「レ〜オ〜」
自分の横で寝言を言いながら幸せな寝顔を見せているのは、幼馴染の蟹沢きぬ、
心中嬉しい様な複雑な気持ちな所が正直な感想だ、何故かって?それは昨日の夜まで時は遡る。

昨日の夜、レオの間
いつものメンバーのダラッとした会合が一段落しスバルとフカヒレが帰った、
しかし、ここの所コイツだけはなかなか帰らない、しかもベッドの中に潜り込んではそのまま朝まで寝ている始末、
朝になると乙女さんに二人して蹴り起こされるのが日課になりつつあった。

そして事件は起こった、
「レオ〜、何か喉乾いた」
「ん、そうだな、何か飲み物でも・・・」
「じゃあ、ボクとってくるねー!」
あっ、ちょっとまて、まっ、いいか・・・、落ち着け俺、何か様子が変だ、何だこの違和感は、
「ボク、とってくるねー」
違う、普段だったら
「レオー、オメー下から飲むもんとってこいよ〜」
で、俺がツッコミ入れる筈だ、何か企んでる、多分そうだ、でも確証がない、どうする?


「持ってきたよ〜」
「サンキュー、カルピスか、なんでまた出来てないのを」
「なんだよぉ、レオ、ボクが持ってきた飲み物が飲めねぇてか?」
「んな事じゃない、わざわざ出来てない物じゃなくても、ほかのがあったろ」
「ボクはカルピスが飲みたかったの!良いだろ別に」
「分かった、これ以上は言わん」
どうやら気のせいだ、とりあえずゲームの続きだ、このレッドベレーの軍人にマグナムをブチこまねばならん、
チクショウ、思うように弾が当たらん、調子が悪い。
あ、喉乾いてたんだっけ?よし、少し飲むか振り向いた瞬間俺の表情が氷つく
サラサラサラサラって、なにを混入してるんだ、この娘っ子は!問い正さねば。
「こら〜、何だ今入れた粉は、まさか俺を眠らせていたずらする気でいたろ」
びくっ
あら、新鮮な反応。
「うっ、何でもない何でもないもんね、いたずらなんてしないってば、やだなぁレオは」
「何でもないなら、今の粉何だか言ってみろ、とにかく薬はめーなの!」
「うー、何でもないっ、とにかく何でもないんだぁ〜」
「ほほぅ、蟹沢さん、もしかしてそれは俺用だったのかい?この俺にそんな言えない様な危険なもの混ぜたのかい?」


「確かにレオ用だったけど危なくない!」
「じゃあ何で中身言えないんだよ、大丈夫な証拠はないぞ!」
「分かったよ、だったらボクが大丈夫かどうか証拠みしてやっからみてろ!」
「まて、何だその短絡的な行動は、マジで大丈夫なんだろうな?」
「だめだったらレオ
助けろよ」
ぐびぃ!
チクショウ、静止する前に飲んじまいやがった。そして突然うずくまり震えだした。
「クソ!言わんこっちゃねぇ!カニ!大丈夫か!」
カニの体を支えた瞬間カニは俺にしがみついてきた、あまりに突然の出来事だった為か仰向けに倒れてしまった、
カニも俺にしがみついているせいか今はカニが上におおい被さる形でいる。
「返事しろ!しっかりろ!」
「れぇ〜お〜」
「よし、返事は出来るな、今、びょ・・・んっ!?」


「ん・・・ちゅ、もっとぉ、ん・・・」
「ん・・・、ちょっとん・・・、まて、急にキスなんて、わっん・・・」
「れぇおぉ、いや?」
「え?なにがってちょっと、ん・・・」
さっきまで必死だった自分の体が少し冷静さを取り戻した、しかし今度は本能部分に正直に反応を示し始めた。
少しずつすりよっていくカニの体から心地よい体温が伝わってくる、
女の子の体ってこんなにも柔らかいものなのかって位柔らかい、抱きしめたらどうなるんだろ、
そんな事を考えたら体もう実行に移してた、
「あっ、うぅぅ、れおぉ、れおぉぉぉ、れおぉぉぉ」
抱きしめるとシャンプーの香りと女の子独特の何とも言えない香りが嗅覚をくすぐる。
やべぇ、もう冷静でいられねぇ、多分今カニを一人の女として見てる、
それを考えたら体が反応してつい少し強く抱いてしまう、
「あっ!ああっ、あっ、あ・・・んふぅ」
カニは軽く痙攣したかと思うと今度は急に脱力してしまった。


「ぁ、わ、悪いちょっと苦しかったか?」
「ありがとうレオ、嬉しかったから、っぃ、・・・ゃったのさ」
「え?何?」
「ああっ?またぁ〜、何でだよぉ〜、一回じゃあだめなんかぁあっ、くっ、うふぅっ、あっぃ、あっぃょぉ、れおぉぉぉぉ」
「おい、どうしちまった!」
俺がカニの身体に触れると
「いっ!?はぁ、ぁ、レオぉぉぉ、もっとぉぉぉ」
カニの身体がはねる、そして気持ちがいいのか俺に触ることを求める。
「レオぉ、ボク、欲しいのぉ、れおが欲しいのぉぉぉ、ボクの身体いっぱいに、レオが欲しいのぉぉぉ〜!」
言うが早いか手が先か、カニは俺の服を器用に脱がして行く、
「おい、いきなり、こっちの心の準備ってもんが」
「でも、身体はぁ、正直だぞぉ、こっちはぁ、ハイオク満タンだぜぇ」
「準備万端だろう」
こちらの服を一通り脱がしたあと、自分も服をポンポン脱いでいく、
そしてソコに現れたのは身体付きはまだ成長途中だがしっかりと女性となった幼馴染みの生まれたままの姿があった。
少し熱を帯びたのか少し赤みを帯びた白い肌は弾力があり、とても柔らかかった。
もう一度口づけを交す、もはやお互いにためらいは無い。


