レッスン
酒 | * ゚Д゚)ノ 氏

「あのなアル、嫌かもしれないけど、やっぱり初めは慣れた男にしてもらえ」
「えっ ……」
「俺だと、お前が嫌がったり痛がったりしたら、やっぱり怖いし、それ以上できない」
「……うん」
「それに、求められてこそ感じるってところがあると思うんだ、女って」
「?」
「俺だけかもしれないけど、体への直接の刺激だけじゃ、あんまり快感ってないんだよ」
「そうなの?」
「いや、俺はもういろいろやって慣れてるから、単純に快感だけを追えるけど」
「……」
「初めの頃っていうか、初めてだとな、どっちかっていうと苦痛の方が強いんだ」
「初めてって痛いんでしょ? 血とか出るって」
「そりゃ突っ込まれたら出るけど、そうじゃなくて、指とかで弄られるのも最初は苦痛なんだ」
「そうなの? 気持ち良くないの?」
「お前だって嫌だって言ったろ、あれ無意識じゃなかったか?」
「ああ、うん、そういえば」
「だからな、その苦痛を、頭の方で快感に置き換える必要があるんだよ」
「……」
「頭っていうか……気持ちかな、この人に求められてるならっていう覚悟というか喜びっつーか」
「でも僕、姉さんが相手だったのに、嫌って言っちゃったけど」
「うん、そこが難しいところなんだよ、気持ちだけでもだめなんだ」
「え、そうなの?」
「いいかアル、絶頂ってのはな、苦痛の末にあるんだ」
「えっ!」
「快感だけを求めてたら、絶頂なんか一生来ないからな」
「で、でも姉さん、潮って気持ち良かったら出るって」
「ああ、苦痛っていうと語弊があるかな、えーと……心臓が止まりそうなくらいの快感の末、かな」
「死んじゃうじゃない」
「うん、命の危険を感じるくらいの快感だ、気持ちいいな〜程度じゃだめなんだよ、それだと寝るから」
「寝るんだ!?」
「寝る、確実に寝る だから絶頂ってのは、嫌で嫌で嫌がった先にあるんだ」
「そうなんだ……」
「俺、お前にそんなに嫌がられたら、やっぱりできないよ」
「うん、そうだね……じゃあ僕、今は諦めた方が」
「そこで男だ! 男ってのはその気になったら、女がどれだけ嫌がっても先に進むからな!」
「あー、そうなの?」
「で、なおかつ自分の性欲をある程度は制御できる男っていったら、やっぱり慣れてないと」
「なるほど」
「もうお前を隠す必要もないし、まあ適役者かなぁと思うんだが、どう?」
「………………えええぇえー!! こっこの人!? 彼氏でしょ姉さんの!!!」

叫んで当の本人を見ると、半裸になってベッドの端で寝ていた。叫び声で起きたらしい。
話が長引きそうだったからつい横になったら寝てしまったと、なぜか弁解している。
どういう事になったのかと尋ねる男に、経緯を姉さんが説明する。
僕の頭の中はパニックを通り越して真っ白だ。男のすね毛を観察している場合じゃないのに。
あ、渦巻いてる、寝ぐせ? とかやってる場合じゃないのに。あ、指毛あるんだ。いや、だから。
「アル、どうする?」
「どっ どうするって言われても」
「嫌なら止めとけ、まずは気持ちの問題だからな」

そういう問題か? と思わないでもないけれど、これはとてもいい機会ではある。
まず姉さんがいるし、姉さんがいれば男もひどいことはしないだろう。
そして男は経験豊富と聞いているし、僕をいいように扱うくらい雑作もないと思う。
いい先生が男女で揃ってくれてるわけだし、初心者としては、これ以上ないくらい安心できる環境だ。
だけど彼や姉さんの気持ちはどうなるんだろう。嫌じゃないのかな。
……嫌なら最初からこんなこと言い出さないか。二人とも、僕の返事待ちって感じだし。
一応、揺さぶってはおくべきかな。

「姉さん、彼氏を僕に取られるかもって泣いたくせに、いいの?」
「うん……それは今も不安だけど、でも、お前にしてやれることっていったら、これくらいしか」
「姉さん……!」

