「巴姉さんって好きな人いるの?」
「え!?そ、そんなの・・・い、いない・・・いたとしても・・・わ、わたしなんか・・・そんな・・・」
「・・・姉さん、それ本当に言ってるんならそれこそ失礼じゃない?」
「え?」
「だって姉さん妹のアタシから見てものすごく美人よ。背も高いしスタイルもいい」
「そ、そんな・・・」
「どーせアタシなんか影で小馬鹿にしてるんでしょ、アタシなんかそんなに胸ないし・・・」
「そんなことないよ・・・」
「フン、どうだか・・・あーあ、いいわよねぇ、得よねぇ・・・」
「そ、そんなことない!!!」
「ひっ、な、なによ・・・」
「た、高嶺は可愛い!!私は高嶺みたいになりたかった!私は背なんて大きくなりたくなかった!」
「な、なんで・・・?」
「外では皆にジロジロ見られて・・・高嶺みたいに可愛いワンピースとか似合う女の子になりたかった・・・!」
「・・・ジロジロ見られてるのは背が高いからだけじゃ・・・それは姉さんが・・・」
「ツインテールだって高嶺には良く似合う・・・私もそういう風に髪をまとめたいのに・・・」
「姉さん・・・」
「うう・・・好きでこんな大きくなったわけじゃ・・・うわーん!!」
「あ、姉さん・・・そっちは・・・!」
ガッ!! 「あう・・・」
「確かに大きすぎるのも問題ね・・・でも、アタシ達お互いに羨ましがってるのかしら・・・なんか馬鹿らしいわ」

「・・・どうやら大事には至らなかったようですね、姉さん」
「うむ、大きな声がするから何事かと思ったが・・・では行くか要芽よ」
「はい・・・でも他人を羨ましがるなんてまだまだ子どもね・・・あの二人は」
「うーむ、しかし我も要芽や巴のようなぼいんぼいんのないすばでぃな女になりたいぞ」
「ふふ・・・確かに私も姉さんの私にない魅力は羨ましく思いますね」
「そうか・・・やはりお前ほどの者であっても我の威厳に嫉妬してしまうのか。すまぬことよなぁ」
「ふふ、少し違いますが・・・そこも姉さんの魅力ですね」
「?で、あるか」

(作者・名無しさん[2004/03/22])

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