【軍部?】鋼の錬金術師女体化スレ2【エドキュン】
- 1 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 13:44 ID:m0ckAamH
- 盛り上がりつつある鋼の錬金術師の女体化専用スレです
苦手な人はスルー sage進行よろ
新しい萌えが見つかるカモ(・∀・)
エドキュンやアルたんや軍部で(´Д`;)ハァハァ
前スレ
【軍部?】鋼の錬金術師女体化スレ【エドキュン】
http://www2.bbspink.com/eroparo/test/read.cgi/eroparo/1070625433
- 2 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 13:53 ID:eztNbl+O
- 2get
- 3 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 13:54 ID:MbjEIDH/
- 重複?
- 4 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:01 ID:D/MB6tpg
- 違う向うもう書き込めなくなってる。
ところでドキュンと間違えられるといわれたエドキュンはそのままか・・・。
- 5 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:04 ID:D/MB6tpg
- _,...- '´ , l / ,.- '\
,..-
'"´'´ /l レ'>'´、. \
_,.- ',.- '´ ./l
レ'/-l ヽ
,.r'´ '´ ,ィ l ̄`'´ー-ヽ!
`、
/ , ' l / | ヽ
,:'
/ ,:' l. ,' l .l 、 .'、
/ / / l ,' l
, l l lヽヽ
. / / / /! /__...イl''/'´ !、 l !、 i
! ヽ'、
! l l / l i .| /___-- 、リ __`ー-l!、! | l
ヽ
l ll l !l |. /´レ.,.-、`ヽ ' ,- 、..,_ ! .l !
l/l l !l !ィ. i 0 ! ' /`i `i' ! | !
ヽl.
レt lヽ `ー' , !゜j l i、! ! ,. -''´
ヽlr-!
、 l`'==ー‐'' 、.`´ ノ | l. | _./ ̄フ'´
l ! l /、
l ヽ ` ̄ー .! .! ハ ! / ,/
入'l ! l
! ! l ! l! /
_/ ヽ!、'、 l ,r―‐--- 、 ....、
.,' l l レ'´
{ l ll `'ヽ .l ./´, ̄、_ ̄二'ヽ'|
,..-'-----'/
ヽ ヽ l ll ,..lゝ l、!__ {-<.___,.....>,j / ,
'
_,ゝ i‐ニ ̄‐''"ヽ_Lゝl.u_` ー――― ''''´ / /
i''''´ ! ` l _,..-
''"´  ̄`>-'  ̄``ーァ'´ , '
! l ! ,.r'
´ / ,-/ ,:'
_,..ゝヽ/ / ,.- '
/ /
こっちが本スレらしいのでエド子貼っておきますね。
- 6 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:04 ID:HKt0+h1B
- 向こうの1です。本当すみません。
こちらが本スレになると思います。
- 7 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:06 ID:D/MB6tpg
/ i / ヽ,| ヽ.}
l/ l /l/ l
ト、 | \!
/l / j| / l| !| l l li\
〃 ム!
!__l|__ __!|___l | |
|| | ||二lニ`ヽ ィ"ニl|二.l !| |
|
|| |´ ̄ ̄`1 '´ ̄ ̄l|`! | |
_________|li i | f-':}
f-'::} ! l l___
| r-l ィ ! |ヽ _ゝソ_ ゞ゙ン__, ' | i
l|/┐ |
| / l ! ! , 、、 , , 、 j |/ \!. |
l / ヽl
ト、 j , /l| / \ !
/__ iヽ l ゙\ r‐┐ /. lレ'
\
/ ´ `ヽ \! ゙ 、` .. 二 .. ィ"/ ノ! /´ ヽ
l \
l `ヽ`┐ r'´/ / l
ヽ \ ,r''''‐y'''.;、
/ |
} l Y:::::::::''::;;;;'.;.Y' /
!
! l ノ:::::::::::::::::::;;;;;{, /
/
l l 人 ゝ;;;:::::::::::::::::::;ノ 。 人. /
∧
l 人l ((__))。l '゛.. ‐ー:::::i ((_)) l人 ′
!
| ((__)) 「 ̄~! l ,,,,::: :::;;;;;...{ 「 ̄~!((__)) / |
l
「 ̄| l ! |::: ::::ヽ ..} | ! 「 ̄| ´ |
もういっちょ。目印代わりに。
- 8 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:16 ID:MbjEIDH/
- こちらの1さんもむこうの1さんも乙。
- 9 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:19 ID:01tyh6gp
- ああ、もう1スレ目が500KB超えたんだな。
職人さんイパーイで盛り上がっててウレスイよ。
1さん乙。
- 10 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:20
ID:1SebGTaI
- 1さん乙ー。
前スレ最後、鎧アル×エド子再びキター!
健康美の姉にハァハァ…
ネ申よ、続きをお待ちしています。
- 11 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:21
ID:UIElwASQ
- >1乙
とりあえず関連スレ・サイト
ノーマルなエロパロはこちら
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073998780/l50
ショタ絵はこちら http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1068604518/l50
801萌えはこちら http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1073728624/l50
まとめ倉庫 ttp://yellow.ribbon.to/~matomesouko/imdex.htm
- 12 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:25
ID:wepQt2L1
- 前スレの>839-840さん、続きの書き込みがあちらにできないのなら、
こちらで仕切り直して投下したほうがいいですかね。
(スレをまたいで一つの作品が存在するのは読みにくくなるかと思います)
- 13 :前スレ787 :04/01/16 14:28 ID:HKt0+h1B
- 重複たてたの自分です。すかぽんたんなことしてすみません。
ちょっとPC切って反省してました_| ̄|○
前スレで半分だけ投下した鎧アル×エド子続きいきます。
読みにくいので投下した分もいれときます。
設定は前スレ787で投下したものに沿ってます。
長文の前振り、昼間なんで健康お色気で。
- 14 :鎧アル×エド子 :04/01/16 14:29 ID:HKt0+h1B
- 「前から不思議に思っていたんだけどね」
爽やかな早朝の風に兜の飾り紐を揺らしながら、アルはぽつりと呟いた。壁際で頬杖をつき、自分を見ている弟に
んー?と気のない返事を返し、エドは頭上に持ち上げていた右足の先をゆっくり床に下ろした。
白い腿の内側が、朝日を弾いて妙にまぶしい。
開け放たれた窓からは、朝靄を含み湿った風と陽光が部屋いっぱいに入り込んできている。古ぼけた宿の一室を満たす
光の中、柔軟体操に余念のない姉を普段よりずっと低い視点から見上げながら、アルはまたぽつりと呟いた。
「何で姉さんはブラジャーをしないの?」
細い腰をぐいぐいひねっていたエドの動きが、その言葉にぴたりと止まった。金色の眉を不機嫌にしかめ、なんだよいきなりと
弟を睨む。
「だって普通女の人はするもんじゃない?」
「うるせーな、俺の勝手だろ」
吐き捨てるように言って視線をそらし前屈をはじめた姉を、アルはため息のような音を立てて見つめた。
金のみつあみがぱさりと背に落ちる。両の手のひらが床につくほど上体を折っているから、タンクトップがめくれ上がって
白い背中が丸見えだ。その先のヒップの丸みも、それを覆う白い小さな下着までも。
柔軟は姉の毎朝の日課だ。それ自体は別にいい。いいのだが。
……どうしてうちの姉さんはいつも、タンクトップと下着だけの格好でそれをするんだろう。
これは自分の日課となってしまった素朴な疑問が、今日もアルの頭に浮かんだ。
引き締まった太ももから筋肉質なふくらはぎ、折れそうな細い足首までが惜しげもなく朝日の下にさらけだされている。
包む肌はあちこち細かい傷はあるが、それでも滑らかで白い。右肩と左足に食い込む機械鎧さえ、朝日の下では輝いて美しく見える。
つま先立ちで何度か背伸びをして、エドは今度は機械鎧の左足を頭上に持ち上げた。
鋼の足先が陽光を鈍く弾き、僅かなぐらつきもなく小さな顔にぴたりと張り付く。そのバランスは見事の一言だが、見るほうの
視線はどうしても、持ち上がった足の付け根にいってしまう。
- 15 :鎧アル×エド子 :04/01/16 14:31 ID:HKt0+h1B
- 小さな下着はぎりぎりの幅でエドの秘部を覆っていた。これまた絶妙のバランスだ。本人に格別の意図はないようだが。
そりゃあ、その下着の中がどんなに綺麗な色とつつましやかな形をしているか、さらに言えばその奥の深ささえもアルはよく
知っているけれど、だからってそんな格好されて気にならない訳ではないのだ。むしろ気になる。余計に気になる。
自分たちが交わす行為はセックスと呼ぶには変則的すぎるし、その意図も通常とは違う。けれど仮にも自分の体を隅々まで
知っている男の前でそんな大股開いて、姉は何とも思わないのだろうか。なんだか心配になってしまう。
思わず顔を覗き込んでみるけれど、エドは体を動かす気持ちよさに口元を緩めているだけで、その笑顔はあくまで明るく健康的だ。
朝の姉は、アルだけが知っている淫らな色など欠片もまとってはいない。
夕べなんかあんなことしてあんなこと言ってあんなふうになっちゃったくせに。
理不尽な文句を胸の内で呟いていると、床を踏み鳴らしながらエドが目の前にやってきた。
朝日が逆光となり、タンクトップが透けて華奢な体のラインが丸見えになっている。ちょうど目の前で薄い布地を押し上げる
小さな膨らみの先端から視線をそらし、そんな格好で外から見られちゃったらどうするのと精一杯注意してみるが、見るやつなんか
いるかよと無防備な姉はからから笑うばかりだ。
- 16 :鎧アル×エド子 :04/01/16 14:32 ID:HKt0+h1B
- 「もっと警戒しようよ、女の子なんだから」
「気にしすぎだって。それより肩貸せ」
拝むような弟の説得などてんで無視して、エドは分厚い鎧の肩にどかっと白い足を乗せた。そのまま腕を伸ばし、自分の足を辿る
ように上体を曲げる。
足の裏は旅のせいで硬いけれど、先端の爪は整っていて小粒の貝殻のようだ。
先ほどよりぐっと間近に迫った足の付け根は、片足を上げているせいで下着がぴたりと張り付き、くっきりと形が浮き出てしまって
いた。おまけに逆光で、柔毛の金色や花弁の柔らかなピンクまで透けて見える。
大きすぎるタンクトップの襟ぐりからは、前かがみになったために小さなふくらみがその先端まで覗いている。
エドが上体を動かすたび、下着の中でよく締まる花弁がきゅっ、きゅっ、と健康的に収縮するのがはっきりわかった。
天国のお母さん、僕の姉さんはどうしてこんなに警戒心がないんですか。
これは誘惑か拷問か。どんなに動いてもさっぱり揺れない胸のふくらみを見つめながら、新たな疑問に苦悩する弟の心情など露知らず、
エドは楽しそうに柔軟体操にいそしんでいる。
ここまで。続きは夜か明日にでも。
- 17 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:33
ID:D/MB6tpg
- >>14-16
乙!
あーちくしょう萌えるなぁ。
- 18 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 14:49
ID:0267mPHe
- 鎧アル×エド子モエ━━━━(*´Д`)━━━━!!!!
健康エロイイ!!
続き楽しみにしてます!
倉庫管理人さんはお忙しいんだろうか
前スレ落ちちゃうんじゃないか?
- 19 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 19:34
ID:lFWOuTN8
- ログとってあるから落ちたときはどっかにうpするよ。
>787
萌える。大好きだ。
- 20 :前スレ818 :04/01/16 20:57 ID:9cXzA+ho
- >前スレ823様
滅茶苦茶遅レスですが(書込めなくて迷子になってた馬鹿)、
あんな迷惑ボケかましておきながら恐縮なのですが。
是非ともお願いします。<(__)>
- 21 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 23:02
ID:+7UrGtZG
- 1さん乙。
スレをまたいで一つの作品が存在するのは読みにくくなる…とあったのですが…
まあいいか。
前レス778〜780の続き
あらすじ:ボク練成失敗して女の子になっちゃったの。
兄さんの忠告聞かないで襲われました。(終)え?!
あれから…兄さん僕の顔あまり見なくなっちゃって。僕も兄さんの辛そうな顔しか見てない。
すごく落ち込んでいるのがよくわかるケド…普通逆じゃないのかな?
長めの髪の毛ばっさり切って、イメージ変えてみたんだ。少しは兄さん楽になるかなって。
「髪の毛切ったんだけど、どう?」
「アル…ごめんな」
でも気が付かない。気付けよ! 兄さんのバカたれ!!
何でボクの方がこんなに気を遣わなくちゃいけないんだよ!
ボクはと言えば…
全く気にしないって言えば嘘になるけど…
5年近くも鎧姿だったから、あんまり現実味が無いというのか…まあ男の子だしね。
だから兄さんそんなに気にしないでよ。見てて辛いのはボクの方なんだよ?
- 22 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 23:05
ID:+7UrGtZG
- 兄さんボクを元に戻す方法を早く見つけたいって、ここ最近殆どとじこもりっぱなし。
食事も睡眠もちゃんととってない。兄さんがこんなんだからボクがしっかりしなきゃ。
「兄さん!散歩行かない?」
誘ってみても
「アル…ごめんな」
かわされちゃう。
「ちゃんと食事取ってよ!牛乳だけでもいいから!」
「アル…ごめんな」
兄さん、ゴメンしか言えないの?!って怒りたくなっちゃうよ。
起きてしまった事は仕方が無いじゃないか。それを乗り越えていかなくちゃ。
でもここまでくると重症だな〜。ボクの姿戻す方法見つかるまでこのまま?
あ! …だ、駄目だ! ボクが元に戻れても、きっとこのままだ。
鎧の姿になった時も3年間ずっとボクが恨んでいるんじゃないかって心に秘めていたんだから!
今回はそれ以上に酷い。となると、もしかすると…
ボクが幸せになるまでずっと1人で影から見守る…とか…うわ〜〜〜想像しただけでも嫌!
こうなったらあれだ!! まあ、兄さんならいいけどさ。
バタン!!っておもい切りドアを開けて乗り込んでやった。
兄さん机に向かってペン動かしてる。こちらを見ようともしない。
「兄さん、Hしない?」
「アル…ごめん…はぁ?!」
やっとで反応してくれた。
「兄さんの童貞ボクに頂戴!!」
ゴン! 何かがぶつかる音とともに机にあった大量の本が雪崩落ちてくる。
兄さんはといえば…机の上に突っ伏してピクピクしてる。 図星か〜。
ゆっくり起き上がると、しこたま打ち付けたんだろうな。オデコ赤くなってる。
「な、何言ってるんだよ、お前!」
- 23 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 23:19
ID:+7UrGtZG
- 前スレ797さん 自分も激しく同意!!強気男装っ娘萌え!
前スレ799さん な、なぜ…バレテr…
神がいっぱいだ〜〜〜!!萌え萌え!
自分恥ずかしい…
- 24 :名無しさん@ピンキー :04/01/16 23:37
ID:MbjEIDH/
- アル子×エドキタ━━━( ´ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・)ー ̄)
前スレ778さん続き期待しています!!
- 25 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:05
ID:Bg3MIGZ9
- >>22
禿萌…!!
続きがきになってそれ所じゃ無いでつハァハァ…
- 26 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:18
ID:FGLhWKWu
- >>1さん 乙です。
前スレ 805の続き、ロイ×エド子投下。
殴られたのだと理解するまでには数秒を必要とした。
「……!?」
張られた頬が熱を持ってじんと響き、これが現実のものであると雄弁に物語っている。
歯で口の端を切ったようで、微かに血の味がした。
……大佐は本気だ。
そう思ったとき、エドは改めて言い知れぬ恐怖を感じた。
「自分の立場が理解できたのなら、大人しくするんだな」
呆然とするエドの上着に手をかけ、留め金をはずし前をはだけさせる。
その下に着ていた黒いタンクトップを懐から取り出したナイフで裂いた。
規則的に組み合わされた繊維の束がびりり、と音を立てて切られていくのを、エドは息を呑んで見つめた。
目の前の光景が信じられない。
「い……いやだ、やめっ……こんなの、こんなの嘘だ!!」
完全に破られた衣服の隙間から素肌が覗く。あちこちに小さな傷。微かなふくらみと、その中心にある桜色。
ロイはエドの心臓のあたりに手を這わせた。
「あまり大声を出すものではないよ。外に聞こえてしまう」
その言葉に『あること』を思いついたエドは、咄嗟に息を吸った。
「だ…………っ!」
外部に助けを求めようとした声は最後まで言い切ることができず、エドは自分の口をふさぐ男の手と顔を間近で見た。
「無駄だよ。私の忠実な部下たちには今日は仮眠室に入るなと言ってある。
もっとも、彼らは私がここで何をするのかまでは知らされていないがね。
まあ誰かが廊下を通りかかって声を聞かれてしまうかもしれないが、その場合困るのは君だ。
東方司令部中に君の性別が知れ渡ってはまずいだろう?
それに、万が一私の命を知らず不審に思った者が鍵を壊して入ってきでもしたら、この姿を見られることになる。
それこそ決定的ではないのかな。だから大声を出すな、と私は親切心から言っているのに」
「んっ……むぅ!」
「ああ、ちなみにアルフォンス君はホークアイ中尉と今ごろお茶を飲んでいるよ」
- 27 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:19
ID:FGLhWKWu
- (あいつが茶なんか飲めるわけがないだろ!)
だとしても、ホークアイ中尉と一緒に、素直に自分を待っているのは間違いないだろう。
逃げられない――――
絶望的な気持ちでエドはロイの言葉を聞いた。
ロイはエドの身体から力が抜けたのを確認し手を放すと、再び胸に指を乗せた。
小さな、未発達の胸。ふくらみかけた、成長途中の。
「どうして、どうしてこんなことすんだよ……? 俺は……っ」
顔を歪ませて、本当につらそうに。
「俺は……あんたのこと、俺なりに尊敬してたし、感謝もしてた……嫌いじゃなかった、なのに」
エドは、言った。
ロイの瞳に一瞬だけ、それまで見せなかった何かが浮かんだ。
……だが、やめるわけにはいかない。
ロイは即座に自分の感情を殺した。
「言いたいことはそれで終わりか?」
彼の二つ名である焔とは正反対の氷のような声が、エドの耳を打つ。
エドの顔と自分の顔とがほぼ同じ高さにくるようにロイは身体をかがめた。
右手で金髪をかきあげると、耳に口付ける。
耳朶をねっとりと舐め上げ、エドがぞくりと肩を震わせたのを知って、今度はそれを口に含んだ。
ちろり、ちろりと舌が動く。
「……っ、…………」
エドは声を押し殺し、変わらず肩を震わせながらも必死で耐えようとしている。
機械鎧が金属のこすれる音を立てた。
- 28 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:20
ID:FGLhWKWu
- 東方司令部の一室に、彼と彼女と一匹はいた。
軍服をかっちり着て髪を後ろでまとめているのは、ロイの側近で優秀な軍人でもあるリザ・ホークアイ中尉で、先程からアルフォンスと一緒に彼女の愛犬ブラックハヤテ号をかまっていた。
舌を出しじゃれつくブラックハヤテ号の頭をなでてやりながら、アルは言った。
「ホークアイ中尉、今ごろ兄さん、大佐にめちゃめちゃ怒られてるのかなぁ……」
「心配?」
聞かなくてもリザにはその答えがわかっていたが、一応確認の意味をこめて尋ねてみる。
案の定、返ってきたのは予想通りの言葉だった。
「心配です。やっぱりボクもついていけばよかった」
大きな鎧の姿をした少年は、どうにもじっとしていられないようで、先ほどからそわそわと兄を気にするそぶりを見せていた。
「だいたい、今日の事件、あそこにはボクだっていたんです。
だから、油断して犯人に反撃されそうになったのは、兄さんだけのせいじゃない。
ボクにも責任はある、なのになんで兄さんだけ呼ばれて、ボクはお咎めなしなんて」
リザはため息をついた。
「申し訳ないけど、運が悪かったとしか言いようがないわ」
「え?」
「今日、中央からクレー准将という方がみえたの。あなたたち二人も会ったと思うけれど」
「あ……それってひょっとして、今朝の人ですか」
「彼、もともと大佐のことをあまりよく思っていないのよ。
今回こちらにきたのだって、隙あらば大佐に傷をつけてやろうと、探りを入れにきただけなの。おそらくはね」
「そんなときに、ボクたちが……?」
「エドワード君やアルフォンス君が悪いわけではないわ。ただ、クレー准将は」
「ボクたち、大佐に言いがかりをつけることのできる、いい口実を与えてしまったんですね」
- 29 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:22
ID:FGLhWKWu
- ごめんなさい、とアルはつぶやく。
優しい少年だ。リザは安心させるように柔らかく笑ってみせた。
「気にしないで。このくらいのことで大佐をどうにかできるわけないんだから。クレー准将だって本当はわかっているのよ」
そう、彼は、気に入らない生意気な若造、自分の地位をおびやかすロイを煙たく思い、なにかにつけて嫌味や当てこすりを言ってくる。
だが、そんなものに阻まれるロイではない。
実力、運、自慢の部下たちという追い風を受けるロイの炎の勢いを止めるのは、いまや不可能に近かった。
「だから、エドワード君も大丈夫」
「はい……わかりました、ボク、おとなしく待ってます」
本文長すぎと言われたので小分け。
- 30 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 00:28
ID:oFsmPMm1
- クレー准将に陵辱される前に処女を散らしておいて
苦しまないようにする戦略と…うわ!何するやめry
- 31 :鎧アル×エド子 :04/01/17 01:21 ID:3Zk1U+9F
- おお〜、アル子だ!萌えです。続き楽しみです。
昼間の続き投下します。ゴカーンミスイあり。
しかしすみません今回エロがない_| ̄|○
ここまでが前振り、次は全編エロなんで許してください。
- 32 :鎧アル×エド子そのに6-1 :04/01/17 01:22
ID:3Zk1U+9F
- 微細な頼まれ仕事の結果を持って、エドとアルが東方本部を尋ねたのは朝の10時を過ぎたころだった。
目的を達成するまで根無し草の二人だが、エドが軍に属している関係で、微妙な人間関係のしがらみから逃れることができない。
数日前も、まあ東部に来たからには顔だけは出しておかないとと本部に行ったらその場で、東方本部のロイ・マスタング大佐が
知り合いの知り合いの知り合いから頼まれたという、よくわからない錬成式の解読を押し付けられてしまったのだ。
式自体は大して難しくなく数日で解読できたが、一分一秒でも早く賢者の石の秘密を解きたい二人には手痛いタイムロスだ。
だからいけすかない大佐にさっさと結果を報告してさっさと本部を出て行きたかったのだ。本当は。
「二時間も待たすたぁ、いい度胸じゃねえか」
執務室の応接セットに寝転がったまま、据わった目で睨む少女にロイは爽やかな笑顔で答えた。横の一人掛けに腰掛けた鎧の弟が
小さくぺこりと頭を下げるのに頷き、少女の向かいに腰掛ける。
「すまなかったな鋼の。ちょうどいろいろ、面倒な事件が起きていてね」
「俺たちには関係ないだろ」
「はははそういうな。できたらこちらの解決にも手を貸して欲しいと思っているんだがね」
「ははは冗談じゃねーやふざけんなおとといきやがれ」
にこやかな中にも刃の混じる会話に、横で聞いていたアルはあのう、とロイに小さく声をかけた。どこかで水をさしておかないと、
二人の会話はこの調子でいつまでも続くのだ。
「これ、解読結果です」
差し出された厚い書類束をありがとうと言って受け取り、ざっと目を通すとロイは頷いた。それでは、と自分の手荷物の中から
古びた表紙の、小さな辞書サイズの書籍を取り出す。
今回の頼みごとの交換条件だ。これと簡単な式解読とが、等価交換といえるかははなはだ疑問だが。
「これが生体錬成に関する幻の書?」
「と、いうことになっている。難しいぞ、全文古語だ」
「ちょろいちょろい」
「汚さんでくれよ。イーストシティ博物館に寄贈予定のものを内緒で借りているんだからな」
- 33 :鎧アル×エド子そのに6-2 :04/01/17 01:23
ID:3Zk1U+9F
- 眉根を寄せて呟いたロイの言葉はもうエドには届いていない。あっという間に書物に没頭してしまった姉の横から覗き込み、確かに
読んだことはなさそうだ、とアルは頷いた。じゃまをしないようそっと体を離し、待ちついでに手持ち無沙汰なロイにまたあのう、と
声をかける。
「事件って、なにが起きているんですか?」
「ん?ああ……西部から流れてきた二人組みの無法者がね。最近東部で騒ぎを起こしているんだ。手のつけられん連中でね。盗み傷害は
当然のごとく、火はつける、殺人も厭わない、女性は襲う……おっと失礼」
途中で口をつぐんだのはちょうど顔を上げたエドを慮ってのことだろう。この大佐さえ時々忘れるようだが、鋼の錬金術師は一応女なのだ。
金の眉を不機嫌に吊り上げ、本を開いたままエドはちらりとロイを見上げた。
「別にいいよ」
「いやな話ですね。まだつかまらないんですか」
「東部中が厳戒態勢なんだが。たった二人ということもあって逆に網にかからなくてね。君達も気をつけたまえ」
ついでに捕まえてくれるとありがたい、という言葉にへっと鼻で笑ってエドは本を取り上げ立ち上がった。上着の懐にしまいこんで
弟を促し扉に向かう。
「炭鉱からダイナマイトを盗み出して、シティにはいってきているという噂もある。警戒しておいて損はないぞ」
「はいはいどうも。心配しなくてもそんなにほいほい殺人犯と出会ったりしねーよ」
「どうかな。君達はどうもそういう危険や……なにかを呼びやすいようだし」
ドアの前でくるり、と振り返ったエルリック姉弟の視線にも笑みを絶やさず、ロイは手袋に覆われた指先を振った。
「一応女性なら、こういう輩がうろついている時は警戒するものだ。君だって今はともかくあと5……いや、10年もしたら危ないかも
しれないぞ。そのくらい待てば。もしかしたらだが」
「10年か。その頃あんたは腹のたるんだ禿じじいだな」
ははははは、と乾いた笑いのあと、蝶番が外れるのではないかと心配になるほど思いっきり閉められたドアを見つめ、ロイは小さく苦笑した。
子供の扱いはどうも苦手だ。
- 34 :鎧アル×エド子そのに6-3 :04/01/17 01:27
ID:3Zk1U+9F
- 「女女って、なんなんだ今日はどいつもこいつも朝から」
自分が女だってことくらい、いちいち言われなくたってわかってら。
いらいらと石畳を蹴り飛ばす姉の後ろでその頭頂部を見下ろしながら、大佐の言うことも一理あるよ、とアルは呟いた。
「姉さん、女性らしい警戒心ってものが全然ないから」
「なんだよ、ちゃんとあんだろ。貴重品は体から放さないし宿のドアには鍵かけてるし、買い物の時は値切るし」
「そういうことじゃなくってさ」
最後の一言は何なんだと思いながらため息をつく。姉にはどうも昔から、女性として大事ななにかが足りないような気がするのだ。
弟を助けるためとはいえいじめっこ相手に、石壁から飛び降りざまローリングソバットをかますような女の子は、村中探しても姉しか
いなかった。しかもスカートでだ。
あの頃は単純に尊敬していたけれど、そんな弟の態度が拍車をかけたのだろうか。母が死んでからはなおさら、エドは年を追うごとに
言葉づかいも態度も見た目まで、まるきり男の子のようになってしまった。15をすぎてもブラジャーもしないし。
いや、ちゃんと女の部分も知っているけど。それは人には言えない。
「とにかく無茶しないでおこうね。今日はさっさと宿に帰ろう」
「わかってるって。こいつも調べないといけないしな」
ポン、と上着のポケットにしまった本を叩き、にっと笑ってエドは弟を見上げた。
轟音とともにすぐそばの商店が吹っ飛んだのは、それとほぼ同時のことだった。
ああ畜生、何でこんなことになっちまったんだ。
背後から自分を押さえつける腕の主を睨みながら、エドはぎりりと奥歯を噛みしめた。両腕はまとめて背後で捉えられ、冷たい石畳に
押し付けられた頬が痛い。胸の上に膝を乗せられているせいで息がうまくできなくて苦しい。
あの突然の爆発のあと、幸い怪我はなかったが逃げる人波に押されてアルとはぐれてしまったのだ。宿に戻れば会えるだろうが弟は目立つし、
少しだけ探してみようと路地に入った。
そこで強姦の現場に鉢合わせた。
- 35 :鎧アル×エド子そのに6-4 :04/01/17 01:29
ID:3Zk1U+9F
- 相手はたかが二人、しかも襲われていたのはエドより年下らしい少女だった。逆上して飛び込んだはいいが思ったより手ごわくて、
少女を逃がすのが精一杯で逆に押さえ込まれてしまったのだ。腕さえ自由になれば、錬成さえできればこんな連中敵じゃないのに。
頭上でぼそぼそと自分をどう殺すかの算段をしている男たちは、おそらく今日話に聞いた西部からの流れ者だろう。さっきの商店の
爆発もこいつらの仕業か。
冗談じゃない。こんなところで死んでたまるか。諦めたふりをして力を抜き、エドはじっとチャンスを待った。
「お?なんかもっていやがるぜ」
隙をうかがうエドを押さえていた方が、ふとその胸元を覗き込んで呟いた。大佐から借りた本がポケットからずり落ちかけている。
金目のものか、と胸元に手を伸ばされてエドは慌てた。これをとられたらあのすかした無能に何を言われるかわかったものではない。
探る手から必死で身をよじっていると、いぶかしげに止まった手がふいに上着の奥にもぐりこんできた。その手が薄いシャツの上から、
小さなふくらみを直につかむ。
全身に鳥肌が立った。ナメクジに体を這われたような、生理的な嫌悪感が体を駆け巡って思わず叫ぶ。
「触るな!」
「おい、こいつ女だ!」
「嘘だろ、どう見ても」
本当だって、と下卑た笑いを浮かべ、男はさらに乱暴に胸をつかんでくる。痛さと屈辱でうめき声が上がった。いや、痛みよりも嫌悪感の
ほうが強い。愛撫のつもりなのか、乳首をつまむ指が気持ちが悪くて仕方がない。いやだ、こんな手に触られたくない。
自分が知っている手はもっとずっと優しいのに。
そうだ、自分に触れていい手は。自分が触れて欲しい手は。
別の手が腰から足の間に入り込もうとするのを、必死で拒む。焦れたように腰を蹴られた。
シャツをつかんだ手が力任せにそれを引き裂いた。布地の裂ける鋭い音とともに肌が直に空気にさらされる。寒さからでない震えが起きた。
「ちょうどいいじゃねえか、さっきの女の代わりだ」
「さっきよりもっとガキだぜ。胸もねえしちびだし。見ろよ女のくせに腕なんか機械鎧だ」
「穴があいてりゃいいんだよ」
- 36 :鎧アル×エド子そのに6-5 :04/01/17 01:32
ID:3Zk1U+9F
- もはやどこから怒っていいかもわからない暴言を吐きながら、男たちはエドの体を仰向けに転がした。膝を割り、押さえていた腕を離して
ズボンに手をかける。
もう一人が押さえにかかる直前、エドは一瞬だけあいた両手を、間髪いれず鋭く打ち鳴らした。
留め金の外れた上着を押さえて懸命に走る。中のシャツはぼろぼろで上着の裾からひらひら舞い、ジッパーを壊されたズボンはベルトだけが
頼りだ。右腕の機械鎧は鋭い刃を生やしたままだが、しまいこんでいる余裕はない。
追ってくる足音が聞こえる。振り払うことには成功したが相手は銃を持っていた。だからと言って逃げるつもりはないし逃がすつもりもない。
暴言暴力含め、味合わせてくれた屈辱を100倍にして返してやらねば気がすむものか。
それに適した場所を探して曲がった幾度めかの路地で、ふいに立ちふさがった巨大な影に一瞬ぎくりとしてエドは足を止めた。だがすぐ、
その表情が和らぐ。一番見たかった姿がそこにはあった。
「アルフォンス!」
「姉さん!?探したよ、こんなところでなにやって」
あきれた声が途中で止まった。硬直した鎧を思わず見返し、すぐ己の格好に気づく。押さえていた手を離したせいで、白い胸も腹もピンクの
乳首も丸出しになっていた。一発殴られた口元は切れているしズボンはずり落ちそうだし、よく見なくてもとんでもない姿だ。
おわ、と叫んで胸元を押さえ、そうだアル、さっき話してた西部の無法者ってのが、とまくし立てる姉の声を、聞いているのかいないのか
面の奥の赤い光ばかりを輝かせ、弟は微動だにしない。
狭い路地を迫ってきた足音にはっとして、エドは鋼の刃を構えて素早く振り返った。追いついた二人組が立ちはだかる巨大な鎧に目を剥く
よりも早く、アルは刃を繰り出しかけた小さな体を、子猫のようにつかんで自分の後ろに放り投げた。
狙いたがわずごみバケツに突っ込んだエドの目の前で、鋼の鎧が数発の銃弾を弾いて僅かに揺れる。
悲鳴を上げてた男たちに、その巨体からは想像もできないスピードで駆け寄るとアルは二人の首を同時につかんで頭上に持ち上げた。
苦悶の声を上げながら、男たちの手から銃が落ちる。
- 37 :鎧アル×エド子そのに6-6 :04/01/17 01:33
ID:3Zk1U+9F
- よっしゃあ!と歓声を上げ、ごみバケツから飛び出して駆け寄った姉に、だがアルは視線を合わせなかった。一言もしゃべらずその横を抜け
男たちの首を締め上げたままゆっくりと歩き出す。
「……アル?」
不審に思いながらその進路を目で追った、エドの顔が青くなった。
まがりくねった暗い路地の向こう、人気のないその先には、流れの速いどぶ川があった。幅も広く、深そうな。
鎧の腕に吊り上げられた男たちは、呼吸困難でほとんど失神している。
確信に近い予想に、エドはうわあ、と叫んで弟にしがみついた。
「アル!アルフォンス!ちょっと待て、なに考えてんだ止まれ!」
そりゃ自分も100倍返しはするつもりだったが、それはいくらなんでもやりすぎだ。正直男たちはどうでもいいが、大事な弟を殺人犯などに
してしまってはあの世の母に申し訳がたたない。
慌てて前に回って押しとどめようとするが、小柄な少女の力で止められるわけもない。一緒にずるずる引きずられてこれじゃダメだと身を離し
最後の手段とばかり、エドは後ろから鎧の腰に回し蹴りを食らわせた。
さすがに一瞬ぐらりと上体が揺れ、動きが止まる。だがそれも僅かな間で、またもや歩き出す鎧にエドは何度も回し蹴りを食らわした。
そうこうするうちに路地の入り口が騒がしくなってきた。銃声を聞きつけたのだろうか、おっかなびっくり覗き込む人々に、回し蹴りを続け
ながら、エドは憲兵を呼んできてくれ、と叫んだ。
「軍部の兵士でもいい、その辺うろついてんだろ!とにかく呼んできて!なるべくいっぱい!」
ああ、天国のお母さん、どうして俺の弟はこんなに切れると歯止めがきかないんですか。
アルの歩みは止まらない。ゆっくりと、だが着実にその足は川を目指している。とにかく自分にできる精一杯をしようと、エドは鎧の腰に
回し蹴りを繰り返した。
これ以上やったら胴がへこむという頃やってきた憲兵に半死半生の無法者を引き渡し、その前にとりあえず一発ずつ、機械鎧の足で股間に
蹴りを入れ、ははは結局手伝ってもらえたねいや助かったと笑うマスタング大佐を殴りそこね、姉弟がようやく宿に戻ったのはとっぷり
日が暮れてからだった。
その間、文句を言い通しの姉とは逆に、アルはとうとう一言も口をきかなかった。
- 38 :鎧アル×エド子 :04/01/17 01:38 ID:3Zk1U+9F
- 続きはただいま高速錬成中。
微鬼畜はいります。
- 39 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 01:40
ID:0alh/+fA
- >鎧アル×エド子
グッジョブ!!イイヨーイイヨー
- 40 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 01:43
ID:0alh/+fA
- IDがFullmetalAlchemistだ。
…すまん、言いたかっただけだからスルーしてくれ。
- 41 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 02:09
ID:gxA3rRIA
- 前スレの筆下ろし(*´д`*)ハァハァ 親ばかって一体と思ったけどw
並みの男で腎虚になるロイ子相手に、三日間腰が立たなくなるほどの親ばか。
グレイシアさん、凄過ぎry
書き込めなかったからこちらで失礼。
- 42 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 02:28
ID:+QixDfTc
- 鎧アル×エド子期待sage!!!!
無防備姉さん(*´Д`)ハァハァ
- 43 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:13
ID:OPb1b3TD
- 1さん新スレ乙です! でもって鎧アル×エド子ありがとうございました!
エロもそうだけど、文章とか雰囲気とかなんかすごくて、続きが楽しみでしかたないです。
がんばってください!
当方前スレの823ですが、予告の「綺麗なお姉さんは好きですか?」Ver.のロイ子×エドお届けにあがりやした。
導入が長い&神々のあとですごい恥かしいですがどうぞ。
連日暑さが続き、うんざりしていた。猛暑なんて言葉はとっくに聞き飽きていた。そんなこと、
司令部内を歩いただけで全身から汗が噴き出してしまうほどなのだから、とっくにわかりきっている。
それよりもこの暑さをどうにかして欲しいとごちりながら、ロイ子は司令室へと向かっていた。
まとわりついてくるようなベトベトのシャツの感触が気持ち悪いが、さすがに女が、施設内で軍服を
脱いでしまうのは、はばかれる。ロイ子は早足で執務室に向かう。いつもそこにいる2人の部下なら、
そのくらい多めに見てもくれるだろう。そんなことを思いながら。
執務室に戻ると、いつもはそこでデスクワークに励んでいる部下の姿はなかった。そういえば
中尉は今日は非番で、少尉は中尉がいない分ロイ子がこなさなければならない仕事で外出しているのだった。
そんなことまで忘れるなんて、暑さに頭まで沸騰しているのだろうか。
重厚な椅子に腰をかけると、そこのかすかな冷たさに少しだけ気分が和らいだ。それほどまでに暑いのか、
とそう思うと再三暑さがぶり返してきて、堪らずロイ子は上着を乱暴に脱ぎ捨てる。
同じ服を着ているのにホークアイはどうしていつもあんなにも涼しげなのだろうか。そんなことを考えながら
シャツのボタンを2、3個外すと蒸れた空気がむわっと立ちのぼり、それにもうんざりしながら
ロイ子は露になった首筋を手の平でバタバタと扇いだ。
それも焼け石に水だった。暑くて暑くてたまらない。誰もいないのだし、いっそ全裸になってみたらどうだろうか。
そんな衝動に駆られると、もう止められなかった。ロイ子はプチプチとボタンを外し、勢いよくシャツを脱ぎ捨てる。
かすかだがやっと涼しさを感じ、ロイ子はふと顔を上げる。
そして窓に映る自分の姿に気づき、その可笑しさに少し口の端を上げた。連日の暑さにせめてと思って、
ブラジャーを、涼しげなブルーを選んだのは正解だったのかもしれない。
- 44 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:15
ID:OPb1b3TD
- それにしても上半身だけとはいえ、下着しか身にまとっていない姿なんて、部下どころか誰にも見せられない格好だ。
まあ、そのブラジャー自体はそこそこ高価だし、デザインも気に入っている一品だ。何より自分でも
よく似合っていると思うし、誰かに見られても全く恥かしくはない。…そういう問題ではないか。
喉の奥で小さく笑って扉のほうを見る。誰か入ってくるようなら、ノックぐらいするだろう。待たせて、
それから服を着ればいい。そんなことを考えた、そのときだった。
「失礼しまーす」
ガチャ。なんていいタイミングだろう、突然扉が開いて、金の髪の、黒服に身を包んだ少年、エドワードが入ってきたのだ。
「大佐ぁー、この前頼まれた書類だけど…」
片手に持った封筒をひらひら振りながら入ってきたエドワードは、呆気に取られて凍りつくロイ子を捉えると、
あんぐりと口を開けて目を見開いた。ロイ子と目を合わせたままエドワードは固まり、それからばさりと
派手な音を立てて書類を落とし、その音に我に返って大きく仰け反った。
「ぅお!! んなッ、何!? 何事!? 一体何の時間!!?」
「落ち着け、鋼の」
ロイ子は慌ててエドワードのもとに駆け寄ると、その口を塞いで、しーっと残りの手の人差し指を己の口唇に当てた。
エドワードの声を聞きつけたのだろう、バタバタと駆けつける足音がして、ロイ子は慌てて扉を閉めた。
扉の向こうがにわかに騒がしくなる。
「マスタング大佐? どうされました!?」
「なんでもない。…鋼のと大事な話をしている最中だ。誰も近づくな」
はっ、と声がして、敬礼する気配。続いて遠ざかっていく足音に、ロイ子はひと難去ったことを感じて、
はあっと安堵の息を吐く。確かに信頼できる部下は多いが、それでもいつ何時、誰がどのような形で
敵になるかはわからない。施設内で勤務中にこんな格好でいたらそれでなくても醜聞の対象なのに、男と、
それもまだ幼い少年に悲鳴をあげさせたとなれば、どんなふうに言われることか。
まったく、どうしてこんなときに来てくれるのだろう。眉をしかめて眼下の少年を見る。エドワードは
むーむーともがき苦しんでいた。口を塞がれて呼吸が上手く出来ないのだろう、顔が真っ赤だった。
気のせいだろうか、その目線がロイ子の胸もとと宙とを激しく行き来している。
- 45 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:16
ID:OPb1b3TD
- 思春期の少年の目には毒か。ロイ子は小さく笑い、エドワードの耳もとに口唇を寄せた。
「騒がないと約束できるか?」
こくこく。エドワードは無我夢中で首を縦に振る。よろしい、とロイ子はやっとその手を離した。
「だー! ったく、何なんだよ!」
「騒がないと約束しただろう」
「それはそうだけど…って、いつまでそんなカッコしてるんだよ! 服着ろ、服!」
はっと目を見開いて、エドワードがくるりとロイ子に背を向けた。ロイ子は自分の格好に気づき、
そういえばそうだった、とあたかも冷静に思う。見られたのが子供だからだろうか、最悪な事態を逃れた今、
どうも危機感が湧かなかった。
「ったく、なんでンな格好してるんだよ」
「暑くてな」
ぶつぶつと文句を垂れる子供に、さらりとロイ子は答える。さて、シャツはどこに投げたのやら…。
「だからって、いくらなんでもこんなところでってのは、どうかと思うぜ?」
「君がノックするという礼儀を持っていたら、こんな問題にはならなかったんじゃないのかな?」
「へーへー、悪うございましたー」
机のそばに投げられていたシャツを見つけて拾い上げる。それは汗でじっとりと濡れていて、
どうしても着る気にはなれなかった。確か、ロッカーのなかに代えがあったと思ったが。
「そもそも、あそこまで騒ぐのもどうかと思うのだがね」
「うっせえ。第一、こんなとこであんなカッコしてるなんて、そっちがおかしいんだろ」
「だが人を集めたのは誰のせいだ? あのままだったら格好のスキャンダルの餌だっただろうな」
ふうっと息を吐いて、代えのシャツについて思う。中尉がいたら取りに行ってもらえるのだけれど。
「へっ、誰が大佐なんかと」
「こっちも子供はお断りだ。私のほうが悪者になってしまうだろ」
「誰が子供だ! しかも自分擁護しか頭に無いのかよ!」
いや、入ってなかったか。いっそ、このシャツが乾くまで待とうか。それでも臭いが気になるし…。
- 46 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:17
ID:OPb1b3TD
- 「…で、書類だけどさ」
「ん、ああ」
顔を上げると、エドワードが床を指差していた。そこにくだんの書類が落ちている。結局シャツを着ないまま、
ロイ子はそこまで歩み寄る。拾い上げると気配で察したのだろう、帰ってもいい? とエドワードが訊いてきた。
「ちょっと待て…ふむ、全部そろっているな。ご苦労。相変わらず仕事が速くてありがたい」
ぱらぱらと種類の中身を確認して、ロイ子は言った。はあっとエドワードは大きく息を吐と、
ドアノブに手をかけて、ひらひらと手を振った。
「それじゃ、オレはこれで。今日の分、貸しひとつね。等価交換」
「貸し?」
ロイ子は眉を寄せた。
「だって、大佐が司令部でブラ…ッうん! …あんな格好していたなんてさ、バレたらコレでしょ?」
しぱっと、エドワードの手が首を切る仕草をする。ほお、とロイ子は眉を上げた。
「オレがノックしなくって、大佐の…その、裸見ちゃったのは、あんな格好でいた大佐が悪い。だから相殺。
でもってオレが騒いでそれを大佐に治めさせたのも、それで相殺だ。だけどでも大佐があんな格好してたってのは、
もちろん秘密にしたいだろ? な、等価交換成立ー。今なら生体錬成の本、3冊でいいよ」
「…なるほど」
子供だと思っていたが、思いのほか駆け引きが上手くなった。こじつけのようだが道理にはかなっている
エドワードの主張に、ロイ子はほおっと感心する。そして昔の自分を思い出し、ロイ子は小さく笑った。
だが、やはり子供は子供だ。得意そうに笑って主張したエドワードのかすかな異変に気づかないほど、ロイ子も甘くはない。
少し前かがみの少年の身体に、膨らんでいるそこに、気づいて見逃してやるほど、甘くはない。
鋼の、とどこか優しく語り掛けると、その口ぶりに戸惑ったのか、少しエドワードの身体がはねた。
「な…何? 書類ならもういいんだ…」
「彼女とかいないのか?」
「はあ?」
- 47 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:18
ID:OPb1b3TD
- すっと近づくと、その気配――いや、おそらく本能――で悟ったのだろう、エドワードが半歩後ろに下がる。
どん、と音がして、エドワードの身体がぴりりと引き攣る。ロイ子がエドワードを扉に追い詰める
格好になったのだった。
「い、いらんし、んな暇ねぇ!」
奮い立たせるような、吐き捨てたそのセリフに、思わずロイ子はプッと吹き出す。エドワードの耳にも
届いたのだろう、あんたには関係ないだろ、と口のなかで不満げに呟く声がした。
拗ねるように、だが恥かしそうに口を尖らすエドワードに、ロイ子は気づかれないようにさらに口の端を
あげる。膨らませたエドワードの頬が赤く染まっていて、その少年らしい初さが羨ましいような、
不思議な眩しさを覚えて目を細めた。…童貞らしい、良い反応だ。
あれくらいの頃の自分はどうだっただろうか、などとふと思う。やたら恋人だの誰と誰が付き合っているだの、
よく話していたのもこんな頃だ。そして、いち番性行為に興味を持っていた頃でもある。
もう返ってこない、初々しい時代だ。
若いな。そう思った途端、むくりとロイ子の胸に悪戯心が湧いた。ロイ子はゆっくりともういち度鋼の、と
囁くように言いながらエドワードに近づく。
「…んだよ」
「脱ぎたまえ」
「…はい!?」
「等価交換だろう?」
「とっ…等価交換って、そっちが勝手に見せたんだから関係ねえだろ!? だったらオレが黙っといてー…! うわ!!」
エドワードの顔面を覆っている腕を掴んで外す。未だ下着のままのロイ子を見て、エドワードは目を見開く。
「はっ、早く服着ろよ! バカ大佐!! それに、なっ…何言ってんだッ…!」
そんなエドワードに構わず、ロイ子はその前にすっくりと立ち、耳もとで語りかける。
「等価交換と言ったのは君だろう? …それに」
すっと手をエドワードの股間に運び、そこに触れた。そこはすでに熱と硬さを帯びていた。
エドワードは驚いたように腕を取り、己の股間に押し当てられたロイ子の手に目を見開いたまま身体を凍らせた。
エドワードの目を見詰めながら、ロイ子はそこをやんわりと撫ぜる。
- 48 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 07:19
ID:OPb1b3TD
- 「こんなに硬くして」
「や、やめろよッ! 気持ち悪い!」
気持ち悪いとは心外だ。悲鳴じみた抵抗の声をあげて、エドワードは撥ね退けようとロイ子の腕に手をかける。
だがその手には、まるで力が入っていなかった。ただぶるぶると震えているだけだった。
怯えているのだろうかとエドワードの顔を見ると、彼は顔を真っ赤にして、眉間に深く皺を刻んでいた。
息づかいがひどく荒く、そして熱い。そんなエドワードの表情に、何かがロイ子の背筋がぞくりと舐めた。
かわいい、と素直に思う。純真な反応に、黒いものがさらに胸のなかに広まっていく感覚を覚える。
それは、冬、雪が降ると、その白くて真っさらな雪原に足跡をつけたくなるような、そんな気持ちに似ていた。
それが悪い感情だとわかっていても、手を滑らせることを止められないのはきっと、
この暑さのせいだとロイ子は思った。うだるような暑さがなければ、こんな気持ちにならなかっただろう。
全部暑さが悪い。暑さのせいなんだ。
「…私のあんな姿を見て興奮したのだろう? ひとりだけ、ずるいじゃないか。
こんなに硬くして…それでは等価交換にはなるまいよ」
「うるせっ…ん!」
きゅっと強く握ると、エドワードの喉の奥で小さな声があがった。ズボンの上から押しつけるように擦ると、
そこはさらに硬さを増し、エドワードの息がさらに上がっていく。夏だというのに、押し寄せてきた悪寒に
ロイ子の背筋がゾクゾクと粟立つ。とろけるような甘い快感が、胸の先に、腹の奥に、じんわりと滲み出していくのが
自分でもよくわかった。
「どう思った?」
はあはあと浅く喘ぐエドワードの耳朶に、熱い吐息を吹きかけるようにロイ子は囁く。その間も手全体を使って、
まだ幼い性器を弄りながら。胸を押しつけるように身体を寄せると、その感触にエドワードの身体がさらにはねた。
少年の身体に吸いつくように形を変えて密着するロイ子の胸は、ほんのりと桜色に染まっていた。
「私の身体を見て、どう思ったら、鋼ののここはこんなふうに硬くなるのかな?」
続きはまた今度。
- 49 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 08:28
ID:+WRmrGvm
- 前スレで米下さった方々有難うございまつ。
まだまだアレですが、萌えを求めてがんがります。
前スレのロイとエド子の挿入絵に釣られて投下。
破瓜ってるので血注意。
ttp://akm.cx/2d/img/830.jpg
- 50 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 10:20
ID:VW05kgpJ
- 新スレ立ったばかりというのに、もうこんなに多くの神が!
ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
どれもこれも続きが気になります
- 51 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 11:16
ID:+vcabqkZ
- 神が一杯いらっしゃったわ!凄い・・・。
この場では真理様といったほうがいいのかしら・・・。
そういえば師匠夫婦の性別逆とかどうなんでしょうかね。
細面で色男、でもめっぽう強い病弱旦那と大柄でボディビルダーのようなナイスバディな奥様。
んでもってラブラブと。
- 52 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 11:46
ID:Xs77wxlo
- ハァハァ皆様素晴らしいです。息つく暇も無い…
スレ違いなんだが、エド子を見てると某漫画の主人公を思い出す。
胸は無いけど金と権力がある男装の金髪は自分の萌えツボを突く(;´Д`)
- 53 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 11:49
ID:+vcabqkZ
- >胸は無いけど金と権力がある男装の金髪
・・・お酢狩るしか思いつかなかったヨ・・・。
- 54 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 11:52
ID:Xs77wxlo
- >53
雄狩るじゃないよ(;´Д`)ハァハァ
- 55 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 12:53
ID:3Zk1U+9F
- 胸がないだとスレ嫌ー図しか出てこない……あれは赤毛か。誰だろう?
- 56 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 12:58
ID:gtKk3eZ1
- 思い当たるのはあるけど…すごいマイナー。公爵の座を狙ってる子?
- 57 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 13:19
ID:tbvoef+A
- ネ申々の投下が待ち遠しくてこのスレから目が離せん。
鎧アル×エド子のエド子姉さんの性格が
原作まんまなのがさらにモエーですハァハァ!
- 58 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 13:23
ID:SLYdRDs9
- >>43-48
ロイ子×エドキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
自分もおねーさんに誘惑されたいものだ(;´Д`)ハァハァ
下着大佐(*´Д`*)モエェェェ
- 59 :倉庫の中の人 :04/01/17 14:45 ID:w2nQTsY+
- おお神々よお許しを……。
スレがお引越ししてるのに今まで気付きませんでした_| ̄|○
>18
訳あってウプはしてないのですがログとりはマメにしてます。
申し訳ないです(;´Д`)
今日中にはウプできると思います。
- 60 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 17:23
ID:FkXvlITS
- >56
そうそうそれです。狩る場にあ物語。
ドレス姿とのギャップもまた良い。
ログネ申様無理せず頑張って下さいませ。応援しております。
- 61 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:07
ID:0yiymLUa
- アニメの話をするならば今日のエドタンは非常に女子くさかった。
アル子は絶叫シーンでちょっと違う妄想をしてしまった。
このスレのせいだ。うん。
- 62 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:11
ID:lSN7DIGx
- 今日の放送分のキャプで悪ふざけしてみますた。
ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1074341394.jpg
- 63 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:21
ID:b9H2yi1u
- 何回観ても無能が怖い…。
- 64 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:21
ID:bjKTuocq
- 「アル! また猫拾ってきてる! 元の場所に戻しておけ!!」
「だって可哀想だよ! 飼っちゃ駄目?」
「ダメ!!」
「この猫凄い特技持っているんだよ!!」
「え? ちょ! アル、何しやがる!」
「見せてあげるよ、この猫の特技。」
「わ! 服脱がすな!! わ〜何体に塗りつけるんだよ!!」
「にゃ〜ん。」
「わ〜ネコ、何処舐めてるんだよ! アル放せ!!」
…ペロペロ…
「ネコ、やめ…あん…ちょっ…ダメ!! そんな所舐めるな!!」
「姉さん、動くとネコ潰れちゃうよー。」
「やんっ…あぁ…あっ…だ、だめ…ああん。」
―数分後―
「姉さん、このネコ飼ってもいい?」
「ハアハア… い…イ…イクナイ!!(いいって言いそうになっちまった…)」
(バターネコ作戦失敗か〜)
エド子の貧乳にじゃれ付くニャンコ…誰かイラストを…
下は脱いでなくてもいいから…
このスレ目が離せないよ…
- 65 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:24
ID:F45IkDwL
- >>64
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ
\ア / \ ア / \ ア
一応野暮な突っ込みをすると、猫の舌はざらざらしてるから無茶苦茶痛いw
しかしそんなことはどうでもいい。グッジョブ。
- 66 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:25
ID:0yiymLUa
- 次回予告で子供がアルの中奥深くまで入っていた。
なんか文字だけだとやらしい。
- 67 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 21:50
ID:+QixDfTc
- >43-48
GJ!!!!
きれいなお姉さんハァハァ…
>66
ア ル 子 た ん 逃 げ て ! !
- 68 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 22:00 ID:X/UIhjOg
- ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1074341394.jpg
↑前スレのエド子×アル
イイ!(・∀・)からまた貼ります
- 69 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 22:03
ID:NyjEx+NY
- >>68
アドレスまちごうとる?
- 70 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 22:16
ID:hgtsE8Kc
- 綺麗なオネエタンハアハア禿げ同!
あと遅くなったが
>>26の神!めちゃくちゃイイ!ロイエド子に萌えた。
これからもガンガレ。
- 71 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 22:35
ID:F45IkDwL
- >>68
まちごうとるね
- 72 :24 :04/01/17 22:39 ID:UFPEtc7K
- また、あした1
「うん。いい感じ。」
自分に取り付けられた、最高級オートメイル。その付き具合を柔軟しながら確かめたエド子は、
本当に思ったことを、そのまま口に出した。
傷の男スカーの手によって破壊された自分の右腕のオートメイル。それを直すべく、エド子とアル。それに、
護衛のアームストロング少佐が、エルリック姉弟の故郷であるリゼンブールにか帰還していた。
幼馴染のウィンリイに怒鳴られながら、エド子は3日かけて彼女にオートメイルを直してもらった。
その間、とても退屈で母の墓参り程度しかやっていなかった。
けれど、オートメイルが完成するとその長かった3日がまるでウソのように短く感じていた。
「錆びにくくした変わりに、強度が落ちているから気をつけてよね。」
「おう。了解了解。」
「ったく、今度は壊さないでよね!!もっと値段高くするわよ!」
相変わらず笑ってばかりいるエド子にウィンリイは怒鳴る。けれどエド子は、そんなウィンリイの怒鳴り声を楽しんでいるかのように聞いていた。
「大丈夫。・・・さーて、アルを元にもどさなきゃ・・・・。」
最愛の弟のために、エド子は急ごうと走ろうとした。
「ちょっ!アンタ!!そんな格好で行っちゃダメよ!」
「あ。」
エド子の今の格好は、タンクトップにスパッツと恥ずかしい格好だった。
はあ。と盛大なため息をついたウィンリイは近くにあったエド子の洋服を手にとって渡す。
「もう。女の子なんだから!」
「俺は、男だ。」
「そんなことばっかり、言わないの!!」
女を否定するエド子。でもそれは随分前からしていたので今から言っても無理だとは思う。
けれどウィンリイは諦めていなかった。
「どれ、行きますか。」
ちゃんと服を着たエド子は、その場を出て行く。
一人残されたウィンリイは複雑な思いでエド子が出て行った扉を見つめていた。
なぜ自分と同じ女性のエド子があそこまでがんばるのかがわからなかった。
自分なら怖くて、泣いてしまうかもしれない。けれど、エド子にはそういう気配はなかった。
「・・・・・・・・・・・・。」
ただひとついえるのは、自分とエド子は背負っている「物」の格が違うということだ。
- 73 :24 :04/01/17 22:53 ID:KTLWvpy2
- また、あした2
「鎧の破片。これで全部か?」
「うん。イーストシティの憲兵さんが丁寧に拾ってくれたんだ。」
白いシーツの上に丁寧に置かれてあるアルの鎧の破片。それをエド子は見つめながら、
手をパン!と合わせた。バチバチと眩い光がその場を包んだとおもうと、一瞬にして、
アルの体はもとの鎧姿に戻っていた。
「よし。完璧だな。」
そう言い、自分の髪型を後ろで縛り直すとエド子はニッと笑ってアルに殴りかかった。
アルはそれにすぐさま反応して、姉の攻撃を交わす。そして自分も姉に殴りかかる。
「わぁっ!!」
エド子はどうにかそれをよけると、体制と整えた。
「うむ?兄弟喧嘩か?」
「ちがうよ。手足の作動確認をしてるんだ。」
「ここんところ、組み手もやっていなかったからね。」
喧嘩だと思ったアームストロングが、心配して声をかける。だが喧嘩ではなかったらしい。
姉弟のスキンシップにひとつなのであろう、組み手をしてても、お互いに手加減をしていた。
「ほほう。なら我輩も参加しよう!」
「「!?」」
突然服を脱いで、こちらに向かってくるアームストロング。
エド子とアルは、それを見るなり急いで逃げた。
「もう。新品にしたばかりなのに。」
その様子を、家のテラスからウィンリイとピナコが眺めていた。
ウィンリイは、新しくしたばかりのオートメイルでああいうことをされると困るみたいだが、
エド子が嬉しそうなのであえて怒鳴らないでいた。先ほど考えていたこともまだ考えていたが、
そんなのどうでもいいや。と、頭のどこかで思っていた。
- 74 :24 :04/01/17 23:04 ID:KTLWvpy2
- また、あした3
「やっぱ、ピナコばっちゃんのメシはうまいよ。」
「うむ。家庭的的な良い味ですな。」
組み手を終えた後、すぐ夕食になった。大きなテーブルにたくさん料理を置いて、
皆で囲んで食べた。エド子はもちろんアルにも料理を置いてやって「たくさん食べろよ。」と、
笑顔でそう言った。それがアルにとってとても嬉しいことだった。
「そういえば、明日一番の列車でセントラルに行くよ。」
「ええ?もう行っちゃうの?」
「ああ。早く国立図書館に行きたいからさ。」
「なんだ、もっと居たらいいのに・・・・・・。」
せっかく久しぶりに会えた、幼馴染。その二人が明日ここを出発すると言うのだ。
さすがのウィンリイも、悲しくてつい本音を口から漏らした。
「ごめんね。ウィンリイ。もしかしたら賢者の石の手がかりがつかめそうなんだ。」
アルがウィンリイの気持ちを察して優しく言う。
「そんな、私の心配なんかしなくていいわよ!良かったじゃない!手がかりがつかめそうで!
「ああ。」
明るく言うウィンリイに、エド子は力強くうなずいた。
(そうだ。あともう少しで元の体に戻れるんだ・・・・・。)
- 75 :24 :04/01/17 23:13 ID:KTLWvpy2
- また、あした4
深夜。周りが静かになったころ、エド子はお風呂に入るために、浴室に足を踏み入れた。
男としてふるまっているエド子だが、美容にはちゃんを気をつけている。
洗顔は毎日かかさず、乳液もちゃんと良いのを選んで、髪もいつも綺麗にと高いシャンプーを使っていた。
服を全部脱ぐと、形の良い胸が露になった。エド子は自分の胸を鏡の前で、持ち上げると、
大きなため息をつく。
「ハア・・・・小せえ・・・・・。」
形は良くて、乳首もちゃんと綺麗なピンク色だがどうしても膨らみがあまり無い。
このことは、一応身長の次のコンプレックスだった。
どうにか大きくなりたいから、自分で揉んだときもある。けれど恥ずかしくてすぐやめた。
けれど、やはり女性としては胸が大きいほうが良かった。そう。大好きな人の為に・・・。
ロイの為に・・・・・・。
「・・・・・何してるんだろう。俺・・・・・・。」
胸を見つめるのをためて、エド子は浴室へと入っていった。
- 76 :24 :04/01/17 23:26 ID:KTLWvpy2
- また、あした5
綺麗に髪の毛を洗ったあと、エド子はゆっくりお湯につかっていた。
顔がほんのりと赤く染まり、なんだがボーッとしてくる。けれど久しぶりに入れるお風呂に、
とても満足していた。明日からまたいつゆっくりお風呂に入れるかわからない生活に戻る。
だからせめて今日だけは。という気持ちであった。
「あれ・・・・エド?」
浴室の明かりが灯っていることに気づいたウィンリイは、多分居るであろうエド子を呼ぶ。
けれど返事はなかった。ひょこッと浴室を覗くと、女性用の下着とラフな服。
予想したとおり、エド子である。
「お風呂?まあ、なんだかんだ言ってもやっぱり女の子よね。」
苦笑しつつウィンリイは、自分も服を脱ぎ始めた。
「入るわね〜。」
「え?」
突然じた声に戸惑うエド子。だが次の瞬間ウィンリイが入って来た事に驚いて、
目を丸くした。
「あ・・あ・・あ・・ウィ、ウィンリイ?」
「わたしも入るわね。」
「バッ!!お前、そんなこと!!」
「もう!!襲ったりなんかしないわよ!!」
いまだあたふたするエド子だがウィンリイはずかずかと入り、お湯しぶきをたてた。
エド子は自分の胸は見られまいと、持っていたタオルで隠す。
「女の子同士じゃない!」
「ばか!!恥ずかしいんだ!!」
あまり体を見られたことがないエド子は、かなり真っ赤になっていた。
- 77 :24 :04/01/17 23:38 ID:il15zWEj
- また、あした6
「はあ〜。お風呂って気持ちい〜。」
「・・・・・・・。」
実に愉快な光景である。ウィンリイはのびのびとお湯につかり、エド子は恥ずかしくて正座していた。
「エドって、肌白いんだね。」
「馬鹿!!恥ずかしいから触るなっ!」
「いいじゃない!私男じゃないもの!」
「でっ!でもな、ウィンリイ・・・・・。」
「ふふっ。冗談。さあ、のびのびしなさいよ。」
「あ、ああ。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
沈黙。幼馴染同士なのに何を話したら良いかわからなかった。
それよりエド子は、早くココから出たかったがウィンリイがそれを許すはずがないので、
かなり困り果てていた。どうしてウィンリイを意識してしまうのかがわからなかったが、
とても恥ずかしかった。
「もう。リラックスしなくちゃ!」
「わかってる・・・けどな・・・・。」
俺どうすればいいんだろう?と誰かに助けを求めている時、ウィンリイが突然こんなことを言い出した。
「そういえば、エドは恋はしないの?」
「恋?」
「うん。誰か好きになるとか・・・・・。」
「・・・・・・・・それは・・・・・・。」
かすかにロイの姿が脳裏を横切る。けれど口には出さなかった。恋愛なんて、今の自分はするだけ損をするだけなのだから。
男として生きている自分は・・・・・・・。
「いるでしょう?好きな人?」
「はあ?」
「だってそういう顔しれるもの。でもいないよって言うタイプね、エドは・・・・。」
完全に図星。どうしようと迷っていたエドだが、あることを思いついた。
- 78 :24 :04/01/17 23:40 ID:il15zWEj
- 風邪治った記念に投下しました。もうすぐで終わります。
明日の夜は、久しぶりに快楽の大地でも・・・・。
- 79 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:49
ID:e4PP30A2
SS投下しようとしたら、会社にフロッピー忘れて来たのに
気が付きますた…ダメダこりゃ。
ところで皆様はどんなカップリングが好きなんでしょうか?
漏れはロイ子ならエドや親馬鹿あたり
アル子ならばエド
エド子なら大総統やロイに弟相手萌えしますな。
- 80 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:54
ID:qLWKOaST
- >>79
純愛ならアル×エド(女体化は不問)
鬼畜ならスカー×エド子、エド子リンカーン
- 81 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:55
ID:FGLhWKWu
- >>29の続き、ロイ×エド子
胸を這うロイの手が冷たいのか、それとも自分の身体が熱いのか。
エドにはもうわからなかった。
ロイはふと思いついたように、胸から脇腹、ウエストまでを、指でつ……となぞった。
「だいたい予想はしていたが、やはり」
くすぐったいような、そうでないような……よくわからないもやもやがエドの背を震わせる。
と、ロイが真面目な顔をして言った。
「……胸も腰もずいぶん小さいな」
「っ! 誰がえぐれ胸でずん胴幼児体型だっ……」
思わずそう言い、ロイの笑った目にぶつかって、エドは頬に朱を上らせた。
馬鹿にされた、馬鹿にされた、馬鹿にされたっ!!
激情に声も出ないエドを見て、くつくつとロイは笑う。
「すぐに感情を乱すようではまだまだだよ、鋼の」
男の手のひらがぴたりと胸に当てられた。
中心よりやや左側のそこにあるのは心臓。
「自分の心理状態を相手に悟られぬよう、もう少し気をつけたまえよ」
「だったらどうだっていうんだ。心まで機械鎧にしろってのか」
確かに――――確かに今朝のことは、自分が甘かったと思う。
軍の狗になってでも、誰に憎まれののしられようとも、やらなければならないことがあるのに。
自分と弟、アルフォンスの身体を元に戻すこと、そのためにはなんだってやってやると決めたのに。
なのに躊躇した。人の命を奪うことだけは絶対に嫌だった。だからためらった。
覚悟を決めた今、もうそんなことを言ってはいられないのに、だ。
本当はちっとも覚悟なんて決まっていないことを思い知らされた。
それでも自分は、軍に属する国家錬金術師である以上いずれは訪れるであろうその状況を、少しでも先延ばしにしたかったのだ。
大佐に呼び出されたときエドは、きっと大佐のことだから、自分が何をどう考えたかなんてお見通しなのだろうと思った。
そしてまたいつものように、自分の甘さを指摘し、諭すのだろう。
それはエドにとって一番言われたくないことだったが、一番聞かなくてはならない言葉でもあった。
だからエドは、内心の葛藤を押さえながら大人しく大佐の呼び出しに従ったのだった。
それなのに今、こういうことになっている。
- 82 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:56
ID:FGLhWKWu
- 最低だ。
信じていたのに。
こんな男だったなんて。
こんなことを笑いながらするような男だったなんて。
エドはきゅっと唇を噛み締めた。また微かに血の味がする。
ロイの指が再び動き始め、下からなで上げるように胸を愛撫した。
ぺろりと首筋を舐める。
きっと酒と汗の混じった味がするに違いない。
黒い髪の毛がエドの目の前にある。一本一本の流れまではっきりと見えるほどの近くに。
ロイの動きにつれて揺れる髪が時折エドの唇をかすめ、エドはふと思った。
そういえば、まだ唇にキスをされていない。
されたいとかそういうのではなくて、ただなんとなく妙な感じを覚えた。
エドは性行為についての知識は乏しいほうではあるが、まったく知らない子供だというわけではない。
エドにとって一番身近な性的愛情の示し方がキスであり、だからこそ最初に経験するものだと思っていたのに。
そうだ、自分はファーストキスもまだだった、といまさらながらエドは思い当たった。
母さんやウィンリィやアルにしたことはあっても、それは家族や友人への親愛のキスであり、それ以外はしたことがなかった。
――――なんだっけ、ABCとか……確かAがキスでBがペッティングで? Cがセックス。
ペッティングっつーのがなんだかいまいちよくわかんないけど。一緒にペット飼うわけじゃないよな。
AやBすっとばしていきなりCかよ、などと古臭いことを考えてみる。
ファーストキスもまだで、恋人なんかできたこともなくて、それなのにこんな軍の仮眠室なんかで信頼してたはずの上司に無理やり犯されるなんて、最悪だ。
そこまで考えて、どうやら自分がひどくショックを受けているらしいことに気づく。
エドだって、幸せな恋愛を夢見ていたわけじゃないけれど。
そんな資格なんかないということぐらい知っているけれど。
でもこんなの、あんまりじゃないか。
ぱた、となにか冷たいものが頭に当たった気がして、ロイが首に埋めていた顔を上げる。
エドは泣いていた。
- 83 :名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:57
ID:FGLhWKWu
- 「……っ、ぅ……」
ぬぐおうにも腕は拘束されているから、涙はただ流れ落ちるだけだった。
視界が涙でぼやけて、仮眠室の景色も、ロイの顔も歪む。
「鋼の」
そう言った声はなんだかひどく乾いているようで、どうしてだろうとエドは思った。
どうしてあんたがつらそうな顔してんだよ。
自分の心理状態を相手に悟られないように気をつけろって、あんたがついさっき言ったんだろ。
ああそういえば、聞いたことがある。あれは誰が話していたんだっけ。
リゼンブールで。
ウィンリィと、その友人の女の子たちが数人で、誰が好きとか、誰がかっこいいとかを楽しそうに話していたことがあった。
アルなんかは、優しくていいとか、顔もなかなかかわいいとか、何度か名前が挙がっていたのを覚えている。
そのうち一人の少女がこんなことを言い出した。
『キスって好きなひととしかしないものなんだって。この間ね、おねーちゃんが言ってた』
エドはただ静かに泣いた。
「た……、いさ」
「なんだね」
ロイの声は低く、何かに対して苛立っているように感じられた。
「キ、スして……よ」
なんだ、やっぱり本当はキスされたかったんじゃないか。
そう自覚したとき、またも涙があふれてエドののどをふさいだ。
流石のロイもその言葉は予想だにしなかったのだろう、面食らっているようだった。
「一回でいい、から。そしたらおとなしく、する、し……殴ったり、とか、ひどくしても、いい、し。我慢、するよ」
たとえ初めてが軍の仮眠室でも、合意じゃなくて無理やりでも、キスさえしてもらえれば少しはましな気がした。
なにもかもが普通じゃない状況の中、せめて順番ぐらいは普通を望んだっていいだろう。
それに、自分をなんとも思っていない相手に抱かれるのだと思いたくはなかった。
キスが好きなものとしかしない、というのを信じていたのは純粋な子供時代までの話で、今もそう思っているわけではないけれど、それでもロイがキスしてくれれば、この行為が愛されてのものだと自分に言い聞かせることは出来るような気がした。
そんなのは誤魔化しかもしれない。真実は、強姦という名の罰則でしかないのかもしれない。
それでもエドは望まずにはいられなかった。
- 84 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:03
ID:2r+MlVz6
- 「俺、痛いのは……結構、経験、あるし。かなり痛いのでも、へーき。耐えられる、と思う」
そう言って、機械鎧の腕を動かしてみせる。
「それにもう、すでに傷だらけ、だしさ。今更、それがいくつか、増えたって……どうってこと……ない、よ。だからっ……」
エドはまた最後まで言い切ることができなかった。ただ、先程と違うのは、口をふさいでいるのが手ではなく。
男は少女に口付けていた。
エ ロ が な い !!
