>910氏

珍しく非番の日が重なった(というか無理矢理合わせた)のでハボックとデートに行く事にした。
上天気とはいかなかったが、買い物に付き合わせ、軽く食事をして。
次にどこに行こうか、なんて話ながら歩いている時に。

ポツリ。

あ、降ってきたかな、と思った時にはバケツをひっくり返したような雨。
取り敢えず近くの軒下に避難する。

*雨宿り*

「急に降り始めたな」
「そうです、ね…」
と、相槌も早々にハボックの上着を渡される。
「着て下さい」
「お前だって濡れてるじゃないか。私はいい」
「いいから着て下さい!」
上着を突き出したままこちらを見ようとしない。
「お前だって風邪を引くだろ?」
「や、もう、だから!!」
バサッと上着を被せられる。
「人の心配より自分の心配して下さいよ…」

しゃがみこむハボック。
「アンタ今自分がどんな格好なのか考えたりしません?」
今日の服装は夏らしく白いブラウスに、淡いピンクのスカート。
…白い、ブラウス?
雨に濡れた。
よく見れば、透けて肌に張り付いて、下着のラインもバッチリ見えてる。

「〜〜〜〜っ!!」
声にならない声を上げてハボックの貸してくれた上着の前を掻き合わせる。
横からはぁ〜〜と盛大な溜め息。
「もっと早くに気付いて下さいよ」
言って煙草に火をつける。
ホントにどこでもいつでも吸う奴だな。
「アンタホントに女の自覚あるんですか?ホントに、もう…」
あんまり言うので聞いてみたくなった。
「発情、した?」
ガラガラガーン
と、物凄い雷が鳴った時のような顔をして、こちらを向く。
一瞬遅れて顔が赤く染まる。
「え、え〜と、それは…ノーコメントで」
ノーコメントでもそれだけ顔が赤ければYESと同じだよ、ハボック。
「なぁ、この近くに一つあったよな。」
「…何がっすか」
「雨宿りが出来てお風呂に入れてお布団に入れる所」
「………えーと、」
言葉を捜している風のハボックに畳みかける。
「ハボック、えっちな事したくない?」
「ぶほっ」
ハボックがむせて、くわえていた煙草が落ちた。
「私はしたいんだが?」

これ以上は赤くならないと思っていた顔が更に赤くなる。
何度も体を重ねたというのに慣れない奴だ。
まぁそういうところもいいと思っているわけだが。

そういう訳で…今日のハボックもかっこ良かったです。

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