女狐さまと少年のお話
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Acid-Alkali
本文:帽子男(Acid-Alkali)、挿画:あぶぶ(脳軟化世代)
当作品の無断転載等を禁じます。

女狐さまと少年のお話・抜粋

「ゆかせぬ」

尾のひとつが鞭のごとく伸び、やせた手首を二本まとめて縛りあげ、高々と持ち上げた。むきだしになった腋に、別の尾が一本ずつ近づいて、かすかに触れる。

「っ…はっ?…くすぐった…?」

ふんわりした毛が、つややかな肌をかすめ、こすって、つつく。トオルが身をひねってかわそうとすると、尾は矛先を転じ、脇からあばら、胸のまわり、かと思えば肩甲骨のあいだにちょっかいをかける。

「な?…ふぁ…ひゃ、あひゃひゃひゃっ!?なに…ひゃぁふひゃ…ひゃら、ひゃめっ!?」

獲物がもがくのは意に介さず、狐は最後の尾をのたうたせ、秘具をとりまいて、おもちゃにしはじめた。つぼみからわずかに先端をのぞかせた桜桃のような亀頭には触れず、陰嚢から蟻の戸渡、幹の根本あたりをいじって、反応があると即座にしりぞき、また萎えてきたところで再開する。

「にゃぁ?ひゃひゃひゃひゃ!!?ふひぃ!!?ちょっぉっ…ひゅうがぁ…あひゃひゃ!?」

わずかずつ官能のいりまじるこそばゆさに、こらえきれなくなってか、ほっそりした脚がめくらめっぽう宙を蹴りだすと、側面を攻めていた尾はまた狙いを変え、足の裏や指のあいだに、あるかなきかの愛撫を与えてゆく。

四方八方から波のように寄せては返すいたぶり方に、少年の反応には徐々に必死さが混じり、時が経つにつれ、先ほど道に迷った際よりいっそう多くの涙や鼻水をあふれさせ、嗚咽まじりに喉を鳴らすようになる。

「ひゃらぁ…もぉひゃらぁひゃ!!?」

生殺しの玩弄をつづけるうち、唇がつむぐのは、もはや意味をなさないままやきをばかりになる。がんぜないかんばせは、狐憑きじみてひきつった表情をはりつかせたまま、焦点の定まらぬまなざしを泳がせている。

「ひとたび、わらわとつがえばどうなるか、得心がいったであろうの」

「ぁっ…ぅっ…」

「誓え。わらわの許しなく去らぬと」

「ち…か…?」

「誓えば、楽にしてやるわえ」

「ちか…ぅぅ…から…も…や…」

狐はにんまりして、さらに尾を使ったくすぐりを激しくする。

「ぅ、ふひゃひゃひゃひゃ!!?ひにゃああ!?」

「みっともない顔だわえ…よいきみじゃ」

人に化けた獣は鋸歯をきしらせつつ、泣き笑いを続ける餌食の鼻先に指を突きつける。

「とどめをくれてやろうかえ」

「とど…めぇ…ひゃふっ…はっ…ひゃはは」

「ほれ」

女の手が、少年の胸元へすべりおり、かたくしこった乳首をつまんでひねる。

「ぃっぎいいい!!!?」

ただ、触れられるだけで達しそうになっていたトオルは、望外の刺激に足指をすべて折り曲げ、歯を食いしばって痙攣すると、秘具から透明な汁を飛び散らせる。だが狐はかまわず、反対側の突起もつねると、むきを変えて何度もねじりあげた。

断続して、わずかな射精を繰り返す獲物の、波打つうすい胸を、獣はようやく解放すると、間髪を入れず華奢な鎖骨のあたりを噛む。牙を浅く食い込ませるだけで、また小さな絶頂に達するが、もはや細茎は空打ちするだけだった。

吸い、ひっかき、咬み、傷のうえに刻んだ所有の印を、さらに重ねながら、ときおり慰めるようになめしゃぶっては、またいたぶる。もはや指先をかじっても気をやるほどになった少年を、女は倦まず飽かずなぶりぬく。

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