なんだこの激しく少女漫画な展開は。
本当は今回ド鬼畜でハードエロになるはずだったのに、エド子が泣いた瞬間自分的限界が訪れました。
- 85 :24 :04/01/18 00:06 ID:OuZToD52
- 一応、砂礫の大地〜夜は快楽の大地〜のことなんですけど、
偽兄に犯された後、誰にエド子は犯されてほしいですか?
1・警備員
2・そのまま偽兄。最後までやってほしい。
3・触手系キメラ
4・強制ローターまでいっちゃう。
よろしければ、どうぞ。
- 86 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:09
ID:RwuDJf5G
- なんか神大勢キテル━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
>>85
ど、どれも捨てがたい…w
- 87 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:11
ID:8sb/tMLc
- >>85
4が鬼畜っぽくて萌。
- 88 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:15
ID:YxSjOSZR
- >85
2に一票
ここは神に溢れたインターネットですね。
- 89 :鎧アル×エド子 :04/01/18 00:18 ID:mMQfHu76
- 今、どなたか神いらしてませんか?
昨日の続き、ようやく最後まで完成しましたんで投下しようと思うのですが、
ちょっと長いんです。
今いいでしょうか?
- 90 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:20
ID:RwuDJf5G
- >>89
カモォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━ン!!!!
- 91 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:22
ID:8HnhwJEU
- >81-84
すごい切なくてイイ!
神の筆の赴くままに行っちゃってホスィです。
エロが無いのはちょっと淋しいけど
それよりもこのお話を最後まで読みたい、読ませてほしいです。
- 92 :鎧アル×エド子 :04/01/18 00:22 ID:mMQfHu76
- ではいきます。
- 93 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:22
ID:Ir3uenwS
- >>89
バッチこーい!!
- 94 :鎧アル×エド子そのさん8-1 :04/01/18 00:23
ID:mMQfHu76
- 宿の部屋に戻るなり、エドはまず浴室に飛び込んでシャワーを浴びた。全身の皮が剥けるんじゃないかというほどこすりたて
ごみバケツの匂いと気色悪い手の感触を洗い落とす。
とりあえずさっぱりして髪を拭きながら浴室を出ると、暗いランプの明かりのみの部屋の中で、弟は帰ってきたときと同じ、膝を抱え込んだ
姿勢で壁際に座り込み、じっとうつむいて押し黙っていた。
ため息をついてベッドに腰掛け、アル、と呼ぶと、顔を上げないままそれでも立ち上がってアルは姉の前にやってきた。無言で床の上に
正座した鎧を、もう一度ため息をついて見下ろす。
階下のレストランは何かのパーティでもやっているのだろうか、歓声と笑い声と音楽がひっきりなしに聞こえてくる。
下ろしていた機械鎧の足を生身の右足の上に行儀悪く引き上げると、エドは前かがみになって弟の顔を覗き込んだ。
「あのな、姉ちゃんお前に言うことがある。なんだかわかるな」
「僕もだよ」
低い呟きに気圧され思わず黙り込む。何時間ぶりかで聞く弟の声は低く、陰鬱で、表情がなかった。
同じく表情のない鋼の面が、ゆっくり上がって姉の顔を覗き込んだ。目の奥の赤い光が、今はなぜかひどく暗く見える。
「僕も姉さんに話がある。ダメ、先に言わせてもらうよ。……とりあえずちゃんと座って」
「座ってるじゃん」
「そういう格好で足なんか上げない。あと、前かがみにもならない」
尖った声で言われて、エドは自分の体を見下ろした。そういう格好も何もいつもと同じ、寝巻き代わりのタンクトップとハーフパンツだ。
理不尽なものを感じるが、こういう怖い声の時は弟に逆らわないほうがいいと経験で知っているので、足を下ろし姿勢を正す。
階下から聞こえてきたひときわ高い歓声が静まるのを待って、アルはため息のような音を鎧の空洞に反響させた。
「姉さんさあ、自分が女の子だって自覚、本当にある?」
「またその話かよ」
顔をしかめた姉に何度だって言うよ、と低く呟き、アルは鎧の腕を伸ばした。無骨な手のひらに柔らかく腰をつかまれ、細い体が一瞬びくんと
震える。ハーフパンツの上から、指がそっと丸みを撫でた。
- 95 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:23
ID:I9VMczGu
- >84
なんか読んでて泣けてきた…。
でもハァハァ。少女漫画展開でも、鬼畜続行でも続きを激しくキボンヌ。
- 96 :鎧アル×エド子そのさん8-2 :04/01/18 00:24
ID:mMQfHu76
- 「ここ、蹴っ飛ばされたんでしょ」
「……ちょっと青くなってるだけだよ」
「服もぼろぼろにされたよね。顔も殴られたし。おまけに強姦未遂だって?」
「何にもなかったんだからいいだろ、もう」
礼もしたしな、と笑った顔が硬直した。触れていただけの腰の打ち身を、なめし皮の指先が圧迫している。逃げる体を許さず、執拗に追って
くる指をエドは慌てて払った。
「バカ、痛いっての!」
「バカはどっちだよ。こんな傷つくっておいて何もなかった?女の子助けるためなら何で一人で飛び込んでいくんだよ。人を呼べばいいだろ。
姉さんは確かに強いけどね、女の子なんだよ。無茶したら自分だっておんなじことされちゃうかもしれないんだよ。わかってるの?」
「相手の力量くらい読んでるって言ってんだろ。お前今日しつこいぞ」
「服破かれといてまだそういうこと言う。無防備にもほどがあるよ。銃に正面から突っ込むし下着一枚で窓開けるしブラジャーもしないし」
「ブラジャーするしないは俺の勝手だ!」
なにが悲しくて、夜更けの宿屋で年頃の姉弟がブラジャーブラジャー言い合わなくてはならないのだ。もういい、この話終わり!とひらひら
振られた小さな手を、巨大な鎧の手ががしりとつかんだ。
5本の指を一掴みに締め上げる力の、手加減のなさにぎくりとしてエドは弟を見上げた。背後の暗い光を遮り、影に落ちた鎧の奥から赤い光が
自分を見据えている。
「じゃあ、抵抗できないくらいの相手だったらどうするの?」
囁く声は、優しいのにとても怖い。
「力量読み間違えることもあるよね。腕力じゃかなわないくせに、もっと素早い相手に力任せに押さえつけられちゃったらどうするの?」
弟を見上げたまま思わずずり上がった体を追って、鋼の鎧がベッドに上がってきた。底板がみしり、と悲鳴を上げる。
片手をつかんで持ち上げたまま、もう一方の手を伸ばしアルはゆっくり姉の頬を撫でた。怯えより驚愕を浮かべた金の目を見つめながら、
その手を胸元に下ろし小さなふくらみを優しく包む。
手の中で小柄な体が、ぴくりと跳ねた。
「……こんなふうに」
- 97 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:31
ID:nVHHht13
- ナウシカあたりからなんで止まってるのかと書き込もうとしたらやっと気付いてこっちにきました
- 98 :鎧アル×エド子そのさん8-3 :04/01/18 00:37
ID:mMQfHu76
- 喉の奥から搾り出されるような悲鳴が間断なく部屋に響く。閉めきられ濁った空気の中、暗い光に照らされて白い背中と臀部がオレンジに光った。
ベッドの上にうつぶせに押し倒され、下半身を高く上げた姿勢で何度目か、エドは逃れるように大きく身をよじった。両手は背中で一まとめに
押さえられ、覆い被さる鎧は重く、弱い抵抗は実を結ばない。
階下からはまた、笑い声が響いてきた。
大きく開かされた足の間を、無骨ななめし皮の指が這いまわっている。脱がされたハーフパンツと下着は右足に中途半端に引っかかったままだ。
ひだから花芯までをゆっくり嬲り溢れる愛液を掬い取り、太い指が充血した花弁に潜り込んだ。途端に小さな体が跳ね上がるが、そんな僅かな
反応さえ冷たい鎧は許さない。
背後から強く押さえ込まれ、すすり泣きが細い喉から漏れた。蜜が白い腿を濡らし、ランプの灯りにてらてら光る。
幾度も開かれた狭い膣は慣れた指をやすやすと迎え入れ、それがもたらす快楽に強く収縮した。絡みつくひだを剥がすように抜き差しを繰り返し
それから指は奥にある、よく知るその部分をこすり上げた。
甲高い悲鳴が上がった。快感を絡めとるように貪欲に蠢いたそこから、だがあっさりと指は離れた。
昇りかけた絶頂への道を断たれ、行き場のない熱がまた、下腹部にこもる。揺れる腰を捨て代わりのように、濡れた指が乳房をまさぐった。
自分と同じ温度のその指に、エドの体にまた別の熱がともる。
同じことをもう、何度繰り返されたかわからない。高められては突き落とされ、また新たな熱を与えられ。敏感な体を翻弄しながら達する
ことを許さない愛撫の連続に、エドはもう半分気が狂いそうになっていた。
顔を見ることも許してくれず、背後で黙り込んだままの弟が怖い。
それでも快楽を送り込んでくる指と、反応してしまう自分の体が怖い。満たされぬ欲で足の間がとろけてしまいそうだ。
過ぎた快感は暴力になるなんて知らなかった。これはただ優しくて、気持ちがよくて安らかなだけの行為だと思っていたのに。
「もう、やだぁ……」
- 99 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:37
ID:jV3w9lBr
- 寝る前に来てみたら
鎧アル×エド子神が降臨しておる!
続きが楽しみ杉て寝られぬ……ハァハァ
- 100 :鎧アル×エド子そのさん8-4 :04/01/18 00:41
ID:mMQfHu76
- 泣きながら回らない舌で紡がれた言葉に、ようやくアルはため息のような音を漏らした。押さえ込んでいた手を離し小さな体を仰向けにする。
膝の間に入り込んだ冷たい鋼に、足を大きく開かされて光の下に秘部をさらされても、エドにはもう抵抗する気力もないようだった。
白い腹が荒い呼吸に大きく上下する。もともと小さな乳房は横になったことで完全に平らになっているが、ピンクの先端は中心で高く立ち上がり
やはり呼吸のたびに大きく動いていた。
シーツの上に散らばった金の髪に溢れた涙が吸い込まれていく。無意識なのか、細い腰は呑み込むもののない今も何かを求めるように揺れていた。
体は子供のように細く小さいのにその花弁は熟れた色をして、震え、蜜を溢れさせ続けている。
ひきつる呼吸を繰り返す姉を慰めるかのようにその髪を撫で、その手でアルは機械鎧の右腕を捕らえた。シーツの上に押し付け、顔を覗き込む。
「わかった?」
小首をかしげ呟きながら、あいた手を伸ばし白い内ももを撫で上げる。ひくつく白い足を辿って赤く濡れたその部分に辿り着くと、なめし皮の
指がぱくりと濡れた肉を押し開いた。開かれて広がったひだの間から愛液がとろりと流れ出し、シーツを汚す。
それを掬い取って膨らんだ花芯にこすりつけると、泣き声をあげて白い体が反り返った。左手がふらふらと、のしかかる鎧の胸を押す。
「やだ、アル、もうやだ……やだって」
「そうだよ、嫌なことされちゃうんだよ。逃げられない相手だっているんだから。そんなのに会ったらどうするの」
「やだ、あ、あ、あ……もう、やだ、やだ!」
苦痛と化した快感から逃れるようにずり上がった体を軽々引き戻し、アルは姉の顔を覗き込んだ。涙で濡れた金の目は震えて霞がかかり、
上気した頬は赤く染まり。アルだけが知る淫らな色がその顔にはべったり張り付いているのに。
そんな姉を見るといつも感じる快感が、今日は少しも感じられない。
心の中が冷え切って、空洞の中の血印もまるで凍りついたかのようだ。
「嫌でしょ?だったらもっと警戒しようよ。誰がどこでなに考えてるかなんてわからないんだよ」
とろけそうなほど熱いはずのそこを指でゆっくりかき混ぜる。力なくシーツに落ちた左手が僅かに痙攣した。
- 101 :鎧アル×エド子そのさん8-5 :04/01/18 00:42
ID:mMQfHu76
- 指先からは何の熱も伝わってこない。当然だ、この体には感覚などないのだから。
今まで感じていると思っていた快感も、本当は単なる気のせいなのかもしれない。
「それとも本当は、なにされてもいいと思っているの」
濡れた指で花芯を潰すように触れると、白い足がびくんと跳ね上がった。
「もしかして姉さんにとっては、こんなことそんなにたいしたことじゃないの」
僕じゃなくてもかまわないの。
「だから全然警戒しないの」
だって僕には体がないから、こうしていても熱も快感も共有できない。
「人のいうこと聞かないで、だからいつもめちゃくちゃするの。」
それに僕は弟だし。
「……本当はこんなこと、誰にされてもかまわないと思っているんじゃないの」
人でもないし。
きつく閉じられていた金の目が、弾かれたように開いてアルを見上げた。恐怖と混乱と苦痛と快楽にさ迷っていた瞳が表情のない鎧を凝視し。
それからそれは瞬く間に、燃えるような怒りに染め上がった。
「アルフォンスー!!!」
落雷を思わす怒声に緩んだ右手を振りほどき、左手を振り上げると、エドはその生身の腕で鎧の横っ面を力いっぱいひっぱたいた。
ぐわん、と鈍い音とともにふらついた巨体を、今度は機械鎧の左足でベッドの下に蹴り落す。怒りに燃える瞳をぎらつかせながらベッドの上に
仁王立ちになった姉を、床に座ったままアルはぽかんと見上げた。
「今なんつった!てめえ、人のことバカにしてんのか!」
「姉さん……」
「誰が何を誰にされてもかまわないって?冗談言うな、他の誰だろうと勝手に触る奴ぁ、その場でミンチに決まってんだろうが!」
がしゃん、と機械鎧の右腕を振り上げ、それからエドは据わった目で弟を睨みながら床に降り立った。どこにそんな力が残っていたのか
ふらつきもせず、またもや仁王立ちになってその前に立つと、兜の飾り紐をつかんでぐいと引き寄せる。
面の中の赤い光を、そのさらに奥の血印まで見据えるような金の瞳が覗き込む。
- 102 :鎧アル×エド子そのさん8-6 :04/01/18 00:44
ID:mMQfHu76
- 「いいか、俺は女だし錬金術師だし、口も悪いし気も短い。でも力が足りなくても強いし無茶はやってもヘマはしねえ。全部まとめてそれが
俺だ。誰になんていわれようと変えられないし変える気もねえ、文句あるか!」
「……」
「それでも文句があるってんなら、人にどうこう言う前に自分が警戒しろ!そんでお前が守れ!」
「はぁ!?」
思わず聞き返したアルをもう一発ばかんと殴り飛ばして、それからエドは両手を伸ばし、鎧の頭を抱え込んだ。
白い小さな体が鋼の鎧に絡みつく。不機嫌な声が、他の誰でもそんなこと考える奴は殴り飛ばすけど、と呟いた。
「お前だったら許してやるから」
お前だけに、許してやるから。
驚いて見上げた赤い光をまだ釣りあがった目で見下ろし、わかったか!と怒鳴る。
「……わかった」
反射的に頷いた鎧の頭部をわかりゃいいんだと笑って小突き、それからエドはもう一度、弟の体を抱きしめた。
壁際に座り込んだ鎧にしがみつく、小さな体をまさぐる手のひらが開いた足の間に入り込むと、鋼の面に口づけていた唇から、ああ、と
声が漏れた。震える膝でそれでも立っている体を、支えるように鋼の腕をまわす。
よく引き締まった太腿をなでおろし、機械鎧のつなぎ目も愛撫すると揺れる腰に手を戻す。焦らす指先で蜜をすくうと、濡れた花弁が吸い込む
ように蠢いた。すすり泣くような呼吸をして、だからやだって、とエドは首を振った。
「も、待てないから、早く……」
すくった蜜ごと指を差し込むと、たちまちひだが絡みついてくる。体の中にたまった熱を全て解放しようとするように、自ら腰をひらめかす
姉の体を抱きしめ、アルは姉の一番いいところにあたるよう、何度も指を動かした。
「あっ、あっ、あ……」
絶え間なく声を上げながら、抱きしめた鎧の頭部にエドは何度も唇で触れた。キスも、触れる乳房の感触も、アルは感じることはできないけれど。
内をまさぐるのとは別の指で花芯を刺激しながら、ねえ、と問い掛けると、熱に浮かされた目が間近の赤い光を覗きこんだ。
- 103 :鎧アル×エド子そのさん8-7 :04/01/18 00:48
ID:mMQfHu76
- 寄せられた唇から漏れる呼吸が、押し付けられた胸から早鐘のような鼓動が、空洞に響いて血印を震わす。
気のせいのはずの、快感が蘇る。
「なに……あ、ん、止めるなって……」
「ねえ、僕でいいの」
「なにが……」
「僕でいいの。本当にいいの」
支える手で背を撫で上げるのにさえびくびくと反応するのを、もう止めはしない。絶頂に昇りつめていく体を指と手で後押しする。
弟の動きにあわせて激しく腰を揺らしながら、エドはいよいよ強く鎧の頭部を抱きしめた。
「あ。いく、いく……アル。アル!」
「うん」
「……お前でなきゃ、やだっ……」
根元まで呑み込まれた指がぎゅっと締め付けられ、硬直した。白い体が一瞬反り返り、断続的な痙攣がその背を襲う。
深い息をついてずるずる崩れ落ちた体を、アルは両腕を回してしっかりと抱きしめた。
涼しい朝の風が開け放った窓から入り込んでくる。
ベッドの上で180度開脚し、シーツに腹がくっつくまで前屈している姉を眺めながら、昨日マスタング大佐に借りた書籍をアルはぱらぱらと
めくった。ざっと見ただけだがいくつか解読できない文章がある。今日はまず図書館に行こう。
あらよっ、と明るい声に顔を上げると、今朝も柔軟体操に余念のないエドはまた、タンクトップに下着だけの格好で、片足を頭の上まで
振り上げていた。ぴたりと静止した体にすごいすごいと呟きながら、姉さんと声をかける。
「でもさ、やっぱりブラジャーはしたほうがいいと思うんだよ僕」
「……お前、そんなにブラジャー好きか」
朝日にきらめく金の眉をしかめ、だったら元に戻った暁には店一件分買ってやるから、毎日好きなのつけろと言う姉に違うでしょと返し、
本を閉じるとアルは腕を組んで小首をかしげた。
「胸の形悪くなるって言うしさ、しないと胸の肉、贅肉になるらしいよ。しておいたほうがいいんじゃないの」
女の人って大変だねと真面目な声に嫌そうに目をそらし、今度は逆の足を振り上げる。そのまま微動だにせず壁を睨み、エドはぽつりと呟いた。
- 104 :鎧アル×エド子そのさん8-8 :04/01/18 00:49
ID:mMQfHu76
- 「贅肉も何も……お前に、しようにもサイズのない胸の悲しみがわかるか」
ぷいと顔をそらした姉の胸を、アルはまじまじと見つめた。黒いタンクトップの胸元の盛り上がりはごくささやかで、ぷくりと膨らんだ
乳首の方が目立つほどだ。そらされた顔を見つめ、もう一度胸を見つめ、おずおずと囁く。
「……えーと、ごめんなさい」
「トップもだけど既製品じゃアンダーが足りねーんだよ。毎日触ってんだからわかんだろ、バーカ」
「だって他の人のなんか触ったことないから、比べられないし」
母ならあるけど母は巨乳だった。そりゃあ立派だった。親子でこの差はなんなのだ。やはり問題は牛乳だろうか。
また新しい疑問と苦悩がアルを苛む。
ぶん、と振るった足を下ろすと、エドはどかどかと床を踏み鳴らし悩む弟のそばに寄った。不機嫌な顔のままいつものように肩に足を
かけようとして、ふと首をひねる。
「そういやお前、何で今日は窓辺に立ってんだ?」
「これから毎日窓辺だよ。自分の代わりに警戒しろって言ったの姉さんでしょ」
「えー、なんで?暗いじゃん」
肩に届かないし、と、ぶつぶついいながら足を振り上げた姉のために手のひらを出してやりながら、本当に勝手なことばっかり言うんだからと
アルはため息をついた。
まあいいさ、付き合ってやろう。この無防備でくそ生意気で傍若無人でかわいい姉に、ついていけるのも、それを許されているのも
自分だけなのだから。
先はどうなるかわからないけど。今だけでも。
低い!やっぱ座れ!と怒るエドにダメ、それだけは譲らない!と怒鳴り返す。光に満ちた朝の風景の中に、姉弟喧嘩の声がゆっくりと溶けて
いった。
- 105 :鎧アル×エド子 :04/01/18 00:50 ID:mMQfHu76
終わりっす。途中何度か強制終了しました、すみません。
とにかくアルごめん、ひたすらアルごめん_| ̄|○
しかし鎧は突っ込むものが少なくて淋しいですな。そのうち生アルでエチーにもチャレンジしたいです。
とりあえず女体化エロバンザーイ このスレの神々にバンザーイ
- 106 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:52
ID:2r+MlVz6
- >>鎧アル×エド子
蝶萌えた。素晴らし過ぎる。
- 107 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:55
ID:OMAr8yBX
- 乙です!
そうか、
>どんなに動いてもさっぱり揺れない胸のふくらみ
は、複線だったんですね。あはは。
アルが元に戻った暁には、
ふたりしてランジェリーショップに出かけなきゃですよ。
オーダーメイドのブラを作ってもらいに。
- 108 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 00:57
ID:YxSjOSZR
- 鎧に萌えた
サイズ無いエド子にバンザーイ
>89氏にバンザーイ
- 109 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:01
ID:RwuDJf5G
- >>89氏
愛してる
- 110 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:02
ID:jV3w9lBr
- 鎧アル×エド子、禿萌えました。
強気な姉と振り回され気味な弟がたまらん!
途中お邪魔して申し訳ありませんでした。
別の意味で今夜は眠れないです。神よ、ごちそうさまですた。
- 111 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:04
ID:8HnhwJEU
- >鎧アル×エド子
乙カレー様! 萌えと(;´Д`)ハァハァをありがとう!!
エド子の漢っぷりに惚れますた。
- 112 :鎧アル×エド子 :04/01/18 01:10 ID:mMQfHu76
- モエテモラエター(*´Д`*)
皆様ありがとうございます。うれしいっす。
- 113 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:18
ID:XNp+p7Y/
- >>89氏
萌 え を
ありがとう!!
サイズ無いエド子及びブラの事で言い合う姉弟モエー
- 114 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:53
ID:vUZHbD7v
- >>81さん
エド子可愛い(;´Д`)。純愛も鬼畜もどっちでも
ファソです。萌え!
>>89さん
おおおおおお疲れ様です。鎧!鎧!
- 115 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 01:53
ID:XDsx0aTH
- >>鎧アル×エド子
萌えた。最高だ。藻前さん神だ。
- 116 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 03:03
ID:3gm7rnQy
- >鎧アル×エド子神
マッテマシタ!!!!!!
激しくモエ(´Д`;≡;´Д`)ハァハァハァハァ
エロなのにせつねぇygあkだsrb
あと今気付いたんだが、“鎧”って漢字の中には“豆”って字が入ってるんだな
なんか(;´Д`)ハァハァ
- 117 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 03:32
ID:3gm7rnQy
- あと
>ロイ×エド子神
GJ!!!!
エド子カワエエ(*´Д`)ハァハァ
鬼畜もいいが、純愛ぽい展開も(・∀・)イイ!!
続き楽しみだ!
>24神
ウインリに照れるエド子モエー(;´Д`)ハァハァ
前スレの続きも楽しみにしてます!
ああ神が沢山いすぎていくら感謝しても足りないよママン..
- 118 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 04:26
ID:aHWNLy8I
- >>81神
スゲー続き楽しみです
頑張ってください!待ってます
- 119 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 05:44
ID:Z9EV/wEN
- >>89さま
(´∀`)GJ!!
萌過ぎて眠れなくなり(;´Д`)
生アルに期待しつつ、勝手に練成してしまいますた。
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1074371772.jpg
- 120 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 07:41
ID:UTlG1azH
- ハァハァ…鎧アルとエド子最高です(*´Д`)
文章の書き方とかすごい好きです…
- 121 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 07:41
ID:jYeS5YSD
- ここを見て鋼の錬金術師って面白そうだなと思う俺は変ですか?
本屋開いたら買ってきます
- 122 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 09:01
ID:sqhEHKVM
- それでいい
鎧アル×エド子、さんざ皆言ってるがすごくよかったよ!!
大好き
- 123 :24 :04/01/18 09:18 ID:vgKihseo
- 「翔べない天使」のその後という設定です。一応エンディング部分を書いているので、
ご理解の上で読んでください。
- 124 :飛び方を忘れた小さな鳥1 :04/01/18 10:15
ID:vgKihseo
- 「それで・・・・それで満足だっていうのかよッ!!」
涙でぐちゃぐちゃになった顔を下に下げたまま、エド子は力の限り叫んだ。どうしようにもできない、
幾多の悲しみと怒りが頭の中で交差して、自分を号泣へと駆り立てる。
けして泣かないといつか誓った戒めがどこかで解き放たれ、自分を無力へと戻させていく。
アルモニ。自分が守れなかった少女。ニーナのことでもう、あんな思いはしたくないと意思を固め、
強くなったつもりだった。けれど、また守れなかった。守れずに何が、師匠だ。何が錬金術だ。
悔しくて、誤る言葉しか出てこない。
「姉さん・・・・・・・。」
その場で泣き続ける姉を、アルは優しく名を呼ぶ。アル自身も、ここでおこった出来事がいまだ信じられないでいた。
父に認められたいという純粋な気持ちでエド子に錬金術を教えてと頼み込んだアルモニ。
そんなアルモニを、妹のように接していたエド子の気持ちが、アルには痛いほどわかる。
しかも、アルモニの最後を見てしまった。同情ではないが、アルは姉の側に立って何回も彼女の名前を呼ぶ。
けれどエド子は泣き続ける。そんな姉に、アルは「ごめん・・・・。」と何故か謝罪の言葉を鎧の中から、
そっと漏らした。
「俺はッ・・・・・。」
エド子は、泣き顔を上に向ける。自分の視界には綺麗すぎるほどの空が映り、
なんともいえない気持ちにさせてくれた。まだ子供でしかない弟と自分。
そんな二人は、この青い空の下でただ謝罪し続けていた。
- 125 :飛び方を忘れた小さな鳥1 :04/01/18 10:44
ID:0e+oF6+s
- 痛々しいエルリック姉弟の様子を、ロイは遠くでそっと見つめていた。
ロイ自身も、エド子とアルの気持ちがわからないワケでもない。けれど、ヴィルヘルム教授のあの悲痛な約束だけは守る必要があった。
そう、二人をアトリエに入れるなという事。だからアトリエに入ろうとした二人と戦い、
行く手を拒んだ。エド子のアルモニを守るという叫び声がどれだけロイを精神的に追い詰めたか。
すべてが終わった後も、そんなエド子の声がロイの脳裏でリフレインし続けている。
「大佐・・・・よろしいんですか?」
そんなロイの気持ちを察して、近くに控えていたホークアイがロイに疑問の言葉を投げかける。
ああ、わかるさ。何が言いたいのかが。と、ロイは目を細めてうつむく。同じ過ちしかできない自分たち人間という生き物は、お互いの傷を舐めあい助け合う。
それをエド子として慰めあうしかできないのだ。それで何になる?表上だけ元気になるだけだ。
だからそんな慰め言葉、エド子には言わないとロイは静かに決心していた。
罪という名を背負っている彼女には・・・・・・。
「あの子は、男の子ではありません。女の子です。殴って解決はしません。」
「そんなこと、わかっている。」
「じゃあ、何故あの子を助けようとしないんですか?」
「表上元気になって、何になるんだ。」
「それは、貴方の理屈でしかありません。」
ホークアイの言葉が胸に刺さる。視線にはまだ泣き続けるエド子の姿が痛いほど映る。
ズキン!と鼓動が早くなり、ロイを追い込む。
「拒絶なんて・・・・ぜったされませんから。」
最悪の事態のことも、ホークアイは大丈夫だと言ってくれる。けれど、本当に大丈夫かどうかなんて、
全然わからない。けれどもロイは、目の前の情景を変えるためにその場を歩き出した。
大丈夫か?とか泣くのはやめろ。という言葉しか頭に浮かばない。けれど、それ以外の言葉もちゃんと
いえるような気がした。その自信はどこからくるのかわからないが、なんとなくそう思える。
タッカー家の事件では、前を見ろとしか言えなかった。自分ではそれをかっこいいと思っているつもりはない。
でもなんであんな言葉しか投げかけらなかったんだろうと、今ではそう思う。
だから今度は、ちゃんとした同情の慰め言葉ではなく、自分の思いを言おうと思った。
- 126 :飛び方を忘れた小さな鳥3 :04/01/18 11:01
ID:7iAvJ7aS
- 「鋼の。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
アトリエの跡地に崩れ落ちるかのように座っていたエド子に、ロイは声をかけた。
アルはロイの気持ちを悟り、彼に短くお辞儀をして同じように立ち上がる。
この人なら、姉を救ってくれる。そんな希望がアルを少しだが救い慰めてくれた。
「鋼の。君は・・・・確かに守れなかった。けれど・・・・・落ち込んでばかりではだめだ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「泣きたいなら泣いていい。けれど、後悔だけは駄目だ。」
エド子にとっては、どうでもいい慰め言葉でしかないかもしれない。
それでも良いから、立ち直ってほしいと思いロイは声をかけ続ける。
でもエド子はなんの反応もしめさない。無視されてもロイは何回も言う。
この子には、もう泣いてほしくなかった。たとえ大人ぶっていても子供なのだ。
なのになんでそんなに強がる必要があるんだ?と心の中で叫ぶ。泣きたい時は泣いたほうがいい。
それは恥ずかしいことではけしてない。人間としてふつうのことだ。
それがもう泣かないと誓った人間でも、そんなのはけして無理なこと。
だがら、エド子は今泣いているのだ。
「こんなことしか言えなくてすまない。しかし、君はっ。」
「良いんだ・・・・・。」
「っ。」
もう無理かと思ったとき、エド子は声を漏らした。その切なげな言葉にロイは言葉を失い、
目を大きく見開いた。
「ごめん・・・・・大佐。」
そういい、エド子は立ち上がってロイに向き直る。エド子の髪の毛は涙でぬれて、
目は赤く腫れていた。
「鋼のっ・・・・・・・・。」
自分を困らせないために、エド子は笑ったのだろう。なんて健気な子なんだと、
ロイは自分を責め続ける。けっきょく自分の言葉は、エド子を無理させることしかできなかった。
「ありがと・・・・・もう、いいよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「ごめん・・・・・・・・。」
エド子の無理な笑顔を見て、ロイは自分の拳を握り締めた。
- 127 :飛び方を忘れた小さな鳥4 :04/01/18 15:20
ID:8/EgehdM
- 「すみません。」
「いいのよ。今日は、ゆっくり休みなさい。」
結局、エド子とアル二人とも精神的ショックが大きいため、旅の出発は明日になった。
軍部が経営しているノイエヒースガルトのホテルで部屋を取ると、エド子は一人でもう寝てしまった。
あれからロイやアルとも話そうとしないエド子を気遣い、彼女は一人部屋にして、
皆別々の部屋で休むことにした。
ロイはさすがに、エド子を無理して笑わせてしまった責任感に囚われ、一人悩んでいた。
皆別に悪いことではないと言ってくれるが、これは自分が犯した罪のひとつなのだ。
ちゃんとエド子の痛みに早く気づけたなら、あんな風にならなくてすんだハズだ。
もう3年も一緒にいるのだから、彼女のことを知ってて当たり前だと確信していた。
けれどそれはただの、自分を慰める理由のひとつでしかない。
このまますれ違っていたら、確実にギクシャクした関係になってしまう。だからもう一回ちゃんと、
話をしようと思うが、疲れて寝ているエド子を起こす気にはなれなかった。
「大佐、少しお休みになったらどうです?」
「いや、まだいい。」
「しかし、お疲れなのでは?」
疲労が大分溜まっているのは自分でもわかっていた。でも、今休んでは自分の考えがまとまらない。
エド子にどう言えばいい?と考えている自分の考えが。
「本当にいいんだ・・・・・。」
「じゃあ、コーヒーでもいれますね。」
「ありがとう。」
微笑したホークアイに感謝しながら、ロイは悩んでばかりいる自分の頭をくしゃりとさわり、
前髪をはらった。口からでるのはため息だけだが、そのため息と一緒に、
何か大切なものが漏れているような気がした。
- 128 :飛び方を忘れた小さな鳥4 :04/01/18 15:32
ID:8/EgehdM
- 夜になっても、ロイの悩みは続いていた。灯りもつけないまま、白いベットの上にポツンと座り、
もう何回目になるかわからないため息をつく。
けっきょくエド子に何も言えないまま、夜を迎えてしまったワケだがなんだか今更になって、
彼女と会うことに強い罪悪感を持つようになった。
でもそれじゃあ、自分がエド子から逃げているのと同じだった。彼女から逃げては何も始まらない。
自分の時間が止まったようになる。
もうこんな思いはしたくなかったのだが、当分続きそうだとロイは確信した。
キィ・・・・・・・・・・・・。
「っ?」
悩んでいると突然扉が開いた。暗いのでよく見えないが、その人物がこちらに向かってくるのだけは、
なんとなく理解できた。
灯りも点けずノックもしない。一体誰なのだろう?と疑問に思った瞬間、
聞きなれた声がした。
「大佐っ・・・・・・・。」
「・・・・・鋼・・・の?」
なんとその人物はエド子だった。
「どうしたんだい?こんな時間に・・・・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・。」
「鋼の・・・・・・・・・・?」
暗くてあまり見えないが、エド子が不安そうな顔をしているのだけは理解できた。
だから優しく声をかけてあげる。
「大丈夫か?」
「大佐・・・・・・・・」
「?」
「うっ・・・うわああああっ!!」
突然エド子の顔がくしゃりとなると、おもっいきり声をあげて泣き始めた。
そんなエド子を優しくロイは抱き寄せた。
- 129 :飛び方を忘れた小さな鳥5 :04/01/18 15:42
ID:8/EgehdM
- 題名、同じのが続いててスマソ。(汗)
「ごっ・・・・ごめっ!お・・おれえっ!!」
突然泣き出したエド子は、ロイに何度も誤り続けた。涙声なので、少し読み取りづらい言葉もあるが、
ごめんね、と何回も言っているのがわかった。
その姿が痛々しくて、ロイはその言葉に「別にいいんだ。」と優しく言う。
でもエド子は誤り続けた。
「おれっ!大佐のこと・・・・傷つけたよなっ?」
「え・・・・?」
「あの時、せっかく大佐が心配してくれたのに、俺・・・・黙ってて別にいいんだっ!て言うしかできなくて。」
そう、昼間の事だ。エド子は自分の言葉でロイを傷つけたことをわかっていた。
心配して声をかけてくれたロイに、ありがとうも言えずに、無理に笑っただけだった。
それで彼を傷つけたということにエド子自信も悩んでいた。
「ごめん・・・・なさいっ。大佐、せっかく・・・・・・。」
「いいんだ。そんなこと、君が私と話せるようになってくれただけで嬉しい。」
「でもっ。」
「わたしだって、君を無理に笑わせてしまった。すまない。」
「そっ、そんなの良いんだ。」
「本当に?」
「ああっ・・・・・・・・・・。」
「それはよかった。」
「・・・・・・・・・・・・大佐。」
「なんだい?」
「俺を、抱いて。」
- 130 :飛び方を忘れた小さな鳥6 :04/01/18 15:59
ID:8/EgehdM
- 「俺を抱いて・・・・・。」
エド子の切なく美しい声が響いた。明らかにロイはその声に戸惑った。
いつもなら自分からセックスをしようと言って、それを拒みつつヤるのがふつうだった。
まさかエド子から誘ってくるなど思ってもいなかった。
「何を言うんだ・・・・・。」
「ダメ・・・・なの?」
それは当然ロイはエド子とヤりたかった。でも今はダメだと自分の中で何かが言っていた。
今ここでヤってもどうにもならない。ただ、彼女を拒んでいるのではなく、
エド子は今日の出来事とアルモニのことを忘れたい為に抱いてと言っているのがわかった。
そんな理由でセックスをしてもどうにもならない。
29年間生きてきたロイは、そう断言した。
「だめだ。」
「何で・・・・・・?」
「君は、そんな理由でセックスをしちゃダメだ・・・・・。」
「え?」
「確かに、アルモニのことは残念だった。でもそれをセックスで終わらせてはダメだ。」
「俺、そんなこっ。」
「鋼の。なんでもかんでもセックスというのはダメだ。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「だから。」
「じゃあ、どうすればいいんだよ!?俺、あいつを守れなかった!!それがどれだけ、
悔しいことだが、大佐にはわかるのかよっ!?」
「・・・・・・・・・・・。」
「もう・・・・・あんな思いはしたくなかったのに。俺はっ・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「忘れたいんだ!だからお願いだよ大佐・・・抱いてくれよ。」
- 131 :飛び方を忘れた小さな鳥7 :04/01/18 17:20
ID:8/EgehdM
- 「ダメ・・・・・・?」
エド子は、明らかに誘っている眼差しをロイに向けた。
今のエド子の格好はかなりラフなため、胸の谷間が見たくなくても見えてしまう。
見たはずがある胸なのに、今はとてもドキドキして見れる状態ではなかった。
「セックスなんてしては・・・・鋼の、君の大切何かを忘れさせてしまう。」
「・・・・・・・・。」
「だから、やめるんだ。」
- 132 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 21:51
ID:mpgZkB7G
- 色々な意味でごめんなさい。
21,22の続き 24氏間にごめんなさい。
だって女の子の時のHがあんな嫌な事だなんて覚えておきたくないんだもの。
でも気持ちいいHは体験しておきたい。
「責任感じているなら、ボクの事抱いて気持ちよくさせてよ。あの事忘れさせてよ!」
「で、でもだな、アル…」
もう!情けない声ださないでよ。
「兄さんが気持ちよくしてくれないなら他の男の人に頼むよ!」
脅しみたいになっちゃったけど…こうでもしないと兄さん首を縦にふらないからね。
「それは駄目だ!」
無視して部屋から出て行こうとしたらやっと言ってくれた。
「待て!! わ、わかったから! 気持ちよくしてやる! ヤルよ、ヤル!!」
殆どヤケッパチって感じだったけど。ボクはしてやったりって後ろ向きで笑っちゃった。
ぽんぽんって服脱いで。
下着は兄さんがうるさかったからさ、ウィンリィが使っているようなの着けてるの。
これも兄さんの気が楽になるならって、嫌々着けてるんだよ。
兄さんそれを焦点の定まらない目でボーと見てる。
「ボクだけじゃずるいじゃないか! 兄さんも服脱いでよ!」
兄さんに詰め寄って、服に手をかけたら、
「ま、待て アル!! あの…だなオレは篭りっぱなしで汚いから…」
「じゃあシャワー浴びてきなよ。待ってるから。」
何とかカンとかいって逃げようとしてるのバレバレだよ…でも逃がさないからね。
ふらふら出て行った背中に向かって
「ボク流してあげようかぁ〜?」
声かけたら、
ガン!!
またどこかにぶつかったみたい。ああ〜痛そう。
- 133 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 21:53
ID:mpgZkB7G
- 浴室にいったらいったで兄さんシャワー中々終わらせようとしない。
往生際が悪いよね〜いくら時間稼いだって意味無いのにね。
あまりにも遅いから、ズカズカ入り込んで慌てふためいてる裸の兄さん引きずり出してきちゃった。
「せ、せめてタオルで拭かせてくれ!!」
叫んでいたからタオル投げつけてさ。本当世話がやけるよ。
今ので下着ビショビショに濡れちゃったからその場で全て脱いでベッドに飛び乗る。
「脱ぐな!」とか「飛び乗るな!」とか言ってるけど無視!!
脱がないと出来ないし、それに濡れたのは兄さんのせいだよ!
『ここに来なさいって』って感じでベッド ポンポン叩いたらやっとでやってきた。
はあ〜。先がおもいやられるよ。
ベッドの上で向かい合って座わるような形で改まっちゃって。
兄さん下向いて微動だにしない。
- 134 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 21:56
ID:mpgZkB7G
- 「兄さん?」
「やっぱり駄目だ、アル。こうゆう事は好きな人同士でやるものだろ?」
何言ってるのさ。ここまできて。
「ボクは兄さんの事好きだよ。兄さんは嫌い?」
「嫌いな訳ないだろ。大切な弟だからな。」
また黙り込んじゃった…はあ〜
あ…兄さんの旋毛だ。これ久しぶりに見るなー。前は下向けば目に入ってきてたんだよね。
今じゃ覗き込まないと見えないんだぁ…
っと、感傷に浸っている場合じゃなかった。
「ボクとはイヤ?」
「イヤとかそんなんじゃなくて、アルは大切な俺の弟で…」
「ボクが聞いてるのはイヤかイヤじゃないか!!」
「……イヤじゃない。」
「じゃあ問題ないじゃないか。それとも…」
全く顔を上げる気配がないからさ、
「ボクの汚れた体じゃイヤ?」
兄さんの気にしている事わざと言った。そしたら体に電気走ったみたいにビクって、
「オマエは綺麗だよ! 汚れてない!!」
勢いよく顔上げてこっち見てくれた。真剣な眼差し…相当気にしてるんだ…
「もしかして…ボクそんなに魅力無い?」
そこですかさず瞳をウルウルさせながら顔を覗き込んでさ、詰め寄ってみる。
実はこれウィンリィに教えてもらったんだ。
「ぅぐ…」
あ、言葉に詰まった。これは中々効くね〜
「兄貴の…俺の目から見ても、 か、可愛いから…その、なんだ…」
ああ、また目が泳ぎ始めたよ、兄さん。
「やっぱり健全な男の反応がある?」
「だぁ!!」
練成失敗してから、兄さん顔に色々でるようになったからすぐわかるよ。 クス。
「だよねー。ボクもさ、こんな女の子に迫られたりしたらムラムラすると思うもの。」
- 135 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:01
ID:mpgZkB7G
- そのまま固まっているからさ。ハア〜 もう! 情けない。
こんな事じゃ初めての時大変だろうな〜 あ! 今か。
「ボクの胸触ってみなよ。凄く柔らかいんだよ。」
「ぁ、ああ…」
おどおどと手を伸ばして軽く触れるだけなの。本当に男なの?!
初めての女の子みたいな事してるんじゃないよ。
もう。何かイライラしてきちゃって兄さんの手を掴んで強引に触らせちゃった。
「ちゃんと触ってよ! 気持ちよくしてよ!」
初めはおっかなびっくりだったけどそのうち触るたびに形が変わるのが面白いのか
結構真剣になちゃって。僕も兄さんのその様子を見てるのが面白い。
実は…折角女の子の体になったんだからさ、自分でも色々触ったりしてみたんだ。
元に戻れたら結構知識豊富になってるんじゃないかな〜。
「わぁ!」
いきなり先っぽを キュ ってされてビックリしちゃった。
「ここ…いいのか?」
「うん。いいかも。」
そしたら的を得た!って感じで僕の反応を見ながらいい感じに撫で上げて触ってくれるの。
(わゎ…気持ちいい。)
「口で触れてもいいか?」
でもそれってエッチな言い方じゃなくて、僕を気持ちよくさせようってそれだけみたい。
「ボクの唇以外だったら何処でもいいよ。」
だって口はファーストキスまで取っておくんだもん。
- 136 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:03
ID:mpgZkB7G
- 舌の先でチロっと舐めてさ…それだけでもゾクてきちゃう。
「あっ…」
うわ。ビックリ自分がこんな声出しちゃうなんて。
それ聞いたら俄然調子が出てきたのかちゅっちゅっって舐めたり吸ったりしてくれて。
「いいっ…そこ…」
自分からおねだりしちゃった。
流石に自分じゃ舐めたり出来ないからこの感覚はわからないよね。
「ね、ね、耳の所舐めてみて。」
猫に、耳の所で甘えられてさちょっぴり気持ちよかったからさ、
もしかしたら、と思って。
わ、耳に息掛かってくすぐったい。息を呑む音も良く聞こえる。
耳たぶから軽く舐め上げてくれると案の定気持ちいい。
こんな所も性感帯があるんだな〜って納得。
「そこから下まで色んな所やってみて。」
兄さんお願いすると自分の事は二の次で何でもやってくれる。
でもさ、いわないと中々先に進もうとしないんだもん!
僕がリードしてあげないといけないなんて…もう!本当に情けないな。
でも…こっちが主導権握るのも中々結構…いいよね♪
首から肩、脇、お腹、…自分で触っても何も感じなかったけど、触ってもらうと
こうも違うんだ…無理やりの時は気持ち悪くて嫌だったけど、今はもっと触ってもらいたい。
現金かな〜
- 137 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:07 ID:5l70ql+u
- 雨と焔の筆下ろしの続きです。
書き終わった後に801表現に鬱になりましたが、ちゃんと女体化物です。
「以上5名は私とセントラルへ行く事となった。
文句は言わせん、付いてこい。」
そう、言い放ったロイ・マスタング大佐からの中央栄転の司令。
が…1人、それが大変不都合な者がいた。
「俺、最近カノジョ出来たばっか何スよ…
歳=童貞からやっと解放されると思ったのに!」
そう号泣しそうな程悲痛な表情を浮かべたジョン、ハボック少尉に
「別れろ、中央で新しい女を作れ。」
この最も大事な時である今…残酷にもそう言うしか無かった
「うっ…マジっすか………
向こうで女掴まらなかったら俺、一生童貞のまま終わっちゃうんですよ!
男なら…男だからこそ童貞っつうプレッシャーは重いっつうか…。
鋼のですら………童貞じゃ無いっつうのに……。」
そうがっくりとうなだれるハボックの肩に手を置き
「そうか、そんなに童貞を捨てたいのか?
明日のセントラル行きの寝台特急、女を紹介してやるから
取りあえず私と相部屋と言う事で手配しておくがいいな?
まぁ、今の事件が解決しない限りは女など作っても
会う暇すら無いからな、そこの所は任せておけ。」
- 138 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:09
ID:mpgZkB7G
- 次で終わらせます。すいません。色々すいません。
鎧アル×エド子もう…最高だよ…綺麗だよ〜〜〜!!
ロイ×エド子純愛もイイ!!
色々スゲーよ…ここ…
- 139 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:09 ID:5l70ql+u
- ふふんと顎に手を当て目を細めるロイに縋りながら
「た…大佐ぁ…
俺、あんたに一生付いてくって決めました!」
足に縋り付くハボックを蹴り飛ばしながら
「中尉、明日のセントラル行きの寝台特急の件だが、経費削減の為に相部屋で
取る手配を私からして置くがよろしいかな?
フュリー曹長、ファルマン准尉、ブレダ少尉は二等客席の3人部屋を取っておこう
またホークアイ中尉は女性だから一等客席の1人部屋で
また、今後の打ち合わせの為にジョン・ハボック少尉は私と相部屋で一番端の方に
ある特等客室で取っておく、旅券の方は明日私から配付する。
以上、解散…だな。」
そう言われて廊下のベンチに腰掛けたブレダは横で煙草をくゆらせるハボックに
「なぁ、何でお前が大佐と相部屋なんだよ。
ホークアイ中尉となら解るが、大佐の奴ってあっちの趣味じゃ…ねぇよな?。」
その言葉にハボックは内心マジだったら洒落にならないと思いながら
「また、荷物持ちや銃器関係の運搬やらせる為の打ち合わせじゃ無いのかと
思うんだが…
何つうか、軍部の土木部雑務課みたいなモンだしな…俺。」
そう言い切ってしまい多少の自己嫌悪に溜め息をつく。
「まぁ、頑張れよ。
そのうち良い事あるんじゃね?」
今の気分には気休めでも十分癒される言葉だった。
「じゃ、俺先に上がるわ
お疲れさん。」
そう手を上げてだるい敬礼を交わし東方指令部を後にした。
- 140 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:11 ID:5l70ql+u
- うわ、リロード忘れて投下しちゃったよ。
138たんスマソ。
- 141 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:19 ID:PL0EQIZw
- そして次の朝。
トランク一つと万が一の為の銃器を携えて滅多に着ないコートを引っ掛け
駅の集合場所に向かう早くから来ていたロイに
「大佐、ハボック少尉到着しました。
…ってまだ皆来て無いみたいスね。」
辺りを見回す
「それは違うな、皆もう乗り込んでいるが?
1分の遅刻だぞハボック少尉。
減点対象として、そうだな……今夜の事は無しと言う事でも
私としては十分構わないのだがね?。」
それに焦り顔を見せながら青ざめるハボック
「何をしている、乗り込むぞ
私と同じ客室だからな…さっさと付いてこい。」
そう先導するロイ・マスタング大佐の背は自分より頭一つ低い
東洋系に見えると言う事はそれでいて高い方なのかも知れないが。
部屋に付くと荷物を置いたロイは早速報告書を読みはじめる
「あの…」
声をかけると
「ああ、0時過ぎ頃に来い、それまでには手配しておいてやろう。」
と素っ気無い返事が帰ってきた。
喫煙車両でだらけた後少し早く行くとシャワーを浴びたのだろうか。
濡れ髪のロイがワインを傾けている。
「お前も飲るか?リゼンブールの12年物だ。」
リゼンブールの12年もと言えばかなり高いワインだ。
「なっ!コレ…プレミアとかそう言うワインじゃ無いっスか!!」
驚きながらグラスを受け取る。
「お前の童貞喪失記念に用意しておいた。
それなりに喜べ。」
そのワインはハボックが今迄飲んで来たどの安酒よりも比べる迄も無く
美味で気が付けばほとんど1本自分で開けてしまっていた。
そして……そんなに自分の許容量に達していない度数の酒なのに体が熱い
- 142 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:21 ID:PL0EQIZw
- 「…っこれ度数そんなに強く無いっすよね?
な…何だか……。」
特等客席の寝台にごろりとハボックの前でロイはいきなり内側から鍵をかけた。
そして時計を見ればもう0時、横たわるハボックの横で不敵に微笑むロイに
問いかける
「そういや大佐?例の……ん!!」
いきなり目の前にロイの顔が迫り唇を奪われる。
信じられないかも知れないが……これが彼のファーストキスだった。
面食らいつつ、もがこうとするが頭と顎をがっちり押さえられている為と
自慢の筋力もあのワインのおかげで発揮出来ずと思ったら、今度は舌が入って来た。
その感覚に目を白黒…しているとようやくロイが体を離す。
「どうかね?」
はぁはぁと動悸のような荒い息を付きながらハボックは
「お…俺のファーストキスが大佐なんて…しかも男…
ねぇ、このまま犯られちゃうなんて事無いっスよね?」
もう逃げ出したい、神様仏様大仏様!!!と
ショーギの御国の言葉を頭に復唱していると
「ああ、そのまさかだ。
ペナルティ分としてワインのグラスに多少の痺れ薬も仕込ませて貰った。
覚悟は出来たか?少尉。」
救いようの無い言葉を耳もとで囁かれ、絶望する。
ロイの手が上着にかかり、あまり抵抗出来ずにいるハボックの首筋から胸に掛けて
キスを点々と降らせて行く。
「…っ!!なっ!!」
その感覚にあまり縁の無いハボックにはかなりのダメ−ジだっただろう
気が付くとハボックの分身はロイの手中に収まっている。
「うわ!!大佐!それは………!!」
慌てるハボックを他所に屹立し始めているそれをきゅっと握り
「何故、このようになったか…説明はできるかね?少尉。」
悪魔のような視線で見つめられる。
- 143 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:22 ID:PL0EQIZw
- そして本能がヤバイと訴えているような気がした後…
ロイがその分身を突然飲み込み、やりかたは知っているが
今だ体験した事が無いフェラチオと言う行為に及んでいるでは無いか。
しかもロイはロイでズボンの中に手を突っ込んで自慰にまで及んでいる。
数多く行って来た自慰とは完全に異なる感覚に背が反り返りそうになるのを
必死で押え股間に埋まるロイを引き剥がそうとする
「たっ!!大佐…やめ!………ぐ!!」
ここ何日か傷の男の遺体捜索で立て込んでいた為、
帰って来てはシャワーを浴びて寝るだけの生活が続いていて抜く暇も無かった。
だから相当に辛い。
さらに陰嚢まで刺激され吸われもう後には引けない状態になっていた。
「っく!ヤバ…イ!!出る!!出ますって!
大佐!離し…」と
思いきり腰を引く。
「……!!」
ロイがしまった!?と思った時には既に襲し
いわゆる顔射の形になってしまい、ハボックは相当な量をロイの顔にぶちまけていた
上司のしかも男の顔にぶちまけたとあっては、醜聞もいいところである。
だがロイは気にする事も無く手の甲で軽く拭いそれを舐め
「やってくれたな、少尉…
遅刻のペナルティ分も付けて手加減無しで行くからな。」
うわ、完全も怒ってる…そう感じたハボックは
「嫌ですよ!!掘られるのだけは勘弁して下さい!!それだけは…俺!!」
必死で自由の聞かない体で抵抗するハボックを押さえ付け
「それなら大丈夫だぞ
最初からお前が入れる側で予定していたからな。」
その言葉に多少安心してしまったハボックは目を丸くして
「たたたたた…大佐、もしかして男は好きですか?」
動転の余り質問がおかしい。
「ああ、好きだがどうした?」
- 144 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:23 ID:PL0EQIZw
- その言葉にどん底に落とされそうになったハボックの上にロイが急にのしかかる
ズボンも必要な所しかずり下げて無いらしく
向こうは背を向けているのと軍服の腰巻きのようなもので何をされているのかが
全く解らない
だが、初体験が男と言うのは絶対避けたかった。
「大佐、本当にヤるんスか?俺、男となんて嫌ですよ。
嫌って行ってもヤるんでしょうが…。」
諦めモードに入りかけた頃、自分のイチモツに何かぬるっとした感触が伝わった
「のわ!!」
間抜けな声がでてしまい戦慄におののく
「では、行くぞ少尉。」
その言葉と同時にロイが腰を落とす
「ん……はぁっ!!」
「ぐっあああぅ!」
ロイのまるで女があげるような喘ぎ声と対照的に
くぐもった自分のうめき声が喉から絞り出されるのを感じる
「…っ、随分太いな
ヒューズより二回りも大きいと私の中がもういっぱいだ。」
その内容に度胆を抜いたハボックはロストバージンの事も忘れ
「な…大佐、アンタ…妻も子もある中佐とそんな関係だったのか!!!」
青ざめるハボックに
「親友で有りセフレみたいなものだ、雨の日は体に熱が溜っていてな
その度ヒューズに抱いてもらっていただけだが?」
その顔が更に青ざめる
「な…だけって
もしや…鋼のもあんたがしてやったんじゃ無いよな?」
- 145 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:24 ID:PL0EQIZw
- 恐る恐るの質問に
「そのまさかだ。
無駄口はもういいだろう
さぁ、動くぞ少尉。」
ロイは腰を浮かせ一度落とす
「ちょっ!うわ!…・待て!がっ!!!」
その衝撃にまた苦鳴のような声を上げてしまう
「容赦はしないと言ったはずだが?」
その腰は止まらずどんどんハボックを追い詰めて行く
「がっ!……うぐっ!!うぁ!」
「んっ!…ん…っあん……く…ふぅ!!。」
男臭いうめき声と甲高く甘い喘ぎ声が重なる
「っ…はぁっ!あんたも…そんな声で鳴く…っ事あるんだな?」
悔し紛れに煽ってやると、上気し目の潤んだロイがこちらを見つめ
「入れられれば…っは…ぅ解るさ……。」
ワインの効果が切れて来たのか腰が少し自由に動くようになったハボックは
早くこの悪夢を終わらせようとロイに合わせて腰を突き出す。
「…っん!覚えが早いな……流石私の部下だ……っあ!」
「くっ!…悔しいが…大佐あんたの……中……っあ
とんでもなく……気持ちい…い…。」
そうやり取りしているうちにもう二人にも余裕が見られなくなっている。
「んっ………ぁハボック!!もっとっ!うっ…ぁああああ!!」
ロイの背が反りハボックの物も急激に締め付けられる。
「ぐぁああああっ!なっ!………!!!」
その締め付けの強さで一気に達しロイの中に射精してしまう。
自慰で出す量よりもずいぶんな量が出ていると思った。
- 146 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:25 ID:PL0EQIZw
- 「っ……はぁ……はっ……そう悪い物でもあるまい?」
達し、息を付くロイにもう諦めモードを通り越したハボックが
「でも……男となんて俺、一生トラウマに残りそう何スけど。
おまけに気持ち良過ぎて死ぬかと……初めての相手が大佐なんて………
…しかも、男………………。」
更にロイの中にあるハボックが更に収縮する。
それを聞いたロイは
「ふふふ………っはははは!!!」
とロイがおかしい物でも食べたように笑い出した。
普段冷静沈着でクールと言われている大佐の笑い声にしばし固まる。
「ハボック、お前が最後迄気が付かないなんて私も計算外だったが
まぁまぁ、楽しませてもらったよ。
それに私と体の相性も悪く無い、2ラウンド目もするか?」
そう言いロイは着ていた上着を脱ぎシャツ姿になる
「脱がせてくれるか?
なに、上官命令では無い。」
うんざりしつつシャツのボタンを外し始め一気に前を開けると
包帯のようなものがロイの胸を覆っている
「怪我でもしたんスか?」
「………鈍いな、酷く鈍すぎる
まさしく天然記念物ものだ。
いいからシャツもその布も一気に外せ、早くだ。」
ロイが捲し立てるのでシャツを脱がせると細身のからだが現れた
「うっわ、細っそ!!!大佐、デスクワークばかりやってるからですよ。
俺のように男らしく体を使った……っで!!何するんですか。」
ゴツンとハボックの頭を殴り、腰巻きのような物を外しつつ
繋がっているままの腰を浮かせる
「お前と何処で繋がっているか、目を逸らさずしっかり直視しろ。」
- 147 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:28 ID:PL0EQIZw
- 「っ……はぁ……はっ……そう悪い物でもあるまい?」
達し、息を付くロイにもう諦めモードを通り越したハボックが
「でも……男となんて俺、一生トラウマに残りそう何スけど。
おまけに気持ち良過ぎて死ぬかと……初めての相手が大佐なんて………
…しかも、男………………。」
更にロイの中にあるハボックが更に収縮する。
それを聞いたロイは
「ふふふ………っはははは!!!」
とロイがおかしい物でも食べたように笑い出した。
普段冷静沈着でクールと言われている大佐の笑い声にしばし固まる。
「ハボック、お前が最後迄気が付かないなんて私も計算外だったが
まぁまぁ、楽しませてもらったよ。
それに私と体の相性も悪く無い、2ラウンド目もするか?」
そう言いロイは着ていた上着を脱ぎシャツ姿になる
「脱がせてくれるか?
なに、上官命令では無い。」
うんざりしつつシャツのボタンを外し始め一気に前を開けると
包帯のようなものがロイの胸を覆っている
「怪我でもしたんスか?」
「………鈍いな、酷く鈍すぎる
まさしく天然記念物ものだ。
いいからシャツもその布も一気に外せ、早くだ。」
ロイが捲し立てるのでシャツを脱がせると細身のからだが現れた
「な………無い!!!!!!!
た………大佐、アンタ………。」
次にしゅるりと解いた布、いわゆるサラシから
豊満な二つの双球がそう、こぼれんばかりに姿を見せる。
「……お………んなだったのか?!。」
- 148 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:30 ID:PL0EQIZw
- 「ああ、まごう事無きヒト科XX染色体の雌だ。
早く気付け!愚か者め。」
それを聞いた途端、ハボックは男泣きで
「やったーー!!!
男じゃ無かった!!!」
「この事実は現在、大総統に鋼の、行きつけの病院
そして、お前しか知らない。
女では大総統の地位を手に入れるのに支障が出るのでな
口外しようものなら…即座に消し炭だぞ?」
「俺のロストバージンはちゃんと女で………くぅううう。
今日の昼は赤飯だ!!」
その顔は先程の落胆降りとは偉い違いだ。
それよりも物凄い体力だな……
私の相手が出来たんだ、感心するぞ。」
「俺は体力馬鹿の軍属土木部雑務課ですからね
大佐の方が音を上げるかもしれないっスよ?
そうそう鋼のとはどうなったんで?」
先程と打って替わって明るい口調だ
「郷里の少女の事が忘れられないらしいからな、
こちらからあっさり身を引いてやったさ。
ハボック……続きはしないのか?」
足に引っ掛かっているズボンを脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿になったロイが蟲惑的な視線を送る。
- 149 :夜行特急中央行き :04/01/18 22:32 ID:PL0EQIZw
- 「ああ、まごう事無きヒト科XX染色体の雌だ。
早く気付け!愚か者め。」
それを聞いた途端、ハボックは男泣きで
「やったーー!!!
男じゃ無かった!!!」
「この事実は現在、大総統に鋼の、行きつけの病院
そして、お前しか知らない。
女では大総統の地位を手に入れるのに支障が出るのでな
口外しようものなら…即座に消し炭だぞ?」
「俺のロストバージンはちゃんと女で………くぅううう。
今日の昼は赤飯だ!!」
その顔は先程の落胆降りとは偉い違いだ。
それよりも物凄い体力だな……
私の相手が出来たんだ、感心するぞ。」
「俺は体力馬鹿の軍属土木部雑務課ですからね
大佐の方が音を上げるかもしれないっスよ?
そうそう鋼のとはどうなったんで?」
もうワインが切れたのだろうか、ハボックがロイを押し倒す体勢になる。
「つーか、カノジョと別れたのと俺の純潔を奪ったって事で最後迄、
責任取って下さいね。」
「随分古風だな、それも東の國の受け売りか?
まぁ、私が大総統の地位に付く迄は精々死なないように付いてくる事だな。」
「へいへい、一生付いて行きますって。」
その日特等車両から苦鳴と喘ぎ声が絶える事がはなかったと言う。
不審に思い様子を見に来た二等車両のブレダ少尉の勝手な見解では
大佐が女とよろしくやっていてハボックはそれに気が付かず思いきり
爆睡していたと言う事になって居るらしい。
だが、真実は当事者の二人のみぞ知る事であった。
長らくすみまそ。
鎧×エド子にアル子×エドに激萌えしますた。
萌えを有難うございまつ。
- 150 :夜行特急中央行き (補足) :04/01/18 22:35
ID:PL0EQIZw
- 最後重複してしまってスマソ正しくは>>149は下記になりまつ
もうワインが切れたのだろうか、ハボックがロイを押し倒す体勢になった。
「つーか、カノジョと別れたのと俺の純潔を奪ったって事で最後迄、
責任取って下さいね。」
「随分古風だな、それも東の國の受け売りか?
まぁ、私が大総統の地位に付く迄は精々死なないように付いてくる事だな。」
「へいへい、一生付いて行きますって。」
その日特等車両から苦鳴と喘ぎ声が絶える事がはなかったと言う。
不審に思い様子を見に来た二等車両のブレダ少尉の勝手な見解では
大佐が女とよろしくやっていてハボックはそれに気が付かず思いきり
爆睡していたと言う事になって居るらしい。
だが、真実は当事者の二人のみぞ知る事であった。
- 151 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:36
ID:ZPQyJUQN
- 激萌え〜。神様、ありがとうございます。神様がいっぱいで
夜眠れそうにないかも。
- 152 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:58
ID:2r+MlVz6
- ダレモイナイ?トウカ スルナラ イマノウチ…
>>84続き、ロイ×エド子投下。
唇が触れ、声も息も呑み込まれる。
「は……っ、っ」
エドの開いた口の間から生温かいものが進入してきて、奥に逃げようとする舌をつついた。
自分に触れるロイの舌は、さきほどの予想の通りに少しだけ酒の味がした。
そりゃあキスしてほしいといったのは自分だが、まさかいきなりディープで来るとは思わなかったのでかなり驚いた。
こいつ絶対さくらんぼの茎を口の中で結べるタイプだ。しかも10秒とかで。絶対そうだ。
翻弄されながら、エドは見当違いな決め付けをした。
「んん……っ、んむぅ」
口の中で作られた粘着質な音が、骨を通して頭全体に響く。
なんだかとんでもなく恥ずかしいことをしているような気がして、エドは目が回りそうだった。
実際足からはどんどん力が抜けていって膝ががくがくしそうなのがわかるし、頭もぼんやりしてきたし、気持ちいいんだかつらいんだかよくわからなくなってきた。
それになにより苦しい。
自分は初心者でどうやって息をしていいのかわからないうえに、泣きながらときたもんだ。
やっと解放されたときには、エドは真っ赤になってぜーはーと激しくあえぐ羽目になった。
もう少しで酸欠でぶっ倒れるところだった。
その乱れた呼吸にかぶさるように、すまない、と聞こえた。
あるいはそれは空耳だったかもしれないけれど。
でも、エドに触れる指が急に優しくなったように感じる。
それに、目だって……さっきまでとは違う。ちょっと、いつものロイに近い目になった。
なんだか別の焔も燈ってる気もするけど。それがなんなのかまでは、わからない。
わかんない、わかんないけど……わかんなくてもいーや。もう、いい。
「あんがと。っつーのも、変か? んじゃ後はどーぞ、好きにしてくれ」
そういうエドは、顔は真っ赤で、目の端には涙がまだ残っていて、左頬は少し腫れているのがわかり、唇は切れて、今のキスでまた血が滲みはじめているけれど、それでも笑ってみせた。
これが軍の狗になりきれない自分への戒めだというなら、受けるから。
ロイは無言で、今まで触れなかったエドのベルトへと手をかけた。
- 153 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:58
ID:2r+MlVz6
- ベルトをはずし、ファスナーを下ろす。
隙間から手を差し込み、するりとズボンを落とした。
機械鎧の無骨な左足と、生身の右足との違いは明らかだ。
痛々しい機械鎧の結合部分の目立つ足、そしてもう一方はしなやかな筋肉のついた足。
普段のエドは機械鎧を隠すために厚着で、たいてい長いパンツを穿いているから、陽に当たらないそこは白くまぶしかった。
そういうところは、この小さな錬金術師が、瑞々しい少女だということを感じさせる。
ただ、下着がトランクスだったが。
それすらも下ろしてしまうと、下半身を覆うものは何もなくなった。
淡い金色をした薄い茂みがつつましく守っているその部分を明るいところで見られるのは流石に恥ずかしいらしく、
エドは居心地の悪そうな顔をしているが、そんなエドを知ってか知らずか、ロイはじっくりと目を離さない。
小さいころはアルと一緒に風呂に入ったりもしていたし、
今だってたまに……旅の途中無茶をしすぎて機械鎧を壊してしまうことが何度かあって、右手が使えなくなったとき体を洗うのを手伝ってもらったりなんかもして、だから誰にもそこを見られたことがないなどと言うつもりはない。が。
できればあんまりじろじろ見られんのは勘弁してもらいたい。
だが好きにしていいと宣言してしまった手前、そう抗議するわけにもいかず、仕方なしにエドは顔をそらした。
未知の領域に踏み込むことに対しての怖さは依然として変わらずエドの中にある。
何をされても耐えてみせるつもりでいたが、いざ実行に移されてみると腰が引けるのはまあしょうがない。
なにしろ処女なのだから、怖がるなというほうが無理だ。
理屈と感情は別物だから、このぐらいのことは自分に許してやろう。
「あし」
「……へ?」
唐突に話しかけられたので、ずいぶん間抜けな声が出てしまった。
あし?
あしがなにか。
「足をあげてくれないか。このままではやりづらい」
そう言われて、ややためらいつつもエドは右足を持ち上げてみた。
厚底靴の足首のあたりに絡んで止まっていたズボンと下着が抜かれ、幾分動かしやすくなった。
- 154 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:59
ID:6fLIY1+T
- 天然ぶりが少尉らしくてワラタ。
相変わらずいい仕事をなさる!
(前のエドを宿屋に連れ込んだロイ子SSと同じ職人さんですよね?)
グッドジョブ!!
- 155 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:59
ID:2r+MlVz6
- エドの身体は全体的に細くて小さい。
肩幅がない、胸もない、お尻のボリュームもない、太ももの肉付きだって良くない。
自分でも貧相な身体であることぐらいわかる。
それなのに、はたしてロイはそんな自分の身体を眺めていて楽しいのだろうか、とエドは疑問に思った。
しばらく考え込んでいた風のロイがもう一度さっきのテーブルのほうへと足を運び、酒をグラスに注いだ。
窓を顔が出せる程度に開けるとカーテンが風にあおられて翻った。
グラスの中身を口に含み、窓の外に吐き出すこと数回、ロイは元通りに窓を閉め、カーテンも閉め、グラスを元のところに置いてこちらへ戻ってきた。
エドは一連のロイの行動の意味がわからず訝しげな視線を送っていたが、ロイが自分の目の前に片膝を着いたのを見て、もしやと身を強張らせた。
いや、でもまさかそんな。
すがろうとした望みにはあっけなく手を振り払われて、エドは狼狽した。
ロイはエドの足の片方を持ち上げると、それを自分の肩にかけたのだ。
足と足の間が大きく開かされ、エドは羞恥で顔に血が上るのを感じた。
下を向けば、太ももの横に黒い頭が見えた。
そこに息がかかりそうなほどの近くにロイの顔がある。
いくらなんでも、そんなところを見られた経験はエドにはなかった。
アルにだってウィンリィにだって見せたことなどない、自分ですら見たことがなかったのだ。
秘められた場所であるはずのそこを、男の目が射抜く。
「えっちょっ、嘘だろ……待っ……!!」
ロイは待たなかった。
ほころびかけた花のつぼみに音を立てて口付ける。
ひっ、とエドの喉から空気が漏れた。
一気にさっきのキスを思い出して青くなる。
ロイの舌の器用さはさっき身をもって体験した。
女ったらしで、実はかなりもてて、人生経験はエドの二倍だ。きっとそっちの経験も豊富なのだろう。
何もかもが初めてのエドに太刀打ちできるはずがなかった。
- 156 :名無しさん@ピンキー :04/01/18 23:00
ID:2r+MlVz6
- 「――――ふ、……っ、たい……さ」
ぬるりと濡れた得体の知れない生き物が、自分の足の間を這い回っている。
この感覚をなんと表せばいいだろう? エドには思いつかない。
ただひたすら、崩れ落ちそうになるのをこらえた。
自分はいったいどうなってしまうのだろう。
無意識にエドは子供がいやいやをするように首を振った。
下腹部に熱がともる。ろうそくの炎が照らすのに似て丸い形をしているようにエドは感じた。
あーまた長すぎ言われた……
感想を下さる皆様ありがとうございます。それではまた。
- 157 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 00:03
ID:M+fE4Deo
- 長くない長くない。
投下するときに規制が入るのは、業者の絨毯爆撃に対応してなんだけどね。
今宵は大豊作だ。
職人さん、ありがとう。いい夢見れそうです。
- 158 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 00:04
ID:Yve39cl2
- ハボック×ロイ子キターーー!!!
