反逆の狗
>419氏

【注意】鬼畜、強姦


泥のような眠りから覚め、気づけば石牢の中だった。



クーデターは誰の目にも見えて失敗した。
その首謀者であったかつての大佐は反逆者となり、捕えられ、部下を奪われ日夜拷問を受けた。
この石牢はそれでも何も吐かない彼女に与えられた暫定医療室のようなものである。
それでもロイ子には確信があった。
まだ、自分達は終わっていない。まだ。
エド子は未だに逃亡中で所在も掴めていない。でなければ日々拷問でその問いが繰り返される訳が無い。
自分も所在は知らない。だが彼女もその弟も逃亡だけで終わらせるような人物ではない。必ず反撃の機会を得て戻ってくるはずだ。
そうで無くともあの姉弟を逃亡者のまま一生過ごさせるつもりは無い。彼女等がどれ程の苦難苦渋を味わってきたか知っている。
幸せを掴ませてやると決めたのだ。
それまで何としても死ねない。絶対に。
「・・・・」
セントラルの地下牢の外れ、ひっそりと佇む石造りの部屋。
その扉を開けた男は片眉を上げた。寝台の上に人影が無いのである。常ならば、明け方までの拷問にぐったりと横たわっている筈のかつての大佐が。
今更逃げはしまい。そもそも逃げられる場所ではない。ならばどこに?
無言で部屋の中に足を進めて四方を見渡すと、彼女は部屋の隅に膝を抱えるようにして小さくうずくまっていた。
「・・・どうした」
その様子に男は微笑を浮かべて近寄る。立ち上がるよう慇懃に手を差し伸べれば、彼女はぴくりと身を竦ませ、さらに縮こまった。
「…マスタング?」
それでも応えない彼女を無視して男は細い腕を掴んだ。
「…、」
彼女の口から言葉は出なかった。それでもぐいっと引き寄せると予想外に激しく暴れ出す。
「何を今更」
無意味な抵抗を嘲笑い、半ば抱き上げるようにして。

国家最高権威保持者、大総統ブラッドレイがそこにいた。
ロイ子を寝台に放り投げ暴れる身体を組み敷く。両腕を寝台に縫いとめられても尚も身を捩り、逃れようと首を振るロイ子。その胸元は豊かに膨らんでいた。
「ほう・・・」
「っ!」
襟を開く。目の前に白い豊かな乳房が晒され、男は暴かれた肌を隠そうと身を捩るロイ子のそれを強く握った。
「っ!!」
びくりとロイ子が痛みに顔を歪ませるのを見て、骨張った手は下肢へと移した。薄手の白い囚人服以外は何一つ纏うことを許されない無防備な身体。
裾を割って無遠慮に入り込んだ男の手に、太腿の奥を探られロイ子は必死で身を捩る。
「ぁ、っ!」
「・・・覚悟はしていたんだろう?」
「あッ・・・ぅっ!」
ぼそりと低い囁きと同時に激痛がロイ子の下肢を走った。男の指が前触れもなくそこに突き入れられたのだ。
ロイ子の顔を覗き込み、答えを促すように男は胎内に侵入させた指で突き上げる。貫かれる痛みに、ロイ子は必死で悲鳴を抑えながら首を振った。
フ、と男の口端が歪められる。
「や、めっ!や・・・ぁあっ!」
青ざめたロイ子が身を捩る隙も与えず、男は挿し入れた指を動かし始めた。
ろくに濡れていないそこを確かめるように掻き回す。ロイ子の下肢を再び激痛が襲った。
「あぅっ!や、めろっ・・・!」
大して手荒にしたわけでもないのに、ロイ子はびくびくと身体を跳ねさせる。
確かに少々きつい肉壁の抵抗に、男は即座に理由を思い立った。
「・・・生娘か?」
それは面白い、と喉で笑い、含ませていた指を引き抜く。
途端、弾かれたようにロイ子は暴れ出した。
「やめろっ!いっ・・・やだ・・・!」
腕の中から逃れようと激しく身を捩る。
涙を浮かべながらもがくロイ子に、男は意外にあっさりと腕の力を緩めた。
しかし、寝台の端にずるずると逃れたロイ子に与えられたのは決して解放ではなく。
