**** 髪型(ユラアヤ) ****
生徒会室。いつものように仕事中、前から気になってたことを聞いた。
「なんでいつもその髪型ナリか?」
すると彼は
「僕のポリシーですよ♪それに目 立つでしょ?」
さすがナルシスト。考えることも自分一番…。
そう考えると何故か気持ちが曇った。
彼を見る度にアタイと似てる髪型だと思った。
でも彼は気にしてないみたい。
気にしてるのはアタイだけなの?
そんな思いをかき消すように
「似合わないからやめてほしいナリ!」
なんて言っ てしまった。
本当はそんなこと思ってないのに…。
言われた本人も他の3人も唖然としてた。
アタイは気まずくて、生徒会室を飛び出してなんとなく屋上へ。
階段を上り扉を開けるとそこには黒い影。
変身しようとしたら襲いかかってきた。
ここで死ぬのかな?
と思いかたく目を閉じた。 衝撃が来ない…?
うっすら目を開けると黒い影はなくて、代わりに紫色の鎧に剣を背負った姿の彼
。
彼は「間に合いましたね♪」と笑顔。
何故助けたの? 何故ここがわかったの?
彼から目を逸らして、なかなか言葉を出せずにいると、アリスがポケットから顔 を出し
「助けてくれてありがとなり!」
と笑顔で大きく手を振った。 すると彼は
「どういたしまして♪」
と笑顔で返した。
それを見てさっきの自分を思い返し、
何故アタイは素直にじゃないんだろ…と思 った。
もっと素直になれたら…。
未だ目を伏せていると突然
「どうしたんですか?」
と聞かれ
「え?」
と聞き返し 彼と目を合わせた。
彼はアタイに手を伸ばし
「泣かないでください♪」
と言って頬を撫でた。
アタイ泣いてたの?
目を擦ると指に滴がついて初めて気づく。
「こんなことにも気づかないなんてバカナリね」
と苦笑すると、涙が止まらなく なった。
すると彼は
「そんなことないですよ♪」
と言ってアタイを抱きしめて頭を撫でた 。
その行動に驚いたけど彼の体温が心地よくて…。
いつの間にか涙は止まっていた。
今なら言える…そう思って
「ひどいこと言ってごめんなさいナリ。あと助けてく れてありがとナリ」
と言った。すると彼は
「いいですよ♪気にしてませんから♪それに僕たち仲間じゃないです か♪」
と言ってくれた。
そしてアタイから離れ
「行きましょう♪みんな待ってますよ♪」
と言って歩き出 し、アタイも少し遅れて後を追った。
アタイはまだ素直になれない。
まだ彼に好きだと言えない。
でも少しずつ素直になりたい…。
そして好きだと伝えよう。
「似てる髪型だね」と笑いあえるように。
*********あとがき*****************
人生初小説ですよ!
アヤくん一人喋りでごめんなさい(謝)
旧学園設定な訳ですが、アヤくんとユラさんて、なんとなく髪型似てません?って似てると思ってるのは私だけ?(笑)
大して髪型に触れてないですよね。
ごめんなさいm(_ _)m
前にドッペルのジャケ見てて、思い付いた小説です。
こんなんしか書けなくて本当ごめんなさいね。
これからもこんなんしか書かないと思うので、もし良ければ読んでやってくださ い(礼)
基本的にロムOKですが、感想をくれたら泣いて喜びます♪