苛められるエド子
>390氏

  コンコン
「おう、入れ。」
「頼まれた資料。」
「ん。」
「じゃあ失礼します。」
「オイオイちょっと待て、少しはゆっくりしていったらどうだ?」
「どうだって言われても…」
「いつも用件のみですぐ帰っちまうし、余計な事も何もいわないしな。なぜだ?」
「なぜって…」
  少し考える
「中尉に言われてるんだ。大佐の部屋に行くときは用事を済ませてすぐに出ろ。特に1人の時、夜はすぐによ。とか」
「ホホ〜ゥ」
「あと、あの人は話すだけでも女を孕ませる!気をつけろ。とか」
(あとで覚えておけよ…)
「で、鋼の君はその言葉を鵜呑みにしているのかな?まだまだ子供だな。」
「な…!!」
「皆にからかわれたんだよ。流石に私でも話をするだけで孕ませる事は出来ない。」
「ははは。やっぱりそうか。何かおかしいと思ってたんだよ。子供はさ、結婚して一緒に住まねーと出来ないからな。」
(オイオイ、本気で言っているのか?鋼よ…)
…ニヤリ。
(フム。)
「お、そうそう。今日な、美味いチョコを手に入れたのだが…どうだ?」
綺麗な箱にチョコが並んでいる。
「美味そう〜いいのか?貰うぞ?」
「いくらでも食え!!」
「…でだ、他に何か言われたか?」
「ええと…大佐の所で何か勧められても口にするな。とか…
あ、今食っちまったな。二ヒヒ」
「他には?」
優雅に椅子から立ち上がり上着をハンガーにかける。
「さりげなく服を脱ぎ出したら注意しろ。とか」
「他には?」
そのまま机を回ってエド子の横に並び…
「傍に来て、息遣いとかがおかしかったら退路を確保しろ。とか」
耳元に息を吹きかけながら
「他には?」
机に両腕を置きエド子を机と自分の体で密着させ逃げられないようにする。
(あれ?今まで言ってる事全てあてはまるな…)
「股間の異常は見逃すな…おかしかったら…金蹴りしてでも逃げろ…とか」
腰上あたりに何か当たっている…
(これって大佐の股間の位置か?!)
無意識のうちに蹴りを入れようと足を上げるが…簡単に押さえられてしまう。
「う〜ん。流石にこの足で蹴られると、使いえなくなってしまうからな。勘弁しろ。」
そのまま トン と押されバランスを崩しソファーに倒れこむ。
「で、他には?」
上から腕を押さえ込まれかぶさってくる。
(ソファーとかベッドに押し倒されたら恥も外聞も投げ出して叫ぶなり暴れるなりしてなんとか逃げ出せ…とか…)
錬金しようにも両手が使えない。なぜかわからないが逃げ出さないとやばいと頭の中で警告が鳴っている。
ス〜〜〜〜〜おもいきり息を吸い
「だ!!」
叫ぼうとしたとたん口が塞がれ舌が滑り込んでくる。
「ん〜〜〜ん〜〜くふぅ」
体が火照るように熱くなってくる。おかしい。
「当てようか?押し倒されたら叫べ?かな。」
「俺に何をした…?」
「いや何も。さっきチョコ食べたろ?あれさ。」
(顔が怖いんですけど…)
「大人の忠告はちゃんと聞いておいた方がいいぞ。
さて、これから君に子供の作り方を手取り足取り教えてやろう!!
結婚しなくたってできるんだぞ〜。」
「う、嘘だ〜〜〜」

外では忠告した面々が
「せっかく忠告してあげたのに…」
「ごめんよエド子…僕たちは君を助けてあげることが出来ないんだ…」
固唾を飲んで見守っていた…

END









Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!