「いやぁー、あんときゃマジでびっくりしたぜ。
オマエにあんな底力があったなんてよ」
「なに言ってんだ。ホントは手加減してたんだろ」
「いいや、オレは結構マジだったぜ。最後の方は本気になってたしな」
「そうか。まぁスバルに本当に勝てたなんて思ってないよ」
「いやあん時はオマエが勝ったんだ。
きぬへの思いはオマエの方が強かったんだ」
「そういうことにしとくよ。でもあの時は自分でも不思議なぐらいだった」
「愛のパワーってやつだな。いいねぇ、熱いねぇ」
「お前、それ言うために話しふったんじゃないだろうなぁ?」
「それもある。が、メダルも取れて一区切りついたところで、
少し思い出に浸りたかったわけよ」
「銅だもんなぁ。やっぱ金目指すのか?」
「ああ、やっぱ男に生まれたからには何かで一番になりたいじゃない」
「そうか、応援してるよ。そういえば、お前もう相手はいるのか?」
「なんだぁ、心配してくれんのか?うれしいが…レオにはもうきぬがいるだろ?」
「お前、ホントにそんな冗談やめろっての。懐かしさといやな気分で半々だ」
「わりいわりい。まだ今のとこはいねえなぁ。
乙女さんなんかいいなぁって思ってんだが」
「残念!乙女さんは今修行中で世界を回ってるところでした」
「オージーザス!!!ま、カニ以上の女なんてみつからないだろうがな」
「今はカニじゃないだろ?」
「ああそうだな、今はカニじゃねえ。俺が好きだったのは昔のきぬだ。だから安心しな」
「別に心配してないさ」
「そうかいそうかい。それだけ幸せそうだとこっちとしてもうれしいねぇ」
「ああ、本当にお前には感謝してる」
「だからアレはオマエの力だっての。もっと胸を張れよ!
自分の力で掴み取ったんだよその幸せわよ」
「そうだな、こんな考えじゃだめだな。伊達クン」
「そういうことだよ対馬クン」
やっぱ、親友ってのはいいもんだな。


(作者・名無しさん[2005/12/25])

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