どさくさ紛れに姉さんの胸に甘えようとしたところで、姉さんの体は男にかっ攫われる。
優しく肩を抱き寄せられて耳元で話す男の胸に、姉さんは頬を寄せて甘える。

馬鹿だな私が胸ごときで君から乗り換えるとでも思うのかいハハハあり得ないよ、と男。
本当にそうであって欲しいけどあんたいつも胸の谷間がどうとか言うから不安で、と姉さん。
それは言わば男の宿命のようなもので君への気持ちはそれとはまったく別物だよ、と男。
どうせ俺の胸はどんなに持ち上げても谷間はできません別物で悪うございました、と姉さん。
二人に迷いや動揺がないのはわかった。僕の存在さえ時々失念する勢いなのもわかった。
よし、大丈夫かな。怖いことは怖いんだけど、姉さんが側にいてくれるし。
でも僕の痴態を姉さんに冷静に見られるってのも、想像しただけでかなり恥ずかしい。
姉さんだけに見られるならまだましも、当然彼氏も見てるんだよね、恥ずかしいなあ。

「あの……指だけ……ですよね?」
「ああ、挿入はしないよ」
「指も、奥までは入れないですよね?」
「処女膜は保護する予定だが」
「あの、だったらお願いしたいんですけど、あの……姉さんも一緒にって……だめですか?」
「何故?」
「姉さんが一緒なら怖くないし、見て勉強できるし、恥ずかしくないかなって」
「なるほど」
「やり方はお任せします、どうしても姉さんと一緒がいいんです」
「任せなさい、姉妹そろって面倒を見よう」

彼氏の爽やかな笑顔につられて笑って、とても清清しい気分になる。
ここは、まだ日の高い午後の寝室のベッドの上で、姉さん全裸、彼氏半裸、僕肌着なんだけど。
そして姉さんと彼氏は、例の本を一緒に見ながら、あれがいいかこれがいいかと相談中。
お父さんお母さん、あなた達が健在だったら、僕ら姉妹はこんな明け透けに性の話をしたでしょうか。
……したかも。だって錬金術一家だもん、練成はしなくても、人体への興味は普通より強いよね。

よし、じゃあこれにしよう、という声と本を閉じる音がして我に返った。
見ると、彼氏は半裸のままベッドに仰向けになる。姉さんはその両脇にタオルを敷いた。
そして僕に、彼の右脇へいけと言って、自分は左脇に移動した。
タオルの上に投げ出された彼氏の左手の上に、そっと腰を下ろす。指が一斉に動き始めたのが見えた。
「あぁん! う、くっ あ、アル 服、脱いで んんっ」
「え、あ、し、下着は付けてていい?」
「あ、あっ うん、いきなり生は つらい、あぅっ、ん  だろ?」
「つらいって言うか、ちょっと怖い」
「あっ だったら、いい んじゃ ないか? あぁ、あ」

とりあえずベッドから降りて肌着を脱ぐ。どうしようかと思っていたら、彼氏と目が合った。
いつでも好きな時に、決心がついたらおいでと言ってくれた。
姉さんは少し眉を寄せた上気した顔で、焦るなよと言う。こっちはこっちでやるから、とも。
もうクチュクチュと濡れた音が聞こえていて、姉さんはいっそう腰を落として高い声を上げる。
姉さんの反った喉とか、背中とか、揺らめく腰とか、そういうのを見ていると鳥肌がたった。
姉さんの息遣いや声も、聞いていると落ち着かなくなってくる。
これは決して嫌悪からきている反応じゃない、逆だ、僕は興奮してるんだ。
姉さんは女で僕も女なのに、男に弄ばれてる姉さんの姿に興奮してるんだ。
変なの、あそこが熱い。今この状態で弄くられたら、もっともっと熱くなるんだろう。
期待というよりは確信に近い気持ちを抱いて、僕は彼氏の右手の腕に腰を下ろした。
下着越しに男の指がゆっくりと前後する。嫌悪感はない。
気持ちいいというより、くすぐったいって感じ。まだまだ、これからだよね。
自分でやるのとも、姉さんが触ってくれたのとも違う、「男」の指の動き。
姉さんの指は優しかった。男の指は丁寧だけれど、優しくはない。追い詰められる感じがする。
何かが迫ってくるようで、思わず腰を上げる。だけど指は執拗に後を付いてきて、擦られた。

さっきから喘ぎっぱなしだった姉さんが、前のめりに倒れこんできた。
僕も慌てて支えようとしたけど、それ以上に慌てて支えようとした男の指に殊更強く突かれる。
思わず声を上げた、ような気がする。意識がはっきりしたら、天井を見上げていた。
何だろう今のは。あれが、いくってことなのかな。あそこが熱い。
姉さんは僕の胸に顔を埋めて、荒い息をしている。時々小さく声が出て、ぴくりと体を震わせた。
ブラジャー越しに姉さんの唇や息が僕の胸にあたるだけで、そこが疼く。
その疼きに誘われるように、自分で胸に触れる。指で乳首を摘んで刺激した。
姉さんの腕が伸びて、僕の背中を撫でる。と、プツッと音がして、するりとブラジャーが外された。
露になった胸を姉さんの両手が集めて、谷間に顔を埋める。そのまま乳首を摘まれた。
また無意識に背が反る。下からの指の執拗な動きも相まって、呼吸が乱れてきた。
胸が揉まれて、乳首を吸われ、舐められる。刺激に合わせて声まで漏れるようになった。
僕も、姉さんがしてくれてるように、姉さんの乳首を摘んで揉む。
姉さんは僕の乳首を口に含んだまま、くぐもった声を上げた。

「ずいぶん濡れたね、脱ぐかい?」
「ううん、このまま、このまま」
「このまま?」
「横から、入れて、 んっ あ、あっ」
「慣れてきたようだね」

指は本当に下着の隙間から、毛をかき分けるようにして入ってきた。
そこでゆっくり前後して、花芯を押し込むように揉まれる。
何かくる、逃げ出したくなるくらいの何かが。嫌だ、怖い、僕どうなるんだろう。
嫌だ、嫌なのに、嫌だと自覚するのが精一杯で、体なんか動かない。

「ね、姉さん、やだ、怖い!」
「アル、ほら、おいで」
「姉さん、姉さん、あっ やだ、いやっ 姉さん!」
顔を上げた姉さんにすがり付いて助けを求める。姉さんはぎゅっと抱きしめてくれた。
助けてと言いかけた口をキスで塞がれる。舌が入ってきて絡まる、姉さんの息も乱れていた。
姉さんも今こんな感じなの? 聞きたくても喋れない。
僕を抱きしめてくれながら、姉さんはビクビクと体を震わせ始める。

「大丈夫だから、ん、アル、一緒に、あぁっ」
「姉さん!」
「一緒に、いこう、アル」

男の指と反対側から姉さんの指が入り込んできて、小刻みに蠢く。
自分でも耳を塞ぎたくなるような変な声が、自分の口から出ていることを信じたくない。
姉さんは笑っている、僕より余裕があるのは当然だけど、ちょっと癪に触るから。
あまり膨らみのない胸に、思いきり吸い付いてやった。もう片方は手で揉み上げる。
姉さんは負けじと空いた手で僕の胸を揉んで、乳首を摘んで捻った。
濡れて湿った音が二人分、喘ぎ声も二人分、混ざり合って部屋に響く。

「ああっ 姉さん、ねえ、さ  んん、あ……」
「アル、アル、もう、いっ いく、んぁ、ああ」
「あぁあっ いやだ、いや、いっ あ…………ああぁっ!」
「だめ、い、いく、いっ やぁっ ……あっ、あ、はぁ……」

目を閉じているのに、目の前がものすごく明るくなったような、真っ白な光景を見た。
確かに、これを快感というのなら、今までのは子供騙しにさえならない。
少し息が整って、男の指が止まっていることに気付く。
姉さんの股の下になってる左手を見ると、腕の方に液体が飛び散って流れた跡があった。
僕の方の右腕には何もない。……ちぇっ。
「アル、いった?」
「うん、たぶん、いったと思う」
「そっか、良かった、どうだった?」
「……何て言えばいいのか、わかんない」
「初めてだもんな、ちょっとキツかっただろ」
「うん、気持ち良いとはとても思えなかったけど、」
「けど?」
「……また、したい、かな」

姉さんはにっこり笑って、僕を抱き寄せてくれた。よしよしと頭を撫でるので、素直に甘える。
ちょっと眠くなったのは、疲れたからか、姉さんの腕の中で安心するからか。
このまま寝てしまおうと目を閉じると、強烈な刺激が股から立ち上る。
やだ、これって……!

「君たちは、いつまで私を無視する気だ?」
「あっ、い、入れないって、言ったじゃないですか!」
「入れてないよ、入り口を擦っているだけだ」
「え、入って、ん、ないんですか、これ あっ やだっ」
「もっともっと奥だよ、本当はね」
「これの、奥って ああぁっ やだ、やめて!」
「入れようか、奥まで」

