俺の名前は対馬レオ。言わずと知れた速射砲のレオさ。不本意だけどな。
まぁそんなことはどうでもいい、早速本題に入るぜ。
俺は今付き合っている女性がいる、名前は椰子なごみ。
付き合う前は俺に対して・・・というか誰に対しても愛想のなかったなごみだが
今では実にかわいらしくなっている。まるで子犬のように。
そんななごみが俺は好きだ。ていうか愛してる。マジ結婚したい。ハァハァ・・・
っと、また話がずれてしまった。元に戻す。
なごみと付き合い始めて早数ヶ月。
何の不満もない良い彼女なんだ、なごみは。
料理うまいし、かわいいし、かわいいし、ヌワイスボデーだし、エロスだし。あとかわいいし。
それでも最近はなんと言うか・・・マンネリ気味?
と言う訳で俺たちの関係に刺激を与える為に思いついたことがある。
今日はそれを実行してみようかと。おk?
内容に関して「お前そりゃ鬼畜過ぎるぜ。」とかの突っ込みはノーサンキューだ。
ぶっちゃけ俺も最低な企画だと思う、彼氏として、男として。
それでも俺はやるんだ。それが俺に下った天啓なんだ。神様に言われちゃしょうがないよな?(人それを責任転嫁と言う)
それじゃそろそろ実行フェイズに行くぜ?


今日は日曜日。
乙女さんは土日は気を利かせて実家に帰ってくれてるので今日はなごみと二人っきりになれる。
ていうか今まさに二人っきり。なごみは台所で夕飯の支度をしてくれている。
うん、いいお嫁さんになれるな、なごみは。もちろん旦那は俺で。それ以外は認めない方向で。
とか考えてるとなごみがテーブルに料理を運んできた。
「どうぞ、しっかり食べてください、センパイ」
「あぁ、いただきます」
うん、やはりなごみの料理はすばらしいね。実にうまい。
「やっぱうまいな、なごみの料理は」
「えへへ、ありがとうございます」
とってもかわいらしかったので頭を撫でてあげた。さらにかわいい反応をした。こりゃ良循環だね。
「ごちそうさまでした。ふう、食った食った」
「はい、お粗末さまでした」
まぁそんなこんなしながら夕飯は終った。で、二人で食器を片付けた。
いつもならこの後は、風呂に入ってお注射をうつんだが…今日はあの計画を実行すると決めている。
「じゃあ、センパイ。私、お風呂に・・・」
「いや、ちょっと待ったなごみ」
風呂に向かおうとしていたなごみをすかさず呼び止める。
だってそういう雰囲気になっちゃったら計画が実行しづらくなるからな。
「え、なんですか、センパイ?」
「ん、まぁここじゃなんだから、部屋に行こうか」
「はぁ・・・わかりました」


「それで、どうしたんですか?センパイ」
お互いベッドに隣り合わせて腰掛けると早速なごみが尋ねてきた。
「うん・・・ちょっと話があるんだ・・・」
「?・・・なんですか?話って」
「実は・・・・・・えぇっと・・・そのぅ・・・」
冗談とはいえ実に言いづらい。ていうかここまで来といてなんだが正直言いたくは無いな。
いや!待てレオ!これはあれだ、この関係に緊張感を持たせる為にやるんだ!必要悪ってやつだ!
うん!じゃあしょうがないな!必要悪じゃあ誰かがやらないといけないもんな!うん!しょうがない!
「センパイ、どうしたんですか?急に黙って・・・」
「よし!言うぞ!心して聞くんだぞ・・・耳の穴はしっかりかっぽじっておけよ・・・」
「きゃっ!はっはいっ!」
「いや、待て本当にかっぽじらなくてもいい」
「あっはい」
もうびっくりだよ。マジで耳に指つっこもうとしてるんだもん。すんでのところで止めたけどさ。
「で、だ・・・もう率直に言うぞ」
「はい・・・そんなこと言ってるのが若干率直じゃないような気もしますけど・・」
「(無視して)なごみ、俺と・・・別れてくれ!」
うわぁーついに言っちゃったー。どうなのこれは!人としてさ。
ていうかどうするよ本気で別れられちゃったら。ちょwwおまwwそれキビシスwwwww
いやいや、待て。落ち着け俺。俺は気高き獅子の名を冠する男だ。この程度で動じたりしないぞ。


で、なごみの様子は・・・?
「・・・・・・・・・・・・・」
か、固まってる・・・余程ショックだったのか・・・うわ、すげぇ罪悪感。もうバラしとくか・・・
うん、そのほうがいいな。なごみの為にも早く真実を教えてやらねば。
「あ、あのな、なご「センパイ・・・」
わっ急に動き出した。
「本気なんですか?センパイ・・・」
「え、いや、その、あのですね・・・」
「私・・・センパイの線の内側にはもういられないんですか?」
「あの、そのですね。これには訳がありましてですね・・」
「いえ、聞きたくない・・・です・・・センパイは私が傍にいるのはもう嫌なんですね・・・」
「なごみさん?」
ダメだ。まったく話を聞く気が無い。まずい・・・こいつぁまずいぞ。どうする?どうするんだ俺?
「センパイ。わかりました・・・センパイがそう言うなら私は・・・でも・・・」
「でも・・・なに?」
「最後に1つ・・・お願いを聞いてください・・・」
「あ、あぁ。いいぞ」
ってうぉい!ダメだろ俺!このままじゃホントに別れる事になっちまうぞ!
「私がいいって言うまで・・・目をつぶっていて欲しいんです・・・」
「わ、わかった」
うぉぉい!だから早く言えよ!嘘だったって!冗談でしたって!目ぇつぶってる場合じゃねぇよ!
「ありがとうございます・・・センパイ。それじゃあちょっとだけ、動かないでくださいね・・・」
「あぁ・・・」
あれ?目をつぶってるだけじゃなかったのか?いつの間にか動くのもダメになったぞ?


おっと、なんか腕を掴まれたぞ。で、掴んだ腕を後ろに回して・・・反対の腕も同様に・・・。
ガチャリ
おやぁ〜なにか手首にはめられたぞ〜これは…手錠!?
「おっおい!なにするんだなごみ!?」
「え?」
「え?じゃない!手錠なんかはめてどうするつもりだ!?」
「だって・・・センパイが私と別れたいなんて言うから。
 私は嫌です・・絶対に・・・だからセンパイには私のモノになってもらいます」
「な、なごみ・・・」
とんっ
「うわっ」
ベッドに押し倒された!うわ、のしかかってきた!
「センパイ・・・センパイが、いけないんですよ・・・」
「やめてくれ・・・なごみ」
「センパイは、私だけのモノなんです。絶対に、他の誰にも渡さない・・・」


「渡さない・・・っと。ふぅ〜疲れた〜今日はここら辺までにしとこっと」
「あれ、どうしたの姫?珍しくパソコンなんか使っちゃって」
「あら、カニッち。あのね〜ちょっと小説を書いてたのよ」
「え、姫小説なんて書いてんの?もしかして・・・BL系とか?」
「ざんねーん。今回は、普通の男女の恋愛ものよ」
「へぇ〜。ねぇ、ちょっと見しちくり」
「あーごめ〜ん。まだ完成してないからちょっと待ってくれる」
「あっそうなんだ、じゃあさ、どんな感じの話なのさ」
「そうねぇ・・・一言で言うと・・・独占欲って恐いわよねって感じ?」
「なんなのそれ」


(作者・名無しさん[2006/01/29])

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル