居残り練習
ここは、青春学園中等部テニスコート。
只今、1年の (テニス部所属、テニスオンチ)が先輩の湖波 結(菊丸英二の彼女)と、居残り特訓中。
「ちゃ〜ん、いくよ!!」
結は、に向かって、サーブを打つ。
は打ち返そうとするが、スカしてしまう。
「もっと腰をおとさなきゃ!ほら、もう1球!!」
「はいっ」
が、すかしてしまう。
そのうち、時刻は5:30を回っていた。
「ちゃん、今日は遅いからそろそろ帰ろう。」
「はい、そうですね。ありがとうございました。」
二人は片付けをして、着替えを済ませ、校門へ向かった。
校門では、いつものように英二が待っていた。
「結〜!一緒に帰ろう!!」
大きくてを降る菊丸に、走っていく結先輩。
「あっ、英二。珍しく早いのね。」
「うん。手塚の話が短かったからさ。ね、帰ろぉ〜」
上目遣いで言う菊丸先輩。(かわいい)
「わかった、わかった。じゃ、ちゃん、気をつけてね。バイバイ!」
結と英二は帰ってしまう。二人が見えなくなると、も歩き出そうとする。
「ねぇ、・・・・・さん?」
「?」
は聞き覚えのある声にびっくりする。
ふりかえると、同じクラスの越前リョーマがいた。
「なんだ、リョーマ君か。どうしたの、こんな遅くまで。」
「別に。英二先輩と話してたんだ。」
「ふ〜ん。」
しばし沈黙・・・。
で、帰る方向が同じなので、いっしょに帰ることになった。
はっきり言ってどきどきだった。
まさか、好きな人と一緒に帰れるなんて夢にも思ってなかったからだ。
沈黙のままじゃだめだとおもい、から話を切り出した。
「ねぇ、リョーマくん、私テニスオンチなんだけど、どうしたらうまく出来ると思う?」
「自分で考えれば?」
冷たい言葉にしょげる。
「・・・。しょげてんの?」
図星だ。
悔しかったらしく、は答えなかった。
「もぅ、仕方ないなあ。教えてやるから、明日の部活が終わってから校門で待ってな。ウチで練習しよう。」
「うん☆(やった〜!リョーマ君のマンツーマン指導だぁ!)」
はリョーマと別れ、ウキウキ気分んで帰っていった。
そして、待ちに待った次の日。
部活が終わり、ハイテンションの。
そこへ結先輩が来て、
「ちゃん、今日も頑張ろうね!」
「あの・・・すみません、今日は用事があるので・・・」
「そうか、じゃあ、明日だね。ばいばい!あっ英二〜!」
(ふー、なんとか。さて、早く着替えよう!)
は更衣室へかけていった。
門のところでリョーマが待っていた。
「ごめん、まった?」
「・・・。遅い。ま、いいや。早く行こう!」
そして二人はリョーマの家に向かった。
家に行く前に、コンビにに行った。
部活の後はやたらおなかがすくもんで・・
二人で買い食いして帰った。
「ただいま。」
「こんにちは、おじゃまします。」
すると、リョーマの父と思われる(ってか父です)人が走ってきた。
「おぉ、お嬢ちゃん。いらっしゃい。」
「こんにちは。 って言います。」
「ちゃんね。さあ、あがってあがって。」
(この人がリョーマ君のお父さん?面白そうな人だなぁ)
は早速体操服に着替えた。準備は万端だ。
「じゃ、早く始めよ。ラケットもって、こっち来て。あ、オヤジも。」
「うん。あっ、まって〜!!」
パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ・・・。
「ふふふ。リョーマ、やるなあ。あんな可愛い子連れてくるなんて。」
「オヤジー、早く!!」
三人はラケットを持ってコートに向かった。
(リョーマ君のお父さんって、テニスするの?ま、いっか。)
「わ〜!すごい。」
「・・・。さ、早くはじめよ。俺のサーブ取ってみて。」
「え、ええ〜?!無理だよ〜!」
「大丈夫。ウチのオヤジが教えるから。」
「任しとけ。俺が手取り足取り教えてやるから。」
(ええ〜〜〜〜?!)
その後、はみるうまくなったが、あの時のショックは消えないらしい。
END。
▼あぁ・・・なんてドリだ・・
すみません、こんなんで・・・。ってか、これ、いつ書いた??
古いドリだねぇ。まったく。文才のぶの字もない。
様、読んでくださって、本当にありがとうございました。