甘い痛み
>362氏

「っ…!!
なんでだぁーーッ!!」
その四肢を東方でクナイと呼ばれる物によって縫い付けられたエンヴィーははぁはぁと喘鳴を吐き出して倒れ伏す。
「ランファン、お手柄だナ。」
その隙を付かれ、糸目の男に剣を突き付けられ挙げ句の果てには特殊な縄のような物で拘束されてしまった。
その人間達が口にした…
「自分の中に何人居る?」
と言う言葉…
賢者の石に対する問いとそのい製造過程を奴らは知っているのだろうか?
今度も容赦なく急所を狙って繰り出された攻撃が心臓を貫く。
瞬時に意識が遠のき、生暖かく苦くて鉄の味がする物が喉を駆け上がる。
今の今迄挫折等味わった事なんて…自らの本当の姿以外無かった筈。
言いかけた言葉は繋がらず…嫉妬の名を授けられたソレは4度目の死を味わう。

不意に意識が戻ると、空気の澄み具合から…夜だと言う事が分かった。
こんなに長く気を失っていたのは初めてだ。

絶対殺してやる…

殺してやる!

どこにでもいる街娘へ変身しようとした身体はその縄が原因でまともに錬成は繋がらず…
気が付けばその身体は自分を元にして形作られた歳若い女の姿になっていた。
きつく縛られた縄が胸に食い込み、息苦しさを感じる。
「 畜生!!……あいつら………。」
険悪な顔で扉の向こうを見つめるその背後から物音も立てずに
「やぁ、目が覚めたんだネ?
 ………ん?さっき縛った時は女のコじゃ無かったのにナ?」
縛られて自由にならない四肢のま身体を捩って、蹴り飛ばそうと足を突き出すが呆気無くもその手に掴まれてしまう。
「ランファン、こいつ女に変身したゾ。
 賢者のイシ…の力なのカ?」
その手が捕らえられた嫉妬の足を太ももに縛り付ける。
今にも飛びかからんとするその身体を拘束した縄と薄布だけを身に纏った姿はかなり、扇情的に見える。
「賢者の石、その情報話してくれるナ?」
首筋に剣を当てて呟くが、舌を出して
「ばぁーか!教えると思ってんのか?この馬鹿がぁ?」
その額にずっとまた、剣が突き込まれる。
これで5度目の死だ。
「ふん、これじゃ…駄目カ。
 ランファン…あの奥の手を使うゾ。」
奥の手だか、何だか知らないが絶対吐きゃあしない。
とあざ笑うような笑みを浮かべた嫉妬の横顔。
が…その笑いに後で後悔を覚える事になるとはまだ、知る由も無かった。

「リン様…ワかりマしタ。」
先程迄自分を追い詰めていた者がするりと外す仮面の下からは小奇麗な顔をした娘。
あんな…あんな!!小娘にこの僕が追い詰められるなんて!!
ぎりりと噛み締めた歯茎から血がしたたる程の憎悪を込めて睨みつける。
その娘の手がいつも身に付けている腰の薄布とスパッツをクナイで切り裂き、色白い花園を露にした。
だが、何も気にした風も無くエンヴィーは笑う。
「何だよ…女の身体だからって服を剥げば喋るとでも思ってんの?
 あんた等、やっぱバカだね。」
露になった花園を全く隠そうともせずに不敵な笑みを浮かべる少女の姿を見た黒衣の忍者娘は懐から…特殊な編み方で編まれたどこか、男根に似た短い紐のような物を取りだした。
そして、その奇妙な紐の様物に先程の糸目の男が腰に下げた瓢箪から粘性のある甘い匂いの液体をとろりと垂らす。
その甘い匂いは果実が腐敗する時に出るような、淫らな香りを思い起こさせる。
「コイツは重要な情報を知っているから…壊すナヨ?」
不思議そうにきょろきょろと二人を見回すエンヴィーの肩を何時の間にか現れた老人ががっしり押さえ込んでいた。
「…シンが誇る最大の拷問だ。
 覚悟はイイカ?」
重々しく耳もとで囁かれた言葉に本能が戦慄したのか…ぶるっと寒気が走る。
「な……なんだよ?
 ちょっとやそっとの拷問じゃ僕は死なないし、無駄だっていって……ひっ!!!」
その花園に娘が先程の物をぬちゅりと音を立ててを宛てがう。
冷たさと熱さが交互にやってくるようなじんわりとした…妙な感覚に喉の奥からは悲鳴が上がってしまっていた。
表面をヌルヌルと往復するそれはくすぐったいが…何だか良く分からない。
「リン様、これからどうしましょウ…?
 コノ拷問本当にスルんですカ?」
眉を八の字にして困った顔をするランファンだったが、当のエンヴィーはまだその恐ろしさの真意も理解出来ていないようだ。
「そうだナ……じゃあ、一気ニ…ずいきを…」
ろくな愛撫も与えずにその太いそれを…ぐぐっと一気に狭くてきついであろう花園へ押し込む。
「う…ぁ”!!!ぁああ!!」
先程のくすぐったさが突き抜けるような激しい痛みに変わり、身体はのたうって…目を見開いて呻いた。
「ぁあ……痛ぁ!!…ぬ…抜けよ!!
 抜けッ!!……ぁがぁ!!!」
暴れる身体と血の溢れる場所に尽き込まれたそれを強く乱暴に抜き差しする度に痛々しい程の悲鳴と苦鳴があがる。
その顎を指でくいっと持ち上げにやりと笑う男の表情はは憎らしい程晴れやかな笑顔。
「アイヤー……おぼこダったんダネ。
 はは、悪い事シたナ。
 どうだい…話す気にナッタカ?」
底抜けに明るく声が掛けられるが…痛みでそんな事も考えちゃいられない。
ただ、出来るのは表向き…抵抗のみ。
「馬鹿がぁ!!こんな事し…ても
 このボク………ぁあ!!………ぐっ!」
……
そう言えば……女の身体にあるココってラストとグリードが使って何かしていたな。
あの時はお互い気持ち良さそうだったけど…何でボクのはこんなに痛いんだ?

