「ゴメン良美。待った?」
「あ、レオ君。スゴイ待ったよ。五分は待ってたかな」
「もしかして怒ってる?」
「全然怒ってないよ」
顔が笑ってても目が笑ってない。
コイツはダークなんてもんじゃない、ブラックホールだ!
何故だ!? 良美はダークサイドは卒業したはずだ!
「なあんてね。ほら、早く行こ」
「え? あ、あのお、怒ってないんですか」
「やだなあ、演技だよ演技」
「そ、そそ、それは演技」
「そ、そうだよね」
エライ迫真の演技だこと。
「でもそんなにうまくだませたんだ」
「ああ、女優目指せるよ」
「本当に? 私が女優さんかあ」
「埋もれさせとくには惜しいくらいだ」
「ありがとうレオ君。でも私の一番の夢はレオ君のお嫁さんになる事なんだけどなあ」
「それも演技?」
「やだなあレオ君。……すよ?」
「正解」
「……やっぱり女優はやめときません?」
「え、なんで? 私は少し楽しかったけど」
俺の胃がもたない……などとは口が裂けても言えない。
「一緒にいる時間が減りそうだろ」
「うーん」
頼む、諦めてくれ!!


(作者・名無しさん[2006/03/09])

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル