新妻小話
>42氏

「ただいま」
もう深夜になるマスタング家
疲れきったロイの声を聞いてパタパタと音を立てながら妻のエド子が出迎える
結婚してまだ1ヶ月経っていない。新婚生活を満喫したい所だがあいにく中央の治安は悪い。部下に急かされながらようやく仕事を終えて帰ってきたところだ
「おかえり。おせーじゃん」
「ああ、すまないね。先に休んでいて構わないよ。もうこんな時間だ。眠いだろう?」
「バカ言うな。アンタだけじゃ、ちゃんと飯食わないだろ!これは俺の仕事なの!」
そう言ってロイの脱いだコートをハンガーに掛けると台所に掛けていく
ブツブツと文句を言いながらも世話を焼いてくれる可愛い妻を微笑ましく思いながらレンジでチンされた手料理を食べる。1人で暮らしていた時にはなかった事だ

「俺、先に休んでるな」
「あぁ。おやすみ」
頬にキスをするとパジャマに着替えたエド子は目を擦りながら寝室に行く
後は風呂に入って、寝るだけだ。固くなった肩を回しながらロイは大あくびをする
キィ…
寝室のドアが開かれると起こさないようにそうっとベッドに入る
「ン…っ」
「すまない。起こしてしまったかな?」
「ううん。寝てなかった」
「眠れないかい?」
髪を撫でるとパジャマの端をぎゅっと掴まれる
「どうした?」
「あっ…あの…その…」
もじもじしながら顔を真っ赤に染めるエド子の腕を取ると安心させるように頬を撫でる
「手を繋いで寝よう。きっと怖い夢も見ないよ」
「ち…違うんだッ!」
ぎゅっとロイの身体にしがみ付く。息が少し荒く熱っぽいエド子にロイはたまらなく興奮してしまった
自ら胸をロイの胸板に擦りつける
「はっ…あッ」
何もつけていない柔らかい乳房と固くなった乳首が布越しに感じられてようやくエド子の気持ちが分かる。眠気が一気に吹っ飛ぶ
頬を真っ赤にしてそのまま身体を擦りつけてくるエド子の唇を奪うとそっと上に圧し掛かった。金の髪が真っ白なシーツへさらりと広がる
「ロイ…」
自分の下で涙を浮かべている彼女に頬を寄せた
「ふっ…はぁ…ッ、あぁ」
妻の柔らかい唇を味わうと、パジャマのボタンを一つずつはずす
その行為にも感じるのか時折小さくなりながら熱い吐息を吐き出す
「すごいね…もうこんなじゃないか」
コリコリに尖った乳首を指の腹で擦る。乳房を柔らかく持ち上げてやわやわと揉みしだく
「ひゃぁっ」
「コラ、暴れるな。ベッドから落ちてしまうぞ?」
この数年間でエド子の身体は少女から大人の女性へと著しい成長を遂げている
腰は丸みを帯びてきて、女性特有の柔らかい身体になった
少し大きくなった胸はロイの手の中ではすっぽり収まってしまう
まだ旅をしていた頃は、男でも通じる程だったが今のエド子には隠しきれない色香がある
相変わらず口は悪いが、ベッドの中では甘えるように身体を擦り付けて来たりキスを強請ったりする。可愛くおねだりされては男として理性が保つわけがない
この間、昼と夜のギャップがたまらない。と継げると思いっきり殴られた
胸を揉みながら胸に頬を摺り寄せる
チロチロと舌で舐め上げ、ちゅっと口に含んで赤ん坊のように何度も吸い上げるとエド子の身体がヒクヒクとしなる
「やっ…あ、アンタいつもそればっかり…ぁ」
「好きなんだ。しかたないだろう」
「も…ッ、バカぁ!」
エド子は胸をまさぐるロイの頭を抱きかかえると自分の方へ寄せる痛い程、鷲掴みにされ指で、舌で愛撫をされてエド子はたまらなくなった
「やだ…早く!もう…駄目だよぉ」
「分かっているよ」

パジャマのズボンを引きぬくと真っ白な脚が露になる
「どうしたんだ?今日は酷く色っぽいね」
いつもは飾り気のない下着だが今日はピンク色のレースのショーツを身に付けている
紐で両端を結ぶタイプで、恥ずかしい部分を隠す面積はとても狭い
「とても似合うよ」
「違うからな!お前のためとかそーいうんじゃなくて…その…ンっ」
太ももを両手で持ち上げる。ショーツが一層大切な部分に食い込む
薄い恥毛がショーツの端から顔を出している
先ほどからの刺激で湿ったソコをロイは下着越しに舐める
「ヤ…っ」
舌を尖らせ、中を突つくようにするとエド子の腿がヒクヒクと揺れる
「あっ…やだ…やだ…」
「何が嫌なんだ?」
「おまえ…サイアクだ…ッ」
いやいやするように首を振ると羞恥に頬を染めてエド子は身悶える
じっとりと湿ってくる下半身が限界を訴える
「ちゃんと…ちょ、直接して…おねが…い」
しゅるりとショーツの紐を解くとすっかりほぐれてびっしょりと濡れた恥部がロイの前に晒される
外気に晒されてヒクリとそこは蠢いた。だらしなく開いたそこはロイからの刺激を待ちわびている
「あっ!ああっ…ぁ」
直接ヒダを舐め上げるとより一層声が大きく、艶っぽくなった
ロイはエド子のこの時の声が好きだった。理性に負けていつもとは違う甘えた声を上げるエド子が。
鼻にかかった甘い声で名前を呼ばれると疲れていても何もかも忘れてしまう
絶頂が近いのか身体をヒクヒクさせながらエド子はしゃくりあげた

続く












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