「ふぁあああ〜、今日もよく寝た。」
このごろ、起きるのがだんだん遅くなってきたような気がする。
平和ボケか?
ふと時計を見る、もう9時半だ!!
「あっ!今日、朝食担当だった!!ヤヴァイ〜〜!!」
急いで半ボケの脳を、洗面所で起こしてから居間へ向かった。
「お、おはようございますぅ」
怒られるのが怖かったのか、変な言葉遣いになってしまった。
巴「あ、空也、おはよう」
瀬芦理「おっはよー」
海「う〜ん、ク〜ヤ〜、おはよ〜」
「えっ?」
意外な返答だった。
もっと、ガンガンしかられるかと思った。
居間を見渡してみると、何故か分かった。
「そうか、姉貴とお姉様がいないのか。」
巴「?」
瀬芦理「要芽姉さんなら、もう仕事に行ったよ〜。」
「え、あ、うん」
そうか、今日は平日か・・・ん?姉貴は学校へ行ってるんだよな?
「海お姉ちゃんは学校に行かなくていいの?」
海「実はね〜すごいもの発明しちゃって、空也に見せたかったんだ〜、だから今日は学校休んだの」
い、いいのか?そんなに簡単に学校休んで・・・
海「うふふ、すごいよ、びっくりしちゃうよ、腰抜かしちゃうよ〜〜」
そんなに嬉しがらなくても・・・


・・・学校休むぐらいの発明で、俺に見せたい・・・・・ん?・・・俺実験台か!!??
しかも、かなりやばそうな雰囲気だし
「えっ、いや、その、なんと言うか・・・」
ヤバイ、本能が海お姉ちゃんの実験は危険だと言ってる。
実際、海お姉ちゃんの実験でこの前、左手の親指だけ異常に成長したことがある。
まあ、それはそれで、いろいろムフフで役に立ったけど・・・
「い、いや〜、ちょっと今日は用事がありまして・・・」
「ち、ちょっと、実験に付き合うのは無理かなぁ〜なんて」
・・・
海「う〜ん、コレはもうちょっと入れといた方が良かったかな〜〜?」
海「味はバッチシだし、昨日自分で試したし、一日で元に戻るし〜」
聞いてないっ?!
瀬芦理「ねえ、空也〜」
ん?
瀬芦理「実験の話、さっき聞いてたんだ〜、面白そうだよ?やってみれば〜?」
クッ!完全に人事だと思われてる。
巴「こ、怖そうだけど、海も試したって言うし、あ、安全みたいだよ?」
ともねえまで何を言うか・・・
「と、ところで、その実験って、どんなんなの?」
海「ちょっと、こっちに来てくれる?」
「?」
海「実はね、この薬の詳細は、本当のとこ皆にはウソついてるのよ〜」
「えぇ?」
海「本当のこというと、止められるからね^^」
なぜ笑顔・・・
海「巴姉さんには、クーヤがお人形さんみたいになってとってもかわいくなるって言ったんだ」
なるほど、ともねえは人形好きだから、さっきこの話に乗ったんだな
海「瀬芦理姉さんには、クーヤが、どんな命令にも素直に従うようになるって言ったんだよ〜」
うっ、マジですか
本当にそんなことになったら大変だ。
でも、そこまで言って、もっとヤバイことなんだろうか。


「で、で、その薬本当はどんな効果があるの?」
海「ウフフ、それはね・・・ゴニョゴニョ・・・」
「〜〜〜〜〜!!!」
巴「?」
お姉ちゃんに口をふさがれて、声を出せなかった。
「ま、まさか、そんなこと、ウソでしょ?」
海「コレが、本当なのよ〜」
た、確かに、それは、男のロマンであり、一度はやってみたいと思ってたこともできる、夢のような話だ。
・・・だけど、実際あればの話だ。
それを、お姉ちゃんが作ったと・・・
これまでの、お姉ちゃんの作品からすれば十分想像できた。
「すごい・・・すごいよお姉ちゃん尊敬する」
海「そうでしょ〜、よかった〜クーヤに喜んでもらえて^^」
海「で、早速なんだけど、私の部屋に来て試してくれない?」
「もちろんですとも!!」
二人で、お姉ちゃんの部屋へ向かった。
巴「あ、ああ、空也朝ごはん食べないの?」
「ゴメン、後でいいや」
巴「あぅ」
なんか、今日はともねぇが張り切ってたみたいで腕によりをかけて作ったらしい。
後でありがたく食べておこう
って言うか、今日の朝食当番俺やん!!
あ〜もう、それよりも、何よりも、まずはこっちからだ!!


