「三年の空白」 3年。 それがお前と俺の距離を露わにしている。 昔は一緒に居るのが当たり前だったから。 そこに有る幸せをわかってなかった。 一緒に居るだけで幸せだなんて、子供が考えることだとも思ってた。 でも会えなくなって。 一緒の空間に居られなくなって。 その存在に気がついたんだ。 お前が横に居る事が俺の幸せだって。 お前が好きだって。 好きだ……。 好きなんだ。 でも、伝えたい人物は横居ない。 俺の虚しい叫びだけが心を乱す。 夢でもいい。 夢でもいいからお前に会いたい。 俺はお前が…… 望美が好きなんだ。 |