「え、え…?」
「ほら、ちょっとムシャクシャしてるって言ったでしょ?」
少しだけ溶けたような表情を見せ、エリカはレオに迫っていく。学生時代からそうだが、レオはこの誘うような目に、なおかつ甘える様な声に、しどろもどろになってしまう。
「え、あ…その…」
「だ、か、ら。しない?」
エリカはスーツもよく映えた。長い手足は勿論だが、ふくよかな胸や女性らしいラインも美しく際立ち、あらゆる男を虜にするのだ。
もっとも現在、レオ以外の男を虜にする必要はない。
「なに…もしかして」
「な、なんでしょう?」
「…飽きちゃった?」
少しだけ悲しそうな顔をして、詰め寄る脚を止めた。レオに対して強気でいるのだが、その癖レオの拒絶を感じるとすぐに落ち込んでしまう。
実はその落ちこむ仕草が、レオをその気にさせてしまうのだが、本人は気付いていない。
「い…いや」
「ホント?」
「あ、ああ。姫の…エリカの体が飽きたなんて、誰が言うもんか」
「じゃあ、抱くのね?」
「こ、ここで?」
「ええ。鍵くらい締めるし、多分人もこないんじゃない?」
「多分って…」
此処までくると、力関係のままレオは押し切られていく。

〜ここまで、他スレの誤爆〜

観念したレオはエリカにそっと手を伸ばし…その時
「そこまでだ!俺の王子様を返してもらおうか?」
「スバル!」
「伊達君!」
伊達スバル。エリカよりも長い時を過ごした幼馴染にして、
今ではレオを巡る好敵手でもある。
「そうはいかないわ。今はもう私のモノ、判ってるでしょ」
「やれやれ、寝取られって言葉を知ってるか?」
「ええ、貴方から奪ったからよく知ってるわ」
空気に緊張が走る。
「今日の勝負は?」
「『レオ』を含めたgoogle検索で、1に近い方が今晩レオ独占でどう?」
「OK、もちろん””で括ってな!」」
「えーと、俺の意見は…」
こうなってはレオの意見が通った事が無いので、鮮やかにスルーされる。

「"レオパレス スバル"だ!」
「"乙女さんはレオを娶る"でどうかしら」
8件VS1件、勝敗は決した。
「ちっ、拘りすぎたか」
「そこまでする…さすが私が認めただけの事はあるわね」
「いいさ。次は必ず、な」
レオにウインクをしスバルは去っていく。
「さぁてレオ…邪魔者は消えたわよ」
舌なめずりするエリカ。蛇に睨まれた蛙状態である。

「そこまで!このフカh「お嬢様シャイニングウィザード!」
猿顔の男は瞬殺された。というか何しに来たんだアイツ。


(作者・名無しさん[2007/03/01])

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