「んほぐ…ぶぇっぐ…!!んっ…んっ…」
異常な状況に置かれながら,秘具は快感に正直で,突付かれるほどに勃起し,蕾の中で露を浮ばせる.大助は胸を波打たせて嘲り笑いを迸らせると,硝子の天井へ向かって反り返った未熟な性器を,中指と親指で挟み込み,ゆっくりと剥き始めた.
「んぼぉっ!!!」
生皮を剥れていく感覚に,昨日まで自慰も碌に知らなかった中学生の肢体は,俎板の魚宜しく腰を捩って跳ねた.黄昏が2頭と1人を金に染め,汗と涙を煌かせる.真夏のへばりつくような暑気は,淫靡な戯れを続ける彼等の周囲で,仄かに宵の涼を忍び込ませていた.
黒丸は,触り心地の良い亮平の両胸を鷲掴んで,絞るように揉みしだく.人間と似た憐憫や情緒など欠片も持っていない癖に,少年が注意を逸らすのだけは癇に障るのか,反吐を貪りながら,更なる責めを加えるのに,いささかもためらわない.
禁忌の行為も重なれば,それぞれのいとわしさは散漫になり,ただ痛みだけが苛烈になってゆく.無理矢理曝された亀頭は出血し,息を吹きかけられる度ひりついた.大助は,ポシェットバッグからまた木の実や草の根を取り出すと,しっかり咀嚼し,混ぜ合わせてから,可愛らしい患部をぱくりと咥え込んだ.
「んひぐっ!!?」
幼茎を天然の軟膏にくるまれた途端,ぞっとするような快感が脊髄を伝う.うすらでかい猿の化物に包皮を剥かれ,フェラされながら,別の猿に唇を奪われ,吐瀉物を食わさてれ,エロビデオの女優のように胸を揉まれる.
獣の体熱と温室の湿気に朦朧と意識を霞ませながら,少年は精通を迎え,失神した.
水音がする.
冷たい雫が頭のつむじに当たって,爽やかだった.股から下には,ひんやりした感触がある.
瞼を開けた亮平は,腰まで小さな池に浸かって,ぼんやり立っている自分に気付いた.周囲には蓮に似た熱帯の浮草が,大きな円い葉を,波のない水面に広げている.首から汗が滴る.涼しいのに,背中だけ,固く熱をもったゴム板を押し付けられているようだ.
「グルル…」
ぎくっと頭上を仰ぐと,黒い毛並をした大猿が,つぶらな瞳で彼を覗き込んでいた.逃げようとして,相手に秘具を掴まれているのを悟り,また硬直する.
「はな,離せ,離してください」
荒れた喉からなんとか声を搾り出す.答として返されたのは,節くれだった指に性器を上下に扱かれるという屈辱だった.
「ひっ…ひっ,うっ…」