ここは竜鳴館の地下深く、そこには一般の生徒は決して知りえない闇の生徒会がある。

会長「これより第50回、全童会(全日本童貞生徒会)竜鳴館支部連絡会議を始めるだべ。」
他の席より一段高い位置に座する坊主頭の男が厳かに宣言する。
会場の童志達はの万雷の拍手を持ってこれを迎えた。
獅子男「今回進行を務めさして頂く獅子男です。慣例に習い、童名にて名乗らせて頂きます。」
村田「同じく・・・って、俺本名出てるよっ!!」
獅子「?何を言ってるんだ、童志・村田?」
村田「こんな時だけ合ってるよっ!!」
獅子「何をさっきから言ってんだ?お前は本名が小比類巻で、童名が村田だろ?(小声で)」
村田「本名が村た・・・い、いや、童名が村田です。本名が小比類巻です。」
途中で何かを悟ったのか、村田は発言を止めた。


獅子男「さて、今回は非常に深刻な議題があります。先般我らがつよきすの新作が発表されました。大ヒット作の続編ということもあり、様々な懸念はあります。が、何よりも看過できない重大な疑惑が、今世界中を飛び回っています。」
獅子男の言葉に会場はざわつく。
議長「静粛にするだべ!獅子男童志、続けてくんろ。」
獅子男「はい、その問題とは、我らが童志にして全童会最高評議会に名を連ねる、鮫永新一が全童会を脱退するというのです!!」
童志「「「えええええええっ!!??」」」
童志達は大混乱に陥った。大声で泣き喚く者、ブツブツと壁に囁く者、多くの童志がその衝撃に耐えられずにいたいた。
レッドキング「議長、発言をよろしいか?」
その中で数少ない冷静な男が発言の機会を求めた。大怪我でもしたのか、包帯が痛々しい姿であった。


議長「許可するべ。」
レッドキング「鮫永新一・・・童志の妄言という可能性はないのでしょうか?」
その言葉に周囲から感嘆の声が上がる。
獅子男「普段なら誰もがそう考えるでしょう。しかし・・・しかし今回は、噂の出所が本人ではないのですっ!!!」
レッドキング「なっ・・・!?」
あまりの衝撃発言に、レッドキングを含めた議会全体の空気が凍り付いていた。
???「うろたえるなっ!!」
獅子男「あっ、あなたはっ!?」
村田「確かに・・・全童会沖縄支部の・・・。」
議長「そうだべ、今議会のオブザーバーてして参加頂いた皮神さんだ。」
レッドキング「では君がかの有名な・・・。」
皮神「ふっ、沖縄からわざわざ来たというのに、だらしがない連中ばかりだな。」
レッドキング「な、なにぃ!?」
突然の訪問者、そしてその発言に、場に緊張が走る。


皮神「コホン。実は去年、我々の支部にも似たような状況があったんだ。」
レッドキング「・・・。」
皮神「問題となった男は、わずか二年の間に、同級生、義姉1〜8、義姉の部下、女教師と次々に喰っちまったんだ。しかもその中には、俺の初恋の人も含まれた。それに比べれば童志の一人、脱会したことなど・・・。」
獅子男「意義ありっ!!!」
皮神「なっ!?」
獅子男「議長っ!!この皮被り氏はフカヒレのことを何も分かっちゃいないっ!!!」
村田「そうだっ!童貞じゃないフカヒレなんて、具の無いカレーや多弁な西崎みたいなもんだっ!!」
議長「童志・皮被り君、君はもう一度『つよきす』をオープニングからやり直したまえ。」
皮被「むぅ・・・、そこまで言われるフカヒレなる人物とは一体?」
レッドキング「議長!ここはフカヒレに対する弾劾裁判を提起しますっ!!」
議長「それでは皆の意見は・・・聞くまでもないべ。よし、これよりフカヒレ弾劾裁判を開始するっ!!!」
一堂「「パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・」」


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書記「かくして議会は弾劾裁判の開催を決め、閉会した。個人的な意見だがあの鮫永新一が簡単に童貞を捨てるなど想像もできないことだ。奴にはワシと同じ魔法使いの才能があるからだ・・・。」
そこまで書いて書記の髭面の男は筆を置いた。
真実が明らかになるのは、そう遠くない未来であることを感じながら・・・。


(作者・名無しさん[2007/11/03])

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