「…マスタング…」
腰の刀がカチャ、と擦れた音を立てた。
ブラッドレイは混乱し昂ぶっている意識にも浸透するように、殊更ゆっくりと言い放った。
「まだ死ねないのではなかったのか?」
「っ!」
はだけた服であらわになった華奢な肩がびくりと揺れる。
「いるんだろう。あの子達が」
この男は。ブラッドレイは、一体どこまで知っているのか。

絶対に死ねない。それを分かった上で吐かれた残酷な言葉。
従わなければ殺される。この男は平気で即座に自分を殺すだろう。
そんな事は充分すぎるほど分かっている。
けれど。
それ以上逃げることも、男の腕の中に自ら戻ることも出来ず、ロイ子はただ弱々しく首を振り続けた。



日夜の拷問に耐えてきた。何時間もの鞭打ちにも耐えた。
性的な拷問を覚悟しなかった訳ではない。だが感情と理性は必ずしも一致しない。
かつて自分には親友がいた。
戦乱の苦難を共に乗り越え、数々の出来事の末に恋仲になった。
そしてその矢先、彼は何者かの手で殺されたのだ。
恋人らしい思い出といえば、彼がそっと触れてきた唇の感触が一回だけ。
年齢から見れば子供じみた純愛ごっこのようだったが、それは今までで一番幸せな時間だった。
ブラッドレイが近寄ってくる。
せめてそれだけは止めて欲しいと願う思いも空しく、ゆったりと伸ばされた腕に否応なく引き寄せられ、
薄く笑う男に再びシーツに組み敷かれる。
「・・・・・・っ」
頭を振り、両腕で守るように自らの体を抱くロイ子の手首を難なく束ね、ブラッドレイは抜き取った帯でそれを寝台に繋ぐ。
身体を隠す邪魔な衣を払い、白い肌を暴いて。
眼前に現れ出でた見事な裸身に、男は感心したように低く笑った。
「いい体だ」
艶かしく美しい女の肢体。
隠されていた白い肌があらわになり、透き通っているようにさえ見える。
豊かな胸も、しなやかな太腿も、密やかな茂みも、羞恥か怯え故かふるふると小刻みに震えていて。
赤い唇を噛み締め、涙を流し顔を逸らして耐えようときつく目を閉じる表情も、この上なく男を煽る。
全てを暴いて征服してしまいたくなる欲望に逆らわず、男は震える膝に手を掛けた。
「・・・・っ」
大きな掌に膝を包まれ、引き上げられた下肢を押し開かれてロイ子は息を呑む。
恐怖に打ち震える白い太腿に唇をつけ、男はくっくと笑った。
「そう怯えるな。生娘に乱暴はしない」
「・・・っひ!」
囁きと共に秘部に押し当てられた舌に、開かされた足がびくんと跳ねる。
反射的に閉じようとする両腿を一層大きく開いて、
男は慎ましやかな茂みに隠されたロイ子の秘裂に舌を這わせた。
「や、ぁっ・・・・ぁ、あ、あぁっ!」
ロイ子は言い知れぬ感覚にびくびくと胸を跳ねさせた。
濡れた熱い舌に、自分すらよく分からない体の、一番弱い部分を責められて。
逃れたくとも腕を縛られ、足を大きく開かされたまま腰を引くことさえ許されず。
「あ、ぁっ!や・・・・ぁんっ!」
ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てて男の舌がそこを上下する度、嬲られ続けるその部分がじんじんと痺れ、背筋に震えが走る。
全身の肌が粟立ち、身体がどんどん熱を上げて。
「はっ・・・ぁ!ん、んん・・・・ッ!」
息を荒げ、与えられる刺激に耐えようと、身体を丸めてびくびくと強張らせる様子をブラッドレイは喉で笑った。
秘部にかかる微かなその息にさえ、ロイ子は悲鳴を上げて仰け反る。
敏感な身体だと口端を歪め、男は己の唾液に濡れ光る淡い桃色の肉芽へと舌を伸ばした。
びくりと震えるロイ子を尻目に、口内でそれを弄ぶ。
「や、だっ・・・ぁっ、あぅっ・・・やぁっ!」
