「…ひゃぅっ…ぁっ…どうし…ゅぅっ…て…?」
「…っせーな…こっち向け」
ハインは,ラーズの首を捩らせ,また口付けをすると,右胸の乳暈に鋭く爪を食い込ませて,意識を飛ばせてやる.小うるさい質問が止んだ隙に,後孔を拡げる指を,二本に増やして,さらに湿りを導いた.
「ん…フローヴよ,我が恋人の戸を広げ,喜びと共に迎え入れせしめよ…っと…」
いきなりは無理だろうか.この手の呪文は遣いすぎると元へ戻らなくなると聞いたが.
「まぁいいか…」
「ふぁっ…?」
「開け,開け,開け…」
「ぁあっ,ひぁっ!?…ぅむっ…」
キスで,良心を責める声を遮り,指を二本から三本へ,三本から四本へ,数を加え,吸い付くように軟らかい肉穴を寛げる.とめどなく沸く腸液が指の股に絡み,襞と擦れ合ってぬめった音をさせた.
「…らっ…腰あげろ」
小さな魔道師は,朦朧としたまま,いいつけに従って腿に力をいれるが,魔法で弛緩させられた筋肉はいうことをきかなかった.長身の戦士は薄く笑って,両手を自由にすると,掌で形の良い双臀を包み込んで押し上げ,胡座をかいた脚の間に据える.
乳房を揺らす息子を,不安定な膝立ちの姿勢に留め置くと,自らの帯を解いて,洋袴と下着を降ろす.隆々と屹立する巨根は,年端もいかぬ童児が受け容れるには,些か無茶な状と大きさだった.
「ラーズ…」
尻朶を鷲掴み,菊座に指を挿れて,割広げると一度も穢されたことのない,朱鷺色の内部をじっくり鑑賞する.ようやく状況を把握した少年は,耳まで朱に染まり,激しく肩を震わせていたが,やがて観念したように睫を伏せると,齢に似合わぬ悩ましい溜息を吐いて,促されるまま,魁偉な肉刀の上へとしゃがみ,太すぎる凶器を咥え込んだ.
「ひぐぅっ…ぁっ…ぎっ…お…父さ…」
「くっ…」
十年振りの感触に,ハインは思わず喘ぎを漏らし,十本の指に掴む確かなものを求めて,息子の胸に踊る肉鞠を握り締めた.
「うぎぃいいっ!!!」
「…動くかんな…」
うなじに甘咬みしながら,狂ったように腰を突き上げ,憎々しいとさえいえる手つきで双つの果実を揉みしだく.熱病にも似た未知の快楽に蝕まれ,少年は滝の如く涎と涕を垂れ流し,乱れた銀髪から汗を千々に飛び散らせながら,どこへ逃げるのも叶わぬまま,抽送を受け止めるしかなかった.
「あぐぅっ!!…はぐっ……もま…もま…なひ…でっ…きゃぅっ」
切れ切れの頼みに応えて,さらに男の指は粗っぽく蠢き,紅くしこった尖端を捻り潰して,いっそう甲高い嬌声を上げさせる.ずたずたに千切れてしまうのではというほど弄んでから,やっと解放すると,今度は手首を掴んで上半身を固定し,乱拍子の打ち込みにあわせて乳房だけが仔鹿の跳ね回るのを心ゆくまで眺める.