「んふぅ・・・、ちゅぶ、んふん」
どれくらいの時間がたったのだろうか、今度はこちらから攻撃してみた、彼女の秘部を撫でる、
「ひぃっ!あぁっ、いぃっ」
彼女の身体が跳ねる、秘部からはこんこんと愛液が湧き出てくる、
「凄いな、柔らかくてあったかいや」
「ず、ずるい、レオ、ボクだけ、気持ちいい、じゃないか」
「おい、言ってることおかしくないか?」
「おかしく、ないもんね、今度は、ボクがレオを食べちゃうんだ」
そういうと、彼女は俺のモノを自らの秘部にあてがう、
「くぅ〜っ、いぃんっ、いぐぁっ!んふぅ」
あてがった瞬間に、力が抜けてしまった拍子に奥まで入ってしまう、
結合部からは純白の証であった血が分泌されてくる愛液と一緒に流れ出てくる。今の痛くなかったのか?でも・・・、
気持ちいい、こちらも押し寄せる快感を更に増大させる為に身体を動かす、
その動きに際して、カニはまた悩ましげな声をあげる。
「いぃん、い、あっ、あぅ、あふっ、ぃ、ん、あぁ、あん」
まずい、気持ち良すぎる、止められない、更に快感をむさぼろうと身体を動かす、
「あぁぁぁ、くるぅ、またくるぅぅぅぅん」
「ぅぅっ、そんなにしめたら」
おわっちまう、


せめてもう少しだけ持たせなくては、
「あぁぁ、はんっ、れぇおぉぉぉ」
一段と強く締め付けられる、彼女は絶頂に達したらしい、
ドクンッ!
こちらも高みにのぼり、自分の欲望をカニの中に注ぎ込む。
「あ・・・ぁぁ、あぁ、レオのがぁ」
「あぁ、お前の中に入っていく」
「うん、ボク、レオでいっぱい・・・」
「ゴメンな、何か、流されるまま、結局最後までやってしまった、やっぱり・・・」
「ちげぇぞレオ、ここはね、ボクが謝るとこなんだぞ」
「何でだよ、オレはお前の気持ちをわかってやれなかったばかりか、お前の身体を結果的に汚した奴だぞ」
「違う、ボクね、どうしてもね、レオが好きだったんだ、ずっと前からこうなりたかったんだよ」
そうか、だから俺を激しく求めたんだ、
「そうか、ガマンしてたんだな、俺なんかよりもずっと偉いな」
「うん、ありがとレオ」
「お礼を言われる事はしちゃいないさ、これからはずっと一緒だ、俺と」
「スト〜ップ、コレはボクに言わせてくれ、ボクと付き合ってくれよ、その、レディとして」
「わかってる、俺はお前におとされたんだ、当たり前だろ、コレはその答えだ」
長い口づけの後、ほど良い疲労感のせいかそのまま二人で寝てしまった。


対馬邸レオの間
午前3時位
で、カニと多少の屈折がありつつも結ばれたのだが、心の中は複雑だった、
理由は二つばかり、ひとつはカニへの罪悪感、
個人的にはやっぱり向こうが同意というか望んだにしても、いきなりの行為の為かまだ引け目を感じる事。
もうひとつは、乙女さんの存在、どうしても今回はごまかしが効かない、
仕方ない、ここは可愛いコイツの為に腹をくくるか。明日は何処まで飛ぶかな、オレ、東京くらいかな。

対馬邸リビング
「スマン!レオ!」
予想外の展開だった、どうやら昨晩の行為のボリュームが大きかったせいか、
様子を見に来た乙女さんは、途中からしっかり見て、事もあろうか最後まで見てしまったらしい。
ここは全員赤面しながらも少し話して終わった。


蟹沢邸、きぬの間
「でが、いや、きぬ、よくやった」
「おう!母ちゃんのおかげでレオゲットぉ〜!あ、これ返す」
カニは例の白い粉の入った○の中に呂と書かれた瓶を渡す。
「行ってくんね〜」
満面の笑みを浮かべて飛び出した我が子を見送る母は、かつて遥か昔、自分が夫と付き合い始めた頃と重ねて言った。
「あんたなら、愛するって事がわかってるから大丈夫さね。」
取り出した写真をみる、今のカニを少しスレンダーにした様な少女とレオに似た少年の写真だった、日付は1979年7月20日、裏には今の蟹沢夫妻の名前がしっかり刻まれていた。

「今日はお祝いしなくちゃねぇ」

オシマイ


(作者・時給255円氏[2006/03/22])

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル