雨と焔と筆下ろし
>826氏

夕闇も迫る東方指令部の事務室の一角
「いきなりで悪いが、鋼の。」
ロイ・マスタング大佐/焔の錬金術師がいつものようにさり気なく近くのソファにだらりと足を投げ出して座る金髪の少年に問いかける
「ん?何だよ大佐。」
声を掛けられ、きょとんと振り向く
「女を抱いた事はあるか?」
あまりにも通常ならば不粋な質問だ。
「って…だぁあああ!
 んな事聞くなよ!!馬鹿野郎!!」
問いかけられた金髪の少年・鋼の錬金術師エドワード・エルリックは絶叫しつつソファから立ち上がった
「馬鹿野郎とは随分口が悪いな。
 まぁ、秘密を共有するのも悪くは無い。
 正直に言ってみろ。」
含み笑いのような意味深な表情を浮かべあくまでも優し気に揺さぶる。
「有るわきゃねぇだろ…。」
やれやれと言った少年の答えだった
「私が15の時には普通に性交渉はしていたんだがな。
 よし!鋼の。
 私が女を教えてやろうじゃないか。」
一転、明るくロイは笑顔でとんでもない事を口にする
「何でそうなるんだよ!!」
もちろん言われた方もその突拍子も無い答えにそう答える事しか出来なかった。
「私もこの長雨で体に熱が籠っていてな。
 そういう宿に行くついでだ、お前も来い。」
普通、そういう宿に行くついでに三十路直前の男がある意味15歳だが外見は見た通り子供の少年をそういう系の宿に連れて行くなど普通と言うか...常識的にあり得ない。
「だぁ!離せ!俺は行かないって言ってるんだろうが!」
暴れる少年の手を引きロイはそういう系の宿に足を向ける
………
……
……
数分後…郊外の宿らしき建物に到着する。
ロイはエドの首根っこを掴みながら、建物の中へと入って行く。
無言で番頭に看板の値段表記よりも多いであろう札を握らせると部屋の鍵を手渡される。
と……そこであまり出会いたく無い相手に遭遇してしまった
よりにもよって…
ハボックだ。
「た、大佐!!!な、何でココに居るんスかぁ!!!
 俺…せっかくナンパに成功してここまで来たのに...
 シャワー浴びてるウチにトンズラされて
 童貞記録更新スよ………はぁ
 …!!!つぅか!!何で男二人連れ!!まさか…」
驚愕の表情を浮かべたハボックに
「いや、生憎いい女がつかまってね。
 丁度良い所で鋼のに女を教えてやろうと思っているんだがな。」
あっさりと答えたロイに
「鋼の!!お前!替わってくれ!!」
「本当に替わって欲しいよ…まったく。」
とハボックがエドの肩をがくがくと揺さぶる。
「残念だったな、またの機会もあるさ。」
爽やかに笑うとロイはエドを掴まえたまま、部屋に入り中央にあるベッドにエドを座らせる。
無理矢理連れて来られてきたのはいいが、面倒な事になる前に錬金術を使って脱出しようとしたその時。
エドの体に覆い被さるようにロイが乗ってくる。
体格差があると思ったが軍服で着膨れしているのか?
あまり予想していた重さは感じなかった。
それよりも…
「うわ!な…何す…っんむ!」
その口をいきなり塞がれ、舌を入れられた。
抵抗出来ないまま絡めとられ吸われ…頭に靄がかかりそうになるのを無理矢理引き剥がそうとするが、がっしりと押さえ込まれて動けない。
ようやくロイが身を離す。
二人の間に銀色の糸が伝う。
「お前…自分が何してるのか……わかってんのか?!」
わけが解らなくなりつつ、力一杯声を荒げる。
「ああ、十分すぎる程わかっているさ。」
いつはだけさせられた物か、エドの分身は外気に晒されている。
その立ち上がり始めたものの先端に伝う先走りを指で伸ばしながら目を細め、そしてその桃色で体には似合わないエドの大振りのモノを扱きはじめる
「っあ!!このっ!!やめろ…ってんだよ!変態男!」
声を殺しながら股間に埋まるロイの頭を引き剥がそうとするが力が入らない。
「変態男?心外だな……ふふ、じゃあ...お約束の女に替わってやるとするか?」
意地悪っぽい口調で立ち上がった少年のものに手を添えながら言う
「男にされる…位なら女にされる方が100倍いいに決まってんだろうが!!」
それも道理だ。
「では、鋼の。それまで目隠しでもしておけ。」
そう言うとタオルで強引に目隠しをされる。
エドは耳だけに神経を集中させる。
微かな衣擦れの音とカチャカチャとした金属のベルトを外すような音がする。
まさか……奴が何かしようとしているんじゃ無いかと思ったが、次の瞬間柔らかい肉がのしかかってくる…正真正銘のいい女に間違い無かった。
その感覚に乗しかかってきたのが男では無かったと言う安堵と期待感そして微かな恐怖を感じ、エドは身じろぐ。
ロイは耳の近くで、
「遠慮せず触ってもいいんだぞ?」
と笑みを含んだ口調で煽る。
悔しいけれど目隠しのままそれを揉みしだくと相手の呼吸が微かに乱れるような音が聞こえる。そういう系の本で目にした事が有る
薄らとした記憶で乳首に舌を這わせ…歯を立ててやると。
「…っ!」
と息を飲む声が聞こえ、吸いつつ…ちろと舌で舐めてやると「ん…ぅん….!!」と続いて甘い声を声を上げる。
本能なのだろうか?その声に背筋がぞくぞくするのを感じた。
が…その声が誰かさんに似ているような?