「っあ!痛い!やめ!!助け………て…ラ……ストぉ!!」
不安気にそこを見ると夥しい血が白い太ももを伝っていた。
しかも…すぐに痛みも残さず再生する筈の身体がこの縄のお陰で再生せず、痛みで生理的なものなのか…涙が止まらない。
気が付けば上の服も切り裂かれていて、その細く色白い身体を覆う物は既に何も無くなっていた。
端から見れば少女を淫猥な道具で陵辱する少女…一見異様な光景だ。

考え事をしているのが悪かったのか、不意に
「ん……んふっ!」
老人のがさついた指に乳首を摘まれて背筋がびくんと跳ねた。

−−ボク………の身体、どうしたんだ?
 おかしい……何でこんなに……

「リン様、漸く薬のホウ効いてきたみたいでス。」
……薬?
−−さっきの変なネバネバしたアレか?

ぐちゅぐちゅと股間に抜き差しされるあれの痛みも無くなって来て気付けばむず痒い得体の知れない妙な感覚が腹の奥を襲いつつあった。
「さぁ…君はナニを知ってるんだ?
 話してもらおうカ?」
男が合図をすると不意にそれ抜かれ、微かに声が上がる
「ん……ぁ!」
さっきまでの妙に心地いいような感覚が途切れすぐにでもまた、それが欲しくなる程の身体に物足りなさを与えた。
−−欲しい、あれがもっと欲しい。
身体が変に疼いてそれを求める。
「答えたら、続きしてやるゾ?」
その言葉は硬い口をも
辿々しく言葉を紡がせる程のどんな麻薬よりも甘美な誘い。
「……ボクは何も………聞かされて
 無い……お父様と……ラストだけ………ぇ……。」
とろんと溶け切った目でそうゆっくりと話し始め…後は喘鳴と喘ぎに溶けた。
続いて、がっかりとしたように男が呟く。
「……情報、手に入らなかったカ。
 でも面白い物が手に入ったタ。
 不老不死の秘密………手なずけて置くのも悪く無いかもナ?」
物欲しそうに腰を揺らすその姿はどんな男も虜にしてしまいそうな程。
「若……となると、例のアレですな?」
先程の液体を老人も瓢箪から手に開け悶えるエンヴィーの花園や後孔にぬるりと滑らせて行く。
もう、花園は先程の血を洗い流してしまうかの様にとめどなく分泌され、秘所を怪しく濡らす。
「ひ……ぁ……ひゃあん!!……っくう!ぁ!ん!
 欲しいょぉ………ぁ!んん!」
物欲しそうに腰を揺らすその姿はどんな男も虜にしてしまいそうな程に泣き声の混じった声で喘ぐその姿は快楽に溶け切っており、既に正気の色も薄い。
その秘所にそっと宛てがわれたものは男の逸物。
「そんなに………コレが欲しいカ、ん?」
入口に先端を当てたままにっこりと微笑むその意味は何を意味しているのだろうか?
その口元は腹に一物も二物も抱えていそうな笑み。
「ぁ!早くっ!!はや……!!」
がっつく様に腰を擦り付けて来るのを押しとどめ唇に人さし指を当てて呟く
「こういう時は…入れて下さいだロ?」
叱咤しながら胸の突起をぎゅうっと強く捻りあげると腰が浮いた。
もう、痛みすら快感と同位にしてしまっているのだろうか?
「ぁん!ぁ……下さ……入れて下さ………ぃ
 御主……じんさ…まぁ……!!」
目で体全体で誘うように懇願する姿は堕ちたと言える程に快楽を純粋に貪ろうとする雌獣のよう。
「参ったナ……そこまで言えだなんて
 言わなかったんだけド。」
困ったようにふふ…と仲間に笑いかけ、再び逸物をあてがった
その杭を押し進めるように花園へ埋めると、慣らされてとろけ切った柔肉が容赦なく蠢いて絡み付く。
「くっ………キツいナ…
