空也が、自分を愛している6人の姉の中で
誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼は6人に五万円ずつ渡し
彼女らがその金をどう使うか見ることにした。

長女は、その金を施設に寄付した。
「人を慈しみ、思いやる気持はとても大切であるぞ。我が空也の子を授かった
ならば、なによりも愛を教えたいのだ。我が家族にしてもらったように…」

次女は、その金を即座に返した。
「お金の使い方ではなにも図れないわ。一番大切なのはお互いを思う気持ち
心と体で愛し合いたいの。お金より大事な物があるのよ」

3番目の姉は、その金を貯金に回した。
「守られるだけの女なんて退屈だよ?結婚してからクーヤと一緒に商売を
したいんだ。そのための資金にさせてもらったよ」

4番目の姉は、5万円を家計の足しにし、長期にわたって使った。
「あは、家計は私に任せて。私は無駄使いしないから。たぶん結婚したらこう
いうことって必要かなと思って…」

5番目の姉は、自分を完璧に見せるためにその金を使った
「見なさい、これでアタシは完璧な女よ。自分を磨くことはアンタの
ためでもあるの。最高の美人を妻に持っていると自慢することを許してあげるわ」

6番目の姉は、空也の欲しがる物のために残らず使いきった。
「お姉ちゃんににとってはくーやが一番大切なの〜。だからお金は
全部くーやのためだけに使うのが当然だよ〜」


空也は悩みに悩んだ末、6人の中で一番体の相性のいい姉を妻にした。

(作者・名無しさん[2004/03/27])

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