「全員デレ期」
収拾のつかないこの状況を打破すべくフカヒレが立ち上がった…
フカヒレ「レオ争奪トーナメント開始!」
フカヒレ「対戦相手は俺が勝手に決めたから、ルールよろしく土永さん。」
土永「内容は格闘技、個人差の戦闘力は愛で補えー。まさに愛を取り戻せってやつだー。」
乙女「これは貰ったな。レオ!お姉ちゃんに任せておけ!」
姫「危険なのは乙女先輩とDよっぴーか…本気でいかなきゃならないようね!」
カニ「ボクを忘れちゃ困るぜー!関節技の妖精とはボクの事さ!」
なごみん「センパイはそこで見ててください。必ず私が優勝しますから。」
先生「めんどくさいですわー」
よっぴー「うぅぅ…こんな勝負卑怯だよ…レオ君…」


[トーナメント表]
一回戦:先生VS姫
二回戦:カニVS乙女
三回戦:よっぴーVS一回戦勝者
四回戦:なごみんVS二回戦勝者
優勝戦:三回戦勝者VS四回戦勝者
レフェリー:土永さん
レオ「ねぇ?俺の気持ちは完全に無視なワケ?」
フカヒレ「黙れ!現代版光源氏が!俺の心を落ち着かせるにはこれしかねぇんだよ!」
スバル「激しく不毛な争いだな…」
フカヒレ「早速第一回戦!」
カーン!
先生「見たいテレビがあるんですけど…」
姫「ねぇ、祈先生。お菓子三ヶ月分でどう?」
先生「参りましたわー」
土永「勝者!姫ー!」
レオ「早っ!俺はそんなもんと同じ価値かよ先生!」
先生「なんとなくですわー」
土永「まぁ人生そんなもんだな、坊主」


スバル「傷ついたか、坊主?大丈夫、お前には俺がいるぜ」
レオ「放っといてくれ!あと、誤解を招く言動はやめてくれ!」
フカヒレ「さあ盛り上がって参りました!二回先生!」
レオ「おい…もう一回言う勇気はあるか?」
カーン!
カニ「負けられねぇ!負けられねぇんだよ!」
乙女「気合が入っているのは認めるが、それだけでは私に勝てんぞ?」
カニ「てゃぁー!先生攻撃ー!」
レオ「字間違ってんぞ…」
乙女「甘い!!」
グギッ!
乙女さんはきぬの攻撃を軽々と避け、綺麗なコブラツイストを決めた
カニ「うぐぐぐ!ぐすっ!」
乙女「ほら、痛いだろ?ギブアップしろ。今ならまだ間に合う。」


カニ「泣いてない!泣いてないもんね!」
乙女「誰もそんな事言ってないだろ…さぁ!もっと厳しくなるぞ!」
きぬはすでに涙をボロボロ流していた。
カニ「ぐすっ…それでも…それでも大好きなんだよ…諦めきれねぇんだよ!」
乙女「それは私も同じ事だ!早く楽になれ!」
カニ「し、死んでも…ギブアップはしねぇからな…」
きぬを見ていると、なんだか俺が悪い気がしてきた
カニ「ずっと前から好きなんだよ…!」
乙女「…」
カニ「あいつ馬鹿で優柔不断だけど…あいつの全てが好きなんだよ!」
パッ
地獄の束縛が解かれた
乙女「勝ちを譲ってやる…」
土永「おいおい、本当にいいのか?乙女?」
乙女「鉄一族に二言はない」


土永「わかったぜ、勝者ヒヨッコ!」
カニ「えっ?ボク勝ったの?」
乙女「あぁ!お前の勝ちだ!弟を頼むぞ!」
カニ「えへへ…何か頼まれちったレオ…」
レオ「そんな目でこっち見るなよ…」
スバル「……やっぱ勝てねぇか」
フカヒレ「スバル?何か言った?」
スバル「何でもねーよ」
フカヒレ「?それでは第三試合の前に休憩に入りまーす。」
カニ「おい、見たか!今のボクの感動シーン!乙女さんのお墨付きだぞ!お前もう不戦敗でいいだろー?」
なごみん「何を言ってる?このガキは、お前は私が仕留める。」
カニ「あーん?やってみろや!やさぐれ単子葉類!」
なごみん「うるさいな。少し黙れ。騒がなくても潰してやるから。」