熱くぬめる舌で転がされ、時折強く吸われて、襲い来る激しい快楽の波にロイ子が上半身を捩らせる。
身体の奥が酷く疼いて、きつく閉じた瞼から涙が溢れた。
「あ、ぁっ・・・、ぃっ!」
赤く充血し、口内でぴんと尖った敏感な突起に男が軽く歯を立てると哀れな鳴き声が上がり、刺すような痛みを伴う快感に性器からはとろとろと淫らな蜜が流れ出す。
「んっ・・・・く、ぅっ・・・・・!」
唇を噛み締め、ぶるぶると内腿を震わせるロイ子に満足げに目を細め、
男は蜜を溢れさせる秘唇の奥に尖らせた舌を挿し入れた。
「・・・っ!」
じゅぷっと卑猥な水音を立て胎内に侵入してきたそれに白い背中が弓なりに反らされる。
ざらついた表面に中の敏感な粘膜を舐め上げられ、焦らすような舌先に弱い部分を突付かれて。
「やっ、やめ・・・あぁっ!」
悲痛な声と共に思わずロイ子の腰が逃げを打つが、逆に一際奥に舌を挿し入れられしまうだけ。
「あっ、あ・・ぁんっ!ぃ、やぁ・・・っ!」
押さえつけられ責められ続ける下半身はびくともせず、黒髪を振り乱して泣き叫ぶ事しか出来ない。
深く差し込まれたかと思うと、舌先が内壁をくすぐりながらずるりと引き抜かれ、入り口をちゅぶちゅぶと嬲られる。細い腰がカタカタと震え出した。
「ぃ、やっ、あっ!ぁ、あッ・・・・ひっ!」
身体の奥が激しく疼く。どくどくと蜜を溢れさせながら、
入り込んだ舌をきゅうきゅうと内壁が締め付けて快感に息が詰まりそうになる。
耐え難いその快楽から逃れたくて必死で身を捩っても既に遅く。
「ん、あ、ぁっ!・・・・あああぁっ!」
再び奥までずぶりと挿し入れられた舌に、ロイ子の身体は絶頂に押し上げられてしまった。
初めての極まりを迎えた秘孔は、うねるように収縮しゆっくりと引きぬかれる男の舌に淫靡に絡みつき、ねっとりと愛液を纏わりつかせる。
「・・・っぁ・・・は・・・・・・」
虚ろな視線を宙に彷徨わせ、呆然と荒い呼吸を繰り返す持ち主とは違い、
媚びるように淫らな水音を漏らすそこに、顔を上げたブラッドレイは口元を拭って笑った。
「放心するにはまだ早い」
くくっと口端を歪めて言い放つと、絶頂の余韻にひくひくと震える性器に、そろえた指を挿し入れる。
「っ!」
達したばかりで一際敏感な身体。
無遠慮に侵入した2本の指が弱い部分を殊更ゆっくりと撫で上げ、抜き差しを繰り返される度にじゅぶじゅぶと内部から蜜が沁み出す。
「・・あ、ぁ・・・ひっ・・・・・!」
「・・・随分濡れたな」
男は己の指に絡みつくような、熱く綻んだ内壁に満足げに呟き、
びくびくと白い足を跳ねさせるロイ子の中から指を引き抜いた。
衝撃に背を反らすその入り口に、服の前を開いて探り出した自身をゆったりと押し当てる。
くちゅりと濡れた音を立てて熱の先端を突き付けられ、ロイ子は震える身を捩り両足を引き寄せようと抗う。
「ぃ、や・・・・やぁ・・・・・っ」
だが、その様子を喉で笑う男に難なく腰を掴まれ、太腿を大きく押し開かれて寝台に押し付けられ。
頭上に両腕を拘束されて、出来ることと言えば、ずぶずぶと体内に押し入ってくる凶器に声を上げることのみ。
「っあ、ぁ・・・・・やっ・・・・ぁッ!」
指とは桁違いの圧迫感に反らされた喉が、びくんと揺れる。
じわじわと埋め込まれる欲望の先が体内で何かに当たったのだ。
内壁に走った鋭い痛みに、ロイ子がびくりと目を見開く。
涙に濡れ大きく開かれたその瞳に、男はふっと笑ってそのまま体重をかけて華奢な裸身にのしかかる。
自然、結合は深くなる。
「ひっ、ぁ・・・・・ああああぁぁッ!!」
最奥まで一息に刺し貫かれ、肉を破るような激痛にロイ子は甲高い悲鳴を上げて仰け反った。
