背後から大助が,ボリュームのある臀肉を掴んで広げ,菊座にはまった栓を抜いた.腸液を滴らせながら,いそぎんちゃくのように開閉する襞穴に,規格外の剛直があてがわれ,括約筋を軋ませつつ深々と減り込ませていく.亮平はショックで痙攣しながらも,無意識に腰を揺すって,陵辱者を楽しませようとした.
もっと華奢な骨格をしていれば,粉々になってしまいそうな激しい打ちつけを,弾力に富んだ姿態はしっかりと受け止め,壊してしまう恐れなしに,犯し尽くす喜びを約束する.
「…ブヒィッ!ブゥッ♪ブゥッ♪ブゥッ♪…ブキュウ,キャウンッ,はぁっ!もっとぉ」
唇が解き放たれると,コブタは後ろから犯されながら,薄汚い台詞で好物の精を求めた.すぐに銀太の肉棒を受け取ってアイスキャンデーのように舐めしゃぶると,足りずに,黒丸の逸物をも掴んで,交互に満喫する.
大助が果てれば黒丸を尻で誘い,ほかの2本の巨根に舌と指で奉仕し奮立たせる.
闇色の毛皮の大猿は胡座を組んだ上に少年の腰を降ろさせ,大股開きの姿勢のまま自分で動くよう命じた.両掌でお気に入りの胸肉を揉みながら,首をねじって接吻し,また延々と反吐を貪る.
全身を黒丸に占有されながらも,亮平は未練たらしく銀太と大助に手扱きを続け,もっともっとと官能を求めた.淫猥な技巧を揮うのに,ぎこちなさはみられない.親や教師に成績の低さを叱られたいたことなど,嘘のようなもの覚えの良さだった.
関係無いのだ.温室では.逆らいさえしなければ.進んで性欲の捌け口になれば,傷つけられず,飢えさせられたりもせず,生かして置いてもらえる.一生懸命奉仕を覚えれば,いつだって雄達から誉めてもらえ,頭を撫でてもらえ,おいしい餌が与えられて報われる.
飼われていれば,もう戦ったり逃げたりしなくていい.駆引きはいらない.テレビもゲームも,ケータイもゲーセンもMTBもないとしても,理不尽に傷を負わされ,命を奪われる心配はない.
だから考えるのをやめてしまえば良かった.なにもかも.いじめも,塾も,夏期講習も,2学期も,将来も,人生も,セイシンガイショウも,あっち,と,こっちという少女の不思議な言葉の意味も.そもそも,いったいコブタに何の意味があるというのか.
猿の群に犯される少年の表情は,学校や家庭に居る時,1度として浮んだことのない,安らいだものだった.
「めでたしめでたし?」
饗宴を眺めていた少女はそう呟くと,閉ざされた空間をよぎるフィンチを仰いで,目を細める.鳥の動きを追うように,はしゃいだ鳴き声がして,振り返ると,花子が胸に仔猿を抱え,ゆっくり池の側に近付いて来る所だった.母の乳房を枕にしていた産まれたばかりのちびは,空を翔ける生き物が珍しくてしょうがないのか,ちいさな掌で翼の影を掴もうとでもいうように,握ったり開いたりしていた.