大佐、エドに続いてハボックの筆おろしまで…(;´Д`)ハァハァ
- 159 :飛び方を忘れた小さな鳥8 :04/01/19 00:19
ID:awyxWUIr
- >156氏、萌えますたあw是非これからもがんばってくださいw
「大切な物を忘れてもいい!だから・・・・・大佐、シテ・・・・・。」
「鋼っ・・・・・のっ・・・・・・。」
今目の前にいるのが、あのエドワード・エルリックと同一人物など信じられなかった。
彼女は、自分を目で誘いぷっくらとした唇を怪しげに動かし、さらに挑発してくる。
オートメイルが月明かりの下で微妙に光、なんとも言えない幻想を見せさせ、よりいっそうにエド子を、
女性として美しくさせた。
「好きにしていい。忘れさせてくれるなら。例え血が出ても・・・・。」
「やめるんだ。」
「いいんだってば!!拒まないで、俺からの頼み叶えてよっ!!」
「でも、君の身体が傷つくだけだっ!」
「それでも良いって言ってるじゃないか!」
「なッ」
ロイもそろそろ怒りを露にしてきた頃、突然エド子が服を脱ぎだした。
黒のランニングがぬかれ、白いブラが見え、そしてそのブラもホックを外され、
ぷるんと胸が飛び出す。ズボンもぬぎ、下着もいっきにぬいだ。
エド子のソコの花園がロイの視界に入るが、彼は怯まなかった。
「大佐っ・・・。」
「馬鹿、服を着るんだ!いいかげんにっ!!」
「俺には、アンタしか頼める人がいないから・・・・・・。」
「早く、服をっ!」
「こんな淫乱でごめん。わがままでごめん。けれど、大佐。」
「ッ!?」
「俺を貫いて。」
- 160 :飛び方を忘れた小さな鳥9 :04/01/19 00:30
ID:awyxWUIr
- 嫌われてもいい。だから今だけは自分の願いを聞いてほしかった。
大佐に貫いてもらう事は、アルモニを守れなかったという罪から忘れさせる為なんだと、
大佐には何回も言った。でも俺自身は心のどこかでその罪を、大佐に対する俺の思いで消したいんだと、
そう思っているにちがいなかった。
「こんな頼みしかできないなんて・・・正直馬鹿だと思う。でもさ・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「相手が、大佐なら別にいいんだ。大佐なら・・・・俺の罪を消してくれるからっ。」
「鋼の・・・・・・・・。」
ああ、神様。こんなことで彼を引きとめたじぶんをお許しください。
そして、信じる神様なんていないといってごめんなさい。
自分はただの少女でしかありませんでした。この人の前では、ただの少女でした。
罪を忘れたいと思った俺を、どうかお許しください・・・・。
「・・・・・・・・。」
ロイはうつむくと、自分のズボンのチャックを下ろしはじめた。
そしてエド子をその場に仰向けにさせ、彼女の腰をつかんだ。
「・・・・・いいんだな?」
「・・・・・・・・ああ。慣らさなくて良い。いっきに入れて・・・・。」
ロイのチャックの隙間からとびだした、高ぶっているソレを見ると、
エド子は目を瞑って、まるで今から罰せられる罪びとのように呟いた。
「・・・・・・・・ごめん。」
一筋の涙がこぼれたと思うと、ロイのソレが一気にエドこのナカへと挿入していった。
- 161 :飛び方を忘れた小さな鳥10 :04/01/19 00:41
ID:awyxWUIr
- 「ふうッ!!!」
さすがに慣らさずに挿入した為か、エド子を激痛が襲う。
背中が反れ、目が大きく見開かれ、エド子の口から激痛にたえる声が漏れた。
(こんなの・・・・・全然痛くない。おれが犯した罪にくらべればっ)
ロイは無表情のまま、一気に腰を動かす。
「ああっ!!んうっ!」
さらに痛みがエド子を激しく襲うが、やはり別の何かが同時にエド子を攻め立てた。
そう、快感である。
腰を何度も揺さぶられ、その度にロイが自分を貫き、自分はたえるように声をあげる。
胸もそれに合わせるかのように、綺麗に上下する。
痛くて良い。もっと痛いほうがいい。もっと自分を傷つけて。
エド子は心の中でそう幾多も叫び、泣き続けた。
「うああっ!!」
もっと激しく。自分をもっと攻めて。それが心の底からの願いだった。
何分経っただろうか?ロイはそろそろ射精寸前まできていた。
ナカ出ししてはだめだと思い、ソレを抜こうとしたが、エド子が引き止める。
「出していい!!ナカに出して!!!」
「くっ!!」
「お願いっ!!」
エド子の悲痛な声が響き、ロイはエド子のナカに罪を忘れさせるだろう、
モノを一気に出した。
- 162 :24 :04/01/19 00:48 ID:awyxWUIr
- 一応、次で完結です。
ちなみに私はハガレンのゲーム、まだ大佐と少佐を倒せません。
強すぎですな.
- 163 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 01:26
ID:xDPvIdO4
- >>162
萌え。
なんていうか萌え。
あのなんかそういう痛々しい状況のエロって好きです
- 164 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 01:33
ID:nS3ZGBsH
- オドオドと告る>>163に萌え。
そして>>24氏の作品狂おしく萌え。
- 165 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 01:34
ID:xDPvIdO4
- >>156氏も萌えたんで一緒に書こうと思ったんですが間違えました。
ちょっと訊きたいんですが、
>下腹部に熱がともる。ろうそくの炎が照らすのに似て丸い形をしているようにエドは感じた。
の部分の2文目って「下腹部の熱」にかかる表現ですよね。
この表現ってすごいと思いました。
いや、なんか、とにかくすごいッス。拙くてすいません。
- 166 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:29
ID:Rs2uf9iE
- 大総統とエド子萌えが行き過ぎて練成。
エロは有りません。スマソ。
向日葵
中央省庁、大総統の執務室の昼下がり
紅茶のカップを手にこの国の軍事最高責任者
キング・ブラッドレイは待ちわびていた人物を窓の外から
目にし口元を綻ばせた。
しばし待つと秘書官が
「閣下、お客さまです。」
と声を掛ける。
「よい、入りなさい。」
そう答えると扉を緊張の面持ちできぃと開く
小柄な一見、少年のような少女が姿を見せた。
「あ…あの、失礼します。」
その緊張でぎくしゃくとした動きに
「まぁ、そんなに堅くなる事もなかろう。
楽にしなさい。」
その笑顔に安堵の溜め息を漏らした少女
エドワード・エルリックは
「お見舞い、有り難うございました
えと…メロン美味しかったです。」
真っ赤になっている顔が下を向いている
国家錬金術師の試験の時の威勢の良さはどこへ行ったのか
その肩は震えていた。
柄にも無く可愛いと思ってしまう。
- 167 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:31
ID:Rs2uf9iE
- 「それは良かった。
私にも君と同じような年頃の義理の息子がいてな
今度、時間が有れば遊んでやってくれないか?
君の話をするとたいそう喜ぶのだ、ははは。」
エドもその言葉に解きほぐされたように
花が綻んだような笑みを浮かべる
「はい、是非。」
たわいも無い会話をしながらお茶を飲みつつ
午後の昼下がりを楽しむ。
いつも慌ただしく執務をこなす身に
久しぶりの安息を感じたような気がした。
振り返り窓に向かって笑顔で手を振る少女を
見送りながら執務へと戻る。
「ラースの所に鋼のおチビさんが来たんだって?」
物珍しそうに今は少年の姿をしたエンヴィーと呼ばれる人物が
憤怒のラースと仲間内で呼ばれる、表向きは大総統と
呼ばれる男の椅子に座り行儀悪くふんぞり返る。
「誰かに見られては不味いのではないのかな?
嫉妬。
それよりも人柱の把握はどうなっている?」
先程とは違い淡々とした氷のような表情と口調だ
- 168 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:32
ID:Rs2uf9iE
- 「うん、それさ
今ラストが調べてくれてるんだけど、あの鋼のが有力候補だってね。
真理にこれ以上近付いていたら…不味かったかも知れないとか
言ってたな。真理を掌握しきった者を人柱にしちゃうと逆に
リバウンドで均衡が壊れちゃうからね。
でも、まー真理を統べて掌握して帰って来た人間は親父しかいないから
大丈夫だとは思うけど。」
前髪を人さし指で弄ぶエンヴイーの手がラースの言葉で止まる。
「泳がせては見ないか?
どうしても、見てみたいものが先にある。」
今迄従順に従って居たこの男が初めてそう言う事を口にした
「どうしちゃったのさ、ラース?
この国の全権を手にしておいてまだ、望む物があるのかい?」
「いや、地位や名誉などよりも、もっと本能的に願う物が有るだろう。
あの方の計画のように…人知を超えた願いが。
単にそれに似た物だ。」
それを聞いたエンヴィーは椅子からするりと立ち上がり
「おっと!そろそろ人が来るね
大総統の執務ごくろうさん。
また来るよ、今度は僕にもお茶菓子用意してもらえると有り難いんだけど」
そう言い窓から姿を消す。
- 169 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:43
ID:jMFjqgHr
- エドはその頃中央にある宿屋の1室でアルの背中に錆び止めのオイルを塗って居た。
「これで良し!いいぞ、アル。」
「うん、有難う姉さん!
今日は何かごきげんだけど、どうかしたの?」
不思議そうに鎧の置くの光を瞬きのように明滅させながら
姉の髪をブラシで櫛で梳いてやる。
「今日さ、お見舞いとメロンのお礼に大総統の所に行ったんだ
そしたら、弟君も連れて今度また遊びに来るといいって
お茶迄御馳走になっちゃったんだよー。」
うきうきと語る姉を見るとほっとするが
「え?!大総統の所に行ったんだ。
何か凄く変わってる人だよねぇ。」
変わってると言う言葉に異義を唱えるように
「あの渋さって言うのかな…ああいうのに俺弱いって言うか。」
パスケースに入っている大総統の写真を見つめながらエドは手をばたばたさせる。
「何か姉さん…それ下手すれば怪しい右翼の人みたいに見えるよ
パスケース何かに入れてると…。」
アルがストレートな感想を口にする。
「これって恋だよ!絶対恋だ!」
張り切るエドと大総統の年齢差は45歳
どう考えても祖父とその孫にしか見えない。
「大佐なら解るんだけど、何で大総統なんだろう…。」
アルは姉の、さっさと消えてしまった自分の父親の代りに
大総統へ父親に対する憧れみたいなものが間違った方向に行ってしまったと実感するのだった。
- 170 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:44
ID:jMFjqgHr
- 次の日
大総統の執務室には先日と同じく音も無く現れた奇妙な来客が
来ていたのだった。
「ラース。
昨日はエンヴィ−が邪魔をしたわね。
鋼のあの子に興味を持っているようだけど、どうしてかしら?」
妖艶だが、得体の知れない冷たさが篭る瞳も向ける
「色欲よ、あの鋼の錬金術師
真理を掌握すればわが軍に有益なものとなるに違い無い。
問題が無ければ、人柱の候補から外してはどうだろうか。」
その言葉に一瞬顔を顰めたラストと呼ばれる女は
「ラース、いい加減にして頂戴。
昨日もエンヴィーから聞いたけど最近おかしいわ。
強欲のようにお父様の命令違反は許されないわよ?
まぁ、この国の大総統としての建て前上、軍部にとって有益な
ものを残しておきたいっていう気持ちも解らない訳じゃ無いわ。
お父様の判断が決まる迄、私達はただ黙って尽すのみ。
分かってるでしょう?いいわね?。」
念を押すような口調で言われ。
「ああ、それが私達に与えられた存在意義だからな。」
そう自分に言い聞かせるようにラースの表情と口調のまま
深く溜め息を付くとラストは既にそこから立ち去って居たようだ。
自分のこの表の立場と感情、そして自分の作られた意義と役割
それに板挟みになる今の気持ちを押さえる事が出来ず
額に手を伸ばし苦悩する事しか今の自分には出来なかった。
- 171 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:46
ID:jMFjqgHr
- 次の日
大総統の執務室には先日と同じく音も無く現れた奇妙な来客が
来ていたのだった。
「ラース。
昨日はエンヴィ−が邪魔をしたわね。
鋼のあの子に興味を持っているようだけど、どうしてかしら?」
妖艶だが、得体の知れない冷たさが篭る瞳も向ける
「色欲よ、あの鋼の錬金術師
真理を掌握すればわが軍に有益なものとなるに違い無い。
問題が無ければ、人柱の候補から外してはどうだろうか。」
その言葉に一瞬顔を顰めたラストと呼ばれる女は
「ラース、いい加減にして頂戴。
昨日もエンヴィーから聞いたけど最近おかしいわ。
強欲のようにお父様の命令違反は許されないわよ?
まぁ、この国の大総統としての建て前上、軍部にとって有益な
ものを残しておきたいっていう気持ちも解らない訳じゃ無いわ。
お父様の判断が決まる迄、私達はただ黙って尽すのみ。
分かってるでしょう?いいわね?。」
念を押すような口調で言われ。
「ああ、それが私達に与えられた存在意義だからな。」
そう自分に言い聞かせるようにラースの表情と口調のまま
深く溜め息を付くとラストは既にそこから立ち去って居たようだ。
自分のこの表の立場と感情、そして自分の作られた意義と役割
それに板挟みになる今の気持ちを押さえる事が出来ず
額に手を伸ばし苦悩する事しか今の自分には出来なかった。
- 172 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 02:54
ID:jMFjqgHr
- スマソ
睡魔に負けたのでまた明日。
- 173 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:12
ID:1ygQ0ym2
- その2ヶ月後
「姉さん待ってよ!
僕荷物一杯持ってるんだから!」
夕暮れ時に小走りで中央の町並みを駆け抜けるエドを追い掛ける鋼の巨体が
ガシャンガシャンと無機質な音を立てている。
「アル!先に戻っててくれよ!
俺、中央省庁に寄り道してくっからさ。」
いつもの日課のように中央省庁の建物に向かう
その紅いコートの後ろ姿を見つめながら
「行っちゃった…
お仕事の邪魔になっちゃうと思うんだけど。」
アルは嘆息した後、荷物を抱え直して宿へと戻る事にした。
「失礼しまーす。」
明るく扉を開け大総統の執務室に入った瞬間
見てはいけない物をみたような気がした。
いつもにこにこと微笑んでいる大総統が目頭に手をやり俯いている。
- 174 :※ここからエロ入ります :04/01/19 06:14
ID:1ygQ0ym2
- 動揺しながらエドはアルやウインリィにしてやったように後ろから抱き締めて
頬にキスをし大丈夫だから、と呟く。
その手が急にエドの胸にかかり、柔らかい手付きでまだ未発達の胸を揉みしだく
「え…いや、どうし……んぁ!」
更に動揺の色が濃いエドの口から可愛らしい喘ぎ声が上がる
シャツの中に入った手が胸の突起をきゅっと摘んだのだ。
次に口付けられた。
口鬚が当たってくすぐったい。
そう思っていると突然舌が入って来て…良く解らないうちに絡め取られる
息付く暇も無く舌がエドの口腔を蹂躙し、息苦しさに涙が溢れた。
その身を急に思い付いたように離した大総統は
「鋼の…急にこんな事をした私を軽蔑するかね。」
溢れ出たエドの涙を拭ってやりながら、目線を落とす
「ううん、軽蔑はしない。
総統…罪の意識を沢山抱えた目をしてるから
国家試験の時、その目を見た瞬間に感じたんだ。
…俺と同じ目をしてる。
詳しくは言えないけど……俺の禁忌……
罪の方がもっと重い物だと思う。
忘れちゃ行けないのに、忘れてしまいたいって思ってる。
俺で良ければ……この一時
その罪を忘れさせて…あげる。」
- 175 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:15
ID:1ygQ0ym2
- その手が突然ズボンのジッパーにかかる
「や…やめなさい、鋼の…君は!」
その少女の大胆な行動に目を見開きながら声を上げる
「これ初めてだから、痛かったらゴメン。」
そう言うとちゅっと口付けたエドがそれを口に含んでいた
そろそろ60を迎えようとしている男の物とは思えない瑞々しさだ
くちゅくちゅと音を立ててエドの舌がそれを追い詰める
「うっ……駄目だ!こんな事は……っっ!!」
肯定しまったら、この少女も自分も更なる罪を背負う事になる
が、それも空しく大総統キング・ブラッドレイは少女の口の中に
吐精してしまっていた。
軽く咳き込んで口の端から精液をこぼしエドは潤んだ目で
「俺も……忘れたいんだ。
それが只一時の慰めでも構わない。
また、そうして明日歩いていけると思うから…」
エドが自分から口付けると、微かな苦味を感じた。
「総統、俺を…抱いて。」
少女の思い切った言葉に
- 176 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:16
ID:1ygQ0ym2
- 「な!何を…。」
言い淀んだ声を遮るように
「…俺は
総統の事を思って自慰をするような、いけない子なんだ…」
そう呟きするりと服を脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿になる。
鋼の腕と足の付根に残る傷が痛々しく。
胸も腰もまだ未発達で少女と言うよりも少年の姿だ。
黒壇の上等な机に座り真っ白い足を開き
その手を自分の秘所に導いた。
体にたまった熱に突き動かされるように指を動かすと
「っあ……あ!」
軽く手折れそうな喉から悲鳴が上がる。
「…んぁ…………ぅ!」
そう指を入れるときゅうと締め付ける肉の感触が
自分でも浅ましいと思いながら自慰を続ける
「……ッん…ッあ!!!」
頭を軽く振ると髪を止めている紐がほどけ
向日葵の様な明るい色の金髪が広がる。
「…あぁ……ん……ぁあああっ!」
エドは甲高い悲鳴のような喘ぎを
上げて軽く達した。
息を付きながら自分の中指と人さし指で秘所を割り開き
「…ん…来て
来なきゃ……俺、死んで…やるかも。」
- 177 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:18
ID:1ygQ0ym2
- 脅しのような言葉を吐きながらぎゅっと
軍服の上着に手をかけた。
「鋼の、許せ…
国家元首でありながら私は少女1人も救えぬ…」
苦悶するような声の後、答えるように未発達だが十分に
濡れそぼったそこに男の腰が入る
「ッああ…痛ッ!!」
苦し気な悲鳴が彼女の破瓜を知らせる。
機械鎧の手術とは違う、体の中から裂かれるような痛みだ
だが、痛みと同時に何がじんとする物が沸き上がる
「大丈夫…か?」
低く掠れた声で呟かれ、余裕が無いのに笑いながら
「俺から…誘ったんだ。
大丈…夫だから動いて。
もっと、強くても…大丈夫…っ。」
男の腰が動く度に少女の口からは
悲鳴が喘ぎに変わり、執務室にその声を響かせた。
「っは……もっと!っあ!!
強くっ!んっ!忘れ…させて!!」
エドは快楽の色に濃い声を上げ、知らず知らずのうちに
腰に足を絡ませていた。
総統と呼ばれる男も同じく強く締め付ける内壁に
翻弄されながらも少女の体に一時溺れるのだった
「っアん!あああっ!嫌っ……来ちゃう!!!!
ふっぁあ!!」
甲高い悲鳴を上げてその背が弓なりに反りあがる
「・………くッ!!」
そのきつい締め付けで同時に男も果てた。
- 178 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:19
ID:1ygQ0ym2
- 「アルー!ただいまー。」
深夜に帰って来たエドに詰め寄り
「姉さん!一体ドコ行ってたんだよ!!
僕ずっと待ってたんだからね!」
怒る巨体の弟が寂しさから泣きそうな声で訴える
「ああ、執務室のソファがあんまり居心地いいもんで眠っちまったんだ。」
悪びれる事も無く言うエドに
「………姉さんだけだと思うよ
大総統の執務室で大いびき立てて眠った国家錬金術師は。」
やれやれというジェスチャー付きで語る弟の頭を機械鎧でガコンと殴る
「馬鹿!何でそう言う事言うんだよ!仮にも姉で女にそう言う事言うと
もてないぞ、お前!」
もてない以前におおざっぱな男言葉のエドもエドである。
「うわーん!酷いや何も機械鎧の方で殴らなくても良いじゃ無いか!!
生身だったら僕死んでるよ!!」
「生身の方で殴ったら俺の方が痛いだろが!」
郊外の寂れた宿屋の1室からは何時もの様に間抜けな姉弟喧嘩の声が響いていた。
- 179 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 06:23
ID:1ygQ0ym2
- 「あーあ。
鋼のおチビさんもやるなぁ、大総統と寝た女かー
初めては俺が欲しかったのにね。
ラースの奴、嫉妬しちゃうなぁ。」
そう一部始終をこっそりと見て不貞腐れていたエンヴィーに
「まぁ、計画の方は最終段階だから…誰がどう足掻こうが支障は無いわ。
でも、彼は完璧なホムンクルスだって言うお父様の言葉が信じられないわ。
まるで愚かな人間そのものじゃないの。
それより…エンヴィー。
私とシたいとか思わない?」
ラストの手がエンヴィーの太ももにかかる
「はぁ?」
素頓狂な声を上げて反応する
「あれ見てたら、濡れて来ちゃったのよ…。
ああ…こんな気分初めてだわ。」
そう耳もとで囁かれ気が付いた時には押し倒され
「嫌だ!おば………………んぐ!んんんーーーーーー!!!」
抵抗の悲鳴は濃厚なキスにかき消されるのだった。
今日も中央省庁には赤いコートの少女の姿があった。
そして、その顔が心無しか火照ったような桃色を
浮かべている事に気が付く物は誰も居ない。
…執務室に座る男を残しては。
- 180 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 16:44
ID:HukTw5Xj
- 誰もいないかな・・?
拾いものですがロイ・・子?これって平気かな・・(((゜Д゜;)))
ttp://moe2.homelinux.net/src/200401/20040118597678.jpg
皆さん激しく乙華麗さま&すばらしいです!!!!!
モエモエーーー!!!(´∀`;)ハァハァ
- 181 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 17:41
ID:Yve39cl2
- なっなんじゃこrhdsgjj
(´Д`;)ハァハァ (´Д`;)ハァハァ (´Д`;)ハァハァ
- 182 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 18:05
ID:SREui2rl
- そ、その画像は……
801板に投下された加工画像なので
正しくはロイ男なのですよ……_| ̄|○
- 183 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 18:12
ID:Yve39cl2
- _| ̄|○ ナンダヨ…ユメミサセテクレヨ…!!
- 184 :飛び方を忘れた小さな鳥7 :04/01/19 19:00
ID:XWN1ZPHM
- 飛び方を忘れた小さな鳥11
ドクン!と、大佐の欲望とどうすることもできない思いであろう物が、エド子の子宮へ、
叩きつけられた。
目の前のことが真実かどうか確認できないような虚ろな瞳で、エド子は確信した。
罪は何をしても忘れないと。激しく貫かれ、射精されたのにもかかわらず、今でも今日犯した罪が、
いまだに自分の中で渦巻いている。
悔しかった。神様に懸命に祈ったはずなのに、痛い思いをすれば忘れると思ったのに、
それなのに。今、とても心が痛い。
悲しみ、怒り、哀れみ、それらの感情が激しく交差し、胸が張り裂けそうだ。
涙が何度も何度も零れ落ち、自分に同情しているかのように思えた。
「ごめんなさい・・・・・・。ごめんなさい・・・ごめんなさいっ!!!!」
なんで、なんで抱いてと言ったのだろう?馬鹿だ。最低だ。ただの自己満足だ。
罪は忘れてはいけないはずなのに、忘れようとした。
だからその『罪』で、自分は今とてもどうしようにもない思いで溢れていた。
「ごめんなさい・・・ごめんっ・・・・ごめっ。」
「鋼の・・・・・・・・・・・・。」
大佐に誤って、解決するワケじゃない。でもエド子は誤り続けた。
抱いてと彼にすがった自分が愚か者で、怒りに震えてしまう。
「本当は・・・・・本当は。」
言いたかった言葉、怖くていえなかった言葉。
「俺・・・・・・、抱いてなんかほしくなかった!!!」
大佐の優しさに、希望を持ってしまうから。だから・・・・。
- 185 :飛び方を忘れた小さな鳥12 :04/01/19 19:14
ID:lCK+Ouhl
- 「痛くても良いって言った!でも・・・・痛いのなんて本当は嫌だった!!」
それは心からの言葉。ただ強がって、痛くしてと叫んだ自分。
なんで素直にできなかったのだろう?なんで逃げたんだろう?なんで罪を忘れようとしたんだろう?
罪人である自分は、罪を忘れてはダメなのに。
馬鹿だ・・・・・・・。
「アンタにっ・・・・抱いてってすがったりして、満足してたんだッ。これで、今日のこと、
忘れることが・・・・できるてっ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「本当は、忘れちゃいけないのに・・・・・ごめんっ!!」
口から幾多も出てくる、情けない自分への戒めの言葉。
大佐に申し訳なくて、顔をうつむかせて何度も何度も誤った。
もう周りなんか見えてなくて、自分だけを恨んでただ泣き続ける。
「ごめんなさい・・・・ごめんなさいっ!!!」
なんかい誤っただろうか?もう声もかすれてきたとき、大佐がエドを強く抱きしめた。
「っ!?」
「泣くな。君は悪くなんかない。」
背中を優しく撫で、優しい声で大丈夫だという大佐。エドは突然のことに目を見開いて、
また大きく心を痛ませた。
なんで、こんな汚れた自分を抱くのだろうか?と・・・・・・。
「やめてよ!こんな奴に・・・・優しくなんかしないで!!!」
「・・・・・・・・・・・。」
「離して!!!馬鹿!無能!!離して・・・・離して・・・・よおっ!!」
「・・・・・・。」
泣き続けるエドは、大佐の胸をおもいっきりポカスカ殴った。
- 186 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 19:17
ID:xDPvIdO4
- >>182
ロイ男って普通なのに藁
- 187 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 19:20
ID:JHnJW2Lj
- >>180
この前の放送のこいつって、ロイだったの?
下士官の名もないキャラだと思ってた。
- 188 :飛び方を忘れた小さな鳥13 :04/01/19 19:25
ID:lkKbboRs
- 「もうやめてっ!!やめて・・・やめてよ・・・・やめてえっ!」
「鋼のっ!!」
自分を殴ることがせきないぐらい、ロイはエドを抱きしめた。
「君は、悪くなんかない・・・・・。」
「うそだ!そんなっ!!」
エドは、顔をブンブンとふって否定する。自分が悪いんだ。
罪びとの自分が。なのに、なんで自分が悪くないなんて、大佐は言えるのだろうか?
「俺は汚いんだ!たくさんの罪で汚れてるんだ・・・・。だから、大佐が俺なんかにッ!!」
「たとえ、君がどんなに汚れててもわたしは全然汚くないと思う!」
「うそだそんなのっ!!汚いよ・・・俺のせいで、大佐が汚れっ。」
「君がどんなに汚れてても、わたしはそれ以上の思いで君を愛してやるッ。」
「大佐・・・・・・。」
「何度でも、馬鹿や無能など言われてもいい。君に殴られても・・・・・。」
君を愛するから。
- 189 :24 :04/01/19 19:28 ID:lkKbboRs
- 次こそ完結させます。長くなってスマソ。
そろそろ、砂礫の大地〜夜は快楽の大地〜を投下したいと思います。
- 190 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 19:34
ID:kWoaAe28
- 今日も神がタクサーン。
ここはゴージャスなインターネットですね。
- 191 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 20:54
ID:LkTrHY6X
- エド子キター
ttp://moe2.homelinux.net/src/200401/20040119609310.jpg
- 192 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 21:36
ID:b6OgQjqk
- >>191
ワラタ
- 193 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 21:42
ID:JHnJW2Lj
- でもイメージってそれだよなあ。
- 194 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 21:45
ID:DlHj6eyk
- >191
ワラタ
- 195 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 21:57
ID:mHBW1IUW
- ハボック×ロイ子やっちゃってもよろしいでしょうか?
- 196 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:01
ID:mHBW1IUW
- よし。誰もいなさそうなので、やっちゃいます。
- 197 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:01
ID:h+2tCRVo
- щ(゚Д゚щ)カモォォォン
- 198 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:04
ID:mHBW1IUW
- 形の良い胸に釘付けになったままのハボックの視線にロイ子はいたたまれ
なくなって目を逸らした。
どうして部下の前で上着をとるような行動をとったのか、己の軽率な
行動にロイ子は激しく後悔した。二人しかいない執務室だった。いつも
隠したままの自分の体を見てもらいたいと思う気持ちがなかったとは
言えない。慌てて上着を着込むのも変に身構えるようで、俯いたまま
下唇を噛み締める。近づく足音にびくっと肩をすくめるロイ子にハボッ
クは乱暴に上着を着せ掛けた。
「こんな時間まで仕事で、楽な格好になりたいのはわかりますけどね。
少しは気使ってください。俺だって男なんです。ま、少尉ふぜいなんか
男の数に入らないと思いますが」
肩を竦めて最後は冗談めかすハボックにロイ子はうつむいたままくすりと
笑った。
その部下にロイ子は密かに想いを寄せていた。いつも自分を眩しそうに
見つめている彼にすべてを晒したい。つんと上を向いた標準よりは
大きいと自負している胸もくびれた腰もきゅっとしまった尻からのびる
すらっとした脚も。厚い生地の軍服に隠された体を晒して、彼の賞賛を
得たかった。そんな邪な思いが、普段は重ね着までして、体の線をごま
かしているのに、残業続きで、夜も遅くて、執務室には二人だけで。
上着を脱いだ、ちょっと女らしい自分を見て欲しかっただけなのに。
朴念仁な部下は、仕事を切り上げて食事に誘うような才覚もなければ、
驚いたような顔で胸をじろじろと見つめると、さっさとしまってしまえと
言う。
- 199 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:07
ID:mHBW1IUW
- もしかしたらと、ずっと思っていた事がロイ子の頭の中でぐるぐると
まわった。もしかして、私はハボックに女と思われてないのだろうか?
と。いや、さっきの慌てぶりからするととりあえず女として、認識は
されているらしい。好みじゃない?そう言えば、思いあたるふしはある。
だって彼がいつもブレダたちとイイと話している女性のタイプは自分とは
ぜんぜん違う。けむるような長い金髪を靡かせた妖精のような女性。
ふれると折れそうなほどに細い。それに比べて自分はどうだ?グラマーと
言えば聞こえは良いが、肉付きが良いだけ?髪は黒のショートカット。
顔だって、切れ長のキツイ目にふっくらとした丸顔。それに歳だって
ずいぶん上だ。自分は恋愛の対象にならないかも……。そこまで考えて
がっくりと肩をおとす。
「大佐?大丈夫ですか?何一人でかたまってんです?」
ひらひらと目の前で手をふられて我に返った。
「すまない。ちょっと考え事をしていた」
「大佐、俺がさっき言ったことわかってないでしょう?」
少尉が何か言っている。さっき言ったこと?
「だから、こんな事になるんですよ」
ハボックが声を低めた。いつもの陽気な声ではない、低い男らしい
かすれた声だった。はっとして顔をあげると、顎をつかまれそのまま
上を向かせられる。
驚いて目を見開いたロイ子の瞳をじっとハボックの青い瞳が覗き込む。
ゴクリとハボックの咽が上下した。
- 200 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:10
ID:mHBW1IUW
- 「うわっ!」
いきなり足を払われて、革張りの椅子に体を押し付けられる。椅子は
ロイ子の体をすっぽりと包み込み身動きを封じた。ロイ子の両腕を片手で
器用に頭の上でまとめると、ハボックは体をロイ子の脚のあいだにねじ
込んだ。掴まれた手首がぎりぎりと締め上げられる。突然の事にロイ子
は抵抗もままならず、ぎゅっと瞳を閉じると顔をそらした。その様子
をハボックは観念したものと満足気に見下ろす。
「そうやって大人しくしていれば、優しくしてあげますよ、大佐」
嘗めるような声音が上からふりそそぐ。抵抗がないのを見て取ると、
掴んだ手首を離した。じんじんと疼く。見なくてもハボックの大きな
手の痕がついているのがわかるようだった。
自分で脱いで、ハボックに着せ掛けられた軍服はロイ子の背に敷かれて
いる。ハボックの手が襟首にかかった。
そのままシャツを破かれる、と思ったロイ子は閉じた瞼にいっそう力を
いれる。くすりとばかにしたような笑いが耳に届いた。
「言ったでしょう。そんなに怖がらなくても、大佐が俺に協力的だっ
たら気持ち良くしてあげます」
シャツのボタンを上から一つずつ丁寧に外して、スラックスから裾を
引き出す。一番下のボタンまで全部外し、左右に広げる。袖を腕から
抜ききらずにわざと残し、両腕の動きを制限した。ロイ子の白い素肌が
ハボックの目に晒された。呼吸をするたびに鼓動する胸を包んでいる
ロイ子のブラを掴むと、一気にずり下げる。ぷるんとロイ子の胸が飛び出
る。形の良いおっぱいがずり下げられたブラにいびつに押し上げられ
崩れていた。
- 201 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:13
ID:mHBW1IUW
- 「やだ……」
力なくロイ子が呟いた。少し前に自分から見て欲しいと思っていた事など
とうに忘れ去っていた。こんなんじゃないのに。こんな風にされたいわ
けじゃなかったのに。押し付けられた椅子の革のにおいが鼻につく。
ハボックの視線がちくちくと突き刺さる。それだけで、乳首がぷくっと
立ち上がった。
「いやらしいなあ。ほら、触ってもないのに」
ハボックの人差し指がロイ子の乳首を弾いた。びくっと体を震わせると、
ぐっと奥歯を噛み締める。
「声出した方がラクですよ、たぶん。それともがまんしますか?俺は
どっちでも良いですけど」
人差し指と親指で、ロイ子の乳首を片方だけ摘みあげる。中指も添えて
こね回した。ロイ子の体が狭い椅子の中で仰け反った。
にやにやと笑いを浮かべて、自分をいたぶるハボックをロイ子がきっと
睨みつける。そのきつい双眸にハボックは顔を歪ませた。
「ああ、大佐のその顔。俺、すごい好きです。めちゃくちゃにしたくなる」
乾いた唇をハボックは自分の舌で湿らせた。片方だけ口の端をあげ、にやり
と笑う。いつも優しい色を浮かべていた瞳が、今は冷たい光を帯びていた。
- 202 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:17
ID:mHBW1IUW
- ハボックの節ばった指がロイ子の豊かな胸を絞り上げる。片方の乳首は
指で痛いほど摘まれて、もう一方の乳首はハボックの口内で舌に転が
されている。しつこく、そこだけ弄られ真っ赤に腫れ上がっていた。
抑えきれないくぐもった喘ぎがロイ子の咽からもれる。情けなくて涙が
頬を伝った。揉みしだかれていた刺激が止む。うっすらと目をあけると、
ハボックがロイ子の顔を見上げていた。胸から顔を離すと、ぐいと脚の
あいだにねじ込んである体をすすめる。ハボックの膝がロイ子の秘所に
あたった。ハボックはロイ子の涙をぬぐった指で、噛み締めて歯型のつ
いた唇をゆっくりと撫でながら、うっすらと開かれた唇を割って指を
入れるとロイ子の口内を侵食していく。
「大佐、ちゃんと濡らしてください。でも、ココ。もう、びしょびしょ
みたいだから、大丈夫かな?」
ロイ子の頬にさっと朱がはしった。ハボックの膝があたる場所は、ロイ子の
奥底から滲み出る雫によって、スラックスの上からでもわかるほどじっ
とりと湿っていた。
「あっ、んぅ……。もうっ、だめ」
「何がだめ?大佐」
ハボックはロイ子の口内から濡れた指を引き抜くと首筋から胸の谷間を
一直線にへそまですべりおとした。そのまま、スラックスの中へ手を
いれる。
「大佐、触って欲しかったら自分でベルト外してください」
ハボックが言った。ロイ子の敏感な部分をショーツの上から撫でる。
ただ、ベルトもボタンもとまったままのスラックスの中は狭くて自由に
手が動かせなかった。火がついたように火照る体のロイ子にハボックは、
して欲しければ自分から体を開けとロイ子にささやく。
見開かれたロイ子の瞳にまた涙がふくれあがる。好きだ。と一言告げて
くれれば、綺麗だ。と言ってくれれば、体を差し出すのに。ハボックが
望めばどんな事でもするのに。
- 203 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:20
ID:mHBW1IUW
- 「大佐」
ハボックの低い声におずおずとベルトに手をかけた。かちゃかちゃと
留具を外すとすっとウエストから抜き取る。スラックスのボタンを外
して、ファスナーをおろす。腰を少しだけあげて、強請るようにハボ
ックを見つめた。
「良い子ですね、大佐。そんな、あんたも可愛いですけど」
跪いて軍靴を脱がせるとハボックはロイ子の脚からスラックスとショーツ
を下ろす。片腕だけ引っかかった白いシャツに胸の下にずり下ろされた
ブラジャー。下半身を隠すものは何もなく冷たい空気にさらされていた。
ハボックはロイ子の脚を折り曲げると、椅子の肘に乗せた。
「屈辱に歪んだあんたの顔はもっときれいですよ。そうですね、何でも
してあげたくなる」
ハボックが初めてロイ子の唇にキスをおとした。甘い疼きがロイ子の体を
駆け回る。何をされても、ハボックを好きな事にはかわりない。だから、
欲しいと思う。それが、自分が望んだ形ではなくても。でも、この格好
は恥ずかしかった。
あられもない姿をハボックに晒してロイ子は羞恥に震えた。じっと見つめ
るハボックの視線に耐えられず開かれた脚をとじようと身をよじる。
一瞬はやくハボックの腕が広げたロイ子の脚にかかる。ハボックは腕に
力をいれるとロイ子の脚を押し上げた。膝が豊かなロイ子の胸につきそうに
なった。誰にも見せた事のない大切な場所に無遠慮なハボックの手がの
びた。黒い絹糸のようなロイ子の恥毛をかきわけると、その下にある敏感
な部分を指の腹でこするようになでた。あっ…。と、ロイ子の口から声が
発せられる。ハボックの長い指が溢れる蜜をすくいとり、指を濡らす
銀色に輝くぬめりのある液体を見せつけるように、ロイ子の目の高さにも
っていく。ハボックが自分の指から滴り落ちる液体をなめあげる。
- 204 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:23
ID:mHBW1IUW
- すいません。いったんくぎります。続きのお許しが出るようなら
明日、同じ時間にやってきます。
- 205 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:24
ID:DlHj6eyk
- ハァハァ…ここは濡れるインターネットですね
- 206 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:25
ID:h+2tCRVo
- うを〜、ここでお預けを食らうとは。
明日を楽しみにしております。
- 207 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:26
ID:Yve39cl2
- ギエーーーなんという残酷な神!!
明日まで待てと仰るのか…これは試練か…
お待ちしてます。
- 208 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:28
ID:GwON4+FK
- >189
乙。
いつ読んでも(*´Д`)ハァハァ
ところで、もしかして小説を書きながら、その都度投下してる?
メモ帳とかにまとめてからうpしたほうが、投稿が終わったかどうかも分かりやすいから
割り込まれないよ。
- 209 :24 :04/01/19 22:41 ID:lkKbboRs
- >208氏、とてもいい指摘をありがとうございますww
>>204氏、是非やってくださいなww無理せず自分のペースでやることが大事ですぞw
がんばってくださいw
13話より。あれはプロポーズ?
「そろそろ、腰を落ち着かせてみてはどうかね?」
「アンタも言いなりになれと?」
「ベットの上ではな。」
「・・・・・・・・・はあ?」
「そう!わたしの自慢の男としての証しのブツの上で腰を落ち着かせてはどうかね?」
「何言ってんだよ!」
「気持ちいぞ!たったの数分で快感の荒波へレッツGOだ!」
「そんなの嫌に決まってるだろ!!!」
「なぜだ?手入れもしたし、香水もつけた。」
「そんなことしなくていい!」
「わかったぞ!君は、わたしのではダメなんだな?」
「え?」
「じゃあ、通販で購入したコレでも・・・・・。」
「なんだよ、ソレ?」
「・・・・・・大人のおもちゃ、ディレクターズエディションだ。」
「・・・・・・・。」
「さあ!!」
「だから、なんなんだよ!!」
こういうギャグ会話好きだな。
- 210 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 22:44
ID:3FhBYI9U
- >198
良すぎて鼻血がでそうになりました。
ロイ子が可愛すぎて萌えというかもう悶々としっぱなしで!
明日が楽しみです。
>84
堪らなくエロくて素敵です。続きが…|Д`;)ハアハア
応援しています。頑張って下さいね。
- 211 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:05
ID:158BcIpT
- 132~136続き
最後まで練成してみよ!と言った手前…ハズイがヤルで
そのうちボクの下の方が熱持ったみたいになってきて。何か変…もしかして濡れてるとか?
「ボクの女の子の所…なんか変な感じがするの。見てくれない?」
ボクが立ち上がっったら耳まで真っ赤かになってさ、それでも素直に従ってくれる。純情だよね〜
兄さんの肩に足かけて。じっくり見られると恥ずかしいけど、
「濡れてる…」
兄さん信じられないって感じで。生身の指で拭ってまじまじと見てる。
「え、本当? 見せて、見せて!」
ポフンってベッドに座り込んでつい、はしゃいじゃった。
「アル…女の子がそんな下品な…」
「え、なに?」
「いや、何でもない…」
諦め顔で指についたそれを見せてくれる。これが愛液ってやつか〜
「うわ!アル、なにやってんだよ。」
兄さんの指に齧り付いてそれを舐めてみた。味とか知っておきたいじゃない。
その様子に釘付けにされたみたいにジーと見てるからさ、
わざとらしく音まで立てて指を舌で絡めるように舐めてみたんだ。
そのうち様子がおかしくなってきて。どうも兄さんの男の部分が元気になってきたみたい。
思春期の間鎧姿だったからさ、この男の反応ってやつも初めてなんだよね。
自分以外のものを見るとか触るとかは絶対無いと思っていたんだけど…
つい手を伸ばしちゃった。そそり立って脈打ってるそれって何か別の生き物みたい。
自分もこうなるのかな。う〜ん不思議。
先の方から何か滲み出てきたから、それもちょこっとすくって舐めてみた。
不味い。やめとけばよかった…
- 212 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:07
ID:158BcIpT
- 兄さんのモノ弄っていたら苦しいのか気持ちいいのかわからないけど、凄い顔。
「くっ…! アル、ちょっと止め…」
でもさ、それ見てて…胸のあたりが暖かくなるの。これって 愛しい という感情なのかな?
そう思ったらぎゅ〜て抱きしめて唇奪っちゃってた。
「え、アル唇は…」
「いいの。女の子のファーストキスは兄さんにあげるよ。」
戻った時の初めては好きな女の子とするからいいの。
そしたらまた唇が触れて。舌が入ってくるのかなって思ったけど
軽く唇を舐められただけだった。
下の方は、まだちょっと躊躇しちゃって自分で見た事無いんだ。
どうなってるんだろう…
「ボクの女の子の部分どうだった?」
「どうと言われても… か、可愛い?って感じ?」
「何そのすごい疑問形は!!」
「うっ… お、俺だって初めてでわかんねーもん!」
もうヤケクソッて感じでさ。可愛いじゃない。ちょっぴり意地悪したくなるよね。
「可愛いならさ、可愛がってよ。」
兄さんやっとで腹くくったみたい。
「もうどうなっても知らないからな!」
いいながらボクをゆっくりベッドに押し倒した。
女の子の部分に指移動させて胸の時と同じようにボクの反応見ながら愛撫してくれる。
そのうち舌まで使って。
「ひゃ、そこ汚いよ。」
「汚くねぇ、それにアルのなら構わねーよ。」
クリストの所甘噛みされたら
「ひゃぁ…」
情けない声出ちゃった。
気持ち良過ぎ!ぴちゃぴちゃって水音まで響くようになってきた。恥かしいな。
- 213 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:09
ID:158BcIpT
- 指がゆっくりボクの中に入り込んできて…
「イタッ……んっ」
あれ?そこで止まっちゃった。
兄さん見ると、申し訳なさそうな顔して。ボクが痛がってるからどうしよう。そんな感じ?
男らしくないな〜本当に。
「兄さんのやりたいようにやっていいよ。」って言ってるのに
それでも「痛い」とか「やっ」とか言っちゃうとすぐに止めちゃう。
兄さんにその気が無くてもすごく焦らされてるような気がする!
ボクも焦らしてやる! と思ったんだけど…無理だった。
だって気持ちいいんだよ。我慢できないくらい。悔しいけどさ
兄さんにもっと滅茶苦茶にしてもらいたいって…わっボクどうしちゃったんだろう。
「兄さん…童貞頂戴…」
「童貞童貞いうなっ!」
ボクの足割って体が滑り込んできた。
やっぱりチョットは怖いからさ…ビクってしちゃった。
兄さんの熱い物が僕のあそこにあたってるのがわかって。来る!って覚悟を決めたのに
「本当にいいのか? 嫌だったら言えよ?」
これだよ。拍子抜けしちゃうじゃないか!
「いいよ。」
「すっごく、痛いかもしれないぞ? 止めるなら今だぞ?」
兄さんだって本当は我慢できないくせに…
「くどいよ、いいって言ってるだろ! 早くやってよ!」
「うっ…じゃあ…いくからな。」
うんって言う前に僕の中に入ってくるのがわかった。
- 214 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:10
ID:158BcIpT
- 「いっ…ぅっ…」
「大丈夫か?!」
痛いけど…痛いけど…言えない。だって言えば止めちゃうもん。止められるのもなんか嫌。
「うぅ…うん…」
「大丈夫って顔じゃないだろ?!」
兄さんだってそうじゃないか。ボクは兄さんの背中に回した腕に力込めて
「いいって…言ってるだろ!……痛いんだから…一気にやってよ!!」
ちょっと躊躇ったみたいだけど、体押さえ込まれて一気に突き上げられた。
痛みのあまり体がビクって反って兄さんの背中爪立ててしがみついた。
「い……っ……く…………」
「アル…全部入った。」
やっぱり…痛い。
「どうしたら…いい?」
「…キス……いっ…ぱい……して。」
胸から顔、耳まで届く所全てに唇を落としてくれる。
ボクの唇に落ちてきた時力一杯抱きしめて捕まえて。もう、何がなんやらだったけど
兄さんの口の中に乱入して貪りついちゃった。ディープキスってやつ?
兄さんもそれに応えて、舌を絡ませてきてくれた。息が止まりそうなくらい夢中だった。
痛みが紛れるような気がしたからさ。
離れる時に唾液が糸引いてて、それを指で拭おうとして気が付いたんだけど…ボクの指…爪に
血がついている。しがみついた時やってしまったんだ…
「ご、ごめんね。兄さん…傷つけちゃった…」
「構わねぇよ、この位…アルの方がもっと痛いんだろ?」
その手を取って1本1本血を舐めとってくれて。すごいドキドキする。
兄さんの顔が綺麗に見えちゃった。男の人もきれいにみえるんだ…
- 215 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:13
ID:158BcIpT
- 綺麗になった手をまた背中に誘導してくれて
「動くぞ。痛かったらしがみつけ。いくらでも傷付けていいからな。」
もう傷つけないよ、絶対。
中で動くのがわかる。その度に聞こえてくるボクの愛液の音が凄く恥ずかしい。
動かれる度に痛みがじりじりせりあがってくる感じ…だけど
そのうちその痛みの中に違う感覚が交ざってきた事に気が付いて。あ、また。
「あっ……ん……ふぁ……」
それにあわせて自分の声もあがっちゃった。これって快感なのかな…?
兄さんは…どうなんだろう?
「に、兄さん…気持ちいい?」
「ああ、凄く…いい。アルが絡み付いてきて…すげぇいい。」
その言葉聞くとさ、僕も嬉しくなっちゃう。
その快感に身を任せて、さっきまで恥ずかしかった卑猥な音も気にならなくなってきちゃった。
突き上げられる度に昇っていくような気がする…もう何も考えられないよ…
「くぅ…もう駄目だ…出ちまう…」
「いい…よぉ、…はあっ…そのままぁ…出しちゃって…!!」
調べたらさ、安全日っていうのがちゃんとあって、今日は大丈夫な日みたい。
それなのに出て行こうとするからさ逃げられない様に足と腕使って押さえ込んじゃった。
ボク結構淫乱なんだな〜。あはは。
ボクの中でビクビクってしたら何かが勢いよくぶつかって。あふれそうなくらい1杯になってさ。
熱い。中でその熱が広がっていくのが感じられる。
「凄く…気持ちいい。」
「そっか…よかった…」
やっぱり楽しみながらだとこうも違うものなんだ。その余韻に浸っていたらさ、兄さんが…
「ごめん、アル… オレもう…」
いきなり力ねけて僕の上に ドサ て落ちてきちゃった。
え、え、ええ〜?ど、どうしちゃったの?!
ああ!そうか。ここ最近食事睡眠ちゃんと取っていなかったから体力の限界か…でも…
- 216 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:14
ID:158BcIpT
- 「兄さん! 腹上死だけはやめてよ〜〜〜〜!!」
洒落になんないよね…これ。
END
後日談:兄さんは違う意味でボクを避けるようになった。
まあ、辛そうな顔はなくなったからいいけどね。
「だあぁ〜〜〜!! アル!! 何度言ったら解るんだ!!」
「え?」
タンクトップ1枚で(もちろん下は何も穿いてない)ウロウロしていたら怒鳴られちゃった。
「頼むから女の自覚を持ってくれ!!」
「別にボクの裸知らない訳じゃないんだからいいじゃない。」
「ちがう〜〜〜〜〜〜!!」
ごめんね。
実は兄さんの反応見るのが面白くて…わざとやっているんだよね。あはは。
本当にEND
アル子全然性格違う。
長々とすいませんでした。本当にすいませんでした…ごめんなさい…マジで…
嘘もいっぱいだ〜〜〜
ノリと勢いで長文練成したもんはダメですね…
やるならこの位が妥当か…
- 217 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:15
ID:158BcIpT
- 「あ…兄さん… た、ただいま。」
「アル…こんな時間まで何してたんだ?!」
「ええと…ちょっと… あ! 何するの兄さんこんな所でいきなり!」
「黙れ! じっとしてろ!!」
「待って! せめてベッドの上でして。」
肌蹴た服と胸の谷間からネコがピョコリ
「ああ〜! やっぱり! アル!! また猫拾ってきてる!!」
「可哀想じゃないかー外は寒いしこのコまだ目が開いたばかりなんだよ!死んじゃうよ。」
「ダメ! オレ達は根無し草なんだから面倒見れない!」
「せめてごはん食べられるようになるまで! ね、いいでしょ? あん
ちょっとチビちゃん、そんな所吸ってもミルク出ないよ。わ、ちょっとダメだってば!」
(…ネ、ネコ…)
「元の所に捨てて来い!!」
「ネコにヤキモチ妬かないでよ。 兄さんにも吸わせてあげるから。
それともパイズリの方がいい?」
「だあぁぁぁ〜〜〜〜!! アル!! 女の子がそんな事口にするな!!」
「あはは、兄さん冗談通じないの?」
(もういや…)
- 218 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:21
ID:158BcIpT
- 24氏 自分もそのようなギャグが好きです。はい。
ハボック×ロイ子 続きみたいです!!
大総統×エド子素敵です。
- 219 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:36
ID:q3rV/uXA
- このスレは神ばかりだ…
この前のアニメを見て、マルコー×ロイ子を書きたくなったのですが…需要はあるのでしょうか?
チョト心配…
- 220 :名無しさん@ピンキー :04/01/19 23:39
ID:GwON4+FK
- >219
確認取る前にまず投下汁。
このスレで需要の無いものなんて皆無だぞ。
- 221 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 00:02
ID:dvGd8T86
- アル子×エドキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!&乙です!!
毎晩(;´Д`)ハァハァ楽しみにしていた甲斐がありました
次回作も激しく希望です!
- 222 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 00:21
ID:LfQqym7w
- >204
むう…これは読み手に対する焦らしプレイと見た!
ハァハァしながら明日の降臨待ってます。
>211-217
アル子もエドもカワエェー。萌え尽きまつた。
- 223 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 03:39
ID:3zWrJA5M
- アル子×エドキター!待ってましたー!
しかしアル子、小悪魔ですな。そこがたまらん(w
- 224 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 20:59
ID:2znkWhwN
- アル子好きの姐さんがた!
明日発売のDVD2巻の裏鋼は必見ですぜ!
…まさか公式でこれをやってくれるとはな…(*´Д`)ハァハァ
- 225 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 21:27
ID:UJK9RRuU
- ネタバレになるだろうからはっきりとはいえないけれど。
裏鋼、すごかった。このスレに実にふさわしい話だった。
- 226 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:07
ID:oPhzIn10
- まだ誰もいらっしゃってってませんよねー?
エロないし導入だけだけど・・・・いいでしょうかー
- 227 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:11
ID:oPhzIn10
- 旦那様の名前は、ロイ。
奥様の名前はエドワード。
ごく普通に恋愛し結婚した二人でしたが、この二人には
誰もが知っているけれど誰も詳しくは知らない秘密があったのです。
窓辺からは朝の日差しが差し込み、小鳥のさえずりも聞こえるマスタング家寝室では、
旦那様 ロイ・マスタングが枕を抱えてまだ夢の中におりました。
「鋼の・・・ちいさい胸もカワイイよ」
「いや。ちっさいい・・いわないで・・はぁ・・ダーリン」
「ぷっくり膨らんだマメとハナビラもかわいい・・・」
「ふぁ・・あっ・・・いぃ・・・ロイ・・すき」
「私もだ・・・愛してるよ。マイハニー」
パンっ乾いた音がして目が覚めると、そこには見慣れた天井ではなく・・・
今まさに100tnハンマーが降って来ようとしていました。
「え? ええ〜・・・???」
どっか〜んとその大きなハンマーはベットを壊す勢いでロイを押しつぶしたのでありました。
「あ・・ぁぁ・・ぁ」
のびた蛙のように痙攣していますが、死んではいないようです。
「おそよー・・・。早く起きねーと遅刻すっぞっ!ロイ」
開け放したドアに腕を組んで寄りかかる金髪三つ網・ハート型エプロンの小柄な少女が言い放ちます。
「あんたは大佐なんだから、あんまり司令部のみんなを困らせるのやめろよなっ。ったく」
「あ・・ぁぁ・・。おはよう。ハニー」
頭から血がシャワーのように噴出しているので、まだぼーっとしている旦那様でしたが、
目の前にいる若くて可愛い奥様に起こされてやっと目が覚めたようです。
「ほら、さっさと着替えて食事しに降りて来いよな」
サンダルをパタパタと音をさせながら階下に戻ってゆくエド子を見送ってから
大きな音を立てないようにため息をつくロイ
「はぁ・・・。一年前は可愛かったんだけどなぁ〜・・・」
- 228 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:12
ID:oPhzIn10
- なんかいったか〜???』
「うわぁっ」
飛び上がるほどびっくりして振り向くと、壁からにゅっと生えた豆らっぱ人形から、奥様の声がしました。
「な・・何もいってないよ・・ハニィ。今日はいい天気だから日向ぼっこしようかなぁ〜と言ってただけじゃないか」
『・・・・』
無反応の豆らっぱと冷や汗ながしながら言い返すロイに一陣の春の風が通り過ぎました。
『今日は日曜日じゃないんだからとっとと仕事に行きやがれ〜。この無能亭主っ!!!』
とこのようにごくごく普通のマスタング家の朝の模様ですが
では、誰もがみな知っていて詳しく知らない秘密とは・・・そう、奥様は鋼の錬金術師だったのです
次回 奥様は錬金術師 第二話 あの素晴らしい愛をもう一度。
ロイ「はぁ・・毎日毎日・・鋼ののあれはもういやだ〜(涙)
昔は・・・裸エプロンで『おはよ〜。ダーリン(はぁと)って起こしてくれたのに〜・・・」
エド子「・・・(−−#) 実家に帰らせていただきます」
ロイ「why? なぜだい?ハニー?おおーい。私をおいていかないでくれ〜。夜の
スキンシップはだれとすればいいんだ〜〜」
エド子「一人でしろっ。この不能!」
ロイ「がーん」
- 229 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:15
ID:oPhzIn10
- 思いつきで書いてしまいした。萌えてなくてすんません(汗)
ほか神々の作品心よりたのしみにしております
- 230 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:34
ID:bgzJ1Wkr
- >>228
乙です。奥様シリーズですか!十分萌えです!
尻にしかれている無能素敵です。またお願いしますね。
私も通りすがりに一つ。エロはまだ修行不足なのでありません。すみません・・・。
- 231 :湯煙物語1 :04/01/20 22:36 ID:bgzJ1Wkr
- 「えーこちらとある温泉地からお送りしています。温泉地とある旅館の露天風呂に設置された数箇所あるカメラから映し出される映像で
最近の若者の成長と発達について実況と解説を交えて考えてみようというコーナーです。・・・コーナーにするんですかこれ。ねぇ大佐。」
「黙って従いたまえハボック少尉。これも任務だ!」
「じゃあなんでそんなにソワソワしっ放しなんですか。っていうかぶっちゃけ覗きじゃないですか!!!
中尉あたりに怒られちゃいますよ。撃たれますよ。」
「任務だといっているだろうが!我々は鋼のの成長っぷりを確認するためこーして温泉地まで誘い出してカメラまでつけて覗いて、
もとい見守るという大事な使命を直々に遂行の最中なのだ。私語は慎みたまえ!」
「使命って誰のですか。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「黙って発火布つけた手袋目の前にちらつかせないでください。分かりました。分かりましたよ。」
「それでいいのだ。む・・・。来たようだな。」
(カメラに小さなささやき声が届いてくる)
「ねぇ姉さん。この温泉って広いねぇ。」
「やっぱ軍部だとこーいうところを使えるのかなぁ。俺もこんな広い温泉初めてだ!」
「旅館も広いから姉さん迷子にならないでね。」
「なんだと!?」
- 232 :湯煙物語2 :04/01/20 22:36 ID:bgzJ1Wkr
- 「えー。声から判断しますにエルリック姉妹。
今をときめく鋼の錬金術師エドワード・エルリックと妹のアルフォンス・エルリックが風呂に来たようです。」
「ふむ。予想通りだ。」
「・・・まず先走る鼻血を拭いてください。」
(カラカラという軽い引き戸の音。少女たちの歓声)
「うわー。おい来てみろよアル!すっげぇ!露天風呂だぜ!俺初めて!!!」
「ね、姉さん!タオルくらい巻いて行ってよぅ!」
「いいじゃねぇか。俺達意外誰もいないんだぜ?」
「女の子のたしなみでしょ!恥ずかしいなぁ・・・。」
「おおっと。エド、フライングです。つーかエドらしいというか。すっぽんぽんでカメラの前に馳せ参じました。
続いてアルの登場・・・。こちらはちゃんと胸までタオルでしっかり隠してますね。ガードが固い、というかこれが普通というか。」
「いやいやこの無防備さがまた鋼ののいい所とも言えるのだぞハボック。しかしアルフォンス君のように慎み深げなのもまた一興。」
「何真面目に考察してるんですか。お、アルがエドの体にタオルを巻きつけました。姉と妹のキャラは相変わらず逆転しているようです。」
「ふむ。見たまえハボック少尉。」
「はい?」
「こうしてみるとタオルの丈がずいぶん違うだろう?何故だか分かるか?」
「・・・そういえばエドよりもアルのタオルの丈が短いみたいに見えますね。同じタオルなのに。どうしてでしょう。」
「だから君は処女男なのだ。」
「・・・は?」
「胸だ。」
「胸?」
「そうだ。アルフォンス君のほうが姉の鋼のよりも若干、どころか随分と胸が大きいのだ。
つまり、覆う面積が大きいほどその分タオルの面積が多く使われ結果、あのように丈が異なるという結果になる。メモっておきたまえ。」
「何処にメモれって言うんですか。」
- 233 :湯煙物語3 :04/01/20 22:37 ID:bgzJ1Wkr
- 「よっしゃ、体も洗ったし早速温泉に入ろうぜ〜。」
「姉さん姉さん。お湯に浸かるときはタオルを入れるのはマナー違反だよ。」
「もう、付けろといったり外せといったりアルはうるせぇなぁ。母さんみたいだ。」
「ふふっ・・・。」
「アルにいわれてエドがタオルを取りました。・・・。」
「何だね。正直に言いたまえ。」
「平坦です。」
「スレンダーボディといえば聞こえはいいが要は幼児体型の域を出ないな。鋼の体は。
だから男に間違われるんだ。」
「対してアルのほうは・・・。ほほぅ。程よく膨らんだ初々しい少女らしい胸です。」
「同年代の少女の平均よりも大きいらしいな。(手元の資料をめくる)」
「・・・何スか、それ。」
「極秘資料だ。これ一冊の資料で島が一つ買える。」
「・・・大佐。」
「何だね。」
「エドは・・・まだ生えていないんですか?」
「ふむ。第二次性徴が遅いらしいな。アルフォンス君に比べ、薄い。」
「いいなぁ。アルの胸は大きくて。」
「もうそればっかし。姉さんだってちゃんと大きくなるよ。」
「俺だってブ、ブ、ブラジャーくらい買ってみてぇよ・・・。」
「何赤くなってどもってるのさ。・・・でもそうだね。姉さんがブラジャー必要になったら一緒に買いに行こうね。」
「いつになるかわからねぇよ。そんなの。・・・大佐にだって『あるかないか分からん』とかいわれた胸だし。」
「誰かに揉まれると大きくなるんだよね、胸って。」
「本当か!?・・・よし、揉めアル!」
「わぁ!胸突き出さないでよぅ!・・・じゃあ僕のも揉んで?」
「分かった!等価交換だ!」
- 234 :湯煙物語4 :04/01/20 22:39 ID:bgzJ1Wkr
- 「・・・エルリック姉妹乳揉み合戦に発展しました。いい眺めですねぇ。」
「ここで注目なのは乳首の色だ。鋼ののを淡い桜色と評するならばアルフォンス君のはもう少し濃い目の薄紅色だ。どちらも捨てがたい。」
「どうでもいいですけど大佐。『あるかないか分からん』なんて本当に言ったんですか?セクハラですよ?」
「む、そうか?事実を言ったまでだが。」
「天然でセクハラ親父なんスね・・・。」
「少尉。どちらを噛んでみたい?」
「・・・は?」
「あははははは・・・はぁはぁ。もうくすぐったいよぅ姉さん!」
「ははは・・・。・・・。」
「・・・どうしたの姉さん?いきなり僕の胸にもたれたりして。溺れちゃうよ?」
「母さんも・・・こんな胸してたっけ・・・。」
「姉さん・・・。」
「気持ちいいなぁアルの胸・・・。このまま寝ちゃうかも・・・。」
「駄目だよ姉さん。お風呂で寝ちゃ。もうそろそろ出よう?」
「ん・・・。」
「大佐。エルリック姉妹風呂場を出るようです。・・・大佐?」
「もう我慢できん!」
「は?」
「あの姉妹、私が直々に二人まとめて女にしてやろうではないか!」
「・・・大佐。落ち着いて。目が血走っていますよ。」
「少尉!あんなものを見せ付けられて平気なのか!?」
「そりゃあちょっとはドキッとしましたが正直もうちょっと成長してからの方が・・・。」
「だからいつまでも処女男なのだ!据え膳食わぬは男の恥!ここは力ずくにでも!いざ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。えー。雨の日に大佐が無能呼ばわりされたのは有名ですが
温泉での湯気の元でも同じようなものだと発覚しました。こっちまで被害が及ばないうちに撤収させてもらいます。」
(カメラの向こうでは絶叫と血飛沫が飛んでいる。
エドの「無能!無能!」という怒声と何か柔らかいものを蹴り続ける音。アルの戸惑ったような声とエドを止めようとしている声も響く。
続いてホークアイ中尉らしき声も聞こえたかと思うと――――銃声。一発、二発。そのままカメラが壊され、画面は無に戻る。)
- 235 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:41
ID:bgzJ1Wkr
- エロがなくてすみませぬ。修行の旅に出かけます。
エロは表現が難しい事を痛感させられます。
偉大なる神たち、真理様に敬礼しつつ終了いたします。お目汚し失礼いたしました。
- 236 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:28
ID:Dl7HjQOS
- 今日も神様たちがいらしゃってますね。皆様、お疲れ様です。
僭越ですが、203の続きを投下しに参りました。ひいた割には
つまらないもので、申し訳ありません。
- 237 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:32
ID:Dl7HjQOS
- 「本当にいやらしい体ですね」
くつくつと咽の奥でハボックがくぐもった笑い声を響かせる。
「この体に今まで何人の男をくわえこんだんですか?」
ロイ子の瞳から溢れる涙を唇ですいとりながら、ささやく。
「大総統、ヒューズ中佐、それに鋼の錬金術師?こんなんじゃ、ものたりない?」
長い指がロイ子の膣にぐっとおしこまれる。ひっとロイ子が咽を引きつらせて悲鳴を
あげた。いやいやと首を左右にふる。その度に癖のない黒髪がぱさぱさとハボッ
クの頬をたたいた。指を二本にふやし穿つように出し入れをくりかえす。浅い呼
吸を重ねるロイ子が途切れ途切れに言葉をつないだ。
「な…い。そ…んな、こと……して、ない」
ねちねちとロイ子をいたぶっていた手がとまる。すがりつくようなロイ子の瞳が
まっすぐにハボックを見つめる。
「そんなこと、してない」
赤く濡れた唇がはっきりと否定の言葉を口にした。ずるりとハボックの指が
引き抜かれた。つめた息がロイ子から吐き出された。呼吸を整えて訴えるよう
にハボックを見上げる。
「総統閣下も、ヒューズも鋼のも、触れてない。私の体にふれた者などいない。
少尉、おまえだけだ」
あふれる涙で顔をぐしゃぐしゃにして、しゃくりあげる嗚咽をこらえ必死に
訴える。私を信じて、と。
- 238 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:33
ID:Dl7HjQOS
- ハボックの指が頬に流れた涙を拭う。尚、言葉をつなごうとするロイ子の唇に、
もういいから。と、言うようにそっと指をおしつけた。
ロイ子と椅子に挟まれてぐしゃぐしゃになった上着をひっぱると、抱きしめる
ようにロイ子の体を包み込む。ぎゅっと、一瞬だけ力をこめるとすっと体を離
した。離れるハボックの体にロイ子が腕を伸ばして追いかける。大丈夫だから
とロイ子の指先を軽く握り、照れたように微笑んだ。
ぐずぐずと泣き止まないロイ子に困った顔を向けると、あやすように背を腕を
まわし抱き上げる。しがみつくロイ子を片手でささえて、ハボックは執務室を
見まわした。側面いっぱいに掲げられた総統旗に目をやると、ロイ子を抱えて
移動する。総統旗の前で立ち止まると端に手をかけた。
一瞬の躊躇の後、ぐっと手に力を入れ壁から引き剥がした。総統旗を吊り下
げていた金具がばちばちと音をたててはずれる。
クイーンズサイズのダブルベッドほどありそうな総統旗を執務室の床に広げ
た。壊れものを扱うようにロイ子をそっと横たえると、指の先ほども触れない
ように総統旗でロイ子の体を包み込んだ。ロイ子の体を隠すと背を向ける。
「大佐、着替えくらいおいてあるでしょう?俺、ちょっと外出ますから、
その、格好整えたら家に帰って下さい。そしたら、ここ片付けておきます
から。辞表は机の上においておきます」
そう告げると、振り返らずに執務室の扉へ向かう。
- 239 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:35
ID:Dl7HjQOS
- 「どうして?」
ロイ子がかぼそい声で問うた。ハボックの広い背中がびくりと震える。
「どうして?って、大佐、嫌でしょう?あんな事した男を部下として
側においとけますか。いつも大佐のこと、いやらしい目で見てんですよ」
自嘲するように言葉を吐き出した。
「ずっと大佐の事、あんなふうにしたかったんです。我侭で傲慢で女王様
みたいなあんたをめちゃくちゃにしてみたかった。俺みたいな男、あん
たの眼中にないんだなと思ったら、何かむかついて。謝ってすむ問題じゃ
ないですけど。本当、すいませんでした。好きにして良いですよ。
何なら、発火布持ってきますから、燃やしてみます?」
首を横にふるのが気配でわかった。
「こんな事言えた義理じゃないですけど、大佐、本当に綺麗でした。
俺、死んでも良いです。話長くてすいません。もう会う事ないでしょう
けど、好きでした。でも、迷惑ですよね」
はははと、乾いた笑いを残してハボックは執務室から出て行こうとした。
「待て」
ロイ子が小さな声で告げる。ハボックの動きがとまった。
「行くな」
ゆっくりと振り返ったハボックの目に飛び込んできたのは、腕をついて
上半身を起こした一糸も纏わないロイ子の姿だった。
「どうして?どうして、私を一人にする。おまえは私を抱きたかったん
じゃないのか?こんなふうにしておいて、今さらやめるなんてずるい。
そんな事、許さない」
マスタング大佐と、ハボックが泣きそうな声で名を呼ぶ。
「いいか。上官として命令する。今、ここで、私を抱け。おまえがしたい
ように私を抱いて、私の体をめちゃくちゃにしろ。命令だ」
- 240 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:37
ID:Dl7HjQOS
- ハボックが飛び跳ねるようにロイ子の側に駆けよる。嬉しさのあまり、
飛び上がって抱きつく金色の大きな犬のようにハボックがロイ子を押
し倒す。そのまま全身に雨のようなキスを降らせた。
くすぐったそうに身を捩るロイ子を掴まえると、まっすぐ視線をから
ませた。引き寄せられるように口付けあい、舌をからませる。苦し
いほどに絡んだ舌をほどくと、名残惜し気につつっと細い糸が引いた。
ロイ子の手が、今の今まで一分の隙もなくきっちり着込んだままのハボ
ックの軍服に伸びた。襟元に手をかけると、忙しなく破るように軍服の
前をはだいていく。下に着た黒いシャツをたくしあげ、脱がす。
ロイ子がハボックの上半身をあばこうとしている間、ハボックは編み上
げられたブーツの紐をほどき、ベルトを外した。ロイ子の細い指がハボ
ックのズボンのボタンを外すと、トランクスごとズボンを掴む。
絡めた脚で器用に取り去る。互いを隔てるもののなくなった体を
ぴったりと密着させる。ハボックの大きな手が、ロイ子の胸を包み込んだ
- 241 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:40
ID:Dl7HjQOS
- 余るほど大きなロイ子の胸が悦びにふるえた。ハボックの雄が脚の付け
根でその存在を主張した。おずおずとそれにロイ子が手を伸ばし、愛し
気に根元から掌で撫でる。それはロイ子の手の中で質量を増す。ロイ子の
耳の後ろに舌をはわせたハボックが余裕のない声で何事かをささやく。
頬を朱に染めて頷いたロイ子は脚を開いた。ハボックの指が確認するよ
うにロイ子の身の内をさぐる。充分に潤んだそこは抵抗なく、吸い込む
ようにハボックの指を受け入れた。熱い吐息を漏らすとロイ子は目を閉
じてその時を待った。猛り起ったハボック自身が、押し付けられる。
厚い壁をかきわけぐっと押し広げられる感覚がロイ子を襲った。反り返
る背を、ハボックが宥めるように押さえつける。
そんな感情など知らないようなロイ子の瞳が恐怖の色を浮かべた。
ハボックは逃げる腰を掴み、いっそう深く自身を突き入れた。
「いっ、たい……。いや、いた……い」
ハボックを受け入れたそこはちぎれるほどきつくハボックを締め付ける。
「大佐、力抜いて」
ロイ子の緊張をほぐそうと背や脇腹をなで気をそらそうとしてみる。撫で
る度にロイ子の体がびくびくと震えた。ことが終わった後で、ロイ子はその
時の感触を裸の神経を逆撫でされたようだったと言った。
ハボックが動こうとすると、背にまわされたロイ子の脚がからみつき動き
をさまたげる。苦しげにロイ子が喘いだ。意識が喜悦と苦悶の波間を漂う。
いきたいのにいけない拷問のような快感にロイ子の額に脂汗が浮かぶ。
苦しそうな息遣いにハボックはロイ子の体ごと身を起こした。膝に抱え
挙げられたロイ子の体が、自分の重みに耐え切れずにずり落ちそうになる。
ハボックは腕に力をこめると、その体を上下にゆする。遠くに光が見えた。
その光を掴み取ろうとして腕を伸ばした瞬間、ロイ子の体が波に攫われる
ような感触につつまれる。あっと、呻いてロイ子の体から力が抜けた。
崩れ落ちるようにハボックの体に斃れこむ。落ちていく体の奥で何かが
はじけた。
- 242 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:42
ID:Dl7HjQOS
- 次に目覚めた時、ロイ子は執務室のソファに横になっていた。
ハボックの腿に頭をのせていた。乱れた髪をすくハボックの手が
心地良かった。自分を覗き込むハボックと目のあったロイ子は恥ず
かしそうに、シーツ代わりにかけられた総統旗を引き上げると顔
を隠した。動いた布の上にハボックが花弁のような形の紅い染を
みつける。布の上から、盛りかがった双球をなでロイ子の注意をひく。
「大佐、どこか怪我しました?」
すまなさそうな声にもぞもぞとロイ子が顔を出した。ばつの悪そうな
表情をハボックは怪訝に思う。
「怪我じゃない」
「本当に?」
「ばか……」
ロイ子の肘がハボックの腹を強くおした。痛っとハボックが呻く。
「初めて、だと言った」
真っ赤になってそっぽをむくロイ子に、あっと驚くとがしがしと前髪を
かきあげる。破瓜の印だと察した。
「そんな事言わせるな……」
ぼそぼそと語尾が小さくなっていく。拗ねた表情が幼い。
「29にもなって、経験がないなんて言えない」
怒ったようにロイ子がハボックに言った。そんな事を気にするのかと、
いっそう幼くなった表情が愛しかった。
- 243 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:55
ID:2DrXOYYU
- 後日談
それから何度か体を重ねたある日。
執務室での経験が忘れられないと、潤んだ瞳でロイ子はハボックに強請った。
初めてだと、照れて怒ったロイ子の進歩の速さにハボックは下心付きで頷いた。
ハボックが了承するのを、見て取るとさっそくハボックを執務室にひっぱる。
誰もいない執務室に鍵をかけると、にやにやといやらしい笑みを浮かべる
ハボックに嫣然と極上の笑みを返す。右手にはめた発火布をひっぱり錬成陣を
見せ付けると、驚くハボックを追い詰める。
「忘れられないとは言ったが、やらせてやるとは言ってないな、少尉。
さあ、誰もこないから思うぞんぶんいたぶらせてもらおうか」
机まで追い詰めると、足払いをかけ椅子に押し付けた。
許して。と力なくハボックがその後どうなったかは定かではない。
終
- 244 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:58
ID:bgzJ1Wkr
- >>237-243
神キター!!!!!!!