姫「あの二人、もうちょっと静かにできないのかしらね?」
よっぴー「エリー、ちょっといいかな?」
姫「よっぴー?どうしたの?」
よっぴー「ここじゃ何だから、生徒会室に行こう?」
フカヒレ「ん?あの二人?……まさか!禁断の愛!?(まぜてもらえるかも♪)」
姫「何か用?よっぴー?」
よっぴー「私達…親友だよね?」
姫「はぁ?何よ、今更。当たり前じゃない!」
よっぴー「じゃあ、負けてよ…」
姫「えっ…?それとこれとは話が違…」
ドサッ…
机の上に放り投げられたのは引き裂かれた姫人形だった。
姫「!?」
よっぴー「ごめんね…私どんな手を使っても優勝したいんだ…あの娘はすぐ綺麗に直すから…ね?」
姫「うううぅぅー!」


フカヒレ「(ガクガク、ブルブル)お、女って超怖い…」
よっぴー「じゃあね、エリー。先に行ってるね。」
休憩時間終了
フカヒレ「三回戦でーす…」
スバル「いきなりテンション下がってんな。どうした?フカヒレ?」
フカヒレ「(ガクガク、ブルブル)」
スバル「?」
カーン!
姫「…」
よっぴー「…」
良美が優しく姫の体を押した
姫「ひゃぁ!参った!」
土永「勝者!エロス娘!」
何?この出来レース?
よっぴー「やったぁ!(ありがとう…エリー。私達これからも親友ね?)」
姫「くっ…なかなかやるわね‥よっぴー!(う、うん…もちろんよ…)」
よっぴー「えへへ…(ふふっ…もう、エリーったら…)」


レオ「怖いな、あの二人…」
フカヒレ「お前さ?死んでくれない?」
レオ「はぁ?」
フカヒレ「さーて!四回戦いってみよーか!」
カーン!
カニ「よーし、ココナッツ!ボクの名を言ってみろ!」
なごみん「チビ太?」
カニ「てんめー!お前はいつものように暗い部屋でニキビでもむしってりゃいいんだよ!」
なごみん「そんな事はしない。泣いて逃げるなら今だぞ、甲殻類」
カニ「凄んだってボクには効かないぜー、とりあえず握手しようぜー。」
なごみん「力比べか。望む所だ。」
カニ「(くくく、さすがはヤシの実、脳はドロドロさ)」
二人が握手をする。
ガシッ!…グギッ!
なごみん「!?」
カニ「はっはっはー!キマッた!ガッチリ関節に入ったぜ!」


カニ「泣けよ、ほら泣け!泣いたら離してやんよ!」
乙女「…私はあんな奴に勝ちを譲ったのか?」
レオ「気付くのが遅いって、乙女さん…」
なごみん「くぅぅ!…センパイ…痛いぃ、助け…てぇ」
カニ「植物が人間様に媚び売ってんじゃねーよ!」
レオ「…ゴトリ」
カニ「はっ!?てめぇ、今の音は何だ!」
カニ「萌えたんか!?ボクの感動シーンで萌えなくて、こんな植物の苦痛顔に萌えたんか!?」
微かにきぬの力が緩んだようだ
なごみん「スキ有り」
カニ「え?」
カニ「うわ!!」
いい角度でなごみの蹴りが炸裂!
そのままきぬは場外にふっ飛ばされた
土永「ヒヨッコ場外。勝者、冷血女!」
カニ「今のは反則だろ!ボク完全に油断してたぜ!?」


土永「馬鹿野郎、勝負に油断したから負けなんだよ」
なごみん「…おいカニミソ、私の名を言ってみろ(やった♪センパイ、センパイ)」
カニ「ちっくしょーーー!!」
フカヒレ「本物の馬鹿だね、お前」
スバル「ん?どこに行くんだ?カニ」
カニ「…トイレ」
スバル「やれやれ…」
フカヒレ「残ったのはよっぴーと椰子か、意外だね」
フカヒレ「お前はどっちがいいの?」
レオ「実は西ざ…」
よっぴー「(゚ー゚)…」
レオ「良美!迷う事なく良美!」
よっぴー「(^ー^)ニコ」
西崎「くしゅん…くしゅん!」
村?「どうした西崎、風邪か?」
西崎「だ‥だれかが‥噂してるの…かも‥」
村?「はっはっは!お前の噂する奴なんかいるわけないだろ」
西崎「くーー!」


フカヒレ「早速優勝戦開始でーす」
姫「あぁ、悔やまれる!でもよっぴーも大切だし…対馬君も‥」
乙女「来い!お前の腐った根性叩きのめしてやる!」
カニ「いだだだ!ちぎれるー!耳引っ張るなー!」
先生「霧夜さん、お菓子はまだですかー?」

なごみん「あなたが生き残るとは意外でしたね」
よっぴー「ふふっ、そういえば椰子さん、レオ君とはもう寝たの?」
なごみん「なっ!?そ、そういう事は人前で言う事じゃない!」
よっぴー「あはっ♪必死だね♪私は…無理矢理犯されちゃった…」
なごみん「えっ!う、嘘ですよね…センパイ?」
レオ「えっ!?あ、あれは良美が…」
よっぴー「嘘付かないでよ!あんなに愛し合ったじゃない!」