「さすがにきついな…マスタング?」
己を締め付ける肉壁の抵抗の強さに男が軽く眉を寄せ、嘲るように微笑した。
流れた蜜がシーツに染みを作るほど濡らされたとは言え、破瓜の痛みにロイ子の性器は侵入した異物を押し戻そうと必死で抗う。
意識すら持っていかれそうなその快感をやり過ごそうと、男は赤い血を流すそこへ乱暴に腰を打ちつけた。
「やっ、ぁッ・・・ひっ!あっ、ぁ、あぅっ!」
強張る体の中心に有無を言わさず激しく突き刺される欲望。
じんじんと痛みに痺れる粘膜を容赦なく擦り上げられ、最奥を抉られる。
男の愛撫でたっぷりと満たされた蜜がその動きを助け、ぢゅぶぢゅぶと聞くに堪えない音を立てる。
執拗に弱い場所を突き上げられて、抗いようもなく押し付けられる快楽に、ロイ子の愛液が再び溢れ出し、それは次第に高く、大きくなった。
「ぁっ、あ!や、だぁっ・・・ぁ、あぁっ、ぃッ、ぁんっ!」
聴覚を犯すその音に、ロイ子は羞恥にすすり泣いて上半身を捩る。
初めてそこに男を受け入れた苦痛は既に甘い痺れに取って代わり、深く突き入れられるたびに凄まじい快感が脊髄を貫く。
大きすぎるそれに怯え、びくびくと浮く腰は強い力で引き戻され更に奥を犯される。
「っ、あぁっ!ぃやっ・・・いやぁっ!」
涙を流し闇雲に身体をくねらせるロイ子にブラッドレイは酷く楽しげに笑いを漏らした。
「・・・ココはずいぶんと悦んでいるように見えるが」
低く囁いて、わざと音を聞かせるようにぬかるんだ蜜壺を掻き回す。
「っあ・・・・ひっ・・・・!」
息を飲むロイ子の中に、ぐちゅぐちゅと大きく音を立て、
自身を最奥に先端が当たるまで深く挿し入れては、ぎりぎりまでゆっくりと引き抜いて。
奥へ誘い込むように、出て行かないでくれと懇願するように、
内壁がいやらしく肉棒に絡みつく様を分からせてやる。
「っ・・・・ぅ、うっ・・・・ふ、くぅ・・・・ッツ!」
淫らな自分の身体の反応をまざまざと感じさせられ、ロイ子は唇を噛み締めて涙を流し身体を硬くする。
けれど、隠し切れないその内腿の震えに、男は口端を歪めた。
「ぁっ!あッ、や、ぁ・・・・ッ!」
ぐっと華奢な腰に下肢を押し付けると、形の良い唇から涙に濡れた嬌声が零れる。
再び動きを速め始める突き上げに合わせ、男の目の前で豊かな白い乳房が揺れる。
その頂きで痛々しいほど赤く色付き、張り詰めて尖る胸の飾りを、男は口に含んだ。
「ひっ・・・ぁ、んんッ!」
敏感な突起を熱い舌で弄ばれて、背筋に強烈な痺れが走り、細い腰がびくびくと跳ねる。
「ぃやぁっ・・・・ぁ、ひっ、あぁっ!」
それを甘噛みされれば、身体の奥がきゅんと疼いて意識していないのに銜えこんだ男をもきつく締め付けてしまう。
自ら生み出した快楽に堪らず叫んだロイ子の中を、男は今までに無い激しさで掻き乱した。
「っ!あぅっ、ひっ・・・やぁ、あっ、んッ!」
ずんずんと手加減なく男の先端が弱い場所に叩きつけられ、気が遠くなりそうな悦楽がロイ子を襲う。
「あっ、ぁ、ぁんっ!ひっ、ぃ・・・・・ッ!」
奥深くまで刺し貫かれ、敏感な粘膜を抉られて憎い男にいいようにされる屈辱。
嫌悪すべき筈のこんな行為に、紛れも無い快楽を感じる自分の身体が忌まわしい。
激しく揺さぶられ、思う様突き上げられて、飛び散った涙の雫がシーツを点々と濡らす。
「やっ、ぁ!あ、ぁっ・・・・んっ!!」
胎内でずくりと勢いを増す欲望にロイ子が喉を反らす。
男が笑って、羞恥と快楽に赤く染まった耳元に唇を寄せた。
「・・・孕んでみるか?」
「!」
低く、欲を滲ませた掠れ声でなされるその囁きに、潤んだ瞳はびくりと大きく見開かれた。
紅潮した頬は見る見るうちに青ざめて、戦く赤い唇も色をなくす。
