リレー
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エドは突然アルの唇を塞いだ。

「に、兄さ……んっ」
何度も何度も口付けし、舌を絡ませる。
エドが一息つく頃にはねっとりとした唾がアルの唇から流れ落ちていた。

「は…っあ…兄さん…?」
ほんのり赤い唇で問い返すアル。
成長して少し膨らんだ胸は、荒い息に上下していた。

「ごめん、我慢できねー」
そう言ってエドはアルをベッドに押し倒した。


「い…いやだ、やっぱりいやだ、兄さん!」
「なんだって?」
「だって…今日の兄さん、怖いんだもん」
エドはハッとして、手を弛めた。
「ご…ごめん」
「や、優しくしてくれるなら…」
「えっ?」
「優しくしてくれるのなら…いいよ」
はずかしそうに俯くアルに、エドは自分の耳を疑った。

アルの言葉にエドは驚いたが内心喜ばないではいられなかった。
アルは妹なのに、エドは惹かれてしまったから。
兄としてではなく、一人の男として。

一緒の家にいて、一緒に暮らしながらも欲望を押さえるのは並大抵のことではなかった。
風邪の時や風呂上がりのアルを見る度エドの中の渇望は募るばかりだった。

アル。大好きなアル。

誰かに取られるくらいなら取ってしまいたかった。
しかし、今までなかなか兄の地位を捨て去ることが出来なかったのだ。
それが。

「い、いいのか?」
「…うん、だって…僕、兄さんのこと好きだから…」
なおも恥ずかしそうに喋るアルが、エドにはこの上なく可愛らしく見えた。
愛しい。抱いてしまいたい。

もはやエドを止めるものは何もなくなった。


本音を言えば、アルは怖くてたまらなかった。
エドは偉そうにはしていても、アルにはとても優しい兄だった。
その兄が、いつになく恐い顔をして、自分をベッドに押し倒したのだ。
怖くて不安でたまらなかったが、どうやら、嫌われているわけではなさそうだ。
優しくしてと言うと、エドは戸惑いの表情を浮かべた。
好きだと言うと、本当に嬉しそうに笑ってくれた。

「オレも、ずっと、ずっと、おまえの事が好きだったんだ」

そう言って抱きしめてくれた兄の背中に、アルは腕を回して目を閉じた。
「兄さん…」
「アル」
二人は、自然に唇を重ねていた。
兄妹で、してはいけない事くらい、アルにもわかっていたが、兄と一緒なら 禁忌を犯してもかまわないと覚悟を決めていた。



今度は優しく、何度も口付けをする。
エドのそれは唇から、首、肩へと移動していく。

「んっ…」
触られたこともない場所への口付けに、アルは心臓がどきどきするのがわかった。
アルが緊張しているのに気付いているのかエドは遠慮がちにキスする。
しかしそれは余計にくすぐったくて、アルは身をよじらせた。
と、突然エドはアルの耳を甘噛みした。

「ひゃあ…っ」
「耳、弱いんだな」
耳の側で低い声を出され、アルは顔を真っ赤にした。
いつもと違う兄の声。

――兄さんはやっぱり男のひとなんだ…

改めてアルはそう思った。

エドはまたアルの唇にキスをする。
唾の混ざり合う音が部屋中に響く。いやらしくて恥ずかしいのに、何故か心地良い。
エドはたまらなくなって、アルの胸に触れる。

「やっ…ん…」
最初は拒もうとしたアルだったが、その気持良さに目を閉じる。
服の上からなのに、アルの乳首が固くとがって行くのがわかった。

「アル…服、脱がせて」

情欲を滲ませた声。アルは自らの下半身から得体のしれない感覚が走るのを感じた。
それが快感だと気づくには、まだ早すぎたが。

「兄さんになら…いいよ…」

緊張にもつれる舌を必死に動かして告げると、
エドはアルの着ていたシャツのボタンを外し始めた。
全部外され、まだ発展途上の胸が露わになる。
かすかに膨らんだ白い胸に、桃色の乳首がぷっくりと立ち上がっている。
思わず舌を寄せた。自らの欲望の赴くままに舐めずり、
吸っているとアルの声が切羽詰まってきた。

「や……そこ…兄さん…も、やだ…っ!」

慌てて身を起こすと、そこには僅かに目を潤ませたアルがいた。
無意識のうちに痛めてしまったかと思い、胸をさすってやると身体がはねる。

「…ゴメン、やっぱり嫌だったか?」
「…そうじゃなくて…なんか…あそこがぞくぞくして…変な感じだったから…」

恥ずかしそうにぼそぼそと喋るアルに、かきたてられる。

「そっか…、まだ、アルには早すぎたのかな」
「えっ?」
溜息をついてそっぽを向いた兄の腕を、アルは慌ててつかんだ。
「ちがう、本当に、嫌じゃないんだ…本当だよ、兄さん」
「じゃあ、本当かどうか、確かめるけど…いいか?」
「えっ?」
エドがアルのジーンズのボタンに手をかけた。
「兄さん?」
エドは答えずにボタンを外し、ジッパーをさげて、アルのジーンズを脱がせる。
「あっ…!?」
拒む間もなく、エドの指が下着の上から陰裂をなぞりあげた。
「な…何するの!?」
慌てて手で押さえたアルにエドは言った。
「女って、嫌じゃないとそこが濡れるんだよ」
「…えっ、うそ」
「本当だよ」
「濡れてなんかないよ。ボク、お漏らしなんかしてないもん!」
「違うって。愛液って言うんだよ」
「あい…えき?」
「そう。好きな人に触られると、ここから出てくるんだ」
「うそだ…」
「じゃあ、ちょっと脱いでみろ」
「ええっ!?」
「早く!」
「う…うん」
アルは一瞬躊躇したが、ギュッと目をつぶって、思い切って下着を引き下ろした。

ねと。
下着についていた液体が糸を引き、同時に甘酸っぱい臭いが広がった。
それは確かに尿などではなかった。

「ほら、こんなに濡れてる…」
エドは笑みを浮かべて低く囁く。
そして、その笑みのままアルの濡れているところを見つめていた。

「ゃ…見ないで…」

その視線にアルはまた下半身が疼くのがわかった。
それと同時にまた粘液性のある液体がそこから流れ出る。

「俺に触って欲しくて出てるのかもな」
そう言って、エドはそこに手を伸ばした。

「ひゃんっ」
突然の快感にアルは高く嬌声をあげた。









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