「………ん。今何時かな」
うー気持ち悪い…
もう何日経ったんだろうねー
でもそんなのわたし達には関係ないか
……わたしは宝物を手に入れたから
もうみんなには渡さないよ!
あっでもみんなはここには入れないから、ずっと二人きりだね!
もう!心配しちゃったよー
大丈夫!わたしがずっと守ってあげる
ずっと…
クーヤはわたしがいないとなにも出来ないんだから!
喋ることも
動くことも
でもクーヤはどうして冷たいんだろ?
「クーヤ寒い?わたしが暖めてあげるにゃー」
やっぱり冷たい…
「なんで…起きてクーヤ!起きてってば!……うぅ」
あれ?なんでだろ…
すごい悲しいのに…出ないや涙
「やっぱりクーヤの寝顔はかわいいねー」
お仕置きされちゃったり釣り行ったり…楽しかったな
「覚えてるかな?小さい頃にクーヤに励ましてもらったことがあって…」
それからかな、わたしがクーヤのこと好きになったのは…
それで一緒に海外行こうって約束して…
約束…
そうだ…してないんだ…約束…
…
なんか頭使ったら眠くなっちゃったよクーヤ…
待っててね…
すぐクーヤのところに…
…
「もうせろりとくうやがいなくなって、大分経つな」
「そうですね。瀬芦里のことですから、心配はいらないと思いますが」
「で、あるか。あの二人は幸せにやっているかの…」
「姉さん…幸せだと…いいですね」
(作者・名無しさん[2007/10/14])