 ランファン、フー頼むゾ。」
無言で頷き老人は後孔に歳に似合わぬ程立派な逸物をあてがい、娘は繋がっているすぐ上の肉芽に舌を伸ばしていた。
「っぁああ!!!ひぃ!………っぁ!」
ずっく…と残酷にも破瓜を散らされたばかりの少女の後孔にも杭はうたがれるがここは何故か妙に誰かが以前から慣らしていたような気配。
先程の薬で大分慣らされていたのと胎内をかき廻され、肉芽を吸われる感覚に痛みはさほど感じず、逆に狂うほどの快感を与えていった。
「っくぅぅ………随分締まル。」
堪能するように腰を動かし、歯をギリっと噛み締めた老人に
「年なんだから無茶スルなヨ、フー。
 デモ…大した淫乱ダなコイツ……。
 こんなに早く開いて行く身体なんて初めてだゾ。」
感心したように中を掻き回していた男の律動が上がり、忍者娘の方からも自慰の水音がくちゅくちゅと微かだが響いていた。
その場で行われていたのはある意味一見狂宴にも似た風景。
「ひぁ!あふぅん!!ひゃっ!!ぁ!ぁああ!!ぁ!ひぁ!!」
甘い声をあげて身体を快感にのた打たせていた
当のエンヴィーが絶頂にいきかけたと思ったその瞬間…意図し無かっただろう。
男はそれをずるりと手早く抜き去り、足に剣をずぶりと突き刺した。
致命傷では無いが激しい痛みに蕩けた精神だけが現実へと引き戻される。
「ぇ……?
 ぁ…・なん……で?」
イく寸前でお預けを食らってしまった顔は呆然と男を眺める。
「言ったロ?最大の拷問だっテ。
 まだまだイカセる訳には行かないんだヨナ。」
その後…何度も絶頂寸前で寸止めを食らい…
完全に快楽の奴隷と化した身体をそのままに3人は尋問を繰り返す。
「で、石の秘密は…?」
虚ろな目ではぁはぁと荒い吐息を付きながら繰り返されるのは
「ぅぁ……欲しい……下さ………っ。」
の懇願の言葉と悶え苦しむ喘ぎの声のみ。
「あの…リン様、
 それ、これ以上やると壊れちゃいまス。」
壊れる…。
それは快楽…絶頂の一歩手前から精神のみを即座に現実へと引き戻し絶えまなく解放を与えずに責め立てると言う、古代シン国から伝わる閨房刑術。
繰り返し何度もその刑を受けた物は次第に発狂…もしくは壊れていったと言う。
「ロクな情報も持って無いし…そろそろイかせてやるカ?」
先程のずいきをそこにずぶりと付き込み、縄を解いたかと思うと…彼等はさっと姿を消した。
そこに張り型を入れられた少女は必死に震える手をそれへ伸ばし、篭る熱を解放しようとじゅぶじゅぶ水音を立ててそれを突き込みながら、上の肉芽に指ですくいとった愛液をぬるぬると擦り付ける。
「っぁ!!!!ぁぅっ!ひっ!ぁあぁっ!……んっふぁぁっ!……あん!あ!
 ラス……トぉ…ボク……だめ……ひぃぁ!!!……ぁああっ!!ぁああー!!」
そして、弓なりに身体を逸らせ…果てる時に呟いたその人物がすぐ近くで一部始終を見て居ようとは。
快楽に溺れ切っていた彼女には全く分からなかっただろう。
「あら、エンヴィーあなた…なんて不様なのかしら?
 こんなにびしょびしょにしちゃって…ホント、悪い子ねぇ…
 さぁ…後は私がお仕置きする番ね?」
その身体を優しく抱きかかえ
「嬉しかったわ…イク時に私の名前、呼んでくれたんですもの…」
黒に堕ちて行く意識のどこかででエンヴィーはそんな言葉を聞いたような気がしていた。

(終)





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