「朝〜朝だよ〜、おにぎり食べて、学校行くよ〜」
カチッ
レオ「こんなもの仕込むのはフカヒレか、乙女さんに聞かれたらどうするんだよ…」
いつもの時間、違うのは目覚ましの音だけ
いまいち爽やかさに欠けるものの、制裁を受ける前に下へ降りる
トントントン
レオ「なんか静かだな、乙女さんまだ寝てるのか?」
いつも通り朝食の前に顔を洗いに行く

乙女さんが来てからそろそろ半年が経つ
おにぎりのみの食事も飽きるという言葉が懐かしいほどになじんだ
家の中にも乙女さんが揃えた小物が増え
以前からここの住人だったような錯覚さえ覚える

レオ「乙女さ〜ん、今日の具は何〜?」
あまりに静かなので呼びかけてみる、が反応が無い
乙女さんの朝は早い
この時間に起きていないということはありえないのだが

レオ「乙女さん?」
ダイニングを覗く
おにぎりを作った形跡すらない
急いで乙女さんの部屋へと急ぐ

レオ「乙女さん、入るよ?」
一言断って部屋の襖を開ける
と、そこに正座をしている乙女さんがいた

レオ「起きてるなら返事くらいしてよ、心配したじゃないか」


話しかけながら近づくと乙女さんの様子がおかしい事に気が付いた。

レオ「乙女さん?」
乙女「・・・」
レオ「?」

反応のない乙女さんを尻目に部屋に入ろうとしたその時
俺の目に映ったのは、



首のないスバルだった

俺が慌てて振り返ろうとすると頭部に強い衝撃を受けた。
薄れ行く意識の中で俺は全てを理解した。

(ああ、あんただったのか)


(作者・名無しさん[2006/04/09])

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