そんな胸騒ぎを覚え、目隠しを取ると…
そこには豊満な双丘とくびれた腰がこれでもかと言うように鎮座している。
間近で直視してしまったエドはその刺激の強さに唾を飲み込んだ。
「いいと言う迄、目隠しは取って欲しく無かったんだがな。」
自分の頭の上で声がしたので、睨み付けようと顔を上げると……
そこには良く見知ったあの顔
ロイ・マスタングの顔があった。
「うぎゃあああああああーーーー!」
そのショックにエドのモノはその豊満な肉体が前に無ければ縮小していた所だろう。
「た…大佐だよな?」
確かめるように後ずさりながら問いかける
「ああ、そうだが?」
いつもと変わらぬ表情と口調だった。
「な、何で女なんだよ!
 あ…あり得ねー!!
 嘘だと言ってくれ!!」
そう叫ぶがその体と目線からは逃れられない
「ふふ…いい女がいると言ったじゃないか?」
「お…俺帰る!!」
逃げようとしたエドに覆い被さり
「今迄はヒューズに相手を頼んでいたんだが、軍部では男と言う事で通っていてな
 そうそう、誰かに相手を頼む事も出来なかったのだ。
 それよりも…長雨で体に熱が籠っていてな
 …欲しいんだ。」
潤んで上気した瞳の大人の女を目にし先程よりも微妙に大きさを増したそれを軽く扱かれるとエドは一瞬体をびくんと震わせ…
「…っうか!
 欲しいって言われても...俺はした事なんかねーし
 女の抱き方なんて全っ然
 知らねぇよ!。」
切羽詰まり、もうどうにでもなれと言った感で口にした。
「大丈夫だ。
 全て私に任せておけ…鋼の」
熱の籠った声でロイ子はエドの手に舌を這わせる生暖かく湿った感触が指を伝う。
そしてロイ子はその手を取り…秘所へと当てがう
「どうだ?。」
「凄い…熱くて何だかぬるぬるしてる…?」
唾を飲み込みつつ初めて触れるそこの感想を漏らす。
そしてひくひくと震えるそれの動きに合わせるように指を2本をその潤いの中へと埋めて行く
「くッ!」
喉で噛み締めるような声がする。
「自分から俺の指何か飲み込んで、大佐のここってエロ過ぎ?」
いつも馬鹿にされているだけ、煽ってやりたい気持ちもあったのか
「どこでそんな言葉を覚えたのかは知らないが、否定はしないな。」
と、さらりといつもの様に躱されてしまうのが悲しい所だ。
言葉の代りに中の指を動かしてやると切な気な溜め息が聞こえる。
「な…た、大佐!何か…さっきのが沢山出て来てるんだけど…。」
初めて目にした愛液がべっとりとエドの手を濡らしていた。
「それは私が鋼のの手で気持ち良くなっていると言う証拠だよ。」
先程とは違う艶の入った瞳で微笑まれたエドはまたあの感覚に襲われる
ふと見ると自分の分身は先程よりも屹立し始めていた。
「まだ、大きくなっていないのに随分立派な物だな、相手として不足無しと言った所かな?」
そしてそれを両手で包み込むようにして口付けする。
「それ、ベッドの上で言う台詞じゃ無いと思うぜ、大佐。
 ちょっ!どこ舐めてんだよ!!ん……ぁあ!う…」
ロイ子の卓越した舌技の前に直ぐ音を上げてしまう
「このままだと一回イっておいた方がいいな。」
と言い深くそれをくわえ、吸う。
「うぁああ…!大佐ぁ!!…オレ……!!
