Road to Heaven

 

 

 

薄暗い部屋…

お互いの体温でしめった空気…

ピチャピチャと部屋中に響く水音…

「いや…だ…もう…疲れた……んだ。」

彼は、二人の汗で濡れた俺の胸を

手を滑らせつつも、押しのけようとする。

「うそつきだなあ……覇者りんは」

なんだかそんな彼がほほえましくて…なんだか語尾にハートマークつけたくなってくる。

俺は無駄な抵抗をし続けるその腕をとり、

再びベットシートへ縫い付け、その唇をきつく塞いだ……

「うっ…んっ…」

「…もっと、声聞かせて欲しいな…」

(口塞いでるのは貴様だ)

俺は、こばむ彼の弱点である右の耳を軽く噛んで…

「このまま食べちゃいたいなあ…」

「……もう何回も貴様に食べらてるが?…」

「いや、そうだけどさ」

こんなやり取りも俺的にはとても好みだけれども…。

「ねえ?覇者りん。」

「なんだ??」

「マジで食べたいんだけどさ…いい?」

「はあ??なにをいっているんだ?」

「まあ、ほら、俺も食べていいからさ。」

「貴様など、組み敷いたところで楽しくもない…それに…いやいい」

「何?何?言って〜。」

ばたばたと彼の腹の上で暴れてやる。

「あ“〜っ!重い!暴れるのならどけ!!」

「言ってくれるまで、どかな〜い」

(言ってもどかないくせに。)

「………何度か食したことはある。……それに今日は……もういい。」

「今日はおなかいっぱいだもんね〜。さっきいっぱい食べられちゃったし。」

だから今度は俺の番……だろ?

「わかっているなら、最初から聞くな。」

「そうだね〜。でもやめないよ?」

少しの沈黙

「さっさとやれ…」

「いただきま〜す。」

 

 

ざくっ

「え?」

彼が俺をみる。

「何…を…?」

思い切り腕に注射器立てられた割には落ち着いているなあ…。と思いつつ薬液を彼の体内に注入する。

「なにって?だって痛いでしょ?やっぱり。」

「今も十分痛いが?」

「大丈夫、これいいオクスリ…一緒に天国にイコ?大丈夫どんなに痛くても快感になるんだよ?だから…ほら」

サイドテーブルにおいてあった果物ナイフをとり『ざくっ』と自分の腕を切りつける。

「なめてみて?おいしいよ?きっと」

「貴様……。う…んぁ」

まだ抵抗するの?おもしろいなあ…

「ねえ?甘い?」

クスリが効いて来たのか…どんどん彼の目がガラスだまのようになっていく。

「ああ…甘い…な…。」

「ずっと飲んでていいよ。俺が覇者りんをたべてしまうまで…」

彼はもう夢中で………聞いていないようだ。

「こぼさないように…ずっと飲んでいてね。」

「ああ…」

 

薄暗い部屋…

お互いの真っ赤な甘い体液でむせ返るようだ。

しめった空気のせいかどんどんからだが重くなる…

ピチャピチャと部屋中に響く水音…こりこりとなにかを噛み砕くおと。

 

ふたり、溶けて、消えた。

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