大佐突っ走り編
>413氏

今日は色々疲れた。
朝からどうでもいいような雑用を大佐に沢山押し付けられて今やっとで開放され自室に戻れた。

服を脱ぎながら(なんで俺ばかり…)と思っていると後ろから
「ハア〜〜〜〜〜〜〜〜〜ァ」
盛大なため息
何時の間にか大佐が後ろに立っている。気が付かなかった。
「な、なんでいるんだよ?!」
「ちゃんとノックしたさ。返事が無いので勝手に入らせてもらった。それにしても…」
ジロジロペタペタ(見るな、ドサクサにまぎれて触るな)
「なんって、色気の無い下着なのだ!」
「な!み、見んなよ!!出てけ。」
上も下も木綿の飾り気の無い白の下着。色気もへったくりも無い。

「ハア〜〜〜〜〜〜〜ァ。萎えた」
「な!!」
「よし。ちょっと出かけるぞ。鋼の」
「おい!勝手に話進めんな。」
手を掴まれ引きずられて行く。
「ちょ、まて、このまま連れて行く気か?!」
下着姿の上に大きなコートを掛けられた。
「これでいいだろう。」
(だあああ〜〜〜よくねーよ!)
連れていかれた場所は有名なブティック(この時代にあるのか?というのは無しで)
「あら。ロイ様、お久しぶりです。」
中から店主だろうか…1人の女性が迎え出てくる。
「おう。ちょっとこれを、上から下までコーディネートしてくれ!」
(俺は物か?)
「あら、やだ。久しぶりにいらっしゃったと思ったら…男性に嗜好が変わりましたの?」
「おいおい。これでも女だ。」
コートの前をいきなりはだける。冷たい空気が肌に触れる。
「だーーー何すんだ!」
「あらまあ。可愛らしい♪」
「1時間後に迎えに来る。よろしくな。」
「はい。かしこまりました。お任せを。」
今度はその女性に引きずられて行く。

沢山の女性に囲まれて逃げることも出来ないままされるがままになってしまった。
「あら。オートメイル。じゃあ、ミニは駄目ね。」
「長袖で手袋つければいいわよね。」
「ちゃんと肌の手入れしないと駄目よ。」
「髪のお手入れしてる?」
キャピキャピと1時間こんな感じだった。
(女って…怖い)
「おう!迎えにきたぞ。どうだ?」
キッカリ1時間。
「出来上がっておりますよ。皆、連れてきて。」
「ハ〜イ♪」

すんげー恥ずかしいカッコだ。逃げ出したいくらい。
「やだ!!絶対いやだ!こんなカッコ。」
しかし女性軍団のパワーの前では無力だった…ずるずると大佐の前に
引き出されてしまう。
黒のロングワンピース。ひらひらフワフワの女の子チックな。
所々に白のアクセントが入っていて可愛らしい。
頭にも同じようなカチューシャにリボン。

絶対馬鹿にされる。
「………ふむ。」
(ナイス!!)心の中でガッツポーズをとっていた事をエド子は知らない。
「皆に見せびらかそうと思っていたのだが…止めておこう。」
(やっぱり。そんなにおかしいんだな。早く脱いでやる!)
「では帰るか。」
またコートを被せられる
(他の野郎に見せるの勿体無いからな。)
「支払いはいつも通りでよろしく。」
「待てよ。自分で払う!」
「おいおい。これは今日のお詫びの気持ちだ。ありがたく受け取っとけ!」
「そうよ。いただいちゃいなさいよ。結構高いのよ。このお洋服。」
(それ位払えるけど…貰わないと帰れそうもないな…)
「わかった。貰っとく。」
「でだ、なんで俺の部屋にいるんだよ!?」
「それ。中々似合っているではないか。」
「な、なんだよ、いきなり。」
「さてと。では先ほどの続きといこうか。」
「ハア?」
そのままヒョイと抱きかかえられベッドに連れて行かれる。
「男が女に服を贈るのは、それを脱がせる為なんだよ。」
「ま、まさか…今までのは…これだけの為に…」
「そう!まさにその通り!!私は自分の楽しみの為なら金も時間も惜しまないのさ!」
「し、信じらんね〜〜〜〜〜」
「ははは。下着も中々。そそられるね〜。」
「わ〜〜〜もう脱がされてる〜〜〜」


「またやってるわね…大佐」
「不幸よの〜エド子…」
別室で涙を拭う面々だった…

END









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