処女ロイ子というパターンは目新しいんじゃないでしょうか。
とにかく乙です。リアルタイムで追わせて頂きました。おかげでまだ風呂に入っていません。
これから入ってきます。ハァ・・・。ロイ子はイイ!
- 245 :名無しさん@ピンキー :04/01/20 23:58
ID:2DrXOYYU
- 本当にすいません。ひっぱったわりにつまんなくて。
しばらく修行の旅に出て参ります。一度、エロ書いて見たかったのですが
やはり力不足がいなめないかと。良い勉強になりました。
ありがとうございました。
- 246 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 00:01
ID:wY1/aPPJ
- _| ̄|○ノシノシノシノシノシノシノシ
萌えすぎでどうにかなりそうだよネ申よ!
ヤバいぐらいにロイ子犯罪的に可愛すぎ!!
しかも乙女ですか!ロイ子が乙女だ(*´д`*)ハァハァ
- 247 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 00:39
ID:epMcvw5o
- こんなすごい神の後に投下するのは気が引けるのですが…
マルコー×ロイ子を投下します。
- 248 :イシュヴァールの戦場にて :04/01/21 00:40
ID:epMcvw5o
- 賢者の石、それはティム・マルコーが研究しているものだった。
マルコーがグラン大佐に呼ばれ、研究成果を出すように言われた時にロイ子は隣に居た。
マルコーが賢者の石を戦いに投入するのが嫌だという事がロイ子にもわかっていた。
そしてロイ子もまた、マルコーと同じ気持ちであったのだ。
だが、マルコーの意思は無視されて明日からの使用が決められた。
肩を落として部屋を出て行くマルコーにロイ子は付いて行った。放っておく事が出来なかったのだ。
「ドクター…」
「ロイ子か」
マルコーを椅子に座らせ、飲み物を持ってくるとやっとロイ子のほうを見てくれた。
「すまん、すまんな…」
マルコーはロイ子に向かって謝る。ロイ子は優しい女性だった。こんな戦いには相応しくない。
ロイ子はそんなマルコーの様子をずっと見ていた。ロイ子にとってマルコーは信頼出来る父親のような存在だったのだ。
「謝らないで下さい」
ロイ子はそう言った。そして不意にこみ上げてきた衝動と共に、マルコーに抱きついたのであった。
「謝るんだったら、私を抱いて下さい」
そんなロイ子にマルコーは驚きを隠せなかった。
「ば、馬鹿な事を…何を考えているんだ」
だがロイ子はますます強くマルコーに縋りつく。
「明日になれば、私はもっと人を殺します。私が人間であるうちに…」
その原因となるものを作ったのはマルコーなのだ。マルコーはそんなロイ子の悲痛な叫びを聞くと、居ても立ってもいられなかった。
そのままロイ子を横抱きにし、ベッドに連れて行く。戦場の安宿のベッドは軋んだ音を立てた。
- 249 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 00:42
ID:epMcvw5o
- すみません…エロまでは無理でした…。
また明日来れたら続きを投下致します。
- 250 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 04:32
ID:Jbjkuxdn
- >奥様エド子
(´Д`;)ムッハー このシチュエーションイイ!
ぜひ次回作は夜の営みをキボンヌであります(*´Д`)ハァハァ
>湯煙
姉妹マンセー(´∀`)ハァハァハァハァハァ
- 251 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 07:16
ID:Hm4BbIh/
- エルリック姉妹はエエノウ…(;´Д`)ハァハァ
姉妹だったら軍部の宣伝・広報なんかをやらされてそうだ
軍人募集のポスターモデルや1日大総統あたりをw
アルは軍属じゃないけどね。
- 252 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 13:36
ID:r4kud6ii
- >>231>>232>>233>>234
テンポいい…!気持ちよく笑わせていただきました。
エルリック姉妹はええのお。
- 253 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 16:19
ID:ZYMXOR+F
- すべての神々にありがとうを言いたい…!
こんな萌えるものを書けるなんて心底羨ましい限りですよ!
(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
- 254 :妹⇔弟? :04/01/21 18:33 ID:SO+ngdjB
- 「姉さん。# もうそろそろ、寝た方がいいんじゃないかな。
明日、またセントラルに行くんでしょ?」
妹のアルが研究書を読むエドに声をかける。
先日、人体練成が上手く行ってアルを元の姿に戻してやる事が出来た。
自分の腕や足の方は上手く行かなかったけど。
徹夜明けで朦朧とする頭を振り浴室へ歩き出す。
浴室に向かうついでにアルに声をかける。
いつものように一緒にお風呂に入ろうと
脱衣所でズボンを下ろしていたアルの手が止まった。
「うわーーーーー!!」
続いて姉のエドも大声を上げた。
「ああああー!!すまんアル!!
練成……失敗しちまった!!」
絶叫し、目の前で手を合わせて謝る姉の姿に目を白黒させていると
アルは自分の体がいわゆる「男の子」の身体になって居たのに気が付いた。
昨日迄は「女の子」の体だったのに……
練成し立ての時は物凄く不安定で、いきなり性別が変動してしまう事も
良く有るらしい…と聞いた事があるアルはそう姉に伝える
頭を押さえながらエドは
「う〜ん……まずは風呂入っちゃわないとな。」
取りあえずお風呂に入って背中を流してもらっていたアルは
いきなり自分の足の間に生えた分身を見て目を白黒させていた。
- 255 :砂礫の大地〜夜は快楽の大地〜 :04/01/21 19:42
ID:6uaJyh8a
「そろそろイきたいんじゃないのかい?」
「あっ!」
容赦なく襲うピストンがエド子を刺激する。休みなんかない為、
徐々に体が疲れ始め息を肩でし始めていた。
髪が乱れ、顔は涙で濡れていて、もう自分なんか捨てたいとさえ思うが、
弟が見てる前でそんなことできるはずがなかった。
「いやぁっ、も・・もう・・あっ!ああんっ!」
「聞こえないよ。はっきり言わなきゃ。」
「やっ、あっ、あっ!!」
「ほら、言ってごらんよ。」
(くそっ!こんな・・・こんな奴なんかにっ!!)
愛液のいやらしい音が響く中、どうにかイかまいとどうにかがんばる。
アルにこんな淫らなすがたをこれ以上見せたくないらかだ。
「あぁっ、くっ・・・っ!!」
「言わないのかい?」
「そ・・・そんなのお前なんかに関係ないっ!」
「へえ、まだそんな口が聞けるんだな!」
ズズッ!!
「あああぁっ!!いやっ!あんっ!」
「最高だろ?」
「だめえっ!それ・・・いじょうっ!!動くなっ!」
「まったく、頑固だね。」
そう言うと、偽兄はエド子の体勢を変えさせた。
- 256 :24 :04/01/21 19:43 ID:6uaJyh8a
- 短くてスマソ。時間がないので続きは明日。
いよいよバックです。強制ローターももうすぐです。
- 257 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 21:09
ID:9rR7X9V2
- DVD第二巻の裏鋼、まさにこのスレを見ているかのような内容でしたね・・。
妹アル。。
- 258 :妹⇔弟? :04/01/21 22:07 ID:8Ufs7UKl
- エドも気のせいか胸がもやもやとするのを感じる。
お風呂から上がって服を着てみると姉の服は丈がちょっと足りない。
どうやら頭一つ半分自分の身長が高い事に気が付く。
鎧の頃は断然自分の方が身長は高かったのだが。
結局、服の方はハーフパンツに丈が足りないけどTシャツ
をお姉から借りて着る事になった。
「姉さん!姉さんってば」
アルの大声で目覚めるとアルが絶叫していた。
着替えをしていたら…分身が立ち上がっているのに気が付いたらしい。
男の体は人体練成をする時医学書で読んでいたのだが……目の前にどんと
持って来られるとやっぱり気恥ずかしい。
「アル……これ何?」
「……どうしよう。」
二人で悩んだ末……最も相談したく無い相手に相談する事になった。
取りあえずロイの自宅に直接電話をかける。
「あの、大佐ですか?
何かとんでも無い事になっちゃって………。」
一部始終を語ったエド。
早朝の電話に叩き起こされたロイは酷く不機嫌な声で
「そうか……鋼の。
元、妹ならば恥ずかしくあるまい。
いいか、これから言う事を実践しろ
*しばしお待ち下さい*##
…………以上だ。
鋼の、の健闘を祈っておこう。
では、昼過ぎに東方指令部で待っているからな。」
そして、電話が切れた。
「……姉さん?
大佐は何て行ってた?」
- 259 :妹⇔弟? :04/01/21 22:08 ID:8Ufs7UKl
- 心配そうに姉の顔を見るとその顔は真っ青だ。
「何かこの竿って所を手で握って上下に白いのが出るまで擦れって」
アルはそれを聞いて
「う……ん
大丈夫かなぁ……」
「やる…しか無いよな。」
エドは初めて触るそれを手で握っり上下に動かした。
「んん……っ!!」
アルが苦しそうな声を上げる
「大丈夫か?」
「な……何かくすぐったいって言うか
……っあ!!」
アルが更なる声を上げる。
苦しそうなアルを心配しながら
「苦しいならやめようか?」
「ううん……我慢するから…
な、なんか…来るみた……んっああ!!」
背を逸らせて達したアルのそこから白い液体が勢い良く腹を濡らす。
「な………何だよこれ。
大佐が行ってた白いのって……これ?」
その液体をタオルで拭きながら…元妹の弟の腹をぬぐってやった。
気が付くと先程迄立っていたそれが大人しくなっている。
「わ……元に戻ってるぞ、アル!!」
「やったね!姉さん!」
手を取って喜ぶ
元妹の弟と姉の姿があった。
(続く)
- 260 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:27
ID:8Ufs7UKl
- 大きなトランクを抱えたアルとエドはイーストシティの駅に到着した。
「やっと付いたな…。」
「迎えの人はどこだろう……あ!色ぼけ軍曹さん!!#セントラル勤務だったのに左遷されたの?」
そう言われた軍人は盛大にコケる。
「あれ……エドワード君?
こちらは?」
そう言われて、エドは詮索されないように
「あ、これは……アルフォンスが元に戻ったんだ。」
とだけ告げた
「え?エルリック姉妹って聞いてたんだけど弟さんだったのか。
こりゃ一杯食わされたねー。# あ、それと大総統との会食でマスタング大佐が中央行っちゃうから# 予備人員で来てるんだけど、自然の豊富な東部も悪い物じゃないなー。」
深い詮索がされなかった事にほっとし、軍曹の手配した車に乗って
東方指令部へと向かう。
取りあえず朝のお礼を言おうとロイの執務室へ向かうと
リザ中尉が書類を纏めていた
「エドワード君、そちらの人は?」
やっぱり聞かれた
「えと……元の姿に戻ったアルフォンスです。」
そう言うと
「妹さんって聞いてたんだけど……」
「いや、これには深い事情があって……」
そう話していると扉をバン!と開いてロイが姿を見せた
「今日の書類の方は…」
リザが声をかけると
「鋼のと、妹君!」
勢い良い声に指を差されたアルが
「え?」
と反応する
「今すぐ私に付いて来い。」
と二人の腕を急かすように#引っ張って連行して行った。
- 261 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:29
ID:8Ufs7UKl
- …………
「何だよ大佐!!」
地下の資料室に連れ込まれたエドとアルフォンスはその尋常では無い
ロイの雰囲気に後ずさる。
「君は…女には戻りたくは無いかね?」
「うん!戻りたいです!」
「練成したのはいつだ?」
「一昨日の夜だったと思うんだけど。」
「時間が無い、鋼の。
君は処女か?」
「な………っ!!!」
「処女かと聞いている!」
「ああ、処女…だけど。」#「処女と性交を行いその精液の混じった血で
先程迄私が独自に調べておいた練成陣を描けば
君の弟は妹に戻れる。」
「それと…初潮は来ているか?」
「っつうか!!俺は15歳だぞ!!!」
「……正直に答えろ。」
「……………………………まだ。
って!!
この質問は練成にカンケーねーだろうが!!」
「でも、それって……?」
「ええええ!!!??」
「私としても、男ばかりでは花が無いと思ってな。
妹君の方にも是非、女に戻って欲しいのだが。」
「元に戻りたいんですけど……それって…………」
「今すぐ、そこの鋼のとヤれ。」
- 262 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:31
ID:8Ufs7UKl
- 「ええええええええーーーーーーー!!」
二人の絶叫が重なる
「ヤれって言われても……
血の繋がった実の姉さんとするなんて……。」
言い淀むアルフォンスを前に
「鋼の、お前はどうなんだ?妹を元に戻してやりたくは無いか?」
「………俺の処女位でアルフォンスが元に戻るなら…」
「では、答えは決まったな。
では私はこれで失礼するとしよう。」
そのきっかり1時間半後に様子を見に来たロイだったが……
「どうしたんだ、二人とも?」
「いや……実は………。」
「ヤれって言われてもどうするか解んなくて……。」
「そうか、ならば私が何とかしてやろう。」
即座にロイの目つきが凶暴な物へと変わって行く。
「鋼の……そして妹君。さぁ、始めるぞ。」
しぶしぶとロイの元に来たエドの手首を掴み
シャツをたくしあげる
「なにす………!!」
唇を奪いズボンをずり下げる
「すまないが時間が無い、今日は大総統府で会食の予定が入っていてな。
そうこうも言ってられまい?」
その手が露になった秘所へと移動し、肉芽を指で押しつぶす
「……んっ!!……んんん!!!」
口付けられたままのエドは初めて味わうその強すぎる感覚に
くぐもった喘ぎをもらす。
「何をしている!早くこっちへ!」
切羽詰まったようなロイに呼ばれ
「は、はい!」
間抜けな声を上げて答えてしまうアルだった。
- 263 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:32
ID:8Ufs7UKl
- 「鋼ののココを舌で愛撫……
まぁ簡単に言うとだな、気持ち良くなるように
しっかりと舐めてやれ。」#「わ…分かりました。」
そう言われ恐る恐る舌をちゅっと秘所に触れる
「や……そこ汚な……」
泣きそうな顔でもがくが既に遅い。
「綺麗な桃色だぞ?汚くも何とも無い。
おまけに甘い蜜迄垂らしているじゃないか?」
次にロイの手が未発達の胸の上にあるぷっくりと膨れた乳首を摘むと
「んはぁ!!!」
可愛らしい声を上げて体を反らせた。
その反動でアルの舌がクレバスの奥に付き込まれ
「んァああう!」
新たな喘ぎを上げエドは早急な快感に追い立てられて行く
エドの秘所の具合を確かめた後、ロイは丹念にその秘所を愛撫している
アルフォンスのズボンをずり下げた。
そこはエドの声を聞いて興奮したのか屹立している。
それをロイがやわらに掴みエドの太ももに擦り付ける
「ん…んん!!」
アルが切な気に声をもらす。
「良く聞け、これを今から鋼の…ここに入れるんだ。
ゆっくりよりも、一気にやった方が痛くは無いと聞くな。」
アルは秘所にそれを押し当てる。
「いや…怖い!!アル!!や…っぱり……!!」
エドが頭を振って抵抗するが、がっちりとロイが体を押さえ付けている為
身動きが取れない
「…ごめん!姉さん!!!」
謝りながらもアルが一気に腰を突き出す
- 264 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:34
ID:8Ufs7UKl
- 「ぁああ!!!!んん…………!!!!」
エドの喉から高い喘ぎの声がもれる。
「ね…姉さん…きつ…!!」
アルも辛そうにそのきつさに眉を寄せた。
「鋼の、痛くは無いか?」
破瓜の血の多さに心配したロイが聞く。
「ううん、全然痛くな………な!!!なにこの血!!」
「最初は皆、痛くて苦しむ場合が多いのだが…幸運だったな。
よし、そのまま動けばいい。」
そうアルの背につっと指を滑らせるとびくんとアルの体が反応し
エドにもその衝撃を伝えた。
「ん…姉さんっ!…何か変っな……!!」
「んっ!!アルっ!!!……ああっ!!ふぅ……っん!!」
ぎこちなく腰を動かす二人だが確かにそれは両者の間に
快感を生み出して行く。
「ふふ…可愛らしいものだな?二人とも。」
それを眺め感慨深気にロイは呟いた。
「ア……ル!!何!!う…はぁああっん!ああああっ!」
がくんと体の力が抜けた後
不意にエドの背が反り汗の玉が弧を描いて跳ぶ
「ね…姉さ…!!!あうっ!!!」
きつく締め付けた秘所にアルも耐え切れずに達してしまう。
息を付かせる二人の結合部から血と精液が混じりあったピンク色の液体が
流れ落ちている。
それを手ですくい取り素早くアルの腹に練成陣を描く。
「そこに集中すれば君は女に戻れるはずだ。」
そう言われ集中すると光と一瞬の衝撃で
アルは後ろに吹き飛ばされる。
その光の強さに目が慣れた頃………
「姉さん!!僕!女の子の体に戻れたよ!!」
喜びながら全裸で姉の元に走っていくアル。
- 265 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:35
ID:8Ufs7UKl
- 身長は元々高い方なのか男の時と変わらずエドよりも頭一つ半分高いままだ。
顔が少々少年っぽいのはまだ成長途中だからなのだろう。
「良かったな…アル!!
ってぇえええええ!!!!」
エドの股間には立派な逸物がぶら下がっていたのだ。
「うわ!!!今度は姉さんが兄さんになっちゃったよ!!
しかも違和感全っ然!無いよ!!」
胸のサイズも女の時のままで体型も特に変わらず
股間に付いているものだけが違っていた。
妹の声に
「違和感無いとか言うな!!
男になったら身長伸びるとかそう言うおまけ付きじゃねえのかよ……」
後ろに吹き飛ばされていたロイも驚きの表情だ。
「……鋼の、言いづらいんだが。
もしかするとだな…練成陣を間違えたようだ。」
が、変わらぬ秘所のあたりの痛みにエドが股の間を見ると……
「ぎゃあああ!!!!!」
更なる絶叫が地下室に響く
「こ…これって姉さんって言うか兄さんだし……
頭混乱して来た………。」
それを見たアルもショックでへなへなと座り込む。
ロイがその絶叫の原因を確かめようとエドの秘所をまじまじと見る。
やはり、それをみてショックで固まる。
エドのそこは所謂ふたなりとか言う状態になっていたのだ。
「オイ、コラ!無能!!
っん…ぜん!話が違うんじゃねーかよ!!」
エドは毛を逆立てた猫のように怒り出す。
が、気にした風も無くさらりと
「お得じゃ無いか鋼の。
前も後ろも楽しめて更にアナルも使えば3wayだぞ。」
この状況で言ってはならぬ事を言ってしまい
機械鎧の腕で思いきりビンタを張られる。
- 266 :(弟−妹)+姉=? :04/01/21 22:37
ID:8Ufs7UKl
- 「なんつー事してくれたんだ!!
なぁ!あんた責任取ってくれんのかよ!!!!」
目に涙を浮かべながらエドがロイの襟刳りを掴んだ。
既に服を身に着け終わり
「姉さん、服………。」
そう言いかけたアルをロイが制止し
「まだ、服の方は必要無い。
妹君のほうは先に上に戻っているといい
まだ鋼のの方には用事がある。」
そう不敵に微笑み低い声で呟いたロイに
「?」
きょとんとしながら、アルは扉の向こうに姿を消した。
「責任なら心行く迄、じっくりと取ってやろうじゃ無いか。
もう処女では無いのだから遠慮する事はあるまい?」
エドの襟首を掴んだままの腕を押さえ込んで自分の下に押し倒した。
「ぎゃああ!ちょっと待てーー!!!
変なとこ触ってンじゃねー!!
無能!人間ライター!!チャッカマン!昼行灯!
アルぅーーー!!助けてぇええ!!!
……ぅぁ…んはぁあっ!!」
その叫び声は届かず空しくも地下室を震わせるだけであった。
当のアルはそれに気が付く事無く上に戻って
軍の売店で身長が伸びない!!
と悩む姉の為に牛乳を買って待っていたとか?
(続く)
- 267 :名無しさん@ピンキー :04/01/21
22:51 ID:8Ufs7UKl
- 微妙に続き物でスマソ。
>>180
それ作ったの実は自ry(((´Д`;)))なのでロイ子も有りかと。
某スレに投下した物の改変版でも良ければグラン准将×ロイ子等も在庫があるので
需要があれば出庫するカモ。
- 268 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 23:09
ID:zkAZN3kK
- >>156の続き、ロイ×エド子投下します。
表面をなぞるだけだった舌が、内側に侵入してくる。
先をすぼめるようにしてロイはエドの中を犯した。
湿った舌が柔らかな肉との隙間をなくし、境界線をあいまいにする。
エドは彼の唾液のせいだけではない濡れた感じをそこに覚え、自分の身体の変化にとまどった。
「ひくっ……あ、あ、あ」
一度自覚してしまうと、あとは止まらなかった。
オレの身体は感じて反応している。
人間はずいぶん現金にできているものだ。
与えられる快楽を逃がすまいと、貪欲に刺激を求めている。
身体の中から流れ出る愛液がロイの舌と混ざり合って水音を立てた。
手が使えたならきっと耳をふさいでいたに違いない。
ロイは的確に花びらの奥を暴き、ときおり吸い付いたりしてはエドに甲高い悲鳴を上げさせる。
「ひぁああっ!!」
外に声が漏れてしまったら、廊下の向こうに聞こえてしまったら――――
そう思ってもどうしようもできない。
「はぅっ、あぁ……んんっ、はぁ、は……っあ!」
抑えようと意識すればするほど感覚は研ぎ澄まされ鋭敏になっていき、ますますひっきりなしに嬌声があふれる。
悪循環だ。
ロイは顔を上げず、舌を忙しく動かしつづけた。
いつの間にはずしたのか、左手にも発火布の手袋は見当たらない。
壁と身体の隙間に手が突っ込まれ、エドの双丘を少し強めに揉みしだく。
ちゅく、とクリトリスを吸い上げられ、エドは一気に昇りつめてしまった。
「ん、ふあああああああ――――っ!!」
甘くかすれた絶叫とともにのどがのけぞり、全身を震わせてエドはイった。
がくりと弛緩し、自分の体重を支えるのもやっとといった様子のエドの肺は、呼吸を取り戻そうと必死に働いている。
火は未だ消えず身体の内側で燻っていて、エドは奇妙な余韻を味わっていた。
口が裂けてもロイには言わないが、気持ちよかった。
ロイは肩にかけていたエドの足を降ろすとゆっくり立ち上がった。
次に何が待っているのか予測できないほどエドは無知ではない。
初めてって痛いっつーけど……どのくらい痛いんだ……?
- 269 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 23:10
ID:zkAZN3kK
- エドは眼だけでロイを見上げ、ロイはそんなエドをやわらかく壁に押し付けた。
ひんやりとした石の感触が火照った肌に心地良い。
ロイの指がエドの入り口を開き、中からとろりと蜜が零れ落ちる。
そこに男のものが当てられたのを感じたとき、思わず身体が逃げそうになったが、壁に阻まれた。
「や、やっぱ駄――――ぁ!」
これ以上後ずさりしようとしても、後ろは壁だ。
「つ……!」
何かがエドの奥深くに入ってこようとしている。
足がこわばり、緊張するのがわかる。
「くっ……」
ロイが小さくうめいた。
ただでさえエドの中はきついのに、余計な力まで入ってしまっている。
「鋼、の……もう少し力を抜いてくれないか」
「そっ……そんなこと言ったってさっ、無理に決まってん……だろ!」
「困ったな。これでは動けない」
「いっ、いていていて! てめぇ、ちゃっかり動いてんじゃねぇか!!」
「おや、私は確か、痛くしても良いと許可をもらったはずではなかったかな」
それを持ち出されると、エドにはもう何も言えない。
(……ちきしょー)
だってなんかこんなに痛いと思わなかったっていうか傷の痛みとこれはやっぱ別物っていうか殴られたほうがまだ気が楽でましだったっていうか。
「とはいえ、このままでは私もつらい」
ロイはエドの硬くなった桜色の突起をつまんだ。
「!」
ぐりぐりと捏ね、押しつぶすのを繰り返していると、だんだんエドの頬がうっすらと染まってきた。息も荒い。
受け入れる場所も慣れてきたのか、ロイは先程よりは動きやすくなったようだ。
少しずつ奥へと押し入り、ようやく全部を納めたが、その間エドは『痛い』と言いどおしだった。
- 270 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 23:12
ID:zkAZN3kK
- 「痛みは平気だと啖呵をきった割には、案外こらえ性がないな、鋼の」
「うっさい! 誰のせいだと思って――――」
ロイは一突きで黙らせると、あえぐエドの腰を揺さぶった。
破瓜の血が流れ、白い足に赤く模様を描くその様は生々しいと同時に美しかった。
「いっ、あ、んあっ、いっ」
下から突き上げられるたびに、身体同士が擦れる音が耳に届く。
こんな痛くて気持ちよくて疲れて恥ずかしいこと早く終われ。
エドの祈りが通じたのはそれからどのくらい経ったときだったか定かではない。
内股を伝う血と男の体液が気持ち悪い。
そうロイに告げたことを、エドは今とても後悔していた。
「あのさー……」
「なんだ? 鋼の」
「これ、いーかげんそろそろはずしてくんない? オレ、自分でやるし」
「なに、遠慮するな」
「嫌がってんだよ!」
ロイはエドの抗議などどこ吹く風で、エドの身体を拭い清めている。
「だから、拭いてくんなくていいってば!」
「すまなかった」
「謝るぐらいならやめてくれ、そんなとこまで拭くの」
だが、ロイはもう一度謝罪の言葉を繰り返した。
「すまなかった」
そこでようやくエドは、彼が謝りたいのは別のことなのだと気づいた。
なに? と促すと、ロイは口を開いた。
「避妊ぐらいはするべきだったな」
「ああ――大佐、子供できたら困るもんな?」
「そうではない、私のことより、君の身体に負担がかかるだろう」
そう思うなら最初っからこんなことすんなよ――――とは言わない。
エドも、この行為の裏に何か事情がありそうなことぐらい、今なら薄々感づき始めているから。
- 271 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 23:14
ID:zkAZN3kK
- 「大丈夫だよ」
「何を根拠に。まさかたまたま安全日だったとでも?」
「安全日とかそれ以前に、オレまだ子供作れる身体になってないし」
「……何?」
「だーかーら、生理がまだなの。きてねーの。おわかり?」
「そ……それはまたなんとも遅咲きな」
「いーだろ別に! 世の中には17、8でくるやつだっているらしいぞ!」
むきになって反論するエドに、ロイはくすりと笑った。
その笑みにはもう、エドが怖いと思うような要素はひとかけらも残っていなかった。
「どわー!! 服も自分で着るって!! うわっなにす……はーやーくーこーれーはーずーせ――!!」
引き伸ばしたくせにエロぬるっ!
たぶん次の投下で終わるかと思います。エロも何もないエピローグだけですが。
- 272 :名無しさん@ピンキー
:04/01/21 23:19 ID:yyQ0JmqJ
- 今日も神がイパーイ(*´Д`)ハァッハァッハァッハァッ
すべての神にグッジョブ!
- 273 :名無しさん@ピンキー :04/01/21 23:38
ID:VRHzVhT/
- アル子萌って少ないのかなぁと思い描いてみました
ttp://akm.cx/2d/img/995.jpg
- 274 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 00:34
ID:eFnifOMw
- >272
そんな補足いらんだろ。
- 275 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 01:04
ID:YlhJkVnJ
- >>273グッジョブ!
ロリ顔にあの乳がたまらんデス。
母性的な大らかさに(*´Д`)ハァハァだ!
少ないと言われると、アル子萌えじゃい!と手を上げたくなるゾ(゚Д゚)ゴルァ!!
- 276 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 01:20
ID:AVlqkoac
- >271氏
乙!
おお、次で終わりなんすね。
行為の裏事情が激しく気になるのでエピローグ楽しみだなぁ。
これなんだか自分の萌えポイントにヒットしている話だー。
モエーーー!!!
- 277 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 01:56
ID:L7D5enJQ
- 自分もアル子萌えだ!
今までのアル子みんな萌えだ!さらなるアル子神降臨モトム
- 278 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 02:18
ID:aDnNSBRv
- 神々よ、今日も萌えなSSを読ませて下さったことに感謝します…
遅レスでスマソ。
>236-243
ハァハァ…後日談がまたイイ感じに効いてます。
時に乙女、時に腹黒なロイ子がツボにキました。ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
>268-271
ロイ×エド子キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
いや充ー分エロいですw
エド子の台詞の言い回しがいかにもエドらしくてイイ!
>273 ウマー!
そしてカワエエ…
- 279 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 04:54
ID:UJIIJ3NS
- >>273
GJ!!
こんな可愛くて薄着な妹がいたら……
外では男達の魔の手から防衛、家では自らの欲求と戦うエドは大変だ(´Д`;)ハァハァ
>>277
正直アル子祭りでも起きないかと東の方向に向かって祈ってみる。
- 280 :親友悪遊? :04/01/22 05:44 ID:UJIIJ3NS
- 妹⇔弟?>>
(弟−妹)+姉=?
>>の続きになります。
地下室で押し倒されたエドだったが
やばい!!突っ込まれる!!
そう思って目を閉じた時……。
少し遅れてロイの動きが完全に止まってしまった事に気が付いた。
「鋼の、驚くな……と言っても無駄か。
何より……私も驚いている……。」
軍服の上着を脱いだロイの胸の間で何かが揺れた。
更に前を開けるとそこには豊満な二つの球体。
「………あんたも巻き込まれたって事か。」
「ああ……そうらしい。」
そうおもむろに立ち上がるとごそごそと股の辺り
をまさぐり出した。
「………………。」
確認したのか、その手が止まり蒼白な顔をエドに向ける
「完璧に……女になってしまったようだ。」
ショックの余り地下室のコンテナに座り込んだロイに
「あのさ、さっき…やったのもう一度やればいいんじゃ無いのか?」
いいアイディアと手を叩くエドに、がっくりとしたままのロイは
「ああ、だが……この後、大総統府で会食があるのだよ。
第一こんな胸では出られないだろう?」
シャツの前を閉じながら溜め息を付く。
「古い方法だけど……サラシとか?」
思い付いたように無い胸をサラシでいつも覆っているエドが言う
「実は、あと7分程で出発だ。
買いに言っている暇等…全く無いのだよ。」
眉根を寄せて絶句する。
「分厚い軍服だし、バレねーって!」
- 281 :親友悪遊? :04/01/22 05:45 ID:UJIIJ3NS
- 「………そうなる事を祈ろう。
二日後の朝、またここで待っているからな。」
「うん、じゃあまた。」
そう、交わし二人は地下室の重いドアを開いた。
「姉さんお帰り!
身長伸びないからって悩んでたでしょ?
はい、牛乳。」
それを受け取り
「ぎ!ぎゅううにゅうう!!?」
がくがくと震えながらそれを受け取る。
「ねーさん……伸びないよー?」
半ば脅されるように鼻を摘んで一気のみする。
「うげ………。」
そしてその頃
「マスタング!遅いじゃねえか!!」
軍法会議所のヒューズ中佐がセントラルの駅でロイを出迎えた
厚いコートを羽織っているので今はバレないが、会食の時は不安だ。
「ああ、待たせて悪かったな。」
久々に会う親友の顔を見て少しばかり安堵する。
タクシーを拾いそのまま大総統府へ向かう
分厚い軍服だが伸縮性が無い為、放慢なこの胸では
胸回りがきつく息が正直苦しい。
その顔を心配そうに覗き込み
「お前、何だか今日は顔色良くねぇぞ?」
やはり長らくの親友には顔色が窺い知れてしまうらしい。
「いや、なぁ…会食が二日連続で有るからっつたらよぉ……
カミさんが娘連れて実家遊びに言っちまったんだよ。
家に居てもつまんねぇから、一晩の酒位付き合えや。」
- 282 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 05:55
ID:UJIIJ3NS
- のんびり過ぎていつの間にか家を出る時間になってしまったので
また、今晩に。
>>271
エピローグの事情に気になってみる(´Д`;)ハァハァハァ
- 283 :スカートの奥の奥 :04/01/22 18:57 ID:TDhIePTx
「別に、嫌とかは思わないんだけどさ。」
「じゃあ、何が不満なのかね?」
少しぷぅっと膨らませた頬を赤くして、ロイを睨みながらエド子は不満げな声を口から
そっと漏らした。久々に訪れた東方司令部のロイ・マスタング大佐のオフィスに、
挨拶をして入ったのは良かった。問題はそこからだ。報告書を手渡すと、
彼は自分をジッと見つめて首を傾げたのだ。「何?」と尋ねると、彼は簡単に、
「今日は何柄の下着かね?」
と、まるで今夜の夕飯のメニューを聞くような感じで聞いてきた。
さすがにその質問にびっくりして顔を真っ赤にさせながら、俺は怒った。
でも大佐は笑うだけで、相手には全然なんなかった。
くやしいとは思うけど、俺大佐のことが好きだからこういう・・・・なんと言うか、
笑いがある暖かい会話が好きだった。でも、下着のことを尋ねるなんて、
そりゃあ不満のひとつやふたつ簡単に出てくる。
そして、今に至っているワケで、何が不満だと聞いてくるロイに頭を悩ませた。
「ふ、不満とかじゃなくてさ・・・・あんまり恥かしいこと簡単に言わないでよッ。」
「・・・・下着のことかね?」
「そうだよっ!!って、だから簡単に言うな!」
「いいじゃなか。好きなこの下着の柄を聞いてって。」
「それじゃあ、変態だ!」
「変体ではない。ふつうのことだ。」
恥かしい・・・・。すっごく恥かしい。大佐がジッとまた見てる。
そんな下着の柄なんて知りたいのか?まあ今日の俺の下着の柄は、いちご柄だけど・・・。
言う気になれないな・・・・・・。
「・・・・・・・・・・まだ、教える気にはなれないかね?」
「も・・・もちろんだっ!!」
「なら、無理やりにでも見るが?」
「・・・・・脱がすのか?」
「ご名答。」
- 284 :スカートの奥の奥 :04/01/22 18:58 ID:TDhIePTx
- 脱がすということは、明日腰が痛くなることが決定しているみたいなもんだ!
やだと言っても流されてそのままセックスにもちこまれる。
別に大佐とのセックスが嫌。というワケでもないけど・・・・・・。
で、でもっ!!下着の柄なんて恥かしいから言えない!
「さあ、どうする・・・・・?」
「お、俺は言わない!」
「ほう・・・・・・。」
ニヤリと笑う大佐。そして急に立ち上がり、俺のすぐ目の前に立った。
俺の心臓の音が早くなっていくのがわかる。ああ、大佐。アンタかっこいいんだから、
そんな近くに立たないでくれよ・・・・(泣)
「じゃあ、脱がしてもいいんだね?」
「そ、そんなことは言ってないだろっ!」
「じゃあ早く教えるんだな。」
「それもヤダっ!」
「・・・・・・・・・・鋼の。」
「っ・・・きゃぁっ!」
- 285 :スカートの奥の奥 :04/01/22 18:59 ID:TDhIePTx
- 抵抗する俺を、大佐は力強く抱きしめる。そんなの反則だ!!
ってゆーか、俺・・・女言葉の悲鳴あげちまった・・・・・。きゃっ!だなんて・・恥かしい。
「相変わらず、いい匂いがするな・・・・・。」
「もう!離せっ!」
「それはできないな。これから君のこの・・・スカートの中を見なくてはならない。」
「やだっ。変人!無能!ハゲ!!親父!!はーなーせっ!!」
「ははは。大丈夫だ。」
「信用できない!」
ああ、誰か助けてくれよ!アル?アル!早くきてくれ〜(汗)
このままじゃ俺、大佐にまた食われる!
・・・・・・・・・・でも、大佐の体ってあたっかい・・・・・・・・。
「まあ、大人しくしてなさい。」
「やっ!やめろっ・・・・。」
あわてる俺を相手にせず、大佐は俺のスカートを右手でまくり始めた。
俺のはミニスカだからすぐイチゴ柄の下着が露になった。
それをみて微笑む大佐。見るなってば!!恥かしいだろっ!!!
「ほう・・・可愛いな。」
「見るなよ!ってゆーか離せ!俺帰る!」
「まあ落ち着くんだ。鋼の。」
「落ち着けない!それより下着見たんだから(無理やり)いいだろ!!」
「・・・・・・・・・・・うーむ・・・・。」
「な・・・なんだよ?」
「暇だし・・・・愛を確認しあおうじゃないか、鋼の。」
そんなさわやかな顔で言うな!!ああ、どうなるんだろう、俺・・・。
続く
- 286 :24 :04/01/22 19:03 ID:TDhIePTx
- 初心に戻って、ギャグ風味ロイエドです。次はエチーがありますけど、
ギャグを忘れないようにがんばります。
ロイ子も書きたいなと思っています。どのような話がいいと思いますすか?
是非皆さんの意見を聞きたいと思います。
- 287 :24 :04/01/22 19:05 ID:TDhIePTx
- ↑スマソ。ロイエド子ですな。ロイエドだけじゃ801になっちゃいますな。
どうもすいませんでした。
- 288 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 19:10
ID:9BHszldM
- 上のssのまま、性別だけ反転が読んでみたい。
- 289 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 21:08
ID:knEqNRfH
- ロイエド子(・∀・)イイ!
続き激しくキボンヌ
- 290 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 21:42
ID:gM0pw8Pd
- 217の続き?
ヤキモチ妬いてる〜とか言われて巧い事丸め込まれたような気がするが…
自分でご飯を食べられるようになるまで、チビ猫を置いておくことを許可した。
「でだ、アル…何をしている?!」
「見てわからないの? チビちゃんにミルクあげるんだよ。」
「それはわかるが、何でそんな所にミルクを入れているんだ?」
「知らないの? ミルクは人肌程度に温めてからあげるんだよ。」
「だからって胸の谷間に突っ込むな!!」
「あるものは利用しなくちゃ。」
いきなり前を肌蹴て胸を出す。
「だあぁぁ〜〜〜」
「ほらチビちゃんミルクだよ〜」
「な・に・をやっている?!」
「赤ちゃんには素肌同士の触れ合いが大切なんだよ!」
「だからって何でわざわざオレの前でやるんだよ!!」(突込みどころが違う…)
「チビちゃんと2人きりでやったら兄さん変な想像するでしょ?」
「しねぇよ!!!」
オチなし。意味なし。
>273
可愛い…これ見ながら練成しちゃったよ…
…DVD第二巻の裏鋼…見たいけど…それだけのために購入と言うのもな…
- 291 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 21:52
ID:0FkyWGFP
- 錬金術師たちが権力を持っていた時代、軍部の支配化にある東方の街。
ある日、国家錬金術師のひとり、鋼の錬金術師エド子・エルリックが
極悪非道なテロリスト七つの大罪の一人グリードの一味にさらわれる。
どうやら狙いは彼女が探し求めている賢者の石らしい。
エド子は機転を利かせて、妹アル子と敵のアジトに忍び込み、逆に
情報を得ようとする。
そんな彼女たちの救出に向かったのは、豪腕の錬金術師アームスト
ロング少佐を筆頭に特殊部隊を率いた軍事最高責任者のキング・ブ
ラッドレイ大総統その人だった。
その頃、彼女たちの親代わりとなり、また姉エド子を愛する東方司令部
司令官ロイ・マスタング大佐は賢者の石に通じる新たな情報を手にしようと
していた。
この冬一番の話題作アルケミスト・オブ・イーストシティ。
あなたは今、真実の愛の目撃者となる。
誰もいなさそうなので、やってみたかっただけです。_| ̄|○
- 292 :名無しさん@ピンキー :04/01/22 23:16
ID:WOyo+Def
- >エド子・エルリック
すんません、ここで禿藁です。ふきました。
- 293 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 00:26
ID:eIzGD8n0
- 妹はアル子・エルリックですか。(*´Д`*)モエー
ボンドシリーズのようなお色気を期待してしまう。
- 294 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 02:01
ID:2zdQRPO7
- 正直
エド子、アル子、ロイ子でチャーリーズエンジェルとか
思ってしまいますた。
- 295 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 02:21
ID:94vy9Lys
- >>294
何と見事にキャラクターのイメージを捕らえている…。
絵を描いても良いですか…w
- 296 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 02:28
ID:6mIirVtT
- >>294
大総統の天使たち・・・
- 297 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 08:20
ID:5X0VQZzl
- >>295
是非(´Д`;)ハァハァハァ
超楽しみです。
>>296
その単語から危ないものを妄想しますた。
フルスロってきまつ。
- 298 :親友悪遊? :04/01/23 08:23 ID:5X0VQZzl
- 今さらながら続きを投下。
会食には自分の苦手なグラン准将やあの食えない大総統と
顔を突き合わせなくてはならず、正直苦手だ。
ヒューズが元気付けようと自分なりに気を使ったらしい。
「ああ、いつもの様にあの店でだな?」
…………
…………
……………
会場に付くと正装姿の准将や少佐と出くわす。
見ているだけで暑苦しくなってくる……。
会食と言っても立席のビュッフェ形式なのが幸いだった。
座れば胸がさらに目立ってしまうし、さらに圧迫され苦しむ事になる。
そうして、議員や軍部のお偉い老人達による、最近の情勢や政治についてのいつもと同じような会話が始まる。
目の前に座った准将が「マスタング!!内乱の時よりは骨のある奴になったかと思えば
なんだ!そのへっぴり腰に体の細さは!儂自らが叩き直してくれようか?!」
この歳で大佐の位を取ってしまうと、上のこういう偏屈なジジイどもにいわれ放題になる。
また逆に御婦人達の話題の種にもなるのでそれはそれで構わないのだが…と考えていた。
「ん?何を考えているのかね?マスタング君。」
思いもしない相手、大総統に小声で話し掛けられ、びくっと反応してしまう。
後ろに立たれた事すら気が付かなかった。
- 299 :親友悪遊? :04/01/23 08:28 ID:5X0VQZzl
- そう、完全に気配と言う物が皆無だった…
そんなとんでも無い者を相手に噛み付こうとさえ思って居た自分の行動に冷や汗をかく。
「そうだった!鋼のから聞いたぞ?
君が大総統の地位を狙っているのは軍の女性制服をミニスカに
したいからなんだって。ーん?」
大総統はにっこり笑いの表情を浮かべているが……常に身に纏っている感情は憤怒のようにさえ感じる。
「…はぁ……」
間抜けにも畏縮してしまった。
が……
「それだ!!時代はミニスカなのだよ!
GJだ!素晴らしい!
なんと素晴らしいアイディアだ。」
急に親指を立てて、あの大総統がOKサインをする。
…………
が、女となってしまった今ではバレてしまうと
29の身空でミニスカ着用となってしまうでは無いか。
それだけは避けたい。
それよりも大総統が自分と同じ側の人間だった事に多少安堵する。
何だか、夢だった宝くじがいきなり当たってしまった様に気が抜ける。
「この件については、またの機会が有れば深く話し合いたい。
今日は色々立て込んでいてね。
では、失礼するよ。」
あの笑みを浮かべながら大総統キング・ブラッドレイはとたとたと姿を人込みの中に消した。
- 300 :親友悪遊? :04/01/23 08:29 ID:5X0VQZzl
- 「うわお、お前大総統に何かしぼられてたのか?」
先程迄遠くから心配そうに見つめていたヒューズがそう言いつつ、懐からタッパーを取り出して
料理のサーモンやらチキンやらをこっそり物凄い手際の良さで詰めて行く。
「相変わらず…所帯じみてるな。」
「おぅよ!生活の知恵と言ってくれ。
それよりもいつもの店、もうこの時間じゃラストオーダーだし
こんな権力闘争の闘技場みたいな所じゃ安心して食えねぇだろ?
二次会は俺の家でって事で。」
眼鏡にズビシッ!と手にをやり二次会に燃えるヒューズに気押されつつ
お開きを狙って即座に抜け出すようにタクシーを拾う。
「ふぅ…慣れていても、針のムシロに座るのは毎度の事ながら冷や汗ものだな。」
「全くだ。」
タクシーを降り、家の前迄行くとズボンの中をごそごそとヒューズが鍵を探しているようだが
どうやら鍵を中に忘れたようだ。
「あっちゃ……
カミさんがスペア持って行っちまってるから、ここはいっそ勿体無いが窓を……」
窓をぶち割って迄入ろうとするヒューズを止め。
玄関の所に転がっていた小さな描け石を手に取る。
側にはヒューズらしき眼鏡の人物がいびつに描かれていた。
「う〜ん!エリシアちゃんってば
パパの似顔絵を描いてくれたんだね〜vv」とやはりお約束の独り悦に浸る。
ロイは玄関のタイルに練成陣を描き、そこに片手を付く。
まばゆい光の後には、家の鍵が一つ。
「ヒューズ、私が錬金術師と言う事を忘れちゃいないか?」
その鍵を渡しながら
「女と会う時に合鍵を作る時に便利だぞ?
渡して無いと向こうが言い張っても
「きっと、酔ってたんだよ」と言い優しく抱き締めてやれば済む。」
- 301 :親友悪遊? :04/01/23 08:31 ID:5X0VQZzl
- 家の鍵を開けながら……
「おいおい、錬金術をそんな事に使って、
軍法会議にかけられたお前を東部迄しょっぴきに向かうのは正直御免だぞ?」
部屋は電気が付いていなく真っ暗だ。
ヒューズが電気を付けようとしたが、何かに蹴つまづきロイの方向に吹っ飛ぶ。
「な!何だっ!?」
「うわ!!だっ!!………………む?!」
そこには木馬の大きな玩具があり、それにひっかけたらしい。
そして転んだその当人は……ロイの胸に顔をうめる感じで突っ伏していた。
「おい、大丈夫か?
胸に男の顔を生めさせる趣味は無い目を覚ませ。」
額を軽く突かれて気が付いたヒューズは何かに掴まろうと、したがバランスを崩し
今は女の体になっているロイの胸を鷲掴みにしてしまう。
………その行為にロイ、ヒューズの両名は数秒間凍り付く。
「なぁ、今俺が掴んでるコレって…………。」
「せ…説明の方は………」
「確かに士官学校時代にはお前と立ちションでどこまで遠く迄ションベン飛ばせるか
っつうのもやったはずだ。一緒に仕官学校の大浴場にも入ったはずだ。
………お前、とうとう男に興味だして……シリコン詰めたのか?
やめろ!俺はそんな趣味なんて無い!そ……それ以上寄るなっ!!
俺は可愛い三歳になる娘も居る健全な父親だ!」
そう言いたい事を言いまくりながら部屋の隅に逃げるヒューズにただ
エドやアルとの事は言う訳にはならない為、差し支え無く
「練成実験で事故った。」
とだけ告げた。
- 302 :親友悪遊? :04/01/23 08:34 ID:5X0VQZzl
- 「なんだ、そんなんだったら、錬金術でまたぱぱーっと直せばいいんじゃねぇか。」
「それが厄介でな、時間が無くそのまま会食に直行だ。」
溜め息を付きながらコートと前を拘束していた上着を脱ぐとシャツの上からでも
ぶるんと震える胸が見て取れた。
「オイ、しかもそのデカい胸?ノーブラかよ、ちょっと待ってろ
カミさんがサイズ間違って買った下着が………と
タンスの中を漁り出す。
「お!あったぞこれだ。」
ヒューズが持って来た下着はワインレッドの焔のような色のブラだ。
「で、これを私につけろと言いたいのか?」
恐る恐るそれを手にする。
外すのは慣れているが、装着するのには慣れていない。
「それだけデカイと大変だな、ウチの可愛いカミさんも結構なぁ…
胸デカイんだがブラをしないと、胸や肩が凝って痛いって言ってるぞ?
ノーブラでうろつかれても俺の目の毒だから黙って着けとけ。」
そう言われるままに装着をしようとするが、中々後ろのホックが止まらない
「ヒューズ、後ろのホックを止めてくれないか?」
その言葉に後ろを向いていたヒューズが目を逸らしながら背中のホックを留める
「ん、出来たんだが………こうも見なれてる顔の男が女になってて
更にブラジャー何かしてると、寝覚めが凄く悪りぃな。」
「まぁ、飲んで忘れるにこした事は無いさ。」
ダイニングの冷蔵庫から手始めにビール、ワイン、戸棚のバーボンに、ウイスキー
ブランデーと次々と瓶を空にして行く酒豪の二人だった。
次のシャンパンを開けようとしたロイだったが、コルクが途中で割れて中身がとび出し
一気に胸の辺りから腰の辺り迄がびしょびしょに濡れてしまう。
白いシャツの上からあのワインレッドの下着と素肌が透けて貼り付き…危うい煽情感を漂わせる。
- 303 :親友悪遊? :04/01/23 08:36 ID:5X0VQZzl
- 「あーあ、おれのシャツでも貸してやるからまず、それ脱いじまえ。」
濡れてべとべとになったシャツの袖をヒューズも引っ張ってやる。
その時にブラが外れ手が乳首をかすってしまう
「っ…ん……。」
鼻にかかるような微かだが甘い声が出てしまった事にロイは口を押さえる。
「…マスタング?」
悟られまいと目を逸らせるが、その隙を見逃さずヒューズがその首元に吸い付いた。
「く………っ!な、何を……!?」
親友の突然の行動に身をすくめる
「お前がそんな格好でうろつくからいけないんだぞ?
目の前にそんないい女がいちゃ、俺もそう言う気持ちに………
ってーのは半分嘘で。」
「はぁ?」
「せっかく女の体になったんだから…色々試してみたいとか思わないか?」
余りにも突然で妙な誘いだ。
「私は元々男なんだぞ?
何が良くて男とそんな事をしなければならんのだ。」
怒りの篭った声で抗議するロイだった
「どこがいいとか、男の時とはどう違うのかは興味無い訳では無いが
男に掘られてるのと変わらない事実が目の前に有るん……ひぅ!。」
ヒューズはその胸の突起をきゅっと摘み
もう片方の胸はやわやわと優しく揉みしだく。
「今、どんな感覚が体を走った?」
睨みながらも
「男の時よりも……感覚が二倍くらい感じやすく
先を掴まれた時……じんと体の奥迄感覚が走った。
……っそれよりも……これに何の意味があるんだ?」
次にヒューズは耳から首に掛けて沢山のキスを降らせ
最後に首元を強く吸う。
「ふ……っぁあ………
そこは……直接脳髄と腰に…。」
徐々にだが息が上がって行く
- 304 :親友悪遊? :04/01/23 08:38 ID:5X0VQZzl
- 「じゃあ……
ここは……どうだろうな?」
酒のしみ込んだズボンを引き降ろして行く。
湿った男物のトランクスも一緒にずりおち
髪の色と同じ色の茂みが露になる。
ロイもそれに危機を覚えたのか
「や…やめろ!それ以上や………く…む………ふっ!」
喋っている途中で唇を奪われる。
舌が入って来たので取りあえず力一杯応戦するが
女の体になってから……身に受ける快感の具合が尋常では無い。
少しして息を付きながら唇を話すと唾液が伝って銀糸を作る。
「はっ……ず、随分凄い舌じゃねえか……。」
手の甲で口を拭いながらヒューズが言った。
「ふふ…日課のような物だからな。」
一時優勢かと思ったが急にヒューズが踵を返し
「これ以上やると、本当にやっちまいそうだ…
すまん…!!マスタング!!」
ヒューズが二階に向かって駆け出した。
「俺は今日、上で寝るから、お前は下で寝ろ!
悪かったマスタング!!」
ひたすらに謝る声が階段の方から聞こえる。
濃厚な酒の匂いに包まれた場所で
一糸も纏わぬ見事な裸身のロイは下半身の疼きに気が付いた
そこに軽く手を触れるとぬるりとした物が指先を濡らす。
愛液だ。
女相手だと自信は有るが自分が女になってしまっては
何だか非常に心細い…。
- 305 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 09:37
ID:sO4yVXrJ
- エロイ・スマタング大佐
- 306 :親友悪遊? :04/01/23 09:55 ID:5X0VQZzl
- もやもやとした気持ちを胸に、ロイは音を立てずにバスタオルを巻き
二階への階段をゆっくりと上がって行く、当のヒューズは奥の部屋でぐったりと
眠っては居なかったがソファに座って俯いている。
「マスタングか………俺、最低な奴だよな。
妻も子供もいんのに、女になった親友にココをこんなにおっ立ててるんだぜ?」
どうやら、さっきので立ってしまったらしく
処理しようとしていた…まっ最中だったようだ。
「…マスタング?」
「まだ俯いた体勢だったままのヒューズの耳の裏を猫のようにチロと
舐め耳もとで囁く。
「お前だけじゃ無いさ……」
ベッドに上がりぱさりとバスタオルを落とす。
その手が段々先程の秘所へと移りくちゅと言う音を立てる
腕をそこから目の前に持って行くと指先が透明な液体で濡れている。
それをヒューズの立ち上がったままのそれに塗り付け
「正直言うと……体が疼いて仕方が無いんだ。
お前のせいでココをこんなに濡らしたんだ、責任は取ってもらうぞ
ヒューズ。」
その言葉と共に胸を背に押し付けるとヒューズが振り返り
壁に体を押し付けられる。
「いいのか…?本当に最後までしちまうぞ?」
念を押すように問いかけられる
「ああ、一つだけ頼みが有るんだが……」
小声で言った。
「………処女なんだから優しく扱え。」
と。
- 307 :親友悪遊? :04/01/23 09:56 ID:5X0VQZzl
- 言い終わるとヒューズの頭が下に降りて行き太ももに口付ける
「酒の味がするな、こっちは……」
秘所に痺れるような感覚が走り
「っん……あ!」
声を上げてしまう、女の体は何故にこうにも感じやすいのだろう。
そう考える暇も無い位に与えられる感覚に思考が飛びそうになる。
「っあ…ん!!……そん…ひっあぁ……!!」
こんな恥ずかしい声を容易に上げてしまい羞恥に顔を赤くしてしまう。
「どうした?いつものお前らしくないじゃねぇか?」
ヒューズが言葉で責めてくる。
「お前も…女になってみれば…分か…るさ。」
喋っている間もぐちゅぐちゅと指で中をかき回される。
軽い痛みが走るが処女だから仕方が無いと思い耐えた。
「見ろよ……マスタング。
お前のココが俺の手に吸い付いて来るぜ?」
下を見ると自分のそこは淫猥な水音を立てながらその指を飲み込んでいた。
「はっ……あま…り中で動かす…な……少し、痛…い。」
その声にいきなり手が止まり急に体を抱え上げられた、俗に言うお姫さま抱っこと
言う奴だ。
足に地が付かない感覚にひっしとヒューズにしがみついてしまう。
その部屋を出て向いの部屋へ行く、夫婦の寝室なのだろうか
ベッドに横たえられたと思ったらいきなり今度は違う体勢で抱え上げられる
気が付くと正面には大きな鏡があった。
「マスタング、いいか…?」
足を抱え上げながら低いヒューズの声が耳もとで囁いた。
足下で猛っているヒューズのものは悔しいが自分より一回り大きい。
- 308 :親友悪遊? :04/01/23 09:57 ID:5X0VQZzl
- 「この鏡の前でか……悪趣……あっァあああっーーっ!」
喋っている最中にいきなりその猛った物を秘所に押し当てられた。
「……痛っ!……体が裂かれ……。」
「まだ、先の方しか入って無いぞ?鏡の方でも見ておけ。」
鏡には潤んで泣きそうな目をした女と真剣な目をしたヒューズだった。
それが徐々に激しい痛みとともに秘書を埋めて行く
「っあぁ………はぁ…はぁ………」
痛みに涙が頬を伝い、ぐっと押さえ込まれたその時
体の奥に何かが当たるような衝撃を受け、身を仰け反らせる。
「あうっ!」
そして鏡を見ると自分の秘書からは一筋の血が流れ落ちていた。
それを指で救い取りヒューズはロイにくわえさせる
「女になったのか………。」
そう感慨深気に呟いた時。
「マ…マスタング。お前の中きつ過ぎてどうも……」
ヒューズが腰を軽く揺すり体勢をずらしロイを
体の下に組み敷く。
「んっ!……痛いが、動かないと気持ち良くはならないからな……
不本意だが、やってくれ…思う存分に。」
腕を親友の首に巻き付けた
「ああ…しっかり掴まってろよ。」
最初は痛みだけだったと思う。
だが、それがだんだんとむず痒いような感覚を下腹部に伝えて行った
気が付けば突かれる度に、じんと来るような濃い快感が脊髄を通り抜けて行く
そんな感覚がした。
「あっ!……ふっく……!あっ!あああっ!!」
もう自分が朝までは男だった事も忘れ快感喘ぎを張り上げている。
その時中で更にヒューズの物が大きくなり、その瞬間に中を一気に体ごと突き上げられた。
- 309 :親友悪遊? :04/01/23 10:00 ID:5X0VQZzl
- 「ヒューズっ!も………もうっ!
はぁああああっ!……んぁああ!!!」
これが…女の感じる快感だろうか?
頭の中が真っ白になり体の力が一気に抜けた。
上手く息が出来ずに、喘鳴を吐き出していると中に焼け突くような
感覚が走り、イッた後の体に新たな刺激が加わった。
「ッぁ………ぁあ…………ん………」
後を引くような悲鳴にもにた声を上げ、目の前が暗転する。
………
目を覚ますとヒューズがバツの悪そうな表情で
心配そうに覗き込んでいた。
「なぁ、俺ヤッちまった後に言うのもなんだが
物凄い後悔が有るん……。」
その言葉をキスで塞いで
「そうか?女の快感もそう悪く無いと思ったな。
もう一度欲しいというのは…ダメか?」
目を潤ませ上気した目の前のいい女に求められてはヒューズにはどうする事も出来なかった。
- 310 :親友悪遊? :04/01/23 10:02 ID:5X0VQZzl
- あれから貪るように何度も体を重ね
辺りが白やんで来た頃ロイが気をやってしまいそのまま眠りこけるまで
それは続いた。
目を覚まし、体を起こしたロイが隣に眠るヒューズの頬をかるくつねり
「ん……もうこんな時間か、夕方の会食迄まだ時間があるな。」
寝ぼけ眼でベッドの横の棚から眼鏡を取った。
「お前があんな無茶な体勢をさせるから
腰が酷く痛み、膝の裏が痙攣でも起こしたように震えて立てないんだが。」
その抗議の声に無言で軽く微笑んだヒューズは
足をマッサージしてやるのであった。
………
………………
が、それにいつの間にか火が付いてしまい…
起き抜けにもう一度やる羽目になってしまったとか。
(続く)
- 311 :295 :04/01/23 18:22 ID:94vy9Lys
- >>297
大総統の天使たち描きました(・∀・)ノシ
禁忌を受け入れてくれる、良いウプろだを
どなたか教えてくださりませんか?
- 312 :倉庫の中の人 :04/01/23 18:59 ID:HO6xZnrO
- >311
他の神が投下してくれた画像のURLを削ると
ウプロダがありまつよ。
- 313 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 19:04
ID:HO6xZnrO
- Σ(゚Д゚;)ク…クッキーが……ヤッチマッタ
- 314 :295 :04/01/23 19:14 ID:94vy9Lys
- >>312
どうもです。あげてみました。
ttp://akm.cx/2d/img/1057.jpg
線荒くてスミマセン。
ヤッチマイナーはルーシーリュー…。ドンマイ…。
- 315 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 19:36
ID:7usXSxVW
- >314
カカカカカ、カワイイ……!!
激しく(゚Д゚)ウマー
- 316 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 19:39
ID:kgDdd95s
- >314
スペル間違ってなければ言うこと無かったのだが
- 317 :295 :04/01/23 19:46 ID:94vy9Lys
- >>315有難う。でも何だかコラっぽくなってしまった。
>>316(;゚Д゚)ま・間違ってた?どこ??
- 318 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 20:43
ID:LIUnzc+Y
- 317さん
メチャンコかわいいです!!!!
自分が発見したのはROIかな・・?
ROYですよ〜
- 319 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 20:54
ID:luEoC1mK
- 314のアルが鎧のままなら、もっと萌えた。
………なんてな。
正直、かっこいい。
- 320 :295 :04/01/23 21:26 ID:94vy9Lys
- ROY直しました
tp://uploader.org/adult/data/up069.jpg
>>318>>319有難う御座います。
チャーリーのDVDを買っておいた、かいがありました。
- 321 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 22:49
ID:PL2NVHdN
- GJ!! それぞれの表情とかポーズとかすごくイイ!
- 322 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 23:19
ID:itZbnHZt
- >314凄くイイ〜〜〜
- 323 :名無しさん@ピンキー :04/01/23 23:49
ID:UQNCk3Cf
- 暫く来ないうちにロイ子が増えていて、嬉しい限り。
親友悪遊?、非常に良かったです。
チャリエンも(´Д`;)ハァハァ
(´Д`;)ハァハァ
- 324 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:05
ID:GE7aaAqh
- >>271の続き、ロイ×エド子投下します
軍の施設の廊下は好きではない。
冷たく無機質な石の塊は、普通の家にあるような人らしさがまったく感じられず、全力で温かさを排除しようとしてくる。
長く伸びた床に、今は、影二つ。
よく考えたら――よく考えなくてもか、これってすげー変な状況だよな、とエドは隣を歩く男をそおっと見上げた。
たったいままでエドと身体を繋げていたのが信じられないほど、ロイの横顔は平然として見える。
あんなことをしてしまったあと、普通はどう接するものなんだろう。
エドは視線に気づかれないうちにロイから目をはずした。
エドもロイも、普通の男と女ではないから、なおさらどうしていいか困る。
エドはとりあえず無難な話題でも振ってみることにして、ロイの反応をうかがってみた。
「今何時くらいかわかる?」
「ん? ああ……そろそろ8時になるな」
ロイは時計の文字盤を確認してそう答えた。
前言撤回、普通だ、思いっきり普通だ。
そうか、自分にとっては天変地異に近かろうが、相手にとっては通り雨ほどの驚きもない出来事だったのか。
そのへんをあまり気にしすぎると傷つく気がしたから、エドもロイを見習っていつもと変わらずいることにした。
……って、ちょっと待て。
「8時!? もうそんな!? ヤバイ、アルが待ってんのに!」
あの優しい弟のことだ。
たぶんきっと絶対間違いなく心配している。
だが、遅くなった理由をいったいなんと言えば良いのか。
うーうーうなるエドに目を細めていたロイの顔が、きっと真正面に向けられた。
こつこつと、廊下の向こうから足音が響いてくる。
曲がり角から現れたその男の顔にエドは見覚えがあった。
クレーの後ろには2人の部下と思われる男が従っている。
「これは准将。まさかこんな時間にお会いするとは思いませんでしたよ。そろそろお戻りになられたころかと」
口調、物腰ともに丁寧だが、ロイは対嫌な上官用の仮面をかぶっただけだということが、エドにはわかった。
相手もそれを感じ取ったのか、それともただ単にロイのことが最初から気に食わないだけなのか、返答は妙に不機嫌な様子だ。
- 325 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:07
ID:GE7aaAqh
- 「……マスタング大佐。私は明日まで滞在すると言ったはずだが」
「もちろん存じております。宿泊中のお部屋に戻られたのかという意味で申し上げたのですが、私の言葉が足りなかったようですね。申し訳ございません」
軽く頭を下げるロイを、クレーは忌々しげに眺める。
エドはこの場に自分がいていいものか迷ったが、なんだか離れるタイミングをつかみ損ねてしまった。
クレーの怒りの矛先はそんなエドにも向いたようで、声を荒げて言った。
「今朝の君の落ち度については、いくら国家錬金術師が一般軍人でないとはいえ、軍に属する以上問題になると思いたまえ! それなりの処罰を――――」
「准将」
ロイが遮った。
「その件に関しては、すでに彼には厳重注意しておきましたので、これ以上の罰は必要ないかと」
そこで初めて、クレーはエドの顔をまじまじと見つめ、エドの頬が殴られたようにうっすらと腫れていること、口が切れて微かに血がこびりついていること、泣いた後のように目が赤いことなどに気づいたようだった。
彼の視線はまるで自分を値踏みするかのようで、なんだか耐えられなくなってエドは下を向いた。
ねっとりとして気持ちが悪いのだ。
「あ、あの……オレ、人を待たせているので、そろそろ……失礼します」
エドはとってつけたようにお辞儀をして、なんとかそこから立ち去るのを成功させた。
だから、ここから先、軍人二人がどんな会話を交わしたか知ることはなかった。
「厳重注意、というが、甘すぎではないのかね? もう少しきちんとだな……」
「いえ、少々やりすぎてしまったぐらいで、私は後悔しているのですよ」
「なに?」
「彼は、大総統閣下のお気に入りですから……もし私がしたことが閣下のお耳に入るようなことがあれば、注意を受けるのは私のほうになってしまうかもしれません」
- 326 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:08
ID:GE7aaAqh
- ロイは憂鬱そうに続ける。
「あの年で国家錬金術師になるだけあって、頭の良い子ですから、閣下に告げるのがどれほど効果的かは理解しているでしょう。できれば黙っていてくれると助かるのですが、覚悟しておく必要があるかと、実は内心不安でして」
「そ、そうか。閣下が高く評価されているとは聞いていたが、それほどまでとはな。わかった、彼の処分については君に任せたとおりということでいいだろう」
「は。准将にはご迷惑をおかけしたこととも思いますが、そういった事情ですので」
「なに、私も大人気なかったかも知れんな。……ではそろそろ、おいとまさせてもらうとしようか」
来たときより足音を小さくして、クレーは戻っていった。
ロイはその背中を見送ると、部下たちが仕事をしているであろう場所へと足を向けた。
自分の帰りが遅いことに対して、今頃文句を言っていることだろう。
- 327 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:09
ID:GE7aaAqh
- 「兄さん! どうしたのその顔! 何があったの!?」
開口一番、アルがものすごい勢いでエドに問いかけてきた。
その後ろでは、リザも書類をめくっていたはずの手を止めて、驚いた顔でこちらを凝視している。
オレ、そんなにひどい顔してんのか。
エドは頬を掻いた。
「いやーその、実は……だな、えっと」
「大佐に殴られたの!? そんなに怒られるようなことだったなんて……、こんなことならおとなしく待ってるんじゃなかった!!」
「あ、だからな……今回のことは、オレが悪かったんだから、これは当然の処置で、しょうがないことなんだよ。な?」
「なんで納得してるのさ! ボクは許せない、顔を殴るなんて! だって兄さんはお――――」
興奮したアルはあやうく『女』と言ってしまいそうになり、慌てて口をつぐんだ。
リザは目を瞬いたが、エドはアルが何を言おうとしたかわかってしまい、
「そのことなんだけどさ、アル」
「え? な、なに?」
これ以上まだ何かあるのか、と鎧の奥の目が光った。
一方エドの目は泳いでいる。
「ちょっと、こっちこい。もっと。もう少し」
言われたとおりにエドのそばによったアルは、本当は姉さんである兄さんの口からとんでもない事実を聞かされる羽目になった。
オレ、処女じゃなくなっちゃった。
数分後、自分に詰め寄ったときの倍の勢いでどこかに行こうとする弟を、必死になだめて宿に連れ帰ろうとするエドの姿がそこにはあった。
- 328 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:10
ID:GE7aaAqh
- そのころ、別室では。
「大佐、遅いっスよ!!」
残業中だった部下たちがこちらを見ている。
予想にたがわぬ反応に迎えられて、ロイは苦笑した。
「いや、すまん。クレー准将につかまっていてね」
「ああ、あのおっさんですか。いつも嫌味言いに来る」
「よっぽど暇なんですかね?」
ハボックとブレダの言葉に、フュリーが顔を上げた。
「それってやっぱり今朝のことについて……ですよね?」
「あー、あいつらも災難だったな。巻き込まれただけなんだろうにねぇ、あのおっさんがたまたま居合わせちまったもんだから」
ハボックが煙草の煙を吐いて、エルリック兄弟に同情する言葉をつなげると、ふと思い出したように言った。
「そういや、あのおっさん、男妾趣味があるって噂あったよな?」
「男妾――男めかけ。主に同性である男が囲う愛人のこと」
ファルマンが引き継いで解説を加えると、フュリーが真っ赤になった。
どうやら彼には刺激の強い話だったようだ。
「なんでも、特に金髪の美少年がお好みだそうだ。俺、それ聞いたときクレーのおっさんの半径1メートル以内に近づくのは絶対によそうって思ったから、よく覚えてるよ」
「な、なんでそうなるんですか?」
真っ赤な顔のままフュリーが尋ねると、ハボックはしれっとして答えた。
「なんでって、金髪美少年である俺が近づいたら、職権にかこつけて食われるかもしれないだろ」
「……」
金髪しか当てはまってないじゃないですか、などと言おうものならどんな反撃が返ってくるかわかったものではないので、フュリーは適当に聞き流すことに決めた。
周りもおおむねそれに従ったようだ。
「でも、じゃあエドワード君とかやばかったんじゃないですか?」
「鋼の……そうですね。どなたかよりは条件に当てはまっている気がしますな」
「生意気な豆だが、よく見れば綺麗な顔してるしな、エドは」
「んじゃ、エドワードに気をつけるように言っといてやるか?」
- 329 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:12
ID:GE7aaAqh
- 彼らはエドを心配してはいるのだろうが、半ば冗談で言っている。
だが、その冗談交じりの危惧が、あながち間違いではないということは、知らないに違いない。
ロイは心中でこっそりと息を吐く。
ドアを開けてリザが部屋に入ってきた。
「大佐」
「ああ、ホークアイ中尉」
「二人は帰りました。アルフォンス君、すごい剣幕でしたよ。いったい何をなさったんです」
「いや、クレー准将の前で、少々パフォーマンスをね」
リザはそれ以上は訊こうとしなかった。
彼女のこういう聡いところを、ロイは高く買っている。
おおよそのことは見当がついているのだろうとロイは思った。
ただ、エドの本当の性別についてはどうだか知らないが。
彼女は自分が、エドワードをかばったと思っているだろう。
だが真実は?
