「それじゃ、さっさと準備しないとな
武器も極力いい物を準備しよう、必要な物も揃えてやる」

ミサキに通された部屋には様々な物が置いてあった
剣、斧、弓、短剣…
ラグナロクの世界にある物のほとんどが置いてあるんじゃないかと思う程だ

「とりあえず好きなもん選んでくれ、一応全部俺が集めた奴だ、それなりに使えると思う」

その圧倒的な量に僕達4人は声も出なかった
今はイズルートの武器屋で買ったバスタードソードを装備しているのだが
ここにある物の大体は僕の持っている武器より強力な物が多かった
手始めにツーハンドソードを手にしてみた
バスタードソードよりも幾分か重いが使いこなせないような物では無かった
刀身は僕の剣より少し長く、剣士や騎士が使う剣という雰囲気を出している
本当にこれを使っていいものかと思ってしまうくらだ

「アタシはこれにしよ〜」

弓が山積みにされている場所から梶原が取り出したのはクロスボウ
一般的な弓とはちょっと違い、分類的にはボウガンに分類される弓だろう
引き金を引くだけで矢を発射する事ができ、常に弦を引っ張っておく必要がない為女性でも扱い易い
しかも正確な射撃が出来るという優れものだ