今日は珍しく男3人でフカヒレの家に遊びに来ている。
「おいフカヒレ、これってあの時の本か?」
「あぁ、まぁな…」
「懐かしいなぁ…」
あれはまだ小学校低学年の頃の事だった。
「シャーク君どうしたの?」
「おいみんなみてくれよ、お父さんのへやからもってきたんだ。」
それはブルマに焦点を絞ったエロ本だった。
「わわっ!い、いけないんだぞ!ママがこういう本みちゃいけませんって言ってたもん!」
「そ、そうだそうだ!先生に言いつけるぞ!」


「で、でもなんかちんちんかゆくなって、きもちよくない?」
「うるさいへんたい!おまえなんかボコボコにしてやる!」
「う、うわぁぁぁん、やめてよぉ!助けておねぇちゃん!」
「…おい!やめろよ!4人で1人をいじめるなんてひきょうだぞ!」
「!!な、なんだよ、ハ、ハッスル君じゃんかよ…おまえもへんたいか!?やんのか!?」
「かかってこいよ…」「ゲッ!伊達!…ち、ちくしょー、覚えてろよ!」
彼等が逃げ出したのを見送ると、レオがフカヒレに駆け寄った。


「だいじょうぶ?」
「う、うん…その……ありがとぉ」
「きにすんなよ、あいつら、おまえの友達だったんだろ?それなのにうらぎってさ…ムカつくぜ」
「お〜い、レオ、スバル〜!」
「遅いぞカニ!」
「いやぁ、ついつい「みんなのうた」をきいてたらおくれちゃった。ん、だれコイツ?」
「か、かわいい…ぼ、ぼく、さめすがしんいちです。シャークって呼んでね!」
「キモい」
「ガーン!」
「おまえなんかフカヒレで充分だ!」
「(こいつかわいいけど性格キツくてバカなんだ)」


「(おねえちゃんみたい…)」
「(あのさぁ…さっきの本…あとでみせてね。)」
「(おれもおれも!)」
「なにひそひそ話してるんだよ!はやくいこーよ!」
「おれたちこれから山にカブトムシ探しに行くんだ」
「くっていい?」
「だめ!」
「……」
「なにしてんだよ、フカヒレもいこうぜ!」
「!!…うん!」
涙を拭いて元気よく返事をすると、フカヒレは駆け寄っていった…
「お前も意外とこういう思い出大切にする奴だよな」
「いや、その本はアングルが絶妙なんだ。未だに現役でお世話になってるぜ」
「お前って奴は…」


(作者・100氏[2005/09/09])

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