姉ちゃんの部屋に着くと、なにやら、すごいものが散らばっていた。
塩やら、しょうゆやら、何かの薬品やらナイフやらドリルやら・・・
「す、すごいね・・・」
海「コレだよ、名づけて「スケルトンソルト!!」」
透明な塩??いや、骨格塩?勘違いか?
海「味は心配ないよ〜お姉ちゃんが確かめたから。」
海「それと、コレを飲んだら、本当に見えなくなるけど、声だけは聞こえるし、音もちゃんと聞こえて、物を運んだりもできるよ」
海「タイムリミットは1日とちょっと」
そのちょっとは何?
気になることをまとめてみた
1,お姉ちゃんが味を確かめたということ。
2,試した=透明になった=さっきの説明=全部試した
気になるな。
海「よし、それじゃあ、Let'sChallenge!!」
「よしっ!!パクッ!!ゴクッ・・・・・!?」
( _o_)ばた
海「キャアアアアー、クーヤー!?クーヤー!クーヤー!!クーヤー!!!クーヤー!!!!」






「・・・・・ん、ん?あれっ?!」
「ここは・・・お姉ちゃんの部屋・・・だよな?」


え−っと・・・
「俺は、確かお姉ちゃんに薬を飲まされて・・・?何の薬だったっけ?」
「まあ、とりあえず、ここから出よう、腹減ったし」
ガチャ、ゴン!!
巴「え?っあた!!」
「うわ!!ビックリした!!」
巴&空也「え?え?」
巴「な、なんで、ドアが急に開いたんだろう・・・」
「えっ?ともねえ俺に気づいてない?」
「ともねえ、こっちだよ」
巴「えっ?だれ?」
えっ?はっ?ん〜〜?
あっ!!!思い出した!!!そうか、俺は透明になってるんだ。
薬を飲んで、息ができないほど辛くて、気絶したんだ。
ってことは・・・(解析中・・・)
ほっほう、実験は成功だ、誰にも見えないぞ!!
本能OK?
「じゃあ、ともねえ、ちょっと失礼」
ともねえのお尻を触ってみた
巴「あぅ!!?」
ふふふ、誰にも見えないし、やりたい放題だね!!
そのまま、ともねえの胸を指でツン!と突いて居間へ向かった。
巴「あ!ぅぅ・・・」


居間には、瀬芦理ねえねえと海お姉ちゃんがいた
瀬芦理「〜でさー、すっごい面白かったんだよー」
海「ふ、ふーん、それは良かったね〜^^」
なんか、流してないか?
ともかく、実験の成功をお姉ちゃんに伝えなくては
そっと、お姉ちゃんに近づく。
「実験成功しました」
海「!!」
一瞬びっくりしたようだがすぐに状況を理解し、嬉しそうにこっちを向いた。
海「よかった〜、あのまま、クーヤ死んじゃうかと思ったよ〜」
とかいって居間でくつろいでるじゃん。
海「おかしいなぁ、ちゃんと試したのになぁ?」
苦笑いする
瀬芦理「うみゃ〜誰としゃべってんの〜?」
海「い、いやないでもないよ〜、それよりさぁ〜」
ねえねえとお姉ちゃんはまた話に戻った。
ねえねえは俺には気づいていないようだ。
「ちょっと、悪戯しちゃおっかな〜」
ササッとねえねえに近寄る
そして、ちょっとポニーテールを引っ張ってみる
「そらっ!」
グイッ!
瀬芦理「にゃ!?」
ねえねえが不思議そうな表情で後ろを見る。
もちろん俺は見えてない。
ねえねえはキョロキョロしている
まあ、無理もないか。
ふと見ると、お姉ちゃんは少し笑っていた。


