自慰
>443氏

コンコン
「エドワード・エルリックだ。報告書を持ってきた」
「・・・」
コンコン
「おーい、いないのか?」
「・・・」
「ったく、この時間に報告書を提出しに来るように言ったのはどこのどいつだ」
ドアをノックしても反応がないのでとりあえず報告書だけでもと、部屋に入ることにした。
中に入ると、やはり誰もいない。机の上には無造作に軍服の上着が置かれていた。
『この時間なら中尉もいないし、二人きりになれるぞ』そう言って、報告書の提出を口実に久しぶりに会おうと言ってきたのはロイからだった。
東方司令部で大佐を勤めるロイは忙しい。そう易々とプライベートな時間がとれるわけではないので、今回の時間は本当に貴重なものだったのだ。
「楽しみにしてたのに…」
ぽつりと呟き、机の上の上着を手に取って、そっと顔をうずめる。
それは微かにロイの匂いがした。
ふと、エド子は机の上に上着を置き、机の角が股間にあたるように身体を移動させうつぶせた。
楽しみにしてたのに…ロイに抱かれるのを。最後に抱かれたのはいつだったか…。
ロイの姿を思い浮かべ、その快感を導き出してくれる手や声を想像しながら、机の角へ自分の股間をこすりつける。
「ふ…っうん…んっ、ん…」
ロイの上着に顔をうずめ、腰を円を書くように動かしたり、角のところにクリトリスを擦りつけるようにして動かす。
机の高さが高く、脚をぴんと伸ばさないと机の角に届かないこともあり、ちょうど良い具合に体重がかかって気持ちがいい。
そのうち、じわじわとした快感が下腹部を襲い、足が自然にぴんと伸びて、机に擦りつける行為も擦りつけるというよりは押し付けるようになってくる。
「はぁ…っ、くぅ…んんっ!」
身体が硬直し、快感が全身を駆け巡った。
その余韻に浸りながら、はあはあと荒い息をつき、エド子は目を閉じる。
しかし。
「欲求不満なのかな…」
先ほどイったばかりだというのに、まだそこがむずむずと疼いていた。
机の角へ擦りつけると、快感が再度身体を侵食し始める。
「あっ、また…イきそ…ぅう…っ」
エド子の下にあるロイの上着にはエド子の口から零れた唾液で、すでにシミができてしまっていた。
それにも気がつかず、エド子は上着に顔をうずめ、身体を押し付ける。
上着を抱きしめ、腰だけを狂ったように机に擦りつけるその姿は、男が見れば欲情せずにはいられないほど艶かしかった。

―――数刻後。ロイは自分の上着を抱きしめソファに眠るエド子が目覚めるのを、
まんじりともしない思いで待ちつづけることになるのであった。

じ えんど









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