悪戯編(嫉まれ編続編)
編氏
あの後…
誰にも気付かれないように風呂場に連れて行かれて全ての服を脱がされた。全然力が入らなくて、
「ほら。これで口を濯ぎなさい。」
と、渡されたコップを手が震えてうまく持つ事が出来ない。
「少し上を向いて。」
言われた通りに上を向くと大佐の顔とぶつかり、口移しで水を口の中に入れてくれた。
それで口の中をクチュクチュ濯ぐ。
いくら濯いでもあの感触は取れなくて…
「どうだ?」
「わからない…」
「ちょっと我慢しろ。綺麗にしてやるから。」
また口が触れ水と一緒に舌も滑り込んでくる。ビックリしたが、自分の為にやってくれている事なのだから…とされるがままにしていた。
舌は自分の小さな口の中をゆっくり移動していき自分の舌の裏から全てを舐めとってくれた。
気持ち悪くはなかった。少し体が温かくなってくる。
それが出てゆくとき…物足りないと思ってしまったのは…何故だろう?
「どうされた?」
「わからない…」
(思い出したくもない…)
優しく体を洗い流してくれる。
同じ男の手なのに…大佐のは嫌じゃない。
それは自分を労わってくれて…優しくしてくれるのが感じ取れるからだろう。
全てを洗い流してくれた後、暖かい湯船にゆっくり下ろしてくれた。
そこでやっと落ち着くことができた。
「下は大丈夫か?」
あの時…そうだ…体の中に…指が…
体を抱きしめブルブル震える…ヤダヤダヤダ…
「よしよし、力を抜いて楽にしなさい。」
チャプン…自分の服が濡れるのも気にせずに腕を伸ばし、そこに優しく触れる。
「や…!」
ビク!
体を動かし逃げようとしたのだが優しく愛撫されると力が抜けてしまいそのまま体を任せてしまった。
ゆっくりゆっくり襞を割って指が侵入してくる。
「んっ…どうしよう…何か変…」
触られている所が変な感じになってきてしまったのだ。
「大丈夫。それは正常な生理現象だ。」
「正常な生理現象?」
「ああ。異物やばい菌などを外に出そうとしているのだよ。
体の中を綺麗にしようとしているのだ。安心しなさい。」
その言葉を聞いたら大分楽になった。
糊の利いたパリッとした服を着せてくれて…(大きすぎでダブダブだが)
ソファーに下ろされ湯気の上がるカップを手渡された。今度は持つ事が出来た。
「暖かいココアだ。落ち着いたか?」
「うん…」
「その服は暇な時に持ってきてくれればいいから。」
コクンと頷く
…ゆっくりと静かに時間は流れてゆく…
「あの…さ、あの…」
もじもじしていると察してくれたらしく
「ああ。安心しなさい。今日の事は私と君の二人だけの秘密だ。」
「あ、ありがとう…大佐…」
END