カニ「ボクも愛し合ったもんねー!変態だったけど…」
乙女「わ、私は弟の頼みだから仕方なく…」
姫「対馬君たら、本当に甘えん坊なんだから」
先生「もう興味ないですわー」
フカヒレ「悲しい‥悲しい…この世は‥悲しい…」
スバル「フォローはしないぜ?坊主」
レオ「記憶にございません」
よっぴー「レオ君が他の女に手を出すのは私の責任もあるね。待ってて、勝って調教してあげるから」
レオ「なごみ勝ってくれ頼む!」
なごみん「…私が勝っても調教してあげます!」
レオ「…違う、俺は悪くないんだ…」
フカヒレ「ねぇレオ様、一人貸して下さい。乙女さん希望」
レオ「自分で頼んでみれば?」
フカヒレ「それができねーからお前に頼んでんだろ!」


土永「ジャリ共、もういいだろ?フカヒレ、早くゴングを鳴らせ」
フカヒレ「畜生…レオの奴、いつか俺が全員寝取ってやる‥」
カーン!
なごみん「破ッ!」
なごみのパンチがいい具合いに良美のレバーに入った
よっぴー「くふぅ!」
土永「エロス娘ダウーン!123‥78」
よっぴー「ま、まだやります…」
なごみん「立ちましたか。さっきは汚い手で勝ったようですが、もう無理ですよ?」
なごみん「汚い先輩」
レオ「おっ、おい!なごみ!」
ざわ…ざわ‥ざわ
よっぴー「‥たしきっ、きひ、汚、くな、い!私は、は、ぎ、ぎたなっ、く」
よっぴー「ひっく…ご、めんなさい‥ごめんな‥」
良美はガチガチ震えながら、トラウマに謝り続けていた…


なごみん「あっ?えぇっ?す、すいません!今のは少し言い過ぎまし…」
よっぴー「えぃっ♪」
良美がなごみの後頭部を鈍器のようなもの(フランスパン)で何度も殴打!
土永「冷血女ダウン、1234…」
土永「…気を失ってるな。勝者エロス娘!」
よっぴー「やったぁ!優勝したよ!レオ君!」
よっぴー「フカヒレ君賞品持ってきて!」
フカヒレ「あぁ、わかったよ」



よっぴー「どうしてフカヒレ君がいるのかな?」
フカヒレ「えっ?だって表の下の方にすっげー小さく書いてあんじゃん?」
表の下の方を見てみた。
レオ「えーと…レオっていうのは真っ赤な嘘でシャーク新一。何だ、これ?」
フカヒレ「いやぁー、何かさ?こういうの照れるよね」


フカヒレ「みんなが俺を愛してるのはわかった。」
フカヒレ「だが、漢新一!生涯女は一人を愛する!」
フカヒレ「さぁ行こう!よっぴー、いや良美!めくるめく官能の世界へ!」
よっぴー「…」
レオ「うわぁ‥マジかよあいつ‥」
よっぴー「……………」
姫「フカヒレ君!危ない!」
フカヒレ「ん?何言ってんの?って、うぎゃあぁぁ!」
フカヒレが血まみれでうずくまっていた。
バールのようなものを手にした良美がフカヒレをひたすら殴っていた。
ガッ!ガッ!
フカヒレ「ひぃぃ!?い、痛い、痛い!キャ、キャロットーー!」
フカヒレ「…………」
レオ「おい…あいつ動かないぞ?」
姫「さぁ?死にゃあしないでしょ?」


一時間後


先生「フカヒレさんは緊急手術らしいですわ、死ぬかもですわー」
レオ「無茶しやがって…」
よっぴー「あれ…私?そうだ…レオ君だ…」
レオ「!?」
よっぴー「逝こう?レオ君…」
レオ「一体どこに逝くというのだ!?嫌だ、嫌だ!」
よっぴー「もうっ、駄々こねないでよぅ…レオ君!」
ずるずるずる…
よっぴー「…他の女を忘れさせて‥逃げないように‥足を…して…」
レオ「あ、足をどうする気だ!?」
よっぴー「楽しみだねぇ♪レオ君♪(そうだ‥首輪も必要だ…)」
ずるずるずる…
一同「(まぁいいか…)」
レオ「に、西崎さーーーん!」
西崎「くしゅん!くしゅん!」
俺はこのちょっぴりHな娘とやっていかなければならないようだ…
・・・カチャリ!


(作者・名無しさん[2005/09/26])

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