ロイは最初、エドが泣いた時点でやめるつもりだった。
見える場所に目立つように折檻の痕を残すことが目的だったからだ。
それなのに、途中から――――きっとあの涙を見たときから、理性などどこかへ行ってしまった。
あそこまでやる必要など全くなかったのだ。
それなのに、止まらなくなってしまった。
もう自己を正当化する言い訳などするつもりはない。
自分はただ単に、彼女を抱きたかっただけだったのだと。
「さて、とっとと終わらせることにしよう」
デスクに向かうロイの脳裏に、一瞬金髪の少女の姿がよぎる。
彼女は今、鎧の弟と一緒に帰り道で月でも眺めているだろうか。
- 330 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:13
ID:GE7aaAqh
- 以上で終わりです。
期待していただいたわりにしょぼいオチで申し訳ない。
いままでお付き合いくださりありがとうございました。
女体化バンザーイ!!
- 331 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:20
ID:hre+clkk
- >330
乙!
続き、楽しみにしてました。
で、出来れば後日談もキボンヌ…
- 332 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:35
ID:Q30o01tz
- >330
バンザーイ!!純愛もバンザーイ!!
(´Д`;)ハァハァしました。
自分も少女漫画好きのようです…キチークも食すんだけど
GJでした!エド子鳴かせてくれてありがd
- 333 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 00:57
ID:OQwZXqRt
- >330氏
GJ!引き込まれる話だった。
自分も続編キボン。
その後のエド子と大佐の変化が気になる。
上手くいって欲しい気がする。
で今度は両者幸せなHを…
今回の鬼畜責めもかなり良かったがね。
- 334 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 01:03
ID:s0Zi9nWb
- >>330
乙でちた。とってもとっても萌えました(;´Д`)ハァハァ
キスのあたりでもう・・・!
あまりに萌えすぎてエド子かいてしまったもので投下させてくだしい。
ほんとはSSのように焔のお方と一緒に描こうとおもったのですが無理でした。
ttp://tiyosuke.akm.cx/2d/img/1080.jpg
- 335 :名無しさん@ピンキー
:04/01/24 02:56 ID:6/4P/uzI
- >>320さん
激モエです。ロイ子がセイレーン!?
感動の涙で目の前が見えません(;´Д`)ハァハァ
この畜生ー大総統め!うらやまry…げふんげふん
>>323
マリガ卜-(´Д`)読む人を限定してしまうようなシチュが多いので
不安だったのですが、またロイ子もの投下してみようと思いまつ。
>>330さん
最初の頃はエド子がどうなってしまうかハラハラ心で読んでたんですが
途中から垣間見える愛に萌えまくりますた。(;´Д`)ハァハァ
- 336 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:07
ID:6/4P/uzI
- >>334
少年のようだけど実は少女シチュ萌え。(;´Д`)ハァハァ
将来美人になりそう…無能の光源氏計画の餌食に…!?
儚気な表情がキレー。
神がいっぱいで今日も眠れないぢゃ無いか。
幸せすぎまつ。
- 337 :名無しさん@ピンキー :04/01/24
03:10 ID:PrYZkYoF
- >335
エド子の逆襲がリンク切れ?
しかし、あの鷹の目嬢もそちら様の作だったんですな。
(両方ともチェックしているのは自分ぐらいか?)
ロイ子大好きでつ!!
いつでもщ(゚Д゚щ)カモォォォン
正座してお待ちしてます。
- 338 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:23
ID:6/4P/uzI
- >>337
チェックして頂いていたとは(^^*)感謝。
サイト管理は別な人でファイル渡し損ねていたのですた(スマソ
↓某所に投下したものの女体化verにてスマソ
嫌な物を沢山見た過去の出来事は自らの心に深い傷を確かに与えていた。
あの内乱で大佐にまで昇格したが、ある意味その記憶に復讐するべく
大総統の地位を求め縋る今の自分があるのだと感じていた………………
イシュヴァールの内乱、その戦争は7年間続き
戦乱の集結直後には国家錬金術師の投入も行われる壮絶を極めた物だった。
そして当時の頃の話である。
「何をしている!!躊躇わず撃て!!」
鉄血の錬金術師グラン准将と呼ばれた男が若い1人の男に命令する
目の前には外科医の夫婦が…娘の写真だろうか?
を抱え命乞いもせず、ただ「私達は救うべき命があるから救うだけだ。」
と言い退去には応じなかった。
「お前を軍法会議にかける事も今ここでお前を撃ち殺す事も出来る
錬金術の使用は許さん、その手で引き金を引くのだ!!!これは上官命令だ。」
震えるその手が拳銃を握り二人へと標準を合わせる
「マスタング!!!」
怒鳴り声が彼に拳銃の引き金を引かせた
うわああああああああ!!!!!
そう口を付いて出たのは自分の悲鳴。
目を堅く閉じ、がむしゃらにただ拳銃の引き金を引く
弾倉が無くなり手許ではカチカチと言う音が響いた。
- 339 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:24
ID:6/4P/uzI
- 次に目を開けると……そこには血まみれで横たわる外科医夫婦の死体
もう、ぴくりとも動かない。
体から溢れ出る血が床板を黒く染めて行く。
自分が殺した夫婦の開いたままの目が自分を見つめている。
人殺し…自分は只の人殺しに過ぎない
罪の意識に苛まれ拳銃を自分の顎に当て引くが弾倉はもう空だった
誰でもいい、今すぐ殺して欲しかった。
「准将殿……目標の処理……完了しました。」
震える声でそう呟いた。
「お前は度胸も大総統への忠誠も無いと見える。
軍隊は規律の場だ、今度何か有ろう物ならそこの外科医夫婦と同じ
死体になる事と覚えておけ。」
そう踵を返し准将はロイやマルコーを引き連れて本陣へと帰還した。
「皆の物!!聞け!
キンブリー、マルコー、マスタング、アームストロング、この4名は
明日、市街戦の準備の為、通常より一時間早く集合するように!!」
そう告げられ、ロイ・マスタングと呼ばれる若い男…焔の錬金術師は戦慄する
「以上だ。」
その声で皆、自分に割り当てられたテントへと戻って行く。
ロイは冷や汗とガチガチと音を立てる歯、そして耳に残る悲鳴
鼻を付く人間の焼け焦げた匂いを思い出し、草むらに向けて嘔吐していた。
ふらふらとした足取りでテントへと戻り体を浄め、簡易寝台に体を横たえる……
このまま眠ってしまい、起きた頃には全てが終わっていれば……
そう何度思った事だろうか。
目を閉じれば今迄手に掛けて来た物達の断末魔とその最後の表情が浮かび
ここ数日間まともに寝る事も出来ず、食事も満足に喉を通らない日が続き
目の下には隈が出来て憔悴の色が濃い。
- 340 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:27
ID:6/4P/uzI
- 今日も眠れずにただ苦悩のままに暗闇で震えているだけ…そう考えていると。
自分のテントに断わりも無く入って来ている者がいた。
寝台から体を起こしその人物を見ると軍の医者であり
結晶の錬金術師ドクター・マルコーだった。
彼は自分に取って唯一心の内を話せる人物。
そして…回りの人間達には秘密にしてある…自分が女である事さえも彼には話した。
「マスタング君、大丈夫かね……今日の事で大分参っていると思う
精神安定剤を用意しておいたから、飲むといいい…
では、夜分に失礼したよ。」
その気遣いに、甘え薬を飲み体を横たえる。
数日降りの睡魔が彼に訪れた。
朝号令の音と共に目が覚める。
一時間早く行かなくてはならず急いで支度をする。
集合場所に集まると、マルコーが装飾品のような物を並べていた
「例の物の用意は出来た様だな、各自自分の名札の物を迅速に身に着けるが良い!」
そう言われ自分の名札のものを受け取る。
皆は何故かネックレス型なのに自分だけが指輪だった
余談だが、この指輪は内戦の後に川の中に捨てた。
数年後、鋼の…の報告でレト教と言う宗教の教主がそれを使い人々を
惑わせていた事を知った時には誤算だとは思ったが、鋼のが解決に導いてくれたのが幸いだったが。
- 341 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:29
ID:6/4P/uzI
- 「くく…女のような根性無しの貴様は指輪がお似合いだ。
市街戦は弾幕が濃いからな、本気でかからねばお前なぞ蜂の巣だぞ?」
一瞬性別がばれてしまったと…ドキリと胸の鼓動が高鳴るが、違った事に安堵する。
そう自分を小馬鹿にする准将から目を逸らし、また襲いくる不安にロイは苛まれていた。
軍のジープに乗り市街の近くへと来た時、運転手の額が打ち抜かれ操縦者を失った車は近くの茂みへと
音を立てて突っ込んだ。
車から出ると辺りは既に銃を持った男達に包囲されていた。
「小癪な!!!成敗してくれるわ!!」
鉄血の錬金術師グランが錬金術を発動するとその体は岩のような物質に包まれ
銃器のような物が至る所から枝を生やしている、同時にあの賢者の石のレプリカと呼ばれるものも
赤く輝いていた。普段は腕を銃器に変えるだけだった錬金術が増幅されているのか?
彼の全身は兵器そのものだった。
このままでは味方が巻き込まれてしまう為、マルコーがバリアのような物を味方に向けて張る。
鉄血の錬金術師の砲身が銃弾を全方位に向けて発射した。
辺りに居た男達は断末魔の悲鳴すら上げられずにその銃弾の餌食となって行った。
気が付いた頃には辺りに散らばる物は肉片、そしておびただしい血液と
吐き気のする臓物の匂いだった。ロイは耐えられずに嘔吐する。
一緒に連れて来た兵士もこの匂いでやられたのだろう、しゃがみ込み嘔吐している。
自分だけでは無かった事に多少安堵しつつ、震える体を無理矢理前へと進ませる。
歩く度に踏み付けてしまう肉片を成るべく見ないように。
「ふははは!!この賢者の石の効果は素晴らしい!!素晴らしいぞ!!マルコー!!
よし!このまま市街へと乗り込むぞ!!!」
- 342 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:31
ID:6/4P/uzI
- 雄叫びのような声を上げ高揚しているグラン准将を前に進軍は再び開始された。
突然ロイの肩を1発の銃弾が打ち抜いた。
苦鳴を上げて地に転がったロイに向けてまた銃口が向けられる。
殺してくれれば誰でも良い等と考えていたのだが、目の前に死が近付いている
その恐怖から、いつものように発火手袋を着けた手を擦っていた。
すると、爆炎が上がり当たりに居た兵士達は消し炭すら残さず蒸発する。
マルコーが駆け寄り、打ち抜かれた肩を石の力で癒して行く。
女である体が見えないようにマルコーのコートの下で治療は行われ
後も残さずそれはたちまちの内に完治した。
「灰の一つすら残らぬか、根性無しの割には有り余る力。
お前には勿体無さ過ぎるな。
その力存分に振るってもらうとするか。
お前が先陣を切れ!異義は許さん!」
その言葉に絶望を覚えながらロイはおずおずと前に出る。
先陣を切ると言う事は、残酷にも殺すか殺されるか…その2択しか無い。
敵の気配を感じた方向に逃げ出したい、泣き出したいそんな気持ちで
ただがむしゃらに焔を発して行く……心を凍せる事が出来たらどんなに楽だろうか
気が付くと目の前は涙で霞み、燃え盛る炎の音以外完全に聞こえなくなっていた。
「生き残りも居るはずだ、捜せ!そして仕留めろ!!」
グラン准将に言われ錬金術師達が散る。
1人になり、倒壊しかけた建物の影に隠れてやり過ごそうと思い
その影に入った瞬間、銃を持った少年と運悪く出くわしてしまう
「う……ぁ…………ぁ。」
おびえる少年の目、だがこちらに向けられている銃口は震えている。
ロイも発火手袋で焔を発火出来る状態にあるのだが同じく手が震え歯が音を立てる。
目の前の少年は……まさしく自分と同じだった。
- 343 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:32
ID:6/4P/uzI
- 途端ににその少年が
銃口を上げ
「うっわぁああああーーー!!!」
そう叫んだ瞬間には反射的に手袋を擦っていた。
指輪を着けていない方の指だった為か少年の体は焼け焦げた死体となって目の前に晒された
その体が自重で傾き倒れると焦げた表面がベロリと剥がれ落ち赤黒い肉を覗かせた
「……あ……うわぁ…あああ…………。」
それを見て自分のした事を改めて思い知ったロイは恐慌状態に陥る。
頭を抱え座り込み、もう正常な状態とは言いがたい。
その敵の的になる格好の標的のロイを少年の仲間達であろうか?
数人の少年がロイを取り囲み、イシュヴァール語で叫んでいる。
ゴツンとライフルの銃口が後頭部に当てられた。
殺すか殺されるか……そう頭に浮かんだ言葉がロイを狂わせた。
指輪をしている方の指を擦りおもむろに立ち上がる
辺りを爆炎と黒煙が包み夜の闇を昼のように明るく照らしていた。
あの少年達も断末魔を上げる迄も無く蒸発してしまったのだろう
そこに残って居たのは白く焼け残った銃、ただそれだけだった。
人の気配がすれば、焔で焼き尽くす。
その単純作業だ。
そう自分に言い聞かせ淡々とそれを行った。
完全に自分の回りから人間の気配が無くなる。
多分味方迄も巻き込んでしまった可能性が高い。
そう考えまたもしゃがみ込む……
もう、解放されたい…そう思った時
「…タングくん!……マスタング君!!」
マルコーの声に現実に引き戻される
その声に力無く…
「はぃ………。」
と高熱で乾ききった喉からなんとか搾りだした掠れ声で答える
- 344 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:33
ID:6/4P/uzI
- 「作戦は成功、イシュヴァールの完全制圧に成功との通信が入ったそうだ。
君が戻らないので探していたんだ、さぁ本陣へ戻ろう。」
そう差し出された手を取りロイはまたもや憔悴し切った顔を俯き加減に
立ち上がった。
本陣へ戻ると…
「遅いぞ!!マスタング!
だが許してやろう、本日の作戦の8割はお前の功績だ!
イシュヴァールの完全制圧は建前上の成功は為された!
残兵は今の兵力でも十分大丈夫だろう。
国家錬金術師は明日、任務完全終了との事で凱旋帰還だ!」
そう笑いながら肩をどすどすと叩くグランに
気押されつつ、明日の帰還を心待ちにしながらテントへと戻るのであった。
実際あの追い詰められた時から記憶は完全に無かったのだ。
気が付けばマルコーの声がしていた、ただそれだけだ。作戦の8割と言う事は……
自分は一体、どれだけの人間を手に掛けてしまったのだろうか。
考えながら焔ですすけた体を湯で洗い流す
体にこびり着いた肩を撃たれた時の乾いた血がもう残っていない傷跡から剥がれ落ちる。
血すら…生きて来た痕跡すら残さずに蒸発し消えた人々。
その事を考えるとまた眠れない夜が続くのだろうと言う予感がした。
そして、横たわる寝台の近くに誰か来ている…マルコーだろうと思い
うっすら目を開くと急に強い力で押さえ付けられた。
「ぐ…!!」
呻き声まじりに、顔を押さえ付けている人物に向けると
グラン准将の顔があった
「グラン…准将殿?」
- 345 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:36
ID:6/4P/uzI
- 何があったか解らずに名前を呼ぶと
いきなり腹に一発手加減はしているのだろうが拳が叩き込まれる
「うぐっ!!」
動けずに居る所をいきなり口付けられた。
初めての感覚と舌が翻弄される感覚に
頭が朦朧として動けなくなる。
「くく…お前のような上玉は東方指令部に返す迄には手折っておきたくてな。」
その言葉に自分はこの男の手で犯されてしまうのだと思った。
憔悴し切った体と心では、この軍隊格闘の達人相手ではどうする事も
出来ないだろう、こんな状況なのにそう考えている自分がとても悲しい。
無理矢理ズボンを脱がされ、尻を撫で上げられる。
「ほう?貴様…女だったのか」
舐める様な視線が絡み付いて鳥肌が立つ。
「もう少し早く言えば早い内から儂が存分に可愛がってやったんだが。
残念ながら…処女ではないようだな
まぁ、いい。
もともとこちらを頂くつもりで来たからな。」
その手が誰にも触れさせた事の無い後孔に伸びた。
憔悴が体の感覚を無くしてくれているのが幸いだった。
ただ、事が終わるのを待てばいい…そう思って居たのだが
ぬるりとした液体を後孔にかけれれ、性器にも塗り付けれられると
体が火照り感覚が戻ったように喉から悲鳴のような声が上がる。
この赤い液体は………あの錬金術の力を増幅する装飾具と同じ物だと悟った。
その指が容赦無く後孔に侵入すると痛みといえも知れぬ感覚にがくがくと体が震えた。
「気持ち良かろう?賢者の石はこのような事に迄使えるのだ。」
気絶しそうな感覚に耐えていると指が増やされ、中で蠢く指にあっさりと
意識を手放してしまっていた……
- 346 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:37
ID:6/4P/uzI
- 目が覚めると何故か身は綺麗に整っており、傍らにはマルコーが自分の目が覚めるのを
待って居た。
彼は既に軍服を脱ぎ傍らに大きなトランクを抱えている。
「すまない……君にはとても辛い思いをさせてしまった
ここは地獄でしかなかった。賢者の石はレプリカであってさえ
人間が手にしてはいけない物だったのだ…
私は今からここを出る。
見逃がして……くれないだろうか……。」
苦悶の独白を吐き出し
マルコーは足早にその場を立ち去る。
その後ろ姿をただ、黙って見つめているしかロイには出来なかった。
纏まらない記憶を頼りにいまだ自分の指にはまったままの指輪を見つめる。
あの時グラン准将に手篭めにされていた…そこまでの記憶までしか残っていない
体に残る痛みと胸に点々とする愛撫の後、マルコーが身を清めてくれたのだろうか。
指輪を外そうとした時、その指輪から放たれた光がロイの記憶に無かった部分を呼び覚ます。
あの市街地では……口元を歪めて、ほくそ笑みながら自分が逃げまどう人間までをも焔に巻いていた。
焼け焦げた死体を足で蹴り飛ばし唾を吐きかけ、昂笑を浮かべながら全てを焼き尽くしていく。
自分と違う別の生き物が自分の体で行っているような残虐極まる行動に体が震える、涙が止まらない。
フラッシュバックが続いたかと思うと今度はグラン准将に襲われた時の最も見たくは無い記憶だ
最初のぐったりとして人形のように抵抗を見せない所迄はまだ良かった……
自分が気絶してしまったその時の映像と感覚が直に頭に叩き込まれる。
指を2本同時に後孔に入れられた自分は淫らな喘ぎ声を上げ、噛み付くように自分から准将に口付けをし
更には准将のものを自らくわえて奉仕している姿だ。
見たく無い!こんな物見たくは無いのに…!!
- 347 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:39
ID:6/4P/uzI
- 後ろから准将の物を後孔に受け入れた自分は蕩けるような表情で腰を振り浅ましく嬌声を上げている。
そしてグラン准将が強く腰を叩き付けた後には甲高い悲鳴を発して自分は達していた。
それは一度では終わらず…5度程続き、自分はようやく意識を手放したらしい。
准将は大声でテントの外にいる兵士を呼びつけ、今すぐマルコーを連れてくるように命令する。
到着し、目の前の信じられない光景を前に絶句するマルコーの前でグラン准将はぐったりと
腹の上で体を投げ出し繋がったままの自分を引き抜き、人形でも投げ捨てるように、ベッドの脇へと放った。
汗に濡れた髪が頬に貼り付いて何だか他人のように思える。
「焔の錬金術師がお前の作ったこの賢者の石で完全に堕ちたぞ、マルコー。
自分から腰を振ってよがりおったわ!ははは!!どこの娼婦よりも具合が良い。」
そう笑う准将を怯える目つきで「あの、用件は……。」
「こいつの後処理は任せた。気絶しているが具合も良いぞ。
お前もどうだ?」
そう言いながら着衣を整え准将はロイの事等、全く気にも留めずテントから立ち去った。
その後、マルコーは気絶し精液まみれになった体を丁寧に清め涙を流し嗚咽する
「すまない……許してくれ。」そう繰り返しながら。
自分を心配そうに見守るマルコーの姿と目をさました自分の所で
その記憶は途切れた。
- 348 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 03:40
ID:6/4P/uzI
- その記憶がトラウマになってか……
溺れるように士官学校時代の親友のヒューズや名も知れぬ男達と
何度ともなく体を重ねた。
あの時とは違う感覚、あの時とは違う心と身体
苦痛では無く快楽と柔らかく翻弄する肉と体温
……ただそれだけが自分の心をあの忌わしい記憶から癒してくれた。
それからと言うものの、男に溺れかけた生活が続いたのは言う間でも無い。
一時の安息、そして心を氷で固め焔を身に纏い
男として…私は迷う事無く進むだろう。
大総統の地位を掌握するまで………
- 349 :内戦の記憶 :04/01/24 03:42 ID:6/4P/uzI
- TVverの過去捏造でつ。
しつこく軍部祭でグラン准将が東方指令部に押し掛ける所の続きもコソーリ
書くいてみたいかもと。
長くてスマソ
- 350 :兄×妹 兄の苦悩 :04/01/24 04:43 ID:r7F9zXJ3
- 誰もいない・・・?投下するなら今のうち・・・
俺達兄妹はもともと仲が良い方だったが、母親をなくした寂しさからか、最近は更にべったりになり、幼馴染みのウィンリィにからかわれるほどだった。
もう十歳も過ぎたというのに一緒に風呂に入ったりしていたという「兄妹のスキンシップ」ではちょっと済まされない事を何の疑問も持たずにやっていたのも、やはり人肌恋しいというのがあったのだと思う。
兄の自分の影響なのか、あまり女の子らしい所のなかったアルも近頃は体も丸みをおび、その成長期の胸は膨らみかけて来ていた。
それに気付いたときは愕然としたものだ。
産まれた時からいつも一緒、妹というよりも相棒。
ウィンリィのスカートをめくってからかっていたバカ共を、一緒にボコボコにしてやった事だってある(ちなみにアルはズボンばかり穿いているので、被害にあったことはない)
ショックだった。
性とは無縁の存在だと思っていた妹の変化が。
何よりアルを今までとは違う目で見てしまう自分が。
おやすみのキスも、心細い夜の沿い寝も、もうやめよう。一緒に風呂に入るなんてもっての他だ。
- 351 :兄×妹 兄の苦悩 :04/01/24 04:46 ID:r7F9zXJ3
- 兄がそんな悲愴な決意を固めていると知ってか知らずか、妹はそんな事はおかまいなしに今日もあたりまえのように兄と自分の分の着替えとタオルを用意している。
「兄さん、お風呂はいろうよ」
「あのな、アル…」
今日という今日は言わねばならない。
「お前もう十歳だろ。そろそろ一人で風呂入るようにしろよ」
妹はきょとんとした。
「何言ってるの、兄さん。僕達兄妹じゃない。問題ないよ」
……………これくらいでくじけてちゃダメだ。
- 352 :兄×妹 兄の苦悩 :04/01/24 04:48 ID:r7F9zXJ3
- 「兄妹でも男と女だろ。だいたい普通はこのくらいの歳になったら女のほうから意識して嫌がりだすもんだぞ。ていうか自分の事、僕って言うのもヤメナサイ」
「もう、兄さんたら説教くさいんだから。いいじゃない、普通の女の子はそうなのかもしれないけど、僕は気にしないもん」
お前が気にしなくても俺が気にするんだよ!
もちろんそんな事は言えやしないが。
嗚呼お母さん。妹がこんなにも女の自覚が足りないのは、兄の手ひとつで育てて来たせいなのでしょうか。
妹のためにも自分の(理性の)ためにも、もっと長生きして欲しかった…
思わず遠い目で今は亡き母親に語り掛けてしまう。
「僕、兄さんと一緒にお風呂に入りたいの。いいでしょう?」
見上げてくる妹の眼差しに、なんだか打ちのめされた気分でエドは曖昧にうなづいてしまうのだった。
以下エンドレス。
- 353 :兄×妹 妹の苦悩 :04/01/24 04:50 ID:r7F9zXJ3
- さらに兄×妹。上の作品とはまったく別の話ですのであしからず。
無意味にエロです。
兄さんが僕のクリトリスをその指で愛撫する。
持ち主の意思を無視して僕の口からはひっきりなしに泣くような甘えるような声が漏れていて、腰は勝手に揺らめいている。
僕の体は兄さんとこういう事をする時、僕の支配を抜け出して、誰か違う人の命令しか受け付けなくなってしまう。
恥ずかしいからあんまり高い声を上げないで欲しいんだけど。
兄さんが僕のあそこをいじる指はそのままに、舌で乳首をなめるものだから、僕は涙を流してあえいでしまう。
お願い。もうやめて。
そう思うのに、僕の口は僕の意思に反した事を言う。
「兄さん、もう欲しいの、はやくちょうだい…」
こんな事を口ばしってしまうのも僕の責任じゃない。
今、僕の体は僕の言う事を聞いてくれないんだから。
- 354 :兄×妹 妹の苦悩 :04/01/24 04:52 ID:r7F9zXJ3
- 兄さんがズボンのジッパーを引き下げる音がする。
僕はもうすぐ来るだろうそれを、ただじっと耐えて待ち受ける。
僕のいりぐちに兄さんの分身が押し当てられる感触に、勝手にあそこがひくひく動めいてしまう。
「アル、入れるぞ」
兄さんが怒ったような睨みつけるような怖い目をして、感情のこもらない声で言う。
普段の兄さんはこんなふうに僕に話しかけたりしない。
にかっと笑って優しい声で僕に呼びかけてくれるのに。
僕と同じように、兄さんもこの時だけ違う人がからだを支配しているのかもしれない。
じわじわと兄さんが僕の中に入ってくる。
圧迫感と期待と痛いのと気持ち良いのと…色々な感覚が入り混じって訳がわからない。
欲しいのか、欲しくないのかさえ曖昧になる。
全部おさめきってしまうと、兄さんはひとつ大きく溜め息をついた後、ゆっくりと律動を始めた。
動きに合わせて僕の口から、あっあっあって変な声が出てしまう。
指がしがみつくものを探して、兄さんの背中に爪をたてた。
頼むから兄さんの体を傷付けるのだけはやめて欲しい。
僕は兄さんの背中が好きなんだ。
- 355 :兄×妹 妹の苦悩 :04/01/24 04:53 ID:r7F9zXJ3
- 小さい頃からずっとこの背中を追いかけて歩いてたんだから。
それを思うと今、僕達は本当に別人になっているんだと感じる。
追いかけて、隣に並ぶものだと思っていた背中に爪をたててしがみついているなんて。
兄さんの愛撫ですでに高められていた体はもう限界が近くて、耐える事ができない。
高いところまで追い詰められて、墜落するように僕はイッてしまう。
兄さんはまだ僕の中で動いている。
イッたばかりの敏感な体にその刺激はかなりつらくて、堪えられない甘い声が漏れた。
だんだん兄さんの動きが早く激しくなってきて、ああ、終りが近いんだな、と思う。
「アル…アル…ッ!」
兄さんが苦しそうな声で僕を呼ぶ。
普段の兄さんとは違うけど、僕はこの時の兄さんが実は好きだ。
僕の中に兄さんの熱いものが叩き付けられるのがわかって、僕はたまらずに兄さんに口付けた。
本当はわかってる。
これは他人の意思なんかじゃない。
僕の押し隠した本心なんだってこと。
- 356 :兄×妹 妹の苦悩 :04/01/24 04:57 ID:r7F9zXJ3
- たらたら一週間くらいかけて一日数行ずつ練成していたものです。
ホームページを作ったりする気力もないのでここに投下させていただきました。
ここのみなさんのイラストや小説にはいつも萌えさせていただいていたので、コレでちょっとでもご恩返しが出来ていれば幸いです。
- 357 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 05:54
ID:Vx4B51Zc
- 兄妹ハァハァ(´Д`*)GJ!出勤前に覗いてよかた…
- 358 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 09:29
ID:RUdytDfh
- あにいもうと萌えー!朝からもう萌えが増幅中。
アル子視点のエド×アル子に(;´Д`)ハァハァしまくりなのでつが。
- 359 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 10:11
ID:UcXffWpN
- >>330
グッジョブ!GJ!GOOD JOB!
最高に(*´Д`)ハァハァさせて頂きました
自分もその後の2人の変化がみたいので激しくキボンヌさせて頂きます
金髪美少年のハボク氏もGJ!ワラタ
- 360 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 12:02
ID:QOwK+Gha
- アル子タンと一緒に風呂はいりてぇええええええええ!!!!!!
ハァハァ。
- 361 :スカートの奥の奥 :04/01/24 12:34 ID:lDKe3Edk
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・鋼の、頼むからその目はやめてくれ・・・。」
結局、下着を見れた事だけじゃ物足りないロイは、エドをソファーに座らせ、
セックスに持ち込むことにした。足を軽く広げさせ、また下着が見える状態になり、
ロイは微笑んだが、エド子がとても不安がっている目をしてこちらを見ているので、
さすがのロイも、犯罪者の気分になってしまう。
(むぅ・・・これじゃあ、レイプするような感じではないか・・・)
エド子の視線がグサッ!と自分の胸を刺激する。
「そ・・そんな嫌がることでは無いと思うが?」
「恥かしいんだよっ・・・こんな格好させて、パンツのトコばっか見つめてさ・・。」
「だからって、そんな悲しい目で見られるとだな・・・(汗)」
ロイもさすがにエド子の視線に負けて、焦ってしまうがここでやめたら男ではない。
セックスで相手を導くのは男なのだから。ちゃんとしないと・・・・・・。
「・・・・・始めるぞ。」
「あ、ああ。」
まるで手術を始めるのかのような合図でセックスを始める二人。
けして初めてではないのだが、今日はなんだがそのような気分になっている。
二人ともかなり緊張していた。
「じゃあ・・・・・・・・・・。」
「あっ。」
ロイがおずおずとエド子の服を上げて、ブラが露になる状態にした。
エド子はちょっぴり恥かしくて小さな声を上げたが、そのままロイにまかせた。
「・・・・・・・。」
「さ・・触らないのか?」
「いや、そのだな・・・・・ヤり慣れてるはずなのだか、今日は調子がおかしくてな。」
「え?」
「まるで童貞に戻った気分だ・・・・・。」
エド子のブラを見ながら、ゴクンと生唾を飲み込むロイ。
今更エド子のこんな姿に鼓動が激しくなる自分などありえないのだが、今日は何故かそうなってしまう。
- 362 :スカートの奥の奥 :04/01/24 12:35 ID:lDKe3Edk
- 「大佐っ。」
「あ、ああ。すまない・・・・。」
自分の恥かしい所を見つめているロイを呼ぶ。ずっと見つめられていたら、恥かしいままなのだから。
でも・・・今日の大佐はちょっぴり心配だ。
「じゃ・・・・じゃあ。」
ブラに手をかけると、そのままいっきに上に上げた。小さいが形の良い綺麗な胸が飛び出す。
右手で右胸を優しく触ると、エド子が小さな声を漏らした。
「あぁっ・・・・。」
「・・・・・な、なんか緊張するな・・・・・・。」
がんばろうと思い、今度は両手で両胸を愛撫してあげる。さらにエド子から出る声に、
大佐の耳は刺激されていた。
(おかしい・・・・鋼のとは何回もヤッているのに・・・・初めての気分だ・・・・)
悩みながらも大丈夫だと自分に言い聞かせるが、鼓動は早くなるばかり。
「あぅっ・・・・。」
「あ、すっすまない。」
考えに没頭しているあまり、エド子の胸を強くつかみすぎてしまった。
そしてそろそろ自分のブツにも限界が来たワケで、おもわず自分の股間に目線をおくる。
(やばいな・・・・下半身にギューンっときてる・・・・)
もう少し我慢しろと、まるでペットに言うつもりで自分の股間を撫でて宥めてあげた。
- 363 :スカートの奥の奥 :04/01/24 12:36 ID:lDKe3Edk
- 「そろそろ・・・下もいいかな?」
「うん・・・・・・・・。」
エド子の了承をもらうと、ロイはエド子のスカート中へ頭を突っ込んだ。
「きゃっ!た、大佐!お前なにやってるんだよっ。」
「え、あ?すまない・・・・。」
いつもなら、ニコニコして「大丈夫だ。」と言うはずだが今日はそうもいかない。
エド子の嫌がることは避けてしまいそうだ・・・・・。
「じゃあ、ここを・・・・・・。」
再度エド子に足を開かせる。そしてやわらかい部分を指で擦った。
「んっ・・・。」
エド子はピクンと反応を示し返す。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
それを見ながらロイは、指とかいれる場所を間違わないようにしなくては。と、
額に汗を浮かべながら内心ビクビクしていた。
- 364 :24 :04/01/24 12:39 ID:lDKe3Edk
- とりあえず、ここまで練成しました。二人とも童貞・処女と、二人エッチみたくしようと
思ったんですが、大佐はぜったい童貞ではないと思います。
- 365 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 15:34
ID:2LZAq2iS
- >>364
可愛いエロ!大好きッス。
24さんの作品はいつも楽しみにさせてもらってます。
次回の投下心待ちにしてます。
- 366 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 16:12
ID:jjoqagTN
- いろんないいものを読ませて(見せて)もらえて幸せだ〜(*´∀`)
>330
乙でした!すごくヨかったです。
思わずまた最初から読み返してしまった。(まとめ倉庫の中の人にも感謝!)
もうエド子がひたすら(*´Д`)カワエエ
これとは別に、思いきり鬼畜な大佐の話も読んでみたい、とか言ってみるw
>334
女の子っぽさやら勝ち気なとこやら、いろんな要素が絶妙に交錯してて
禿萌えました!GJ!
- 367 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 17:43
ID:fd7cHkeG
- >>330
乙でした!!激しくハァハァさせていただきました!
男色家のクレーたんイイ!
実は女の子なのにエドを手篭めにしようとする・・・とか読んでみたいでつ。
- 368 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 19:07
ID:UcXffWpN
- 誰か今日の犯したいくらいカワエエエド子をもとに
色々練成してくれ
ttp://zip.2chan.net/8/src/1074937089107.jpg
>>24氏
(*´Д`)ハァハァ
続きを…早く…ウッ
- 369 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 19:15
ID:HpTJ2Djm
- >368
エド子の尻は安産型ですなw
バックから(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ…ウッ
- 370 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 19:21
ID:82QS6Llz
- おにゃのこにしか見えん…(*゚∀゚)=3ハァハァ
- 371 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 19:23
ID:qwORXfoa
- >>370
確かに…エド子は、実在したのか!
- 372 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 20:07
ID:O/eouMVE
- おしっこ漏れちゃうよ発言で
ロイ子のバリエーションもまた一つ増えた訳ですが。
- 373 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 20:19
ID:Sfnofc6w
- ハッ、なるほど!
アニメの発言を聞いて「なんだこいつ痛いヤローだな」
としか思っていなかったのだが…。
29歳のグラマーな美女が、部下に縛られて
恥ずかしい言葉を言うように強制されているのだとすれば…!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
- 374 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 20:50
ID:DnQaERvD
- ラスト姐さん物キボンヌ
- 375 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 21:26
ID:UcXffWpN
- >>おしっこ
冗談で言ったのかな…それとも本当にエド子が当時言っていたりするのかも(´д`)
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
- 376 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 21:27
ID:kltqlF+y
- 一週遅れ組なので、おしっこ発言が禿死く待ち遠しいです…
ロイ子ってなんかこう…嗜虐心をそそりますなあ。
親ヴァカ×ロイ子とか描いてみますた。
ttp://akm.cx/2d/img/1112.jpg
- 377 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 21:28
ID:O/eouMVE
- >>374
思い付くシチュが♀エンヴィーや江戸子との百合になってしまいますた。
- 378 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 21:34
ID:esQD0trK
- アニメ服破れすぎw
- 379 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 21:53
ID:DnQaERvD
- >>377
見てみたい(;´Д`)ハァハァ
- 380 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 22:39
ID:IH6TUWRp
- 373>>
禿萌・・・!!!!!ハァハァ
考えれば考えるほど頭の中でいやらしい姿のロイ子が・・・!!
念写能力が欲しいです。
- 381 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 22:49
ID:a1RSyrk7
- 今回の「おしっこもれちゃうよ〜」発言で持病が再発した……
誰かロイ子の強制放尿小説を書いてくれ…!
- 382 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 22:52
ID:12ry6zCd
- 新たな萌え話が出ている中。ロイ子小ネタを投下してみる。
「軍に所属する女性の制服を全てミニスカートにする、って仰ってたっスよね、大佐」
「そうだが、ハボック少尉。男に二言は無い」
「男にって、大佐。大佐は女性じゃないですか!」
膝下30cmはどうだろうかと会議のときよりも真剣な顔で考え込む上官は、
紛れも無い女性なのだ。
「だからだ。勿体無いとは思わぬか?」
ロイ子は執務机に軽く腰掛けた。
片足を上げ軍靴を脱ぎ、靴下も脱ぎ捨てる。
元々色白な上、厚手で粗忽な軍服のために日に晒される事がほとんど無い足は、
文字通り抜けるような白さ。
ちらり、と流し目でロイ子が視線を送れば、ハボックをはじめ執務室にいる男性陣
食い入るように露になったロイ子の足に視線を注いでいる。
口元にあでやかな笑みを浮かべ、ロイ子はズボンの裾をゆっくりと持ち上げ始める。
引き締まった足首から伸びる、次第に現れるふくらはぎ、膝、太腿。
太くも無く細すぎることない、カモシカのような足の登場に、誰かが音を立ててつば
を飲み込む音が聞こえてきた。
- 383 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 22:53
ID:12ry6zCd
- 「大佐っ」
「ふふっ、悪くは無かろう?」
「大佐っ、俺一生ついていくっスよ!!!」
飛びついて頬ずりしようとしたハボックを、ロイ子は片足を翻して一蹴する。
空を舞う華麗な美脚に、男達の口からため息が漏れた。
「少尉、あんたって人は!!」
「勝手に触るんじゃねぇボケ!!」
「処女男は引っ込んでろ!!」
鼻血を垂れ流して崩れ落ちたハボックに、男達が罵声と粛清を浴びせる。
その様子を見て、ロイ子は嫣然と微笑んだ。
「大佐、もう満足なさったでしょう」
隅に控えていたホークアイが、軍靴ときちんとたたまれた靴下をロイ子に差し出す。
「大総統になる頃、貴女はとうに三十路を過ぎているんですよ?
老醜をさらすようなまねは、自重なさって下さい」
終
- 384 :名無しさん@ピンキー :04/01/24 22:55
ID:O/eouMVE
- >>376
余裕の無いロイ子&愛が篭ってそうな抱擁親馬鹿に萌え。
- 385 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 00:06
ID:m5Y3F6I+
- >>334さん
拙作からこんな素晴らしいものを錬成していただきありがとうございます。
保存しますた。
感想下さった方々、ありがとうございました。
ただ続編は、ちょっと……すみません。投下予定はありません。
なにせエロ要素が皆無ですので。
- 386 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 00:25
ID:GKnXfdyH
- >>368
桃尻ヤノウ…(*´Д`)
>>385
個人的にはエロが無くてもバッチコーイщ(゚Д゚щ)
なのだが、一応エロパロ板なので色々とマズイかな?
エロくない作品はこのスレに2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073364639/
こういうスレもあるので、よかったら。
自サイトとかでやる予定だったら頑張って探すよ。
そん時はできれば「女体化」でサーチエンジン等に登録よろw
- 387 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 00:41
ID:7QPjuuJI
- 自サイトで女体化やりたいんだけど、ヲチ対象にされそうで踏み止まってるよ・・・
人が沢山いてジャンルに勢いがあるのはいいんだけど、その分いろんな人がいるから
どうしても怖くなってしまうよー
- 388 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 01:06
ID:qwOBRedf
- >387
だからどうした。
やりたいならやればいい。
オチが怖いならやらなければいい。
「頑張れ!」とか言って欲しかったのか?
自分のことぐらい自分で決めろ。
- 389 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 01:35
ID:2Y2tjfS+
>>388
そんな突き放すようなお前の言葉に、無償の愛を感じた。
- 390 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 05:27
ID:vt9bU74u
- >>388タンがカコイイ!
>>387タン
自分のやりたいことやっとくのが一番だよ。人生って二度ないんだし。
後悔はあとですればいいじゃん。
…とか言って、私が読みたいだけですが。
- 391 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 09:05
ID://Yjoj1o
- >>387
ガンガレ。
ウチも女体化サイト勢いのまま作っちまいますたが
毎日が楽しいよ。
- 392 :スカートの奥の奥 :04/01/25 11:28 ID:bH1w5Cdd
- 「痛くしないでくれよな?」
「努力する。」
焦っているロイに念のため、痛くしないでとお願いしたエド子。
この焦りようだと何をするかわからない為、内心ビクビクしていた。
それに対してロイは、自分にファイトだ!!と言い聞かせ、下着越しにまた、
柔らかい部分を弄りだした。
「んんっ。」
エド子は快感に溺れる声を漏らす。それにピクンと眉を動かすロイ。
そしてさららにソコを円を書くように強く弄ってやると、さらに声を漏らした。
「ヤあっ・・・あうんっ・・・・。」
エド子の淫らなその声に反応して、ロイはついに最後の下着に手をかけた。
あっ!とエド子はロイの手を拒んだが、ロイは構わずそのまま下着を一気に下ろし、
露になった、エド子のアソコに視線が釘付けになった。
そして自分に大丈夫だ。と言い聞かせると、エド子のソコを舐め始めた。
「やあっ・・・ああっ!んうっ!!」
ぴちゃぴちゃと嫌らしい音が響く。その音にエド子の脳内が支配される。
足を閉じようとするが、ロイの頭と手がそうさせてくれない。
足の指先に力が入り、どうにもできない快感がエド子をしはいしていた。
「た、大佐っ!もうっ!!」
「・・・・・・・・・。」
やっといつものペースに戻ったな。と安心したロイ。
だがつい気を抜いて、右手でエド子の足を押しつぶしてしまった。
「痛っ!!!」
「す、すまないっ。」
「た、大佐!しかっかりしてくれよっ!」
「いやあ、今のはなんて言うのか・・・・その・・・。」
「痛いのは、嫌なんだからなあ・・・・・。」
「あ、ああ。」
情けないな、と思いつつロイはエド子に誤って、今度はエド子のナカに、指を入れ始めた。
- 393 :スカートの奥の奥 :04/01/25 11:32 ID:bH1w5Cdd
- 「んっ!!」
その異物感にたえるように体をくねるエド子。
だが、
「おい!!手袋はめたままやってるのか?」
「そうだが?」
「馬鹿っ!!」
「え?」
「なんかの拍子で、ナカで火ぃついたらどうすんだよっ!!」
「あ。だ、だが!!一本しか入れてないから大丈夫だぞっ?」
「で、でもだなあっ!」
「・・・じゃあ、もう挿入していいかな?」
「・・・・・うん。」
十分濡れているから大丈夫か。とロイは決心してエド子の足を持ち上げた。
やっと散歩に行けるぞ。みたいな事を自分のブツに心の中で話しかけて、ロイは
ズボンの中からそれを出した。
- 394 :スカートの奥の奥 :04/01/25 11:33 ID:bH1w5Cdd
「いくぞ。」
「ああ・・・・・。」
ズズッと、ゆっくりロイの高ぶっているソレが挿入する。
エド子は目を見開いて、今度は高い声を何度も上げた。
「あぁ・・ううっ・・・ああっ!」
「くっ。」
スムーズに挿入できて、今度こそ有能だな。ははっ!と浮かれたのもつかのま。
「・・・・・・・・・・・・。」
「鋼の?」
突然しゃべらなくなったエド子。様子がおかしい。
「どうしたのだ?」
「・・・・・・・・・・気持ち悪い・・・・。」
「・・・・・・・・え?」
「吐くかもっ・・・・・・。」
「何ぃ!?」
やっとできると思ったのに!と泣きながら、ロイは自分をエド子から抜いて、
袋を取りに行った。
「なんか・・・きょうはおかしい。」
気持ち悪いながらも、エド子はそう呟いて横になった。
- 395 :24 :04/01/25 11:34 ID:bH1w5Cdd
- これで終わりなのかな・・・・・?
今度はちゃんと大佐にヤらせてあげたいです。
続編あるかもしれません。
- 396 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 11:38
ID://Yjoj1o
- まさか………つわり?!!
エド子たんどうなってしまうのか(´Д`;)ハァハァ
- 397 :ウロボロスの百合 :04/01/25 12:02 ID://Yjoj1o
- >>379
ラスト姐さん百合の練成出来ますた。
ドゾー
丁度前に投下した「向日葵」に繋げられたので続きと言う事で。
「ん……!!!」
突然、ラストから濃厚なキスをされたエンヴィーは
股間に伸びようとした手を察し男の体から女の体に急ごしらえで変身する。
女に変身すれば、向こうが諦めると思っての事だったが…?
その異変に気付いたのかラストが体を離し
「あら…?
せっかくしてあげようとしたのに…残念ねぇ。」
長い髪をぱさりとはねのけ、つまらなさそうに呟く
安堵したのかエンヴィーは何時ものように
「あのさぁ、いくら色欲だからって仲間襲わないでよねー
お肌の曲り角も適齢期も過ぎた、おばはんの相手なん………うわあ!!」
肉感的な体に押し潰されるように突然押し倒され
上に馬乗りになったラストが胸を掴揉みしだいて行く。
「…ん!!や…め!!……変な……ん!」
女に変身はした事は数知れない程あるが、この体では色事及んだ事の無いエンヴィーは
その微妙な手付きと押えようも無い快感に口を出る喘ぎ声を押さえる事が出来ない。
「うふふ…久々に女の子相手も悪く無いわよね?」
舌舐めずりをする唇が非常に淫らでそこらの童貞ならばそれを目にした
だけで屹立するような、そんな妖艶さを醸し出していた。
その手が動けずにいるエンヴィー下腹部の布の中にするりと潜り込む。
「ひ……っ!ぁ!!や!!だか…らやめ!!…っ!」
蛇のように指先がそこで蠢き、その感覚の強さに悲鳴じみた声を上げ
エンヴィーは仰け反るが体の力が全く入らずただもがくだけ。
- 398 :ウロボロスの百合 :04/01/25 12:04 ID://Yjoj1o
- この女の冠する色欲と言う名前を今、身を持って思い知った瞬間だった。
秘所を愛撫する手を休めずにエンヴィーの太ももにあるウロボロスの印へと
その唇が近付き真っ赤な舌がそれを舐めあげる。
「………っ!!うぁ……あっ!ぁあ……っ!!ぁ……」
急所とも言うそこを舐め上げられ、直に神経を嬲られるような快感が
体を走り断続的な喘ぎが喉から絞り出され、目からは涙が零れ落ちる。
「ふふ…何時ものえげつなさは何処に行ったのかしらね?
いつもこう可愛いと助かるんだけど。」
既に秘所からは愛液の音がぐちゅぐちゅと言う音を立てて指に絡み付いている。
「…も…ぅ!…ひぁ!いわ……な…んはっ…!
か………んっ!おば…・さ……。っ!って!!」
切れ切れに愛撫の混じる声で必死に懇願するが、声にならない。
だが、彼女にはちゃんと通じているようだ。
「やっと…分かった様ね?」
そう笑った彼女の指が性器の上の赤く腫れた果実をきゅっと摘む
強い快感が背を抜け、急に腰ががくがくと震え背が仰け反る。
「っあああ!ぁ!……っあ!!!!ーー!」
絶頂に達しぐったりと体を投げ出すエンヴイーの耳もとで囁く。
「いいこと?今度。おばさんと言ったら………本気で犯すわよ。」
蛇のように自分を見据える目に震えながら、こくこくと今だ朦朧とする頭を振り
「わ…わかったよ…。」
濡れた目を下に逸らしながら顔を紅潮させてしまう。
「返事は?」
彼女は念を押すように目を細め唇をぺろりと舐める。
次にその言葉を口にしたら…どうなるか?と言う脅しも含まれているのだろう。
「はい………お姉様……。」
エンヴィーは身じろぎしながら…小声でそう答えていた。
短くてスマソ。
- 399 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 12:52
ID:x+qmya16
- 姉さん!(*゜∀゜)ハァハァ
- 400 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 22:00
ID:wg0edVpv
- >>397-398
百合━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ああもう興奮が止まりませんよなんですか「はい…お姉様…」って!!!!!
神!神ですかアナタは!
(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
- 401 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/25 22:57 ID:AR62PaU4
- 前スレの 大佐編の続き物です。ムダに長くなります。多分4〜6回にわけて投下させていただくかと。
最後にエロ少し。少しでも短くしようと思い、所々会話方式で進んで行く所がありますが…
すいません。
今までのエド子は無能を、好きだとは気が付いておりません。
それなのにHしてたのね…という突っ込みは無しで。
――――ガイーン――――
…軍の食堂に鈍い大きな音が響く。
「信じらんねぇ!!」
顔を真っ赤にして叫んだのは、金髪金の瞳の小さい少年。
右手のオートメイルをハンマーのような形に錬成し隣に座っていた男
…ロイ・マスタング大佐…をぶん殴ったのだ。(机にめり込んでます。)
そしてそのまま食堂を飛び出していった。
(信じらんねー 信じらんねー あいつ何考えてるんだよ!)
食事をしていたら隣に大佐が座った。そこまでは問題ない。
その後だ。
『好きだ』とか、『好きか?』とか言いながら、いきなり人の胸を触ってきた。
それだけならまだ許せる。(感化されてるなエド子…)
その後キスをしようとしたのだ。人が沢山いる食堂で、だ。一体何を考えているのだろう。
- 402 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/25 23:00 ID:AR62PaU4
- オレ、エドワード・エルリックは性別を偽り男として生活している。
母親を早くに亡くし、(まあ父親は元からいないもんとして考えている。)
幼い弟と2人生きていくにはその方が何かと都合がよかったからだ。
今この場でもそれは変わりない。
それなのに男同士であんな事するだなんて…
誰かに見られたらどうするつもりなのか。
そりゃぁ大佐とその他少数は自分の秘密を知っているが、知らない人が見たら…
オレより自分のほうが危ないんじゃないのか?
所変わって医務室…恨みを買って賊に襲われたと噂されている(え?)
マスタング大佐が数時間ぶりに意識を回復した。
「いてててて…」
「大佐気がつかれましたか?」
事の顛末を知ってかホークアイ中尉が事務的に応対している。
「私はなぜこんな所にいるのだ?」
「覚えていないのですか?」
「ああ」
その横でその原因を作った当事者エド子が椅子に腰掛け小さくなって様子を窺っていた。
流石にこれは自分がやってしまった事なので…(他にも知らない傷が増えているが。)
一応は責任を感じてここに居るのだ。まあ、大事に至らないでくれてよかった。
ホッとしていたら大佐の射られるような視線を感じ、あわてて目をそらしてしまう。
(自分は悪くない。だから、謝らないぞ!)
- 403 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/25 23:01 ID:AR62PaU4
- 「エドワード・エルリック? 君は何故ここにいるのだ? それにいきなり背が伸びたな。」
(はあ?)
「そう思わんか? 少尉」
「…? 何をおっしゃっているのですか大佐? 私は中尉です。」
「少尉…私はまだ大佐にはなっていないのだが…?」
何かチンプンカンプンな事を言い出した。 ホークアイ中尉が頭に手をやり
「失礼ですが貴方の歳は?」
「私は26歳だが? 一体どうしたのだ?」
『記憶喪失』
「3年間の記憶を、頭を強く打った所為で忘れてしまったのでしょう。」
…軍医は力なくそう言った…
それでもほぼ混乱は無く、いつもと変わりない日々が過ぎてゆく。
部下が有能だからだろう。
…変わった事といえば…
ただ1つ エド子の事が女だという事を忘れて、ちょっかいを出してこなくなった位で。
今までが結構迷惑していたので、それはそれでラッキー! などと思っていたのだが…
どうしたものか張り合いがない。 物足りないのだ。 何となく。
- 404 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/25 23:03 ID:AR62PaU4
- 「ウ、ウィンリィ?! 何でこんな所にいるんだ? 」
思いがけない所でバッタリとリゼンブールにいるはずの幼馴染に出会った。
思いがけないというのは、大佐の部屋から出てきたからで…
「何でって…あんた、調子悪いから暇な時にでもこっちに来てくれって
言ったじゃないのよ。 それに…アルからも来てくれって言われたしね。」
「ああ…そう言えばそんな事言ったけな。」
ここ数日間オートメイルの調子が悪く、もしこれたら整備の為に来てくれと頼んでおいたのを
すっかり忘れていた。
本当はこちらから出向くのが筋なのだが、大佐の事もありここを離れる気がしなかったのである。
ウィンリィと一緒に自室に向かいながら、
「何か食べ物勧められたりとか… 服を脱ぎ出したリしたとか…
妙にベタベタ引っ付いてきたりとか… 耳元に息吹きかけられたりとか…
そんな事なかったか?」
さり気なく(全然さり気なくないが)自分がされた事をされてないか聞いてしまう。
「別に平気だよ? …もしかして、気になるの?」
「当たり前だろ! 大佐は女と見ると見境ないんだからな!」
何か呆れ顔されているけど…話を続ける。
「何たって声で孕ませる!! って言われている位なんだからな!」
「エド…いくらなんでもそれはないでしょ。 もしかして…子供の作り方知らないとか?」
「う…それ位知ってる…」
ウィンリィを横目で見れば
同い年なのに自分より高い背、自分より発達した丸みを帯びた体が否応無しに目に入ってくる。
並んで歩くと、男としても女としても色々複雑な気持ちになる。
(やっぱり男ってのはこの位柔らかそうなのが好きなのかな。 オレなんかストンだもんな…
って! ぐぁああぁ!!) 自分の考えで自己嫌悪に陥るエド子だった…
続く…
- 405 :名無しさん@ピンキー :04/01/25 23:05
ID:TDzdTyJg
- うおぉ神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
乙です!続き期待してます!!
- 406 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 19:35
ID:HQzBwn1w
- ロイ子はパイパンっぽいなぁと思う今日この頃。
- 407 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 19:55
ID:AIngL2F4
- >>406
それは大総統の命令で剃られのかと
土曜の放送を見て思った訳だが。
- 408 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 20:45
ID:lNcPQCdP
- 「ロイ子タン大総統への道〜裏街道編〜」
なんぞを先週の放送で考えてしまったわけだが。
- 409 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 23:46
ID:LutWMI1R
- 亀レスですが。
思わずチャーリーズ天使借りてきてしまいました。
すっげえツボでした!
- 410 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 01:01
ID:yyVfyIFP
- 第三研究所よりここ女体化スレばっかに入り浸ってます・・・・。
ウィンリィよりエド子萌え・・・・ごめんよウィンリィなんかおかしいよねw
- 411 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 02:11
ID:byX2qv6T
- ロイ子タンは何でもありだから萌え萌えだ。
どうしてこんなにも激しく萌えるんだろう。
- 412 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 07:26
ID:3tC3WW+m
- >410
ここにいる奴等は皆アンチウィンリィだよ。
ウ ィ ン リ ィ 氏 ネ !
- 413 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 08:19
ID:/QOyzfNQ
- >412
あのな。
お 前 と 一 緒 に す る
な。
ウィンリィも好きだしホークアイ中尉も大好きだ!
むしろ踏んでもらいたいいくらいだ。(;´д`)ハァハァ
あまり浅慮でものを言わんでくれ。
- 414 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 09:09
ID:M1uYVKTG
- ウインリィもエドのおかんも好きですが?
あと、セントラルの電話交換師(ヒューズの部下)にも萌えですが?
女性なら何でも萌えかと思ったら・・・
シグやルイにも萌えるので荒川キャラは男女問わずに萌えさせられry
- 415 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 11:13
ID:VXLNH+9S
- >>408
「んっ…」
「…剃られるだけで感じてしまうとは…厭らしい体だなマスタング君」
「だ、大総と――」
「声を出すなといったはずだが?君は私の言うことが聞けんのかね。場合によっては命令違反で捌きを与えるが…」
「!……」
「まぁよい。今後の君の働き次第だな…」
などと脳内錬成されてしまったわけだが。
- 416 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 15:47
ID:kLBn9jB+
- >>415
「ほら…見たまえ。まるで子供のようだ」
床には剃られた黒毛が無造作に散らばっている。
ロイ子は大総統の手によって辱めを受けた股間を眺め、
くっと歯を食いしばった。
「おや…泣いているのかね。
言っただろう? これはもうひとつの銀時計、
私と軍への忠誠の証だと――――」
などと即座に練成してしまいましたよ。
誰かつるつるになったロイ子たんを陵辱する展開の
続きを書いてくれ…
- 417 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 18:30
ID:M1uYVKTG
- >>416
「そうだ、その目が堪らなく私の胸を高鳴らせる。」
頬を伝う涙を大総統の乾いた舌がすくい取った。
剃られ、肌寒さすら感じるそこをわざと優しく撫でる手がロイ子の羞恥心を
ますます煽って行く。
「…っ!!」
喘ぎ声でも嗚咽の声でも一つ出せたら、どんなに楽な事だろう。
声を殺し緩慢な愛撫に顔を紅潮させ、身を震わせながら柔らかな快感に耐える。
目を細めロイ子を満足げに見つめるその表情が笑みに変わったかと思うと
その頭が開かれた足の間に潜り込んだ。
「…っふ!!」
舌が敏感になったそこを舐め上げられ、急激な快感を与えられたロイ子は吐息を荒げ
声が出そうになるのを自分の左手を噛んで耐える。
「少し触れたぐらいで君のココは噛み付かんばかりだな。」
中に指を入れられ、動かされてしまいロイ子は首を振り必死で否定する。
が、目の前の男の表情がいつもの好々爺から憤怒を称えた表情へと変わり
「さて…君も知っていると思うが、例の噂は良く聞いておる。
存分に噛み付くと良い……その下の口でな。」
まだ、十分に慣らされていないそこに男のモノが宛てがわれる感触に
ロイ子の目からは屈辱の涙が流れ落ちた。
誰か続きドゾー
- 418 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 18:41
ID:UG8Db2XV
- ヒュー子が激見たい今日この頃。
誘い受けで・・
- 419 :スカートの奥の奥 :04/01/27 18:52 ID:PBHtJAsC
- 「・・・・・・・うえっ。気分わりぃ・・・・・・・。」
「まあ、あれだけ吐けばな・・・・・。」
「・・・・・違う。大佐が俺にいかがわしいことしたからだ。」
「(汗)」
大佐が袋を持ってくると、それなりに吐いてしまったエド子。かなり体調が悪かったのだろう。
まだ顔色が悪かった。さすがにそんなエド子を抱く気になれず、ロイはどうにか理性を保って、
エド子を向き合うようにソファーに腰を下ろしていた。
「俺、鳥インフルエンザかも・・・・・・・。」
「え!?」
「おいおい!マジになんなよ!うそに決まってんだろう!それぐらいわかれ!」
「・・・・・・・・・・すまん。」
せっかく気分を明るくしようとしていったのに、大佐のせいでまたきまずくなってしまった。
ったく、鳥インフルエンザになんかならねーっつーの。ばーかあ。
「はあ・・・・・・なんか今日はおかしな日だった・・・・・・。」
「それは、わたしも同じだ。」
「こういう日もあんのかなあ・・・・・・・。」
「まあ、生きていればあるさ。」
「そうだよなあ・・・・。」
でもなっとくがいかない。ちゃんと最後までセックスやりたかったのに。
俺の気分が悪くなったから中断。でも・・・・恥かしい気持ちから解放されたからよかったけど。
- 420 :スカートの奥の奥 :04/01/27 18:54 ID:PBHtJAsC
- 「そんな、当たり前のことを聞いてどうするんだい?」
「マジかよ・・・・・・・・・。」
「まあ、安心したまえ。今度こそ君をちゃんとあんあん言わせてあげるさ。」
「また足を押しつぶしたらどうすんのさ?」
「・・・・わたしを練成して構わない。」
「無能に?」
「ああ。」
お互いにクスッ笑う。ああ、こんな冗談言い合えるの大佐だけだ。なんだか嬉しい。
俺はクールビューティーな女になりたい!っていつか大佐に話したことがあったっけ。
笑われると思ったけど、大佐はがんばりたまえー。って言ってくれた。
女っつーもんは、甘えたほうがいいんじゃない?って思うけど、まあ大佐が言ってくれたならそれでもいいか。
なんて思える。
「今の俺、クールビューティー?」
「ああ。とてつもなく綺麗で・・・・・・クールだ。」
「本当かあ?」
「はは。わたしは嘘は言わないさ。」
「ふーん・・・・・・・・・。」
本当かよって、ツッコミたいけど今はやめとく。アンタを落ち込ませるだけだから。
はあ、気分が良くなりませんようにっ!って願ってるけど無理だなあ・・・・・。
「まあ、信じてあげ・・・・・・・うぅっ。」
「ん?どうしたのかね?」
「・・・・・・・・・・・・腹痛い・・・・・・。」
「え?」
「それに気持ち悪いし・・・・・・・・・。ねえ、大佐。」
「・・・・・・・・・・・・・・なんだい?」
「産婦人科に行こう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・に・・・・妊娠なのかいっ!!??」
「そのさ・・・・ずっと言ってなかったけど・・・・・俺、もう何ヶ月も生理きてないんだ。」
エド子の言葉に、ロイは固まった。
- 421 :24 :04/01/27 18:55 ID:PBHtJAsC
- 妊娠かなあ?エド子は色々な意味で大変だと思います。
- 422 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 19:33
ID:2tQf43ib
- 妊娠キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!??
うっかり中だしの無能(;´д`)ハァハァ
是非大佐+エド子=アル似の子どもで無能をガカーリさせてホスィ。
しかし腹が痛いとなると流産の可能性も……ガクガクブルブル
- 423 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/27 21:10 ID:3xRKqJxB
- ―2―
部屋のドアを開けると鎧姿の弟アルが嬉しそうに出迎えてくれた。
「兄さんお帰り。 あ、ウィンリィ! 来てくれたんだ。」
「アル! 元気だった?」
とりとめのない挨拶を交わして久しぶりに会えた事を喜びあっていた。
荷物を下ろしウィンリィが整備道具を取り出すとアルは気を利かせて席を外した。
それを見計らってすぐさま服を脱がされベッドに押し倒される。
女の子だろ…と思ったが、自分も似たようなものなので黙っておく。
「ハイハイ。 それじゃあ足見せて。」
…う〜ん微調整が必要かな〜あ、でもそうか…
などとブツブツいいながらテキパキと整備していってくれる。
凄いな…いつも思うけど。
「なぁ、ウィンリィ…」
「ん?」
「何であんな所にいたんだ?」
「別に。 次腕見せて。」
…この辺りかな〜うんでもそうすると…じゃあここがいいかな
もう! これ大きすぎ。 無理な注文しないでほしいな…
何となく気になってしまうのでつい何度も聞いてしまう。
「何か言ってたか?」
「別に。 っと、はい終わり。」
「そっか…」
ペチンと腕を叩き
「どう? 調子は。」
起き上がり動かしてみるとうん。バッチグー。
「お、いい感じ。 ありがとな、ウィンリィ。」
「はいはい、どういたしまして。 出張手数料は上乗せさせてもらうからね。」
「うっ…」
- 424 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/27 21:11 ID:3xRKqJxB
- そのままソファーに座り込んでグググーと体を伸ばす。
「あれ? アルと組み手しないの?」
「うん。ちょっとな。そんな気にならなくて。」
ウィンリィは盛大なため息をつきながら道具をまとめていき、エド子が聞きたかったであろう
事を教えてくれた。
「あのねぇー大佐にもアルにも言われたんだけど、気にしてたよ。 あんたの様子がおかしいって。
それで同じ女の子だったらわかるんじゃないか? って聞かれただけ。 それだけだよ。」
「あ、そうなんだ…それでか。」
「うん。 じゃあ私泊まる所探しに行ってくるから。」
ひょいと荷物を肩に掛けヒラヒラ手を振って部屋から出て行き、
廊下で待っていたアルに「終わったよ。」と声を掛ける。
(心配してくれていたんだ…)
「エドー! 少し位は素直になったほうがいいよ。」
顔だけヒョコッと覗かせて、良く解らない台詞を投げて走っていった。
…一体何なんだよ…
- 425 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/27 21:12 ID:3xRKqJxB
- 東方司令部に解読を頼まれていた本を取りに行ったら、丁度
大佐が嬉しそうにいそいそ出かけ仕度を始める所だった。
「大佐どちらにいかれるんですか?」
「いや、ちょっとな。」
女の所に行くのだろうなとバレバレなのだが…
「サボらないでください。」
「ははは、私には優秀な部下が付いているからな。 少し位はよかろう!」
自分の横を通り過ぎる時に嫌味たらしく言ってやる。
「フン、上司がこんなんだと大変だな。」
「なんだ鋼の、羨ましいのか?」
「な、んな訳ねぇだろ!」
「ははは、照れるな照れるな。 一緒に連れて行ってやってもいいぞ。
今から女を知っておくのもいいからな。」
つい、ムキになって喰らい付く。
「お、オレは女だ!!」
(しまった…つい…)
短い沈黙…
絶対変な顔して固まってるんだ、見なくてもそれくらいわかる。
「う〜む。それは笑えない冗談だな。 鋼の。」
頭をぽんぽん叩いて出て行った。 子供扱いするな!! うう〜何か悔しい!!
- 426 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/27 21:14 ID:3xRKqJxB
- そのまま本の解読に集中していたら皆帰ってしまいオレ一人になっていた。
そんな所に、これみよがしに香水の匂いを体に移して大佐が戻ってきた。
「皆帰ってしまったのか。 残っているのは…鋼のか。 何をしている?」
「調べもんだよ。」
なんか気まずい沈黙が続く。 気にしないようにしているのだが、
大佐の事をついちらちらと盗み見てしまう。
机に向かい資料をペラペラめくりそれをひとまとめにして小脇に抱える。
仕事らしいこともちゃんとやっているようだ。
そう思っていたら、横からいきなり茶色い塊を突き出された。
「何だよ、これ。」
「チョコレートだ。 疲れた時には甘いものがいいんだ。」
もしや変な物じゃないだろうな? と思いつつもありがたくいただいておく。
少しお腹も空いていたし。
「サンキュー。」
口に含むと甘味が広がって美味しい。
「調べ物はどうだ?」
「ダメ、中々な〜。」
もう終りにしようと本を閉じて横を向くと、大佐がすぐ隣で覗き込んでいた。
視線がぶつかる。 もしかして、まさかあのチョコ…また騙されたとか?!
- 427 :大佐記憶喪失ぅ編 :04/01/27 21:18 ID:3xRKqJxB
- 「ちょっとじっとしていろ。」
顔に手が伸びてきた。 (どうしよう…)
その指が、触れるか触れないかくらいでギュッと目を閉じてしまった。
指でゆっくり唇をなぞられる…彼の体温がそこから伝わってきて
唇に全神経が集まっているのではないかと錯覚してしまう。
たったこれだけの事で動悸が激しくなってきた。 (やっぱりあのチョコのせいだ…)
その指がすっと離れ、かわりに大佐の顔が近づいてきたようだ。 傍で息遣いを感じる。
つい息を止めて固まってしまった。
「ああ、影か。 すまんな汚れがついているかと思ったのだが違ったようだ。」
え?! 目を開ければそこには机に手を着いた腕が見えるだけだった。
「じゃあ頑張れよ。」
笑いながらキビを返して部屋を出て行った。
何か気が抜けた、スゲー恥ずかしい。
1人ポツンと残されたオレは…口を押さえその場で力なく崩れ落ちた。
キスされると思った。 唇がふさがれると思った。 しかもそれを心待ちにしている自分がいた…
(信じらんねぇ…どうしちまったんだよ…オレ…)
続く
無能ってウィンリィの事なんて呼ぶのでしょう?
ス、すいません。ちゃん?嬢?君?さん? 次にちょっと使うので…
教えていただけると嬉しいです。
- 428 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 21:27
ID:MHZmnMLt
- >>413
貴方に一言申し上げたい。
何を言っても構わん。
だが・・・
ホークアイ中尉に踏んでもらうのは俺が先だ(;´д`)ハァハァ。
これだけではスレ違いなのでアル子タンにもおずおずと遠慮がちに踏んでいただきたい。
鎧ヴァージョンだったらアンコ飛び出るが。それもヨシ!。(;´д`)ハァハァ
- 429 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 21:32
ID:MHZmnMLt
- >>427
乙です神。
ん〜・・・。ロックベル嬢に一票かな・・・。
別に無能エロバージョンだったらウィンリィタンでも(ふみふみ)。
- 430 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 21:51
ID:ROnfBTI3
- ウィンリィ君でもいいかもしれん。>>427
>>428
中尉様に踏んでもらうのは俺が先だ(;´д`)ハァハァ
そして、エドキュンにビンタされてアル子タソに耳掻き
ロイ子にヘッドロックして貰うんだ!
- 431 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:02
ID:MHZmnMLt
- み・・・耳掻き・・・!
_| ̄|○負けたぜ・・・。
じゃ、じゃあ俺は中尉殿に踏まれつつアル子タンと一緒にお風呂に入り
エド子タンと枕投げをした挙句ロイ子タンにおみ足でハイキックを食らって
ウインリィタンと寝るとするか・・・。
- 432 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:13
ID:M1uYVKTG
- ウインリィたんと秋葉原へ行った後にエド子たんと図書館へ行き
アル子たんと上野動物園へ行き、中尉とは富士の総合火力演習を一緒に見に行きたいでつ。
そしてロイ子たんとは巣鴨で末永く暮らしたい。
- 433 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:22
ID:qFPCHEYK
- なんで巣鴨なんだよ!>432
おまいが好きだ!(w
- 434 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:27
ID:MHZmnMLt
- ロイ子タンと巣鴨神社で煙の掛け合いか・・・(うろ覚え)
そ れ も イ イ !
でも正直なところお風呂でお湯の掛け合いがしたいな・・・。
- 435 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:39
ID:ROnfBTI3
- >>431ウィンリィタソと寝る!?(*゜∀゜)=3ハァハァやっぱ白いワンピ一枚だよな。
耳掻きもそうだが、
ロイ子ヘッドロックは、絶対譲れん。ロイ子の豊満な胸の中で息絶えるのだ。
>>432何故、東京観光なんだ…巣鴨にワロタ。
さりげなくピナコばっちゃんがいそうだ。
- 436 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 22:43
ID:MHZmnMLt
- >>435
もうこの際ピナコばっちゃんもまとめてでも構わんぞ俺は。
まぁできるなら過去バージョンでお願いしたいが。
そしてロイ子タンの足も捨てがたいぞと言ってみる。
あの足にプロレス技をかけられたい・・・。
- 437 :24 :04/01/27 23:33 ID:OyP3nySy
- スカートの奥の奥
「妊娠かあ、ついにわたしと鋼のの可愛いベイビーが生まれるんだね。」
「いや、まだそうと決まったワケじゃあ・・・・。」
「その前に、結婚しようじゃないか。君も、エドワード・マスタングになるな。」
「だから・・・・・。」
「ドレスは、もちろん純白の白だからな。」
「・・・・・・・・・・。」
「ミニスカドレスもいい。」
ずるずると手を掴まれて、軍の女性専用医務室に連れてかれるエド子。
ああ、どうか妊娠してませんように!!としか祈るしかない。
大佐と結婚なんて・・・・・・。
「ご家族の挨拶は、誰にすればいいかね?」
「師匠・・・・・・。」
「そうか!」
(って、何言ってるんだよ俺!!!やだ、やめろ!結婚なんてしない!!)
「さあ、妊娠してるように祈らないとな!!ははははは!!」
大佐の笑い声がどこまでも響いていた。
そろそろ、レイープの連載話を再開しようと思います。
基本的に今練成してみたいのは・・・・・・、
ハボエド子の純愛
ロイエド子の童貞・処女
ロイ子エド子の女友情物語
アル子?
かなあ・・・・・・。
- 438 :名無しさん@ピンキー :04/01/28 03:54
ID:mndZ2ZJP
- >415−417のロイ子タンにものすごくものすごく萌えたワケだが。
おまいらネ申だ!GJ!!
>24
ものすごくテンポよくって読んでて楽しい!毎回乙です!