そうこうしていると、ともねえがやってきた
少し、顔が紅い
「あれだけで紅くなるのか!?」
少しびっくりした。
ともねえもすぐに話の中に入っていった。
でもやっぱり落ち着かないようだ。
こういうのを見ると、悪戯したくなる
正座しているともねえのお尻を触ってみる
すると
巴「(ビクッ!!)」
ともねえの体が少し震えた
さっきのだ、とでも思っているんだろうか。
そのまま、揉んで見る
巴「あぅ!!はぁはぁ・・」
瀬芦理「?どうしたんだにゃモエ」
巴「えっ!?あっ!いや別に何でも・・・」
瀬芦理「?」
まったくともねえはかわいいなぁ
脇あたりをスリスリしてみた
巴「うう・・・ぐすっうう」
今にも泣いてしまいそうだ
うーんこの顔を見ると心が痛むな
よし、ターゲット変更!!


瀬芦理ねえねえに近寄る
気配に気づいたのかねえねえがこっちを見る。
ちょっとびっくりした、本当に侮れんな慎重に行かんと
慎重かつ大胆にお尻を揉み上げる
瀬芦理「にゃにゃ!?」
大きな声を出す
巴「(えっ?まさか瀬芦理姉さんも?)」
巴「ど、どうしたの?」
瀬芦理「ん?いんや、ちょっとお尻になんか触れたよう気がして」
なんだかんだ言ってもねえねえも女なんだな
巴「そ、そういえば海の実験はどうなったの?」
うっ!!ヤバイ、うまく騙して海お姉ちゃんっ!!
海「実験?ああ、失敗しちゃったよ〜残念」
巴「あぅ・・・そ、そう。残念」
巴「(く、空也の人形姿見てみたかったなぁ・・・)」
瀬芦理「ありゃーそりゃ残念、今夜いろいろ遊ぼうと思ったのににゃ〜」
巴「え?」
巴「(瀬芦理姉さんも、人形好きなのかな?)」
瀬芦理「そのとき、巴も誘ってあげたかったのににゃ〜」
巴「えっ、あ、うん。私も、姉さんさえ良ければ、い、いつでも」
巴「私は、いつでも、部屋でやってるから」
瀬芦理「(んにゃ?巴もこっち方面に目覚めたのかにゃ?)」
「すごいな、ある意味すごい。会話が成立してる」
こんなところで、感動してたら時間がもったいない・・・と海お姉ちゃんが机をたたいている
巴「?」
よし、今を楽しもう。


再びともねえの背後に詰め寄り、胸を持ち上げる
巴「!!あっ・・・ぅん」
そのままタプタプ揺らす。
う〜んこの重量とやわらかさがたまりませんなぁ
巴「あぅ・・・んぅ・・はぁぅ・・・んっ!」
あまりに気持ちいいのでそのまま揉んで見る。
巴「ぅん・・・はぅ!!・・うう・・ぐすっ」
ここまでやると、きづかれたかな?と思ってねえねえの方を見ると・・・
瀬芦理「Zzz」
見事に寝てる!!
これで
もうちょっと大胆にいけるな
そういって、上着を捲り上げた
巴「あうぅぅ!!?ダ、ダメ・・・な、なんで、誰もいないのに・・・怖いよ・・ぐすっ・・」
綺麗な白い肌と、可愛い緑のブラが丸見えになった。
うっ、心が少し痛む
でもここは、しっかりやろう
にしてもやっぱ、ともねえは肌綺麗だよなぁ
ぼそぼそ言っていると、ともねえがビクッ!と震えた
「?」
巴「ぇ?く、空也?」
!!!
まずい、声が大きかったか・・・
巴「空也?な、なんでこんな事す、するの?・・・うう、ぐすっ・・・え〜ん」

