全裸になった凛(りん)が恥ずかしそうに腰を屈め、令奈(れな)に白桃のような尻を突き出した。秀麗な相貌が恥ずかしさに上気する。 凛の肌は雪を欺くほど白く滑らかで美しい。だからちょっとした事でもすぐに桜色に染まる。滲み出る少年特有の色気が、令奈の女心を蕩けさせた。 令奈が嬉しそうに微笑みながら、両手で尻房を割り開き、清楚なアヌスを剥き出しにする。冷たい空気がアヌスに触れ、凛は思わず瞼を閉じてしまう。 排泄孔が外気にさらされ、更にこみ上げる羞恥に臀丘をふるわせる。そんな凛の仕草が、令奈の子宮を疼かせた。令奈が凛の尻房に顔を近づける。 いつ見ても綺麗なアヌスだ。ピンク色の小さな粘膜は、とても汚物を出す器官には見えない。令奈が生唾を飲み込んだ。 「綺麗な蕾。とっても可愛いわ。いつみても本当に綺麗」 令奈がそっとアヌスの匂いを嗅いだ。秘められた芳香──雌の淫らな淫欲を滾らせる。 「は、恥ずかしい……」 アヌスから漂う独特の臭気が令奈を興奮させた。蜜壷から分泌される愛液がゆっくりと伝い、太股をぬらしていく。令奈は凛のこの匂いが好きだ。 他人のならば吐き気を催す汚物も、愛しい凛のだと思うとたまらなく欲情を刺激する。凛の体臭が前頭葉にまでたどり着いた。 凛の甘いアヌスの臭気に鼻腔をくすぐられ、嗅覚が過敏になっていくのを令奈は感じた。人間の五感のうちでもっとも素晴らしい快楽を与えてくれるのは匂いだ。 嗅覚に比べれば、他の感覚などあまりにも陳腐すぎる。凛の匂いを嗅げば嗅ぐほど、令奈は高揚した。 「凛ちゃんのお尻の穴……ちょっと臭いわね。お姉ちゃんが舐めてお掃除してあげるね」 舌先をすぼまりに遊ばせながら、凛の弾力のある尻肉の感触を掌と顔を使って堪能する。突きたての餅のような心地よい柔らかさだ。 「ああ……れ、令奈……ッ」 凛が声を上擦らせながら叫んだ。かまわずにアヌスを舐めしゃぶり続ける。令奈は凛のアヌスを玩弄するのが好きだ。 アヌスを悪戯され、恥ずかしさに身悶える凛を見ているだけで軽くオーガズムに達することもある。ふたりは血の繋がった姉弟だ。 一年前の夏。令奈十八歳、凛十二歳の時だ。ふたりの両親は事故でこの世を去った──ダンプと正面衝突しての即死だった。遺体は肉親でも判別不可能なほどに損傷していた。 別に親が死んでも凛と令奈は悲しいとは思わなかった。夫婦の間はすでに冷え切り、家庭内はほぼ崩壊していた。離婚しなかったのが不思議なくらいだ。 父は愛人のマンションに入り浸り、母は若いホストに入れあげて子供達をないがしろにしてきた。両親の死後、ふたりはそれまで以上に親密な仲となった。 互いに寄り添いながら生きてきたふたりが、肉体関係を結ぶまでそう長くはかからなかった。 凛のしなやかな尻の狭間に顔を埋めた令奈は、舌でアヌスを貪り続けた。舌先に触れる蕾の生々しい苦味──もっと味わいたかった。 肛門粘膜に生暖かい軟体動物が侵入してくるような感触に、思わず凛が菊襞をすぼめてしまう。その反応に令奈は頬をほころばせた。 可愛い弟の排泄器官から舌先を抜き、令奈が紡錘型の豊かな乳房に手を当てて持ち上げると、尖った乳首をアヌスにあてがった。 内部に嵌入してくる舌とは違った柔らかい物体の感触──驚いた凛が後ろを振り向く。 「な、何してるんだよ、れなァ……ッ、んん……ひァァ……ッ」 令奈が小悪魔のような笑みを浮かべながら、乳首をゆっくりと出し入れする。乳首でアヌスをくすぐられる甘美さに、凛が喘いだ。 「何って、凛ちゃんの可愛いお尻の穴にお姉ちゃんの乳首をいれてあげてるの。これも気持ちいいでしょう?」 ペニスとアヌスから匂い立つような疼きがせり上がってくる。凛は無意識のうちに令奈の乳首をアヌスで甘噛みしていた。 「ああ……凛ちゃんのお尻の穴がお姉ちゃんの乳首をきゅっ、きゅって赤ちゃんみたいに……いい、凛ちゃん気持ちいいよぉ……」 陶然とした表情を浮かべながら、令奈が乳首を抽送する。徐々に激しくなる乳首の抜き差しの動作に、凛のペニスが限界を迎えた。 「い、いくゥッ、いっちゃうゥゥッ」 法悦の渦に飲み込まれ、凛は激しく腰をくゆらせながら鈴口から大量のホワイトリキッドを放出する。 「凛ちゃん、いっぱい出したね……お姉ちゃん嬉しいよ」 凛が肩で息を切らしながら呟くように言った。 「令奈……」 凛と令奈は仲の良い姉弟。これからもずっと、仲の良い姉弟。 |
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