- 439 :名無しさん@ピンキー :04/01/28 09:34
ID:GBTSLmRD
- 倉庫って携帯だと見れないのな…(
´Д⊂
誰かメニュー頁のURLだけでも教えて下さい。オナガイシマス
早くPC直って来ないかなショボーン
- 440 :名無しさん@ピンキー :04/01/28 11:04
ID:+D6WgN3A
- >439
総合メヌー
ttp://yellow.ribbon.to/~matomesouko/menu0.htm
スレ1メヌー
ttp://yellow.ribbon.to/~matomesouko/menu.htm
現行スレメヌー
http://pinktower.com/yellow.ribbon.to/~matomesouko/menu2.htm
桶?
- 441 :439 :04/01/28 21:21 ID:GBTSLmRD
- >440さん、ありがとう
神も倉庫管理人さんもありがとう
パケ代死しないうちに返ってくるといいな、PC…
- 442 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 01:44
ID:QPYeJr1n
- 倉庫でトイレットペーパーが終了に…( ´Д⊂ シクシク
- 443 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 02:02
ID:gBJjOwm/
- 今から読もうと思ってたのに…漏れもショックだよ…( ´Д⊂ シクシク
- 444 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 02:31
ID:e8EvSaAV
- トイレットペーパーとはなんぞや?
- 445 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 04:08
ID:TzeCGAiH
- >>397-398
あなたは 神 ですか…
ラスエン百合!!!!!!!!!!(*・∀・)
萌え死にそうです
- 446 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 04:25
ID:zqrAvUQC
- >>444
トイレット-ペーパー [toilet
paper]
便所用の紙。特に、巻いて円筒形にした紙。落とし紙。
三省堂提供「大辞林
第二版」より
むむ・・・そしてそこから連想されるものと言えば・・・
トイレットペーパーの芯を抜いたり、ドアの上に黒板消しを設置したり
冬の寒い朝、家の前に水を撒いて氷を張って逃げるのがウロボロス軍団の主な業務内容です。
- 447 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 09:25
ID:nF1j6kYL
- >>446
ワロタ
エンヴィーたんもラスト姐さんもお父様のためにそんなことしてるのか(w
…結局トイレットペーパーの謎はつかめないままなんだが
- 448 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 12:47
ID:LrPIn3RE
- >447
倉庫に逝ってひたすら作品を読みあされば
わかりますよ_| ̄|○アアアアアアア…
- 449 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 14:40
ID:zqrAvUQC
- お父様=エドの親父前提で一本投下してもオケ?
- 450 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 14:47
ID:PpASSQcn
- >>449
おながいします('Д`*)
- 451 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 16:28
ID:9YFxVn5r
- エド子萌
**************
- 452 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 16:51
ID:o/2sfzCs
- >451
宣伝乙
- 453 :24 :04/01/29 18:16 ID:wWg0/oUm
- 只今、長編小説錬成中です。
いつもより投下するペースがおそくなります。
スマソ・・・・・。
- 454 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 19:38
ID:nF1j6kYL
- >>448
さっぱりわからなんのだが…
教えてチャンで悪いが詳細キボンヌ
- 455 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 22:14
ID:zqrAvUQC
- >>450
スマソ、書いていたら・・・
うっかり女体化じゃ無くなりそうだ。
向こうのスレに投下してきまつ。
- 456 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:53
ID:PgtPOxTq
- あのー。少しづつ書き溜めていたものなんですが、投下してよろしいでしょうか?
終わってないすけどね・・・
ロイvsアル×エド子でやんすー
だけどタイトル決まってないので『無題』で・・・
どなたか・・タイトル考えてください。
おながしします(;´Д`)
- 457 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:55
ID:VzD1QgIr
- >>456
カもーん
- 458 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:55
ID:PgtPOxTq
- アルフォンスが人型を取り戻してから数ヶ月。
エルリック姉弟は、エド子の右腕と左足を取り戻すべく旅を続けていた
「うがぁ〜。この森いったいいつになった抜けられるんだよっ!!」
「姉さんが絶対こっちの方が近いっていうからきたんでしょ」
そして・・・迷っていた
セントラルシティより西南の街に姉弟の求める情報があると知り、旅立ってはや五日。
なかなか思うようにならないものが人生というものなのか、到着地とされる街は秘境中の
秘境にあるようで、鉄道や車・馬も使えずずっと歩きづめであった
「姉さん。暗くなったしここいらで休もう」
「そうだな。さっすがに疲れたしな」
そういうとエド子はどかっとその場で仰向けになる
森は思った以上に深かったが今日は月が昇っているため、あたりをぼんやり照らしている
南部に近い地域だけあって風も冷たくなく心地いい
その横で、アルは火を熾していた
「はい。姉さん。熱いから気をつけてね」
「ん。サンキュ」
起き上がり、アルからカップを受け取り口につける
「アチっ」
「姉さんは猫舌なんだから気をつけてって言ってるでしょ」
「あーちー」
「ほらかして」
「ほい」
持っていたコップを返すと、アルフォンスは中身のココアを冷ますべくコップに息を吹きかける
二度・三度と
鎧の時やちびの時も世話焼きだったアルなので、どうってことないことだったが、
青年アルフォンスがこれをやってるのを見てるとなぜだか落ち着かなくなってくる
- 459 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:57
ID:PgtPOxTq
- 炎は、幼いころの面影を残した優しい顔だちの少年と
背が高く逞しい身体つきの青年を同時に浮かびあらがせる
「いい。いいよ。アル。俺がするってばっ」
「そう?はい」
アルが渡すより先に奪うようにしてコップをもって行き、弟に背を向けたまま縮こまってふーふーしているエド子。
小柄な身体がよりいっそう小さくなったようでアルは微笑む。
「なに笑ってんだよ」
「なんでもないよ」
アルはそういうが顔は笑っている。
ちょっとムっとするが、笑ってるアルフォンスの顔を見ているとやっぱり落ち着かなくなってくるので
アルの手の中あるコップに視線を移す
「お前、何飲んでるんだ?」
「ん?これ?姉さんには無理だと思うよ」
無理って言われるとほしくなる
「一口くれよぉ」
「んー。でもこれ飲めないんじゃぁ?」
「おねいちゃんに飲めないものなんてない」
「しょうがないなぁ。姉さんは・・・どうぞ」
ココアよりかなり薄い色した飲み物からは甘い匂いがたちこめる。
エド子はホクホクした顔でそうっと大事に口に運ぶ
「ぶふぉっっ」
「汚いなぁ〜。姉さん」
「なんじゃこりゃぁぁぁ」
「何って?牛乳だよ。蜂蜜とブランデーが入ってるけどね。暖まるんだよ」
手に持っているコップの中身を見つめたまま固まるエド子
- 460 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:57
ID:PgtPOxTq
- 「こんなもん飲ませんじゃねえ〜〜〜」
「あはは」
持っているコップをぱっと放り投げ、アルフォンスをジロリとにらむが、世界には万有引力といものがあって
エド子の頭の上に落ちてくるのであった。
エド子にとって謎の液体を湛えたまま
「アル〜〜〜〜」
「え?え?僕のせい・・?」
姉の剣幕にすこし後ずさり、いつものように姉弟の追いかけっこが始まる
「まて〜い。アル〜っ」
「ぼ・僕のせいじゃないよ〜。姉さん」
「待て待て〜い」
「待ちませ〜ん」
「止まれ〜」
「止まりませ〜ん」
ぐるぐると火の回りを回り続ける姉弟を、月はいつまでも見ていた
その一方で・・
「迷った・・・」
青い軍服に身を包む男が森の中で一人。
胸に着けた階級章からかなりの上級将校だとわかる
「中尉の言いつけ守ればよかった・・・」
齢30弱にして、子供のようにうなだれるこの男。ロイ・マスタング大佐 二つ名 焔の錬金術師
司令部では大多数の部下を持ち責任者でもある彼であるが、ここは北も南もわからない深い深い森の中
焔と女性を扱うことは一級品でも、東方いや国中一の方向音痴である彼にもう三つ目の呼び名がある・・
それを無能と呼ぶ
- 461 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:58
ID:PgtPOxTq
- うげ〜・・・。錬金術で服乾かしても匂いが取れない〜」
「うん。牛乳くさいよ。姉さん」
「誰のせいだよ。誰の・・・」
森の中を逃げ追っかけあっていた姉弟は、一時休戦でエド子に染み付いた匂いを何とかしようということになった
「髪にも匂いがついちまってるし〜・・・」
「困ったね〜」
「ちょっと水場を探してみっか。アル、お前はあっちを、小川か水場あったら教えてくれ。
俺は向こうを探して見るから」
「わかったよ。姉さん」
アルフォンスを見送ってから火を消し、別の方向に歩き出す
大嫌いな牛乳を被ってしまったせいで自然と足の運び速くなる。
しばらくすると、木々のない開けた場所に出た。
「うわぁ〜・・・」
自然と感嘆の声が漏れる
月に照らされて金色に輝く水面が広がっていた
「湖?」
小さく波を立てながらそよそよ白い砂場に打ち寄せる
吸い寄せられるように波打ち際まで降りていく
両手でそうっと掬ってみる。機械鎧の右手と左手の間に月がうつるが、水が零れ落ちると溶けてなくなった
「そんなに冷たくないや・・・。よぉし」
月を見上げてにんまり笑うと勢いよく衣服を脱ぎだすエド子であった
- 462 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 00:59
ID:PgtPOxTq
- 焔の錬金術師 ロイ・マスタング大佐は未だに森の中を迷い彷徨っていた
周りに有能な部下と愉快な仲間(部下)たちがいないので今にも泣きそうである
「・・こうなったら、森を焼き払って助けを呼ぶしかないのか・・・・」
物騒なことまで考え始めているロイであった
「あぁ。でもそうしたらここいら一帯が大火災になって始末書だけですむかどうか・・・
訓告?減給?懲戒処分ってことは・・・・うーむ・・」
ごんと大きな音がして、顔面から木にめり込む。考え事しながら歩いてぶつかる軍人てばどうよ?
鼻から血をたらし大佐をしたう女性には見せられないような顔をしてのた打ち回る
{〜〜〜〜〜〜〜っ」
ようやっと痛みから解放されると、魚が跳ねるような水音が聞こえてくるのに気づいた
「ん?川でもあるのか・・・?それをたどって行きば町か村にでるかもしれないな・・」
ロイもう泣かないっとお月様に誓って水音のする方へ踊るように駆け出していった
「ひゃっほう〜」
エド子はザブンと勢いよくもぐり湖面のそ底に向かって泳ぎだす
湖は地下水の湧き水からできたものなのか透明度が高く、湖面底まで月の光が届いていた
息が苦しくなるまで、一頻り泳いでから湖面に顔だす
「ぷっはぁ〜」
三つ編みに結った髪をほどき、湖面に身体を仰向けに横たえる
人もあまり踏み込むことがなさそうな深い森の中の湖。しかも夜だし誰に見られるわけでもなく水浴びができる
機械鎧を着けている身で、普段は男のような格好をしているので身体を洗うにも気を使っていたが
ここは誰もいない場所すっぽんぽんでもかまいはしない
ふいに月の中の影が鎧のアルフォンスのように見えた
「やべー。アルのことすっかり忘れてた。匂いに取れたしもどるかぁ」
背泳ぎのままゆっくり岸に向かって泳いでいった
- 463 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:00
ID:PgtPOxTq
- ほう、月夜の湖か。美しいものだな」
渋くつぶやいてみるロイ・マスタング
だけど当然のごとくここは森の中で一人迷った身なので、だれも頷くものはいない
すこしいつもの司令部の賑やかさを思い出して寂しくなり、歩を進める
湖全体を見渡せる所にきて、沖の方から何かがゆっくり岸に向かってくるのが目にとまった
魚か何かだろうか?
気になったので、岸のほうに注意深く音を消して歩く
人?こんな森の中に?
大木の陰に隠れて、様子を伺ってみる
湖から上がって来た影は、まわりをきょろきょろ見渡し立ち上がる
浮かび上がるのは濡れた金色の髪、どこまでも白い肌、そして銀色に光る右腕だった
自分は、狐にも抓まれているのだかろうか?
こんな深い森で人に会うとは・・・。しかも妖精のような美女に
月湖の精は、こちらに気づくことなく水からあがる
美女・・・?
白い肌は柔らかそうであるが胸はなく・・・
背はちっさく尻から足にかけても凹凸なく・・・
機械鎧のようせい・・・?
「鋼の・・・?」
「おや?こんな所で奇遇ですね。大佐」
気配なく後ろから声がかかり、内心焦りながら素早く間合い取りながら振り替える
「鋼のおと・・」
「しっ。姉さんに気づかれますよ?」
口元に人差し指を当てて落ち着いた小声で話す鋼の弟、アルフォンスであった
- 464 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:02
ID:PgtPOxTq
- ちらっと、子犬のように雫のしたたる頭を振る彼女に目線をやるがこちらには気がついた様子ではない
「き・君らは何故こんなところに?」
「新しい情報がこの先の町であるっていうんで、向かってる途中です。大佐のほうこそ何故こんなところに?」
「私は・・」
「あ。分かりました。ホークアイ中尉とはぐれたんですね。
大佐は、東方一の方向音痴で一人にするととんでもない所にいってしまって探すのが大変だって中尉が言ってましっけ??」
アルフォンスは、小首をかしげ思いを巡らしながら何気に痛いことをいう
そして人好きがするにっこりとした笑みを浮かべてから、フッと目を細め言い放つ
「ほんと、雨の日以外も無能ですね」
アルフォンスによってもたらされたブリザードに凍結させられるロイであった
が、固まっているわけにもいかない
自分の後ろには、ぽちゃぽちゃの(そんなに肉付きよくないが)
ぷりんぷりんの(揺れるものなんてないない)
ぼーんぼーんが(だからない。ないんだよ(;Д;))いるのだ
「き君らがここいる理由は解ったが・・鋼のは何故こんなところで水浴びをしてるんだ?
君は君で・・、姉の水浴を覗き見とは関心せんな」
「覗き見じゃありませんよ。姉さん、僕の前では(鎧のころ)平気でハダカになるし」
「じゃ・・じゃあなぜ鋼のに見つかるとまずいのだ?」
「まずいのは大佐、あなたでしょう?
はぁ〜・・・。もう少しで僕の構想計画通りことが進んだのに・・・」
- 465 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:03
ID:PgtPOxTq
- こんなところに無能大佐が現れるなんて・・本当についてない。僕って呪われてるのかも?
ずいぶん失敬なアルフォンスの言葉に怒りを感じながらも・・ある言葉に引っかかりを覚える
「計画ってなんだね?君」
「大佐には関係ありませんよ。ぼくら姉弟が末永くシアワセに暮らすための計画なんですから」
なんとなくだが、鋼のに対して一方ならぬ思いを抱いている身なので、この腹黒い弟の魂胆は見えてきた
姉の前では温厚で純情の弟でいるが・・私はだまされないぞ
鋼のを守るのは、この焔の錬金術師 ロイ・マスタングだ
「君たちは姉弟だろう?白いウエディングドレスを来た鋼のとヴァ−ジンロードを歩くのは、この私だ!」
「ふっ。ヴァージンロードを歩くのは父親の役目ですからね。思う存分にどうぞ。おとうさん。
金色の髪の花嫁に婚姻の指輪を渡し、誓いのキスかわすのはこの僕だっ!」
「どうやら鋼の弟。君は、再び禁忌を起こそうとしているようだな・・?ならば鋼のの上司でもある私が
全力を持ってとめるしかなさそうだ・・」
言ってロイは、焔の練成陣が書かれた白い手袋をはめた右手を顔の前までゆっくり持ってくる
「あぁ〜?禁忌なんか1回でもすれば2度も3度も、同じですね。
知ってました?人に戻った僕も姉さん同様練成陣なしで、練成できるんですよ?」
アルフォンスは、胸の前に両の手のひらを合わせ迎え撃つ準備を整える
こうして、嫉妬深くて腹黒い男二人の戦いは切っておとされる・・ことはなかった
ふいに湖の方から大きな水音と同時に大きな水柱がたつ
エド子は脱ぎ散らかした自分の衣服をすべて拾って着ようとしているところだったので、
一瞬何が起こったのか分からなかった
「え?」
紅い巨大なハサミが自分に向かって振り下ろされてくるのが見えたので、間合いぎりぎりで飛びよける
よけたところに突き刺さり、水飛沫と砂埃を巻き上げエド子が見えなくなった
- 466 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:04
ID:PgtPOxTq
- 「姉さん!!」
「なんだ?何が起こった?」
睨み合っていた二人だが突如起こった轟音に、後方の湖に向かって走り出す
「合成獣っ」
「こんなところに?しかもでかいっ」」
頭と両腕がカニ。胴体がカメ。下肢がサソリ尾っぽの巨大な化け物が夜闇に眠る動植物たちを
震え上がらすような咆哮をさけぶ
「ギギギギギギィィィィィィーーーーー」
眠っていた鳥たちが闇の中に大慌てで飛び立っていく
「いって〜。尻打った〜」
何とかよけたが着地に失敗して、地面に尻もちをついたエド子に容赦なく二撃目が繰り出される
「くっ。あ〜。俺の服ーーっ」
次の攻撃もよけたが持っていた服がばら撒かれて広範囲にちらばってしまう
こうなったら素っ裸で、目の前にいる敵とやりあうしかない
「こんにゃろぉぉぉ〜〜〜」
パンっ!
勢いよく手のひらを合わせて、両手を大地に叩き付ける
エド子の足元から、巨大な三つ牙が合成獣に向かって伸びていく
ふいの反撃に合成獣はよけることなく胴体中央部にあたり後ろにひっく返り、湖面に倒れていく
エド子は素早く回りを見渡し、一番近く似合った紅いコートを拾いあげ一枚布に練成し身体に巻きつける
「姉さん!」
「鋼のっ!」
「アルっ!来たか?大佐っ!何でこんなところにっ?」
「姉さんは下がってて!」
「鋼の!後は私にまかせろ!」
ひっくり返っていたカニカメサソリ怪獣はゆっくりと尻尾をつかってゆっくり起き上がってくる
「い〜や。俺がやる!」
後ろに庇おうとする二人をよそに左腕を腰に当てて宣言する
「人がせっかくっ気持ちよく水浴びをしてる時にっ。まったっく台無しじゃねーか。
その代償は・・・大きいぜっ!!!」
首をコキコキならし、ニヤリと笑ってから走り出す
- 467 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:05
ID:PgtPOxTq
- 「あ。姉さん!」
「鋼の!・・・やっぱり鋼のはどんな時も鋼のだな」
「えぇ・・。これが姉さんですから」
自分がエド子をかっこよくたすけようとおもったのに・・・
『はぁ・・・』
二人そろってため息つくのだった
エド子はうなだれている男二人をおいて、大きな岩場まで走っていた
その岩場の頂に跳びのぼり、三度練成を行う
現れたのは黒光りする巨大な大砲。それに跨り狙いを定める
「エドすぺしゃるだぜっ。くらいなっ」
砲弾が一発まっすぐ飛んでいき、大きな音たてて合成獣にぶち当たる
少しよろめいたところに二発・三発と続けて打つ
「ギギギギギギィィィーーーー」
再び、湖の中に倒れていった。いや自らもぐって身を潜めるつもりか
そうはさせじと、大砲を放つが水柱を上げるだった
「ちっ」
残りの砲弾も使ってしまってもうない、どうする?
「姉さん」
「鋼の」
黒い大きな影はゆらゆらと湖をまわっている
やっと追いついてエド子の横に並ぶ、アルフォンスとロイ
今度こそエド子を助けられる
「そうか」
『え?』
「アル!大佐!あの化けもんの姿が現れたら、あいつに向かって俺を放りなげてくれっ!!」
「お・・おい。鋼の」
「姉さん!・・わかったやろう」
ややうろたえるロイと、少し思案しながらも頷くアルフォンスに両脇を抱えられて、時を待つ
「来た!!」
- 468 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:07
ID:PgtPOxTq
- エド子の声とともに、二人は高く高く小さな身体をほうり投げる
月に照らされた湖の上を飛ぶ金の髪と白い肌は、きらきらと光る水飛沫をうけ美しい
身体を半分ひねり体制を整えカニ頭に向かって突っ込んでいく
機械鎧の右手が刃に変わり、閃いた
エド子は合成獣にぶち当たるようにしてまっすぐ下に落ちた
「姉さんっ!」
「鋼のっ」
「ギィアアアアアアアアーーー」
合成獣が咆哮をあげる。
真っ二つ切り裂かれて崩れるように左右同時に倒れていった
「倒したのか?鋼のは・・」
「大佐。姉さんは」
「わからない・・湖に落ちていったようだが・・・」
エド子と合成獣が死闘を繰り広げた場所は白波一つたたず、静まり返っている
アルフォンスが湖に飛び込もうとした時、下から声が上がる
「おーい。アル、大佐引き上げて〜」
湖面にぷかぷか浮いたエド子が、ニカっと白い歯を見せて手を振る
「姉さん・・よかったぁ」
「しかし、ほんとに無茶をするな・・鋼のは」
「大丈夫だって。前にあの合成獣と似た化けもんとやりあったことあるけど、
甲羅の下。腹はだいたい弱点なんだよなぁ〜」
「でも、姉さん今のカメだったし、お腹のほうも硬かったらどうするつもりだったの?」
「・・・・・」
「まぁ。倒したからな。鋼のはたいしたものだな」
- 469 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:08
ID:PgtPOxTq
- はは〜。大佐〜。やっぱりやっぱり〜」
姉さんを甘やかすのは止めてくださいと睨むアルフォンスとそれを白々無視するロイは
エド子に手を伸ばし湖から引き上げる
暗い湖面から上がり、雪のように白い全身が月明かりに照らされる
もうしわけ程度に秘所を隠す産毛も金髪なんだなとぼんやり思う
「あ゛っ」
『あ゛?』
「きゃぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
エド子は、自分がしているはずの布がないのに気づき、二人をつきとばす
どぼーーーん。
水柱が二つ上がり、岩場の上には悲鳴を上げ続けるエド子一人だけで、アルフォンスとロイの姿はないのであった
しばらく気が動転していたエド子は我に返り、自分の黒い上着をみつけ着込んでいた
とりあえず、トレードマークの三つ編みは結い直してある
「ズボンないからスースーするし・・早くさがさなくちゃ」
砂浜をずるずる引きずる音がして、身構えながら振り向く
「鋼の〜〜〜」
「ねぇ〜さ〜ん」
濡れゾンビなロイとアルフォンスであった
- 470 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:08
ID:PgtPOxTq
- 「あ。大佐とアル・・わりぃ」
「もうっ。突き落とすことないでしょう?姉さん」
「はは。ごめんな。アル」
「私は、右腕で突き飛ばされたから死ぬかとおもったぞ・・」
「はは。すまない・・大佐。そ・・その自分がハダカだって思わなくて・・・それで
・・き・気が動転して・・」
瞳を潤ませながら、耳まで真っ赤にしてしどろもどろに話すエド子は、
さっきまで合成獣をやっつけた鋼の錬金術師とは思えないほど弱弱しく、白い素足をこすり合わせ
おろおろしているただの少女だった
萌えっ
男二人が考えることは同じらしい・・・
ただならぬ二人の雰囲気に少し引くエド子であった
カサササササササササッ
葉と葉こすれような音がしたなと思ったら、首筋に痛みが走る
「イタッ」
「どうした?鋼の?」
「姉さん?それっ!!」
エド子の襟足にサソリがいるのを見つけ、素早くアルフォンスは叩き落す
「サソリ?いや、違うな・・・」
『合成獣!!』
手のひらサイズ合成獣がひっくり返り、アルフォンスの下でバタバタしている
「さっきのより。小さいですけど・・これ合成獣ですよね?」
「頭がカに。胴体がカメ。尾がサソリ・・間違いないな」
「こ・・こんなのきいてねーぞ・・」
「鋼の!」
- 471 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:09
ID:PgtPOxTq
- エド子はつぶやいて倒れこむのをロイが受け止める
呼吸は荒く、苦しそうに目を閉じている
「姉さん!合成獣の毒にっ。くそぉっ」
まだばたついている小さい化け物を踏みつけ止めを刺す
カサカサッ。カサカサッ。
あちらこちらから、葉のこすれるような音がする
「!」
ちっさいカニカメサソリ獣が、大群で姿を表す
「逃げるんだ!!」
ロイはエド子を抱き上げ森の中へはしりだす
アルフォンスも後に続く
合成獣の大群は、森を埋め尽くす勢いで増えて三人の後を追う
囲まれる前に逃げ切れるか?
「ちっ」
アルフォンスは小さく舌打ちする
「大佐。ここは僕が食い止めますから、姉さんを連れて先に行ってください」
「いや、アルフォンス君。ここは私が食い止めよう」
走りながら言い放つ
「大佐〜・・・。さっき水に落ちたでしょう?発火布は使えないと思いますよ?」
「・・・・・」
- 472 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:10
ID:PgtPOxTq
- 「だから、僕が食い止めます。十字星が見える方向に向かってひたすら走ってください。町に着くはずです」
「き・・君はこの場所に詳しいのか・・?」
「ああ〜。もうっ。予想外のことばかり起きる!せっかく人に戻ったのにっ。本当に僕ってのろわれてるのかなぁ〜・・」
そういってアルフォンスは歩みを止める
つられてロイもエド子を抱えたまま歩みをとめる
風のようなかすれる音はまだ聞こえてこない。だが、すぐそれは訪れるだろう
アルフォンスはロイの腕で、瞼を閉じたまま動かないエド子に目をやる。だんだんと呼吸が速くなってきている
昔のことを思い出す。白い腕と足に機械鎧がつきその熱で数日うなされ続けた、か弱い姉のことを・・・
急がなければ・・。急がさせなければ
「姉さん。ここは僕が食い止めるからね。いつも守られてきたから今度こそ守らせてよ。ね」
「あ・・アル」
エド子はうっすらと潤んだ瞳を開いてアルフォンスを見つめる
「大丈夫。僕は、姉さんの弟だからそう簡単にはやられないよ。すぐ、姉さん追いつくからまっててね」
ちゅっとエド子のオデコにキスを落とす
「だって僕は弟としての以外のキスも、姉さんとしたいからね」
「のわぁ・・鋼の弟っ」
「大佐っ!急いでっ。はやくっ!!」
ロイは、アルフォンスからエド子を守るようにして、走り出していった
つづく
- 473 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:11
ID:PgtPOxTq
- 次回・・予告
「あ・・ん・・・なんだか身体が熱い・・」
「は・・鋼の?」
「ここで少し下ろして・・大佐。大丈夫だから」
「いいや、急いで町までいって解毒しなくては」
「からだのちゅうしんが・・あつくてあつくて・・おかしくなってくる・・?」
鋼のの吐息が耳にかかってって・・どっきどきしている場合か。私はっ
その一方で、アルフォンスはまだ戦っていた・・
バキ。どかどかどか。
「おらおらおら、この下等な蛆虫どもめっ。はあ〜。やっぱり大佐置いて
僕が姉さん背負って逃げればよかったなぁ〜・・。まっしゃーない。さっさと終わらせて合流しようっと」
てなかんじです。
次回はエロエロかも・・?
まだ書いてないので気長にまってくれるとうれしいでやんす〜
奥様は錬金術師の続きも・・ご要望があれば書きますので・・ではまた
- 474 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:46
ID:37hVAg36
- >473
黒いアルが(・∀・)イイ!続きキボンヌ(奥様mona−)
んでも1箇所だけ。
機械鎧は重いのでエド子は金槌だす。(ハンドブックより)
- 475 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 01:57
ID:qQEpIz18
- 弟に蹂躙お姉さまってイイなー。
- 476 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 02:14
ID:c6PvGLaG
- Edwardの女性形ってEdwardineらしいから
どっちにしろエドだな。
…エド子表記にどうしても笑ってしまうんだよ、漏れ
- 477 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 05:34
ID:wpmqnDV0
- >473
黒アルイイ!
禁忌に開き直ってるところに惚れそうだ。
前しか向いていない腹の括り方がいい!
続き待ってます!
>476
>Edwardine
読めなかったんで調べてみたけどやっぱり読めなかった。
エドワディーン? エドワディーヌ? すごい華やかな名前だ。
習うより慣れるしか>エド子表記にどうしても笑ってしまうんだよ
いつかエド子の名前だけでハアハアできる日が来る。約束だ。
アルは女性形名がないみたいだけど…アルフォンヌ?
- 478 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 05:43
ID:zJ7VitLL
- >476
漏れもだ…。
職人のみなさん、何の違和感もなくエド子表記してるから
ツッコミづらかったけど、エド子ロイ子の「子」を見ると
つい笑ってしまうんだ…
- 479 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 06:26
ID:ycsifi1c
- 自分も最初は「エド子で行くんかい!w」とツッコミ入れてたよ。
もう慣れちゃったけど。
>>473
グッジョーブ!(・∀・)b
ところで>469の最初んトコ切れてないかい?
「
が無いだけなのかもしんないけど
- 480 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 06:29
ID:sfBqYWRi
- …既に慣れた(w
エド子アル子表記で萌える。
- 481 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 07:50
ID:vJVYMxCi
- 誰がおにゃのこなのか、分かりやすいから好きだな。>「子」
ただ自分で書いてるときに限っては、まじめな話であればあるほど笑ってしまう諸刃の表記。
職人のみなさんのは気にならないのになあ。
- 482 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 10:52
ID:dSfbRbH7
- 473さん続きお待ちしてますハァハァ。
「子」付き表記はもう気にならんなあ。明るい話だとかえってカワイイと思える。
シリアスだと子無しの方がハマるかなー。
でも、どの職人さんもネ申!
ここはハイレベルな作品ばかりでシアワセ〜
- 483 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 14:49
ID:hGgs1LqB
- 503〜エドウィン!!503〜エドウィン!!
- 484 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 15:33
ID:cgB3OJcS
- >454
ttp://yellow.ribbon.to/~matomesouko/end.htm
- 485 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 16:59
ID:VzD1QgIr
- >>484
倉庫の中の人どうしちゃったんだろ。
無事だといいな…
- 486 :454 :04/01/30 17:43 ID:A0oKDWOW
- >>484
おお、ありがとう!
それにしても回収されたってどういうことなんだ…?
中の人の説明が欲しい(´・ω・`)
- 487 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 18:17
ID:dNhtizjx
- >486
多分、書いた人が自分のサイトにうpするからって言って、公開を止めて貰ったんじゃ?
でもタイトルごと消したほうがいいと思うけどな。
- 488 :24 :04/01/30 19:07 ID:D6MqJdKw
- 「ア・・・・アルフォンスくんかい?」
「はい。アルフォンス・エルリックです。」
「ははっ。かっこいいだろ?大佐。」
春の日差しが差し込む東方司令部のオフィスに、金髪がチャームポイントの、
エルリック姉弟の姿があった。アルはつい先日まで大きな鎧に魂を宿していたが、
姉が苦労して手に入れた賢者の石によって、ついに本当の体を取り戻した。
人間に戻ったアルは、一言で言い切れないようなほどかっこよく、スラッと長身で、
女の子からきゃーきゃー言われるほど。
性格は鎧の時同様、とても温厚で優しいままであった。
エド子はそんなアルがかなりの自慢で、さっそく東方司令部にアルを連れてやってきたのである。
さすがのロイも、エド子からアルだよ。と紹介されても最初は信じられなかった。
でも、エド子もオートメイルからもとの体に戻っていたということで、口をポカンと開けたまま、
ロイは、ようやく信じたのである。
「な、俺の言った通りだろ?大佐はアホ顔してお前のこと見るって。」
「うん、姉さんの言ったとおりだったよ。」
「むう。アホとは、なんだ鋼の・・・・・・。」
「じょーだん。じょーだん。そんな信じるなって。」
アホ顔と言われ、憤慨そうな顔をしたロイに苦笑しながら冗談だよと言うエド子。
一方のロイは、もう一度まじまじとアルの顔を見た。どう見ても、今の言葉で言うならジャニーズ系。
あの鎧の姿からは考えられないほどかっこいいのだ。
エド子はアルに満足しているみたいなので、ロイはほんの少しだけ嫉妬感を抱いた。
「本当に、自慢の弟だよ。アルは。」
そんなロイの気持ちも察しないで、エド子はアルを見て微笑む。
その様子がとても羨ましくて、ロイはずっと見続けていた。
- 489 :FIND THE WAY 2 :04/01/30 19:08
ID:D6MqJdKw
- すいません。上に、題名書き忘れました。
「アルフォンスくんとじゃなくて、いいのかね?」
「なんだよその言い方。あ、もしかしてアルに嫉妬でもした?」
「バカを言うな!なんでわたしが・・・・・・。」
「ははっ!嘘はつかない。」
「う、嘘ではない!」
あの後、ホークアイ中尉達とも少し談笑したあと、エド子はロイを誘って町に出かけた。
露店などでにぎやかなイーストシティの町。ロイを知っている町の住民が愛想よく手を振ってくる。
それに応えてロイは、エド子と話しながらも手を振りかえしていた。
ロイは、なんでアルフォンスと行かないのだろう?と本気で思った。誘ってくれたのは正直うれしい。
でも今は弟の方が一番なはずだ。なのに自分を選ぶなど、絶対ワケがあるはずだ。と、ロイは考えていた。
エド子は、なんでもないと言い張るが、彼女と共に歩み始めて早3年。
態度を見ていれば、嘘をついているのかついていないのかぐらいわかる。
今の彼女の態度は・・・・・・・・、明らかに嘘をついて強がっている態度だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
でもロイは、今は聞かないでおこうと心の中で誓った。
「とりあえず・・・・今日はぶらぶら歩くだけでいいや。」
「買い物はしないのかい?その為に来たんだろう?」
「ううん。本当に今日は、大佐と一緒に歩きたいだけなんだ。」
「鋼の。今日の君はおかしいぞ?」
「ッ・・・・・・・・・・・・・・・。」
その言葉にエド子はビクンと反応した。
「俺のどこがおかしいって?バカだなあ、大佐は。」
「・・・・・・・・そうか。わたしの勘違いかな?」
「そうだ。絶対そうだって!」
明るく言うエド子に、ロイは妙に悲しい気持ちを抱きながらも、これ以上言わないでおいた。
- 490 :FIND THE WAY 3 :04/01/30 19:09
ID:D6MqJdKw
- 一緒に歩きたいと言うならそれでいいじゃないか。何をためらっているんだ。
この子はわたしを選んでくれたんだから。自分はこの子を信じてあげなきゃ意味がないじゃないか。
今という時間をこの子・・・・エドワードと楽しむんだ。それが自分の決めた運命なのだから。
「あとさ、公園で話したいんだ。いろいろ・・・・時間をかけて。」
「今日は君に付き合うよ。君がしたいことをすればいい。」
「ありがと。なんか今日は優しくないか?」
「わたしはいつでも優しいさ。」
そう笑顔で言うと、ロイは左手の手袋を外してエド子の手を握った。
愛しい人の体温を感じる為に。
- 491 :FIND THE WAY 4 :04/01/30 19:10
ID:D6MqJdKw
- 時がたつのは早いな。とロイは思った。エド子と町を歩いていただけなのにもう夕方だ。
町は人ごみをだんだんなくなっていき、夕飯の支度をする音などがあちこちで聞こえてきた。
だけど二人はお互いの手を握り締めたまま、町の隅のほうにある公園に足を踏み入れた。
そこはベンチしかないお年寄り専門っぽい公園だったが、設置された手すりから見える、
町の外からどこまでも続く広い広い平原と、綺麗な夕焼けはとても魅力的だった。
「すっげー綺麗・・・・・・。」
「ああ。夕日をこうまじまじと見るなんて何年ぶりだ・・・・・・。」
「なんか親父くさいぞ。」
「そうでもないと思うが?」
「それは、大佐だけだろ。」
お互いにこうして夕日を見ながら話している時間が何より美しいと思えた。
こうして話しているだけで、なんだか通じ合えているような気がするからだ。
どんなに年齢が離れてて、すんでいる環境が違くても通じ合えていれば繋がっている。
繋がっていれば、いつでも笑える。それが嬉しのだ。
「で、ここでたくさん話すのだろう?」
「ああ。数え切れないほど。たくさんな・・・・・・・・。」
「どんなことを話たいんだい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・お礼が言いたい。」
「お礼?」
「うん。・・・・・・・・・・大佐、ありがとう。」
- 492 :FIND THE WAY 5 :04/01/30 19:12
ID:D6MqJdKw
- そっとさりげなく、エド子はさわやかな笑みでそう言った。
その顔が夕焼けととても合っていて、ロイは目を一瞬奪われた。
何故お礼を言ったのかはわからないが、最後まで聞くつもりだった。
「本当にありがとう。なんか・・・・これしか思いつかなくて。」
「なんで、ありがとうなんだい?」
「・・・・・・・・・・・・今まで迷惑かけたからさ。」
「迷惑などかけていないよ君は。どうしたんだい?お礼なんて君らしくないぞ?」
「ははっ!確かにそうかもな。でも・・・・・・ありがとな。今まで・・・・助けてくれて。」
「どういたしまして。」
ククッとまた笑ってしまった。ありがとうの一言でこんなに暖かい気持ちになれるなど、
今まで経験したことのなかったロイは胸の奥が熱くなった。
「ほかに話たいことはあるのかい?」
「・・・・・・・・・・・・・お願いならある。」
「なんだい?」
「俺のこと・・忘れない?」
「何を言っているんだい?これからも一緒に居るのだから忘れないよ。」
「これからもか・・・・・・・。でも、忘れないって言ってくれるか?」
「・・・・・・・・・・・なんで・・・・。」
「いいからっ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・忘れない。ずっと・・・・・君を忘れないよ。」
「・・・・・・・・・うん。」
自分のわがままなのに本気で言ってくれたロイ。
エド子はまた微笑んだ。
- 493 :FIND THE WAY 6 :04/01/30 19:13
ID:D6MqJdKw
- 結局エド子とアルは、その日の最終列車で帰っていった。
帰り際に、エド子は「俺、大佐のこと忘れないから!」と叫んでいた。
なんか別れるみたいで変な気分になったが、元気なエド子の姿を見れて満足していた。
そして3日後。いつもどおりの東方司令部。
そこにアルフォンスが訪れた。
「すいません。突然。」
「いや、かまわないよ。で、どうしたんだい?」
「実は・・・・・・・。」
嫌な予感はした。エド子は自分と町を歩きたいと言ってから。
でも、本当になるなんて・・・・・・。
「姉さん、昨日自宅で亡くなりました。」
- 494 :24 :04/01/30 19:14 ID:D6MqJdKw
- 死にネタですけど、ハッピーエンドで終わらせます。
次で終わります。
- 495 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 19:29
ID:cgB3OJcS
- >493
((((((((TДT))))))))))ガクガクシクシクメソメソブルブル
続き…続きを禿しくキボン
- 496 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:38
ID:rsiO161c
- 495に禿同!!!!!
最後のアルの台詞にショックを受けました・・・。
続きがとっても気になる・・・!!!!
- 497 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:41
ID:Hnvm4e/Y
- 軍を辞めるのかと思ったら・・・・
驚いたよ・・・・。
- 498 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:13
ID:t3P7I74D
- >>476
>>477
亀レスで申し訳ないが、アルフォンスの女性名だとアルフォンシアかアルフォンシーヌだと思われ。
じゃあ、ロイはなんだろう………(悩)
- 499 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:24
ID:Vsi8NCZ/
- エエエェェ・・・
アルは・・・アルはアルフォンヌだろ?
- 500 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:55
ID:qq130qZZ
- ロイはロイで完結してるから。語源は炎とか王とか男性名だし。
ジャンだってジャネットとかジャクリーンとかあるのに。
ちょっと寂しいので、自分の中ではシャルロット。
- 501 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:30
ID:mUQ9fGn/
- >500
同人板には「ゲール語で赤という意味」とあった。
- 502 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:41
ID:bvtZFopu
- んじゃスカーレットで。
- 503 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:54
ID:d6bqYO10
- >>493
エド子ぉ〜。・゜・(ノД‘)・゜・。
>>奥様は錬金術師
ヤっちゃってください!ハァハァハァハァハァ
営み!営み!キボンヌ
錬金術時代には温泉宿とかないのだろうか…
温泉宿でしっぽり混浴。はだけた浴衣。揃えて並んだお布団
(*´Д`)ハァハァ…ウッ
- 504 :FIND THE WAY7 :04/01/30 23:54
ID:xM2fWjma
姉さんが病気だとわかったのは、元の体に戻るつい2ヶ月前だった。
たまたま訪れた中央で、突然頭が痛いという姉さんが病院にで医者に診てもらったら、
医者につらい顔をされた。
僕たちは笑って、医者にどうしたんですかー?と柔らかい気持ちで聞いた。
そして医者から出てきた言葉に凍りついた。
「エドワードさん・・・・・・あなたはものすごく重い病気にかかってます。」
どうやら、女性特有の脳の病気だった。姉さんの場合、旅をしていた為に、
病気の発見が遅くなって、もう・・・・・・助からないということだった。
長くてあと3ヶ月とちょっとしか・・・・生きていられないと。
姉さんはそれを聞いて、いつもどおり笑っていた。
- 505 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:55
ID:hWvjDhnF
- >500
ロインヌでいいじゃん
- 506 :FIND THE WAY8 :04/01/30 23:55
ID:xM2fWjma
- 元の体に戻ってすぐ、姉さんは病気のことをリゼンブールのピナコばっちゃんと、
ウィンリイに伝えた。二人とも、泣き崩れた。
でも姉さんは、なんで泣くんだよ!と笑っていた。なんで笑えるの?
一番つらいのは姉さんじゃないか!僕は悲しい気持ちと切ない気持ちで胸がいっぱいだった。
早く姉さんの病気に気づいていれば・・・・こんなことにはならなかったのに。
何度も誤った。そして何で笑えるの?って聞いてみた。
すると姉さんは当たり前のように、「死ぬんじゃない。帰るだけだ。」って言った。
僕はそれを聞いて泣いていた。
あと2ヶ月。姉さんにすべてをつくそうと決心した。
- 507 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:56
ID:vsWBmLXw
- 遅レスすいません。
トイレットペーパーのことですが、
あの話を書いているうちにどうしても続編を書きたくなってしまい、
しかしその続編は別にエロがあるわけでもなく
しかもべらぼうに長くなってしまいそうだったので
自サイトに収納しようと思いまして、
倉庫管理人様にメールを出して回収させていただきました。
お騒がせして申し訳ありません。
- 508 :FIND THE WAY9 :04/01/30 23:56
ID:xM2fWjma
- 最後はマスタング大佐と会って終わらせたい。そう願ったのは姉さんだった。
あれからリゼンブールで静養をとって、寝たきりの生活が続いていた。
それでも姉さんは『希望』というのを忘れていなかった。
体が痛くなってきても、痛み止めを飲んでたえていた。
僕に・・・・・・・優しくしてくれた。
死んでしまう日が近づく度に、姉さんは明るくなっていって、僕を勇気付けてくれた。
冗談を言い合って、旅の思い出とかたくさん言って、楽しんだ。
僕は、そんな姉さんを見て心が痛んだ。
でもそんな僕を見て姉さんは、ある日こう言った。
「アル、お前はもとの体に戻れたんだ。ちゃんと喜べ。俺は、確かにあと少しで死ぬ。
だけどそれは仕方ないんだ。それは俺が決めたことじゃない。運命が・・・・・、
そう決めたんだ。」
「でも姉さんが死ぬなんて・・・・・そんなの嫌だよ。僕、一人でどうやって生きてけば・・・・。」
「アル、お前は一人じゃない。俺がずっとそばにいる。」
その言葉に僕はなんとなく救われた。姉さんの、強くて優しい言葉に。
「俺は、お前のこと忘れない。」
ついにあと4日になった。姉さんは朝から、旅のときと同じ服装をして、痛み止めをたくさん
飲んでいた。そう、大佐に会うためだ。姉さんは僕にいつもどおりで言いと、
何回もそういっていた。
大佐にあって、姉さんは伝えたいことをたくさん言うんだとはりきっていた。
今までは、ちゃんとしたことを言えなかったから。だから、ちゃんと言うって決意していた。
姉さんが大佐と町に行ってからも、僕は姉さんの心配をするだけで頭がいっぱいだった。
- 509 :FIND THE WAY10 :04/01/30 23:57
ID:xM2fWjma
- 「大佐のこと忘れないから!」と姉さんは叫んだ。その言葉の本当の意味を、
僕だけは理解していた。姉さんは満足そうで、瞳はとても透き通っていた。
いつもは退屈してしまう景色もちゃんと見ていた。
姉さんの体が動かなくなったのは、次の日。ベットに寝たきりになってしまった。
声も出すこともかなり困難で、せきがひどくなっていた。
医者に診てもらうと、明日が峠だと告げられた。もう運命の時が来てしまったのだった。
ピナコばっちゃん達は、気を使って家に僕と姉さんだけにしてくれた。
やることはした。もうあとは何をすればいいのかわからない。
そんなことを考えながらも、とうとうその日が来てしまった。
なぜかその日の姉さんは、とても体調が良くてただ寝ているだけに見えた。
昼食ちゃんとしっかり食べて、はっきりと喋っていた。
僕とたくさんたくさん話して、窓から綺麗な夕日をいつまでも見ていた。
- 510 :FIND THE WAY11 :04/01/30 23:58
ID:xM2fWjma
- 夜になって、姉さんが寝る準備にはいったところで、姉さんはゆっくり話し始めた。
「アル、今夜はずっと一緒に居てくれるんだろう?」
「うん。ずっと居るよ。」
「そうか。・・・・・・・・・・・あのさ。」
「なあに?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺、死にたくない。」
「姉さんっ・・・・・・。」
「怖いよアル・・・・怖い・・・・・怖いよ。やだよ・・・・・・。」
姉さんは泣いていた。死にたくないといって。
「死ぬのなんて怖くないって!言っていた。でもウソなんだ。本当は怖くて・・・寂しい。」
「・・・・・・・・・・。」
「もうアルと会えないなんてやだ!死にたくない・・・・・・・・・・・。」
「僕だって・・・・・僕だって!姉さんを死なせたくないよっ!!!」
「でもなアル・・・・・大佐、俺のこと忘れないっていってくれた。アルは?」
「忘れないよ!!ぜったい・・・・・忘れるもんかっ。」
「ははっ・・・・・じゃあ俺は一人ぼっちじゃないな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・姉さん。」
「本当に今怖い。でもこうしてお前と居ると明日がまた始まりそうな気がするんだ。」
泣き声交じりにエド子が言う。
- 511 :FIND THE WAY12 :04/01/30 23:59
ID:xM2fWjma
- 「そして病気が治ってて・・・・・また旅を始めるんだ。」
「うん・・・・また、ゼノタイムとかアクロイアとかに行こう?」
「ああ。絶対行く。行って・・・・・・楽しむんだ。」
「必ずだよ。」
「もちろんだ。・・・・・・・・・アル、これ・・・・・・。」
「手紙・・・・・・?」
「そうだ。これを・・・・・・大佐に渡してくれないか?」
「わかった。ぜったい渡すよ。」
「約束だぞ?」
「うん。」
お互いに見つめあって、ありがとうとか色々なことを言った。
「じゃあ俺寝るな。」
「早起きしてね。明日朝一番で、旅に出発するんだから。」
「わかてる。まあ、お前が起こしてくれるからいいよ。」
「わかった。僕が起こすね。」
「・・・・・・・・・・・・・・ちゃんと、起こしてくれよな。」
「約束。」
「ああ。約束。」
そう言って姉さんは眠った。
次の日、僕がどんなに起こしても姉さんは二度と目を覚ますことはなかった。
静かに眠る姉さんの右手に僕宛に紙が握られていた。
そこには、 『明日また幸せであるように』と綺麗な字で書かれていた。
- 512 :24 :04/01/31 00:02 ID:eCORjsyq
- 次で、かならず終わらせます。長くなってすいません。
- 513 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:12
ID:VLOPnwGI
- 。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェェエン
エド子ぉ、エド子おぉ・・・
- 514 :507 :04/01/31 00:13 ID:xh0O/WbU
- ああ、割り込みごめんなさい。
>473さん
こういうノリのいい文章大好きです。笑わせてもらいました。
>24さん
タイトル……この曲大好きなんです。
エド子がいじらしくて泣けます。続きお待ちしてます。
- 515 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:20
ID:x6yyl/HQ
- すんません、マジで泣いてまいました。
- 516 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:36
ID:Nf5o17Ve
- 涙がとまんねぇ…
- 517 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:39
ID:4613pxy/
- (´・ω・`)…重い…
- 518 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:43
ID:hIbqo7AM
- 見回りの兵士×ロイ子の職人様は、まだいらっしゃるのだろうか…
新スレになってから投下がないので心配。
いつまでも待っております。
- 519 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:22
ID:04BXPfXm
- 話しぶった切りますが。
奥様〜のドラマ見てたら煙草ロイ子で萌えた。寧ろ悶えますた。
料理がダメなロイ子・・・嫉妬するロイ子・・・ああ萌え。
もちろん無能エド子でも萌え萌えですが。
- 520 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 09:59
ID:uLVgRmLw
- >24さん
朝から泣いちまったよ・゚・(ノД`)・゚・ウワーン
続きたのしみーーーーーーーーー!!!!!!
- 521 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 11:28
ID:T9Sv77wj
- 24さん>
涙が・・・鳥肌ものです。
続きがすごく楽しみです!頑張ってください!!!!
- 522 :倉庫の中の人 :04/01/31 22:40 ID:4+UijAZT
- ススススミマセン。
自分の言葉足らずでご迷惑をお掛けしました_| ̄|○
>507で神がご説明してくださったとおりです。
タイトルに関しましては、過去ログと照らし合わせてご覧になられる方も
いらっしゃるかと思い、収納し忘れではないことを説明するため
あえて残しております。
トイレットペーパーには深い意味はないです。
AA辞典を終了で検索したらヒットしたので使用します田。
>485
何事もなく日々を過ごしております。ありがd。
- 523 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 00:23
ID:40tUbAOs
- >24氏
泣きますた・゚・(ノД`)・゚・ウワーン
最後のアルの、早起きしてねの言葉とエド子のちゃんと起こしなよという
言葉は切なかった・・・・・・。
題名となっている歌ととてもあってまふ。
- 524 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 05:47
ID:KLtw+3ix
- >24の神
激 し く 泣 き ま し た
アルとエド子の会話がもう……思わずタオル出しますた(つД`)
続き、心待ちにしてます。
- 525 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 06:22
ID:eSsIK+Z2
- 今日のアニメのエド子には激しくハァハァしますた
髪、以外と長いのね…綺麗な金髪に(*´Д`)ムハー
こんなのありますた
ttp://moe2.homelinux.net/src/200401/20040131705828.png
- 526 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 12:26
ID:cM4JJrdN
- >>525
ある意味女体化ですねw
- 527 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 15:05
ID:adbyChLE
- 24氏の涙ものの練成の後で激しく申し訳ないんだが
ここの住人はセイーリ+一人エチーネタとか大丈夫でしょうか?
マニアックな趣向なんで、ご意見が伺いたい。
- 528 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 15:30
ID:EHgLoh4M
- >>527
щ(゜∀゜щ)カモーン
- 529 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 15:55
ID:cM4JJrdN
- 一人エチー激しくキボン(*゜∀゜)
- 530 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 16:15
ID:KBzSUHFw
- >527 すごく…読みたいです…
- 531 :527 :04/02/01 16:43 ID:adbyChLE
- 投下せよとのご意見が出たので
2〜3日中には投下したいと思います
遅筆野郎でごめんなさい
- 532 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 17:35
ID:YIXznsbW
- >>531
鉄臭いヒトリエチ楽しみにしてます(;´∀`)ハヒハヒ
- 533 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 19:12
ID:ibzHBKqL
- (*´Д`)我慢出来ないでつ
- 534 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 19:25
ID:+NIw+CWy
- セイーリ大好きです。早く投下キボンヌ(;´Д`)
- 535 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 21:23
ID:ikKS2i/M
- >350氏の兄の苦悩と同じですが…
裏鋼見て練成したくなっちゃった…すいません。
妹のアルの姿が元に戻った今、オレは恐ろしい事に気が付いてしまった。
アルは昔からオレのまねをして男の子をしていた。
ある年齢になれば女の子の自覚が出るだろう、と軽く考えていたのだが…
その自覚が出るであろう年齢の時にあの鎧姿になってしまったのだ。
と、言う事は…
「兄さ〜ん。」
シャツ1枚に短パン姿のアルが目に飛び込んでくる。
やっぱり〜〜〜〜!!
女の子の自覚が皆無だぁ〜〜〜〜!!
- 536 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 21:24
ID:ikKS2i/M
- そのまま突進してきてグァシ!!と抱きしめられる。
「元に戻れたね!! やったね、兄さん。」
うぉ! 2つの形のよいマショマルがオレの胸あたりに押し付けられて形を変えている。
なんて眺めだ。 普通の男だったら即倒ものだ!
「アル、ちょっと離れなさい。 兄さんお話があります。」
なに? とちょこんと首を傾げるその様子はまるで愛玩動物のような可愛らしさ。
これはマズイ。 このままいくと、とてもマズイ。 外には肉食獣がうじゃうじゃいるのだ。
すぐに狩られて美味しく頂かれてしまう。
「アル、お前は女の子なんだ、わかっているか?」
「あたり前じゃないか。 こんな男の子はいないよ?」
といいながら胸を強調する。確かにこんな男の子はいない。だがこんな女の子もいないぞ!
「こらこら、胸を揺するな。 普通の女の子はそんな事しないぞ。」
ぷうと頬を膨らませて拗ねてる様もまた…
「それと…早く離れなさい。」
「だって〜、前の姿だとこんな事力加減しないと出来なかったし。 今ならそんな事
考えないで出きるんだよ。 もう嬉しくて嬉しくて!」
て、こら! 力を入れるな。 ますます密着するじゃないか! 兄貴のオレだからいいものの
他の男だったら今頃押し倒されてベッドインだ! なんて危険な妹なんだ。
なんとかして女の子の自覚を持ってもらわなければ…
などと悩むお兄ちゃん。
24氏の素晴らしい作品の後になんて物を…
- 537 :527 :04/02/01 21:30 ID:adbyChLE
- 無邪気なアル子(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \
ア
こんな素晴らしいエルリック兄妹の後で本当に申し訳ないが、予想より早く練成できたので投下します
セイーリ+一人エチーなロイ子たんです……
- 538 :彼女の憂鬱(1) :04/02/01 21:31 ID:adbyChLE
- まったく女というものは不便なものだ。
自宅に戻ったロイ子は鞄や上着といったものをすべてソファの上に投げ出し、
素早く風呂場へと向かった。
脱衣所で服を脱ぎながら、ロイ子は今日一日のことを思い返していた。
ムダにイライラするからちょっとしたことで何回も部下を怒鳴り散らしてしまったし、
立ったり座ったりにさえ気をつかった。本当は今日も夜勤だったのだが、どうしても
耐えられなくてホークアイに事情を話して特別に交代してもらった。
この不機嫌と不愉快の原因は誰のせいでもないから余計に腹が立つのだ。
イライラしながらロイ子はワイシャツを脱ぎ、ブラジャーを外す。途端ぷるんと震える大きな胸。
そしてショーツに手をかける。ゆっくりそれをおろすと、独特の匂いがかすかに漂った。
覗き込んでロイ子は溜め息を吐き出す。当て布を何十にも重ねたその日専用の下着には
べっとりと血がついていた。
「……ふう。これさえなければ女は最高なのだがな」
下着と当て布は適当に放置して、ロイ子は風呂場へと足を踏み入れた。
コックを捻り、滝のようなシャワーを浴びる。髪や顔を洗い、その次に体を洗う。
洗い終わり、ロイ子はその部分に目をやった。髪と同じ黒色の恥毛よりもっと体の中心部、
男を受け入れる部分にそっと手を伸ばす。
だん、と音を立てて乱暴にバスタブに片足を乗せる。左手はシャワーのノズルを手にして
準備は万端。――――万端なのだが、どうしてもこのときだけはためらってしまう。
自慰の経験もあるし洗浄したほうがすっきりするのは明らかなのに。己の羞恥心に
訴えかけるようにロイ子は言い訳を独りごちた。
「…別に恥ずかしいことじゃないだろうに。なにを生娘みたいな反応してるんだか」
呟きは浴槽で反響するだけで返事は無い。ロイ子は諦めて覚悟を決めた。
左手で持ったシャワーをソコに当てる。温かい水の奔流に小さく背中を震わせて、
つぷんと指を押し入れた。
- 539 :彼女の憂鬱(2) :04/02/01 21:32 ID:adbyChLE
- 「ん…ッ」
わずかに指を動かすだけで、湯が奥まで入り込んでくる。その感覚は精液を流し込まれるのと
少し似ていた。
ちゅく、ちゅっく、粘着質な水音。白い太ももを伝う赤いものはまるで破瓜のようだ。
「ふぁ、う…」
初めは一本で洗浄目的だった指使いがだんだんと変化する。もう一本挿れて、なかを掻き回す。
これを誰かの指だと思って。
たとえばあの右腕と左足が機械鎧の少年とか。
「はっ、ぁん…」
たとえばあの煙草の匂いがする金髪の部下とか。
「ぁ、うぁ…ぅんっ」
たとえばあの家族思いな親友とか。
「ひぁあっ、あ」
たとえばあの隻眼の飄々とした上官とか。
「んっ、ん…! んく、ふぅん…」
なかを掻き混ぜるのはそのままに親指でぷくりとした突起をいじる。瞬間ぞくりと腰が砕けるような
快感が走る。
タイルの床に汗とも湯気ともつかない雫が、蜜と血と混ざって排水溝に流れていく。
ごとんと派手な音を立ててシャワーのノズルが床に落ちる。あいた左手で突起を強くつまめば、
「ぃあっ、ぁ、あ――――!」
数々の夢想によって限界まで高められていた快感が、突き抜けるように全身を駆け巡る。
はあはあと荒い呼吸をしながらも達した直後でけだるい体を叱咤して、ロイ子は普段発火布で隠されている
手のひらを見た。それは血や蜜でどろどろに汚れていた。
まだ水を噴出しているシャワーで全身を洗い流し、ロイ子は思った。
ああ、やはり女というものは不便極まりない。
セックスが出来ないときに限ってこんなに濡れてくるんだから始末に負えない。
シャワーのコックを再び捻り、水を止める。
さて、今夜は早く寝なくては。どうせ明日の夜勤も断らなければならなくなるんだから、
早めに休んで英気を養い、ホークアイからの叱責を少しでも減らさなければ。
風呂場の電気が、ぱちんと音を立てて消えた。
- 540 :527 :04/02/01 21:33 ID:adbyChLE
- 連投スマソ
ここで終わりになります
あんまエロくなくって死を持って償いたい勢いです
- 541 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 21:52
ID:DXafBlaB
- >540
乙!
このロイ子さん、気が多いっすね。
それにしても死を持って償いたいとまで思うなら
何も無理して投下することないのでは?
別にSSを書かなければいけない義務があるわけでなし。
職人さんには自分の納得できるものを投下してもらいたいなぁ。
- 542 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 22:11
ID:7TxlVGw+
- >>540
まあ、それでも投下したくなるのが職人魂なのよ・・・
そこらへん汲んでやってくれ。
- 543 :527 :04/02/01 22:26 ID:adbyChLE
- >>541
自分で納得できるものだから投下したんですが
自分が納得してもこれを見てるスレ住人が納得するとは限りませんから。
特に今回はマニアックなネタですし…
でも確かに言いすぎでしたね。反省します。
次からおとなしく名無しに戻りますんで大目に見てやってください。
- 544 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 22:45
ID:K5i7M+Oc
- >543
541が言いたいのはそういうことではなく、投下するなら
もっと堂々として欲しいとかそんなことなのでは?
投下された作品にはもれなく萌えさせていただいてるけれど
あまりに卑屈なレスがついてくると(;´Д`)エーと思わなくも無い。
神には
抜 か な い か ?
くらいの勢いで投下してホスィ……。
- 545 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 22:57
ID:L33aypg/
- >抜 か な い か ?
いよっ、おっとこ前ー!
今回の作品、非常にハァハァしました。
また次回作お待ちしております。
- 546 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 23:01
ID:7TxlVGw+
- このスレも、いつの間にか抜けるSSを求められる様になったなあ。
元々そこまでガツガツした雰囲気なかったのに。
- 547 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 23:08
ID:EHgLoh4M
- いや、作品投下して何秒後かは・・・死んで償いたい気持ちにドキドキハァハァ(;´∀`)
になったり、壁に頭を打ち付けたくなる衝動にかられるもんだ。
次の日になるとケロっとド忘れしてて、気がつくと感想レスが付いていて
それを見てハァハァ>更なる錬成意欲>焔のついた目>錬成開始>ループ
そんな感じだよ。気にするなー>>539たん。
- 548 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 00:08
ID:P3Ic7Eir
- 527タン乙。気の多いロイ子に(;´Д`)ハァハァハァハァ
あんまりえちくないと言うけども、淡々とした文体で表現されるエロには
ねちっこいそれには無い色気がありますた。つか普通にウマー。
>>547タンの言うとおり、気にせずこれからも投下してやってください。
- 549 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 01:58
ID:DvmiKplh
- あ〜。只今よりエド×アル子を投下したく思います(少女漫画風? アル1人称)
釘宮氏による女の子アルにもっていかれたため、突発で練成しますた
エド子ファンの方には悪いのですが・・これ書いていたので、次のときにでも
「奥様〜」と「無題」(タイトル決まってません)の練成準備にはいりますので・・・
ご容赦をば
金槌<アニメ10話見てたらおよいでいたので(溺れてた?)・・・
「 <コピペしていたので、きりとられてますた
黒アル<万歳ー!
脱!誤字脱字!
- 550 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 01:59
ID:DvmiKplh
- ボクは、アルフォンス・エルリックです
リゼンプールの村で、以前母さんと僕たち兄弟の家があった所に新しい家を建てて暮らしています
ついこの前まで鎧の姿だったんだけど、兄さんが人体練成を行って人型に戻ることができました
兄さんの機械鎧の右腕と左腕も元に戻ったし、これから兄弟仲良く暮らしていける筈なんだけど・・・
ボクとしてはせっかく元に戻ったんだし、これまでしたかった事を兄さんとしたいだけなのに・・・
小さいころよく言った丘に登ったり、イズミ師匠のところにいったりとか・・・
『大佐に出さなきゃならない、報告書がある』とかで忙しいとか、『新しい練成陣と構築式の研究』とかで
一人部屋に篭ったままで出てこないままで、ボクを部屋の中にも入れようともくれない
もう、兄さんっのばかーーーっ。
ガチャ
あ。ボクの心の叫びが届いたのか、扉が開いた
「アル、明日からセントラルの大佐んとこいってくるから。2・3日は戻らないと思う」
「なら、ボクも行くよ。だってまだ大佐や中尉に挨拶しに行ってないし」
兄さんはボクの答えを予測してたのか、はぁ〜と一回ため息をついてから、キッと怖い顔をした
「駄目だ」
「なんで?どうしてついて行っちゃ行けないの?ずっとずっと旅をしてきたじゃない
ボク人に戻ったって、兄さんの足手まといには絶対ならないよ」
兄さんの一言があんまりで悲しくて悔しくて、ボクはまくし立てる
それなのに、兄さんは『心底お前は分かってない」っていう風にボクを見て再度ため息をつく
「おまえなぁ〜。俺の行くところはセントラルなんだぞ」
「だからなにっ?もう何回も行ってるじゃない」
「大佐がいるんだぞっ!!そこにはっ」
「大佐?なら余計にいかなくちゃダメでしょ。ずいぶんお世話になったんだし」
「ぼんとにわかってねぇ・・・」
小声で、苦虫を噛み潰したみたいに言う兄さん
なんか、悲しいや悔しい通り越して、ボク切れそう…
「わかってないってなにがっ!!兄さん」
「お前はっ!・・・女だろうがっ」
- 551 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:01
ID:DvmiKplh
- 想い出は風の中で・・・
バタンっ!!と勢いよく閉め兄さんは部屋の中に帰ってしまった
そうだよ。ボクは女だよ。
これまでずっと男とか女とかで・・・もめた事なかったのに
子供のときも、鎧のときも・・・。
なんで、今になってダメなの?兄さん・・・
ボクと兄さんの間にあるのは、扉一枚なのに今はすごく遠い
こんなに遠く感じたのは初めてで・・・家にはいられなくて
気がついたら、兄さんと過ごした丘まで来ていた
ああ。よくここで兄さんと遊んだなぁ。日が沈んで暗くなるまで
兄さんが着ていた上着が小さくなって・・・
いや・・・違ったな
僕の上着が小さくなって着れなくなったから、母さんが手直しして兄さんに着てたんだけど
そうしたら、兄さんボクより年下見られて怒ってたっけ
ずうっとぷりぷりしてたから
『兄ちゃんは、小さくてもかわいいよ』
っていったら、殴られた
それで喧嘩して、ボクが勝ったんだよね
喧嘩しても仲直りして、喧嘩しても仲直りして
ちゃんと、ここには兄さんとの思い出があるよ。だから、兄さん、明日は仲直りできるよね
ふいに、ボクの足元で夏の日差しに反射された何かが光った気がした
なんだろう?
- 552 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:02
ID:DvmiKplh
- 犬か何かが掘り返したのか、小さな窪みになっていた。
気になって土を掘り進めてどかしてみる
「おもちゃの宝箱?」
「何してるの?アル」
「うわッたた」
ふいに声掛けられたからびっくりして落としそうになりながら振り向く
「ウィンリィ」
「あれ?それ・・・」
「知ってるの?」
「タイムカプセルじゃない」
「そうよ。覚えていない?エドとアルとわたしとで埋めたのね」
「埋めた・・・?ぜんぜん覚えないや・・・」
「ね、ねぇ、アル。それ空けてみたら思い出すかもしれないわよ。ちょっと貸して」
「うん」
ウィリンィは工具を使ってあっという間におもちゃ箱の蓋をあけた
- 553 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:03
ID:DvmiKplh
- わー懐かしい。これあんた達が作ってくれた人形よ。
なになに。しょうらいはとうさんとかあさんのあとをついで、りっぱなおいしゃさまになりたいです。
うぃんりぃ・ろっくべる。だって〜・・う〜ん。昔のわたしも健気でかわいいわねぇ〜。エドは〜。
おもちゃの汽車かぁ・・。しょうらいは、せかいいちのれんきんじゅつしになる!ぜったいなる!
だって。ねえ、アル?アルのはなんだったの?」
ボクはウィンリィの言葉を聴いていなかった。ちいさかったボクから手紙
おおきくなったぼくへ。にいちゃんにあやまっておいてください。
うぃんりぃをおよめさんにするって兄ちゃんがいったから、ぼくもうぃんりぃをおよめさんにするで
いっぱいいっぱいにいちゃんをなぐってしまってごめんなさい、ごめんね。にいちゃん
ほんとうはにいちゃんのおよめさんになりたいです あるふぉんす・えるりっく
「どうしたの?アル?」
「え?ああ。ぼくも兄さんとおんなじで錬金術師になりたいですって・・書いてあったよ」
「ふーん。そう?それより宝箱に入れた物ってなんなの?」
「うん・・」
それは、鍵だった。さびもなく兄さんの鋼を連想させるような色を放って
「鍵〜?ずいぶんとおっきい鍵だけど、あんたんちのかなぁ?鍵つきの納屋とかあった?」
「なかったとおもう・・・。それにあったとしても前の家焼いてしまってもうないし・・・
ボクの宝物は永遠に会えないね。ばかだなぁ・・ボクなんで他の物いれなかったんだろう?
兄さんんから貰った物とかあったはずなのにね」
「そんな顔しないの〜アル。きっとそれはアルにとっては大切な宝物なんだから。大事に
持ってなくちゃダメよ」
「うん。ありがとう。ウィンリィ」
なんだかさっきまで沈んでいた心が軽くなったみたい
ボクは本当にウィンリィに感謝した
- 554 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:04
ID:DvmiKplh
- 「ん〜。あたしんち外にその鍵くらい大きさの鍵穴がある納屋があったようなきがするなぁ」
「え?」
「よし。ここで考えててもしょうがないから、ピナコばっちゃんに聞いてみましょ」
ボクたち二人はロックベルの家のほうに向かって歩き出していった
「よくもっていたね。その鍵は、おまえの母さんのものだよ」
と、いつも少し怖そうに話すピナコばっちゃんがが優しい声音で教えてくれた
「母さんの?」
「ああ。あそこ納屋の鍵さ。お前の母さんに頼まれてねぇ。その母さんの大事なものがあそこに
あるんだよ」
「ほら、よかったじゃない。アル。行ってみましょ」
ボクの宝物・・母さんの宝物に会える
ドキドキするこころをそっと手で押さえてから、鍵穴に鍵を差し込み回す
そして、ゆっくりと引き戸を開ける
そこには純白に光り輝くドレスがあった。暗い暗い納屋のなかにあるのに床からの青白い光を
浴びて幻想的に見えていた
- 555 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:05
ID:DvmiKplh
- 「すごい・・きれい。これ、ウエディングドレスじゃないの」
「これはなぁ、お前の母さんが結婚式できていたものなんだよ」
「うそっ。新品じゃない。何年もここにあったようには見えないよ。ばっちゃん」
「本当さ。アル、アルなら分かるだろう?ドレスに下であるものが」
「ん・・。練成陣。これで何年もの間色褪せることなくここにあったんだね」
「時間で劣化しないようにお前の父さんがほどこしていたよ」
ボクは唐突に思い出していた
母さんがちょっといたずらぽく、優しく微笑みながらこの鍵をぼくにくれた時のことを
『アル。私は錬金術は使えないけれど、魔法は使えるのよ。
アルが大人になってすごくすごく大切な人に出会ったら、この鍵を使ってみなさい
きっと素敵なことが起こるから』
母さん。母さん
母さんのドレスを抱きしめると、自然に涙が出た
こんな、こんな宝物があるなんて・・。
兄さんと旅立つ時、家を燃やして旅立っていったから僕たち二人には思い出の品なんて
一つも残っていないと思っていた
自分たちの起こしたことはそれだけ罪深いことだから・・・
後ろから優しくウィンリィがポンポンとたたいて涙目で支えてくれた
「アル。あんたもエドも、もう許されていいはずよ。代価はいっぱい‥いっぱい払ったんだし
これからは、幸せになるために生きていこうよ。わたしも手伝うからっ」
ありがとう。ウィンリィ。ありがとう。母さん。ありがとう。小さいボク…
ボクは、許しの宝をえて感謝の涙の濡れながら、ある人を思い出していた
小さな身体だけど、優しくて強くて大きな心を持った人のことを
- 556 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:06
ID:DvmiKplh
- 誰も寝静まった真夜中。
ボクは兄さんを待っていた。
天窓から月明かりの差し込む階段の踊り場で、そっと静かに待っていた
兄さんの部屋のドアが音もなく開いた
「兄さん」
ボクの声にあわてて振り向くと、ボクを見下ろしたまま驚いた表情のまま立ち止まった
「…アル」
「どう?…ボク綺麗かな?」
「…き…綺麗だ・・・」
兄さんはどこかぼーとしたようにつぶやいた
なんかそれが少しおかしくて、クスッと笑っちゃった
はっとなり、ムッとする兄さん。やっぱり、ボクより年下の男の子に見えるよ
「お・・おまえ。それ・・?」
「ああ。これ?母さんの。母さんがボクにくれたの」
「母さんって…」
「正確には、小さいボクからの奇跡のようなプレゼント…かな」
「・・・何言って?」
ボクはまっすぐ兄さんに向かって階段を上っていった
兄さんがビクッてなって小さく後ろに下がろうとしたけど、追いついて兄さんに口付けをする
「お…おまえ何すんだよっ。正気か?」
「ボク?ボクは正気だよ。兄さんに避けられても、兄さんにとってボクが罪と罰の対象物だとしてもっ!
