ごろん、と寝転がって、いちじょうさんを抱きしめます。

「っこら、五代!」

うーん、あったかいですねー。

ぎゅーって、うで回しちゃいましょう。

「…とりあえず、離してくれないか?」

いやですよ、気持ちいいんです。

「…本当に君は、酒癖が悪いな」

あ、ひどいですね。笑わないで下さいよ。

「…っだから、耳を噛むな」

だっておいしいんですよ、いちじょおさん。

「……その、おいしいというのはどうにかならないのか?」

なりませんよぅ。おいしいんですー。

「……そうなのか…」

あ、やっとわかってくれました?

「いや、諦めた」

あー、ひどいですねぇ。

くやしいから今度はこっちいただきますよ、

そんなひどいこと言うところ。

「ーーーーーッ!」

んー、やっぱりここがいちばんおいしいです。

ん?おお、さっき飲んだウイスキーの味。

甘苦いなあ。

「…っは、こら、五代!」

えへへ、おいしいです。

「…ああもう、分かったからせめて…」

せめて?

「服、着替えたいんだが…皺になるから」

うお、せっきょくてきですねいちじょうさん。

「違う」

あれ?ちがうの?

「…とにかく、離せ」

はーい。しかたないからはなしますね。

「全く…」

はやくきがえてくださいねー…俺もー…

「…五代?」

眠くてねむくて…

「…寝てしまえ」

うーん、だっていちじょおさんと…

「………」

………ぐう。

「……この、酔っ払いめ」

あ…かみなでてくれてる。

気持ちいー…

…まあいいか、このまま寝ちゃおうっと……

おやすみなさい…

「ああ、おやすみ」






fin.





………ええと。昨日放っておいていたプリントの山を整頓しましたときに、こんな文章を発掘しました。
私は大概、ルーズリーフ等に勢いで文章を書いて、それを元に話を書きます。
で……書いただけで忘れているものとかが結構あるのです。
これもその一つですね。あるいは友人の家で「51書いて」とせがまれたものかもしれません。
よって、この二人はこんなにラブラブなのに実はくっつく前なのです(汗)
しかも書いたのは一年くらい前かもしれません。それくらいの地層(…)から発掘しましたので。
ちなみにこの話の書出しは「ア○ロ、行きます!(…だから皆知らないって…)」で始まっておりました。
分かる方へ…………とりあえず私、まだ学生です(汗)





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