**** pink birth day(シクアヤ) ****
3月16日、午後11時50分。
アヤくん宅前。
あと10分でめでたく25歳になる彼の為に朝早く起きてケーキを作ってきたのに…。
僕はあることを忘れていた。
それは…。
長く感じた10分後、ケーキと酒を片手にアヤくん宅のチャイムを鳴らすとバタバ
タと音が聞こえ扉が開き
「は〜い?あ、シークや。どないした?」
と聞かれた。
少し沈黙して
「今日自分、誕生日やろ?せやから祝いにきた」
と笑顔で言うと
「あ〜、そうやったっけ?今日何日?」
と頭を掻いている。
やっぱりアホだと思いながら溜め息をつき
「17や。3月17日!」
と教えてやると
「もう17なんや。早いなぁ」
と腕を組んでうんうんと頷く。
それを見て呆れ果て
「ええから上げてくれん?」
と言うと
「ごめん!ちょい片付けるから待っとって!」
と扉を閉めて中に入って行ってしまい、玄関にくらい上げて待たせてくれてもいいのに…と壁に寄りかかっていると、
扉が開きようやく あげてくれた。
部屋に入ると子供のように目を輝かせてソファに座るアヤくんと目が合い
「ケーキあんねやろ?見せてや♪」
と言われ、箱を開けると
「ひゃっほーい!すごいな ぁ!」
とはしゃいでいる。
手作りだと明かそうか迷っていると
「これ、シークが作ったんやろ?やっぱり天才やな!」
と抱きつかれ、受け止めて
「なんでわかったん?」
と聞くと
「なんとなく愛が込もってる気ぃしてな」
と無邪気な笑顔を向けられる。
クスリと笑って
「アホでも愛は感じるんや」
と皮肉ると
「失礼やな。シークの愛なら感じんねん」
と言って彼は離れ
「はよ、ケーキ食おうや!」
とケーキをキッチンへ持って行く。
その横顔が赤くて可愛いなぁと思いながら
「自分切ったら汚いから切ったるわ!」
とキッチンへ向かった。
*********あとがき*****************
やってしまいました(凹)
このアヤくんは私です。
当日(しかも昼過ぎ)にアヤバ小説書いてないのに気付いて速攻書き上げた駄作です。
しかもタイトルダサいし、ピンクなんて何も関係ないし…(爆死)
髪の毛がピンクだってことで許してください(>_<)
ごめんねアヤくん!
誕生日おめでとうございます!