう治療を止めると言い出してレイチェルとも喧嘩して暫く会わなかった間にレイチェルが再入院したと聞いた。クラスの女の子からプロムの誘いがあり、タキシードでプロムにいくがレイチェルの病院に行くよう頼む。完成した映画をレイチェルに見せる。それはクラスメイト達のメッセージではなく、自分が作りたかった自分らしい映像だった。ベッドで一緒に診て居る途中レイチェルの容態が悪くなり、その10日後レイチェルは死んだ。心にポッカリ穴が開いたようなグレッグはレイチェルの部屋に忍び込む。リスになりたかったと言うレイチェルの部屋。レイチェルの母親から渡された、全大学集に挟まっていた手紙を読んだ。私の為に大切な半年を使ってしまったので大学に手紙を出した。大学に行かないなんて絶対駄目だ。分厚い本の中をくり貫いてアールとレイチェルとグレッグ三人の一緒に居る場面が作られていた。彼女は鋏を使うのが趣味だったと思い出した。グレッグはレイチェルの為に作った映画を大学に贈る・この映像を見た彼女はその後こん睡状態になって死んでしまいました。と言うメモと一緒に。 | ||
感想 | ☆グレッグにとってレイチェルの思い出は一生の大切な物となり、多分その後の人生の宝物になると思う。彼女との半年間ですっかり大人になったと思う。 死を受け止めたレイチェルの心の葛藤が冷静に綴られていた。 | ||
日本初公開 | 劇場未公開 | ||
観賞日 | 2017.1.30 |
| |||
原題 | Allied | ||
監督 | ロバート・ゼメキス | ||
製作 | グレアム・キング/ロバート・ゼメキス/スティーヴ・スターキー | ||
製作総指揮 | パトリック・マコーミック/スティーヴン・ナイト/デニス・オサリヴァン/ジャック・ラプケ/ジャクリーン・レヴィン | ||
脚本 | スティーヴン・ナイト | ||
撮影 | ドン・バージェス | ||
音楽 | アラン・シルヴェストリ | ||
出演 | ブラッド・ピット(マックス)/マリオン・コティヤール(マリアンヌ)/ジャレッド・ハリス(フランク)/サイモン・マクバーニー(特殊作戦執行部の役人)/リジー・キャプラン(ブリジット) | ||
あらすじ | イギリスの特殊作戦執行部に所属するカナダの諜報員マックスはカサブランカの砂漠にパラシュートで降り立ち、落ち合った仲間のジープでスーツに着替え、今回のミッションの為に偽装夫婦となる女マリアンヌと落ち合う。ムラサキのドレス、ハチドリが目印だった。マリアンヌと新婚夫婦が暮らすアパートに行く。パーティーで演説をするドイツ大使の暗殺が今回のミッションだった。イギリスに戻った二人は結婚する。ロンドン空襲の日、女の子が生まれて幸せな日がしばらく続いたが、マックスは上司に呼ばれて、特殊作戦執行部の役人から意外な事を告げられる。フランス軍の伝説的女性レジスタンスのマリアンヌは既に死んでいて、マリアンヌの名前を語ったドイツのスパイだという。マリアンヌをマックスの手で殺すよう命令が下されたが・・・ | ||
感想 | ☆ブラッド・ピットが最初、若くて分からなかった。スマートになってたし顔も20年前と同じだった。ブラピにはこんな良い役をやってほしかった。暫くハードな役が多かったから。その時代のカサブランカの様子が興味深い。 | ||
日本初公開 | 2017.2.10 | ||
観賞日 | 2017.6.19 |
| |||
原題 | The Lady in the Van | ||
監督 | ニコラス・ハイトナー | ||
製作 | ケヴィン・ローダー/ニコラス・ハイトナー/ダミアン・ジョーンズ | ||
製作総指揮 | クリスティーン・ランガン/エド・ウェザレッド/チャールズ・ムーア/マイルズ・ケットリー | ||
脚本 | アラン・ベネット | ||
撮影 | アンドリュー・ダン | ||
音楽 | ジョージ・フェントン | ||
出演 | マギー・スミス(ミス・シェパード)/アレックス・ジェニングス(アラン・ベネット)/ジム・ブロードベント(アンダーウッド)/フランシス・デ・ラ・トゥーア(ウィリアムズ夫人)/ロジャー・アラム(ルーファス)/デボラ・フィンドレイ(ポーリーン)/グウェン・テイラー(マム) | ||
あらすじ | 汚いワゴンに寝泊りしている92歳の老婆ミス・シェパードを町の人は誰でも知っている。人々は自分の家の前に彼女のワゴンが停まらない様に願っているが、シェパードは日々移動しているので気が気ではない。それに家の中から音楽が聞えてくると怒って音楽を聴くのは大嫌いだと言ってその家の前から去っていく。劇作家のアランは頭で考えていることを実行に移すのは自分の分身で日々の出来事を一人芝居にしては劇場で演じる少しは有名な作家だ。時々実家に帰って家族と食事をするときにミス・シェーパードの話を聞かせる。彼女は何故音楽を毛嫌いするのだろう。たまたまアランの家の前に彼女のワゴンが停まった。彼女はトイレを貸して欲しいとヅカヅカと家に入り込み礼も言わず出て行った。しかし、その後、彼女のワゴンが毎日アランの家の前に居座るようになる。そして、彼女はワゴンに黄色のペンキを塗りだした。ホットケーキがダマになった様な塗り方だった。役所の民生委員が彼女に施設に入るように薦めるが彼女は絶対拒否する。時々民生委員が様子を見に来る、近所の住民も料理を持ってきたり話しかけたり気を使っているがミス・シェパードは無愛想で何を貰っても礼は言わない。その上風呂に入らないので体から異臭を放っている。しかし、なんとなく品が有って修道院で学んでいたと言う噂なのでそれなりに尊敬の念を持って接している。毎日家の前に止めたワゴンが悪ガキから悪戯されたりすると、そのたびに窓から見えるアランは気になって自分の分身が外に出ては彼女の不平を聞かされるので、敷地内にワゴンが有れば幾つかの問題は解決すると、アランはワゴンを庭に入れるように話したら、ミス・シェパードは新しい大きなワゴンを買って来て庭一杯に入れた。 | ||
感想 | ☆憎たらしい婆さんだったけど、どんなにみすぼらしい状況にあっても、毅然として自分の主張をする態度はえらいと思うけど凡人には中々出来ない。つい、周りに気に入れられようとおべっかを言ったり相手の喜ぶように自分の気持に背いてしまう。アランと出合ったのが彼女の幸せだった。住民や役所の人の対応が易しくて心が癒される。これが、皆が意地悪で気持ちがすさんでいたなら、後味が悪いだろう。見終わった後、優しい気持になれた。 | ||
日本初公開 | 2016.12.10 | ||
観賞日 | 2017.6.19 |