姉さんが声を荒げて、話が違うと男に詰め寄るものの、そのまま崩れ落ちる。
同じように指で突き上げられでもしたんだろう。
男は僕の処女膜を盾に取って、姉さんに奉仕を迫った。姉さんは嫌そうにしたけど逆らわない。
僕も、あそこから男の指さえ抜ければ動けるのに。今でも少し痛いくらい侵入している。
でも姉さんがひどいことされるなら、そんなの気にせず抵抗しなきゃ。
だけど、そんな僕の考えを見透かしたように、姉さんは大丈夫だと言って微笑む。
男の前のファスナーを下ろして、おずおずと指を差し入れ、探るように動かした。
「待ちたまえ、それよりも良いことがあった」
「……何だよ」
「潮を吹いて見せてあげなさい、君の妹に」
「……わかった、好きにしろよ」
「何を言ってる、自分でやるんだ」
「えっ あ、アルの前で?」
「もちろん私も見学させてもらうよ、君の自慰をね」
姉さんはベッドの足側の空いたところへ移動して、こっちを向いて座る。
顔を赤くして恥ずかしそうにしている、それはそうだ、見られるために自慰をするなんて。
せめて見ないでいてあげようと顔を背けると、入り込んだ指が叱るように入り口をかき回す。
一瞬指が抜けたけど、抵抗する前に背後から腕を回されて、男の脚の間に座らされる。
また指がそこへと侵入してくる。あっと言う間のできごとで、結局また捕らえられた。

「君の姉さんの指がするのと同じことを、私が再現してあげよう」

そう言って男は空いた手を下から回して、僕の脚を開いて姉さんに見せる。
姉さんも観念したように、僕らの方に脚を広げて見せた。けど肝心なところは手で隠す。
僕も見ないように、顔を背けると指に叱られるので、顔の向きはそのままで目を閉じた。
姉さんが息を吐く音が聞こえ始めたのと同時に、じわりと刺激があそこに広がる。

うわ、すごい。目を閉じてるせいか……感じる、すごく。
さっきまで弄られていたこともあるのか、ちょっとした動きも気持ち良く感じられてしまう。
粘りつく音が前と下から聞こえてくる、そうか、もうしっかり濡れてるせいもあるのかな。
今、姉さんは自分の指で、こんなことしてるんだ。へえ、やっぱり経験者は違うね。
僕じゃとてもこんな愛撫の仕方はできない、というか思い付かない。
ああ姉さん、気持ち良いよ。
突然乳首を摘まれ、擦られた。目を閉じているから、すべての行為が突然なのは当たり前。
姉さんが自分で胸を刺激し始めたんだろう。でも、ちょっと滑りが悪くて少し痛む。
失礼、と男の声がして、胸への刺激が中断されると、すぐに下への刺激が増えた。
思わず体が跳ねて後ろへ倒れる。男の体が受け止めてくれて、もたれ掛かってる形になった。
背中が温かくて安心する。後ろから抱くように腕を回されて、また胸をまさぐられる。
今度の指は滑りがいいけど、潤滑剤は何かを考えない方がいいんだ。

姉さんの声が聞こえ始める。吐息混じりの、まだ小さな声。
すると腰の方の何かが、ごろりと動いてびっくりする。何だろう、動くようなものがあったっけ。
……あった。ということは、姉さんの声に反応したってこと?
それって、僕をこんなに嬲ってるってことには反応してないっていうこと?
何それ、何なのそれ、男はとにかく女に反応するもんじゃないの?
それとも僕には女としての魅力がないってこと? 失礼な! 胸だって姉さんよりあるでしょ!

よくわからない怒りで目を開けてみる。目の前の光景は、なんとも淫猥だった。
姉さんの脚はさっきよりも大きく広げられて、片手は胸で、片手は下で蠢いている。
その表情といったら、羞恥にまみれながらも快感を手放せないでいる、といったところかな。
彼氏と実妹が見てる前だもんね、僕も見られてるけど自慰じゃないし。
うん、これじゃ反応するのも無理ないかも。
やがて姉さんは広げた脚を閉じて、自分の手の上に座るような体勢に変えた。
後ろに体重が掛けられないから、脚を広げたままじゃ腰が辛いんだろうけど……見えない。

「こら、見えないだろう」
「だって、だって辛いし」
「潮を吹くところが見えなければ意味がないんだぞ」
「だって……」
「君の妹が見るまで続けてもらうことになるが、いいのかな?」
「だったら場所を変わって、そっちなら壁があるし」
「だめだ、そこでできる体位を考えなさい」
僕の知ってる姉さんなら、今すぐ男を殴り倒しそうなものだけど。
姉さんは困惑した顔で考え込んで、何か思い付いたようだった。泣きそうな顔になっている。
おもむろに四つん這いになって、お尻をこっちに向けて、また溝に指を埋めていく。
お尻の穴まで見えるんだよね、男の人はいいかもしれないけど、僕は引いちゃうな。
というより、同性のこんな姿を見て興奮する方がおかしいよね。