 うぁ…くッ!!!」
背を逸らせエドが達しロイ子の口に大量の精液を放つ。
荒い息を付くエドの傍らで
「沢山出たな…ちゃんと抜いてるのか?」
と汗で濡れたエドの前髪を掻き上げてやる。
「つぅか…普通、聞かないだろそう言う事……
 何かムードも糞も無いんだけど、マジで。」
と手足を投げ出したエドの上に乗りロイ子が秘所を指で押し広げ熱に浮かされたようなあの…背筋をぞくりとさせるような目で
「悪いな、鋼の。」
と口にした瞬間いきなり腰を下ろす。
イッたばかりなのと、その初めて味わう秘肉の感覚に
「ん…ふぁあ……」
甘いロイ子のあげる声に続いて
「う……ぁあ……あッ!!!」
か細い悲鳴のような物が喉から出る。
生暖かく蠢く肉に翻弄されて靄のかかる頭を持ち上げるとそれはすっかりロイ子の秘肉に飲み込まれてしまっていた。
「は…っ……どうだ?鋼の?」エドの臀部に手を置き腰を軽く動かしつつロイ子は騎乗位と呼ばれる体勢で問う
「うっ!あんま動かれると…オレ…何か…持って行かれそう……っ!」
いきなり、切羽つまり気味のエドに…
「流石、私が見込んだだけある。
 普通の男では相手にならなくてな、入れただけで腎虚になるだのと
 言われてヒューズしか相手にならなかったものだ。」
腰を止めエドに目を合わせ
「少しは楽になったか?」
「あのさ、俺……死んじゃった中佐の替わりなの?」
どきりとするような言葉にロイ子は繋がったままのそこをきつく締めてしまう
「うぐっ!!大佐!!強過ぎ……っ!」
エドが苦し気に身じろぐ。
「いや、奴とは全然違うな。
 奴とやるとそれは激しくて…3日は祟る。
 あいつの伴侶も苦労しただ……あんっ!」
喋っている最中に悪戯心が湧いて下から腰を突き上げてやった。
甘い声と秘肉の味にに頭が蕩けそうになり、もっとその声を上げさせてやりたいと言う征服欲のような物が芽生える。
「っ!ぁあ!………ふぁあ!は…がねのっ!」甘い声に突き動かされ、気が付くと
自分からロイ子に乗しかかる体勢になっていた。
「…はぁ……大佐、凄い…俺の腰ごと…っ!」
もう、後が無いといった表情でエドが呻く
「初めてに…しては上出…来だ。 
 んっ!…いいぞ、中に出しても。」
喘ぎながらも余裕のある声だ。
「んぁ…ぁあああっ!大佐っ!!」
ひときわ高い声でエドが腰を突き上げ、ロイ子の中に放つ。
「ふぁ!あ………んんんっ!鋼のっ!」
達しはしなかったがロイ子も応じるように高い喘ぎを漏らす。
しばらく荒い息をつく胸の上に倒れ込んだエドの頭を撫でていたのだが
「こんな時迄、子供みたいに扱うなよ〜。」
と言う講議の声に
「可愛い鋼の、の筆下ろしの相手が出来て光栄だと思ってね。」
「大体男に向かって可愛いとか言うなよ…。気にしてるの知ってんだろ?」
「はは、すまないな。
 さて…まだ行けるか?」
ロイ子の目が獰猛な雌ライオンの様に輝く。
「え?」
「私の方はまだイって無い。
 十二分に満足出来る迄、付き合ってもらうぞ?」
…………………
…………………………その後
後背位に背面座居に…etcと思い付く限りの体位で空が明らむまで交わっていたロイ子とエドだった。
豊熟な肉体を若さの力で…と行きたかったのだが逆に延々と喘ぎ声を上げさせられる結果になってしまった。
「…エド。」
掠れた声でロイ子が不意に自分の名前を呼ぶ
「何…?
 大佐……もう、俺駄目だってば。」
あれだけ交わっておいた間柄なのに気恥ずかしさから名前で呼ぶ事が出来ない。
「いや、そうじゃ無い…鋼のお前には悪い事をしたな
 長雨が続くと体が火照って…どうにも欲しくなるんだ。」
その胸に頭を預けながら
「雨の日になったら、また付きあってもいいけど
 こんな事…教えて貰っちまった後の責任は十分取って貰うぜ?」
黒い笑みを浮かべたエドにいつもの様な不敵な笑いを返し
「錬金術に於ける等価交換の原則そのものだな。」
エドの方も「色気も糞も無い国家練金術師同士の逢瀬か。
 それはそれで面白いかもな?
 今日はやられっぱなしだったけど、次は見てろよ!」
 それを聞きふわりと優し気に微笑むロイ子の顔。
「ああ、楽しみにしているさ。」

こうして…秘密の等価交換の約束が交わされたとか
されなかったとか?









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