・・・ボクは…兄さんが好きだから…」
- 557 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:07
ID:DvmiKplh
- 「アル…」
「そばに・・・いたいんだ・・・」
「アル。ごめんな…。」
首を傾け、ボクの顔を覗きながら優しく言うけれど・・・
ボクは聞けなくて聞いてられなくて後ろを向く
「不甲斐ない兄を許してくれ。妹のお前を鎧…いや、魂だけの存在にしてしまったのは
俺だ。本来なら、罪も罰もすべて俺一人で受けなければならないはずだった。
だから、お前はそんなもんであるはずがないんだ」
心が…体が震えてきそうだ。兄さんの声が優しいから
「おまえはもう、俺の妹アル。アルフォンス・エルリックに戻ったのだから罪も罰も、もう許されているんだよ」
「じゃあ、兄さんの罪は誰が許すの?」
「俺は…許されなくていい…」
「嫌だ…。兄さんが許されないなんていやだ。だったら、ボクはまだ罪人のままでいる」
「アル…。お前は幸せになるべきなんだよ」
涙でぐしゃぐしゃになった顔で、振り向いて言いたくないけど言葉にしたくないけどボクは告げる
「無理だよ。ボクは…気がついてしまったから。兄さんにとってボクはただの妹かもしれない。
でも、でもボクは…私は、エドワード・エルリックが・・好きで…。罪人でも、エド…
を…愛しているから」
エドワードを許してください。罪人なのは、私なのです。
母の思慕がほしくてただ泣き続けた罪。母の人体練成を行った罪。実の兄を愛した罪。
何人もこの人の罪を許す事がないなら私が許していいでしょうか?
もう一度、エドの唇に優しく口付ける
この暖かい唇に、私の祈りが届きますように
「兄さん…抱いて…罰は、ボク一人で受けるから」
「っッ・・・アル」
「来て…」
- 558 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:08
ID:DvmiKplh
- 兄さんの部屋に蝋燭をともらせる
影がゆらゆら揺らめいて、なんだか儀式のようだとおもった
そうだこれは罪深いけど神聖な儀式なんだと思う
「…ん」
まだ立ったままで、蝋燭の明かりを見つめるエドワードに深く口付ける
薄く開いた口腔にボクの舌を入れて、誘うように引き寄せるゆっくり撫ぜあげる
「あ・・アル」
兄さんは少し、苦しそうにうめいた
離れたお互いの唇からは、白い糸が離れがたいように伸びて消えた
「兄さん、ドレスのファスナー…下ろしてくれる?」
後ろを向いて、少し待つ
ボクから、きっと脱いだほうがいいんだろうけど・・・恥ずかしくて
できそうにもないから
兄さんは、きっとどうしたら分からない顔をしているんだろうな…
妹に抱いてなんていわれるなんて、普通のお兄ちゃんだったら思わないものね
不安になった。何も声を上げないエドに。何の動きも見せない兄さんに
呆れて、静かに部屋を出て行ったのかもしれない・・・
怖い・・・。この静かさが怖い
振り向こうとして…
「アル」
後ろから抱きしめられていた
- 559 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:08
ID:DvmiKplh
- 「俺が、お前一人に罪を押し付けるわけないだろ?これから、することは俺たち二人が行う罪だ
共犯者なんだ。お互いが。兄妹で、共犯者で同じ罪と罰を受けて・・・恋人なのがいいだろ?
アルの罪は、俺が許す」
「兄さん…」
涙があふれる。幸せで愛してる人に許されて・・・。だけど、それは罪深くて…時がとまればいいと思った
優しく、兄さんに抱きかかえられてベットに下ろされる
ふふっ。兄さんにお姫様抱っこされるなんて初めてだなぁ
「なぁに、笑ってんだよ」
「そういえば、ボクが兄さんをお姫様抱っこするのよくやってたなぁって思って」
「おい。おまえは、あんに俺を小さいからっていいたいのか?」
「違うよ。実際は、ボクされて見たかったんだよね。鎧のボクを軽々担いでくれたのは、
アームストロング少佐だけだったから」
「・・・・・」
「ひゃぁぁ」
ボクの背中とベット間に腕が入ってきて、一気にファスナーを下ろされ、前を肌蹴させられる
「お・・お、まえ、ブラジャーしてないのか?」
「うん。だって窮屈だし苦しいし…、この村に大き目のサイズって…ないんだもん」
「ここまで、大きいとは思わんかった…」
「え・・ええ?…牛乳よく飲むからかな?」
「…よーし。言ってはならんことを言ったな?アル。お仕置きだっ」
「ちょっちょっと〜兄さん〜」
「問答無用」
兄さんは、僕がはいているショーツごと腰まで下ろしてあったドレスを一気に剥ぎ取った
着ているものが一枚も無くなって心細くなって、丸まろうとする前に両足を捕まれて
大きく開かされた
兄さんがボクの中心を、食い入るように見ている
- 560 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:10
ID:DvmiKplh
- やっ・・・恥ずかしいよ」
「恥ずかしくて当たり前だろ。お仕置きなんだから」
兄さんは強気に言い張るけど、目はボクから話さずゴクリとつばを飲み込む
「ひ・・あ。そ・そんな所きたないよぉ」
ボクの足を肩に乗せると、兄さんはボクの秘部に口を寄せて吸い出した
「やぁ・・・・あぁ・・あん」
時には舌を使ってチロチロと恥ずかしいけどしびれるような感じで突起いじくりまわす
吸い上げられて、甘咬みされて自分の中が熱くなってくるのを感じる
「お。濡れてきた?これが濡れるってことかぁ…」
「やーーー。・・言わないでよ〜。兄さん」
少し、ボクの足を担いでいる体勢が疲れたのか、すっと顔を近づけ唇をおとす
兄さんからの深い深いキス。舌も頬の内側もなでられて頭が、ボーっとしてくる
だけど、唾液の中にボクの味も混ざってて恥ずかしくてたまらない
「ふ・・・ふぁ・・・にいさん」
ちゃぷちゃぷと音も漏れ出す
「何だ・・・?」
「き・・キスってきもちいいねぇ・・あん」
兄さんはキスをしながら、両手を僕の胸に持っていき、円を書くようにもみだした
「うおっ。やっぱでっけぇー。俺の手よりだいぶあまるし」
「でっかい、でっかい言わないでよ〜。気にしてるんだから」
「ひぁっ」
兄さんてば、ボクの胸の突起を掴んで引っ張って
「はは。アルはもっと大きくなるかもなぁ」
何て言いながら、人差し指ではじく
「きゃっ」
うう〜。兄さんのいじわる〜
- 561 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:10
ID:DvmiKplh
- 「アル・・もうそろそろいいか?」
「うん、いいけど。兄さんも全部脱いでよ」
「あ。そか。忘れてた」
ふふっ。そうだと思った
兄さんが服を脱いでる間は、人肌の暖かさがないので少し寒く感じる
「お、おまたせっ」
ギシっとベットをきしませて、ボクに覆い被さってくる
「兄さんの身体って、綺麗だね」
「そそそんなことねーよ。まだ、機械鎧の後残ってるし」
そういうんじゃないんだよ。兄さん。
少年らしい背格好に、適度についた筋肉。
今まで、長袖の服着てることが多かったけど半袖の服着るようになって少し小麦色になっている
金髪、三つ編みだから女の子にも間違われやすかったけど、これなら誰も間違わないね
「それをいうなら、アル。お前のほうが綺麗だ」
「うそ…」
「ほら、どきどきするだろ?」
ボクの右手を、兄さんの心臓の上に誘導する
ほんとだ…。すごくはやく、ドクンドクンッていってる
「ボクたちおんなじ風にドキドキしてるんだね。うれしいなぁ」
「あ、アル。お前を抱きたい。罪だけど・・お前と一緒に背おう罰なら怖くない」
「うん、ボクも。兄さん。ううん、エド。来て」
「アルフォンスっ!」
これでやっと、ボクは兄さんと結ばれるだね
「あっ…」
- 562 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:12
ID:DvmiKplh
ボクの中心に兄さんの固いものがあてがわれる
「痛かったら、俺にしがみつけよ」
「ん」
ハジメテのときは、すっごく痛いっていうから少し怖い
でも、兄さんが優しいから、きっと頑張れる
「行くぞっ!アル」
ボクは組み手のときを思い出して、来るべき衝撃に備えた
けど・・・あれ?痛くない
覆い被さっていた兄さんはがばっと起き上がって後ろを向く
なんだか全身湯が沸いてるみたいに真っ赤になって縮こまってるし?
「どうしたの?」
「あああある。ちょっとまってろなっ。すぐっつつつづきするからなっ」
「?? 終わったの?」
あれ?なんか石みたいにかたまっちゃったよ?兄さん
「お・おわ・・・たっていうかもう・・・」
「そっか。終わったんだ・・」
- 563 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:12
ID:DvmiKplh
- 「げぇっ。アル。俺が悪かった。なっ。ごめん。だから泣くなよっ」
「ちがうよ〜。これは、嬉し泣きだからっ。大丈夫だよ。兄さん」
「はぁ〜…。そか。よかったぁ」
なんていって、大げさにため息ついてみせる。兄さん。かわいい
「ア・アル?」
「もうちょっと、このままでいていい?」
「あ。あぁ」
兄さんの胸に、頭を乗せる
まだ、兄さんの心臓ドクドクいってる。ボクのもどきどきいってるけど
兄さんの音聞いてると安心する
すごく心地いい
「兄さん。僕たち結ばれたんだよね」
一瞬、兄さんの身体がギクって震えたような気がしたけど…
「ああ。アルおまえはおお俺の恋人にはち違いないからなっ」
兄さんがつっかえながらもそういってくれたからすっごくうれしくて
ボクは大きく
「うん」
ってうなずいて兄さんのほっぺにキスをした
end
- 564 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:13
ID:DvmiKplh
- おまけ〜や。おまけ〜
エド「俺は、無能じゃないけど負け犬だ〜・・・。母さん練成して、アルが持っていかれたときも
肝心な時に指一本うごきゃしねぇ。ええ。ええ。俺は負け犬ですとも、罪人ですとも。
豆だし、童貞だし、速いし(;Д;)うがぁぁぁぁ〜〜!!!」
ウィンリィ「エド。あんた何吼えてんの?」
エド「なんでもねーよ。ただ自分のチキンハートと豆っぷりにいやけがだしてるだけさっ・・・」
ウィンリィ「そ?へんな子ね。それより、エド。今日のアル一段と可愛いような気がするんだけど?」
エド「ギックゥ〜」
ウィンリィ「エド。あんた・・アルに何かしたんでないでしょうね…?」
エド「お俺がアルとナニするんだよっ」
ウィンリィ「発音が変。おかしい」
エド「げっほげほげほっ。いや〜風邪気味で口がまわんねえんだよ」
ウィンリィ「ふーん(じと目)アルに聞いても、『ふふふ。ないしょ』って言うだけだし」
エド「(ヘタクソな口笛を吹いている)」
ウィンリィ「そうよねぇ〜。アルとあんたがそんな変な中になるわけないわよねぇ〜。
アルに『お姉様』て言わせるのはこのわたしよ(←声は、白薔薇さまですしね)」
エド「なんじゃ、そりゃ」
幽霊ヒューズ「人生、山あり谷あり。失敗は成功のもとだ。負けるな豆!挫けるな豆!
お〜いエリシア〜。パパだぞ〜♪」
エド「だあれが豆か〜〜〜〜っ」
- 565 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:15
ID:DvmiKplh
- 予告だよ〜
ナンパ男「か〜のじょ♪俺とお茶でもしない?」
アル「え?ボクのこと?」
エドとアル子の向かう場所は、花の都セントラルシティー
そこは東部や生まれ故郷と違って、誘惑と獲物を狙う狼たちでいっぱいであった
そんな中、エドはアル子を守り切れるのか?
エド「ぶつぶつ。俺はまけいぬだ〜」
セントラルには女と見れば、声を掛けデートに誘う無能大佐がいるぞっ
アル子絶対絶命か?
ロイ「アルフォンス君が、こんなに可愛いレディだったとはな…」
大佐の頭の中も不穏だが軍部内でも不穏な動きが・・・
下佐官A「我々は、下佐官以下による軍内部有志よる勇士のためのアルフォンス・エルリックファンクラブを
組織する!これからは、組織規約にのっとて節度ある行動をおこなってもらいたい!!
合言葉は〜『アル子〜萌え!!』」
下佐官達「アル子〜萌えっ!アル子〜萌えっ!アル子〜萌えっ!!」
そんな中、アル子に思いを寄せる男が一人・・・
ハボック「もう、そろそろ大将と離れてみてもいいんじゃないか…?」
アル「…ハボック少尉…?」
その頃、エドは祈っていた(祈りたい神様なんていないんじゃなかったのか?)
エド「大願成就!脱!負け犬!」
そんなこんなの大騒動で
想い出は風の中で… 第二話 天使は風の中から現れる 好ご期待!
アル「やっぱり、兄さんが一番好きっ」
お断り
実際に2話目が練成されるのは未定です それではまた
- 566 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 07:01
ID:ZqZzXl9v
- 『アル子〜萌え!!』
>549氏
第二話も期待しております!
未定とのことですが是非負け犬エドに大願成就をさせてやってください
- 567 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 17:00
ID:7G/7zcoI
- >>535-536
天然アル萌え!(´Д`;)ハァハァハァハァ
>>549
最高です萌えあがりました禿げ萌えました(´Д`;)ハァハァ
素で可愛いアルと苦悩にのたうちまわるエドがいいです。
白薔薇様発言でウィンリィとアル子の百合ものも見たくなりました。(´Д`;)ハァハァ
未定とのことですが密かに第二話めちゃめちゃ楽しみにしてます。
大佐の言葉攻めセックスやハボックとのアダルトなセックス見たいです。
アルが段々開発されていったりとか…(´Д`;)ハァハァハァハァ
- 568 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 19:55
ID:Dluby7mi
- >>527の神
遅レスでしが女体化は生理あってこその女体化だと思っています!!
これからも思う存分神の好きなように書いてくだされ〜〜〜!!
むしろ個人的には生理ネタ大好きなので遂にセイーリ一人エチーキターー!!!
と喜んでいましたので(笑)
>>549の神
アル子可愛ええぇぇぇ!!!!!!!!ハァハァハァハァ!!!!!!!
凄いです凄いです是非とも予告編の話も犯ってくれる事を祈ってます!
ちなみに
>アル子〜萌えっ!アル子〜萌えっ!アル子〜萌えっ!!
バカウケしますた(w
- 569 :FIND THE WAY 7 :04/02/02 20:03
ID:LqnK+njv
- エルリック家のすぐ隣にある木には、もうピンク色の綺麗な桜が咲き乱れていた。
綺麗な花吹雪が、まるで雪のように降り続き幻想的な光景を作り出している。
おもわず見とれてしまうそんな桜の木のすぐ下に、まだ新しい墓石が、
たくさんの花束に埋もれてそこに静かにあった。
そんな墓石に『エドワード・エルリック 享年15歳 ここに眠る』としっかり刻まれていた。
「ここです。大佐。エドワードちゃんの家は・・・・・・・・・・・。」
「ああ・・・・・・・。」
今はもう静かなエルリック家の前に、一台の軍の私用車が停車した。
中から出てきたのは、ホークアイ中尉とマスタング大佐だった。
二人とも、思い表情で車から降りるとエルリック家をジッと真剣に見つめ、どうにもならない思いを、
両手拳をギュッと握り締めておさえた。
昨日、東方司令部を訪れたアルから知らされたエド子が亡くなったという知らせ。
ロイはそれをすぐには信じず、自分を騙しているのだと自分にそう言いなだめた。
だがアルの冗談ではないという真剣な目を前にして、冗談はやめたまえという言葉をロイは飲み込み、
エド子の死を現実として受け入れるしかなかった。
明日、是非お願いしたいことがあるのでリゼンブールに来てください。というアルの願いを聞き、
もしかしたらそこでエド子と会えるかもしれないという希望がロイの心のどこかで生まれたが、
それは逃げているとしか考えられなかった。でも、もしかしたらあの太陽のような笑顔をまた見れる。
そこかで期待していたのかもしれない。だから逃げずにこうして今日はこのリゼンブールのエルリック家に
来たのであった。
黒い短い髪を暖かな風になびかせながら、ロイはエルリック家の玄関のドアに近づいた。
そして一息深呼吸をすると、右手で数回ドアのコンコンとノックした。
このドアを開けてくれるのが、エド子だったらどんなにうれしいか。そんな期待を胸に抱きながら、
待っていると静かにドアが開いた。ドアを開けたのはエド子ではなく、アルだった。
「っ・・・・・・・や、やあ。アルフォンスくん。」
「マスタング大佐・・・・・それにホークアイ中尉も。」
「こんにちわ、アルフォンスくん。」
- 570 :24 :04/02/02 20:17 ID:LqnK+njv
- 続きは深夜
- 571 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 21:08
ID:N6j91GRy
- ぐおお!!蛇の生殺しです!!!
楽しみにしております。
- 572 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 21:21
ID:on+slVsB
- ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!
読ませてクレ!つづき早うよませてクレ!徹夜空けなんだよ!エド子〜〜!
- 573 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 21:27
ID:+QI8IOil
- >>572 切実さにワロタ
- 574 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 21:48
ID:OGtq2GQV
- ここはリビドーが激しく放出されているスレッドですね。
アル子ファンクラブに激しく入りたいのですが。(´Д`;)ハァハァ
- 575 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 22:16
ID:U6LLHv9b
- アル子萌え〜〜〜
やっとで夢にまで見た生身の肉体が手に入った。
自分で言うのも何だけど、思っていた通りとても素晴らしい女の子の肉体だ。
ボン、キュ、ボンだ。
ここまでくるのに何年かかった事か。辛い事、楽しい事色々あったけど
兄さんと一緒になんとか全て乗り越えてこの栄光を手に入れたんだ!
う〜ん、長かった。
「アル、どうだ? 何処かおかしい所とかないか?」
「絶好調だよ! 兄さん。」
戻れてからも兄さんは、体の調子を何度も尋ねてくる。
これで15回目だよ。 もう、そんなに心配しなくてもいいのに…
でも、大好きな兄さんに心配して貰えるのはとても嬉しい。
ず〜と傍にいたからかな、ず〜と守ってくれていたからかな。
いや、それだけじゃないだろうけど。
ボクは兄さんが大好きだ。 兄妹の好きじゃなくて…ね。
- 576 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 22:18
ID:U6LLHv9b
- 「もう寝るね。 兄さんおやすみなさい。」
夜も更けてきたのでおやすみの挨拶をしながら、ハグをしてホッペにキスをする。
それに応えて兄さんもおかえししてくれる。
「あん、くすぐったいよ〜兄さん。」
腕の中で身悶えて、お返しとばかりにまた抱きつく。
「兄さん、ありがとう! 大好きだよ♪」
今度は唇にキスをする。 さて、兄さんの反応は…
「おう、アルおやすみ。」
ふ、普通だ…全く気にもとめていない。 少しショックだな…
トボトボと寝室に向かうボクの背中に声が掛かる。
「アル〜今みたいな事はあまりやらない方がいいぞ。 変な気を持たせちまうからな。」
兄さん! 変な気を持ってくれていいんだよ!! いや、持ってよ!!
まあいいや。 これは、まだまだ序の口だからね。
兄さん…ボクのこのナイスボディーで必ず落とすからね。 初めてはボクが戴くよ!
「ふふふ……ふふふふふ…」
その不敵な笑い声は夜の闇に吸い込まれていったのであった。
兄のエドワードといえば…
(アルのやつあんなにはしゃいで…本当に元に戻れて良かった。)などと思いながら
自分の貞操の危機にはまったく気がつかないでのほほんと微笑むのだった。
腹黒アル子 も少し続く
- 577 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 23:15
ID:F/1LJEkb
- アル子タソ、タマラ〜ン(・∀・)可愛すぎだ。
腹黒でも純白でも、あの声で囁かれたらもうだめp
ヤバイ、やばすぎる。
- 578 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 23:18
ID:BOzjYdts
- >575-576
なんかすごくツボにキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
ナチュラルにクギミャ声で再生されるよ…
- 579 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 23:49
ID:7G/7zcoI
- >変な気をもってくれていいんだよ!!
に笑いました。アル子萌え。
「アル、そんなとこ登っちゃ危ないって!」
「棚の上の本取りたくて」
「だめだろ、俺が取るから………ん?ア、アアアアアル!」
「何〜?」
「し……した……」
真っ赤になって逃げていくエド。
アルは下着をつけていなかったのでした。
みたいなどきどき展開きぼん。
- 580 :24 :04/02/02 23:51 ID:EE38zL0o
- ショックでロイは来ないと悟っていたアル。だからロイが来てくれておもわず目を見開いて、
心臓をドクンとさせた。
一方のロイは、ドアを開けたのがアルだったので少々落ち込みながらも陽気に挨拶をした。
「いらっしゃいませ・・・・。さあ・・・・その・・・・どうぞお入りください。」
「ええ、おじゃまします。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
3人とも、何故かいつもは喋るのにどこかぎこちなく暗かった。
完全に開かれたドアの向こうに案内されたので、ホークアイとマスタングはソッと中へと
足を踏み入れた。足を踏み入れた瞬間、ロイはエド子の声を聞いたような気がして、
一度後ろを振り返った。
すいません。完全版としてもう一度練成し直すのでここまでです。
本当に申し訳ありません。
こういう悲しい・ほのぼの・切ないといった分野は得意なのでリクエストをくだされば、
是非挑戦して書いてみたいと思います。いつも感想をくれる皆様への感謝の気持ちなので、
こんな悲しい・ほのぼの・切ないといったものを読みたいという方はリクエストお待ちしております。
- 581 :24 :04/02/02 23:52 ID:EE38zL0o
- 上の題名を書くのを忘れました「FIND THE WAY 8」です。
- 582 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 00:08
ID:u7Gej9oA
- 24様お疲れ様です。イイ。激しくイイ。
読みながら思わず電車の中で泣きそうになってしまいましたよ。
絶望感漂うSS最高ですね。
- 583 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 00:27
ID:u7Gej9oA
- 薄幸なエド子〜萌えっ!エド子〜萌えっ!エド子〜萌えっ!!
- 584 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 00:55
ID:OIkeukJp
- >549
10話の脚本家は、設定無視・ハイパー化する事で有名な御仁なのです。
鋼はまだマシな方なのですが、特撮板では最終回プチ祭になっていたそうで。
師匠の修行科目に古式泳法があったって事でいいんじゃないかと思います。
- 585 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:25
ID:RADhEKHu
- ええと、以前型にはめる無能×エド子錬成したものですが、
あれの鬼畜版が出来上がったので投下します。
自サイトでは請求制にしたのですが、このスレの皆さんは21歳以上ですし、
お世話になった感謝の気持ちもこめて、投下させてください。
- 586 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:29
ID:95x5jj4T
- 待ってましたー!!
- 587 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:29
ID:/RQkvlTt
- >585様
(*´Д`)バッチこいです!ハァハァ
- 588 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:30
ID:RADhEKHu
- 『貴重な資料が手に入った』との連絡を受けてエドワードとアルフォンスのエルリック兄弟が東方司令部に呼ばれたのは、
太陽がぎらぎらと照りつける夏の暑い日だった。
黙って立っているだけでも汗が吹き出るほど暑いというのに、この兄弟ときたら、
一人は黒の長袖長ズボン、おまけに手袋まできっちりとはめ、
もう一人は中身が蒸れませんかと問いたくなるような全身鋼の甲冑を着込み、見るものをさらに暑くさせていた。
彼らがこんな格好をしているのは、もちろんそれなりに理由があるのだが、それを知っているのは世界でも小数。
彼らの故郷の幼馴染とその祖母、そしてここ、東方司令部の大佐とその部下の数人だけだ。
大佐――――ロイ・マスタングという男は、田舎の片隅にいた兄弟を見出し、兄の方を国家錬金術師に推薦し、
エドが見事合格した後も何くれとなく力になってくれている、兄弟にとってはいわば恩人のような人物である。
と同時に、彼は兄弟の秘密――人体錬成と魂の錬成、そしてそれにまつわる数々のこと――を握っており、
そのため、時にはなかば脅迫のように彼の出世の道具にされることにも甘んじなければならない。
秘密を守る代わりに口止め料をよこせ、というのは立派なおどしではないかとエドは思うわけだが、
たとえそう面と向かって抗議したところで、ロイに「はははこれこそが等価交換ではないのかね鋼の」と
あの人を食った笑顔で言われることは彼のシンボルである火を見るより明らかなので、
それならばもう何も言うまいと諦めの境地に達している。
等価交換は錬金術の基本だ。優れた錬金術師であるエドもロイも、それは重々承知している。
ゆえに『等価交換』を持ち出されれば、よっぽど無理難題でなければ納得してしまうのだった。
実際、彼の役に“立たされた”あとは、きちんとそれ相応の報酬が貰えるわけであるし。そう、今日のような。
まあもうしばらくは、このままの関係を続けていくさ。
エドワードは心の中でそうひとりごちて、階段に足をかけた。
石造りの階段を上るエドとアルの足音を注意して聞けば、その音が普通とは異なることに気づくだろう。
軍の、やたらと力を誇示するような建物に足を踏み入れようとしたところで、彼らは呼び止められた。
- 589 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:30
ID:RADhEKHu
- 「エドワード君、アルフォンス君」
「あれ、ホークアイ中尉」
ホークアイはエドに『とてもあの無能の部下とは思えないくらい有能』と言わしめる女性である。
当然、兄弟の信頼は篤い。
「ごめんなさい、大佐が今日はエドワード君だけで来てって。
アルフォンス君は別室で待っていてもらえるかしら? もちろん戻ってもかまわないけれど」
エドとアルは一瞬顔を見合わせたが、すぐに了承した。
そもそもアルは軍属ではないから、軍の施設に気軽に立ち入れるような権利は無い。
それを大目に見てもらっていたのは、ひとえに東方司令部の人々の厚意に過ぎなかった。
今日はだめだというなら、従うべきそれなりの理由がある、ということだ。
「ん、じゃちょっと行ってくる。お前は帰ってていいぞ」
「じゃあ……ボク、図書館にいるね」
「そっか、終わったらオレもすぐ行くから」
このときエドは、ロイの用事がすぐ終わるものだと信じて疑っていなかった。
手をひらひらと振りながら建物の奥に消えていく兄の後姿を、弟は黙って見送った。
- 590 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:32
ID:RADhEKHu
- 広い部屋の、ドアを開けて正面に位置する机。
部屋の主であるロイは、指を組んでゆったりとソファに座っていた。
「やあ、鋼の。久しぶりだね」
「もっと久しく会わなくてもオレはちっともかまわないぜ」
「あいかわらずつれないねぇ鋼のは。だが、今日ぐらいは一緒に茶を飲んでもかまわないだろう?」
「どういう理屈だ」
「随分貴重な資料なんだよ、これは。手に入ったのが奇跡と思えるほどにね」
「へぇ……」
「それほどの情報を君に渡そうというんだ。私としてはもう少し見返りが欲しいと……そういう理屈だよ。わかってもらえたかな」
そんなに貴重な資料が、男とお茶するだけで手に入るのなら安いものだ。
まあ茶ぐらいなら、とエドはその誘いにのることにした。
……それがどんな結果を招くかも知らずに。
- 591 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:33
ID:RADhEKHu
- 頭に霞がかかっている。
その霞が白いのか黒いのかもわからないが、とにかく思考がさえぎられている。
エドはゆっくりとまばたきした。
ぼやけていた視界が徐々にはっきりしてくるにつれて、記憶もよみがえってくる。
大佐の淹れた茶を一緒に飲んで、しばらく他愛も無い話をして。
そのうち目が回るような気がして、身体が重くなって、意識が――――。
……途切れて。
どこか柔らかい場所に横たえられているようで、天井が見えた。
いったい何が自分の身に起こったのか見極めようと、エドは顔をめぐらせ、そしてぎょっとした。
服を、着ていない。
身体を隠すものが何一つ無い、素っ裸で寝かせられていた。
「んなっ……」
驚愕に身じろぎすると、金属が、ちゃり、と音を立てた。
不審に思って音の聞こえてきた方を見ると、なんとも丈夫そうな鎖が目に入った。
それが自分の両腕に幾重にも巻きついて動きを拘束している。
なんだ。なんなんだよこれ。
薬を盛られた? なんのために。ここはどこだ。なぜ脱がされている。そしてなぜ鎖なんかにつながれなければならないのか。
なぜ、なぜ、なぜ、なぜ。
いくら考えても答えは出ない。
「ああ、起きたか」
首だけそちらを向かせると、ドアを開けて部屋に入ってくる男が見えた。
焔の錬金術師、ロイ・マスタング大佐。
「どういうことだ」
精一杯すごんだ声も、ロイにとっては子犬がちょっと吠えた、その程度でしかないのだろう。
彼は眉一つ動かさずエドの問いに答えた。
「だから、等価交換だよ」
「これのどこが……っ」
薬のせいか、思うように身体が動かない。
- 592 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:33
ID:RADhEKHu
- 「さっき言わなかったかな。あまりにも貴重な資料なので、もう少し見返りが欲しい、と」
飄々と答えるそのすかした顔に一発――いやもっと、思い切りこぶしをぶち込んでやりたい。
だがそのこぶしは鎖にからめとられて、ろくに動かすこともできなかった。
「それが、これか? 笑えねぇ冗談だな」
「君は私が冗談でこんなことをする人間だと思っているのかね」
「本気だってんならなおさら性質がわりいんだよ! わけわかんねぇ、納得いくように説明しやがれ!!」
「仕方ないな」
やれやれ、とため息をつくその様もひどく癇に障る。
わざとエドを煽っているとしか思えないロイの態度にエドは苛立ち、鎖をうるさくならした。
「そうだな、まず私は君の裸を見ても驚いていない。これはかなり早い時期から私が君の性別を疑っていて、最近それを確信したからだが」
「っ、知って……っ!?」
「何をいまさら。まさかまだばれていないと思っていたわけでもあるまい?
君を脱がせたのが私であるからには、君の性別などもうごまかしようが無いだろうに」
その通りである。こんな当たり前のことにもいちいち驚いてしまうのは、やはり頭がうまく回っていないらしい。
エドは唇をかみ締めた。身体を見られてしまえば、はっきりとわかってしまう。隠すことは不可能だ。
自分が――――女、であること。
「そして私は、君が欲しいと思った。君もあの資料が欲しいのだろう? なら、これは等価交換に当たると私は思うが」
「……悪趣味だぜ大佐」
「これで納得してはもらえないか?」
「誰が納得するか!!」
「そうか。私としてはなるべく合意の上が良かったのだが……。まあむりやり、というのもそれはそれで味があるかもしれないな」
薬盛って鎖で縛っておいていまさら合意もくそもあるか、とエドはロイを思い切りにらみつけた。
ロイはこんな状況だというのに、優雅ともいえるような笑みを口に浮かべてこちらを見ている。
これから年端も行かない少女を無理やり抱こうとする男には似つかわしくない、そんな笑み。
- 593 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:34
ID:RADhEKHu
- ゆっくりとベッドに近づいてくる男は軍服ではなかった。私服に着替えているということは、職務は終えたのだろう。
今何時だろうか。時間の感覚がつかめない。
アルは心配してはいないだろうか。図書館で待ちくたびれているか、それとも先に宿に帰っただろうか。
ロイが覆いかぶさってくる。
幸い足は繋がれていなかったので、蹴り上げてやろうと思ったが、うまく力が入らなかった。
やすやすと相手に優位を取られてしまう。
「は、離せっ」
「なにもしないうちからもう随分と濡れているようだが」
「!」
確かにずっと、下肢に違和感があった。空気に触れた部分が冷たく、なのに内側は熱い。
「さすがに効くな」
軽い驚きとともに呟かれた言葉を、エドは聞きとがめた。
「なに……飲ませやがった」
「軍で捕虜に対して使われていた、一種の媚薬のようなものだ。錬金術によって開発され、敵の情報を収集するのに絶大な効果を発揮した」
足ががくがくして、腰に力が入らない。だが、だからといっておとなしく犯されてなどやるものか。
この男の思い通りにことが運ぶのは絶対に阻止してやる。オレは絶対に屈しない。
抵抗して抵抗して、抵抗しぬいてやるんだ。
ロイはエドの膝頭をつかむと、大きく少女の足を割った。
「な、なにすんだてめ……!!」
「こんなにぐちゃぐちゃにして、まだそんな威勢のいいことがいえるとは……ある意味感服するよ」
エドの状態を揶揄するような言葉に、さっと白い頬に朱が上った。
- 594 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:35
ID:RADhEKHu
- 体の中でもっとも恥ずかしいところを、ロイの目の前にさらしている。
それなのに、じっくり見られていると思うとますますそこは熱く溢れだしてくる。
そんな自分の身体がいまいましい。
「く……そ」
「口が悪いな」
潤んでほころんだそこに、何の前触れもなしにロイの指が突っ込まれた。
「ひっ――――!」
やすやすとロイの指を飲み込み、はしたない水音を立てるそこから、快感が背筋を駆け上ってくる。
つっぱねた腕に繋がった鎖が、がちゃがちゃと激しく鳴った。
与えられる快感からなんとか逃れようと、足を動かすことを試みても、すべては無駄に終わるだけだった。
ロイは指の抜き差しを繰り返し、エドを高めていく。
「……っく、……ぅ」
必死で声を噛み殺しても、いつのまにか出入りする本数を増やされてますます息が上がってしまう。
何も考えず快楽だけを求めよ、と身体が命令してくるが、エドは絶対に自我を手放すまいとこらえた。
頭が。
おかしくなりそうだ。
愛液はとどまるところを知らず湧き出してロイの動きを助ける。
ままならない自分の身体に憎しみすら覚えて、エドは固く目をつぶった。
そこへ、容赦なしに快感が叩き込まれた。
「やぁぁ――――っ!」
不意打ちの一撃に、ひときわ高くエドは嬌声を上げた。
女の身体を知り尽くしているとしか思えないような愛撫に、エドが太刀打ちできるはずなど無かった。
「ち、くしょう……ちくしょう……」
壊れた人形のように繰り返す。男の指でいってしまったことが悔しかった。
それなのに、まだ物足りないと身体は言っている。
熱は去って行ってはくれなかったばかりか、ますます身体を焼いた。
欲しい。違う、欲しくなんかない。
欲しい。そんなんじゃない、いらない。
欲しい。オレは認めない、絶対認めるもんか!!
- 595 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:36
ID:RADhEKHu
- 「……君は、今自分がどんな顔をしているかわかっていないだろう」
少し掠れたロイの声、それすらエドにとっては新たな火種になる。
その表情がどれほど男の欲情をかきたてるか知りもしないで、エドはロイを見上げた。
ロイは手早く服を脱ぎ捨てると、再びエドに覆いかぶさった。
男の目的を悟り、エドの顔からさぁっと血の気が引いた。
「ちょっ、待……」
制止も意味を成さなかった。
かなりの質量を持つ硬くなった男のものが、エドの中に押し込まれた。
ぐちゅり、と。
「…………………………!!」
たちまち燃え上がり爆発した快感に、頭の中が真っ白になった。
魚のように声すら出ない口をぱくぱくとし、足を痙攣させながら絶頂に達する。
「……っは、はっ……はっ、は……っ」
飛びそうになる意識をすんでのところでこらえ、エドは必死で呼吸した。
「む、挿れただけでいってしまったのか……? はやすぎるぞ、鋼の……」
「ぅ……るせぇ……!」
「……安心したまえ、私はまだ終わる気はないからな……」
そう言うとロイは律動を開始した。
結合部から卑猥な音がして、エドの耳を侵す。
「覚え……てろ、ぁ……とで、絶対、殺して……ゃる……から!!」
「それは……怖い、な」
そういう男の顔にははっきりと余裕が見て取れて、エドはぎり、と奥歯を噛み締めた。
自分の実力は、目の前の男には及ばない。焔の錬金術師でもあり、この若さで大佐にまでなった優秀な軍人には。
- 596 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:36
ID:RADhEKHu
- 「随分……と、気持ちよさそうだな、鋼の……?」
「気……持ち、いいわけある……か……っ!! ああっ!!」
「まだそんなことを……素直に認めたまえ、感じている、とね……」
「バカ……っ、この変態、無能っ……」
ゆっくりと腰を使ってくる。気持ちいいのにもどかしい。もっと決定的な衝撃が欲しいのに。
ロイは気が狂いそうなほどにエドを焦らした。浅いところを重点的に責められる。
もう嫌だ、エドはただひたすら行為の終わりを願った。
「も……やめろよぉ……っ!」
「くっ……」
ロイの黒髪の下、額に汗の玉が浮かんでいる。
もうすぐ、もうすぐ解放されるはずだ。そう思うのに、なんで時間はこんなにゆっくり流れるんだろう。
いきすぎた快感は拷問ですらある。
「あぁ、ん、んんっ……、ゃあぁ……」
軽く擦られるだけでも脳髄にしびれるような感覚が走るというのに。
息もつけないほどゆさぶられ、激しく喘がされて。
「ぁっ、く、ぁぁあ―――――!!」
乾ききり、かすれた声で高みを迎え、エドはこんどこそ意識を手放した。
- 597 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:37
ID:RADhEKHu
- 次に気づいたとき、両手に鎖はなく、ロイもすでにいなかった。
代わりに自分の服と、一冊の本が置いてあるのを見て、エドの口に疲れきった苦笑が刻まれた。
等価交換、か。
立ち上がると、まだ少しふらつくものの歩けないわけではなさそうだった。
エドはさっさと着替えようとしたが、ふと気づいて部屋を見回した。どこかの……宿泊施設、だろうか。
それならシャワーがあるだろう。身体を洗いたかった。そんなことでロイに抱かれたという事実が消えるわけではないけれども。
案の定バスルームを発見し、エドは思う存分お湯を浴びた。バスルームには、ご丁寧にもタオルまでたたんで用意してあった。
なにもかも計算のうち、あの男の手の上で踊っていたと思うと腸が煮えくり返るようだ。
知らず、エドは自分のこぶしを壁に叩きつけていた。
だん、と大きな音が響いて、エドの濡れた髪から雫が一滴床に落ちた。
めまいがしそうだった。のぼせたのか、それとも別の何かのせいか。
今は何も考えたくない。はやく、アルのところへ帰ろう。
エドは乱暴とも言える手つきで髪の毛の水気をタオルでぬぐうと、きっちりと服を着込んだ。
バスルームで確認したところ、特に身体に痕は見当たらなかったから、黙っていればアルには気づかれずにすむかもしれない。
たとえ、満足そうな男の顔が目に焼きついてはなれないとしても。
エドはゆっくりとドアを開けて、部屋を後にした。
- 598 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 01:38
ID:RADhEKHu
- 終わりです。読みたいといってくださった方ありがとう!
それでは失礼します。
- 599 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 02:03
ID:KBNWnotE
- >588-598
GJ!! 禿しく(´Д`;)ハァハァさせていただきました。
鬼畜な大佐の話をキボンした一人なので
実際に、しかもリアルタイムで読めて幸せですた。
前作の続編も非常ーに気になります。
神サイト探しの旅に出るかw
- 600 :鉄と血の悪夢 :04/02/03 02:30 ID:RYqU1QHm
- その日、東方指令部が突然中央から移動して来た
グラン准将、大総統の一団に仮指令部として明け渡される事になった。
内戦時の記憶を忘れて久しかったロイの前にその男が現れようとは…
急にあの嫌な記憶が蘇り、焔の錬金術師と恐れられる自分が
情けなく蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
だが、唯一救いだと言えたのが大総統の補佐で軍法会議所の
マースヒューズ中佐も一緒に来た事だった。
ヒューズはロイの士官学校からの親しい友人で昔から一緒に
様々な馬鹿をやらかして来たものだ。
その日、丁度鋼の錬金術師エドワードエルリックが戦闘査定
を申し込んだ日だったのだが…それが運悪くこちらに来た
上層部連中の耳に入ってしまったらしい。
目の前でこの国の軍事最高責任者であり国家全権を握る君主
キング・ブラッドレイの口から思い掛けない言葉で
「良い、許す。
面白いじゃ無いか!闘いたまえ!」
と来てしまった。
過去の苦い思い出が蘇るので出来る事なら錬金術を
使いたく無かったのだが、彼の命令に背く事は
彼が許しても、この歳で大佐に収まっている若造相手を
妬んでの郡部の小姑共にかかれば、軍法会議どころでは済まないだろう。
今日も憎らしく晴れ渡った東の雲1つ無い空を眺め
焔の錬金術師は大きな溜め息を漏らした。
- 601 :鉄と血の悪夢 :04/02/03 04:44 ID:RYqU1QHm
- スマソ、気が付いたらモニタの前で熟睡してますた。
又後程。
- 602 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 05:47
ID:eEeBlhOT
- >600
乙。
風邪ひかんようにな。続き待ってます。
- 603 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 21:03
ID:Qlm2NtFb
- >588タン
凄いレベル高い文章でモエー。切ないですハアハア。
このクオリティでどうか続きをキボンヌ。
- 604 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:51
ID:U+YaM5lf
- e
- 605 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:58
ID:U+YaM5lf
- ↑はミスです…
エド(原作通り男)とロイ子でラブ話書きたいのですが
このカプの場合、ロイ子が処女でも許されますか…?
なんか年上の女&年下の男カプだと女の方が慣れていて
リードするのが主流っぽくて…。
年上らしくリードしたい所だが経験が無くて葛藤?する
大佐は如何なものでしょうか。
- 606 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:01
ID:ftOjmpSE
- バッチ来い!いや来てくださいお願いします!
個人的に処女ロイ子は大好物です。
投下待ってます。
- 607 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:19
ID:SDCd62Eq
- >605
大丈夫です。
世の中には美人で男のあしらい方もウマーでまるで女王様のようだが
実は単なる耳年増で29歳処女なんてのも探せばいるのでレッツ投下。
- 608 :24 :04/02/03 23:35 ID:EaTYnmyD
- 『あなたは、あと2ヶ月しか生きられません。』
『僕が早く気づいていればっ!』
『忘れないでくれよな。俺のこと。』
『もう居ないなどウソだ!』
『死にたくない。怖い。』
『ごめん・・・・・。』
鋼の錬金術師と呼ばれた少女の一途な物語。
『明日また、幸せであるように・・・・・・。』
FIND THE WAY完全版、近日練成いたします。
エド子が亡くなる前にアルと話していた会話をボリュームたっぷりと、
死に直面したエド子の独白などすべて書きたいと思います。
もう少しお待ちください。
- 609 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:16
ID:m0SJiiNu
- 『俺、あんたが好きだ!』
……自分の周りが、時が止まった様に思えた。
「冗談は止め…」
「冗談でこんなこっ恥ずかしい事言えるかよ!!」
そう言って自分を見上げる彼の顔は酷く真剣で。
とても適当に茶化して終われる会話では無かった。
…どうしてこんな事になったのだろう?
何時もの様に軽い嫌味を兼ねた雑談をしに来た彼に秘蔵の紅茶を煎れようと
台所に行き、そしてその最中に後ろから抱きつかれて告白されて…
「鋼の…私は」
「ああ、分かってるよ!俺はあんたより一回り以上年下で人生経験だって浅いし
……その…何だ…し、身長だって低い!…でもな!」
自分の腰に巻きつけた腕の力を更に強くして彼は叫ぶ。
「経験はこれから幾らでも積めるし、背だってあと5…いや、3年経ったら
絶対大佐より高くなる!!」
その根拠は一体何処から…と言おうとしたが言わなかった、いや言えなかった。
の方が正しいのだろう。彼の真剣極まり無い…私が大好きな「あの」瞳の前では。
「と…とにかく、今の台詞憶えておいてくれよ!」
そう言い放つと彼は踵を返して疾風の如くドアから出て行った。
「憶えるも何も…私の意見はナシなのか……?」
彼…エドワードが飛び出していったドアを呆然と見送る彼女…ロイ子の背後では
ポットが動きを無くした彼女とは反対に、しゅうしゅうと無機質で激しい音を
たてて湯が沸騰した事を知らせていた…。
>606,607様
素早い(?)レス有難うございます。
とりあえずオープニングを…ってまだエロないし…。
多分更新はゆっくりになると思われますが頑張ります。
若さ故の精力的暴走エド×耳年増で処女ロイ子でよければ(汗)。
- 610 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:19
ID:j8SzGZfB
- щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!! >605
そのレス内容だけでもすでに我慢の限界です。
ハアハアしながら待ってます。
- 611 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:21
ID:GMnxKFE5
- 24たん、連日連夜引っ張りすぎでつ!!!!!!!!
エド子〜〜萌えっ!!!X3
- 612 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 02:50
ID:SmAyKjH4
- 天然アル子
>579氏どぞ。
ノリで練成したドキドキな展開にはならない…モノデスケド。
「危ないから、降りろって! オレが取ってやるから。」
高い棚に仕舞ってある本を取ろうと、アルがハシゴに上っている。
「いいよ、この位。 よ、っともう少しで届く…」
下からアルの方を覗き込んだらスカートの中が丸見えだ。
女の子なんだから、スカートではやめてくれ。下着を見てくれと言っているようなもんだぞ!
「ほら…オレが…ってわあぁぁぁ〜〜〜ア、アアアアル!!」
「何〜?」
「し、した…」
「下?」
「し、し、下着はいてないじゃないか!!」
そう、スカートの中には大切な部分を隠す布が無い! ピンク色のが丸見えじゃないか!!
「ええ?」
スカートをめくり中を覗き込む。おい!アル!!女の子がする事じゃないぞ!!
「お、女の子がスカートの中を覗き込むな!!」
「ああ、本当だ、何か下がスウスウするな〜って思っていたんだよね。ありがとう、兄さん。」
ちょっと待て! それは違うだろ!! 普通はキャアとか言って隠すもんだろ?!
それにしても今のは兄貴のオレでも少しやばかった…うぅ…顔が火照る。
- 613 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 02:51
ID:SmAyKjH4
- 「あれ? 兄さんどうしたの?」
ああ…やっぱり。 危機感が全く無い!!
こちらを覗いた途端バランスを崩してしまったらしい。 上からアルが降ってきた。
慌てて受け止めて、一緒に崩れ落ちる。
「いてて…」
「アル、大丈夫か?」
「うん、平気。 兄さんが庇ってくれたからね。」
ん?この手の感触は何だ…?
あ、ぁ、ありそうで、ありえない事が起きている!!
オレの手にすっぽりと、アルのふくよかな胸が収まっているじゃないか!!
いや、正確に言えば胸が余って手から溢れているのだが…
うわぁ!これは生唾ごっくんもんだ。 オレじゃなかったら…恐ろしくて想像出来やしない!!
慌てて立ち上がり手を差し伸べて起こしてやる。
「ありがとう。 へへへ。」
恥かしいのか少し赤くなってはにかみながら起き上がるその仕草はまた…
まあ、女の子らしい反応で嬉しいのだが。
「兄さん顔赤いよ、大丈夫? 熱あるんじゃないの?」
オデコに手を添えてきた。
ちょっと待て!オレの顔が赤い訳をお前は気が付いていないのか?!
もしかして…さっき赤くなって照れていたのは、下着の件でも、胸を触られた件でも無く…
上から落ちた事に対してだったのか?!
アル!お前は解ってない。何もわかっちゃいないんだぁ!!
何処かずれてる妹に、またまた悩む兄ちゃんだった…
- 614 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 03:07
ID:6NvQ4qu6
- 579ではないが>>612タソ乙!
タマラン、妹アルタソタマラン!!!(*´Д`)ドウシテクレヨウ、コノムネノタカナリ
- 615 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 03:14
ID:uBLEQ+Fo
- 579ですが>>612氏最高!(´Д`;)ハァハァ
ただの妄想が思わぬ萌えSSに…!モニタの前で小踊りしてしまいますた。
天然アル子可愛すぎです。押し倒したいです。
それを我慢できる兄貴尊敬です。
612氏はもっと尊敬です。
萌え死ぬ(´Д`;)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
- 616 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:16
ID:FBUZH5pJ
- 前スレで親ばかロイ子を投下していたものです。
>518さんに言われるまで、てっきり投下したものだと思っていました。
これから6レス使わせて頂きます。それ。
それはまるで、焼けた太い楔を打ち込まれるような感覚だった。
ロイ子は大きく息を吐きながら、片頬を押し当てるようにして寝台に顔を埋める。
そしてシーツをきつく噛みしめて、喉の奥からせりあがってくる声を堪えた。爪が食い込むほど拳を握りしめる。
目の前でぶるぶると震えているそれは、血の気を失ってひどく白い。
ロイ子の全神経が、ヒューズを受け入れた秘所に集中していた。
痛かった。まるで焔を押し当てられるような熱い痛みが、繋がった秘所から全身にじんじんと広がっていく。
内腿を、愛液とは違った何かねっとりとしたものが、重力に従ってつぅっと膝のほうへと伝い落ちていった。
獣めいた性交の形を成せてはいたが、見えなくても、ロイ子にはそれが血だとわかっていた。初めてだった。
ヒューズしか見ていなかったからそんな機会がいくつもあっても、ほかの男ではどうしてもその気になれなかったのだ。
でも、悟られてはいけない。太腿にぐっと力を入れて、ロイ子は痛みに喘ぎそうになるのを堪える。
ヒューズは優しいから、ロイ子が痛がってしまったらきっと止めてしまうだろう。
それに、正直20過ぎても実は処女だったことを知られるのは恥かしかったし、
何より颯爽と出世街道を走っているというロイ子の誇りが、こんなところで奇妙な意地を張らせたのだった。
大丈夫、こうも暗ければ喪失の証は見えないだろうから、悟られなければ大丈夫だ。
だがヒューズはロイ子が身体を強張らせていることに気づいたらしく、戸惑ったようにこちらを窺っている。
悟られたか。止めるだろうか。せっかくひとつになれたのに、そんなのは嫌だ。痛いけれど我慢しなければ。
指で掻き回していたときとは比べものにならない圧迫感だった。
まだヒューズのものは全て入りきっていないだろうに、すでに下腹部がぐいぐいと押されているように苦しい。
熱い。とにかく痛い。だが。
ロイ子は痛みに眉間に皺を刻みながらも、小さく笑っていた。嬉しかったのだ。
私はずっと、お前にこんなふうに貫いて欲しかったのだから。この痛みは、その確かな証拠なのだから。
- 617 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:17
ID:FBUZH5pJ
- それに、すでに体中が、せりあがってくる中途半端な熱い疼きでざわめいていた。やめて欲しくない。
今やめられたら、もう自慰なんかでは満たされないだろう。それくらいにロイ子の身体は熱くなっていた。
「動いて、くれ…っ」
熱い吐息の下からロイ子は声をあげる。咥えていたシーツと口唇の端との間に唾液が尾を引いて銀色に光る。
なんともだらしなく思えたが、もうどうでもいい。寸止めな快感に、とにかく頭が煮え立って
どうかなってしまいそうだった。どくどくと脈を打っているのはヒューズの猛る怒張なのか、
それともそれを締めあげるロイ子の処壁なのかも、もうよくわからない。
いつも自分を慰めていた細い女の指とは比べものにならないくらい、ヒューズの陰茎は硬く張りつめていて、
熱くて、背筋が溶けてしまうほどに気持ちいい。何より胸が、心が満たされる。
穿たれる痛みなんてどうでもいい。ただその感触がもっと欲しくて、ロイ子は痛みを堪えて悲鳴じみた声で鳴いた。
「早く…、もっと、動いて…ッんあ!」
ロイ子の言葉を待たずに、ヒューズは動き始めた。始めは浅く、小刻みに、少し乱暴に、何度も尖った先端を
ロイ子の入り口に挿れては抜いてを繰り返す。
ロイ子の処窟は頑なにヒューズを拒んだ。狭い膣壁はきゅうきゅうと締めつけて、侵入者を押し戻そうとする。
だがヒューズはそれに逆らうようにきつく腰を押し押してきて、ロイ子の柔らかな肉壁は、
とうとう猛るヒューズ自身を半分までくわえ込んだ。
ずぶりといやらしい音をあげて男のものを咥え込んだその感触に、ロイ子の背筋がにわかに粟立った。
肉の擦れる粘着質に富んだ水音と、ロイ子の苦痛を含んだ切ない喘ぎがあたりを満たしていく。
だが徐々に深く、早く腰を打ち込まれ、ロイ子の喉の奥からせりあがる声が本格的に甘い潤みを帯びていく。
「…っは…あ、ぁ…んッ!」
ロイ子の身体はさらに激しく貫かれた。
ロイ子の下の口はじゅぶじゅぶと淫らな音を立てて、だらしなく花蜜を滴らせている。
衝撃に押し出されるように溢れ、太腿から膝の下へと伝い落ちる透明な愛液が、
よりふたりの腰の動きを潤滑に導く。それはヒューズに抉られるように突かれるたびに、パタパタと音を立てて
シーツの上に飛び散り、淫らな染みをいくつも作っていく。
- 618 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:18
ID:FBUZH5pJ
- 肉と肉とが擦れては生まれる熱い快楽に、ロイ子は短い黒髪をのたうたせるようにして汗ばんだ身体をしならせた。
自分を後ろから貫くヒューズは、ロイ子の背に覆い被さった形で彼女の耳朶を甘く噛み、そのままうなじに、
肩甲骨の窪みに、背筋に、あますことなく口唇を這わせる。
ロイ子は火照った肌でもはっきりとその熱っぽい息吹を感じて、そこが掻痒感にも似た快感にざわざわと粟立つ感触を覚えた。
はあはあと浅く、早く、微熱に浮かされたようなそんな吐息の下に、ロイ子は彼の囁きを聴いた気がした。
好きで好きで仕方ないんだ。ああ、こんなに誰かを好きになったのは初めてだよ。本当に可愛くって可愛くって、
嫁さんに来て欲しいって、ずっと思ってたさ――囁かれる言葉に、ロイ子は嬉しくて目を細める。
もっと言って、もっと言って、と心の底から焼けるように思いながら。
ヒューズはロイ子の願い通り、さらに耳もとで熱っぽく囁く。
――好きで好きで仕方ないんだ。
もっと言ってくれ。私を好きだと。
ヒューズは秘所を穿ちながら、無骨な指先がロイ子の胸の芯を弄り、その硬さを楽しむように弄ぶ。
「っあ、…んっ。ぁ、は!」
――ああ、こんなに誰かを好きになったのは初めてだよ。
内股に腕を差し入れられて、赤く充血して尖った蕾を指の腹で擦られる。
「ヒュ…あ、んっ…マース…マース…っ!」
――本当に可愛くって可愛くって、嫁さんに来て欲しいって、ずっと思ってたさ。
同じ言葉ばかりを、ヒューズはまるで壊れたオルゴールのように囁いている。ロイ子は幸せだった。
例えその笑顔の全てがモノトーンでも、声が直に鼓膜に響かない幻音でも、まったく構わないくらい。
それなのに、どうして自分の目の前は歪んでいるだろうか。
きつく片頬を押し当てたシーツが濡れているのだろうか。目の奥が熱いのだろうか。どうして。
「ふっ…あぁ、ん…ん…ッあっ!」
激しいヒューズの穿ちに、白い塊のようなものが熱い身体の中心から、一気にロイ子の頭の後ろを登りつめた。
腰の下からせりあがってきた高揚感が脊髄を痺れさせながら、全身を走り抜ける。
雷にでも打たれたような、だがとろけるようにひどく甘い痺れだった。
- 619 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:19
ID:FBUZH5pJ
- すぐ背後でヒューズが短く、鋭く息を吸うかのようにうめいたかと思うと、
ロイ子は自分の腹の奥の奥に、熱いものが勢いよく弾じけるのを感じた。
「あっ――…ッ!」
ぶるりと背筋に悪寒が走る。ロイ子の身体がさらにびくびくと震え、まるで矢を射るときの弓のように反れた。
自分の意思とは関係なくひくひくと内股の腱が痙攣し、きつく瞑った目の奥で何か赤いものが弾けたような気がした。
頭が後ろから溶けていく。全てが白く霞がかる。甘い痺れに身体が芯から高揚し、高みに押しあげられ、
それから急激に滑り落ちるような感覚がロイ子を襲った。果てを迎えたのだ。
熱いものが吐き出された己の中心が、どくんどくんと大きく、深く、息を吐くように慎重に脈を打っている。
緩やかで深い収縮を繰り返す膣壁の感触が名残惜しいのだろう、ヒューズは果てたあともしばらくそうして繋がったままにしていた。
くたりと身体を萎えさせるロイ子の耳たぶを甘く噛んだり、うなじや背筋にいくつものキスを降らしてくれた。
心地の良いその感触に、ロイ子は思わずヒューズの名前を呟いた。
まだ身体のあちこちが火照りと痺れとを残しているからだろう、上手く呂律が回らなかったから、
それは彼の耳に届いているか、ひどくあやふやな呟きだった。
ずる。ヒューズがロイ子のなかから引き出され、その感触にロイ子はぶるりと身体を震わせる。
栓が抜けたからだろう、そこからよく混じり合った熱いふたり分の体液が、どろりと溢れ出てくるのがわかった。
はあはあと浅い呼吸を繰り返していたかと思うと、ふいにヒューズがロイ子の肩を掴んで強く引き寄せた。
肩越しに振り返るような体勢になったロイ子の顔に、ヒューズの顔が近づく。
視界の端にちらりと金の髪が見えたような気がしたが、すぐに何も見えなくなった。
軽く重ねるだけのヒューズの口唇からは、濃い煙草の臭いがした。
外では風がでてきたらしい、木々のざわめく音がテントのなかに響いている。
薄闇のなかでロイ子は寝台の上に腕も脚も投げ出すように横たわり、ぼんやりとその音を聴いていた。
――誰にも言いませんから。
果てたあと、自分を抱いた――無理に抱かせたと言うべきかも知れない――見回りの男はせわしなく衣服を身にまとい、
ロイ子にひとつ頭を下げると、そう言って出て行った。
- 620 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:21
ID:FBUZH5pJ
- 彼がどんな顔をしていたかなんてもう忘れてしまったが、確かにヒューズではない男だった。
…そんなこと、初めからわかっていたが。
すまなかった。
気がつくと、出て行こうとするその男に、ロイ子は思わずそう言っていた。すまなかった、嫌なことをさせた、と。
そのときになってようやく、ふつふつと自分のしたことを思い返し、ロイ子は男に罪悪感を覚えていたのだ。
いくら何でも別の面影を重ねられれば、どんな男も気分が悪いだろう。
すると男はぴりりと身を凍らせて、肩越しにロイ子を振り返った。無言だった。
ロイ子を射抜くように凝視したその青の瞳には、何故だか怯えとも怒りともつかないものを湛えていた。
男は何も言わなかった。そのまま踵を返すと、何かを振り切るように大股で出て行った。テントの一角が捲しあげられて、
冷たい風がロイ子の頬を殴りつけるように吹き抜けていった。闇に消え入る男の背は、もう誰とも重ならなかった。
私は一体何がしたかったのだろう。自分自身の息づかいしか聞こえない闇に目を放ちながら、ロイ子はそんなことを思う。
そのままぼんやりと目玉だけを漂わせるようにしてあたりを見回すと、ふいに顔の横にあったものに気づき、
ロイ子はハッと目を見開いた。それは星の数も白いラインも、とてもよく見知った階級章だった。
途端に、その持ち主の笑顔が閃くように脳裏に浮かび、何か熱い塊がものすごい勢いでロイ子の胸先に込みあげてきた。
よく笑う親友。明るくて、気遣いが上手で、有能で、周りから信頼が厚くて、誰からも好かれる人気者の親友――
ロイ子の顔が歪んだ。目の前も、ぐにゃりと歪んだ。
目から何か熱いものが溢れ、それは耳もとへと伝い落ちていった。涙だった。
私は馬鹿だ! 唐突に、焼けるようにそう思い、ロイ子は心で叫ぶ。誰かもわからない男に親友の影を重ねて、
求めて、喘いで、よがって、そして後悔して、私は一体何がしたかったのだろう。
親友を汚し、無理に相手をさせた男を蔑ろにして、なんてなんて馬鹿なんだろう!
ロイ子は口唇をきつく噛みしめて、勢いよく布団に顔を埋めた。
――あなたが悪いんですよ。
そう耳もとで囁いたのは誰だったか。あの見回りの兵だったか、何もかもがあやふやだが、正直もうどうでもよかった。
本当に、その通りなのだから。
- 621 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:23
ID:FBUZH5pJ
- ああそうだ。その通りだ、全ては私が悪いんだ。喉の奥から抑えきれない嗚咽か漏れて肩が震える。
シーツに押し当てた目がひどく熱くて、さらにロイ子を泣かせた。
ヒューズが好きだった。愛していた。そしてヒューズも自分を愛していると、根拠もなしに勝手に思い込んでいた。
そうして傲慢に自分からは何もしないで黙って待っているだけで、そんな醜い驕りが招いた結果がこれだ。
最悪だ。何てことだ。
自分のしたことの愚かさと、その虚しさに、声が出ないようにシーツをきつく噛みしめ、ロイ子は小さく喉の奥で自嘲う。
自慰をしていたときも破瓜したときも、こんなふうにして声を堪えていたからだ。
結局こうするしか出来ない自分が、ひどく滑稽に思えたからだった。
くつくつと忍び洩れる自分の声はひどく掠れていて、醜かった。
咥えたシーツを放し、ロイ子はゆるゆると半身を起こすと、腕を伸ばして親友の上着を掻き寄せた。
熱のひいた素肌の上にそれを羽織り、自分で自分を抱きしめる。
それはとうに親友のぬくもりを失っていたが、その感触は充分にロイ子を慰めてくれた。
そう、こんなふうにひっそりと包み込むように、いつだってヒューズはロイ子のそばにいてくれた。
恋愛感情もなく、ただひとりの大切な親友として、そばにいてくれた。それでいいじゃないか。
それで充分じゃないか。
自分にとってヒューズの代わりなどいないのだとしたら、ヒューズにとってもまた、親友は自分しかいないのだろう。
だからこのままでいいんだ、私たちは。
熱いもので歪んだ顔を俯かせ、ロイ子は自分の身体をさらにきつく抱きしめた。身体を屈して縮こまり、さらにきつく、きつく。
ここが個人テントでよかった。それまで積みあげてきた自分の功績に、この地位に、ロイ子はこのとき初めて
心の底から感謝した。ひっそりと、だけど思い切り泣ける、そのことに感謝した。
――お前が親友でよかったぜ。
ふいにこめかみを掠めた親友の言葉に、瞼に浮かんだその笑顔に、無理やりロイ子は笑った。
私もだ。ロイ子は声なき声で、瞼裏の親友に呟く。心からの気持ちを、胸に募るやり場のない想いを抱え、
それに堪えて精一杯笑いながら。私も、お前が親友でよかったよ、ヒューズ。
ロイ子の言葉に、瞼裏の親友は嬉しそうに笑う。その笑顔はやはり色を失くしていて、モノトーンだった。
- 622 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 04:24
ID:FBUZH5pJ
- 以上で終わりです。
見回りの兵は通りすがりの名無しでも煙草でもお好きにどうぞ。
正直ストレートに煙草なんですが、イシュバール戦に参加していたかどうかはっきりしないので。
連日たくさんの萌えをくださる神々に深く感謝しつつ。ブラボー女体化!
- 623 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 07:08
ID:Teb1F39v
- >616-622氏
>518さんではないですが、自分も前スレから心底待っておりました。
…どうしよう自分マジ泣きしてる…
すさまじく萌えるのに、切ない…
ロイ子萌えのきっかけをくれた貴方に感謝します。
またの投下をお待ちしております。
- 624 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 07:10
ID:Teb1F39v
- IDまでサンキュー(はぁと)だ…
- 625 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 09:43
ID:HKZQ6yLG
- >616-621さん
自分も518さんではないのですが、まってました
想像以上の萌え&切なさで良かったです GJ!!
こんなにロイ子ものにハマるとは…
煙草ロイ子が好きなので自分は煙草で妄想
どうもありがとうございました
- 626 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 11:27
ID:6hgc0XqM
- 乙です。
「好きで好きで…」の幻聴のあたりがグッときました。
自分も煙草で妄想してたんで、煙草の心情を考えると更にきます。
- 627 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 13:23
ID:jnAopINF
- >616-622さん
前スレからお待ちしていたひとりです。
切ない、切ないよロイ子ー!!
最後に、それでも笑って「親友でよかった」と言えるロイ子がもう…
いいお話を読ませていただいて、ありがとうございました。
- 628 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 18:41
ID:pIzSBCcR
- 最近切ない系が多くて心にズキズキ来るような
感動を有難うございまつ。
明るくて気の強いおねぇたまロイ子も好きなんでつが
切なくて恋心に身を焦がしまくり堕ちて行くようなロイ子も萌え!!
数年後の当方指令部で煙草と再会した時のロイ子も正直読んでみたいでつ。
今日も興奮し過ぎて寝られないヨー!!
- 629 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 19:14
ID:xPf8cuvX
- >616-622氏
素敵でした。まさに乙華麗。
この世界観で、後の煙草ロイ子、はたまた親馬鹿ロイ子などを
読んでみたい、あぁ読んでみたい!……ご負担でなければ是非。
何はともあれ、泣かせて頂きました。ありがとうございました。
- 630 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 22:50
ID:NPqWIy5A
- 518です。
えー、言いたいことは皆さんが言ってくださったのでこれだけ。
ありがとう!
これからも期待してます!
しかし「てっきり投下したと思っていた」だなんて…
エイッ(
´∀`)σ)´Д`)
- 631 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:57
ID:3UVUR0M/
- >622
妬ましくなるほどすばらしい。
- 632 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 00:13
ID:iDQTa1MA
- |∀・)ノシ ロイ子祭第二段はマダ〜 チンチン
- 633 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 00:19
ID:pA1uzmkA
- |Д`*)ノシ アル子タソも待ってるよ〜〜〜〜ハァハァ
- 634 :鉄と血の悪夢(600の続き :04/02/05 00:24
ID:OYWv5Ijk
- 素晴らしいSSの後に鬼畜もの投下する事をお許し下さいマセ
鋼の錬金術師との手合いをする為に、練兵場に向かうと
早速の内からいきり立った兵士達が「俺の女を寝取りやがって!」だの
「滅びろ」だのと口々にロイ宛に罵声を浴びせる。
事実無根の事なのだが、妬まれる事に慣れてしまった自分は
冷笑と手袋を擦るような仕種で彼等を黙らせた。
このやり方が一番手っ取り早い。
両者が居並んだ後、直ぐにヒューズの掛け声で戦闘が開始される。
鋼のの体術は随分なものだと聞いていたので遠距離戦に持ち込む事にした。
出来ればあの少年をあまり傷つけるような事はしたく無かったので、威力を押さえてかつ
派手に見えるような攻撃を心掛ける。
鋼のの錬金術は素晴らしいもので様々なバリエーションの物を手を打ち鳴らすだけで
練成して行く。
これが神の領域を犯した。
真理を見たものの力なのか。
代価を支払ってでも見てみたい…そう感じてしまう。
戦いも自分が優位だと思える所迄持ち込んだのだが
あと一歩と言う所で…あの記憶が蘇ってしまい、喉元に鋼の刃を突き付けられる。
あの時の少年とは違い、鋼のの目は苦しい位に真直ぐで精一杯だった。
自分が忘れて久しいあの瞳だ。
そうこうしているうちに大総統が飄々と手を叩いて現れる。
満面の笑顔迄浮かべて…何と呑気なものだ。
その後、破壊してしまった練兵場の修復をハボックに押し付け、
片付けなくてはならない書類を纏めていると、床がきしむ音を立てドアが開かれる。
ノックもせずに……そうとがめの言葉をかけようと椅子から立ち上がる。
そのドアを開けて入って来たのはイシュヴァール殲滅戦の時、自分の上官だったグラン准将だった。
相変わらずの鬚と眼光に腰が抜けたように、立ち上がったものの…元の椅子に座り込んでしまう。
あの眼光は正に凶器だった。
「グラン准将殿、何用でしょうか?」
- 635 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 00:25 ID:OYWv5Ijk
- あくまでも表情を読まれないように淡々と言葉を紡ぐ。
「…何用だと?
あの腰抜けがここまで意気揚々としているとは、夢にも思わなかったぞ。
まぁ、女なのだから腰抜けでは無く愛嬌と言ってやった方が可愛げがあるようだがな。」
来た途端にこの調子だ。
過去のトラウマが脳裏に蘇る。
冷や汗が手に滲み、膝が震え…歯が鳴りそうになる。
「何だ?その顔は。
練兵場での得意げな顔はどうしたのだ?
よもや儂のせいだとでも言いたい様な顔をしておるな。」
机の上にドンと自分よりも大きな手が乱暴に載せられる。
「いえ…その様な事は……。」
否定する声まで小さく震えてしまう。
気が付くとこの部屋に向かってくる元気な足音が聞こえて来た。
この少年が来れば准将と言えど無茶な事は出来ないだろう。
安堵の気持ちでノックする扉の音に
「入りたまえ、鍵は空いている。」
何も無かったようにいつも通りに答えると目の前の准将の口元が引きつるように笑いの形を取った。
その笑みが今から起る事を暗示していたのに……もっと早く気が付けば良かった。
- 636 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 00:27 ID:OYWv5Ijk
- 勢い良く開いた扉から転がり出るように
明るい金髪の少年エドワード・エルリックが姿を見せた。
「大佐!!今日は色々やってくれたじゃねーか!!
この仕返しは必ずしてやるぜ!!なんなら今でもいいんだがな!!」
が、途端に目の前の大きな軍人に驚いたかのようにその目を見開く。
「くく…元気の良い少年だな。
気にするな、マスタングとはイシュヴァールの旧い話をしていただけだ。」
その言葉にほっとするように
「じゃあ、俺はもう行きますので……」
そう言いかけた金髪の少年をその大きな手が引き止める。
「まぁ、待て
お前達はマスタングに仕返しがしたいのだな?
丁度良い。儂からも奴に罰を与えようと思っていた所だ。
お前も加わると良い。」
その言葉にロイの表情が凍り付く。
震える足で椅子から立ち上がろうとするが、椅子から転げ落ちるように床に這いつくばる。
多くの人々が知る焔の錬金術師の姿から想像も出来ない姿だ。
それを見ていたエドも驚いたようにロイを心配そうに見つめる。
「…浅ましいな、焔の錬金術師と言われるものが
四つ足で床を這いつくばるのか?」
その体を片腕で抱き上げられ机に押し付けられる。
「鋼の……!!」
見るなと言いたかったのだが、口に手を押し込まれてしまい声が出せなくなる。
「そこの小僧、下に穿いてる物を脱げ!」
少年は驚きの表情で叫ぼうとするがその額に向けられているのは大口径の銃口。
エドは唇を噛みながら、ズボンを下ろす。
まだ薄い毛と童貞であろう薄い色をした決して小さくは無い性器が外気に晒される。
「ほう、初々しいな。」
その言葉にロイはあの時自分が受けた仕打ちを思い出し、口に押し込まれた准将の指に噛み付いた。
准将の鉄の様に堅い指には全く傷すら付けられなかったが。
- 637 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 00:29 ID:OYWv5Ijk
- 「なんだ?マスタング。
儂に言いたい事でも有るのか?」
襟刳りを掴まれ、咳き込む喉から声を絞り出す。
「准将殿!!鋼のには手を出さないで頂きたい!!」
その声に笑いの表情を浮かべ
「代りにお前がしてくれるとでも?