そうだよ、おかしいよ僕。姉さんのあられもない姿から目を離せない。
姉さんの乱れた呼吸や変に上ずった声なんかを聞いていると、やたらと興奮してくる。
男が姉さんに、顔をこっちへ向けるよう指示する。姉さんはおとなしく従った。
潤んだ目で僕を見て、ぎゅっと目を閉じてしまう。眉を寄せて切なげな表情だ。
どうしよう、僕おかしい、どうしようもなく駆り立てられてしまう。
男の指は、姉さんの指と同じ動きをしているけれど、唯一違うのは中に入っていないこと。
それなのに、こんなに感じてていいんだろうか。
姉さんはどれほどの快感を得ているんだろう。あそこはもう、本の表現を借りれば大洪水だ。
膝の方まで液が流れ出て、指伝いに腕も濡れてきている。
喘ぎ声は押し殺す気がないのか、断続的に口から漏れて、さっきから少し高く大きくなった。
直接与えられる刺激より、目と耳から入る姉さんの様子の方に強く反応してしまう。
自分でも腰が動き始めたのがわかった。もう快感を与えられることは怖くない。
むしろ、もっともっと欲しい。姉さんが感じてるのと同じ快感が欲しい。

「もっと、もっとして、もっと……奥に」
「奥はだめだ、言ったろう、君の処女を散らす気はないよ」
「んっ あ、でも、指くらいなら」
「だめだ、何を言い出すんだ、そんなに気持ち良いのか?」
「してよ、ねぇ、 あぁっ 入れて、入れて、ねぇ」
「処女のくせに何を言ってる、どうした? どうして欲しい?」
「入れてよ、あっ、もっと、もっとぉ ……入れて、ねぇ、入れてください、お願い」
「だめだと言っているだろう? おねだりとは、ずいぶん可愛いことをしてくれるね」
「だって、だって、これ、どうにか、どうにかして あぁん! もう、もうやだっ!」
「ああ、いきたいのか」

いく? ああ、これが絶頂へ向かう途中なのか、これが。
少し姉さんの指とずれるよ、そう男の声が耳元でして、下への刺激が強くなる。
糊壷を混ぜ返すような音が自分の股から聞こえて、おまけに姉さんのあそこの音よりも激しい。
高い大きな声が出て、太股に変に力が入ったところまでは客観的に顧みれた。
とても目を開けていられなくなった。体が反応するまま、声も動きも我慢できない。
何をどうされているのかわからない、ただただ気持ち良い。なのに刺激が消え去ってしまう。

「あ、あ、やめ、やめないで どうして?」
「姉さんがいくから、見ていてあげなさい」

ぎゅっと目を閉じていた姉さんが、少し目を開けてこっちを見る。
入り込んだ指は激しく出入りして、あそこはもう大洪水を通り越していた。
姉さんは額をベッドに擦り付けて、苦しそうに喘いでいる。きっと快感に耐えてるんだ。
何か小さく言ってから、ぐっとお尻を突き出して、指をひときわ奥まで押し込む。
ロイ、見て。僕にはそう聞こえた。大きく一声叫んで、姉さんは果てた。

数回透明っぽい液体が飛んで、粘った液体が指を押し退けるように出てくる。
吹くっていうくらいだから、最初に飛んだのが潮なんだろう。
指がゆっくり抜かれると、沸き出すような音と一緒に、さらに液体が流れ出た。
姉さんは腰を落として、丸まるように横になった。はあはあと荒い息をしている。
すぐ側にいって大丈夫かと聞きたかったけれど、再開された刺激に逆らえない。

でも、さっきより快感が遠のいてしまった。もう少しでいけそうだったのに。
早く、あの感じを早く取り戻したい、もっと気持ち良くなりたい。
これが快感を追うってことなんだね姉さん。わかってきたよ。
徐々に快感が高まっていく。気持ち良い、いくことも怖くなくなった。
目を閉じちゃったから、姉さんに見られてるかもわからないけれど、構わないや。
意識して言ってるつもりはないのに、覚えたての台詞が自然と口から出る。
「あっ あぁん、いっ、いや い、いきそう、ああっ!」
「そうか、もういくのかい?」
「いく、いきそう、あん! あっ、だめっ いきそうなの、いや……」
「いきなさい、何度でもいかせてあげるから」
「ああ、あ、ほんと に? いく、もういく、いっちゃう! いっ ああぁあっ!」













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