言葉の意味を悟った意識は必死で逃げろとロイ子に指令を出すが、
快楽に翻弄される身体はすぐに反応せず、一足先に男の手でがっしりと腰を固定されてしまった。
「・・・ぃ、や・・・・や・・・・いやあっ!」
「・・・ココに、たっぷりと出してやろう」
泣き叫んでもがくロイ子の抵抗を歯牙にもかけず、押さえ込んだ身体を突き上げて酷く楽しげに男は笑う。
「ぁ、やぁっ!や、めっ、離し・・・ぃやぁ!あっ、ぁ、ぁんっ!」
「どうなるか見物だな」
全ての抵抗の手段をことごとく奪われ、激しく揺さぶられるままのロイ子。
奥を犯す男が、脇に抱えていたその足を肩にかけ、そう呟いた。
「ひっ・・・あ・・・ぁッ!」
身体を殆ど二つに折り曲げられ、のしかかられて腰を押し付けられ。
これ以上奥などないと思っていたのに、男の先端が更に深く胎内に埋没しぐぐっと子宮の入り口を圧迫する。
途端、とてつもなく大きな快楽が全身を貫き、声も出せずロイ子は空気を求める魚のように唇を慄かせた。
「しっかり受け止めろ」
その様子を冷酷に見下ろし、ブラッドレイがふっと口角を引き上げて激しくそこを突き上げ出す。
「ぅっ・・・・はっ、ぁ!あうっ・・・・!」
子宮の中に入りそうな恐怖を覚えるほど、熱い先端に幾度も抉られる度、強烈な快感にロイ子の頭の中が真っ白になる。
次第に一際激しくなっていく男の突き上げに、朦朧とした意識にもその限界が近づいているのが分かる。
「ぃ、やっ・・・あ!ぁ、あっ・・・・んッ!」
逃れることも出来ず、むしろロイ子の体はその行為を悦ぶかのように突き上げに答え、ぎゅうぎゅうと男を締め上げて。
「や、ぁっ、あ、ぁ、ひっ・・・・ぃ、やあああぁッ!!」
勢いよく最奥に突き入れられた灼熱が子宮口を一際強く抉り、
反動で内壁がきゅうっとうねった瞬間、ロイ子の中で男の欲望がはじける。
煮え湯のような体液が、抗いようもなく内奥にどくどくと注ぎ込まれる。
熱い熱いその感覚に、ロイ子は否応なしに深い絶頂に押し上げられた。
「っ・・・あ、・・・う・・・・・っ」
大量の精を受け止めさせられ、びくんびくんと華奢な腰が大きく跳ねる。
中を流れていくそれに吐き気がしそうだと言うのに、
悦びに震える内壁は最後まで絞り取ろうとでもするように収縮し、男をくわえ込んだままじゅぶじゅぶと蜜を溢れさせる。
ロイ子の瞳から涙がこぼれた。
「・・・・・いや・・・・ぃやぁ・・・・・・・・っ、んぅ!」
息も絶え絶えにすすり泣くロイ子の頭を引き寄せて、その唇を男が荒っぽく塞ぐ。
無理な体勢に、合わせた唇の間からくぐもった呻き声が漏れる。
口内を乱暴に嬲る舌から逃れようと、
動かぬ上半身を捩じらせて儚い抵抗をするロイ子の中をいつの間にか勢いを取り戻した男の欲望がずくりと圧迫した。
「っあ!は・・・・ぁっ、あっ、や、あぁっ!」
深く繋がれた腰がゆっくりとまた揺すられ始めて。
「・・・言ったろう?たっぷりと出してやる、と」
解放した赤い唇が悲鳴を上げるのを待って、男は笑った。
「これではまだ程遠い」
「・・・・・ッ!」
びくりと泣き濡れた目が恐怖に見開かれる。
その様子に満足げに口端を歪め、ブラッドレイは抽送を再開した。
「ぃ、やっ・・・あぅっ!あ、ぁっ、やめ・・・ぁあああっ!」
胎内で再び勢いを増していく男の欲望と、それに貫かれて強くなっていく内奥の疼きにロイ子が悲痛な鳴き声を上げる。
解放を切望するその思いも空しく、その声と、繰り返される卑猥な水音は明け方まで絶えることは無かった。


TO BE CONTINUED




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