巴「ひどいよ〜、うう・・・く、空也、ひどいよ〜ぐすっ、ぐすっ・・・」
あああ、やってしまった、どうしよう・・・
ひ、ひとまずここは離れよう。
すると、ともねえは泣きながら自分の部屋に閉じこもってしまった。
「と、ともねえ、ゴメンよ・・・こ、これには深〜い訳があって、その、あの」
巴「うう、ぐすっ、なんで?・・・ぐすっ・・・」
そのまま、2時間くらいずっと誤り続けて、何とか機嫌を直してくれた。
居間に戻ると、ちょっと不機嫌そうな、海お姉ちゃんがいた。
海「ちょっと、いくらなんでも、やりすぎかな〜〜?」
海「でも、初日だし、興奮してるんだよね。お姉ちゃん分かってるよ〜〜」
この人はどこまでやっても味方でありそうな気がする。
海「じゃあ、お姉ちゃんは、ちょっと出かけてくるし、後は自由に楽しんでね〜〜^^」
「あ、うん」


ともねえを泣かしてしまったとはいえ、こんな能力を持ってるのに使わないのは非常にもったいない「でも、ともねえ、なんで透明になってることは突っ込まなかったんだろう?」
ま、いいか
「う〜ん、いつも見ている風景でも、他から見えないと、雰囲気変わってくるよな」
またぶつぶついって、廊下を歩く。
天気がいいときは、外に出よう!!
ということで、商店街へ行ってみた。
その途中、いろんな人とすれ違ったが、手を振っても、踊っても、何も反応はなかった。
当たり前か・・・
ちょっと寂しいかも?
そうこうしているうちに魚屋ところまで来た。
魚屋のおっちゃん「よう、まいど!!いつもありがとうっ!」
と威勢のいい声を上げている。
透明なんだし、バレないだろ・・・と悪魔がささやく
だめだよ!いくら透明だからって犯罪はしちゃいけない・・・と天使が言う
・・・ここは
やってみるか!!
そう決断すると、メラメラ好奇心が沸いてきた。
「まずは品定めだ」
う〜ん、やっぱり、鯛かな?いやここは鰹かな?
よし!ここは思い切ってマグロだ!!
といっても、今おいてあるのは、切り身だ。でも特大だ。
値段を見ると相当高い。
ちょっと気が引ける。
「ダメだダメだ、やるといったらやるんだ!!」
腹を決めて、マグロにアタックした
気づかれないように、そーっと、持ち上げて、一気にふところい入れる。
「ふぅ、これできづかれないな」
と、思っていたが・・・
魚屋のおっちゃん「ん?」
魚屋のおっちゃん「ああ、落ちちまってたか、よいしょっと」
俺が持っているマグロを持ち上げる
空也&おっちゃん「え?」


「うわぁぁぁ!!」
とっさに、おっちゃんの手を振り解いて、走り出す。
魚屋のおっちゃん「ド、ドロボーー!!マグロ取りやがった!!!」
と叫びながら、おっちゃんからは浮いてるように見えるマグロ・・・いや俺を追ってきた。
俺は必死に逃げる。
「はぁ、はぁ」
おっちゃんも必死で追う
「こんのぉ!!許さんぞぉ!!!」
足には、自信があるほうだが、マグロを追うおっちゃんのスピードは半端ではなかった
「やばい追いつかれる・・・」
どうしようかと思っていると
「あれ?あれはいるかちゃんと摩周さん?」
猛スピードで近づいてくるマグロとおっちゃんにビックリして摩周さんたちもこっちを振り向いていた。
「ごめん、摩周さん」
そういって、摩周さんが手に持っていた、書類のようなものとマグロを入れ替えた。
摩周「え?あ、あれ?」
おっちゃん「コラー!!万引き野郎め!!またんかぁ〜〜!!
摩周「う、うわーーーー!!」
いるか「え?え?な、何が起こったんですかぁ?」
いるか「う〜ん、ここは、風になれ私!!!」
といって、まさに風のように逃げていった。
残された摩周さんは・・・恐ろしくていえない。
「おっちゃんって、キツイな」

(作者・名無しさん[2004/07/28])

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