小僧、物欲しそうなマスタングの口をそれで塞いでやれ!」
髪を掴まれ絶句する自分の口に准将がエドの物を無理矢理くわえさせる。
「大佐……!!」
その感覚が始めてであろうエドはとても不安げな表情で
自分のモノをくわえさせれている上司の顔を見つめた。
「良い眺めだぞ!マスタング!」
その手が髪を掴んで頭を上下に動かす。
同時に准将の手がロイのズボンの中で別の生き物のように蠢き
休む暇さえ与えずに体を責め苛む。
「んッ!!!……んん!!!」
与えられる快感とくわえさせられているモノに声をあげるロイ、
背を逸らせながら泣きそうな表情を浮かべる少年を見下ろし
「小童のモノをくわえるお前の姿を部下が見たらどう思うだろうな?」
口の中の物がもう限界だと感じ始めた頃、准将の手がいきなり引かれる
「んァ!っ!で…る!」
エドの陰茎から放たれた青臭く若々しい精液がロイの顔に飛び散る。
「くく…トンだ娼婦だな。
鋼の小僧、そいつを抱いてもいいんだぞ?」
ロイの顔に思いっきり放ってしまった羞恥でエドは先程のロイのように下を向いたままだ。
- 638 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 00:51 ID:OYWv5Ijk
- 「俺……人とシた事無いし……。
それに……男…は……。」
小声で呟いた。
「マスタング、やらねば儂がやるぞ?」
こめかみに銃口を当てられるかのような衝撃にロイは
「さぁ、脱げ」
何重にも重ねた服を目の前で微かな衣擦れを立てて脱いで行く。
体を覆うものが全て取り払われたそこには見事な女の体があった。
エドが今迄男だと思っていた「大佐」が女だった。
それはとても強い衝撃と、敗北感を彼に与えた。
その大佐が准将に股を開かされる格好で抱え上げられ
震える唇と蒼白な顔で眉根を寄せていた。
「鋼の……」
エドはこんな状況に置かれている筈なのに、再度自分の物が屹立し始めているのに
信じられない思いを抱く。
そのまだ女を知らないであろう陰茎に准将は抱え上げられたロイを一気に下ろす。
「っぁ!たい……さっ!!!」
「ひっ!!ぁあぁああ!!!」
奥までエドのモノを受け入れたロイの逃れようとする背を准将は堅い軍靴で押し付ける。
「痛っ!!」
その痛みに顔を顰めている表情を楽しんだらしい准将は
「どうだ?マスタング。
初々しい小僧のものは旨いか?
ふふ…こちらが留守になっている様だな?」
その手が白く大きな尻にかかり……気が付くと後孔に何か押し当てられる感覚。
- 639 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 01:28 ID:OYWv5Ijk
- 一瞬そう感じた時には既に遅く、
愛撫で慣らされてもいないそこに准将のモノが容赦無く突き立てられた。
「あぐっ!!!」
痛みに仰け反り目からは生理的なものだろうか?
大粒の涙が頬を伝う。
あの時は賢者の石のレプリカの液体の力があって正気を失う事が出来た。
現実にありのままの感覚で激しい痛みを伴い、自分勝手に動く准将に唇を噛んで
悲鳴を漏らさないように抵抗するが、前に入っている鋼ののモノが中でこすれてしまい、
あの時と同じような嬌声を喉から上げさせる。
耳から聞こえるのは卑猥な水音と准将の荒い獣のような息遣い、
鋼の、のか細い喘ぎ声。
「ふぁああっっ!!!」
強く後ろから突き上げられると体がびくんと反り、鋼ののモノを強く締めてしまう。
呻く声を上げて中でそれが震え、大量の精液が中に放たれるのを感じた。
だが、准将の杭は休む事無く突き立てられ、イったばかりの体にその責め苦は辛く拷問のように
二人を更なる深みへと追い込んで行く。
「マスタングめ、自分ばかり先にイきおって!! 」
「いやぁああっ!!!!!」
いっそう強く准将の腰が叩き付けるように打ち込まれた時、中でその杭が爆ぜるのを感じ
ロイは絶望とイシュヴァール殲滅戦を思い出し悲鳴を上げていた。
……
………
- 640 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 01:58
ID:OYWv5Ijk
- 「たいさ………。」
自分の下からする掠れた鋼の声に気が付いた時には既に准将の姿は無く
辺りはすっかり暗くなっていた。
背にもかけられたのだろうか?
粘つく精液が背や後孔から流れ落ちるのを震えながら
「鋼の……すまない………………」
涙が止まらなかった。
鋼のの胸に顔を埋めて…イシュヴァールの時以来だろうか。
思いきり泣いた。
嗚咽する自分を優しく抱き締めてくれたのは鋼の右手と生身の左手。
そして気が付くとまだ体は繋がったまま。
「准将…さっき出て行ったよ……。」
疲れきり、掠れ声を絞り出している鋼のを見ていると罪悪感が増す。
鋼のの腹に手を付いて立ち上がると大量の精液が軽く音を立てて腿を伝う。
それを見て申し訳無さそうに俯く鋼の。
「っ!!」
腰の痛みによろける腰を鋼のが支えてくれた。
二人とも精液と汗まみれで酷い姿だ。
一刻も早くそれを洗い流したかった為
体を引きずりながら、私室の狭いシャワー部屋に二人で入る。
「大佐、腰痛く無いか?」
自分の胸の高さくらいまでしか無い少年は心配そうに石鹸を泡立てながら
聞いてくる。
「ああ…何とか、な。」
そう嘆息し石鹸の泡を手に取り息を吹き掛けて飛ばすと
鋼のがそれを蝶でも捕まえるように両手に取った。
- 641 :鉄と血の悪夢 :04/02/05 01:59 ID:OYWv5Ijk
- 「ねぇ、大佐耳貸してよ。」
身長が大分違うのでしゃがむ。
不意にその額にキスを落とされたされた。
「俺、どんな手を使ってでも………あいつを殺してやるから。」
普通の人が聞いたらとんでも無い一言だが、その言葉に思わず鋼のを抱き締めていた。
「胸が……顔に当たるんだけど……。」
そう言った鋼の分身は微かにまた、起ち上がっていた。
「鋼の…どうするんだ?」
「もう今日は起たないと思ってたのに…。」
そのままの勢いで准将との行為を忘れるように求めあい
私室で眠りに付いてしまった。
朝一番にやってきた弟は、私と同じ部屋に鋼のが泊まっていた事を聞くと
「大佐ってホモ?」
「兄さん掘られて無いよね?」
としきりに心配していたようだったが。
おしまい
終りが微妙に甘々になってしまって申し訳ない。
- 642 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 03:32
ID:pPdO/bz3
- 親ばか(?)ロイ子書いた者です。皆さまどうもありがとうございます。
その、煙草の扱いがあんまりだったので煙草ロイ子で続編を投下してもよかですか?
あとアル子ものを投下してもよかですか? つかさせてください!
>鉄と血の悪夢
鬼畜キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
あなたの書かれるグラン准将大好物だ! 絵で浮かぶようです。
最後のエドの一言にドキっとしました。カコイイ…。
- 643 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 06:12
ID:Cv2AmhSn
- よかですとも!!!!!!
というより書いてくださいお願いします(*´Д`*)=3
- 644 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 11:44
ID:klQ7MSCk
- >親ばかロイ子たん
煙草とアル子クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
前回とても(;´Д`)ハァハァさせて頂いたので今から楽しみで仕方ないです。
あれからの煙草ロイ子の行方も気になるし、
どんなアル子を書いてくれるのか考えただけで(;´Д`)ハァハァハァハァ
- 645 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 12:19
ID:pA1uzmkA
- アル子━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
すいません…妹萌えが…
- 646 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 12:39
ID:kT2htebM
- アル子でロリでありがちな“お兄ちゃんやめて!!”話が見てみたい。つーかはまってそう。
- 647 :24 :04/02/05 18:47 ID:HTojma7h
- 長い間、お待たせしました!
完全版、連載開始いたします!!
- 648 :FIND THE WAY完全版1 :04/02/05 18:48
ID:HTojma7h
- いつか話した夢が、いつか叶う日が来るんだって笑いながら話していたあのころ。
楽しかったよね?苦しいことがあっても君と一緒だったから大丈夫だったよね?
雨が降って前が見えなくなっても、いつか晴れると信じたから、いつでも歩けたんだよね?
後ろを振り向かずに、歩いたよね。
だから・・・・もう一度それを信じて・・・・・・歩きたい。
春の日差しがいつもより暖かく感じる午後。イーストシティ東方司令部内にて、
とても楽しそうな笑い声が、あるオフィス内に響いていた。
声の主は、有名な国家錬金術師エドワード・エルリック。美しく長い金髪に、
白い肌、ぷっくらとした唇。一言で言えば完璧な美少女だが、その眼差しはとても
凛としていて大人っぽかった。
「ははっ、大佐〜なんだよその面・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ほ、本当にアルフォンス君なのかい?」
「はい・・・・・これで、23回目ですよ・・・・・・・・・・・・。」
東方司令部司令官、マスタング大佐の驚いた目線の先に居るのは、エド子の弟、
アルフォンス・エルリックだ。彼は、つい前まではとても大きな鎧にその身をやどしていたが、
エド子が苦労の末にやっと手に入れた賢者の石のおかげで念願の元の体に戻れたのである。
その顔は、女の子が見れば誰でもきゃーきゃー言ってしまうほどのかっこよさ。
ヘアワックスで整えられた髪形が、とても似合っていた。
- 649 :FIND THE WAY完全版2 :04/02/05 18:51
ID:HTojma7h
- 「いや、あー・・・・・・すまない。なんだかあの鎧の姿が脳に定着してるいるから・・・・・・。」
「た・い・さー!!アルはもう鎧じゃねえよっ!」
「でも、わかりますよ。大佐の気持ちは。」
やっと戻れた弟のことを、言われて激怒するエド子。
「アル、いつまでもそんな優しいままじゃダメだぞ?こんな奴のことなんかちゃんと文句言えるようにならねーと・・・・・。」
「でも大佐は恩人だよ?」
「アルフォンスくんの、言うとおりだぞ?鋼の?」
「お前は、調子にのるなっ!」
エド子が大佐にそういった瞬間、3人とも笑った。それは同じ部屋に居るホークアイたちも同様で。
何よりオートメイルや鎧の時、ここを訪れてたくさん冗談を言って笑いあった。
それが元の体に戻ってからもできるなんて、とても嬉しかったのだ。
「だが、本当によかったな。鋼の・・・・アルフォンスくん・・・・・・・・・・・。」
「ああ。3年・・・・・・こうしてみると長かったような短かったような・・・・・・・・・。」
国家錬金術師になって、早3年。各地をたくさん旅をして、いろんなことを経験した。
それは苦難でたいへんだったが、今となってはとてもいい思い出だった。
それを、この東方司令部に来て初めてそう思ったのかもしれなかった。
- 650 :24 :04/02/05 18:54 ID:HTojma7h
- 前は、片思いで終わらせましたが、今回は両思いで終わらせます。
- 651 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:41
ID:1F5Iwx0x
- 575
576も少し続いた…腹黒アル子 ドス黒いかも…
これまでいろいろな事をやってみましたが…
いくらやっても兄さんはボクに手を出してくません。
そんなにボクって魅力ないのかな〜。う〜ん少し落ち込みそう。
いや、ネガティブな考えはよくないよね。 もしかすると兄さんは病気って事も考えられるじゃないか!
確かめなくては。 上手くいけばそのまま済し崩しに…なんてね。ふふふ。
名付けて『シャワーでドキドキ大作戦。』だ。(何処かで聞いた事あるような気もするけど…)
シャワーを浴ると体が少し火照って薄っすらピンク色になってくる。
結構湯上りというのは色気ムンムンらしい。
よし、今だ!
「うわぁ〜〜〜〜〜!!」
大きな声で叫ぶ。 そうすれば兄さんが心配してすっ飛んで来てくれる…ハズ。
ドタドタと足音が近づいてきた。 よし! そしてドアが開いた瞬間有無を言わせずに抱きつく。
ビショビショに濡れた裸のままでだ。
タイミングを逃すと慌ててドアを閉めて 「悪かった。」 って言うからね。
「誰か、誰か覗いていたんだよ!! 兄さん!」
これでもかという位胸を押し付けて擦り付ける。 どうだ兄さん、このナイスボディ攻撃は!
そのまま中に引きずり込みわざとらしいけど、しがみついて体を密着させる。
この際しのごの言ってられないからね。
- 652 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:45
ID:1F5Iwx0x
- 下をチラリと盗み見て…よし!! 確認終了。
母さん、クララがクララが立ったよ!!
じゃなくて、兄さんが兄さんが立ったよ! 兄さんは不能じゃなかったんだ!!
でも…あれ?兄さんより背が高いし体もしっかりしているような。
「ア、アルフォンス君…あまり、その、なんだ…」
上から掛けられた声は、兄さんとはあまりにもかけ離れた音程の…
慌てて上を見れば、気まずそうなマスタング大佐の顔が。
「大佐?! 何でここにいるんですか?!」
そういえば兄さん、大佐が来るようなこと言ってたっけ…
「これじゃあボクの計画丸つぶれじゃないですか…大佐…恨みますよ。」
「アル、どうしたんだ? …大佐!! オレの妹に何手ェ出してるんだよ!!」
兄さん…遅いよ…
「ち、違う!! これは…!!」
「違わねえよ!! なんだよその逸物は!! おっ立ててるんじゃねえよ!!」
「アルフォンス君、君も何とか言ってくれ!! これは君が…」
「兄さ〜ん…しくしく。」
駄目ですよ、大佐。 兄さんにばらしたら。
仕方ない、ここは1つ大佐に尊い犠牲になってもらいましょう。
「やっぱり… 油断も隙もあったもんじゃねえな!!」
「うわぁぁ〜〜〜や、やめろ、鋼の!!」
- 653 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:50
ID:1F5Iwx0x
- バキ、メキ、ゴス…
濡れたから発火布使えないんですよね…大佐。
「うわ〜ん、兄さん怖かったよ〜」
今更無理だろうケド…裸のまま兄さんに縋り付いておこう。 次こそ、次こそ!!
「もう大丈夫だからな。 アル。」
(だ、騙されているよ…鋼の…)
薄れいく意識の中でアルフォンス君には手を出してはいけないと噛み締める
マスタング大佐であった…
終し…
本当はこの話の前に色々な事…あったんだけど、練成できなかった。
もし出来たらポロポロ投下させていただくかもしれませんが…まあ無理か。
皆様の素晴らしい作品の後になんて物を…ギャグに…ギャグになっちまうんだ〜〜
- 654 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:51
ID:uRUZzRkG
- >24神!!完全版!楽しみにしておりますたあ(;´Д`)
あのアルとエド子の最後の会話には、ある意味アカデミー賞を差しあげたい!
是非また泣かせてください
- 655 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:55
ID:/8Ie9cND
- >653
禿藁!
クララで思いっきり噴いちまいましたよ。
モニターが水玉に……
24氏乙です。
完全版とのことですが、前回のものとは別物ですか?
実はレイープものを(*´Д`)ハァハァしながらまってまつ…。
- 656 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 21:55
ID:EXd79vAb
- >>642
煙草ロイ子クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
楽しみにしてますー!!
- 657 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 22:59
ID:pA1uzmkA
- >>651-653大爆笑しました。w黒くないよアル子。可愛すぎだ(*´Д`)
無能の無能っぷりにもワロいました。
ホノボ〜ノしました。
ポロポロでも良いので、続編楽しみにしちょります。
- 658 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:07
ID:wdv2O7Jv
- 神、乙!毎度ハァハァしてます(*´Д`)
ところでそろそろ次スレのタイトルを考えたほうがいいんじゃないか?
前スレって確かこのへんで書き込めなくなった気がするし
- 659 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:19
ID:hk0mvjsr
- 前スレは501KBで止まっているから、容量は500KBなんだろうな。
タイトルはそのまま3にイピョーウ。
- 660 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:19
ID:E+pADYfO
- そーだね。てことでスレタイ案。
【軍部】鋼の錬金術師 女体化スレ3【エド子・アル子】
- 661 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:22
ID:E+pADYfO
- あ、リロ−ド忘れ。660は>658へのレスです
- 662 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:24
ID:8/IoCjMW
- >>641
鬼畜嫌いだと思いつつ
目が離せなかったッス。
文章うまいなあ
- 663 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:25
ID:dw0aV+PI
- アル子タンと一緒に寝たいです。言っちゃった。
- 664 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:35
ID:pA1uzmkA
- 駄目だ!寝るのは自分です。
- 665 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:35
ID:OYWv5Ijk
- 当方もスレタイ案
【軍部】鋼の錬金術師 女体化スレ3【エルリック姉妹】
- 666 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:41
ID:OYWv5Ijk
- >>642
>>662
読んで頂き感謝。
次は鬼畜無しで姉さんと弟のまったりとしたのを投下してみたいです。
642たんの続きもとても楽しみでつ。切な系ロイ子に萌え(;´Д`)ハァハァ
- 667 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:58
ID:YdFK4Q9y
- 【ロイ子】鋼の錬金術師 女体化スレ3【エルリック姉妹】
実質、エド子・アル子・ロイ子の三人のエンジェルたちのスレだし。
- 668 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:03
ID:RSNfYF4b
- やっぱシンプルが一番だよ。
【ロイ子】鋼の錬金術師 女体化スレ3【エド子】
- 669 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:06
ID:0Z44EX34
- シンプルにこれをキボンしますですはい。
【軍部?】鋼の錬金術師女体化スレ3【エドキュン】
- 670 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:08
ID:sXF34DWI
- 正直ロイvsアル×エド子の続きが気になってしょうがない。
この方の書かれるアルの腹黒さが禿げ上がる程ヒットしたのだが。
- 671 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:09
ID:2KAiti+K
- 鬼畜モエさせていただきたすたハァハァ…
姉さんと弟まったり、ぜひぜひ!お待ちしております!
- 672 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:13
ID:ScJX+SXO
- 今度は止まる前にアナウンスを、アナウンスをお願いします・・・。
前スレじゃ気が付かずに一週間ぐらいボーっとしてたんだよ、はい。ええ。
- 673 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:14
ID:IhAdhVLl
- 今んとこ、453KBくらいだね
- 674 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:15
ID:jKf7061s
- 俺なんか必死でリロードしまくってたよ。三日ぐらい。
結局、書き込みのエラー文で気付きました、ハイ…
- 675 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:22
ID:MbpqYm70
- お前ら一番下の容量見れ。
まぁ、自分も2日ほど気づかなかったんだが。
- 676 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:23
ID:hMQFIeGQ
- 専用プラウザ使っているから、見れないんだよ<容量。
- 677 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:31
ID:13TgJnfO
- >>667イピョーウ
- 678 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:32
ID:IhAdhVLl
- 見れるのもあるよ>676
ちなみに漏れはマカー用。
漏れは512KBと思い込んでて気付くの遅れた(w
- 679 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:59
ID:9/3eT3sP
- 自分はちょっと胸アリエド子でハァハァしてますが
大人の手に収まるくらいで、うつ伏せになるとこう…ね
(´Д`;)ハァハァ 誰かタスケテ
- 680 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:38 ID:/6leNSxP
- エチー迄の前フリがやたら長いのですが、等価しまつ。
- 681 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:38 ID:/6leNSxP
- 鎧の姿から人間の姿へ戻る事の出来た弟を連れて、鋼の錬金術師が当方指令部に到着した夕方の事だった。
人間の姿に戻ったアルは自分より背が大きくて羨ましい。
「ん、どうしたの?」
自分より高い所にあるアルの顔を眺めているとその高い位置から自分の顔を覗き込んだ
「何でも無いってば!」
自分でも顔が真っ赤になってしまった事に気が付く。
セントラルから出戻って来た大佐の執務室にある椅子に腰掛けながら出された紅茶を啜っていると
慌ただしく大佐と中尉が戻って来た。月末の締め日が近いのでどっさりと書類を抱えている。
「ん?鋼の…その少年は?」
不思議そうに聞くが、中尉はその物腰と雰囲気からアルだと咄嗟に判断したのか落ち着いたままだ。
「はい、今日やっと人間の姿に戻れたんですよ。
僕、アルフォンスです。」
大佐はそれを聞くと手に持っていた書類がばさばさと雪崩れ落ちた。
その顔は呆然としていて、ボケたのかとさえ思えるような。
「これは驚いた。
そのなりでは…回りの女性達は放っては置けないな。
鋼のはマダなんだろう?フフ…先を超されるなよ。」
そう頭をぐりぐりと子供を扱うように撫でられて、むすっとした表情をしていると
アルが「あはは……。」いつもの愛想笑いで話題を変えてくれたのが幸いだった。
まったくこの駄目な大人はナニがどうしたこうしたと悪い話しか振って来ない。
直ぐ側で溜め息を付きつつ書類を掻き集めている中尉もこの悪癖には手を焼いているらしかった。
挨拶を交わし、東方指令部の近くの駅で中央行きの寝台特急に乗る事になった。
アルは元に戻り、自分はこの体のままだけど大して不自由はしていない。
たまに接合部分が痛くて堪らない時もあるけれど。
その為、国家錬金術師である必要が無くなったので中央の大総統府に資格と軍の狗の証である銀時計
を返しに行く事。
ここに来る途中の馬車の中でアルと一緒に相談して決めた。
- 682 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:41 ID:/6leNSxP
- 電車を待っている時、
「あ、そうだ飲み物買ってくるから。」
アルがベンチから立った時の事だ。
1人の髪の長い自分よりもすらっとして胸の大きい…そして柔らかそうな手の少女が
アルに笑顔で話し掛けていた。
今迄、鎧の姿では彼女が出来ないといつもしきりに漏らしていたアルも楽しそうに彼女と談笑を交わす。
その姿を目にした自分はアルが自分を置いてどこかに行ってしまうような孤独感に襲われていた。
数分後、ジュースの缶を手に戻って来たアルが横へと座り
「兄さ…ってもういいよね、回りに聞いてる人も居ないだろうし。
ジュース買って来たよ…姉さん。」
アルがジュースを手渡そうとする手を押し退け
「いや、今はいいよ…後で飲むから。」
あまりに素っ気無い言葉だったと思う。
そんな気分じゃ無かった、何だか胸が苦しくて取り残されてしまうような
寧ろ…鎧の姿のままだったらずっと自分のもので居てくれたかもしれない。
またこの手で鎧の姿に練成してしまえば………?
頭に浮かんで来た狂気じみた考えを首を振って打ち消した。
我ながら正気沙汰では無い…自らの嫉妬と独占欲だけの為に生まれた考えに
自己嫌悪すら覚えるのだった。
到着した寝台車は人が全然居ない。
戦後の混乱で東部に残っている人は殆ど居ないような物だったし、
乗る為には郡の人間か、その従事者だけだったから
その為、この寝台車も半ば貨物列車状態だった。
乗客は自分達だけなのかな?そう思ってアルは列車内部を練り歩く。
人が全く居ないみたいだけど、姉さんがいるから寂しくないよね。
そう考えつつ、揺れる車両の中を進んで行った。
- 683 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:42 ID:/6leNSxP
- 浮かない気持ちのまま列車に乗った。
何だか全然人がいなくてその分、落ち着かない。
アルはアルで汽車の中を探検してくる!と元気良い後ろ姿で駆けて行った。
只でさえ心細いのに…ぎゅっと肩を自分で抱き締めながら部屋へと向かう。
その部屋はとても質素でベッドと小さな棚とテーブルがあるだけだった。
手持ち無沙汰だったので疎かになっていた文の研究日誌兼旅行記の続きを記す
事にした。この日記は自分が感じた事を暗号のように綴ってあるの物で
自分以外にはきっと分からない内容の物だ。もし、この内容を誰かに知られでもしたら
恥ずかしさの余りに死んでしまうかも知れない。
インクが掠れて万年筆を軽く振っていたら、アルが戻ってきた。
部屋に戻るなり柔軟体操をしながら
「まだ慣れないけど、やっぱり生身の身体っていいなぁ…」
するとアルのお腹の辺りから途端にぐぅと腹の音がする。
「そう言えば僕、練成成功してから何も食べて無かったんだよね。はは、忘れてたみたい。」
頭を掻きながら笑う弟の顔は前に見た時よりも随分男っぽくなっていて…
真直ぐに顔を見る事も出来なかった。
「じゃあ、御飯にしよっか。」
トランクから、東方指令部の売店で買ったサンドイッチやおにぎりを取り出す。
少しばかり練成反応で暖めてほかほかになった所で手に取る。
「うわぁ、暖かいね……ん。美味しいや。」
一言一言を噛み締め実感しながらのアルの言葉を聞いていると先程と違って
元に戻す事が出来て良かったと言う思いに胸が一杯になる。
- 684 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:43 ID:/6leNSxP
- 育ち盛りなのか、多く買っておいて良かったと思った。
自分の2倍の量を食べて「こんなにお握りが美味しい物だって思わなかった。」
って笑顔を浮かべる。
これを見てるととても元気が出てくる。
中佐の事を親馬鹿だって言いまくっていたけど、自分も相当な姉馬鹿かもしれない。
急に自分の後ろにアルが回り込んで、ぽんと膝の上に載せる。
間近で感じる体温に「わ!何すんだよ!」と腕を押し退け咄嗟に立ち上がってしまった。
「あ、ゴメン、鎧の時はいつも御飯の後、僕の膝の上で本読んでたから……。」
エドは今迄自分がしていた事がこんな恥ずかしい事だったなんて思いもしなかったのだ。
「えーと…俺、研究日誌付けなきゃいけないから。」
そう言葉を遮って黙々と万年筆片手に手帳に文字を記して行く。
が、その内容は殆どが弟のアルに向けてのもやもやとした気持ちを書き綴ったものであった。
あたりもすっかり更けて車窓から見える草原に見えるのは地平線と星、そして三日月。
エドもそろそろ眠くなって来たのか腕を伸ばして伸びをする。
忙しくて書けなかった分を纏めて書いていたので、機械鎧の右手首も微かにきしんだ音を立てた。
軽い痛みが機械鎧の接合部に走る。
また油を挿さなくては、と腕を軽く動かしつつ簡易シャワーのある汽水車両へと向かう。
アルが自分の為に気遣って置いてくれたのだろうか?
そこにはタオルと石鹸に着替えまで。
錬金術馬鹿と言い切れる程に研究ばかりしていて、身の回りの事はアルに任せっきりだった。
何だか自分の父さんと母さんのようでアルに申し訳の無さを改めて感じる。
簡易シャワーと言ってもリゼンブールのピナコばっちゃんの家にあるバケツシャワーよりは
はっきり行ってかなりマトモだった。
たまにウィンリィがお湯を浴びている時に近所の少年達がそれを隠れて覗き見ていたのを
アルと一緒に錬金術で壁を作ったり、成敗させて貰ったものだ。
- 685 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:45 ID:/6leNSxP
- 姉さんがシャワーに行ったので、旅行記風の研究手帳を盗み見る。
って言っても旅行記風で本人にしか分からないので、姉さんも
その事については何も言って来ない。
炭坑での出来事、セントラルで姉さんが怪我した時の事。
懐かしい出来事が頭の中で流れるように再生される。
姉さんは僕の為に右手を失ってまで魂を練成してくれた。
だけど、姉さんはまだ機械鎧の右手と左足のままだ。
もう賢者の石のような物も存在しないので再生はもう不可能だろうって。
「気にすんな!これ結構格好いいって最近思えるようになってきたんだ。
ウィンリィも腕、上げたよな〜これなんて360度回転も出来るしさ
思い掛けない方向からの攻撃にだって対応出来るんだぜ!」
そうやって、いつも少し苦しそうな罪の意識を抱えた表情を無理矢理隠して笑ってる。
一度、西部の街で無差別連続暴行魔が出た時だった。
少年は全く襲われない事件だったのに、ウチの姉さんってばあんな感じだけど…実は結構綺麗だから
運悪く捕まっちゃって…僕が辿り付いた時には男は笑いながら姉さんの服をナイフで切り刻んでいた。
そして機械鎧の腕と白い肌に残る大きな傷跡を直視した時に男ははすぐに手を離して
悪い物でも見たように口を押さえて冷や汗を浮かべていた。
で、男は言ったんだ「そんな化け物みたいな身体の奴なんて抱けるかよ!」って。
その言葉に僕は怒って正気を失い…気が付くと、必死で姉さんと憲兵さんに止められていた。
なめし革の手袋にべっとり血が付いていた位だから…もう少し出で殺してしまう所だったらしい。
鎧の姿だった時の事をぼんやり、考えていると目眩がした。
身体も気だるくて何だか自由が聞かない。
人間に戻ってから始めての眠気が僕を襲う。
鎧の頃は常に頭がはっきり覚醒していて、眠りはしなかったのだけど心を落ち着ける為に
床に座ってじっと何も考えずに姉さんの寝顔を眺めてた。
- 686 :禁忌すら愛し :04/02/06 11:47 ID:/6leNSxP
- いつもお腹出して寝てしまうから、その度に布団を掛けてあげていた。
ベッドに向かうとそこには布団が1つだけしか無い。
もう一部屋取っておけばよかったんだけど…
いつもの癖で姉さん、シングルの部屋しか取って無かったみたいで。
結構大きめのベッドだし僕が寝ても、小柄な姉さんと一緒でも大丈夫そうだった。
何だかとても眠くなってきた…いつもなら僕が姉さんにおやすみを言う筈なんだけど、
凄く眠いので先に寝ちゃうかも。ごめんね、姉さん。
昼休みの等価(投下)は危険ですた。
人が来そうなのでまた後で…スミマソ。
- 687 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 12:31
ID:Ni0QKk9I
- うわぁあああああ!乙です。非常に続きが気になる…。(*´Д`)
凄く読ませ方が上手いですね。情景が思い描けました。
兄弟イイねぇ。エド姉ちゃん可愛い。
- 688 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 14:03
ID:2KAiti+K
- 久しぶりの弟×姉!
つづきの投下が待ち遠しいですネ申よ!
- 689 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 14:48
ID:2YIYAx8M
- 乙!弟×姉、楽しみです!
頑張って下さい!
- 690 :禁忌すら愛し :04/02/06 17:35 ID:/6leNSxP
- ャワーから上がって服を身につけようとすると、
ゴトっと音がしてズボンから落ちた銀懐中時計が足下を転がった。
錬金術で蓋をしていたのだけれどウインリィがそれを開けてしまってから
改めて封をする事も無かったので、銀色の光を放つ時計の蓋は開いたまま。
あの4年前に家を焼いた日を忘れてしまわないように、自戒の念を込めて掘ったものだった。
服を身に付け終わり、寝台車両へ向かう途中で東部の駅で少女と笑顔で話すアルの顔が
泡のように不意に浮かんでは消えた。
部屋に入ると部屋に1つだけの大きめのベッドにはアルが静かに寝息を立てている。
裏返しにしていた日記が表を向いていたので、多分これでも読んでいたのだろう。
鎧の頃からこれをこっそりと見るのが楽しみだったらしく、わざとアルの目の届く所に置いていた。
これを読んでいる時のアルの動きはは生き生きとしてて、鎧の赤い光が笑顔を浮かべて目を細める
様な感じに灯っていたのが嬉しくて。
でも、本当の内容は自分だけのもの。
タンクトップとハーフパンツの姿になり弟の眠る布団の中に潜り込む。
自分と違って寝相が良くて、鼾なんか全然かかないのがちょっと悔しい。
昔もこうやって一緒に寝たんだけれど……密着する弟の背から伝わってくる熱と鼓動に
何だかむず痒い気持ちになってしまって、このままじゃ眠れない。
母さんにそっくりな
弟の整った鼻梁をまじまじと見つめる。
鎧の時もこういう気持ちにはなったけれど、練成に成功して自分もちょっと
嬉しさに気が立っているのだと思いたい位に苦しい胸。
本当はいけない事なんだろうけど…思わず眠る弟の唇に軽くキスをしていた。
弟は何も無かったように、ぐっすりと眠ったまま。
俺のファーストキス……アルにあげちゃった。
一方的に自分からしたものだけれど。
- 691 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 17:45
ID:/6leNSxP
- >>690
毎度ながら誤字らで申し訳ない。
冒頭にシが入ります(゜ o゜;
Hikky
for poket PC ブラウザ使用なのでスレの容量がワカリマせん
容量と次スレの事が出ていたのでちと心配でつ(;´д`)
- 692 :禁忌すら愛し :04/02/06 17:49 ID:/6leNSxP
- キスが悪かったのか…胸がさっき迄何かじゃ片付けられない位に高鳴って…
それを忘れようと銀時計のあの文字を見つめて冷静に考え直そうと思った。
リゼンブールに帰ったらアルはどうするんだろう。
帰る家は焼いてしまったし、ピナコばっちゃんに苦労を掛け続ける訳にも行かない。
かと行ってこのまま軍に居てもいつ戦争の道具として使われるやもと言う現実がある。
国家錬金術師だった3年間はほぼ根無し草で東奔西走のを送る毎日だった。
だけど常に自分の側にはアルが居た。
アルが居なかったらここまでやって行く事も出来なくて……
ずっと手足を失ったままの身体で今頃リゼンブールで這いつくばっていただけだろう。
アルだって男だし、きっと彼女が出来たら自分の所から居なくなってしまう。
今迄、泣く事なんて無かったのに…アルと一緒に元の身体に戻るんだって決意したあの時から
絶対に泣かないって決めていたのに…頬を伝う生暖かい涙の珠。
祈るべき神サマなんて持ち合わせちゃいないのだけど、神サマって何て残酷なんだろう。
アルと自分は血の繋がった実の姉と弟で、おまけに自分は瑕だらけの鋼の身体。
声も出せずにただ流れる涙が視界を滲ませ、その押さえようも無い衝動は絶対に人間の力では
絶つ事の出来ない銀時計の鎖でアルの両腕をベッドの格子に縛り付ける。
相変わらず、熟睡したままの弟が寝返りを軽く寝返りを打とうと身じろぎする度
起きてしまうんじゃないかと内心ビク付きながら、アルのシャツのボタンをゆっくりと外していった
徐々に晒される筋肉質で無駄の無い綺麗な身体、男の人の身体ってこんなに逞しかったんだ…。
自分のように傷だらけじゃなくて本当に良かったと思う。
改めて上着をはだけたアルを見ていると…こんな事をしてしまった羞恥心に顔が赤くなった。
でも……もう、アルを誰にも渡したく無いと言う気持ちの方が強かった。
東方指令部のドアの隙間から見てしまった大佐が中尉にしていたように胸の突起を恐る恐るチロと舐める。
「ん………ぁ…。」
アルの口から思い掛けない鼻にかかるような喘ぎが漏れたのに、身を竦めた。
男の人でもここ…やっぱり弱いんだ。
- 693 :禁忌すら愛し :04/02/06 17:51 ID:/6leNSxP
- 場末の酒場にある宿を借りたり、食事も安価だけど入りやすい酒場で取っていたので、
色々自然と耳年増にもなっていったが、
実際こういう行為は一切した事もされた事も無い。
普段男として性別を偽り生活をしている為、弟やウインリィ位しか自分が女だとは知らないので。
ある酒場では意気投合した店主にいきなり、店の娼婦と一緒に部屋に放り込まれた苦い思い出もある。
無理矢理脱がされる寸での所でアルが乱入して連れ出してくれたんだけど。
そのまま何も出来ずにただ黙って曝け出された弟の胸に頬を埋めて規則正しい鼓動を聞きながら
目を閉じると、懐かしい気持ちがした。
機械鎧の方の冷たい腕が胸に触れたからか…
「う………ん?」
運悪くアルが目を覚ましてしまった。
縛られている腕の鎖をジャラと鳴らしながら、何が起ったのか分からないと言った表情で
自分の胸元を見ると姉が自分の裸の胸に頬を埋めているでは無いか。
しかも自分の腕はベッドの格子に縛られている。
「ね…………ねぇ……さん!!コレ何?」
完全に気が動転してしまって声も裏返る。
「え…目ぇ覚ましたのか?」
はっとその胸から顔を上げたエドだったが、こんな状況じゃ言い訳が思い付かない。
「何で……僕縛られてるの?」
アルも不安げな顔で姉の固まった表情を心配そうに覗き込む。
「………お前の心臓の音、聞いてた。」
胸の突起を舐めた事は黙ったままだけど、殆どずっと鼓動の音に耳を寄せていた。
「心臓の…音?」
不思議そうに姉の胸元を見つめるアル。
「うん、昔良くこうやって一緒のベッドで寝てたよな。
お互いの心臓の音が聞こえる位にくっ付いて。」
立ち上がろうとした時に丁度生身の方の柔らかい手がアルの股間をぎゅっと押し付けてしまった。
「うぁっ!!」
更に裏返ったような声を上げて身動きの取れないアルは足を小さくばたつかせる。
- 694 :禁忌すら愛し :04/02/06 17:53 ID:/6leNSxP
- 「あ…すまん!そこ、痛かったよな。」
心配そうに眉を寄せる姉の姿を見てアルも何だか胸の中がもやもやとしてくるのを感じた。
こんな得体の知れない感覚、初めてかもしれない。
「いいよ、大丈夫だから。
でも…姉さんだけなんてズルいや。
僕にも同じように姉さんの音、聞かせてよ。」
それを聞いたエドは同じようにと言われたから……着ていたタンクトップの上を脱いだ。
普通よりは随分小さくて恥ずかしいって思っている自分の胸が露になる。
元々鎧の時の弟の前でも普通に着替えをしていたので恥ずかしさは普段なら無いだろうけど…
今は顔が真っ赤に火照ってる…どうしてだろう?
そして両手が縛られたままのアルの頬をぎゅっと胸に押し付けた。
- 695 :禁忌すら愛し :04/02/06 17:56 ID:/6leNSxP
- 胸の辺りに重みと冷たさを感じて目を開けた。
気が付くと僕の腕は鎖のような物で縛られていて……前が開けられた服と
胸に顔を当てて目を閉じている姉さんの姿………。
僕は訳が分からず姉さんに
「ね…………ねぇ……さん!!コレ何?」
と我ながら素頓狂な声で聞いてしまって居た。
「………お前の心臓の音、聞いてた。」
え?
「心臓の…音?」
懐かしいな……昔良く一緒に寝てたから良く覚えてる。
姉さんの胸の音が僕の子守唄みたいなものでどんなに怖い夢を見て飛び起きた時でも
それを聞いているだけで安心して眠る事が出来た。
そして、姉さんが立ち上がろうとしたんだけど軽く僕のものを服の上からだけど
握ってしまい………妙な感覚に変な声を上げてしまっていた。
痛くは無いんだけどくすぐったいような、そんな…感覚。
「でも…姉さんだけなんてズルいや…
僕にも同じように姉さんの音、聞かせてよ。」
そう、自然と口にしてしまっていた。
でも……驚いたのは目の前でまさかその姉が同じように
直の肌を触れさせようとしてくれた事だった。
そして、姉さんは綺麗だけどあまり大きく無い可愛い胸に僕の頭をぎゅっと抱き込む。
とくん…とくん…と規則正しいけど、とっても早くなっている鼓動の音。
顔の位置をずらすと鼻が乳首をかすってしまった。
「っ!」
姉さんの身体が強ばって乳首が軽く立って居る。
これって感じてるのかな?
- 696 :禁忌すら愛し :04/02/06 18:04 ID:/6leNSxP
- それをどうすればいいのかも良く知っていた。
愛撫されると気持ち良くなるって事も聞いていただけなんだけど。
僕だって一応そっちの知識くらい、見て聞いて覚えてしまっていた。
あまり良く無い宿の方が安いからいつもそっちに泊まっていたんだけれど
子供に気を使ってか、姉さんが2階に上がると下に居た大人達はみんな
如何わしい行為を初めてしまう事が多かった。
僕の前で行われる行為は僕のような子供には精神衛生上よろしく無い物が多かったかもしれない。
でも、その時の僕は大きな鎧の姿でどうみても子供に見えなかったから……
「兄さんもどう?」
って女の人が誘ってくるのを断るのが大変だった。
声が高かったから……「ごめんなさい、ボク女なんで。」
と言う言葉で断るのが一番簡単だけれど、鎧の中を見たがる人もいて結構大変だった。
そのぷっくりとした薄い紅色の乳首に吸い付いて、先端を舌で転がしてみる。
「うぁ!!な…!!アル!!い…や!…ぁ!」
姉さんが驚いた声をあげてびくんと身体を震わせた。
強く吸ったり歯を立てる度に可愛い声を上げて僕の頭にしがみついてくる。
僕が顔を胸から離すと小さくはぁはぁと言う吐息が聞こえる、潤んだ目と
紅色に染まった頬がとても綺麗な………僕の姉さん。
堪らず僕は姉さんの唇を咄嗟に奪い、舌を入れる。
逃げる舌を掴まえては絡ませて吸うと姉さんの肩がかくんと落ちた。
大人のキスって頭が痺れそうな位くすぐったくて……気持ちいい。
でも、姉さん……僕からいきなり舌を入れたりしたのに……怒って無いかな。
今日はキスだけでスマソ。
続き練成したら等価しまつ。
- 697 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 18:18
ID:CQStoZEA
- >696
ネ申グッジョブ!
(・∀・)イイヨーイイヨー!!
無意識に積極的なエド子萌え〜
続きが楽しみで津。
現在容量は471.9KB。まだ大丈夫…かも。
どれくらいで30KB増えるのか漏れにはわからんです_| ̄|○スマソ
- 698 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 18:31
ID:Ni0QKk9I
- (*`Д´)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァア!>696
ヤバイまじヤバイデス。鼻血が出る・・・
- 699 :FIND THE WAY完全版3 :04/02/06 19:46
ID:hLR9S6F9
「町に?」
「ああ。久しぶりに来たから色々何か買おうと思ってさ。」
「それは構わないが・・・・・・、アルフォンスくんじゃなくても良いのかい?」
「うん。今日は、大佐。」
色々談笑して落ち着いたころ、2人っきりになったオフィス内。
書類に目を通していたロイを、エド子が町に行かないか?と突然誘ってきた。
大佐は別にいいがと言ったが、アルのことを心配した。今は2人とも元の体に戻って、
一緒に多くの時間居たいはずだ。なのに何故わざわざ自分をエド子が選んだのかを、
大佐にはわからなかった。でもせっかく自分を選んでくれたのだから、
大佐は喜んでエド子と共に町に行くことにした。
「ほんとか!?俺と一緒に?」
「君の頼みでもあるしな。まあ、たまにはこういうのもいいだろう。」
「あはっ。サンキュー、大佐。」
パアッと可愛らしい笑顔を見せ、エド子は喜んだ。
その無邪気な笑顔。あのはりつめていたいた時の苦しい笑顔とはまったくちがっていた。
何を信じて、何を目標にすればいいかわからなかったオートメイル時代。
だがその時代は、困難と悩みの末に終わりを向かえ、新しい時代をエド子に与えつつあった。
- 700 :24 :04/02/06 19:50 ID:hLR9S6F9
- 完全版のご紹介です。
この完全版は、前に投下した「FIND THE WAY」を
ボリュームアップしたものです。
好評だったアルとエド子の会話を長くして、エド子の独白、
その他たくさんのお話をいれていきます。
- 701 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 22:22
ID:mLafTIa5
- だ、誰もいない?
それとも引越し?
修行の旅から帰ってきたのに……
- 702 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 22:31
ID:Saj/czwo
- ただいま容量「473KB」・・・>701氏щ(゚Д゚щ)カモォォォン
- 703 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 23:14
ID:1VwoYhm7
- 生アル×エド子キター!二人ともかわいすぎ。
寸止めとはテクニシャンな。神よ是非続きを!
- 704 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 23:32
ID:nw+A3LYt
- >>701
修行の旅とは…
「牛やらエゾシカやらを格闘の末ヘッドロックでひねり殺して自分ちで解体して食料にする」
荒川氏のパブリックイメージのような修練と思ってシマタヨ。
- 705 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 23:47
ID:BgiCzS9p
- >702様
お言葉に甘えてやってきました。
>703様
修行の旅。それは、冬のソナタ……
純愛を探して旅から旅へ。
で、行き着いた真理はハボック×ロイ子の結婚でした_| ̄|○
冒頭だけ投下して行きます。
世にジャガランタ・シティと謳われるロイの生まれ故郷はこの季節、街路樹や
庭木に多用されるジャガランタの薄紫色の花で埋め尽くされる。もう何年も帰
っていない故郷で、この季節に式を挙げようと思ったのは夫となるハボックに
この景色を見せたいと、ただ思ったからだった。家族を早くに亡くし幼年学校、
士官学校と寄宿暮らしで、卒業後は任地から任地へと移り住んでいるロイに、
この街の思い出はあまりなかった。僅かに残る記憶は、遠目に霞のようにも見
えるジャガランタの花とその甘い香りだけだった。
- 706 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 23:59
ID:BgiCzS9p
- 本来であれば、休暇をとり忙しい式の準備も楽しみな花嫁であるはずのロイだったが、
やはり大佐と言う地位がそれを許さなかった。ロイに与えられた休暇は三日と短いもの
だが、それさえも大総統閣下の特別命令と言う事でロイの直属上司は渋々と認めてくれ
たのだった。
式に参加するのは親友のヒューズ夫妻とその愛娘。それに、イシュバール戦線からずっと
一緒に戦ってきた部下と言うよりは、仲の良い何でも話し合える友人いや戦友のリザ・ホ
ークアイ少尉だけと言う寂しいものだった。が、ロイはそれで良いと思っていた。本当に
親しい者だけに囲まれてハボックのもとに嫁ぐ。ハボックは少々不満気だったが。花嫁姿
の大佐を見せびらかしたい気持ち半分、誰にも見せたくない気持ち半分と頭を抱えていた。
後日、ハボックの実家で披露宴を行う予定だった
- 707 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:01
ID:xaI95/o0
- そう言えばと、ロイは思い出す。鋼のが、絶対行くから覚悟しておけと訳の
わからない事を言っていたなと苦笑を浮かべる。ギャーギャーとにぎやかな
エドを羽交い絞めにしたアルフォンスが、何かなつかしいような、大切な存
在を見つめているようにロイの方を向いていた。もっとも鎧に隠された真実
はうかがい知ることはできなかったが。
「きっと綺麗な花嫁さんになるんでしょうね。おめでとうございます」
ぺこりと頭をさげるアルフォンスに頷き返すと、暴れる兄をひきずって執務
室を後にする二人を見送った。
「綺麗な花嫁か……。なれるのか、私に?」
執務室の窓ガラスに映った自分の姿に自問する。そこには幸せそうなロイ・
マスタングの姿がはっきりと映っていた。そして、あっと気がつく。先ほど
のどこか懐かしいような羨ましいようなアルフォンスの気配が何をあらわし
ていたのかを。
- 708 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:03
ID:xaI95/o0
- ガラスに映った自分の頬をロイはそっと撫でる。
「ぜんぜん似てないのにな」
視線の先には司令部の門を出て行く二人の姿があった。
もう何年も前に見た光景がロイの脳裏に鮮明に甦る。閉め切られた室内の淀んだ空気。
床一面に広がる錬成陣とあたりに飛び散った血痕。薬品の壜が乱雑に転がる室内に不
似合いな幸せそうな家族の写真。いくつか並んだフォトスタンドの一つは、はにかん
だ笑顔を浮かべた花嫁であった。アルフォンスにとって花嫁は母なのだろう。そう言
えばとロイは困ったような笑みを浮かべる。
いつだったか、あの二人がアクアシティで騒動に巻き込まれたのは何だったか。
怪盗セイレーンだったな。素顔は大層な美人だったと報告を受けた。あの二人の母も
美人だったな。
私もきれいか?なあ、ハボック少尉。
プラットフォームに響いたアナウンスにロイは我にかえる。見送りにきたファルマン
准尉に促されて、車両に乗り込む。祝いの代わりにと大総統が用意してくれた特別車
両だった。緋色の絨毯が敷かれた個室をファルマンが呆れたように肩を竦める。
丁寧に包まれたロイのウエディングドレスが入った鞄をロイに手渡すと、背筋を伸ばし
敬礼する。
「大佐の花嫁姿が拝見できないのは大変残念です。短い休暇で申し訳ありません。
司令部のことは心配しないで下さい。明日には中尉も戻られますので。
大佐。人生に波風はつきものです。舵取りは指揮官の役目です。どうぞ、お幸せに」
うん。と、ロイはうつむいた。そして、顔をあげるといつものきつい眼差しに少しだけ
恥じらいを滲ませてファルマンに敬礼を返した。
- 709 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:10
ID:xaI95/o0
- 眠いので、続きはまた後日〜
- 710 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:27
ID:Bv3/0/JX
- やばっ、ロイ子可愛すぎ〜(*´д`*)
ロイ子って悪夢を結構見そうな人っていうか、
強いけど脆いイメージがあるんだよなぁ。
ハボックだったら、ロイ子のこと幸せにしてくれそうで凄くいい。
そのままヴァージンロードまでいってくれ!!
- 711 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 01:05
ID:rjmu8XW3
- ああどうしようロイ子も萌えだがファルマンも格好よすぎだ・・・!
が、頑張れロイ子とハボック夫妻!
- 712 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 01:08
ID:QkN3/71Q
- ハボロイきたー!
ロイ子、ほんとに可愛くていいですね。ごちそうさまです。
- 713 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 01:49
ID:P1Gi7f05
- ロイ子は恥じらう姿に萌えー
下記のフラッシュをエドとアル子に脳内変換すると(*´д`;)…!!
微妙に幸せな気持ちになれまつ。
ttp://flash.dempa2ch.net/flash50/fb_mirrar/fb_html/elmer_fb.html
- 714 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 02:04
ID:U8WGoghZ
- >>713(*´∀`)ホンワカ
- 715 :錬金100% :04/02/07 09:21 ID:k4TRUdaW
高校受験が、あともう少しというところまで迫っていた。
3年生の生徒のほぼすべては、受験勉強で騒がしくかなり短気になっていた。
そんな中で、学年トップの成績を誇るロイ・マスタング生徒会長は、
すでに有名な私立高校への合格が目に見えるほど決まっていたので、
受験勉強なんてせず、ぶらぶらと放課後の校内を散歩していた。
担任のラスト先生からは、卒業式でつかう演説用の作文を書きなさいと言われていたが、
今日はなぜかそんな気分にはなれないでいた。
ふと、屋上から風が吹いてきていることに気づいたロイは、屋上へと続く階段の下で
足を止めた。見上げると、ドアの隙間から夕焼けの空が見える。
まあたまには屋上にいってみるか、と思い階段を上り始めた。
少しいるだけでいいやと思い、小さく深呼吸をした後、屋上のドアを開けて
空の下に出ると、突然上から声が聞こえた。
「うわっ!!どけて!!」
「へ?」
ロイが上を見上げると何かが落ちてくるのが視界にはいった。
ゴツン!!
にぶい音と共に上から落ちてきた少女とロイが見事にぶつかった。
- 716 :錬金100% :04/02/07 09:23 ID:k4TRUdaW
- 「っつー・・・・・・。」
痛い頭をさすりながら、何事かと前を見ると、視界のすぐそこに、
イチゴ柄のパンツが目に入った。
「・・・・・・・・・イ、イチゴ・・・・・・・?」
そんなことをぼやけて思っていると、そのイチゴパンツの持ち主が、むくっと起き上がった。
「あ、ああ!ごめん!俺、ちゃんと見ないで飛び降りたから!!」
「あ・・・いや・・・・・。」
「本当、ごめんな!!」
「き、君!!」
「ごめんな〜!!」
そういうと、イチゴパンツの持ち主はロイを横切って行ってしまった。
その後姿が可憐で、ロイはずっと見ていた。
「あんな美人・・・・・この学年にいたのだな・・・・・・・?」
少しだけ見た、顔。長い金髪にリップが塗ってあるぷっくらとした唇。
すごく似合っている制服。とても可愛かった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
これぞ、運命の出会いである。
ロイ・マスタング、中学3年生。思春期まっさいちゅうな彼の、
恋物語が始まろうとしていた。
- 717 :24 :04/02/07 09:26 ID:k4TRUdaW
- 一度やってみたかった、学園物です。ロイは、学ラン。
エド子はブラウスにリボン。それにチェックのミニスカ。
妹アル子ちゃんは、きちんとしたブレザー征服です。
他にグリードくんとかホークアイ先輩とかでてきますんで、完全版同様、
連載いたします。
- 718 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 10:40
ID:X/+TUQj2
- >>24
乙です!!
いちごぱんつイイ!
萌えますた
- 719 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:05
ID:nZpcsbUz
- 要領もあと少しなんで、おいらの全部、はいりそうもないなぁ
でも、まぁっちょっとだけ・・(ぜんぜんエロくないっすけど)
>24氏
貴方様の書かれる作品とても楽しみにしています。エド子Love
>アル×エド子
関係ないっすけど、これがおいらの本命でっす
>ロイ子
萌え!カワイイッス
>黒アル子
また新たなる燃えが!
>神々
引き続き定住のほどよろしくおながいします
バレンタインまでまてないっ!
鋼の錬金術師女体化スレPresentsラジオドラマ(風?)
バレンタインの奇跡
- 720 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:07
ID:nZpcsbUz
- 店員の女の子『いらっしゃいませ〜』
ファンシーショップにやって来たアル子。女の子達が群がるチョコレート売り場を
横目に過ぎ、手作りチョココーナーにやってくる
アル子『あ。あったあった。やっぱりここなら可愛い包み紙がいっぱいあるやぁ。
カカオ豆はさっきの行商の人から、安く手に入れられたし。
軍部の人たち皆には、お世話なってるし。これだけあればたりるかなぁ…?』
色とりどりの、包み紙を手に枚数を数えるアル子
アル子『1、2、3、4、5、6、7、8,9、10.うん。これなら大丈夫そう』
レジに向かおうとして、ふと一枚の台紙に目を留める
アル子『飴色の台紙に金のラメかぁ〜・・・。ん〜・・・。ちょっと派手な気がしないでも
ないけど兄さんの瞳に近い色だからなぁ…これ使おうかな…」
紙を眺めながら悩んでいると、山と詰まれたチョコレート棚の前に
小さい女の子がチョコをたくさん抱えているのが目に入った
アル子『(あの小さい子も、チョコレートたくさんあげるのかなぁ)』
小さい女の子『う〜う〜。と・・どかねぇ〜。あと、もちょっとなのに…」
アル子『(あれあれ?あの子‥あんなにチョコ持ってるのに一番高いところにある、
大きなチョコ取ろうとしてるよ。大丈夫かなぁ…)』
小さい女の子『く‥くそぉ』
アル子『(あ、あぶない)』
チョコレートの山が女の子に向かって崩れ、女の子は埋まってしまう
小さい女の子『う、うわぁぁぁ〜。た〜す〜け〜て〜』
アル子『だ、大丈夫?今どかすからね』
小さい女の子『う〜、はやくたすけてくれ〜』
アル子『あと一つこれをどけてっと。ねぇ、大丈夫?」
小さい女の子『ふぅ、助かったぜ。サンキューなっ』
小さい女の子は、歯を見せてニカッと笑った
- 721 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:10
ID:nZpcsbUz
- アル子『(わっ。この子、すっごく可愛い・・。背が小さいから小学生くらいかな?
すごく綺麗な金色の髪。後ろで、三つ編みにしてるんだぁ…。
動くたんびにぴょんぴょん跳ねて尻尾みたい。黄色の目も、なんだかお月様
みたいで・・・)』
小さい女の子『ん?どした〜?俺の顔見つめて・・??』
アル子『俺・・?(こんな可愛い子なのに…俺って・・)あ。ご、ごめんね。
なんだか、ボクの知り合いに似てる感じがしたから。君?小学生?』
小さい女の子『誰がっ、小学生なみの豆つぶドチビか〜〜〜〜っ!!』
小さい女の子は、大声で叫んで肩を怒らせてぜえぜえしている
アル子は戸惑いながら
アル子『ど、ドチビなんてそこまで行ってないよ・・』
小さい女の子『そ、そうか〜?女じゃなかったっら殴ってるところだぜっ」
アル子『小学生じゃないんだとしたら・・・年長組みさん?』
ピコピコハンマーのたたく音:ピコッ!
小さい女の子『なぐるぞ・・』
アル子『殴ってから、言わないでよ・・(涙)』
なぜか、女の子はピコピコハンマーを手に持っている。そしてない胸をはり
言い放つ
小さい女の子『俺は、15歳だっ!!」
アル子『15!?・・ボクより一つ年上なんだ〜」
小さい女の子『えっ?あんた、俺より一つだけ下なのっ!?』
アル子『うん』
女の子は、首を左右に交互に傾けながら考えいる
小さい女の子『うが〜っ。やっぱり世の中ふこうへいだ〜〜〜っ」
アル子『(このこ、ちょっと乱暴者だけど、やっぱり可愛いやぁ。そうだ。ふふふっ)」
女の子は、まだ叫びながらもだえている
アル子『ねぇ、ちょっと行ったところにドーナッツ屋さんがあるから、そこでデートしない?』
- 722 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:11
ID:nZpcsbUz
- 小さい女の子『へ?どーなっつやさん?でーと?」
アル子『そう(にこにこ)』
小さい女の子『行く!ドーナッツ屋さんデートっ!!』
女の子は、両手を高く上げたバンザイポーズで、目を輝かせている
アル子は、それを見て満足そうに微笑んだ
アル子『うん。じゃあ、行こう』
女の子の店員『ありがとうございました〜』
ファンシーショップを後にした、アル子と小さい女の子は、ドーナッツ屋を
目指して歩き出した
アル子『チョコたくさんもってるけど、大丈夫?重たくない?』
小さい女の子『うわとっと。全然へーきっ!』
女の子はチョコレートの沢山入った袋を大事そうに抱えながら、ちょっとよろめき
ながら歩いている
アル子『でも…』
小さい女の子『へーきだって。お前だって重たそうなの持ってるだろう?』
アル子『ボクは、手さげ袋一つだから。重たくてもかさばらないよ。ねえ、だから...』
小さい女の子『んだよ。大丈夫だよ。あんまり、心配すっとハゲルぞ』
アル子『ハゲルって・・』
小さい女の子『ん〜。やっぱ、あんた。俺の知り合いに似てるかも…』
アル子『へ?』
小さい女の子『よーし。俺、あんた気に入っちゃった。ドーナッツ奢ってやるから
早く行こうぜっ!」
女の子は、またあのニカッとした笑顔見せると走り出していった
アル子も、その後に続く
アル子『あ、待って。そっちは違うよ。右だよ〜』
小さい女の子『早く来いって〜。次はどっちだ〜?』
- 723 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:13
ID:nZpcsbUz
- アル子『着いたよ〜。はい。ここが街一番美味しいとされるドーナッツ屋さんです』
小さい女の子『おおすげ〜。いろんな種類がたくさんあるっ』
女の子は、お店の窓の外からベターと顔をつけて覗きこんでいる
アル子『はは...。顔つけてないで。さぁ、入ろ』
小さい女の子『どーなっつ♪どーなっつ♪どれにしようかな〜♪早くたっべなきゃ
にげちゃうぞ〜♪ど〜なっつ〜♪』
アル子『大丈夫…。ドーナッツは逃げたりしないよ』
店員『いらっしゃい』
小さい女の子『えっと、俺はね〜。このチョコのついたの3つと生クリームの2つ。
ふつーのドーナッツ5つに、アンドーナッツ4つ。あと、ホットココアで
もひとつ追加で、甘口カレーパン1つ!!』
なぜか、女の子は胸を張る
アル子『(…よく食べるなぁ〜…)ボクは、ドーナツ1個とピロシキ1個とカレーパン1個。
あと、ホットミルク1つお願いします』
小さい女の子『そんなもんでいいのか〜・・・?』
ちょっと不満そうな女の子。金なら心配しなくていいのに。と、小声で呟いている
アル子『う、うん。ボクそんなにお腹すいてないから・・・。あとここに誘ったのボクだし。
ボクが払うよ』
小さい女の子「うんにゃ。俺が払う!年長者の言うことは聞いておくもんだって』
アル子『(一つしか違わないのに…?(苦笑))あ、ありがとう』
小さい女の子は満足そうに笑うと、ズボンのポッケから袋を取り出し
じゃらじゃらとカウンタの上に金貨をこれでもかってくらいばら撒く
小さい女の子『(ニヤッ)釣りはいらねえぜっ!』
どこからかだしたのか日の丸のセンスを、左手で仰いでみる
アル子『ええ〜〜??(さっきのお店といい、ここといい・・この子っていったい?)』
店員『あ、ありがとうございます〜〜。お待たせいたしましたっ。ごゆっくりどうぞ〜』
小さい女の子『はっはっはっは』
- 724 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:15
ID:nZpcsbUz
- とと・・ここまでにしときます。
つづきは、またこんどにでも
- 725 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:39
ID:hJNyi1en
- >724 乙!続きが楽しみです。
そろそろこのスレの容量、限界ですね。次スレ立ててみていいかな
- 726 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:44
ID:16B0vfg7
- ロイ子の告白
-" ./::::;イ:::::::/>:/ // !:::i
.l::::|ヾ::::::::::::::::::::::::::::::
/:/ l::::://'^X"
l:::/ |:::| ヾ::::::;:::::::::::lヾ:::::::: 愛してるよ・・・マース・・・
/ /::イ _ ヽ丶 l::i |:::| i::::::::|ヽ::::::i,、
レ|/ "⌒ヾ,,
|:l 一|::|ー-i::::::| ヽ::::::::::ヽ>::::
_,,,,__ / ~ i/
=--l:| ヾ:::l^`ヾ::::::::::::::::::::
''". .'' .<三` =-.,,_/
| _,,-┿=、 ヾ:| ヽ::::::::::::::::::::
ヽ.. . . .\ ゙゙̄'''=i ,
ヾヾl !:::::::::::::::::::::::::::::
゙. . . . .\ . .{ r"
| i:::ヘ::::::::::::::::::::::
. . . . . .). . ', 、_
|;/ ヾ|)::::::::::
. . . ./,-" .', ゙''-,,_ ノ
〉ノ::::::::
. . . /" /. .'、 ゙゙'' ー- ,,_ ,/_//:::::/
. .
/ /. . .//:'.、 ,=-- <:::::k"
/ /. . . //:: : '
、 _,,,,,,, --─'''''"" ̄ ̄
/. . . /// :.| l.ン-
,,_/⌒). . . . . . . . . .
/: . . . ( ノ . . :.:i::t.K | /./::7 /. .
:/'''""" ̄⌒
- 727 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 12:55
ID:hJNyi1en
- 立てました。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076125687/l50
長編の投下は新スレの方にお願いします>神々
- 728 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 22:31
ID:+ow34Xwz
- こっそり言わせて貰う。
ロイ子、俺んとこに嫁に来い!
いや来てくださいお願いします。
男料理でよければ三食作る。風呂も洗う。
夜も精根尽き果てるまで頑張ります。
- 729 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 22:45
ID:QqDg/mCg
- >>728
俺が心にしまっておこうと思ったことを、お前は〜!!
というわけでロイ子、愛してる。
- 730 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 22:54
ID:+ow34Xwz
- そんな奥ゆかしい態度の>>729にはロイ子はお勧めできません。
新婚旅行は静かな温泉なんてどうだろう。
- 731 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 22:54
ID:Qx0bd5sG
- >728・729
藻前ら……!
なあ、この切ない想いを肴に飲み明かさねえか?
- 732 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 22:55
ID:Eg8Unm2t
- ホノレンなんて知らん。
漏れの中のロイ子タンはお料理上手ですが、何か?
錬金術は台所から発生したというしな。
ただ、なんだ。
料理は出来る。他がサパーリ出来ないのが難点だが。
- 733 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:20
ID:QqDg/mCg
- ロイ子萌えがこんなに…
そうか、俺じゃだめか _| ̄|○
731よ、飲もうじゃないか…
- 734 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:26
ID:+ow34Xwz
- まあそう言わずに、あと8KB飲み語らおうじゃないか。
ちなみに俺はあったかリンゴリキュールだ。
ロイ子は色白だから、酔うとほんのり肌が赤くなって綺麗だろうな。
でもって浴衣の裾をちょっと崩してくれたりしたら最高なんだが。
(温泉ネタを引っ張っている)
- 735 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:31
ID:mM/x6XDc
- カクテルバー(チャイナフィズ)片手に参加してもよかでつか?
東洋人系だし、浴衣は似合う!
紺地の浴衣が(・∀・)イイ!!
- 736 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:37
ID:QqDg/mCg
- 胃を悪くしてるので白湯で参加。
露天風呂つきの部屋にとまって、二人でお風呂に入りたいな
- 737 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:37
ID:QkN3/71Q
- アル子は俺のものだと言い放ってみる。
なんなら鎧のままでも(ry
- 738 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:40
ID:+ow34Xwz
- あーーーーマジで温泉行きたくなってきた。
雪のちらつく静かな山間の温泉(もちろん露天)で
隣にはロイ子。
- 739 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:44
ID:mM/x6XDc
- 湯上りな上、お酒のせいもあってほんのりと上気した肌。
のロイ子がお酌してくれればもう言うことない(*´д`*)
- 740 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:47
ID:QqDg/mCg
- いやむしろ俺が注いでさしあげます。
酒を飲むときに見える、白い喉… たまらんのう。
露天入ったまま、雪見酒ってのもいいなあ
- 741 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:48
ID:+ow34Xwz
- わかめざ(ry
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
- 742 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:50
ID:U8WGoghZ
- >>737
#(`Д´)ノ<エロリック姉妹はわたせねぇ!!!
- 743 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:52
ID:mM/x6XDc
- お酒に濡れた紅い唇をなめる舌。
いっそ口移しからわか――うわなにをするやめry
- 744 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:55
ID:b1/xSI3S
- 温泉(つーか風呂)に入った後だと酒の回りも早くなるよなあ。
ロイ子はザルぽいから、これで先にベロベロに酔わせて…。
……一人占め。
- 745 :737 :04/02/08 00:06 ID://OO6I2k
- >742
姉妹ってなんだ!欲張りさんめ!
- 746 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:08
ID:WGVZMbiQ
- でもべろべろに酔って眠り込まれたりすると、かえって手は出せない。
そしたら添い寝してあげよう
- 747 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:11
ID:fBQEYF7r
- >746
あんさん男やな。
そんじゃ、漏れは夜這いをして>746を蓑虫にして、
ゆかたの帯でロイ子の手首を縛った上で頂きます(・人・)
- 748 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:15
ID:E02A0ZnV
- (*゚Д゚)ノシ ヌケガケキンシ!! >747
- 749 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:16
ID:WGVZMbiQ
- 俺は蓑虫になったままそれを見せ付けられるのか…!!
- 750 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:18
ID:9fn2VZko
- それはそれで萌えるシチュエーションだ。
涙目でこっちを見ながら「見ないで…!」と言われるとなお良し。
- 751 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:20
ID:lygsyaU0
- >>745
(*`Д´)< だって、3Pするんだもん。ハァハァ
- 752 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:35
ID:hPbimlge
- いや、むしろ温泉に入浴中のロイ子を襲う。
これなら焔も出せんし一挙両得!
並行して「見ないで」プレイも可。
俺は端役でいいから後からガンガン突かせてもらいます。
右手は腰を抱えつつ左手で乳を揉みしだく…
ああ、ロマン。
- 753 :737 :04/02/08 00:39 ID://OO6I2k
- >751
つくづく強欲さんだな!
……じゃ、鎧アル子はもらっとく。
- 754 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:48
ID:lygsyaU0
- >>753(*´Д`)ノ<良ろしければ4P何ぞどうだ? 等価交換にフンドシ下さい。
- 755 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 00:58
ID://OO6I2k
- むむ。んじゃエド子のパンチーと交換で。
- 756 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 02:45
ID:J30PU9TM
- ハボ×エド子で萌え錬とか?
……ダメだ。おちゃらけラブコメにしかならんわ_ト ̄|○
- 757 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 07:51
ID:WUsVOOYU
- もう書き込めないかな
- 758 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 15:34
ID:dbrRJg4j
- まだ4KB萌えられる!
…じゃなくて、次スレ立てなきゃなぁ。(規制中;)
誰か頼むー。
- 759 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 15:39
ID:bh4bT9ke
- >758
>727
- 760 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 15:56
ID:dbrRJg4j
- >759
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
ありがとう。
- 761 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 18:13
ID:/fGQryja
- 「まるで全身性感帯だな…」
感じ過ぎて辛いのか、エド子は虚ろな眼に涙を溜め苦しそうに喘いだ。
一体どれほどの時間が過ぎたのだろうか。
この部屋に資料を取りに来た、そこまではよかった。その後ハクロ将軍が入って来て、俺の後ろに立った。
振り返ろうとした瞬間、首の辺りに痛みを感じて…視界が霞んで…それから体に力が入らなくなって…
辛うじて意識までは手放さなかったエド子だったが、まさかそれが仇になるとは思ってもいなかった。
「…んぁ…は、はぁ……あぁッ」
小さな体を震わせながら、まだ一度もイかされてないエド子の内側はひくつき、だらしなく愛液を垂らしている。
恐らく催淫剤でも打たれたのだろう、今まで味わったことの無い快感がエド子を襲う。
このまま死んでしまいたい。そう思えるくらいに辛いものだった。
「流石だな、12歳で国家錬金術師に上り詰めただけのことはある。あの薬を打たれてもまだ意識があると驚いたよ」
エド子の恥部を愛撫していた将軍が口を開いた。
「それにしても、マスタングめ、何処でこのような逸材を見つけてきたのか…」
そういいながら、指を中に入れかき回す。
「ぁ、は…んぅ!」
飛ばしたい意識も、中途半端な愛撫で引き戻される。この繰り返しにエド子の思考は止まりかけ、ほとんど真っ白になっていた。
将軍はただひたすら、終わることの無い快感とマスタング大佐への嫉みの言葉をエド子に与え続けた。
- 762 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 18:15
ID:/fGQryja
- 埋め立てついでにハクロに襲われるエド子とか書いてみますた。
- 763 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 21:39
ID:OWbzcaTT
- ロイ子、俺が悪かった。掃除も洗濯も食事の支度もするから
帰ってきてくれ。いや、帰ってきてください。
あっちの方もがんばりますから……_| ̄|○
本日の相談者 軍部勤務のハボック少尉
- 764 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 21:54
ID:hPbimlge
- >>728以降を見るだけでも、これだけ引く手数多の
彼女がいると大変だな、ハボック。
まぁロイ子はうちにいるわけだが。
- 765 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 22:00
ID:XrRnH6wy
- お前が家事をするのは当たり前だろう
私にやらせようというのがそもそも間違いなのだ!
キッチンが大破、掃除機がクラッシュ、洗濯機が泡まるけになったのは、全部お前のせいだ!
…お前の手足を拘束して私の好きにヤらせてくれるなら帰ってやってもいいが?
本日の回答者 ロイ子・マスタング大佐
- 766 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 22:10
ID:5sqw+qNw
- 大佐はは手足を拘束されて、相手の好きにされるのがお好みなの。
更に目隠しをされるのもお好きなのよ。
いつもさらしで胸元をきつく締め付けているから、キツイのがご趣味なのじゃないかしら。
あら、何で私が知っているか、ですって?
長年「焔の錬金術師」の補佐官をしていると、色々と、ね(微笑)
さて、これを聞いた貴方を生かして返すわけにはいかないのだけど(カチャ)
本日の回答者 リザ・ホークアイ中尉
- 767 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 22:14
ID:iEWLfqd9
- 埋め立てにしては気合い入っててワロタw
兄さん達素敵過ぎや!!次スレ期待!!
- 768 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 22:36
ID:VDO9hXFM
- 次スレ
【軍部】鋼の錬金術師 女体化スレ3【エルリック姉妹】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076125687/l50
- 769 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 22:36
ID:VDO9hXFM
- ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.: ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ
ゞヾ .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ
`
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞ;ゞゞヾゞ;
`
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ
`
ゞヾ ゞ;ゞ iiiiii;;;;;:::::
:)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ iiiiii;;;;:::::
:|;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: :
|:/ ヾゞ ` ` ` ,
ヾ |iiiii;;;;;:::::
::| ` ` ` ` ` `
` |iiiiiiii;;;;;;::: :|
` ` このスレは無事終了しました。
` ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :|
` ` `
` |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| ` ,
,|iiii;iiii;;;;:;_ _:
:| ` ` `,
` |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.::| ` フゥ ` ,
` |iiiiiiii;;ii;;;;;;~~~:|`
∧ ∧ ∧_∧ ♪ `
, |iiiiii;iii;;;;i;;:: :: ::|
` ` (,,゚Д゚) (゚ー゚*) ,
` |iii;;iiiii;::;:;;;;:::
:::| ` /つ目 ~旦⊂|
,,.,..
,..M|M|iMiiii;;ii:i;;:;i:i;;:;ヘヘ,.,..,...,....,...〜(,,,.,...ノ,,,.,..,..,..
,,..,,.((.,..つ,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
,.,.. ,....
,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. .,.. ,,, ,..,,..,.... ,,,..
,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,"",,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,..
,,,