「今日の授業はここまでですわ〜」
4時限の授業終了
っということはお昼だ
「おい、坊主今日はどうするんだ」
「悪い、今日も弁当だ」
スバルからのお誘いを丁重に断る。
昼飯は一学期と同じように竜宮でなごみと一緒するのが日課だ
「っふ仕方ないな、おいフカヒレ学食行こうぜ」
「か〜、いいねいいね、俺も手作り弁当が食べたいぜ」
「俺が作ってやろうか」
「男の作った弁当なんていらねぇよ、俺が食べたいのは女の子の手作り弁当なの」
「あっそう」
「彼女にあ〜んなんて言って食べさせてもらったら最高だぜ、まぁ椰子はそいうタイプじゃないだろうけど」
フカヒレの妄言を無視して竜宮へ、なごみをあんまり待たせるのも悪いしな
しかし、フカヒレよなごみは意外と尽くすタイプなんだぜ
っとそんなことを考えている間に竜宮に到着
扉を開けると


「あ、センパイ」
なごみが嬉しそうな顔でこっちに駆け寄ってきた。
なんか本当に犬の尻尾とかが見えるんですけど
とりあえず、いつものようになごみから弁当を受け取って席に着く
「今日もうまそうだ」
なごみの頭を撫でてやる。
「えへへ」
本当に犬みたいだな・・・今度首輪つけてみようかな
・・・っはいかんいかんたぶんなごみはつけてくれるだろうけどさすがにそれじゃ変態だ
でも犬耳のカチューシャとかなら・・・
いやだから駄目だろ
「センパイどうかしました?」
俺が妄想に耽っていたらなごみが心配そうな顔して覗き込んできた。
「いや、なんでもない、さぁ食べようぜ」
いただきますと手を合わせて弁当に手をつける。
あいかわらずなごみの作る料理はうまい
ふとなごみの方を見ると真剣な表情でこっちを見ていた。
えーと、あ、そうか
「今日もうまいぞ」
「・・・よかった」
そういって自分も食べだす。
俺も食事再開して玉子焼きを口に入れる
あれ?
「なぁなごみ」
「なんですかセンパイ?」
「玉子焼きの味付け変わってないか?」


玉子焼きは甘かった。前は塩味だった気がするんだが
まぁうまいことにはかわりないけど
「あ、はい、センパイが玉子焼きは甘いほうが好きだと言っていたので」
確かに前そんなこといった気もする
でも
「無理して変える必要ないぞ、確かに甘いほうが好きだけど塩味でもおいしいんだし」
「いえ、センパイに喜んでいただきたいですから」
うーん、こういうところも可愛いな
やっぱりなごみは尽くすタイプだ
線の内側限定だけど
そんなことを考えているうちに弁当は空になっていた
「ご馳走様」
「いま、お茶入れますね」
なごみは奥の台所に向かった。
その後ろを俺は静かについていく
そして台所に立つなごみをおなかに手を回すようにして後ろから抱きしめる
「ひゃ・・・センパイ・・・」
「いいから、そのまま続けて」
「ど、どうしたんですか」
「うーん、午後の授業の前になごみから力を分けてもらおうかなと、なごみは嫌か」
「いえ、嫌じゃないです」
そういってなごみは目をつぶる
結局そのまま始業のチャイムギリギリまで抱き合っていた。
何も特別なことのない毎日
それがいつまでも続けばいいと思った。


(作者・名無しさん[2005/10/12])

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