ゲームの世界でモンスターという言葉を聞いたときに、普通はなにを想像するか
一般的に導き出される定義としては「悪者」「世界を乱す物」「主人公の敵」である
ごくまれにモンスターが味方であるパターンはあるが、戦っている相手もモンスターである
やはり主人公の敵=モンスターという方程式がなりたつ
なぜモンスターが敵かというと、簡単にいえば、人間を(ゲームによっては人間に等しい生命体)を襲うからである
ここで少しだけ思った事がある、なぜ人間はいつも勝たなければいけないのだろうか?
どんなゲームにも絶対に出てくる、モンスターに加担して私服をこやすキャラクターがいる
ほとんどの場合はストーリーの途中で正義の味方である主人公のパーティーによって倒されるだろう
まぁ、そんな小さい人間のことはいいとして、私が思うのはなんで人間が勝たなければいけないかということだ
よくゲームで見られるストーリーを現実におきかえるとどうなるかというと・・・
【それまで競争相手がいなかった国に、突如、武装も人数も上回る敵が侵入してきた、でも数人の勇者ががんばって敵を追い返した】
ということになる、当然のことだが、どの方角からみても馬鹿な話で、不可能だ
まず第一に、敵がいちいち個人で戦ってくれるほど親切なら最初から負けてはいないだろう
つまり、なにがいいたいかというと・・・ゲームで登場するモンスターは実際は負けることなどありえないのである
人間の歴史をみると、つねに侵略と略奪の歴史のくりかえしだと言う、「歴史は繰り返す」という言葉もそこから生まれた
それを考えると、ゲームのモンスターはその歴史さえも繰り返せずにいつも倒されているのだ
あるいみ可哀相でしょうがない、どう考えてもずるいのである
律儀にこのエリアにはこのくらいのモンスターしか出ない、必ず出てくる人数が制限される、経験値を落としていく
私みたいなへそまがりの人間からみると、不可解な出来事が起こっているのがゲームだといっていい
しかし間違えてもらっては困る、私は決してゲームを否定していない、私自身ゲームは好きだ
下手すれば三度の御飯を抜かしてでもゲームをしているときもある
だが、ゲームを好きだからこそ、あまりに不可解なことは嬉しくない、防具にもなりそうにもない服を着ながら戦闘するゲームもそうだ
ゲームは進化しているというが、ゲームの中でのモンスターの役割というものは進化していない
私はモンスターという定義そのものを進化させてこそ、ゲームの進化だと思う
「モンスター=主人公の敵」ではあまりにも薄っぺらすぎるのではないか?
そして、モンスターをあっさり殺しすぎるのも問題だろう、だって主人公は死んでも生き返るのだから
どのゲームでも共通のこと、RPGでは主人公は死んでも生き返る、しゃれになってません
敵は一度死んだらそれっきりなのにこれはずるくないでしょうか?某シュミレーションRPGみたいに死んだら復活なし!
というほうがよっぽどすっきりします
もし主人公が生き返るなら、モンスターだって生き返るのが筋でしょう
モンスターを殺して強くなってクリアできるゲームは、私からみると、人間=特別な存在だ・・という自己中心的なやつが作ったゲームだ
というのは私一人の考えすぎなのでしょうか?よければこれについての意見をいただけると嬉しいです