周りが結婚して焦っていたらしく、
たいして好きでも無い女と結婚してた
しかもその女のために必死で生活費稼いで
気がつけば若くなかった……


数年後、俺は村田を義兄さんと呼ぶ関係になっていた



「って夢をみたんだ」
「安心しろ、たとえ村田の妹でもお前には惚れない」
「フカヒレに惚れる奴なんているわけねー」
「俺はきぬに惚れてるけどな」
「レオ…ボクもレオに惚れてるぜ」
あー…このバカップル共は……
「へん、でも俺ネトゲじゃ結構好かれてるんだぜ。今度オフ会もあるんだぜ!女の子の多いギルドだから一度に告白されたらどうしよう」
「きぬ…」
「レオ…」
「聞いてねぇし」
後ろで一部始終見ていた豆花が言葉を漏らした
「全員ネカマに決まてるネ」
「オフ会後のフカヒレが見物やなぁ」


数日後

「あれは女の子なんてもんじゃなかった」
「どうしたんだフカヒレ?普段ひどい顔が今日は一段とひどいぞ?」
「また告白して振られたんじゃね?」
「違う!逆だ!オフ会で告白されたんだ!しかも複数」




「なぁあああにぃいいいいいいい」
「フカヒレが告白されたあああ!!!?」
「地球崩壊だこの世の終わりだぁぁ」
「もうだめぽ」
「フカヒレなんかに先こされるなんて死にてぇえええ」
「うらぎりものぉぉおまえなんかしんじまええええ」


教室中が一気に騒がしくなる
わき起こるフカヒレしねコール

「でも俺に告白したのがさ…村田の妹だったんだ」

「おめでとうフカヒレ」
「おめでとう。来週から彼女持ちか。うらやしいぜ」
「鮫氷クンおめでとう」


フカヒレしねコールが「フカヒレおめでとう」にかわる

「いや待ってくれ!俺は断ったさ!ちゃんと!きっぱりと!」
「あーあ、お前唯一の彼女ができるチャンスを棒に振ったんだぜ?」
「ちょっとマテ!俺の選択肢は最初から村田の妹達しかなかったってことか!?」
「フカヒレ…一生童貞でかわいそうな奴…」
「もうだめだなお前。」
「女の子の純情踏みにじるなんてサイテー」

教室中が一気に冷める
そのとき、教室のドアが開いた

「鮫氷新一!出てこい!」
「は、はい…なんでしょうか……」
鬼のような形相をして入ってきたのは村田洋平だった。
あまりの迫力にフカヒレは萎縮してしまっている
「貴様、きのう妹達を泣かせたそうだな。制裁してやる」
「ひ、ひいいぃぃぃぃぃぃぃぃ誤解だぁぁあああああ」
「一限目移動教師だったな。移動しようぜー」
引きずられていくフカヒレ
無かったことにする2-C


ぎゃあああああああ
遠くの方でフカヒレの声がこだました


数年後

対馬家にフカヒレが来ていた
「レオ、カニ。お前達に一番最初の言っておこうと思って今日は来たんだ」
「どうしたんだ?また改まって。」
「実は俺……結婚することにした」
「いい加減ネトゲはほどほどにしておけよ?」
「ROは最近やってないよ!ガ○ホーの運営(自主規制)だし!現実の話だよ!!」
「お前と結婚する奴なんているわけないぜ!熱でもあるんじゃないのか?」
「ついに架空の女性を妄想でつくりあげるようになってしまったのか…かわいそうな奴」
「そんなに俺が結婚するのを認めたくないのかよ!」
「「うん」」
カニとレオの声がみごとにハモった
泣きそうになるフカヒレ
「まぁいい。その相手はすぐそこまで来てるんだ。ちゃんとおまえらにも紹介してやるよ。お、今家の前だってメールが来たぜ」


ピンポーン


対馬家の玄関をフカヒレが勝手に空ける

そこには、フカヒレの最愛の人が立っていた



  レオ、カニ、紹介するよ。俺の妻だ


(作者・名無しさん[2006/07/04])

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル