「イカ!はやく来なさいよ!限定品の香水買えなくなっちゃうじゃない!!」
「姉貴に香水はまだ早いって・・・その金で服でも買ったら?ワンピースばっか着てないで」
「くっ、・・・えらそうに言ってんな!!」
「いてぇ!!くそ・・・ああ、でも確かにすごい並んでるね」
「だからいったじゃない!・・・でもこの位置なら買えそうかな」
「うーん、さすがに女の子かカップルしか並んでないね・・・姉弟なんて俺らぐらいだろうなぁ」
「そ、そんなのどうだっていいじゃない・・・」
「まあね・・・ん?姉貴、なんかあそこの女の子たち俺らのこと見てるけど・・・知り合い?」
「え?・・・ゲッ!!」
「ああー、やっぱり柊さんだった!こんにちはー!、柊さんもこの香水買いに来たんですか?」
「え、ええ・・・まあ」
「そのワンピース可愛いですね!学校のときと雰囲気変わってたから気付きませんでした」
「あ、ありがとう・・・」
「(姉貴の学校の知り合いみたいだな・・・姉貴普段はネコかぶってるから人付き合いは別に悪くないんだよな)」
「ふふふ・・・柊さん、お隣の人紹介してくださいよー、柊さんあまりそういう噂きかないと思ってたけどやっぱりいたんですね・・・恋人」
「・・・エェ!?」
「そ、それはちが・・・」
「カッコイイ彼氏ですねぇ・・・正直お似合いですよ!」
「え・・・?」
「彼氏さんは何年生ですか?同い年ですか?」
「い、一応年下だけど・・・」
「年下の彼氏なんてやりますねぇー、柊さんも隅に置けないなぁ」
「・・・」

「・・・結局勘違いしたまま行っちゃったけど・・・」
「・・・ふん!アタシとアンタみたいなイカをお似合いだなんて失礼だわ!」
「・・・こっちのセリフだよ・・・でも姉貴、ちゃんと説明しておかないと面倒になっても知らないぞ」
「・・・・」
「姉貴?」
「い、いいのよ・・・。ア、アタシ友達とかゴミみたいな男からも彼氏いないかとかしつこく聞かれるし・・・」
「ハァ?」
「つ、つまり、ア・・・アンタみたいなイカを利用することでうっとおしいムシを寄せ付けないようにするってこと!!」
「・・・うーん、まあ俺は姉貴の大学行かないしいいけどね」
「だ、だったらそういうことよ。アンタはアタシの代理彼氏!!光栄に思いなさい」
「ヘイヘイ・・・それじゃあ高嶺・・・帰ろうか」
「え・・・な、なに手なんか握ってんのよ・・・離しなさいよ」
「代理彼氏なんだろ?・・・まあこれぐらいしないと・・・彼女たちあの影からチラチラ見てるし」
「そ、そうなの?・・・だ、だったらしょうがないか・・・こ、光栄に思いなさい!」
「・・・ヘイヘイ」

(作者・名無しさん[2004/05/28])

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