「なぁきぬ、最近思うんだが『神のみぞ知る』ってことば
 なかなかこれでいい響きだと思わないか?」

「うん、なんかボクもそう思うぜ…ってあぁ!わかったぜハニーっ!
 今日はみそ汁がのみてーんだなっ?」

「…な、なんでわかったんだダーリン!?」

「だってさぁ『カニのみそ汁』的ひびきがするじゃん?」

「すげぇ…!俺の何気ない一言からもうここまで…、頭の回転が速すぎるぜ!
 IQ2000オーバーいったんじゃねぇか!?ミレニアムだ!」

「えっへへー!
 それにぃ、ただ顔さえ見れば、愛しの彼の言いたいことなんて
すぐにわかっちゃうんだぜ!」

「おぉ…きぬ…なんて愛しいやつ…!
 つくづく俺なんかにゃもったいねぇほどの女だぜ!」

「よせやい、ボクなんてもらってくれる器のでかい男、
 レオくらいしかいねぇよぜったい。」


「ボク、今でも信じらんないくらいなんだぜ?
 あの憧れのレオとこーーーんなに心を通い合わせることができるなんてさっ!」

「きぬ…、決めた…俺は決めたぞきぬ…!
俺はこの生涯をかけてッ!
 世に蔓延る他の女の誰よりも!
お前を幸せにしてやるぞきぬぅぅぅ!!」

「はぅ!うれしい、うれしいよレオぉぉぉ!」

「よぉし!じゃあちょっと待ってな!
 もうすぐ『カニ』じゃあなくなるけど、前進前例をかけた『カニのみそ汁』ふるまってやんよ!」

「あぁきぬ、エプロンかわいいぜきぬっ!
 おなかの子が産まれたらすぐ結婚しような!」

「うんっ!卒業まではなんとか隠し通せそうだもんね。
 えへへー、元気に生まれて、ママの晴れ舞台観戦してってくれよ!」

「なんとかできました退学はふせげそうでよかったぜ!結婚式は闘いだ!」


「でもきぬ、子供のためにもこれからしばらくは大人しくしといてくれよな。」

「うん!ボク、レオと赤ちゃんのためならいくらでもおしとやかになるよっ!
 デット聴きながら踊るのもなるべく控えるっ!
 ココナッツにからまれても、母親の余裕でけちらし…じゃなかった。華麗にスルーしてやるぜ!」

「まったくおまえってやつはぁ…ふふふ…」

「えへへ…っ」

(小一時間見つめ合う)

「さて!これから忙しくなるぞっ!
 バリバリ働く覚悟はできてるぜっ!!」

「…つかれとかはぜんぶ、ボクにあずけて癒してね?」

「なぁにそれはこっちのセリフだぜ!!
 熱血レオはな、疲れ知らずなんだぞ?」


「…!」

(…あぁ…、今レオが乙女さんとかぶって見えた…!
  もう一人前の男なんだね…レオ………)

「お、おいきぬ…なんで涙目になってんだ…?
 俺じゃ…その………不安か?」

「…へへ、泣いてないもんね。
 だから不安なんてあるわけないよ!
 頼りにしてるぜっ!ボクのだんなさまっ♪」


(夕食タイム)


「奮発してみそ汁にはカニ缶をまるごとふたつ入れてみた!!」

「…グレイトだぜきぬ。」


(作者・名無しさん[2007/10/18])

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