「巴姉さん、買い物付き合ってよ。ちょっと参考書5、6冊買わなきゃいけないの」
「うん、分かった」
「ともねえ、姉貴に付き合うことないよ。それじゃ荷物持ちじゃんか」
「そうよ。だって巴姉さんアタシと違って力持ちだし、本人がいいって言ってるんだからいいのよ」
「い、いいんだ空也・・・高嶺と2人で買い物なんて久しぶりだし・・・」
「じゃあアタシ仕度してくる。巴姉さんは・・・どうせそのままでしょ、じゃあ待ってて!」
「あう・・・」
「自分だってどうせあの安っぽいワンピースじゃんか・・・」

「でも、ほんとに久しぶりだ、2人で出かけるなんて」
「そうね・・・」
「む、昔はよく一緒に出かけたりしたのにな。や、やっぱり私と一緒だと高嶺はつまらない・・・?」
「え?・・・そ、そうじゃないわ。ただ・・・少し悔しいだけ・・・」
「え、なんで?」
「だ、だって巴姉さんと一緒に歩いてると周りのひとはみんな巴姉さんばっかり見てるんだもん!」
「そ、そんなことないよ」
「自分が気付いてないだけ!巴姉さん背高くてスタイルもいいし・・・」
「た、高嶺・・・」
「ハァ、正直うらやましいわ・・・そんな性格には死んでもなりたくないけど」
「あう・・・」

「参考書思ったより安かったわ。じゃあちょっと重いけどこれお願いね。」
「分かった(ヒョイ)」
「・・・お金余っちゃった。・・・巴姉さん、なんか欲しいものある?」
「え?・・・えぇ!?た、高嶺ひょっとしてそのお金で・・・?」
「そんなに驚かないでよ・・・」
「じゃ、じゃあ、あの怪獣のぬいぐるみ!」
「(やっぱりね)あいかわらずね・・でもこれ可愛いかも。そんなに高くもないし・・・すいませーん!」
「あ、ありがとう、高嶺。やっぱり優しいな高嶺は」
「・・・巴姉さん勘違いしてない?これはアタシの部屋に飾るの」
「え?」
「欲しいものあるかは聞いたけどアタシ別に巴姉さんのために買ってあげるなんて言ってないけど」
「あう・・・そんな・・・もう名前まで決めてたのに・・・」
「そ、そうなんだ・・・ちなみにどんな?」
「タカネン。高嶺がくれたからと思って・・・」
「こんな怪獣のぬいぐるみに人の名前もじるな!(ブンッ)」
「(バシッ)あ、あう・・・た、高嶺、せっかく買ったぬいぐるみを投げるなんてかわいそうだ・・・」
「フン・・・嘘よ。それ姉さんにあげるから。ま、前に目玉取っちゃったヤツの代わり・・・ただし名前は変えること!」
「え?・・・高嶺・・・だ、大事にする!!よ、よろしくな・・・ツイーン!」
「その名前もかなり複雑なんだけど・・・まあこれで今日の目的も果せたし・・・いいか」
「?」


(作者・名無しさん[2004/03/20])

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